魔人と呼ばれる俺 第三話前編「簡易軍法会議とお風呂と俺」

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朝…格納庫

…マズイ
非常にマズイ
二人に挨拶してから出掛けるのを忘れてた
夜間哨戒は終わっているはず…なら今は二人の自室か

今のうちに部屋に篭ろう
ストライカーを脱ぎ部屋に入りベッドに横になる
疲れたな…

…何故気付かなかったんだ…二人が俺の部屋に居た事に

エイラーニャ「「俺!」さん!」

俺「ひゃい!?」

ごめん、変な声出た
でもいきなり抱き着かれたら仕方ないだろ?

二人とも何か言いたかったらしいが眠気には勝てなかったらしくそのまま眠ってしまった
…まんざらでもない俺はなんなのだろうか…
頭を撫でようとして…やめた
この手を血に染めたのは昨日の事だ…今はやめておこう

こら!人の服の中に顔を突っ込むな!本当に寝てるのか!?
どうしてこういうとき強く出ることが出来ないのだろうか…

考えても仕方ない…寝よう
――――――――

昼…格納庫内自室

もっさん「中々良い御身分じゃないか・・
     そう思わないか?俺?」

俺「・・言い逃れはしないが今回は退けようにも退けられん
  手伝ってくれ・・」

もっさん「はぁ・・
     今日は見逃さんと言いたいがミーナと私もお前に聞きたい事があってな・・
     正直に答えるならこれからも目を錘むっていてやっても良い」

…なにを聞きたいんだ?
条件的に凄く重大そうだな

俺「・・話せる範囲でな」

もっさん「お前はいつもそうだな
     それほどにお前は重要な情報を握っているのか?」

坂本がエイラーニャをそっと引きはがしている間に俺はゆっくりと離れる

俺「別になんでも知っているわけじゃない・・が知らない方が良いこともある」

もっさん「・・そろそろ執務室まで来て貰おうか」

坂本が背を向けて歩きだす
こいつらは俺が殺人者と知ったらどんな顔をするだろうか…

―――――――

執務室内

ミーナ「・・俺さん
    貴方は今まで何処に舞踏会へ行っていたのかしら?」

ほう…もう調べあげたのか
そりゃあ情報の完璧な封鎖は無理だしな
正直に言ってやるか

俺「友達と俺の所属していた元基地に
  後はオラーシャにも行ったな」

ミーナ「昨日オラーシャで事件があったのよ・・
    表向きにはなにも無かったことになってるのだけれどね」

俺「それに俺が関わっていると?
  もしそうだったとしてもどうしようも無いんじゃないか?」

ミーナ「そうね・・多分どうしようも無いでしょうね
    でもそんな人をこの隊には置いておけないわ
    俺さん、どうなの?」

俺「・・必要だったからな
  あまり言及しないでくれ・・徐隊にしたければすれば良いさ
  安心しろ、徐隊されても逆恨みとかはしないから」

ミーナ「・・わかりました
    この件は俺さんを除く私達でどうするかを決めるわ
    少佐、良いかしら?」

もっさん「うむ、良いだろう
     俺、下がっていいぞ
     ああ、後で二人を食堂に呼んでおいてくれ」

俺「わかった、失礼した」バタン

――――――――

夕方…格納庫内自室

俺「エイラ、サーニャ、二人は食堂に来るようにと坂本が言っていたぞ」

エイラ「少佐がカ?ナンダロナ?」

俺「行けばわかる」

サーニャ「俺さんは行かないんですか?」

俺「ああ、俺は行かない
  言いたいことは後で聞いてやるから行って来い」

サーニャ「いえ・・今言います
     俺さん・・後で私とエイラと一緒にお風呂入りましょうね?」

俺「・・・・・」

待て、落ち着け、俺は(たぶん両親も)こんな娘に育てた覚えはないぞ
思春期特有の思い切った行動なのか?
エイラなら・・エイラなら止めてくれるはず!

エイラ「マ、マァ・・サーニャが言うなら仕方ないナ!」

仕方なくないから!止めろよ!

