最上の空陸両用 19




385 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 00:07:56.72 ID:3XZkS9HK0
というわけで(何がだ)始めます最上さん@19回目

サウナ回です


386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:09:33.83 ID:5leAexT+0
おお、待っていたぞ支援


387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:10:51.06 ID:fvOSPzfP0
支援


388 :最上の空陸両用 あらすじパート:2012/04/24(火) 00:12:04.91 ID:MC/XgPFW0

風呂。

お湯を張って入るもの。
あたたかくてきもちいい。


サウナ。

湿度と温度の高い部屋に入って汗を流すもの。
あたたかくてきもちいい。



まあ、確かに両方とも『あたたかくてきもちいい』のは同じだけど

だからって、お風呂の代わりにサウナって……。



っていうか、なんでサーニャさんとエイラと一緒に入ることになってるんだろう、俺?

それは、エイラが誘ってきたから。



っていうか、なんで誘ってきたの?


なんで?


389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:15:31.02 ID:5leAexT+0
わっふるわっふる


390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:16:18.18 ID:7Igs2R5s0
あら懐かしい支援


391 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 00:16:25.06 ID:MC/XgPFW0
入室
………
……

俺「うわ、せま」

エイラ「いいからさっさと入れ。オマエいちばん奥な」

俺「へーへ。それより、ちゃんとその、タオル。前!」

エイラ「ば、バカみるんじゃねー!」

俺「み、みてねーよ!
   っていうか見えないように言ってるんだろ…」



|===============================|
|.∧ ∧   . '´   `ヽ  ▼´   `▼  ...||
|(´-ω-)  ! イル'ヽメ))  i イ((イ゙メ)ル  ||。
| ⊃⊂   | !(リ ゚ ‐゚ノ''  ルィ! ゚ ヮ゚ノィ! .|
|俺「よいしょっと」ぼすっ          .|
|     エイラ「ふー」すとん       |
|           ーニャ「……」すと |
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俺「…っていうか、一応火は入ってるみたいだけどあまりあったかくないな」

エイラ「これからあっためるから待ってろよ」

俺「はいはい。
  ま、この場は全部お任せしちまうから、ヨロシク」


392 :最上さん 影羅「さーにゃんの名前切れた許されざるよ:2012/04/24(火) 00:22:47.16 ID:MC/XgPFW0
俺「しかし、これがサウナかー」

エイラ「入ったこと無いのか?」

俺「普段は風呂だからな。
   しかしまあ、よくわからん空間だな。なんで部屋の中に石が…」

エイラ「ばか、それ触るな、やけどするから」

サーニャ「その焼けた石に水をかけて蒸気を起こして、部屋を蒸らすんですよ

エイラ「じゃ、水かけるぞー」

さばば
  もわわー

俺「わー、湯気が」

サーニャ「こうやって、部屋の温度と湿度を高めていくんです」

俺「ほー。
  ……ほう、確かになんか、蒸らされてるような感じになり始めてきたな」ほかほか

エイラ「どーだ、あったかいだろ」ほかほか

俺「うん、いい。
  しかし、それにしても狭いな。
  3人で入るとぎりぎり肩がくっつかない程度なんだな」ほかほか

エイラ「あんまこっちくんなよ、肩がひっつくだろ」ほかほか


393 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 00:28:23.82 ID:MC/XgPFW0
俺「しかし、なんか呼吸する空気が水気多くて息苦しいな」

サーニャ「だいじょうぶですか?」

俺「大丈夫だよ、サーニャさんありがとう」

エイラ「サウナの湯気の中にはな、トントがいるんだぞ」

俺「とんと?」

サーニャ「スオムスの言い伝えにある、サウナの妖精のことです」

エイラ「トントはホントにいるんだぞ、サーニャ。
     いつか見えるようになれればいいのになー」

俺「お前にはそのとんととやらが見えるのか?」

エイラ「とーぜんダナ。
     今だって、そこらへんの湯気に紛れてるんだぞ」

俺「へー」

エイラ「信じてない顔だな…」

俺「まあ、見えないからなあ」

エイラ「フン」

エイラ「…って、あれ、おかしいな。
     なんかいつものモヤモヤがない」


394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:30:43.71 ID:5leAexT+0
支援だ支援だ


395 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 00:33:10.63 ID:MC/XgPFW0
サーニャ「エイラ、なにか言った?」

