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エンター(特命戦隊ゴーバスターズ)

登録日:2012/03/08 Thu 14:09:08
更新日:2026/10/17 Sat 23:31:15
所要時間:約 7 分で読めますよ






ボンボンボンジュ~ル






エンターとは、スーパー戦隊シリーズ第36作『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する敵組織「ヴァグラス」の幹部。

演:陳内将

キャラクターソング:「ジュマペル エンター」


【概要】

ヴァグラス首領のメサイアが現実世界に送り込んだエージェントで、メサイアのアバター(分身)的存在。

容姿は人間の男性であり、複数の個体が既に社会に溶け込んで暗躍している。
左目に可笑しな模様が描かれた白縁のサングラスを愛用しているのが特徴。

亜空間『マジェスティ空間』に閉じ込められているメサイアを現実世界へ連れ戻す事を目的に、一般企業やエネトロンスタンドからエネトロンを盗み出し、メタロイドを作り出している。

主な所持品はマジェスティ空間へのアクセスやメタロイドの作成に必要なノートパソコン、メタウイルスが仕込まれているカード、戦闘員「バグラー」を生み出すバグラーカード。

なお、あくまで現実世界に投影されたアバターであり、本体(バックアップ)はマジェスティ空間にある。
チューバロイドによると「心臓の音がしない」らしいが、これもデータで構成されたアバターであるためだと思われる。


【性格・口癖】

キザな性格をしており、何故かフランス語混じりで話す癖がある。
初対面のブルーバスターとイエローバスターに対しては「サヴァ?ゴーバスターズ」という挨拶をした(これを聞いたイエローバスターは「人を魚みたいに!」と不快感を現わにしたが、直後にブルーバスターに「調子どう?ってフランス語」と訂正される)*1。
他にも、「ボン・ボン・ジュール?」と怪しいフランス語で挑発してくることが多い。

そのわりにマジェスティはフランス語では無く英語。
そして陽動作戦を展開した際には道路の真ん中でテーブルと椅子を用意してピザを食べていた。(その後ピザカッターをメタロイド化したのだが、ノートパソコンが乗ったテーブルをそのまま切断しようとしたので慌ててパソコンを避難させた)。


主君であるメサイアを「我がマジェスティ(陛下)」と呼び忠誠を誓っているが、普段から駄々っ子のように暴走し、自身の提案に耳を貸そうともしないメサイアには頭を悩ませている。

ゴーバスターズが戦力を整えていた事は予想外だったらしく、活動の邪魔となる彼らを排除すべくMission3では「エネトロンを蓄えてメタロイド・メガゾードを大量生産し、ゴーバスターズを確実に潰す」計画をメサイアに持ち掛けたが拒否された(メサイアはマジェスティ空間からの脱出を優先した)。
だが、独自にゴーバスターズの排除に乗り出す等、ゴーバスターズを危険視している。
ちなみに上記の計画は劇場版で実行した。

メサイアから「黙って動け」と言われた際には不満げな表情を浮かべるなど、相当ストレスが溜まっている様子。
メタロイドが利口で無い事もストレスになっているらしい。
また、新たな幹部であるエスケイプが送り込まれて来た折、お役御免であると悟り肩を落としていた。

律儀な一面もあり、新バスターマシンの設計図を奪うために協力して貰った内通者のエンジニアに約束通り多額の報酬を払った。
その金の出所は不明。

失敗が悔しくないわけではないらしく、陽動作戦に引っかかった際には怒りを露わにした(ちなみにこの時、捕らえたウサダに取り付けた爆弾のタイマーを早めるべく、エンターキーを連打するというシュールな行動が見られた)。
「私みたいに『一回の操作でタイマーを0にできる機能』を爆弾に付ければ良かったのになんて不合理な……」

製作したメタロイドを削除される事が多いが、自身の目的はしっかりと果たす事が多い。
メタロイドは消耗品である為、メタロイドの敗北自体は悔しくない様子。


【戦闘力】

某魔影参謀よろしく指が触手の様な形状に変形し、それを武器にして戦う。
また、袖に剣を仕込んでいる。

戦闘力は高く、力自慢のブルーバスターを圧倒する程。
レッドバスターを一方的にフルボッコにもした。

メガゾードεのパイロットも務めている。
この時のエンターはハイテンションで、日頃の鬱憤を晴らしていると思われる。


【コスプレ】

趣味なのか、仕事中はコスプレをする。
バリエーションは「作業着」を中心としており、毎回様々な作業着を着ている。
普段は逆立った髪型だが、コスプレの際にはストレートヘアーにする事もある。

