最上の空陸両用 11
322 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 22:58:56
それじゃ久しぶりに始めます、最上さん@11回目
よろしくお願いします
あらすじは、↑表紙に行って3回くらいマウスホイール回せば多分出てきます
323 名前:最上 あらすじパート[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:01:28
第501統合戦闘航空団、通称ストライクウィッチーズは、今や全周をネウロイの大群に囲まれつつあった…!
坂本「囲まれたな…突破は出来そうか、ミーナ?」
ミーナ「敵ネウロイ、大小合わせてその数一万…いくらなんでも弾が持たないわ、無理よ!」
バルクホルン「諦めるものか、私はたとえ最後のひとりになっても戦う!」
エーリカ「やめてよ、トゥルーデをひとりになんかさせるもんか…!」
宮藤「でも、このままじゃ…!」
リーネ「お願い…誰か、誰か助けてえ…!」
………………………………「待たせた!!!」
どかーん!
ぼぼぼんっ! …おおおんっ!!
づどんっ どばばんっ _
っどどん!! どどんっどんっ /|
ぎゅおお…!! → ばぁん! _ /
=> _.ノ\ ※グレンラガン的な爆発を想像しつつ
矢印に沿って読もう!
エイラ「え、なんだ、ネウロイが吹き飛んでいってるぞ!?」
サーニャ「あ…あれは!!」
ストライクウィッチーズの面々がそこに見たものは、果たして、
宙を浮く巨大な鉄塊がネウロイの群れを根こそぎになぎ払っていく姿だった。
否、視線を引いて全体を見てみれば、それが軍艦を縦に切ったようなシルエットの
2本の”脚”であり、それがネウロイを”蹴った”のだと『判』る。
そして、2本の脚の接点、その上半身があるべき場所に目を向ければ、そこには皆のよく知る一人の男の姿があった…!
ルッキーニ「おっちゃん!?」
シャーリー「<俺>だって!? …っていうかそのデカブツはいったいなんだ!?」
俺「黙っててすまない、これが俺の船”最上”の真の姿、超弩級ストライカー”最神”…! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
体力と魔法力を根こそぎつぎ込んでも7分しか稼働できない欠陥品だけどね、神の名前に負けないバケモノだよ。
さあ、早速だけど501のみなさん、俺はこれから単騎でネウロイ群に突撃を仕掛ける、その隙にみんなは退避してください!」
ペリーヌ「そんな、死ぬ気ですの…!?」
俺「はは、大丈夫、俺は死なないよ…これでもタフさだけが取り柄でね。必ず帰るさ、みんなのもとへ…。
…さ、行くぞネウロイども、全長200メートルの艦底キックと全15門の魔導艦砲…物理力も魔法力もすべてご馳走してやる。
うおおおおおおおおおおおおおっっ!!!」
<俺>少尉が501を、ひいては世界を救うと信じて…ご声援ありがとうございました!
324 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:02:40 ID:wkxQo9fc
さいじょうさんktkr
ひできでーす
…誠に申し訳ありませんでしたm(_ _)m
325 名前:最上 という夢だったのさ[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:04:39
早朝、<俺>の自室
………
……
…
俺「Zzz...Zzz...」
俺「…むあっ!?」ぱちっ
俺「む、むぃー…」のびー
俺「…朝か。
ふぁ…ねみ…」ぼりぼり
俺「なんか変な夢を見た気がするが…あれ、どんな夢だったか忘れた。まあどうでもいいよな」
俺「昨日は寝るのちょっと遅くなっちまったなあ。
俺はいいけど、ペリーヌには付きあわせちまって悪いことしたか…」
俺「あー、それにしても結構早く起きちゃったんだな。
でも、二度寝したら寝坊しそうだし、せっかくだから朝風呂にでも行くか」
てくてく
……
…
俺「風呂に着いた…んだが、あっちゃー、風呂のお湯がねえわ。
夜間哨戒に行くときは湯を張ってもらってるけど、今日は違うからしかたないか」
俺「…しかたねえ、散歩にでも行くかな。
そうなりゃまずは食堂に行って何かつまみでも探しますか、っと…」とぼとぼ
326 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:05:08 ID:XkEJhMa2
最神…なんだろう、忘れていた感覚を取り戻せそうな気がする…!
