アーキバスの通常駐留部隊を率いる第5世代型強化人間。
時代遅れの強化人間に属する部類だが、元々の冷静さを備えたまま、苛酷な激戦をも乗り越えられる
強靭な精神性および人格を持ち、そこに一切の乱れもない成功作。
激戦を潜り抜けてきた、戦場の動きを俯瞰して捕らえる経験と、
その中に隠している獰猛な獣の攻撃性を併せ持つ優秀な戦士であり、貴重な腕利きのパイロットかつ
指揮官として重宝されている。
元々は独立傭兵であったが、アーキバスには術後のデメリットを解消する再手術を条件に、
専属契約を行った。
現在は変わってしまったと評判のツァラと組んでおり、堪え性のない人格のせいで、
ただの偵察が威力偵察に切り替わる事に時には苦言を、時には同調して戦果を叩き出し、
無事に部下たち共々、撤退を終えている。
以前の彼女とは全くもって変わってしまった事には溜息をついているが、
それでも緻密な計算をまだ残している際にはそれを聞き、彼女が飽き捨てる前に、
己が作戦として扱う事でフォローを入れ、その作戦の多くを成功に導いてきた。
搭乗機レイジングウェーブは、生存性を高めた重量2脚。
常に致命傷を受けぬよう、適切な交戦距離を保ち、レーザーライフルとプラズマミサイルで
如何なる距離においても、削り取る。
味方の生存を第一に考え、大型のシールドおよびパルスプロテクションを装備しており、
多くの仲間を生存へと導くべく、殿を何度も務めた。
派手で華々しい戦果と呼べるようなものはないが、
彼の参加した作戦での損耗はかなり低く、堅実にこなしてきたその姿は、
紛れもなく熟練の戦士である。