エイラ「え、なな、なんでもない」

俺「ところで、入る前に渡されたこのナゾの木の枝は一体何だ?」ひこひこ

エイラ「ヴィヒタだな。
     白樺とかオークとかの枝を束ねて作るんだ。
     カラダをこれで叩いて血行をよくしたりするんだぞ」

俺「へー。
  やっぱりというか、前を隠すためのモンじゃなかったんだな」ぱんぱん

エイラ「うわ、狭いんだからカラダをはたくのやめろ!
     汗が飛ぶだろ」

俺「あ、すまん。
  …っていうか、それならやっぱこれ前隠すのにしか使えないじゃんか」

エイラ「うっさいなあ。
     サウナにはヴィヒタを持って入るのがいいんだよ。
     ホントは、ちゃんと最初から自分で作って入るのが一番いいんだけどな」

サーニャ「残念だけど、さすがにそこまでこだわる時間ないもの」

エイラ「そーなんだよなあ」


俺「……」
  (くんくん。ふむ、なんかちょっと良い匂い)


396 :最上の空陸両用 支援感謝ですわ:2012/04/24(火) 00:38:36.74 ID:MC/XgPFW0
俺「…ほへー」ぼー
  (かるくのぼせてきたかも)

サーニャ「<俺>さん、大丈夫?」

エイラ「サーニャ気にしすぎ。
     大のオトナがいちいち弱音吐くな」

俺「お前はもうちょっと優しさをだな…まあいいや。
  しかし、汗がだくだく出るなー」

エイラ「サウナで汗をどんどん流して、それを最後に水風呂で洗い落とすんだ。
     気持ちいいぞー」

俺「み、水風呂?
  うわー、それはちょっと」

エイラ「んー?
     なんか宮藤もいやそうにしてたけど、扶桑人って水風呂入る習慣ないのか?」

俺「好きな人は好きなんだろうけど、俺にはわからん趣味だな」

サーニャ「汚れや汗を軽くさっと流すくらいでいいんですよ」

俺「へー。
  なんか水泳場の腰洗い曹みたいだね」

エイラ「なんだそれ」


397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:41:07.86 ID:5leAexT+0
支援ー


398 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 00:41:52.58 ID:MC/XgPFW0
俺「まぁ、確かに見てみたらエイラもサーニャさんもけっこう汗みずくだね」

サーニャ「…はずかしい」

エイラ「ばか、こっちみんな!」

俺「ふわわ、悪い。
  あー……ところで、ふたりはよくサウナ入るの?」

エイラ「まーな。っていうかスオムスじゃふつうサウナだからな」

サーニャ「逆にお風呂って、501に来る前はあまり入ったことなかったです」

エイラ「ほら、少佐が扶桑人だろ?
     それでブリタニアにいた頃から、基地には風呂があったんだけど…」

俺「それで入るようになったのか」

エイラ「でも、ホントはもうちょっとサウナをでかくしてほしいんだよなー。
     これじゃトントも窮屈そうだ」

俺「たしかに、俺達3人でもぎりぎりだし、女の子だけでも4人入るのは無理なスペースだな。
  それでも前かくして入れるだけ、風呂よりはみんなと一緒に入りやすいかも知れんけど」

エイラ「うげ、ほかのヤツらとも入りたいのかよ」

俺「例えばの話だ、突っ掛かるなよな。
  …それにしても、ちょっと頬が赤くなってきてるけど、ふたりとも大丈夫か?」

エイラ「だだ、だから見るなっての!」


399 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 00:47:54.08 ID:MC/XgPFW0
サーニャ「ふー」
    俺「ふー」

サーニャ「あ」

俺「あはは、タイミング合いましたねー」

サーニャ「ふふ」

エイラ「にまにまするな、なんかスケベっぽいぞ」

俺「なにいってんだ、そもそもサウナにはお前が呼んだんだろーが」

エイラ「そ、そりゃそーだけどさ…」もごもご

俺「…それにしてもあちー。汗がだくだく落ちてくな」ぱさんぱさん

エイラ「だからヴィヒタで仰ぐな、汗が飛ぶだろ」

俺「あいあい」

俺(しかし、面白いくらい汗がどぼどぼ出るな。
  足から伝った汗で床に水たまりができてら)