327 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:05:57 ID:XkEJhMa2
と思ったら夢オチ…だと…?
右手が疼く、とか第三の目が開くとか、ああいう感覚じゃないのかい?
328 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:06:12
食堂
………
……
…
俺「とおちゃーく。さて、何かあるかな、饅頭とか煎餅なんてありゃ最高なんだが、欧州じゃなあ」
俺「…しまった、昨日の夜使った茶器が台所に放ってそのままだ。
茶シブ付くと嫌だし、先にぱぱっと洗っちまいますか」じゃぶじゃぶ
サーニャ「…あ、<俺>さん」
俺「おや、サーニャさん、おはようございます。
今日ははや…いや、今日も夜間哨戒明けだよね、お疲れ様です」じゃぶじゃぶ
サーニャ「ありがとう、ございます…あの、<俺>さん、なにをしてるんですか?」ぱちくり
俺「洗い物だよ。昨日夜にお茶飲む時に使って、そのまんまだったから」じゃぶじゃぶ、ふきふき
サーニャ「そうなんですか…ふぁ…」
俺「さすがに眠そうだねえ。そういや、どうして食堂に?」ふきふき、しまいしまい
サーニャ「あふ…寝る前に、少しだけ食べたくて…」目こしこし
俺「そっか…ああ、なら俺が用意するから、サーニャさんは座ってていいよ。ついでにお茶でも一緒に持っていこうか?」
サーニャ「ありがとうございます…あの、そこの戸棚に、お菓子がありますから、もしよかったら一緒に…」
俺「え…あ、うん、わかった、ありがとう。
すぐに用意して持って行くね」
329 名前:最上さん >>324今となってはなぜ艦船に最上を選んだのか…[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:08:21
俺「はいサーニャさん、お茶と、お菓子持ってきたよ、どうぞ。
スコーンとかチョコとか…あと、サルミアキーとかいうのもあったよ」
サーニャ「なんでサルミアッキが…それは、除けておいたほうがいいと思います」
俺「さるみあっき…ふーん、まあいいや、ならどかしちゃうね。
お茶は、一応紅茶のハズなんだけど、淹れ方がよくわからなくて…不味かったらごめんなさい」
サーニャ「ふふ、いただきます…」ごくごく
サーニャ「大丈夫、おいし…んう、その、ちゃんと飲めますよ」
俺「あれ、ホント? ふむ、俺も…」ごくごく
俺「…むぐ! あはは、はっはっは、はっはっはっはっ…はぁ。
やれやれ、こんな事なら昨日ペリーヌさんが淹れてくれたときに、淹れ方を教えてもらえばよかったな」
サーニャ「ペリーヌさんが?」
俺「うん、昨日の夜にちょっと話をしたときにね。
リーネといいペリーヌさんといい、女の子っていうのはやっぱり料理が上手いんだねえ」
サーニャ「お茶って、料理なんでしょうか…。
えと、<俺>さんはお料理とかあまりやらないんですか?」
俺「俺かー。料理なんて、肉をどばーって焼いたりとか、それくらいかな。
一応、食べられる草の見分け方とか、草の食べ方とかはわかるけどさ、それは料理って言わないだろうし」
サーニャ「でも、山菜を使ったお料理とか、ありますよね。
扶桑でも、山菜のスープとか、サラダとか、いろいろなお料理があるって芳佳ちゃんに教えてもらいました」
330 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:10:06
俺「あははー、俺のはそういうのとはちょっと違うかなあ、なんせ調理するのは本当にただの雑草だし。
…そういや草って言えば、この前はペリーヌさんが草の料理をふるまってくれたっけ。
なんか味が薄かったせいか、みんなにはあまり評判がよくなかったみたいだけど」
サーニャ「あ、ハーブ料理ですよね。ペリーヌさんには申し訳ないですけど、わたしも…あれはちょっと」
