登録日:2012/05/04(金) 02:53:18
更新日:2025/04/09 Wed 12:25:15
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アセム編における連邦軍主力量産機。
ジェノアスの発展型で、
ジェノアスカスタムをベースに開発された機体。
カスタムに採用されたバックパックやセンサー類などを標準装備としたもので、見た目は
ジェノアスカスタムを通常のジェノアスの塗装に変更した以外に変化が無いが、一般兵にも扱えるように操縦性を改善し、ドッズガンやビームサーベルを
装備、装甲材も
AGE-1に準じたものに変更されるなど、火力・防御力・機動性・索敵・通信とあらゆる面で強化を果たた。
特にドッズガンの装備は大きく、UEに全く歯が立たなかったそれまでと異なり敵を撃破できる火力を得たことは大きな進歩と言え、連邦の量産MSでは初めてUEに対抗しうる性能を持つ機体となった。
後に量産型ガンダムこと「
アデル」の普及により型落ち品となったものの、
本機に慣れ親しんだパイロットも多く、多数の機体が前線で稼働している。
初登場となる16話では
ドラド相手に圧倒され頭を吹っ飛ばされたが、ガンダムに慣れていない
アセムのピンチを救った。
我々はこのナイスガッツを忘れない。
ちなみに小説版では、このジェノアスIIのパイロットはみんな大好き
キノコ中尉だったことが判明した。
ビッグリング攻防戦やノートラム攻防戦では多数の機体が投入された。
やられ役では終わらず
ドラドを撃墜したり、アデル、シャルドール改と共に敵エースを追い詰めるなどの活躍も見られた。
また秘技「マスターズ・ステップ」で軽やかに、しかし正確に
シドの攻撃をよける様は「
量産機の動きじゃない!?」と言わしめたほど。
なお
ディーヴァにもブルーカラーの本機が配属されており、赤キノコ頭こと
オブライト・ローレインが搭乗している。
脇役のくせに恋をし、プロポーズし、OKの返事をもらうと
死亡フラグのオンパレードにもかかわらず、ドラドを撃墜するなど手堅く戦果を挙げた。
第二機の最終戦にあたる「ノートラム攻防戦」ではフォトンブラスター蓄電中の戦艦ディーヴァが
マジシャンズ8のミンク駆る
ゼダスMの襲撃を受けた際、
その攻撃からディーヴァを庇ったレミ搭乗のモビルポッドが攻撃を受けて弾き飛ばされたことにオブライトが激昂、
高速ダッシュからゼダスMを肘打ちで弾き飛ばしフォトンブラスター発射軸へ追いやるという活躍を見せた。
この時の肘打ちダッシュシーンは主役張りの格好良さである。
しかし仮にも戦闘用MSである
ジェノアスの装甲がビームバルカンすら受け止められなかった事を考えると、このモビルポッド異常に頑丈である。
これがボールだったら間違いなくディーヴァを守れなかっただろう
ディーヴァ護衛に成功しレミの搭乗するモビルポッドの元へ向かうオブライト。
しかしレミは重傷を負っており、オブライトがたどり着く前に最後の言葉を彼に伝えて力尽きてしまう。
それを知らないオブライトはモビルポッドを発見して駆け寄り、
ジェノアスⅡから降りる。
そしてレミを助けるべくモビルポッドのコクピットをこじ開けた。
が、そこには二度と動くことのなくなったレミの姿が…
オブライトが慟哭する中、大破したモビルポッドとそれを見つめるように佇む
ジェノアスⅡ。
オブライトとレミの2人を表したようなその構図が、何とも切ない……
前述したトルディアでのヴェイガン戦でも登場。件の頭を吹き飛ばされた
ジェノアスⅡのパイロットが登場。
新規映像で明かされたその姿は人の良さそうな
モブおじさんだった。
例の活躍は残念ながらカットされてしまっている。
武装:
ドッズライフル
ビームサーベル
シールド
時代的には
AGE-2の流れを汲む新型機「
クランシェ」やアデルのマイナーチェンジ機「アデルMk-II」が配備されている中、
改修で性能を補いながら前線で活躍した。
オブライトはこの機体には思い入れがあるようで、
ウルフ隊時代の愛機に改修を施して使用し続けているものと思われる。
改修の際に最新の技術が投入され、頭部にはメインカメラの両脇にサブセンサーを、両肩とバックパックには強化スラスターを増設し、バレル開放型ドッズライフルの装備など全体的に性能を向上させている。
しかし単独での大気圏内飛行までは出来ず、空中戦を行う場合等はサブ・フライト・システム「ウェイボード」に乗る必要がある。
強化改修の結果格段に性能が上がっており、熟練パイロットであるオブライトの技量も相まって、その戦闘力はアデル以上とも言われている。
そしてそれは
ジェノアスの持つ拡張性の高さ、設計的な余裕を証明する事になっている。
手負いの状態だったとはいえ、25年以上前の旧式
