テレポート俺4
82 :
テレポート俺 前スレ>>200から:2010/12/29(水) 15:18:22.91 ID:OfqsdvE80
―――数日後
俺「…」
ある昼下がり、俺は基地の中庭のベンチに腰をかけ花を眺めていた。特に来たくてここに居る訳ではない。
強いて何か目的があったと言えば、ハンガーで剣の手入れをしていた所そこらへんを飛んでた蝶ちょを見つけ
ただふらふらと、追い続けていたらここにたどり着いた。
つまり、俺は蝶に魅せられてしまった訳だ。今時ルッキーニでもそれは無い…かな。
ペリーヌ「こんな所でボケっとする暇があるなら訓練でもしたらどうですの?」
背後から聞こえてきた上官に対するものだとは思えない挨拶をしてきたのはペリーヌだった。
手にはお洒落なティーセットが握られている。
俺「ああ、いたのか」
ペリーヌ「ずっと前から…は居なかったですけど、注意力が不足してるんじゃないんですの?」
俺「ツンツンしてんなー、ここに飛んでいる蝶を見て心が穏やかにならないのかよ」
ペリーヌ「それは蛾ですわよ?」
俺「…」
ペリーヌ「ま、蛾に魅せられたと言うなら仕方ありませんわね」
そしてペリーヌはフ、と鼻で笑った。
HAHAHAこやつめ、やりおるわ。
83 :テレポート俺:2010/12/29(水) 15:24:06.27 ID:OfqsdvE80
俺「…ペリーヌは何しに来たんだよ」
ペリーヌ「見て分かりませんの? ティータイムですわ」
俺「一人で?」
ペリーヌ「う…何か問題でもありますの!?」
俺「いや無いけどさ…」
そう言いペリーヌは不機嫌そうに横に座りポットからお茶を注ぎ始めた。
甘い林檎のような香りがした。
俺「何飲んでるんだ?」
ペリーヌ「カモミールティーですわ、昔私の寮機だった子から教わりましたの」
俺「へぇ…寮機ねえ」
ペリーヌ「寂しがりやで甘えん坊で、ちょっと怒っただけで大泣きするような子で…今は上手くやっているのだか」
俺「ふーん…」ニヤニヤ
ペリーヌ「な、なんですのニヤニヤと気持ちの悪い」
俺「いやー、その子の事が大切なんだなーて思ってな」
ペリーヌ「べ、別にそういう訳じゃありませんわ!」
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 15:25:31.65 ID:uYkq/YhEO
支援
85 :テレポート俺:2010/12/29(水) 15:29:10.83 ID:OfqsdvE80
俺「はいはい」
ペリーヌ「全く…」
俺「…」
ペリーヌ「…」
会話が途切れる。
俺はさっきまで取っていた花壇を眺める姿勢から目線を90度上に反らし、この真っ青な空を見上げる姿勢を取った。
雲1つ無い晴天、まさに扶桑晴れといえるだろうこんな日でも世界のどこかで命を賭けた戦闘が行われていると思うと、なんとも複雑な気分だ。
…まぁ、なんというか、その命を賭けた戦闘の最前線の一つがここなんだけどな。
ネウロイとの戦闘でまだ20にも成ってない女の子が命を落とす事もあるような激戦区なんだが
こんな状況でこの501にいる皆はいつも何を考えて過ごしているんだろうか…試しにペリーヌに聞いてみよう。
俺「なーペリーヌー」
ペリーヌ「なんですの?」
俺「ペリーヌはさー、何でウィッチになったんだ?」
86 :テレポート俺:2010/12/29(水) 15:34:37.17 ID:OfqsdvE80
俺がそう何気なく聞いた途端カチャン、とカップをコースターに強めに置く音が聞こえた。
そういやペリーヌの故郷は
ガリアか、失言だったのかも知れない。
恐る恐る耳を傾るとペリーヌは声のトーンを少しだけ落とし、
ペリーヌ「色々、ですわ」
と、言った。
その言葉に一体どんな意味が込められているのか今の俺には知るよしも無かった。
俺「色々、か」
ウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
ペリーヌ「ネウロイですわ! 行きますわよ」