俺「俺はそれほど嫌いじゃなかったんだけど、それはあの手の味に舌が慣れてるからだろうしなあ。
それに、俺もどっちかといえば濃いヤツのほうが好きかな、肉とか。
多分リベリオンとかカールスラントとかにはそういう料理がいっぱいあるんだろうけど」
サーニャ「男性の方はお肉とか好きそうですけど、やっぱり<俺>さんも好きなんですね」
俺「ガッツリ食べると元気が出るよ。サーニャさんはどういうのが好きですか?」
サーニャ「私は、ピロシキ…穀類とか、果物とかが好きです。
…ええと、あの、そういえばガリアはお菓子が美味しいですよ。マカロンとか、シュークリームとか」
俺「ああ、しゅーくりんなら扶桑でもお店屋で見た事あるなあ。食べたことはないけど」
サーニャ「そうなんですか。
たまにペリーヌさんが持ってきてくれるんですけど、今はなくて…」
俺「そうなんだ、ちょっと残念。
ああ、そういえば、ここの食事って確か持ち回りで作ったりしてるんですよね?
俺もいつか作ることになるのかなぁ」
サーニャ「ええっと…どうなんでしょうか?」
俺「肉のドカ焼きとかでいいのかなあ、と思ったけど、女の子にはあまり肉料理はウケなそうな気がするなあ。
どうしよ、宮藤あたりに教えてもらったほうが…」
331 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:11:16 ID:wkxQo9fc
やっぱ航空巡洋艦という響で惚れる
しびれるあこがれるぅ、ですね
332 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:11:35
ぺーぺぺぺぺぺーぺー、ぺーぺぺぺぺぺー、ぺぺぺぺーぺぺー……
俺「おわ、始業の鐘だ!?
いつの間にか、結構な時間が経ってたんだな…」
サーニャ「ホントですね…びっくり」
俺「さて、仕事だ仕事。ブリーフィングルームに行くかな。
サーニャさんはどうします、部屋に帰るなら送っていきますけど」
サーニャ「ブリーフィングだけ出て、寝ようと、思います…」
俺「大丈夫ですか?
無理しないほうが…」
サーニャ「ううん。
<俺>さんとお話してたら、少し目が冴えてきましたから」
俺「そうですか?
ま、それなら一緒に行きますか」
サーニャ「はい」
俺「よし、じゃ食器さっさと洗ってくるからちょっとだけ待ってて」
サーニャ「はい」
333 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:13:07
ブリーフィングルーム
………
……
…
エイラ「宮藤!
サーニャ!サーニャを見なかったか?」
宮藤「サーニャちゃん?
ううん、みてないよ」
エイラ「そっか…おかしいなあ」
リーネ「サーニャちゃんがどうかしたんですか?」
エイラ「実は…きのう夜間哨戒から帰ってから部屋に戻ってきてないみたいなんだ」
宮藤「ええっ!?
えと、まず基地に帰ってきてるのは間違いないんですか?」
エイラ「格納庫に行ってみたけど、ストライカーはちゃんとあるし、帰ってきてるのは間違いないんだ。
どど、どうしよう、途中で眠すぎて倒れてたりしたら、カゼひいちゃうじゃないかあ!」
宮藤「エイラさん落ち着いて、私も探すの手伝います」
リーネ「わ、私も」
俺「おはようございます」
サーニャ「…おはようございます」
334 名前:最上 >>331濡れるよね、航空巡洋艦。浪漫だよね![sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:15:02
エイラ「さっさささサーニャ!?
心配したんだぞ、どこにいたんだよー!」
サーニャ「ごめん、エイラ…わたし、食堂にいたの。
夜間哨戒が終わったらお腹が空いたから、少し食べてからお部屋に帰ろうと思ったんだけど…」
俺「すまん、俺がちょうど食堂にいてさ、いっしょにお茶飲んでた」
宮藤「そうだったんですか。何事もなくてよかったあ」
エイラ「なにいってんだよ、何事もないことあるか!
