黒羽快斗/怪盗キッド

登録日:2015/02/20 Fri 18:02:03
更新日:2025/04/25 Fri 12:02:50NEW!
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俺はもうぼっちゃまじゃない
怪盗キッドだ


黒羽快斗/怪盗キッドとは、漫画『まじっく快斗』、『名探偵コナン』に登場するキャラクター。



【プロフィール】

身長:174cm
体重:58kg
年齢:17
血液型:B
誕生日:6月21日*1


【概要】

まじっく快斗』の主人公で、江古田高校在籍の高校2年生。
父はプロのマジシャンだったが、物語の8年前にマジック中の不慮の事故により亡くなった故・黒羽盗一。
母の黒羽千影は健在だが諸事情により海外で暮らしている。
マジシャンの息子らしく、その腕は父親譲り。

名前の由来は「(トランプの)クローバー」→黒羽、「怪盗」→快斗。
ちなみに植物のクローバーには「愛、希望、信頼」という花言葉があるのだが、四つ葉のクローバーには「復讐」という花言葉も存在する。

工藤新一と瓜二つの公式公認のイケメンで、バレンタインデーには両手で抱えるほどチョコを女子から貰っていた
因みに前の年までは風邪を引いたり足を骨折したりしていたので、バレンタインデーの事を詳しくは知らなかった。

年齢に似合わず、新聞のニュース欄を(授業中でも)読むことも。
ただし、大抵は怪盗キッドとしての自分の活躍に関する記事ばかりだが。*2
IQ400を誇る天才でもあり、授業中に教師から無茶ぶりで当てられた問題をあっさり解いたり、一瞬で落下速度の計算もできたりする程。

基本的にマジシャンゆえ、謎を作り出すことを得意としているが、『ゴールデン・アイ』『ダーク・ナイト』や『真夜中の烏』などでもわかるように、逆に謎を暴きだす優れた推理力も持ち合わせている。
普段は幼なじみの青子のスカートを覗いたり冷やかしたりするなど明るくやんちゃな性格。
アニメ版では、調子に乗っている時などによく「ケケケー!」と笑っている。

嫌いな食べ物は魚介類全般で、それがパンツのプリントであろうと見ただけで悲鳴を上げることも。




俺の敵わないマジシャンはただひとり
黒羽盗一



ある日偶然見つけた自宅の隠し部屋で、父親の死の真相や正体を知ることになる。
黒羽盗一の正体――それは巷で噂されている怪盗キッドであった。そして、父の死の真相は事故死ではなく、謎の組織による殺害だったことも。

それを知った快斗は「父の死の真相究明とその仇討ち」を果たすべく、父の跡を継ぎ2代目怪盗キッドとなった*3
行動自体は、「殺したはずの怪盗キッドが活動を続ける=仇の組織に対する挑発」で、活躍を喧伝することで自らを囮に接触を図っている……が、最近の活躍ぶりから見ても、本来の目的よりも怪盗キッドとしての活動自体を楽しむ方に夢中と言える。


【怪盗キッドとして】

黒羽快斗が夜の間だけなる姿。元々は、父・盗一がある目的のために行っていた盗賊(義賊)。
正式名称は「怪盗1412号」といい、数字は国際犯罪者番号を指す。
快斗は予告状をはじめほとんど「怪盗キッド」の名を使うが、盗一は予告状やメッセージに添える際など「怪盗1412号」の名を使っていたようだ。優作を名付け親と呼んでいたところから「キッド」の名も好んでいたようだが。

親子合わせての怪盗キッドによる被害総額はなんと350億円以上で(器物損壊*4も含めればそれをも上回る)、
殺人こそ犯していないものの、日本はともかく、アメリカ合衆国等の実際の司法に合わせれば死刑や終身刑に値するレベルの凶悪犯罪者という事となる。

何故「怪盗キッド」という名前で呼ばれるようになったかというと、とある若手小説家(その正体は工藤新一の父・工藤優作)が、日本を含め各国の警察を子供のように手玉にとる怪盗1412号に興味を持った折、新聞記者が殴り書きしたメモの「1412」を「KID」と誤読したため
これがきっかけで日本では「怪盗キッド」で定着してしまい、そう呼ばれるようになった。
マスコミからは「月下の奇術師」「平成のアルセーヌ・ルパン」サザエさん時空の結果令和魔術師(ウィザード)*5」などとも謳われている。
ちなみに、快斗の母である千影も過去に「昭和の女二十面相」と謳われていた女怪盗「ファントム・レディ」として活動しており、お宝を悪用して荒稼ぎをする者達の妨害を行っていた。
現在の怪盗キッドも、市民から殺人事件を発生させない米花町の救世主であるため有名なアイドルか若しくは権力に屈しないヒーローかの様に称賛されている人気者で、盗みの現場では観戦しに来た一般市民のファン達から、スポーツ選手へ向けるかのような熱烈な「キッドコール」が湧き上がる。