俺「…ああ」
87 :テレポート俺:2010/12/29(水) 15:39:43.78 ID:OfqsdvE80
―――ガリア国境付近
坂本「敵機発見! 全長…300はある!」
バルクホルン「随分と大物だな」
エーリカ「それに何だか角ばってるねー」
今回の敵は三角が1、2…16個ほどで構成された非生物的なデザイン、たしか…デルタ16面体だったか。
まるで人間が丁寧に定規で線を引いて作ったようなものだ。
ペリーヌ「…」
俺「おいペリーヌ、大丈夫か?」
ペリーヌ「え、ええ! 問題ありませんわ」
俺「無茶するなよな…」
よりによってこんな大物のネウロイがガリアに迫るとはな…ペリーヌもついてない。
坂本「それでは、いつものフォーメーションだ。突撃!」
「「了解」」
88 :テレポート俺:2010/12/29(水) 15:44:19.61 ID:OfqsdvE80
俺「さてと、さっさと片付けないとな」
まずは中距離からMG42で装甲を削りつつ、出方を伺う。
俺のテレポートで一気に距離を詰めて直接装甲を斬るというのも手の一つなのだが、相手が大型機となると
僚機の狙いが1つに定まりやすくなる。そこに俺が急に標的に接近すると見方の弾で撃墜されかねないため、今はその手は控えなければならない。
まぁインカムで忠告しておけば問題無いのだが、そうなるとウィッチ達の銃撃が止まる事になるから結局ネウロイに与えるダメージ効率が悪くなるんだよな。
ミーナ「再生力が高いわね…坂本少佐、コアの確認を」
坂本「ああ、今から…これは!」
「キイイイイイイイイイイイイイイン!!!」
パキン! と何かが割れるような音と同時にネウロイは上部・中心部・下部と3機に分裂した。
バルクホルン「またか!」
俺「またって言うのは前にもこういうネウロイが出たのか?」
シャーリー「まあな、前のは200機くらいに分裂したっけ」
俺「200機…」
さらっと凄い事言いやがる。200機なんて普通の部隊なら一人は撃墜されんぞ。
89 :テレポート俺:2010/12/29(水) 15:47:21.57 ID:OfqsdvE80
坂本「各機中心部にコアがある! バルクホルン隊は上を、ミーナ隊は下を狙え! 後の者は私のサポートを!」
「「「了解!」」」
俺「俺は少佐の後か…」
俺の他に少佐に付いてるのは…ペリーヌと宮藤とリーネか、あの程度の大きさのネウロイなら少佐の烈風斬一発で切り伏せる事が
出来るだろうし俺たちは確実に当てるための足止めって所か。他の隊はまぁ…なんとかなるか。
ペリーヌ「ガリアはもう…渡しませんわ!」バババババ
リーネ「コアが見えました!」ガチャ、ドゥーン
坂本「分かった! ネウロイから離れろ!」
俺「おお、いよいよか」
少佐は魔力を帯び青色に輝いてる扶桑刀、烈風丸を大きく振りかぶった。
坂本「烈風斬!!」
「キイイイイイイイイイイイイイイン!!!」
ネウロイはコアを真っ二つに斬られ砕け散り、当たりはネウロイの破片が舞った。
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 15:50:18.45 ID:HAuW0tts0
しえん
91 :テレポート俺:2010/12/29(水) 15:53:50.40 ID:OfqsdvE80
リーネ「やった!」
宮藤「凄いです、坂本さん!」
ペリーヌ「まだ2機残ってますわよ! 喜んでないで早くあちらの応援に!」
「「は、はい!」」
次はどちらから狙おうか。
バルクホルン隊にはMG42二丁ももてる馬鹿力がいるから問題ないし、まずはミーナ隊のネウロイから潰すか。
ま、俺達がいなくても自力で潰せるだろうけどな。
俺「余裕だな」
そう吐き捨て、粉々に砕け散ったネウロイを後にした。
俺「さて、俺は遠くから牽制でも…」ヒュイン
坂本「俺ぇ! 避けろ!!」
俺「する…」
坂本少佐の声が届く前に赤い閃光が俺の顔のすぐ横を通り過ぎた。今のはネウロイのビーム?