このやろー、勝手に連れまわしやがって!」
リーネ「ひっ」びくっ
サーニャ「エイラ…違うわ、あの、私がもご」(; ̄b ̄) シーッ
俺「ああ、確かに俺の配慮がたりなかったみたいだ。
心配させちまってホントに悪かった、すまんエイラ」
エイラ「…フン。
ほら、サーニャ行くぞ」ぐいっ
サーニャ「あっエイラ、そんなに手を引っ張っちゃ…」すたたた
リーネ「あの、<俺>さん…」
俺「ん。
リーネも、びっくりさせちまって済まない」
335 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:16:17 ID:wkxQo9fc
うむ、濡れる
だがみっちゃんなら初代最上を選ぶだろうな、とか思う
通報艦ですね、わかりません。
336 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:17:06
ブリーフィング開始
………
……
…
バルクホルン「みんな揃ったな。
昨日ミーナ中佐から通達があったとおり、連合軍司令部への出頭のため、
ミーナ中佐、坂本少佐の両名は、本日は朝から基地を離れている。
従って、不在の間は残るメンバーでもっとも階級の高い私とシャーリー大尉が指揮をとる」
シャーリー「というわけだ、みんなよろしくなー」
バルクホルン「二人は本日の夜には帰還する予定だ。
ミーナ中佐の指示通り、今日は哨戒班を除き基地待機とする」
ルッキーニ「やったーお休みだー!」
バルクホルン「フランチェスカ・ルッキーニ少尉、基地待機だ、き・ち・た・い・き!
だいたい、貴官は今日は哨戒任務の担当だろうに」
ルッキーニ「うじゅぎゃー!
わーすーれーてーたー!」
シャーリー「あはは、がんばれルッキーニ。
それと宮藤とペリーヌも、面倒だろうけど頼むな」
「はい!」「了解」
バルクホルン「非常時は私とシャーリー大尉に連絡してくれ。
特に、今日はミーナたちがいないので、非常時には普段以上に迅速な行動を心がける必要がある。
何か不審な状況を確認したら、直ちに連絡するように」
337 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:19:00
バルクホルン「夜間哨戒は、サーニャと<俺>の両名。
まあ、夜にはミーナたちが帰ってくるので、通常どおり実施してくれ」
「了解しました」「了解です」
バルクホルン「残りのメンバーは待機とする。
重ねて言っておくが明日は休日ではない、基地待機だ!
緊急時には即対応できるよう備えておくこと」
シャーリー「…とは言ってもあまり気にしすぎてもしょうがないし、基地のみんなは普段どおりでいいよ。
なにかあったらよろしくな、って事でさ」
バルクホルン「なにを言っているリベリアン。
今日は戦力が減っているんだぞ、本来なら全員ハンガーでスクランブル待機にしてもいいくらいなんだ」
シャーリー「まったく、おカタイなあカールスラント軍人は。
そんな、一日ハンガーに縛り付けて無駄にくたびれさせたら、イザって時にちゃんと戦えないだろ?」
エーリカ「さっすが、シャーリーは話がわかるぅ!」
バルクホルン「なっハルトマン!お前というヤツは…」
シャーリー「…まあでも、今日は中佐の空間把握も少佐の魔眼もないし、作戦立案にも時間がかかるとおもうんだ。
だから、バルクホルンの言うとおり、哨戒のメンバーはなにかあったら早めに連絡をくれると助かるかな」
ペリーヌ「了解しました」
バルクホルン「…まったく、我々は大きな責任を負っているというのに、脳天気なリベリアンめ!