俺(なんとなしにぺちぺちと足裏で踏みつけてみる)ぴちゃぴちゃ

俺「……」ちら

俺(隣のエイラの足元も結構な水たまり作ってるな。
  別に俺だけが特別に汗だくってわけじゃないって事か)


400 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 00:53:24.69 ID:MC/XgPFW0
俺「あ」

エイラ「なんだ?」

俺「や、なんでもねー…」
  (床がわずかに傾いてるのか、エイラの作った水たまりが少しだけ俺の方に寄ってきてる)

俺「…ふむ」
  (……こうやって、俺の水たまりの端っこをすすっと引っ張ってつなげてみると)つつつ…

ぷちゅ…

俺「うし」
  (つながって橋が出来た)

エイラ「?」

俺(よし、道が拓けた。突撃小隊前進でありまーす…と。
  へへ。水たまりって、一度繋がると、あとは勝手に混ざり合ってでかくなっていくよな)

つぷぷ…

エイラ「…さっきからたまに下むいてどーしたんだ?」

俺「いやいやいや、な、なんでも?」

エイラ「?」


401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:54:38.87 ID:5leAexT+0
支援ダゾ


402 :最上の空陸両用 支援ありがたう:2012/04/24(火) 01:00:51.09 ID:MC/XgPFW0
俺「ふむふむ」
  (へへへ、隠密行動すべし、と。
  親指の先でこっちに運河を作っていくと…そりゃ)

つつ…

俺(おお、こっちも繋がった)

サーニャ「<俺>さん、なんか楽しそう…?」

俺「そ、そーかな?」
  (サーニャさんもすごい汗だな)

俺(さて、俺の侵略活動を再開しよう。
  …お、なんかもう俺とエイラの版図が完全に交じり合ってる)

俺「おー」
 (俺の足先からエイラの足先までの大帝国が完成した!)

俺(謎の達成感が…。
  しかし、汗と汗で繋がった、ひとつの大帝国か。
  …俺と、エイラの、…って考えようによってはなんか妙にエロいぞこれ)かああっ///

ぱちゃん!

エイラ「うわっ!
     なんだ、急に足を踏み落とすな、汗が飛んだぞ!」

俺「す、すまん」


403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:01:12.15 ID:UjWlOla80
支援


404 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 01:03:07.12 ID:MC/XgPFW0
俺(やれやれ…まったく、のぼせてるのか?
  何をヘンなコト考えてるんだ)

サーニャ「…!?」

俺(まぁ、確かにその、体液が混じり合うだとか繋がるっていうのはちょっとエッチだが、
  俺は別にエイラにそーいう目を向けてるわけではないのだし)

エイラ「どうした、サーニャ?」

俺(そうだ。
  俺には少女性愛のケなんてねーんだから、そんな。
  確かに、ウィッチであるこの子たちは綺麗だけど、それとこれとは)

サーニャ「ちょっと…」

俺(でも、それなら俺、俺のペリーヌさんへの気持ちは…。
  って待て待て待て!
  そっちのほうに思考を持っていくのはまずい、別のことを考えるべき…!)

ぴと

俺「うわっ!」

俺「おいエイラ、肩をくっつけるな。
  …って、どうした?」

エイラ「サーニャがのぼせた」

サーニャ「はう…」くらくら


405 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 01:09:02.46 ID:MC/XgPFW0
退出
………
……

ぱたぱたぱた

エイラ「どうだ、サーニャ?
     気持ち悪くないか?」あおぎあおぎ

サーニャ「うん、ありがとう…」

エイラ「ごめん、わたしがついていながら…」

俺「エイラのせいじゃないさ、きっと。
  今日は雨に降られたりしたし、いつもよりコンディションが悪かったんじゃないか?」

サーニャ「はい。
       心配かけてごめんね、エイラ」

エイラ「サーニャ…」

俺「…とりあえず、ここは風が冷たいし、横になるにしても
  部屋まで行ったほうがいいんじゃないか?」

エイラ「そーだな。
     サーニャ、立てるか?」

サーニャ「うん…」ふらふら


406 :最上さん このあと予約ないはずだけど、あと3、4レス続けてもいいのかしら?:2012/04/24(火) 01:15:17.49 ID:MC/XgPFW0
俺「…まだ足元がおぼつかない感じだな。
  よし、俺が運ぶよ」