俺「さ、サーニャ?それは流石に不味いだろ?」

サーニャ「?別に減るわけじゃないですし良いじゃないですか・・
     呼ばれてますからわたしたち行きますね?」

俺の寿命が減ると思うぞ?
ああ…もう行ってしまった…

俺「リーゼ・・ロッテ・・
  これもう諦めるしか無いか?」

(そうですね…マスターが悪いですし諦めた方が…)

(それより先に徐隊されるかどうかとかですけどね場合によっては無かったことになるかもしれませんし)

…なるようにしかならんか
問題といえば改造ネウロイの事もだな
研究員から聞き出してわかったのは来るのは最長1ヶ月後、数は残り3体

高速多機動中型2
海上母艦大型1

わからないがもしかしたらまとめてくるかもしれんな
そうなると単騎ではあれを使わない限り勝てない
…あいつらを利用…いや、頼るしかないな

もっさん「俺、少し良いか?」

俺「坂本?なんでここにいるんだ?」

もっさん「少し話しがあってな」

……………………

…なるほど確かに悪い話しではないな

――――――――

俺裁判…開始

――――――――

夕方~夜…食堂

シャーリー「少佐ーあたしたちを全員集めてなにするのさ?」

もっさん「まあ待て、ちゃんと説明する」

ミーナ「表向きには何も無かったのだけれど
    先日オラーシャで事件があったという情報を見つけてね
    それに俺さんが関与していたことがわかったの
    今にして思えば誰かがわざと私の目に留まりやすくしてたんでしょうね・・
    それで俺さんをどうするかをみんなで決めようと思ったの
    資料はみなさん手元にありますね?」

ゲルト「要するに簡易裁判をしようというわけか
    わたしは現状維持で問題無い」

エーリカ「・・トゥルーデならここから追い出すとか私が更正させる!とか言うと思ったよ?
     そんなこと言うなんて珍しいね」

ゲルト「確かにわたしはあいつをそこまで信用していないしこれだけを見れば追い出すなりするだろう
    しかしここにいるあいつは必死にネウロイと戦っている・・昔の私と似ているところもある
    今回の事も許せることではないがあいつなりに悩んだ末の行動だろう
    ハルトマンの言う通り性根は叩き治すがな」

エーリカ「私もトゥルーデと同じかな
     交流は少ないけど昔に彼に助けられた事があるし優しい人だってわかってるしね

ミーナもトゥルーデもそれはわかってるでしょ?」

ミーナ「それは・・わかってるわ
    でもそれだけで判断するわけにはいかないのよ」

もっさん「徐隊はしないが2か・・お前達3人はどうだ?」

ペリーヌ「わたくしはここには置いておけないと思いますわ
     やはり何があるかわからないわけですし」

リーネ「わたしもペリーヌさんとおなじです・・
    大丈夫ってわかってても怖いし・・」

宮藤「わたしは・・徐隊させた方が良いと思います・・
   今回の事とは別に俺さんはこのままだといつか死んじゃいます
   前例もありますし・・」

シャーリー「うーん・・徐隊はともかくあたしも置いておけないと思うかな
      あいつは根っからの悪い奴じゃないけど
      やっぱりリーネやペリーヌも怖がってるしな・・」

ペリーヌ「わ、わたくしは別に怖がってるわけでは・・
     ただあの人は油断ならないと言いますか・・」

ルッキーニ「あたしは追い出すのは反対・・
      みんなの言ってる事もわかるけど
      俺・・いっつも一人で頑張ってるし、必死だし、前も辛そうに出て行ったもん・・
      追い出すのは可哀相だよ・・」

エイラ「わたしも反対ダナ
    いつも助けられてるし今回ダッテ例のネウロイを放った黒幕を仕方なくヤッタ事ダロウシナ」

サーニャ「わたしも・・エイラと同じです
     俺さんよくうなされてますし
     今回の事も嫌々だったんだと思います・・」

ゲルト「うなされてるのか?
    部屋も近くないどころか遠いのによく知ってるな・・・」

エイラ・俺(サーニャぁぁぁぁぁぁぁぁ)

もっさん「ま、まあそれは置いといてだ
     結果5対4で現状維持ということだな
     入って良いぞ俺」

俺「普通この状況で呼ぶか?
  入る事になるとは聞いてなかったぞ
  判定は僅差だが・・お前達の意見によっては覆るぞ?どうする?」

もっさん「どうもせんさ
     初めからわたしとミーナ以外のみんなに決めて貰おうと思っていたからな」

ミーナ「ええと・・美緒?どういう事かしら?」

もっさん「なに、どうせだから俺にみんなの遠慮無い意見を聞かせてやろうと思ったまでさ
     どうだ俺?参考になったか?」

俺「ああ、十分参考になったぞ
  バルクホルンとシャーリーを除けば大体は予想通りだが・・
  これからは予想外の行動をすることも視野に入れた方が良さそうだな
  戦場では一つのミスが全体の死を招く事もある

    • どうした?やけに静かだな
もっと何か言うものだと思っていたが」

ミーナ「自分の意見が本人に聞かれてたのだもの仕方ないんじゃないかしら?」

俺「よくわからんな
  他人の評価なんて他人の勝手だろ
  一々気にしていたら疲れるぞ?
  あんまり気にするなよおまえら」

…余計に空気が気まずくなった

俺「・・部屋に帰っていいか?」

もっさん「俺、たまには一緒に食べようじゃないか」

俺「この空気でか?
  それに俺は味も匂いもわからんから遠慮したいんだが」

シャーリー「匂いもなのか?
      前はそんなこと言ってなかったじゃないか」

しまった…墓穴掘ったか…?