まあ、通達事項は以上だ。
では、解散」
338 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:21:18
バルクホルン「では、シャーリー大尉、私は執務室に行く」すたすた
シャーリー「はいよ、了解」
シャーリー「…行ったか。
まったく、ちょっとのあいだのお留守番だってのに気合いれすぎだよなあ」
ペリーヌ「そういうシャーリー大尉はチカラを抜きすぎですわ。
少佐たちの代理なんですから、もうちょっと真剣にやってくださいませんこと?」
シャーリー「あはは、これでもあたしはあたしなりに真面目にやってるさ。
ま、ペリーヌは今日は哨戒チームじゃ階級が一番上だし、リーダー役をよろしく頼むな。
ペリーヌなら今日みたいな日でも任せられるし、頼りにしてるよ」頭ぽんぽん
ペリーヌ「!
…こほん、その、了解ですわ、任せてくださいまし」(///)
シャーリー「ルッキーニ、それに宮藤もな。
がんばってくれよ」
「うん、まっかせてよ!」「はい!」
俺(シャーリーさんって人をノセるの上手いな。
さて、俺はこれからどうするかな)
エイラ「私たちは寝ようか、サーニャ」
サーニャ「うん、エイラ…」
リーネ「今日はみんな大変そうだな、ご飯頑張って作らないと…」
339 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:22:45
俺「夜間哨戒まで…寝るか」ぽてっ
………
……
…
俺「Zzz...Zzz...」
俺「…むあっ!?」ぱちっ
俺「む、むぃー…」のびー
俺「…やべ、もう夕方か。
ふぁ…ねみ…」ぼりぼり
俺「朝飯食って、散歩して、昼飯食って、寝て、そして今に至る、か。
なんか一日の使い方がもったいねえ気がする」
俺「…とは言え、あんまり活動的になりすぎても夜眠くなるしな。
さて、晩飯の時間も近いし、食堂に行きますか?
だが、まずは風呂だな」
てくてく
……
…
俺「あっちゃー…人が入ってるっぽいな、話し声が聞こえる。
誰だー…って、聞き耳たてるのも無粋ってもんか」
俺「しかたねえ、メシだメシ。
ま、夜間哨戒明けに風呂をいただくってのも悪くはないさ」てくてく
340 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:26:11
ばんごはん
………
……
…
俺「え!?
ミーナ中佐たち、今日は帰って来ないんですか?」
バルクホルン「ああ、帰還は明日以降になると夕方頃に連絡があった」
シャーリー「なんか、ハッキリとは言わなかったけど、連合軍司令部でやってる会議でモメてるっぽい雰囲気だったよ。
多分そのせいだろうね」
宮藤「心配ですね…」
エイラ「わたしたちが心配したってどうにもならないけどな」
ルッキーニ「それよりそれより、明日も中佐たちがいないってことはー…!
明日もおやす…にゃにゃ、きちたいきって事だよね」
バルクホルン「なにを言っているかフランチェスカ・ルッキーニ少尉。二日連続で訓練をあけるなんてあるはずがないだろう。
ちゃんと今夜中に訓練メニューを作成するから安心しろ」
ルッキーニ「に゛ゃー!」
シャーリー「いや、中佐たちがいない今、あまり訓練に力を入れてみんなを疲れさせてもしょうがなくないか?」
バルクホルン「非常時とはいえ、訓練を始めとした通常の任務を怠れば隊全体の戦力が低下するし、なにより軍紀が維持できん。
休むべき日に休むのは構わんが、明日はそうではないだろう。ならば当初の予定通り訓練に充てるべきだ」
エーリカ「もー、ご飯食べてる時にそういう話はカンベンしてよー」
341 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:28:09
バルクホルン「だいたい、貴官はいい加減なんだシャーリー大尉。
隊の指揮を任されるということがどれほどの重大事なのか、その認識がまるで足りない」
シャーリー「無駄にガチガチになって部下にガミガミ言うことが指揮するっていうんなら、そうかもな」
バルクホルン「…なにが言いたいんだ、リベリアン」
シャーリー「別に?
それより、これ美味しいなあリーネ」
リーネ「あ、は、はい!ありがとうございます…」びくびく
バルクホルン「シャーリー大尉、どういう意味かと聞いている…!」
……
…
ペリーヌ「あの二人、今日はずっとあんな調子ですわね…」
俺「えーっ…そうなんですか?アレが?ずっと?