怪盗を自称しているからといっても何でもかんでも盗んでいるわけではなく、本人の目的はあくまでビッグジュエルなので狙うのは基本宝石のみ。
ただし、怪盗キッドの名前を勝手に使われ、宝石以外の絵画や古美術品を盗むと宣言される事も多々ある。
キッド自身も偽りの怪盗予告に対しても毎回律義に盗んでいるので*6、世間的には美術品をターゲットとしていると思われている。
他には『コナンキッドの龍馬お宝攻防戦』のように、母が怪盗時代に残した仕事の後始末も任されることがある。

快斗の時と違い、キッドの時は父の「ポーカーフェイスを忘れるな」という言葉のもと、感情を顔に出さないキザな二枚目キャラクターとして振る舞い、言動も芝居がかったキザったらしいものになる(ように努めている)。
が、予測不能の事態に動揺したりプロの暗殺者などには正面から渡り合えないなど年相応故仕方ないところもある。

また、変装を得意とし、声色はどんな人物の声でも自由自在に出せるという特技を持つ。
これを活用し老若男女誰にでも変装することが可能で、特に女性に変装していることが多く、『怪盗キッドvs最強金庫』でコナンにこのことを指摘された時は「そっちのほうが萌えるんでね」と答えているものの、必要に応じて同性に変装することももちろんある。

主な逃走手段はハンググライダー*7だが、恐らく御袋に教わったバイクに乗っている描写がある。
盗みをする際は、まず予告状を出すポリシーがある。犯行に及ぶ際には母から受け継いだ高い身体能力を駆使し、トランプ銃や催眠スプレー、煙幕や閃光を放つ道具等を使い警察や追手を翻弄している。
なお、トランプ銃から射出されるトランプは、殺傷能力は無く撹乱に用いているが、銃身にも普通に突き刺さるなど非常に丈夫。トランプとは……。

現在キッドが追い続ける獲物は、ビッグジュエル『パンドラ』
仇の組織が求めてやまない品であるが、その特徴は
  • 文字通り大きな宝石であること
  • 月の光にかざすと中にあるもう一つの宝石が見えること*8
  • そして(彼らにとって)不老不死への手掛かりであるらしいこと
以外の詳細は不明。
それがダイヤモンドなのか、ルビーなのかあるいはサファイアなのか、どんな逸話を秘めているのか……などなど、誰も正体を知らない謎めいたシロモノ

一旦盗んでから品定めを行い、目的外の品だとわかった場合はすぐに持ち主に返している。
また、「盗む」ことで悪徳美術商や闇ブローカーの悪事を暴き、正当な持ち主の手に返されるよう図ったり、時には『キッドvs高明 狙われた唇』で描かれたように、本来の正当な持ち主のもとへ自ら赴き手渡したりするなど、義賊としての一面も持っている。

一方で、正体を知らない青子からは父親の宿敵である上に、警察に恥をかかせる為に行動しているようにしか見えない為、「愉快犯」と嫌われてしまっている。
盗んだお宝は返しても、盗みによって生じた器物破損等による損害賠償等の弁済は全くしていない為、いずれにせよ莫大な被害総額を出している事実に変わりはない。

加えて、マジシャンとしての技術に頼る傾向から、時として洒落やジョークなどでは済まされない程の二次的な損害や被害、犠牲を出してしまう事も少なくない。
劇場版『世紀末の魔術師』では、宝の隠し場所を特定する為に、変電所を爆破して大阪全体を大停電に追い込むというテロ紛いな暴挙に出ており、同じく劇場版『業火の向日葵』では、あらかじめ絵画の『向日葵』を狙う黒幕の正体や目的を知っていながら、誰にも(柔軟な思考をしており、ある意味でキッドを理解していたコナンや次郎吉にすら)犯人の正体を教えようとせず、暗号によるヒントを与えるだけで自らの独力で解決しようとした結果、7枚の向日葵こそ失われずに済んだが、幾度にも及ぶ大惨事を招くなど本来は死者がいてもおかしくないが*9、犯人とは無関係の人を事件の犠牲者にはしない『コナン』だからこそと死者が出なかったといえなくもない*10

