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TG ハイパー・ライブラリアン

登録日:2011/05/08 (日) 09:43:27
更新日:2026/07/01 Wed 08:31:05
所要時間:約 13 分で読めます





リミッター解放、レベル5!
レギュレーターオープン!スラスターウォームアップ、OK!
アップリンク、オールクリア!
GO、シンクロ召喚!


カモン!
TG(テックジーナス) ハイパー・ライブラリアン



TG(テックジーナス) ハイパー・ライブラリアン》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

TG(テックジーナス) ハイパー・ライブラリアン/T.G. Hyper Librarian》

シンクロ・効果モンスター(制限カード
星5/闇属性/魔法使い族/ATK2400/DEF1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
自分か相手がSモンスターをS召喚した場合に発動する。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、自分は1枚ドローする



概要

週刊少年ジャンプ2011年2号」の付録として登場したシンクロモンスター

自身がフィールドに存在する状態でどちらかのプレイヤーがS召喚を行った場合、カードを1枚ドローすることができる強力な効果を持つ。
1ターンに1回の制限はなくS召喚を繰り返せば何枚でも引くことができるため、ハンド・アドバンテージを稼ぎづらい遊戯王OCGでは非常にありがたい。
この効果から、主にS召喚が得意なデッキのドローエンジンとして運用させるのが基本。
このカードを最初に出した後、S召喚を繰り返して手札を回復させながら展開していくのである。

また、相手がS召喚した場合にもドローできるので、こいつを出すだけで相手も安易にS召喚ができなくなる。
相手にドローさせてシンクロを出すか、それともドローさせない為にシンクロを諦めるかを選ぶ事になるからである。
とはいえ、1ドローぐらいなら構わずシンクロする人も多いだろう。


TG(テックジーナス)の1体であり、属性・種族・効果・攻撃力の全ての面で優遇されている。
そしてレベル5なので、《ジャンク・シンクロン》はもちろん、TG繋がりで《TG カタパルト・ドラゴン》からのシンクロ等々…と、召喚方法は豊富。
エフェクト・ヴェーラー》など汎用性の高いチューナーの存在から、S召喚を採り入れた【魔法使い族】でも活躍が期待できる。
時にはレベル5魔法使いとして《アーカナイト・マジシャン》の素材になったり、《ミラクルシンクロフュージョン》で《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》になる事もあるだろう。


このカード自身のS召喚成功時には1ドローはできないので、このカードを立てた状態から続けてS召喚するという立ち回りが必然的に要求される。
また、効果解決時にもこれ自身がフィールドに残っていなければならない。
他のTGのレベル5シンクロとは違い、破壊された時のドロー効果は無い為、自身のS召喚時にカウンターされたり《サンダー・ボルト》・《激流葬》などの全体除去を受けると大きくアドバンテージを失ってしまう点に注意。
また滅多にあることではないが、ドローは強制効果なので、デッキが少ないとすべて引かされて敗北に追い込まれる可能性はある。

相手からすれば、このカードは優先して破壊するべき対象になる。
何らかの対策を講じた状態で、場に出すことが必要になるだろう。


ちなみに「ライブラリアン(librarian)」とは「司書」のこと。
ドロー効果も、利用者の求める本を提供する司書の業務を連想させる。
サーチ効果の方がより司書らしいと言えばそうだが、仮にそうするとどう考えてもぶっ壊れなので、これが妥当なところだろう。

また、TCGの元祖である『Magic the Gathering』においてはデッキは「書庫」、手札は「読んだ書物」の扱いであり、後発のTCGもその影響を受けている。
遊戯王OCGだと《王立魔法図書館》などが該当。同じくドローに関する効果を持つのは決して偶然ではない。

決して「ハイパーライブラリマン(すっげぇ図書館男)」ではない。


環境での活躍・制限動向

2011年2月~

登場当初から【シンクロ召喚】の必須カードという立ち位置に君臨したが、最も活躍したのは、かの有名な【ジャンクドッペル】だろう。
最低2枚のカードを消費するS召喚だが、こいつを立ててしまえば、手札を減らすことなくシンクロを繰り返すことができる。

さらに、レベル5のシンクロということで、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》や《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》のS素材として優秀。
シンクロチューナーの《フォーミュラ・シンクロン》とは相性がよく、2枚ドローした後に別のレベル5シンクロを合わせると5+5+2=12で、リミットオーバーアクセルシンクロやデルタアクセルシンクロが可能。