あの二人って、あれほど仲が悪い印象ってなかったんですけど、なんで今日はあんなに言い争いしてるんですか?」
エーリカ「そりゃ、普段はミーナや少佐がいるから。
でも、今日はあの二人がいないから歯止めをきかせる人がいないんだよね」
エイラ「そういうのは、ハルトマン中尉の役目じゃないのか?」
エーリカ「いつものトゥルーデなら簡単なんだけど、今日はちょっと事情が違うからなー。
隊長代理として基地を任されて、気合いが入りすぎなんだよね」
342 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:32:06
シャーリー「今日だって特に問題なく終わったじゃないか、何が問題なんだ?」
バルクホルン「それは結果論に過ぎない。
観測班はしばらくは出現率が低いと言っているとはいえ、万一ネウロイが現れた時のことを考えれば…」
シャーリー「ネウロイが出たときのために哨戒だってやってるし、その万が一に必要以上に怯えるのが
どうなのさ、って言ってるんだ。
どうせ明日には中佐たちが帰ってくるんだから、それまでは無理に通常通りの運営を
しようとしなくたっていいじゃないか」
バルクホルン「どんな状況であろうが、普段どおりに任務をこなす事が軍として最も肝要な事だと
言っているのがなぜ分からん…!」
……
…
リーネ「……」びくびく
宮藤「リーネちゃん、大丈夫?
もう、ふたりとも、ご飯を食べてるのにケンカなんて…」
俺「なんとかならないんですか、ハルトマンさん?」
エーリカ「ああなっちゃったら、もう放っておくしかないんじゃないかな」
サーニャ「でも、このままじゃ、よくないと思う…」
ルッキーニ「そーだよ、ゴハンは楽しく食べなきゃもったいないもん」
エイラ「ルッキーニにしちゃいいこと言うな、横で言い争いされてちゃ雰囲気悪くなっちゃうもんなー」
ペリーヌ「食事云々はともかくとして、指揮官ふたりがこう反発しあっているのでは困りますわ」
俺「確かに…俺達これから夜間哨戒なのに、こんなんで大丈夫なのかな?」
343 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:33:03 ID:puOFfOJ6
支援支援
344 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:33:38
そして夜、夜間哨戒担当は滑走路へ
………
……
…
サーニャ「よろしくおねがいします、<俺>さん」
俺「よろしくお願いします、サーニャさん」
サーニャ「今日で、三回目ですね…。
どうですか、やっぱり暗いのには慣れませんか?」
俺「いや、だいぶカンがつかめてきた気がします。
誘導灯は相変わらず良く見えませんけど」
サーニャ「あの…もしよかったら、また、手を繋いで上がりましょうか?」すっ…
俺「ああ、ありがとうございま…
いや、今日は一人で上がってみます」
サーニャ「そうですか…。
でも、大丈夫ですか?」
俺「いつまでも甘えてばかりもいられませんからね」
サーニャ「…わかりました。
それじゃ、先に上がってください、私が後ろから見て、問題ないか確認します」
俺「ありがとう。
それじゃ…<俺>少尉、発進する!」ぶぉろん、ぶおろろろろろろ…
345 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:38:06
夜、上空
………
……
…
俺「あはははは、なんとか一人で上がれました」
サーニャ「はい、よかったです。
…でも、あの…」
俺「ん?」
サーニャ「ええと、次からはもう少し上昇の角度を抑えたほうが、いいかもしれません。
低空では水平線を視界の隅にでも収めておけば、平衝感覚を失う可能性がより少なくなりますから」
俺「はい」
サーニャ「それと、もし空が晴れているんなら、適当な星を目印にして、それにめがけて飛び上がるような
感じで飛べばいいんですけど、いつも晴れているとは限りませんから、
そのあたりは体を慣らしてしまうほうが…」
俺「そうか、地上の誘導灯や標識が見えなければ、空に目印を決めてしまえばいいって事ですね」
サーニャ「はい。
昼に飛び立つ時とは、気をつけないといけない点が違ってるから、大変ですけど、
慣れてしまえば、大丈夫だと思います」
俺「了解、ありがとう…ございます。
次からは気をつけてやってみますね」
サーニャ「うん…がんばってください」
346 名前:最上 支援ありりん[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:40:40
俺「…そういえば、朝はごめんなさい。
エイラのヤツ、あれから怒ってたりしませんでした?」
サーニャ「え?