だがそのネウロイはどこから? 増援?だとしたらもっと早く気付くだろうし……何だか急に右肩が熱くなってきた。
見てみれば肩の部分が焼けただれていた。痛みより驚きが先行して気付かなかったのか。
肩から血が腕を伝って垂れてきた。手の感覚は…うん、大丈夫だ。まだある。
92 :テレポート俺 支援感謝!:2010/12/29(水) 15:58:55.56 ID:OfqsdvE80
ペリーヌ「ネウロイが再生した!?」
あの粉々に砕け散った状態から再生…? コアが両断される所をしっかり見たぞ…
宮藤「俺さん! 大丈夫ですか!?」
俺「あ、ああこれくらい平気だ」
宮藤「でも血が…!」
俺「大丈夫、傷は浅いし宮藤はこんな所で無駄に魔力を消費しちゃ駄目だ」
俺はそう言って手をぐるぐる回して見せた。正直かなり痛いけど、我慢できないほどじゃない。
宮藤「そうですか…でも無茶しないで下さいね?」
俺「分かってる」
坂本「どうなってる…コアは破壊したはずだぞ…」
バルクホルン『少佐!! 聞こえるか!!』
坂本「どうした!?」
バルクホルン『倒したはずのネウロイが破片から再生した! 支援頼む!』
93 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:04:29.72 ID:OfqsdvE80
シャーリー『ガリアには行かせねえぞ!!』ババババ
バルクホルン『く…私は前に出るから少佐は…ガガ…ガガガ』
坂本「バルクホルン!? 応答しろ!」
ミーナ『坂本少佐! 聞こえる!? コアを壊したと思ったらネウロイが復活して…』
俺「おいおい…どういう事だよ…」
宮藤「ああ、ネウロイがガリアに…!」
リーネ「徹甲弾残りわずかです!」
坂本「このままでは不味い…!」
ミーナ『坂本少佐! 指示を!』
坂本「やむを得ないか…全機に告ぐ、基地に戻って作戦を立て直すため一時撤退!!」
俺「マジか…」
ギリ、と奥歯をかみ締めた。
…適切な判断、か。まともな策も無くただ突っ込んで勝てるほどネウロイは甘くない。
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 16:06:34.24 ID:kmhx0Bp9P
どうせみんなコミケなんだろ畜生!
支援
95 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:10:01.59 ID:OfqsdvE80
ペリーヌ「な…駄目です少佐!! ここで引いたらネウロイはまたガリアに!」
坂本「ペリーヌ、気持ちは分かるがこのまま成す術も無く我々がいても兵力を無駄に消費するだけだ」
ミーナ「そうよ、ペリーヌさん。被害を最小限に抑えるにはこれしか方法が無いわ、だからここはひとまず他の部隊に任せて…」
ペリーヌ「でも! この先には同胞の集落がありますわ! ここから一番近い部隊でも2時間は掛かります! それじゃ間に合いませんわ!!」
宮藤「そうですよ! ここで諦めちゃったらガリアの人が…」
バルクホルン「だったら私達にどうしろと言うんだ! ここで無駄に足掻いても人が多く死ぬだけなんだぞ!?」
ペリーヌ「それでも…ガリア貴族としてここで諦める訳にはいきませんわ!!!」ブロロロロロ
坂本「おいペリーヌ! どこへ行く!?」
バルクホルン「命令違反だぞ!!」
ペリーヌ「忌々しいネウロイ共に…二度とガリアの空を汚させてたまるもんですか!!」
ペリーヌの身体は青白く輝き、
ペリーヌ「トネール!!!!!」
と言うと、バリバリバリ!! とまるで雷が落ちたかのような轟音が響いた。
雷撃はネウロイの動きを止めるだけでなく装甲を、そしてコアまでも焼き切った。
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 16:11:06.30 ID:IY14cs2BO
コミケ…いつか行ってみたいものだ
支援
97 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:16:05.79 ID:OfqsdvE80
俺「す、すげえなおい」
バルクホルン「そこまで威力が出せるのか!?」
リーネ「ペリーヌさん凄い…」
ネウロイは再び粉々に砕け散った。
ペリーヌ「はぁ…はぁ…はぁ…」
だが、海に降り注ぐネウロイの破片は重力に逆らいまた元のネウロイへと姿を成した。
坂本「ビームが来るぞ!!」
ネウロイは3機同時にビームを1箇所に放つ事で、より強力な1本のビームにして見せた。
そして、その1本の太く赤い閃光はペリーヌへと向かって放たれた。
ミーナ「ペリーヌさん!!」
ペリーヌ「あああ…」
隊長の声はおそらく届いてない。
ペリーヌはただ呆然と立ち尽くしていた。とてもじゃないが今の状態であのビームを防げないだろう。
俺「糞! 手間かけさせやがって!」
テレポートでペリーヌのすぐ横まで移動し、手を掴みまたテレポートする事で少佐達の所まで2人で戻ってきた。