サーニャ「でも…」

俺「転んだりしたら危ないし、休むんだったら早めに移動したほうがいいし。
  …エイラ、いいか?」

エイラ「あ、ああわかった」

俺「じゃあ、失礼します。
  よっこいしょっと」ひょい

エイラ「…!」どき

俺(…相変わらず、軽いな。
  女の子とは言え、もうちょっと肉がついてるくらいのほうが健康にいいんだが)

サーニャ「お、重くないですか?」

俺「サーニャさんはむしろ軽すぎですよ、もっと食べないと」

エイラ「……」じー

俺「…おい、行くぞエイラ」

エイラ「お、おう」


407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:19:45.45 ID:+SFeNLsg0
モチのロンさ支援


408 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 01:21:46.96 ID:MC/XgPFW0
サーニャ、エイラの部屋
………
……

サーニャ「すー、すー」Zzz

俺「運んでる間に寝ちゃったな」

エイラ「外の空気吸って、のぼせたからだが冷めたんだろうな。
     なんにせよ、よかったよかった」

俺「…すまんな、気が付いてやれないで」

エイラ「そりゃわたしも同じだな」

俺「そうか。
  …さて、それじゃ俺もそろそろ部屋に戻るとするかな」

エイラ「あ、あのさ」

俺「ん?」

エイラ「えと、その…」

俺「なんだ、はっきりしないな。エイラらしくもない。
  どうした?」


409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:23:11.71 ID:5leAexT+0
支援ナンダナ


410 :最上の空陸両用 ナイト支援ウィッチ感謝:2012/04/24(火) 01:26:12.60 ID:MC/XgPFW0
エイラ「…オマエって、なんなんだ」

俺「どーいう意味だ?」

エイラ「きっと、トントはサーニャを通じてヒントをくれてるはずなんだ」

俺「?」

エイラ「あのな。
     ついこの前、わたしとサーニャとオマエの3人で飛んだ日のこと、憶えてるか?」

俺「これまたいきなりだな…今日じゃなくてか?
  たしか4、5日くらい前の…ああ、あの輸送機が落ちそうでごたごたした日のコトか。
  覚えてないわけないだろ、あの日はホントに死ぬかと思った」

エイラ「サーニャをおいて逃げるっていったオマエのことが、本当に許せなくて、
     でも、本当はそれがサーニャのためにも正しいことだっていうのもどこかでわかってて」

俺「…ん?」

エイラ「今思えば、あの日サーニャを、それにわたしを守ってくれたのは、多分オマエだったんだ」

俺「なんだそりゃ。あの日はお前だって、頑張ったじゃないか、エイラ」

エイラ「まま、ま、まだわたしが話してんだろ、ちょっと黙ってろよな!」

俺「…む」

エイラ「あ、ごめん……。
     えーと、その…うまくいえないんだけどさ、わたしは。わたしは…」


411 :最上の空陸両用:2012/04/24(火) 01:33:25.49 ID:MC/XgPFW0




             エイラ「……わたしは、オマエになりたいのかもしれない」







412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:34:01.98 ID:LStwuKUQO
ほっしえん


413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:38:24.22 ID:MC/XgPFW0
というわけで今日はここまで
本当はもうちょっと長い話になりますが、VIP久しぶりで投下間隔がうまく測れてなさげなのと、
直前になって書き直しの妖精が現れたので別の日にします

あらすじならぬあとすじ
この先のお話は13話を予習いただくとスムーズです
最上さんに割り振る時間を勘案の上、ご賞味ください

ではまた
遅くまで支援ありがとうございました


414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:41:44.54 ID:5leAexT+0
乙だ!
続き待ってるぞよ


415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:47:05.99 ID:+SFeNLsg0
乙!


416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:49:32.25 ID:KSef7ngnO
乙ん

続きはこちら













ここから下、怪しげなサウナうんちく。ぶっちゃけググったほうが早い。

※部屋を蒸らす
ロウリュという。

ちなみに、数少ない経験上、本文で書いてるほど湯気は出ない。
アニメ2期6話のサウナシーンでもそれほど湯気はない。
トントがいたら丸見えであろう。



※ヴィヒタ
地域によってはヴァスタとも言うらしい。
ちなみにヴィヒタの材料になる白樺はスオムスもといフィンランドでは
最も親しまれている木のひとつとされている、らしい。

湯気さん、月光さんと違い円盤化してもサイズが減衰しない最強の遮蔽物でもある。

最終更新:2013年01月30日 14:21