量産機のカスタム機がガンダムをも苦戦させた
Xラウンダー機を撃破したのは大金星と言えよう。
ギラーガ改も、ヴェイガンの保有技術で生み出せる最高性能のMSと言われており、そんな機体を
最初はガフランにすら手も足も出なかった
ジェノアスが改修を重ねた末に撃破したというのは、ある意味独占したロストテクノロジーに頼ったヴェイガンのMSに対し
ガンダムと共に「進化」し続けてきた
ジェノアスが本当の意味で「勝利」した瞬間と言えるのかも知れない。
なお、Oカスタムへと改修されたオブライト機以外にも、他の
ジェノアスⅡやシャルドール改といった多くの旧式機が作中時点で未だ現役であり、
基地防衛戦や最終決戦においてわずかに確認できる。
Oカスタムの例なども含めて、二世代に渡る性能向上を受け容れるだけの余裕を持つという事実こそ、
ジェノアスが基礎設計の優秀な傑作機であることの証明と言えよう。
初代
ジェノアスが生産されてから約50年を超えてもなお愛されて続けている機体であることに感心。
■
ガンプラ
1/144HGにて発売中。
ジェノアスカスタムのカラバリキットだが新規パーツにドッズガン、左握り拳が追加された
構成上、ナイフ以外の
ジェノアスカスタムの武器が付いてきてお値段据え置きなため多少お買い得感があるかも
残念ながらジェノアスOカスタムは放送当時には発売されず、劇中の活躍からキット化してほしい機体としてファン達の中ではよく名前が上がっていた。
そして2025年、プレミアムバンダイ限定商品としてHGで発売。
放送から13年の時を経てようやくの立体化である。
ところで青バンダイさん、ジェノアスⅡのディーヴァ所属カラーはまだですか?
追記・修正は、「私達の家」に帰ってからお願いします。
- 性能という面ではアナザーではリーオーとかGN-Xとかのほうが量産機としては上だろうけど拡張性の高さからジェノアスシリーズが大好きだなぁ -- 名無しさん (2013-10-15 21:57:18)
- ↑分かってんじゃん。 -- 名無しさん (2013-10-15 22:35:37)
- 16話のあのガッツは今までボコボコにやられていたからこそ輝くシーン。かなり燃えたわ。あとプラモやっぱり腰回り変態可動 -- 名無しさん (2013-10-15 22:42:00)
- ガンダムでは三番目くらいの長寿だな、AGE-1やガンプには劣るが -- 名無しさん (2013-11-18 21:26:26)
- 四期OPだとAGE-2→AGE-3への変化と一緒に背景でⅡ→Oカスタムへ変化してるんだよな -- 名無しさん (2013-12-25 00:19:48)
- ↑別キャラの機体だが、個人的にラーガンのジェノアスかウルフさんのジェノカスがいてくれたらよかったなとも思ってる。でもあのシーンはガンダムAGEとともに歴史を感じさせてくれてよかった -- 名無しさん (2013-12-25 00:21:08)
- プレバンでいいからOカスタム出してくれないかなぁ。フォーンファルシアも一緒に。 -- 名無しさん (2013-12-27 17:01:04)
- なんとなく、ディーバカラーを出すと言うのでジェノアスⅡとアデルのどっちを出すのか最後まで迷って結果的にアデルになったという印象がある。プレバンでジェノアスⅡディーヴァカラー出して欲しかったな…。 -- 名無しさん (2014-07-20 15:51:53)
- ザコポジションなんだろうけど、ベテランパイロットが乗る指揮官機というイメージも強い。ジェノアスⅡに率いられるアデルって感じで。 -- 名無しさん (2014-07-20 16:33:22)
- ↑PJ「くそ あのジェノアス 中身は別モンか!」 -- 名無しさん (2014-08-01 23:45:47)
- ↑×2ヴェイガンにとってアデルよりも強いと認識されてるのか、MEMORY OF EDEN』ではドラドは、手負いのジェノアスⅡを戦場から強制排除し、ゼハートですら、複数のジェノアスⅡを見たときは、時間がかかるとみて逃げた。 -- 名無しさん (2015-02-19 11:21:40)
- シールでの色分けに抵抗のある人からはディーヴァカラーの素体として入手しやすいジェノカスが使われたりすることも。ただしドッズガンはない -- 名無しさん (2016-01-06 00:24:36)
- 放送から5周年だしクロノスとOカスタムのHGを・・・ -- 名無しさん (2016-08-13 19:09:22)
- ↑遂にOカスタムがきたぞ -- 名無しさん (2025-04-07 15:24:12)
- やったぜ! ……買えなかったぜ! -- 名無しさん (2025-04-07 19:33:19)
最終更新:2025年04月09日 12:25