あの、はい、大丈夫です」
俺「そっか、よかった」
サーニャ「どちらかというと、私のほうが<俺>さんに謝らないと。
でも、エイラがあんな風に怒るなんて、私…」
俺「いや、そもそもお茶を淹れるって提案したのは俺のほうなんだし、
サーニャさんが俺を誘ってくれたのは俺にとっては嬉しいことだよ。
でも、だからこそ、同室のエイラの事まで考えておくべきだったんだ。
例えば、俺がサーニャさんに『書き置き一枚でも書いてくれば』とか言っておけばよかったんだよ」
サーニャ「でも、本当に、ごめんなさい…」
俺「はは、だからサーニャさんが気にすることじゃないですって
なら、俺もごめんなさい。これでアイコって事で、ね?」
サーニャ「…はい」
俺「エイラはサーニャさんの事を大切にしてるからなぁ。
普段だったら寝てるはずの時間に俺とお茶してたなんて言われたら、
俺が無理やり連れ回してるっていう印象になっても仕方ないかもしれない」
サーニャ「でも、誤解なのに…」
347 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:42:21
サーニャ「あの、<俺>さん」
俺「ん?」
サーニャ「…<俺>さんは、エイラの事、どう思ってますか?」
俺「エイラの事?」
サーニャ「はい。エイラは、本当はとても優しい人なんです。
でも、<俺>さんにはそういう部分を見せないから…」
俺「まあ、俺に優しいエイラとかちょっと想像できないしなあ…」
サーニャ「それだけじゃなくて…特に<俺>さんに対しては、悪戯が多い感じがして…
<俺>さんはオトナの人だから、あんまりからかっちゃダメって言ってるんですけど」
俺「あはは、確かにエイラのヤツは俺をたまにからかってくるけど
俺だって同じくらい仕返ししてるから、どっこいどっこいだと思うよ?」
サーニャ「あの、じゃあ…嫌い、とかじゃないんですか?」
俺「嫌い?
まさか。全然そんな事ないよ」
サーニャ「それじゃあ、好きですか?」
俺「ぶっ!?」
348 名前:最上[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 23:44:37
サーニャ「<俺>さん…!?」
俺「けほけほ、げっふんげふん!
いきなりなにを言い出すかと思えば…」
俺(ってゆーかおいおい、別にこれはそーいう意味での『好き』を問うてるんじゃなくて
人間としてどうか、とか友達としては的な主旨の質問だろう、何を慌ててんだか俺は…)
サーニャ「えと、どうですか?」
俺「うん、好きだよ。
話しててストレスたまらないし、お互いに気を遣わず好き勝手やりあえる感じだしね」
サーニャ「そう…よかった」ほっ
俺「ま、この部隊の人たちはみんな好きだよ、俺は。
みんな可愛いし、良い子だもの。一緒にいて楽しいよ」
サーニャ「ふふ」
俺(…やっぱ、俺はこういうやりとりのほうがあってるんだなあ。
最近ミーナ中佐やハルトマンさんあたりに妙な感じで突っ込まれて、ヘンに色恋なんぞ意識することが
多くなっちまってたけど、そんな風に考えなくたって別にいいんだよな、うんうん)
俺「うん、サーニャもかわいいかわいい。
笑ってるサーニャ、俺は好きだな」
サーニャ「!?」かああっ(///
俺「さ、そろそろ空も白み始めてきたし、帰りましょっか」
最終更新:2013年01月30日 14:14