~コスプレのバリエーション~
エピソード コスプレ
Mission1 電気工作着
Mission2 工事現場の作業着、防火用エプロン
Mission3 白衣
Mission8 警備員、ホームセンターの店員
Mission13 パンダの着ぐるみ、音楽隊(帽子のみ)
Mission15 純白のフリル付きエプロン姿
Mission17 タキシード
Mission21 トレーニングウェア
Mission24 浴衣
Mission26 先生
Mission27 科学者
Mission43 黒いサンタクロース
特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ! 配管工
テレマガDVD 麦藁帽子+タンクトップ

余談だが、Mission14ではヒロムがエンターのコスプレを披露した。

そしてテレマガDVDではビートバスターになるなど、今後もエンターの変身に期待が高まるところ。





【エンター、進化とその顛末】

物語中盤、亜空間へ乗り込んできたゴーバスターズとの決戦でヒロムに敗北しメサイアをシャットダウンされてしまう。
エンター自身は亜空間から脱出し生き残ったがこの敗北をきっかけに「人間の持つ強さ」に興味を抱くようになる。(少なくともこの段階でメサイアを見限った可能性が高い)

そのためメサイアのバックアップ・メサイアカードを用意しゴーバスターズとのゲームを開始。
カードからメタロイドを超える「メサイアロイド」を生み出し「人間のデータ」を収集。


エンター・ユナイト




身長:186cm
体重:162kg
製造モチーフ:エンター
推奨動作環境:ヒロムのいる世界
メサイアカード:「04」「07」

スーツアクター:藤井祐伍

また、「04」のカードを自身に取り込み怪人態への変身能力を獲得。
さらにエンター自身のバックアップデータでもある「13」のカードを初戦でヒロムの体内に埋め込み、
たとえ倒されてもヒロムの周囲にある無機物を媒体として即座に復活できるようにしていた*2。

この工作によりエスケイプのメガゾードに潰され、ゴーバスターズに削除されても復活してデータの収集を継続。自身の目指す「完璧な人間」へと近付いていく。
更には陣の欠損データのはいった「07」のカードを得て生物へのメタウィルスの注入を可能にするなど着実な進化を果たし遂には「新たなメサイア」を名乗るようになった。

そして……


ダークバスター


レッツ・モーフィン…



身長:183cm
体重:160kg
製造モチーフ:レッドバスター
推奨動作環境:ヒロムのいる世界
メサイアカード:「04」「07」

「メサイアカード13」から送られるヒロムのデータを取り込んだエンターが、Mission49にてレッドバスターと同じ技、そして見たものすべての能力をコピーした更なる戦闘形態。
外見はレッドバスターのパワードカスタム形態に酷似しているが、オリジナルに比べてシルエットが鋭角的で禍々しく、色も暗く沈んだ赤となっている。

ヒロムが使っていた技は例外なくコピーしている上に、本家を凌駕する超スピード戦法と戦闘力、ゴーバスターズ5人分の必殺技を受けても平然としている程高められたタフネスなど、全ての能力がレッドバスターは愚かゴーバスターズ5人を越える力を獲得するに至っている。
ヒロムが過去に「見て知った物」もデータとして取り込んでいる為、他のゴーバスターズの技を繰り出せ、ヒロムのウィークポイントも当然の如く知り尽くしているためウィークポイントに付け込んだ戦いすら可能となった。

しかし「人間の感情」をも取り込んだことで自身を『ただのデータの寄せ集め』と断じるヒロムの言葉に激怒するなど以前より感情的に。
また、わざわざ復元したエスケイプが自身に従順な以前の彼女とは完全な別物であることに苛立ち破壊し、その後も以前の彼女を復元するために再び復活させたりと不規則な行動を見せるようにもなっていた。
エンター自身もこのことを自覚しており、エスケイプが収集した「愛のデータ」によるものだと分かっていた。


完璧な人間を目指そうとしたアバターの末路

終盤、その能力を使い人間を含めた世界すべてを取り込み自らが「何の欠点もない完璧な人間」にならんと画策し、メガゾードΩと進化したその圧倒的な能力でゴーバスターズを追い詰める。

しかし彼らの作戦によって亜空間へ転送され、陣の決死の行動で「13」のカードがヒロムから分離され消滅。これによりダークバスターへの変身能力とバックアップも消滅。

メガゾードもヒロム達の連携で破壊され、ユナイトの姿でゴーバスターズと対決。
互角に渡り合うも仲間を庇って自ら盾となるヒロムを「不完全な人間」と断じて失望するも、逆にヒロムの『不完全だからこそ助け合うのが人間の強さであり、仲間を見捨てるお前にそれは分からない』という発言に動揺し感情を露わにして激昂。

……ッア゛ア″! 消えろォッ!!私の前から全てェッ!!!
……決着を。レッドバスター…!

