シャイニングウルトラマンゼロ

登録日:2013/03/28(木) 23:14:58
更新日:2025/10/24 Fri 14:38:39
所要時間:約 10 分で読めます







「俺は……」


「俺はまだ……飛べるッ!!」




ベリアル「何だ…その姿は何だ!?」


「お前の闇を…切り裂く光だ!!」



シャイニングウルトラマンゼロとは、『ウルトラゼロファイト』の第二部第13話にて登場したウルトラマンゼロの究極形態。

【基本データ】

  • 身長:49メートル
  • 体重:3万5000t

概要

ゼロの意識の奥底にあるウルトラマンとしての確たる思いが発動し、ゼロとウルティメイトブレスレットが一体化した事で現れた究極形態。輝きのゼロ。
『セブン&ゼロ ビジュアルクロニクル』ではゼロの内にある偉大な光の力を発現させた姿といわれている。
そのためか特殊能力もノアには無い時間操作などゼロ固有のものばかりである。

カイザーダークネスことウルトラマンベリアルの策謀により、肉体を支配されゼロダークネスに変貌してしまったゼロは、
自分の意志と関係なくウルティメイトフォースゼロの仲間達を次々と手にかけてしまう。
その光景に絶望し精神が消滅しかけるも、グレンファイヤー達の魂の呼びかけとピグモンの勇敢な行動により奮起。
精神世界にて改めてベリアルと対峙した際、ゼロの体から強烈な光が放たれ、従来の形態とは異なる未知の力が発現した。

基本カラーはで、全身をのラインが走るというド派手なもの。しかも全身光り輝いている。

基本形態で特徴的だった上半身のプロテクターは消え、両目とビームランプの色はになり、
カラータイマーも五角形のシャイニングエナジーコアに変化する等、配色の変化もあって受ける印象はイーヴィルティガっぽい大きく異なる。
エナジーコアの名が付いてはいるが見た目はコアゲージに近く、胸の金のラインがエナジーコアを模しているようだ。

前述のようにウルティメイトブレスレットを体内に取り込んだ為、当然ながらブレスレットは左腕から消えている。
その神々しい姿は公式から「あまりの光り具合にいまいちディティールが見えないほどのまばゆさだぞ」と言われる程。

ウルトラマンジード』では他の形態共々ベリアルとの戦いで得た怪我が影響で変身できなくなってしまった(さらにブレスが破損した影響でウルティメイトイージスも使用不可)


【能力】

未だ全貌は描かれていないが、基本形態やモードチェンジによる他形態を大きく凌ぐ力を誇っており

  • 基本形態と互角以上の格闘能力を誇るベリアルを腕の一振りで文字通り一蹴
  • ウルティメイトゼロすら支配する強力な憑依を易々と破る

等、強化形態ウルティメイトゼロすら大きく上回る力を発揮してみせた。

後述の技を含め、まさしくチートラマンと呼ぶにふさわしい絶大な力を振るうも、
ウルトラゼロファイトではこの形態で行動していた時の記憶は通常時のゼロには引き継がれないという現象が発生している。

またシャイニングスタードライヴは相当な負担もあるらしく、
変身解除後のゼロは仲間達に支えてもらわないと立てない程に消耗しきっており、
きっちりデメリットは設定されている様子。最近では平然と時間操作しだしたけど

さらに格闘戦はあまり得意ではないようで、エタルガーやクライシス・インパクトでのベリアル、ジード劇場版でのギルバリスとの戦いではウルティメイトゼロやより強力なゼロビヨンドに変身している。
一応ショーなどでは披露してるため、役割分担やCG処理などのメタ的な都合もあるのかもしれない。
近年では危険な場所から確実に離脱できる切り札といった扱いが強く、消耗こそ激しいがその効果は絶大である。

日食などの演出から、ダイナフラッシュタイプよりはコスモスのエクリプスモードのほうが印象が近い気もする。


【技】

・シャイニングエメリウムスラッシュ
エメリウムスラッシュのシャイニングゼロバージョン。
従来通り額のビームランプから放つのだが、基本形態では細いレーザー状なのに対して、こちらは極太ビームが放たれる。
一撃でベリアルをふっ飛ばす程の威力を誇る。

・シャイニングワイドゼロショット
ワイドゼロショットのシャイニングゼロバージョン。TVでは未使用。
PSPゲーム『ウルトラマン オールスタークロニクル』で使用している。やはり超強化されている。