また、『怪盗キッドの瞬間移動魔術』では、トリックを成立させる為だけに野次馬を扇動して警察のバリケードを破らせるという、実行した野次馬達も野次馬達だが、民間人へ実質的に犯罪の片棒を担がせている*11

尚、キッドの罪について中森碧子は『「王妃の前髪」事件』だけでも、器物損壊等罪、威力業務妨害罪、建造物侵入及び損壊罪、監禁罪、公務執行妨害罪、強盗傷害罪は犯してると驚愕していた。


【他作品への客演】

YAIBA

週刊少年サンデー』30周年記念増刊号に掲載された番外編「KAITO」にて登場。
鉄刃と宝刀を巡り対決している。


名探偵コナン

「怪盗は鮮やかに獲物を盗みだす創造的な芸術家だが、探偵はその跡を見て難癖付けるただの批評家にすぎないんだぜ?」
「優れた芸術家の殆どは死んでから名を馳せる。お前を巨匠にしてやるよ怪盗キッド! 監獄と言う墓場に入れてな…」

映画での複数回の活躍など、おそらく世代によってはこちらでの活躍が印象に残っていると思われる。
というか『まじっく快斗』が絶賛休載中の期間が長かった為、キッドは本来ゲストキャラだったにもかかわらず、もはや『名探偵コナン』が出典の登場人物とみなされているフシもある。
青山ワールド自体世界観を共有している所もあるので違和感は無いかもしれないが。

初登場は16巻『コナンvs怪盗キッド』。
作者曰く、最初は一度限りのスペシャルゲストを予定していたらしい。しかし今やご存知の通りすっかり年一ペースくらいで登場する準レギュラーの仲間入りを果たしており、『怪盗キッドの驚異空中歩行』では空中浮遊、『怪盗キッドの瞬間移動魔術』では瞬間移動などの神業的な奇術を披露し、コナンと知恵比べをしている。
ちなみに、鈴木園子はキッドの大ファンだが、彼女のボーイフレンドの京極真とは因縁があり、『コナン』作中と劇場版とに亘る対決を繰り広げることに。

しかしコナンとは敵対するばかりでもなく、時には取引を経て彼に手を貸すことも。
『漆黒の特急』では、キッドが変装してベルツリー急行に乗車していることをコナンに見破られるも、見逃すことを条件に宮野志保に変装し、黒の組織の一員・バーボンと対峙。
志保の画像を見てその姿を装い、電話越しで灰原と会話しているので、写真の女性が灰原であることは承知しているはずだが、その女性が何者であるかまでは知らない様子である。
なお、組織が銃や爆弾を平気で使う危ない連中だとこの件で初めて知り、危うく殺されそうになったことにはさすがに抗議していた。
ただし、後の展開を考えると、キッド自身も実は『集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド』で組織に間接的ながら関わっているし、『キッドvs安室 王妃の前髪』でも組織関係者としての一面を持つ安室と再び対峙している。

アニメ『まじっく快斗1412』では『コナン』と続けて放送されるという時間帯もあり、同作でのエピソードをキッド視点からアニメ化する試みも行われている(ビックジュエルが関与しない初期のエピソードがアニメ化しにくい為)。
視点がキッド側なのでしょうがないが、こちらでのコナンはどう見ても悪役である

劇場版には3作目『世紀末の魔術師』で初出演。
以後も『銀翼の奇術師』『探偵たちの鎮魂歌』『天空の難破船』『業火の向日葵』『紺青の拳』『100万ドルの五稜星』と3〜5年ペースで顔を見せており、これは他作品からのキャラクターでは最多である。
初期の頃にはなるべく怪盗キッド時のクールな二枚目として描かれることが多かったが、後に本編のような三枚目な素顔も描かれるようになった。

新一は「平成のホームズ」と言われていたが、ついに原作1076話でキッドは「令和魔術師(ウィザード)」と最近言われていることが判明するなど、色々時空がねじ曲がっている
キッドも「平成のアルセーヌ・ルパン」と言われていたが、これは先代の盗一の事と無理矢理納得できなくもないようでいて、千影は「昭和の女二十面相」なので深く考えてはいけない。もしかしたらベルモットと同じような技術なのかもしれない。


【他の人物との関係】

〈工藤新一との関係〉

快斗の容姿は髪型以外はほぼ新一と同じ。作者が一緒だから似るのはしかたない。
その為、初登場時には毛利蘭でさえも新一と勘違いし、見知らぬ女性(青子)と一緒にいたことからあらぬ疑いを持たれる原因となるその女性(青子)も蘭そっくりなのだが……