今まで以上に憤怒の感情を剥き出しにしそのままボルカニックアタックを放つが、ゴーバスターズの「ボルカニックオールバスターズアタック」の前に敗北。


セ・ラ・ヴィ…アデュー(これもまた、人生…ごきげんよう)、ゴーバスターズ…

ウォァアアアアアアアアアアアアアッ!!

最期まで気取った辞世の句を読むと、メサイアに似た断末魔の叫びを上げ削除された。
序盤から表立った行動を一人でこなし中盤以降は物語の主導権を握りラスボスとなったエンター。
彼はある意味ゴーバスターズと並ぶこの作品の主人公だったのかもしれない。

【ヒロムとの共通点・対比】

実はエンターは、ヒロムと似たところが目立つキャラクターである。

完璧主義者な性格の持ち主で、過干渉な目上の人間(ヒロムは姉のリカ、エンターはメサイア)に悩まされることが多く、勝ち気でワガママな性格の異性の同僚(ヒロムはヨーコ、エンターはエスケイプ)ととても折り合いが悪かった。

だが、対比的なところもあり、ヒロムはリカを説得して彼女と分かり合ったが、エンターはメサイアの身勝手で無理解な性格に嫌気が差し、彼を始末してしまった。
その上ヒロムはヨーコとの13年前の約束を果たしてお互いのウィークポイントや不完全さを理解し仲直りしていったが、エンターはエスケイプを完璧なものにしようとした結果何もかも台無しになってしまった。

そのことからエンターはヒロムが完全さを優先させてリカやヨーコと向き合わずに独り善がりな振る舞いを改めなければ破滅していたIFを体現する存在だったのである。

【余談】

次回作の劇場版『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦 さらば永遠の友よ』にて、残っていたバックアップを基に宇宙大恐竜ボルドスによって復活、エスケイプと共にデーボス軍の前に姿を現した。
エンター・ユナイトとダークバスターの姿を披露したが、最終決戦ではアーケノロンの超重力波で高速移動を封じられて、その隙に倒されてしまった。

シリーズ第40作『動物戦隊ジュウオウジャー』第29話にて、巨獣ハンター・バングレイがゴーカイレッドの記憶から読み取った再生怪人軍団の一員としてエンター・ユナイトが復活。
エスケイプ・エボルブと共にゴーカイレッドとジュウオウホエールを相手に戦うが、再生怪人のお約束なのかジュウオウホエールに苦戦し、必殺技たるジュウオウファイナルを受け呆気なく倒された。

パワーレンジャー化が一度見送られた『ゴーバスターズ』であるが『パワーレンジャー・スーパーダイノチャージ』ではエンターをモデルにした「ヘキル」と言うキャラが登場している。
その後『ゴーバスターズ』をベースに制作された『パワーレンジャー・ビーストモーファーズ』では、レッドレンジャーになるはずだったブレイズの肉体から人格を引き剥がし悪堕ちさせた「ブレイズ・アバター」がエンターのポジションを担当。衣装デザインこそオリジナルながら、怪人態としてダークバスターが流用されている。
ブレイズ・アバターはシーズン1で倒され、ブレイズは無事に元の心を取り戻して回復したが、シーズン2ではブレイズ・アバターのコピーロボットが新幹部として登場し、こちらの怪人態はエンター・ユナイトの流用。日本とは逆の順番でのパワーアップとなった。

エンターとしての玩具化は今のところされていないが、パワレン版におけるブレイズ・アバター怪人態は両方ともフィギュア化された。
ダークバスターの方は日本で言うところのS.H.figuartsに相当するライトニングコレクションも存在する。


さぁ!追記・修正の始まりです!



画像出典:『特命戦隊ゴーバスターズ』
© 2012 東映・東映エージェンシー・テレビ朝日


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最終更新:2026年10月17日 23:31

*1 元ネタはおそらく『超光戦士シャンゼリオン』で二度もサブタイトルになった「サバじゃねえ!」から

*2 しかも復活の度にヒロムの最新データに更新されパワーアップする上、ヒロムの生命の危機にはカードが勝手に彼を守るため自害も不可能という蟻地獄