あまりに暴れすぎたため、2011年9月には制限カードにぶち込まれた。
似たような性質を持つ禁止カードから、「《生還の宝札》の人が服を着た姿」と揶揄されることも。

時は流れ、『5D'sが終了すると、『ZEXAL』からの新たな召喚法であるX召喚が登場。
相対的にシンクロの利用度が下がり、このカードも自分からシンクロするデッキでなければ採用されなくなってきた。
しかし、相方とも言える《フォーミュラ・シンクロン》が段々緩和され、ついには無制限になった一方、こっちはずっと制限のまま緩和されていなかった。
あちらは言ってみれば使い捨てだが、こちらは立ってる間ずっとドロー加速できるため、ドローギミックを放置するのは危険と判断されての事なのだろうか。
とはいえ【ジャンクドッペル】だと、EXデッキの15枚制限がかなり厳しいため、「こっちも緩和していいんじゃね?」という声も挙がっていた。

第9期では遊星をイメージしたストラクシンクロン・エクストリーム」が発売。
《アクセル・シンクロン》や《ジェット・シンクロン》の登場で、連続シンクロが行いやすくなった。
しかし、2016年には相性の良かった《レベル・スティーラー》が禁止カードとなり、やや打撃を受けた。


2017年3月~

第10期に入ると新マスタールールが施行され、リンクモンスター無しではEXデッキから複数体シンクロモンスターを出すことができなくなった。
これにより《TG ハイパー・ライブラリアン》を最初に出してしまうと、それ以上他のシンクロを出すことができないため、展開パターンの大幅な見直しを迫られることになった。

苦境に立たされた彼だったが、《水晶機巧-ハリファイバー》の登場で転機が訪れる。
簡単な条件でL召喚でき、そのままレベル3以下のチューナーをリクルートできる《水晶機巧-ハリファイバー》のおかげでリンク先を確保しつつ手軽にS召喚を行えるようになり、これまでのようなドローしながらの展開を手軽に行えるようになっている。
また、《水晶機巧-ハリファイバー》は相手メインフェイズにシンクロチューナーをS召喚扱いで特殊召喚することができる。
これによって、《フォーミュラ・シンクロン》でドローしながら《シューティング・クェーサー・ドラゴン》や《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》に繋げることも可能。

とは言え、それでも新マスタールールによる【シンクロ召喚】弱体化の影響は大きく、2019年7月には準制限カードへと制限緩和、10月には制限解除となっている。
その一方で、ただでさえカツカツだった【ジャンクドッペル】のEXデッキはさらに圧迫され、これまで以上に取捨選択が重要となっている。


2020年4月~

第11期への移行と同時に新マスタールールが廃止され、融合・シンクロ・エクシーズモンスターはリンクモンスターに依存せずともEXデッキから特殊召喚可能となった。
これによる【シンクロ召喚】の復権や、上述した《水晶機巧-ハリファイバー》との活躍を見越してか、2020年4月には再度制限カードへと逆戻りした。
水晶機巧-ハリファイバー》は2022年7月以降禁止カードとなっているが、現在はそれに代わる様々な展開補助カードが登場している事もあり、このカードも依然として強力である事は変わりないだろう。


アニメ・漫画での活躍

5D's』でもアンチノミーによって2回召喚される。
1回目はS召喚で、2回目は《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》の効果で墓地から特殊召喚された。

ブルーノ=アンチノミーのいない漫画版では当然未登場だが、遊星の使う罠カード《シンクロ・ライブラリー》のイラストに描かれている(効果はシンクロの攻撃時に墓地のシンクロを全て除外、その数×300攻撃力アップ)。
また、長官が使う永続魔法として、ドロー効果のみを持ってきた《天輪鐘楼》がある。


余談

このカードの登場で「素材縛りなし、同じレベル5シンクロ、同じ攻撃力」だった《マジカル・アンドロイド》の価値が大暴落した。

アニメでの登場時はこのカード自身が戦闘を行っていなかったため、《TG パワー・グラディエイター》・《TG ワンダー・マジシャン》らと違って攻撃名が無い。
TGの終着点である《TG ハルバード・キャノン》にも無いのは謎だが。

OCGにおける悪用例は《スター・ブラスト》の項目を参照。




追記・修正は、このカードの効果で4枚以上ドローしてからお願いします。

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最終更新:2026年07月01日 08:31