98 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:22:02.02 ID:OfqsdvE80
ミーナ「お願いだから無茶しないで……あなたも501の家族なのよ? 」
シャーリー「そうだよ馬鹿! もしお前が死んじゃったらどうすんだよ…」
ペリーヌ「それでも……わたくしは…ガリアを、ガリアを守らないと…」ポロポロ
ルッキーニ「ペリーヌ…」
坂本「………基地へ戻るぞ」
「「………」」
坂本「返事は!?」
「「は、はい!!」」
…ここまでか
99 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:27:34.67 ID:OfqsdvE80
「待って」
俺「…え?」
ミーナ「あ、あなた…」
バルクホルン「何だって…?」
シャーリー「おま…」
ルッキーニ「うじゅ…?」
宮藤「え…」
リーネ「な、何を…」
坂本「…おい、ハルトマン?」
エーリカ「何とかなるかもしれない方法ならあるよ」
ペリーヌ「ほ、ホントですの…!」
宮藤「ハルトマンさん…! あのネウロイを倒せる策があるんですか!?」
100 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:34:40.24 ID:OfqsdvE80
エーリカ「ああ」
ミーナ「フラウ!」
エーリカ「ごめんミーナ、もし失敗したら全部私が責任取るからさ、今回だけは見逃してよ」
バルクホルン「…はぁ、今回も、だろ?」
ペリーヌ「そ、それでネウロイを倒す策があるんですの!?」
エーリカ「うん、じゃあ今から言うからよく聞いてね」
エーリカ「私が思うに、あのネウロイは3つで1つのコアなんじゃないかな。
さっきまでの戦闘で分かったんだけどあのネウロイは同じタイミングじゃないとビームを発射出来ないみたいなんだ。
向きとかビームの本数は変えられるみたいだけど、ビームの射程と太さからして威力はほぼ同じだね。
それに3機の内どれかのネウロイのコアを破壊されると同時に、後のネウロイもピタリと動かなくなったし、これはサポートにでも回ってるのかな。
流石にしくみまでは分からないけど私達の見えない力か何かで繋がってるんだろうね、まさに三位一体、て感じに。
だから、3機同時にコアを破壊出来れば…あのネウロイを倒せるかも知れない」
俺「…マジかよ」
こいつはあの短時間の戦闘でそこまで敵の情報を見切ったのか?
どんな観察力してんだよこいつは。これがカールスラントのトップエースか…
101 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:39:13.91 ID:OfqsdvE80
坂本「ハルトマン!!」
エーリカ「…」
坂本「罰はちゃんと受けてもらうぞ」
エーリカ「…了解」ニコ
リーネ「で、でも3機同時に撃墜なんて…」
ルッキーニ「3機くらい楽勝だってー」
シャーリー「ああ、私達が居れば3機だろうが30機だろうが撃墜してみせるさ」
坂本「ガリアは近い、早速陣形を取るぞ! さっきと同じく隊は各ネウロイに着け! 私に着いていたものはどちらかの隊に別れろ!」」
坂本「そしてネウロイをまとめて破壊するため出来るだけ1箇所に固めろ! 固める場所はあの中心部のネウロイだ! それでは散開!!」
「「了解!!」」
坂本「ペリーヌ、お前の雷撃で暫くネウロイの動きを止めなければならないが…魔法力は大丈夫か?」
ペリーヌ「まだまだ余裕ですわ」
坂本「そうか、なら行け!」
ペリーヌ「はい!! 少佐!!」
ペリーヌ「ブループルミエ、ガリア貴族の誇りにかけて参りますわ!!」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/29(水) 16:41:45.42 ID:bzNJ+XQp0
支援
103 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:45:52.89 ID:OfqsdvE80
俺「そんな上手くいく訳がねえよな…」
俺は苦戦していた。
たった1機の中型サイズのネウロイを倒す…と言うなら俺たちにとって造作も無い、とまでは言い切れないがとにかく簡単な事だ。
だが、今俺たちのすべき事は3機のネウロイのコアをほぼ同時破壊。
しかもそれがペリーヌの雷撃でネウロイの動きを止めてる間にしなくてはならないと言うのだから、傑作だ。
ミーナ「随分ネウロイが逃げ腰になったわね…私達の狙いに気がついたのかしら」
俺「ペリーヌ!後どのくらい耐えられる!?」
ペリーヌ『魔法力が尽き果てるまでですわ!!』
俺「もっと具体的に!」
ペリーヌ『知りません!! 早くして下さいまし!!』
魔法力の消費とかを考えてもう喋らすのは良くないか。
とりあえずネウロイを押すようにしてペリーヌの所へ…
「ずおりゃああああああああ!!!」
ガコオオオオオオォォォォォォン!!