・シャイニングスタードライヴ
太陽に似た巨大な光を頭上に発生させ、天体を自在に操る技。
それによって一定空間内の時間を逆行させ、生物・無機物問わず、蘇生・復元を可能にするチート技。
しかしその力は味方のみならず、依代を失い今度こそ消滅したはずのベリアルをも復活させていた……
誰一人気付いてなかったけどついでにジャタールさんも。
ちなみに未来に飛ぶことも可能。現在では記憶が飛ぶことはないものの、誰かと一体化しないと行けないくらいには消耗してしまう様子。
おかげでビヨンドはまた本調子で変身できなかった。
ウルトラマンZ』ではブルトンの四次元空間からの脱出のため、脱ぐ時間がなかったのもあり、ウルトラゼロマントを着用した状態で使用している。

ちなみにウルティメイトブレスレットと一体化しているという設定だが、2013年11月公演のウルトラヒーローバトル劇場 第20弾ではウルティメイトゼロソードのみを装備して戦ったほか、
ファイナルウルティメイトゼロモードにも変形させていた。

もしこれが映像作品でも使用可能だとしたら、ウルティメイトイージスを纏ったシャイニングゼロも変身可能かもしれない。誰もがそう思っていた。
そして……

ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ


なんと、時間を操るシャイニングの力と空間を移動するウルティメイトイージス、二つの力を強引に発動させ両立した形態、
ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ*1が登場。いつかやると思っていた

強力であるが、ただでさえ共に負担のかかる形態の力を同時に使用しているため、負担もエネルギーの消費も尋常ではなく、
長く維持することすら困難で、変身解除後もダメージが残ってしまうとされている。
その性質上持久戦に持ち込まれるとジリ貧に追い込まれるという重大な弱点を持つ。
この欠点を克服すべく、セブン・レオ・ジョーニアスとの特訓を経て得た新たな形態・ワイルドバーストを経由して変身することにより長時間の維持が可能となっている。
ただしまだ反動は残っているらしく、シャイニングウルティメイトゼロを放った後はウルティメイトシャイニングだけではなくワイルドバーストも解除されて通常形態に戻り、思わず膝をついてしまう程疲労していた。


【その後の活躍】

  • 小説『ウルティメイトフォースゼロ ~Side Story~』
初変身後、自力での変身が不可能となっていたが全ての時間軸が集う時の滝壺に向かい、時の番人の試練を乗り越えて我が物とした。
習得以前の過去に戻り、当時は太刀打ち出来なかった“何か”をあっさりと捕獲し過去のゼロに時の滝壺を探すように助言した。


ベリアル(エタルダミー)との戦いで変身。
ウルトラハリケーン→ガルネイトバスター→ミラクルゼロスラッガーというオーバーキルコンボの締めにシャイニングエメリウムスラッシュを使用、ベリアルを葬り去った。

自らの意志で自由に力を使えるようにはなっていたが、
エタルガーを何度も取り逃していた(ウルトラシリーズに登場した全ての敵の中でも最強クラスというのを差し置いても)ことや、
ウルトラマンコスモス封印された直後に駆けつけたにもかかわらず救えなかったことからシャイニングスタードライヴは自由に使えないと思われる。
使ったら話が台無しになるというメタ的な都合は置いておいて相手が速攻で別次元(効果範囲外)に逃げてしまうという事情もあるかもしれない。


劇場版オーブの後日談となる今作では新たに新技「シャイニングフィールド」を使用。
ウルトラマンネクサスメタフィールドのような異空間を作る技。
だが、こちらはシャイニングウルトラマンゼロの力により外の時間の流れと違う時間の流れを作ることができ、特訓にピッタリ。
……わりと最近、ウルトラマン超闘士劇伝で見たかもしれないが、完全に「精神と時の部屋」である。
またフィールドを展開した際にオーブオリジンのカラータイマーが点滅状態から青に戻っていることから、
ウルトラ戦士のエネルギーを回復させる効果もある様子。……仙豆まで完備か。
但し、ゼロに負担がかかるのは相変わらずで、タイラント撃破後はへばってしまい、レイバトス撃破へ旅立ったオーブを見送った。
こんなとこまでメタフィールドを完コピせんでも…。