快斗が新一に変装する際は髪型を変えるだけで良いので、劇場版では『世紀末の魔術師』にて新一に成りすまして蘭のもとに現れ、正体がバレかけていたコナンを救った。
また『銀翼の奇術師』および『天空の難破船』以降、キッドの変装の弱点である「顔を強く引っ張られると変装がばれる」という点をカバーする為、工藤新一の姿を利用し潜入するというパターンが使われるようになった。

ちなみにOVA作品『KID in TRAP ISLAND』にてうっかり少年探偵団に追い詰められて素顔を目撃された際は新一と勘違いされており、それで難を逃れている。

外見自体は全くと言って良いほど違いは無いが意外なところで対比されており、

職業:探偵←→怪盗
在学校の制服:ブレザー←→学ラン
家庭関係:両親健在←→母子家庭
ヒロインの父からの印象:悪←→良
ヒロインの胸のサイズと戦闘力:大←→小

などと対比付けがされている

新一の幼少期の声高山みなみが演じているが、快斗の幼少期はそのまま山口勝平が演じている。

因みに江戸川コナンではなく工藤新一としては、『集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド』にて一度対決しており、互いに顔も名前も知らないまま新一がキッドを追い詰めた過去がある。

そして、コナンの正体が新一であるという事を知っている人間の一人でもある。
キッドがその事に気づいたのは原作エピソードにおいてではなく『世紀末の魔術師』においてだが、後に原作でもコナン=新一だと分かっていると思われる描写がある*12

『コナン』の公式ガイドでは「2人が似ているのは実は深い理由があるんです」という意味深な一文が存在するが、その真意は……?
『まじっく快斗』の単行本巻末のオマケ漫画は「本編は実は役者が演じている劇(ドラマ)」という楽屋オチとなっていて*13、最近では『名探偵コナン』も巻き込んで、ゲストの少年がコナンの衣装に着替えていたり、小泉紅子の屋敷と工藤邸の外観は同じセットが使われていたりするネタがあるが、多分それとは関係ない。

ちなみに新一の父親・工藤優作と初代怪盗キッド黒羽盗一は『工藤新一少年の冒険』で描かれたように息子達と同じくライバル関係。更に新一の母親・工藤有希子とアメリカの女優シャロン・ヴィンヤードは盗一の弟子達で、彼女らの変装術は盗一から伝授されたもの。
しかも有希子は弟子時代に幼少期の快斗と会ったことがあり、こんな意外なところに関連がある。
更に盗一によれば千影は有希子のエッセイのファンだとか。

+ 以下、最新映画のネタバレ注意!!
『100万ドルの五稜星』のエピローグにて、優作が有希子に生き別れた双子の兄がいる事を話した。過去に両親が離婚し、優作は母親に、兄の方は父に引き取られて疎遠になったとの事。
しかし連絡は取り合っており、最近は刀を送ってくれた。*14
そして優作曰く有希子も昔は会った事のある人物であると話している。
そんな会話をしている中、優作のスマホにメールが送られてきており、内容はその兄からの優作の小説に対する感想文であった。優作はそれに対して、
「ありがとう、兄さん」と自身のイニシャルであるY.Kを付けて返信した。
その返信先のイニシャルはT.Kの文字があった。

そして、場面は変わりそのメールの内容を読んでいたのは、函館の高所にて夜景を眺めていた北海道警の刑事・川添善久。だが、次の瞬間その変装を解き、隠されていた素顔を露わにした。
なんとその正体は死んだと思われていた快斗の父・黒羽盗一その人であり、更に『まじっく快斗』の登場人物怪盗コルボーである事が判明した。
これにより、快斗と新一は従兄弟の関係にあると明かされ、青山氏の発言の意味が回収された。


中森銀三との関係〉

青山作品で言うキッドがルパン三世なら銭形警部と言うべき存在の警部。
正直『コナン』読者からしたら『まじっく快斗』のヒロインで実の娘である青子やコナンよりもキッドと言えば警部と言う印象が強いかもしれない。モチーフは『ルパン』シリーズのガニマール警部との事。

初代の盗一の頃からキッドを追い続けており、今では怪盗キッドが関わる事件を専任に扱う刑事で捕まえるためならたとえ管轄外であっても構わずにその現場へ急行するなど、人生をキッド逮捕に捧げているとも呼べる(ただキッドが変わっているのに気づいていない様子)。