俺「何だ!?」
インカムから轟音が聞こえた。それと今の声はバルクホルンか?
バルクホルン『此方バルクホルン、下部のネウロイの誘導に成功した』
104 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:50:59.72 ID:OfqsdvE80
シャーリー『誘導ってMG42でネウロイをぶっ飛ばす事を言うのか』
ネウロイをぶっ飛ばした…? じゃあ、今の轟音はネウロイが接触した音なのか? 分裂して小さくなったとはいえ100前後はあるぞ…
バルクホルン『黙れリベリアン。とにかく、おかげでMG42が使い物にならなくなったので私は盾にまわる。
見ての通り今皆をそちらに向かわせているがお前達も早くネウロイを接触させろ!!』
俺「ああ、分かってる!」
銃弾をネウロイの動きを封じるようにばら撒く。
攻めるのではなく壁としての銃撃なので弾数がそろそろヤバイ。
リーネ「徹甲弾全弾消耗しました!」
宮藤「あたしもです!」
ミーナ「弾切れの方はペリーヌさんの盾に! 弾がある者は至急増援に!」
シャーリー「糞!! ちょこまかと逃げ回りやがって!!」
バルクホルン『そろそろペリーヌがヤバイ! 上部はまだか!?』
ペリーヌ『魔法力がもう限界ですわ…早く…!!』
俺「弾が当たらねえ!!」ガチン
俺「な…こんな時に弾切れ…!!」
105 :テレポート俺:2010/12/29(水) 16:56:02.31 ID:OfqsdvE80
エーリカ「俺! ネウロイがそっちに!」
俺「糞!!」
ヤバイ、ここで逃がすとネウロイがガリアに…!
ペリーヌ『早く…!』
バチッ!
俺「がああぁぁぁぁ!?」
ユニットから妙な音が聞こえたと思ったらまるで全身に焼けるような激痛ととてつもない量の魔力が走った。
エーリカ「俺!?」
俺「糞ったれがああああああああああああああ!!!!!!!」
何だこの痛みは…だが、今なら行ける! 背中の大剣に魔力を込めネウロイへ突っ込む。
そして渾身の力でそれをネウロイにぶっ刺した。
106 :テレポート俺:2010/12/29(水) 17:01:14.54 ID:OfqsdvE80
俺「いけええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」
大剣を媒介に身体からネウロイへと魔力を送る。そして…
ヒュンッ!!
俺はネウロイをペリーヌの居る所までテレポートさせる事に成功した。
俺「少佐ァ!!!」
坂本「任せろ!」
坂本「烈風斬!!!!!!!!!!!!!」
3機のネウロイを繋ぐように青白い光が走り、少し遅れてバン!!!と綺麗に真っ二つになった。
ネウロイは砕け破片はそのまま…………海へと還っていった。
107 :テレポート俺:2010/12/29(水) 17:06:46.51 ID:OfqsdvE80
バルクホルン「勝った…!」
エーリカ「やりぃ!!」
宮藤「やったー!! 凄いよペリーヌさん!!」
ペリーヌ「…」
坂本「ペリーヌ!! 大丈夫か!?」
ミーナ「気を失ってるわね…ホントよくやってくれたわ、この子は」
俺「ははは…ホント、よくやってくれた…ぜ…」
シャーリー「俺―――」
坂本「―――!」
108 :テレポート俺:2010/12/29(水) 17:10:44.49 ID:OfqsdvE80
―――病室
俺「は」
病室かここは、俺は魔力を使い果たして倒れたのか…?
それにしてもあの時の力は何だったんだろうか…
ペリーヌ「…」
彼女は俺の隣のベッドで月明かりに照らされて、まるで人形の様に眠っていた。
俺「いい奴だったな…」
ペリーヌ「死んだような言い方は止めて下さいまし」ガバ
俺「起きてたのか」
本気で寝てたのかと思ってた。
109 :テレポート俺:2010/12/29(水) 17:18:07.57 ID:OfqsdvE80
ペリーヌ「さっきからずっと起きてましたわ」
俺「そうか」
ペリーヌ「…俺少佐」
俺「ん?」
ペリーヌ「1回しか言いませんからよぉーーーーーーっく聞きなさい」
俺「おお、何だ?」
ペリーヌ「…ありがと」ボソ
彼女は顔を真っ赤にさせそう言うとサっとシーツで顔隠した。
これが。これがこのSSで最初で最後になるだろう、ペリーヌ・クロステルマンの俺に向けたデレだった。
最終更新:2013年01月31日 15:34