もっさん「それがあの魔法の反動・・なのか?」

俺「・・さあな
  坂本が気にする事じゃない
  ほっといてくれ・・」
  もっさん「おい、俺
  正直にちゃんと答えろ」

坂本が去ろうとする俺の腕を掴んできたが俺はそれを振り払う

俺「ちっ・・ああ、そうだよ
  でもそれがわかったからってなんだ?どうしようもないだろ?
  俺は愛する家族の為なら血の一滴まで捧げてくれてやる!
  ソノ為ナラ視覚デモ触感デモナンダッテクレテヤルサ!」

坂本「・・俺?」

俺「はっ!?・・すまん
  気遣いには本当に感謝している
  ・・部屋に戻って頭を冷やす」

これじゃみんなの飯を余計まずくしてしまっただけじゃないか

自分に嫌気がさすが俺は自分の部屋に戻ることにした

もっさん「・・男というのは難しいな」

ゲルト「私も人の事は言えんが少佐は少々強引過ぎる節もあるしな
    やはり聞かれたくない事くらいあいつにもあるだろう
    特にあいつは他人に気を使われたりするのが苦手なようだしな」

ミーナ「男の人は色々気難しいわね・・・」

エーリカ「ミーナ、話がループしちゃってるよ?
     それにしても俺・・なんか変じゃなかった?」

シャーリー「そりゃあ俺だって溜まってんだろ・・色々と」

エーリカ「そうなのかな・・」

宮藤「・・わたしご飯作りますね・・リーネちゃんも一緒に作ろ?」

リーネ「そ、そうだね・・美味しいご飯作ろっか」

エイラーニャ「・・・・・」

――――――――

夜…格納庫前

俺「・・・・・」

静かだな…
いつか世界中が平和の中でゆったりと暮らせるようになって欲しい

人だから愚かなのか
愚かだから人なのか

昔にそんな事を問い掛けられた事がある
答えは未だわからない
あるかもしれないしないかもしれない

結局誰でもわかるのは人は愚かな事には変わりないということだな

正直俺のやってることも相当愚かだよな…

俺「・・華は散り続けた~
  朱い滴堕とし~
  拒絶の声遠く~
  虚ろに消えて~」

歌は良い…心が落ち着く

俺「ah~
  戻りたい~
  戻れない~
  そんな場所最初から失って~」

※実験体の少女の心境を歌った曲(多分…)

(マスター…前から言ってますがせめて曲を変えてください!)

(洒落になってないんですよ!
その曲で何人部下をトラウマに追い込んだと思ってるんですか!)

良い曲なのに文句多いぞ…
何を歌おうが俺の勝手だろ…

サーニャ「綺麗な歌声・・エイラもそう思わない?」

エイラ「・・そうダナ(洒落になってないけどナ)」
IF短編1
俺「なんだ・・いたのかお前達
  食事はどうした?」

エイラ「ご飯はみんなで食べた方が美味しいカラナ」

サーニャ「せめて三人で食べようってエイラと決めたんです
     サンドウィッチですけど・・」

俺「二人は優しいな・・ありがとう
  うん、暖かいな・・味覚が無いのが残念だ」

サーニャ「暖かい・・ですか?」

俺「ああ、誰かの作った料理を食べるのは久しぶりだからな・・」

エイラ「料理って言えるほどのものでもないケドナ」

俺「本格的に作っても持ってくるのが大変だろ
  サンドウィッチだって立派な料理だ

  御礼に一曲歌おうかな」

俺は好きだった今では懐かしいオラーシャの子守歌を歌った

最後に歌ったのはもう十年程前か…

サーニャ「懐かしいです・・小さい頃によく歌ってもらいました・・」

エイラ「ヘー・・小さい頃にサーニャが聞いてた歌ナノカー」

サーニャ「いつか子供が出来たら歌ってあげたいです
     ・・みんながご飯食べている間にお風呂に行きましょうか?」

忘れてた…

サーニャ→目的がわからない
彼女のほっぺたは魔性のほっぺた

エイラ→俺の耐久力では無理、なんで止めてくれなかった…
しかし彼女の予知が有る限り他の人に見つかる事はないか?