普段は口が悪く粗暴で、いつもキッドに出し抜かれるなど有能そうなイメージが無いが、『コナン』作中に初めて登場した時にはキッドの暗号をコナンよりも早く見抜いたり*15、二度と同じミスを繰り返さないための防犯装置を考案してキッドを迎え撃ったりと、長年追いかけている分その手や傾向には詳しく有能な一面もある。
同じくキッドを追うコナンの事は信頼しており、彼の知恵を借りる時もあった。
一方、キッドに対してある種の信頼を置いてもいる。キッドが長期休業した際は悲しんだり、『怪盗キッドと四名画』でキッドに殺人容疑がかかった時は「ヤツは人の命だけは盗らない」と彼の無実を信じていた。

この様に、キッドは中森を生涯の宿敵とも呼べる存在として見ているが、娘の青子の幼なじみにしてキッドの正体たる快斗との関係は悪くはなく、むしろ気に入っており、快斗が家を訪れた際は捌いた時価四億円の鯛の刺身を振る舞ってもいる*16
一度だけキッドの正体が快斗だと疑った事があるが、彼と青子のデート尽力でその疑いが晴らされた為、今はそれをキッドの変装のレパートリーの1つだと捉えており、快斗を疑う事も無くなった。
白馬探の捜査で快斗がキッドだと判明した時も、「ばかばかしい!」と一蹴して全く信用していない事からどれだけ快斗を信頼しているかが分かり、思い悩んでいた際は彼の励ましで闘志を取り戻した時もあった。

また、キッドも黒羽快斗としては中森のことを亡くなった父親の代わり的存在として親しく接しており、
『100万ドルの五稜星』で中森が武器商人にライフルで撃たれた際、父の言葉から常に心掛けている「ポーカーフェイス」をかなぐり捨てて激昂し、その後搬送された中森の意識が戻るまでは病院の警備員に変装しずっと見守り続けていた。
快斗を気に入っている事から青子との仲も全面的に公認している様子。将来の義父になる日も遠くない……?




今宵アニヲタwikiの怪盗キッドの項目を追記・修正のため参上せん
-怪盗キッド-




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最終更新:2025年04月25日 12:02

*1 原作者である青山剛昌氏と同じ誕生日である。

*2 レギュラーアニメ版の『まじっく快斗1412』では、時代の流れかタブレット端末を使ってニュースを見ている。

*3 寺井のキッドも含めるなら怪盗キッド"3世"とも言える。

*4 キッドの名前を勝手に利用された報復と言う理由だけで、巨大ツリーを横倒しにしてデパートを倒壊させるという、明らかにやり過ぎな行動に出た事もあり、ケガ人を出す所かデパートが倒産する様な事になれば、大勢の失業者を出す事になっていた。

*5 『名探偵コナン』1076話。単行本101巻FILE.7「挑発」より。

*6 本人曰く「売られた喧嘩は買う」との事。

*7 『紺青の拳』のシンガポールみたいな無風での飛行や『100万ドルの五稜星』の空中での長期戦などによってはハンググライダーに背負えるタイプのプロペラ付きのエンジンを取り付けていることもある。

*8 『コナン』においても盗んだ宝石を月にかざしているのが描写されている。

*9 前者は自家発電システムがあるのを予め予測していたとはいえ、人の命に係わる病院等を意図的に停電させてしまうのは死者を出しかねなかった悪質な犯罪行為であり、万一手術中だった場合は本当に死者が出る可能性があった。後者はウメノ夫人に『芦屋の向日葵』に見せたいという寺井の気持ちを汲んだが故かもしれないが、それでも下手をすれば大勢の犠牲者を出すだけでなく、7枚の向日葵全てを失ってしまう最悪な事態になりかねなかった。

*10 実際に、劇場版作品は毎回のように大規模な爆発が発生しているものの事件関係者以外の死者は基本的におらず、『ゼロの執行人』や『ハロウィンの花嫁』で数名が出たくらいである。

*11 れっきとした公務執行妨害で、懲役3年以下もしくは50万円以下の罰金となる。企画したのが次郎吉である以上、野次馬達が逮捕されたり処罰される心配は無いと思ったのかもしれないが、今後の盗みにおいて調子に乗った野次馬達が警察に悪意を持った妨害行為に出かねない弊害となる危険性も十分にある。

*12 特に近年の劇場版シリーズは原作との連動が多く、読者が劇場版を見た前提で話を進める事もある。

*13 作者の青山剛昌はここでは監督という立場。

*14 居間に飾っているものだが、有希子が背中を掻くのに使っている。

*15 もっとも解釈を一部間違えており、キッドが屋上に舞い降りる予定のビルの玄関前で車に乗りながら待機していたが。

*16 ただし、快斗が魚嫌いの為、怯えられていたが。