ジードを庇って受けたギャラクトロンMK2の攻撃を乗り切るためにこの形態にチェンジ。
シャイニングスタードライヴで攻撃諸共自分とオーブを数時間未来に飛ばして回避した。
しかしゼロはこの無茶が原因でまたも実体化不可能となり、沖縄に来ていたレイトに再融合して戦線に復帰することになった。
また本調子で活躍できなかったゼロビヨンドの肩身が狭い


ゲネガーグが吐き出したブルトンによって四次元空間へ送り込まれた際に最後の手段として使用。
ただでさえ弱っていた所にシャイニングスタードライヴを使用した為かゼットの元へ合流するのが遅れてしまった(ざっと7話分)。
質が異なる可能性があるとはいえ、回転して脱出した初代ウルトラマンの評価が地味に上がった

ちなみに同日に配信されたボイスドラマでもさらっと登場。
教えを授かりたい余り、嘘をついたゼットに「そんなこっすいことしちゃいけない」と説教するも、尚も「師匠が認めてくれない」と駄々をこねるゼットに思わず「明日から」と言ってしまった為、こっすい嘘を誤魔化す為にシャイニングスタードライヴを「えーい☆」というただの宮野投げやり気味な掛け声とともに使用。
しかし、シャイニングスタードライヴは過去に戻す場合、関係者の記憶も(ほぼ)維持されるため、ゼットには違和感からすぐに時間を巻き戻したことに気付かれてしまった。それに対しゼロは「うーん...」とだんまりを決め込んだ。
そして、この回のチャンネル登録の宣伝文句は「チャンネル登録しないと、君を時のループに引きずり込む(爽やかボイス)怖いっす師匠...」だった。シュタゲかな?

なお、大して疲労した様には見えなかった為*2、常時エネルギーが供給される光の国ではかなり気軽に使えるのでは?という考察もある。*3

それにしても大ピンチからの脱出というZ本編と落差が激しすぎるうえ、
その数日後のウルトラゼロファイト第二部の公式配信がよりにもよってシャイニングウルトラマンゼロ初登場回というタイミングであったのがまた……。


このように正史の映像作品において、この姿での戦闘は精神世界でのベリアル圧倒とエタルダミー瞬殺しか描かれておらず、その強さの限界は未だ不明のままとなっている。
だがシャイニングが本格的な戦闘を披露するよりも先にーーー


Episode 9にてアブソリュートタルタロスがユリアンをワームホールへと拉致しようとした際に、カラータイマーとウルティメイトブレスレットを発光させてウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロに変身。

時空を易々と超えるタルタロスと互角の戦いを繰り広げるも、上記の弱点を見抜かれ持久戦に持ち込まれてしまい敗北。ユリアン王女を連れ去られてしまう。
更に直後にゲネガークによるゼットライザー強奪事件が起き、有無を言わず飛び出したゼットを追いかけて『Z』1話に繋がる。
上記のブルトンの異次元脱出に時間がかかったのはこの時の疲労によるものと間接的に明かされた。

Episode 6にてアブソリュートタルタロスとの再戦時に再びウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロに変身。
タルタロスに食らいついたのち、必殺技のシャイニングウルティメイトゼロでタルタロスを撃退し見事雪辱を果たしたものの、反動による疲労で通常形態に戻ってしまった。

Episode 9での惑星ブリザードでの決戦でも使用。セブンと共にタルタロスと対峙し、途中メビウスの切り札発動に伴いセブンが離脱した後も1対1で戦っていたものの、タルタロスが時空をも歪ませる奥の手「アブソリュートマキシマムデストラクション」を玉砕覚悟で発動。そこにリブットに庇われる方で隔離されたため、勝負はお預けとなった…。



「何故荒らすだけで、項目を追記修正しないんだ…。」

ベリアル「何を!?何を言ってるんだ!?」

「お前だって…wiki篭りだろうが!!」


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最終更新:2025年10月24日 14:38

*1 一枚絵の背景の方は「ULTIMATE SHINING ULTRAMAN ZERO」、円谷プロ公式Twitterでは「ウルティメイトシャイニングゼロ」表記。

*2 黙りこくっていたのが疲労のための可能性もあるが

*3 ゼットが違和感を覚えた際にゼロが時間を巻き戻した事に気づく辺り、ひょっとしたらゼロも頻繁に巻き戻している可能性すらある。