はっ!?水着着用でなんとかイケるんじゃないか!?

俺「・・水着着用で良いよな?」

サーニャ「・・俺さん水着持ってないですよね?」

そうだった・・

サーニャ「私達は用意してから行くので先に行ってて下さい」

エイラ「水着着用無しナノカ・・マァ良いけどナ」

もう突っ込むまい…
諦めてお風呂に行こう

――――――――

基地内浴場

俺だ、今浴場の1番奥の隅っこにいる
ここなら誰にも見られない
…見られ無かったら二人に怒られ無いか?
怒られる方がマシです

(ヘタレ)

(正直言ってそれは無いです)

俺「うるさい、俺はヘタレだよ悪いか?」

エイラ「良くは無いナ
    でも必要な時に度胸があれば良いンダナ」

サーニャ「エイラの言う通りね・・」

…囲まれた逃げ場無し

―――――
|俺エ
| サ
|岩岩


しかしエイラ、お前にそれはあまり言われたくない気がするぞ
幸い二人はタオルを巻いてくれている
少しは羞恥心あって良かった!
まあ入浴剤かなんかしらんが湯が不透明だから元から見えないけどな

エイラ「やっぱりお風呂よりサウナの方が良いナ・・」

サーニャ「エイラはサウナ好きだもんね
     俺さんはサウナ好きですか?」

現状維持には好きでも嫌いでも無いとしか答えられんぞ…

俺「普通だな…特に好き嫌いというわけでもない
  で・・何の為にここへ呼んだ?」

俺にも限界あるんだよ?

エイラ「別に部屋でもよかったんダケドナ
    でも少佐がいつも来るしここなら邪魔が無いシナ」

待て!寄って来るな!サーニャも真似しない!

―――――
|俺エ
|サ
|岩岩


エイラ「今更ダケドサ・・俺、あの時はありがとナ
    俺が居なかったら私達はここにもう居ナイ」

サーニャ「そうです・・有り難うございました俺さん・・」

二人が俺に抱き着き頬にキスする
タオルが無ければ即死だった

(あら…)(おや…)

((まあ…
良かったですねマスター))

良くない…大問題だ

俺「なあ・・二人とも・・あまり俺に関わるな
  俺は善人じゃない・・悪人だ…殺されても文句無いくらいにな
  徐隊されないのが奇跡なんだよ」

この二人は置いておいてルッキーニはあんまり深刻さがわかっていない可能性が高い
エーリカはよくわからん…一時の感情で反対した気もしないでない
バルクホルンは失礼だがおかしい
いくらなんでも反対はしないはずだ
この馬鹿共が一時的に洗脳しやがったか

(計画通りでないと困りますので)

(正確にはここが1番計画通りに進め易いからです)

だからってな…もう良い過ぎたことは仕方ない

二人をよそに考え事をしていたが急に沈黙していた二人が話し始めた

エイラ「確かにそうかもシレナイ・・でも私は俺が好きでやってない事くらいわかっテル
    もうやらないで欲しいケドナ」

俺「考えてはおくよ・・」

サーニャ「俺さんはお兄様に似てます・・全部自分が責任を取れば周りが幸せだと思ってる所が・・
     お兄様と言っても血の繋がりは無いんですけど・・
     私が小さい頃に家を出て軍にいるってお父様が・・
     ・・知りませんか?」

…忘れてなかったとは聞いてないぞ
エイラも固まってるし…

俺「いや・・聞いた事無いナ」

その人俺だしな

俺「・・そろそろ二人とも離れないか?
  見つかる前に出たいしな・・」

エイラ「今は俺の時間だから大丈夫ダロ
    入口に俺入浴中って札掛けたシナ」

俺「・・俺の時間深夜だったよな?」

サーニャ「・・俺さんが夜間哨戒の任が有るから変えといて欲しいって言ってた
     と伝えたら変えてくれました・・」

俺「そうだが・・言ってないし・・あくまでも離れない気か」

今更だがこれ俺が構い過ぎたせいで暴走してるよな…
周りから見れば男を知らない少女に付け込んでるわけだ
しかも二人…まあ、良いか…今は諦めようなんかもう慣れて逆に余裕を感じてきた
余裕といっても出れるなら出たいが逃げられないしな

その後は特に変わりなくまったりしていた(二人は)
そろそろ時間になるので二人は先に、俺はその後で上がることにした
最終更新:2013年01月30日 14:36