ソーンバルケ(FE)

登録日:2009/11/15(日) 13:16:49
更新日:2025/10/25 Sat 00:01:22
所要時間:約 2 分で読めます





私はソーンバルケ。人里はなれたこの地で隠者の真似事をしている。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレムシリーズの『蒼炎の軌跡』『暁の女神』に登場するキャラクター。
どちらの作品でもクラスチェンジ済み、かつ初期能力も極めて高いお助けユニットとして登場する。
愛剣のヴァーグ・カティも強力。

CV:根津大輔(FEヒーローズ

【『蒼炎』でのソーンバルケ】

○ステータス
ソードマスター LV8
HP-38(70)
力-19(50)
魔力-8(20)
技-27(40)
速さ-25(55)
幸運-5(25)
守備-12(35)
魔防-9(30)
移動-7
重量-13
体格-13
属性-天
スキル-流星
剣S

第15章「辺境の獣」で登場。
特定の場所でレテモゥディを待機させると仲間になる。獣牙族以外でも会うことはできるが、ヴァーグ・カティを譲ってくれるだけで仲間にはならない。
隠しキャラ的な扱いであり、拠点情報で召使いが話す「北東の砂地では、時折………怪しい人影を見掛けることもあるとか」という発言がヒントになっている。
しかしこの発言だけでソーンバルケを発見できた初見プレイヤーは一体どれだけいるのだろうか…確かに今までもゼーベイア等仲間にする条件が面倒くさいキャラは確かにいたが、砂漠に埋まってるところを特定のキャラで発掘するなんて前代未聞だし…。

ラグズとベオクの混血【印付き】で長く生きていると思われ、獣牙族の背後を取る程の手練れ。
更にアイクの剣技からその境遇を見抜くなど、『烈火の剣』のカレルに似た雰囲気を持っている。
ちなみに【印付き】とは、舞台であるテリウス大陸における二つの種族、べオク(人間)とラグズ(獣人)との間に生まれた者のうち、その体のどこかに特徴的な印を持つ者のこと。
しかし作中においては、この世界の創造主たる女神アスタルテの理に背いた忌むべき存在として扱われており、それ故に彼ら【印付き】は息をひそめるようにしてひっそりと生きているのだ。

貴重な武器を持ってくる上、仲間にすると次の章の拠点でこれまた貴重な「奥義の書」をくれるため、仲間にしてソンはない。

ヴァーグ・カティの性能は銀の剣に迫る威力でキルソード以上の必殺率、さらに守備+3の補正が付くという強力なもの。
烈火』のリンの専用武器「ソール・カティ」をより使いやすく強力にしたようにも見える。
ただ本作は守備が高かったり槍を使う敵が多く、場合によっては錬成した銀の剣でもないと辛いぐらいなので高難易度ではこれですら力不足に感じるかもしれない。

見るからに達人といった雰囲気通り主要ステータスは育ち切ったユニットと比べても高く、さらに奥義「流星」持ち。
彼がいればワユツイハークを育てる必要はないかと思えるが、幸運の初期値が5しかないので意外と低い回避率や常について回る必殺の恐怖に悩まされる。まぁ生い立ちを考えれば薄幸なのは納得だが。
ドーピングアイテムの中でも女神の像は1個で幸運を4も上げてくれるので、彼を起用するつもりなら残しておこう。

支援相手はモゥディ、セネリオ
セネリオにやたらとご執心だがその理由とは…?



【『暁』でのソーンバルケ】

○ステータス
剣聖(ソードエスカトス) LV8
HP-53(55)
力-27(50)
魔力-7(20)
技-37(60)
速さ-36(60)
幸運-20(15)
守備-21(40)
魔防-16(50)
移動-7
重量-13
体格-13
属性-天
スキル-必殺+20・体当たり・流星
剣SS

暁でも第四部3章「さまざまな歪み」にて登場。
前作同様砂漠に埋まっており、今作ではミカヤレテで「発掘」すると仲間にできる。

相変わらず非常に高い初期値を持ち、幸運も4倍になったが、今作では敵に必殺+○○%のスキルがあるため被必殺率はどっこいどっこい。
もし使用するなら、キラー系の武器を持った敵にはなるべく近寄らないようにしたい。
加入後はメグやカイネギスからスキル「強運」を移すことで必殺を食らうリスクはなくなる。
ちなみに流星の仕様変更で『蒼炎』のようにせっかく持ってきたレア装備を一瞬にしてすり減らす機会は減った。

CCアイテムのマスタークラウンは個数限定アイテムのため、最初から最上級職なのがメリットともいえる。
ただ本作の剣士系は普通に育てればフルカン余裕のエディ、最初から能力が高く戦力の充実したグレイル傭兵団所属で育てやすいワユ、支援で高回避率になる地属性+スキルや上限値の優秀なツイハークやルキノ、と他も大概優秀なので強い剣聖を求めるならソーンバルケは戦力から外されやすい。

暁と『蒼炎』では見た目は殆ど変わらないが、『暁』は微妙に片目が髪で隠れている。
さり気ないヘアチェンジだろうか?

愛剣のヴァーグ・カティは必殺率こそ下がったがその他の基本性能はエタルドを超えるレベルまでに強化された。
ただ終盤は間接攻撃してくる敵が多いのでエタルドを他に回すとしても旋風の剣の方が便利かもしれない。


そして彼にはシリーズ歴代ネタキャラに負けない数々のネタ要素があったりする。

●幸運が異様に低いため、敵の必殺をくらいやすい。
●蒼炎で流星のスキルを発動させ、貴重なヴァーク・カティを一気に消費してしまう。
●名前が覚えづらく、2chスレでは「ソンケルバーン」という呼び名が一般化している、ちなみに北米版での彼の名前は"Stefan"。
●「砂漠に埋まってる人」「発掘された人」と言われることが多い。何しろモゥディは「砂の下」に気配を感じ取っているのである。
●倒されたとき、死なずにちゃっかり撤退する。


暁の後日談では、【印付き】の者たちを集めた里の首長となった。またこの里は、後に国へと発展していったという。
この時の「獅子の末裔」という称号と彼の名前および髪色から、実は三雄の一人「獅子戦士ソーン」の末裔であると推測でき、その後刊行された『FE大全』ではソーンの末裔である事が明記されている。

北千里氏が語った所、実はイラスト着彩時には青髪だったらしいが、何故かゲーム画面では黄緑になったとの事。

ヒーローズ


この世界、そしてこの城に集う人々の顔。

坩堝というのがふさわしいな。しばらく学ばせてもらう。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2025年10月に登場。イラストはコウ氏。原作通り赤属性の剣・歩行ユニット。
『想いを集めて』では同じ「カティ」の名を持つ剣を使うリンとの交わりが描かれる。

武器スキルはもちろん『ヴァーグ・カティ』。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時および英雄決闘を除く敵軍ターン開始時、自分と周囲2マス以内の味方に「敵の強化の+を無効」を付与(1ターン)、かつ奥義発動カウントが「最大値」なら、奥義発動カウント-2「最大値-1」なら、奥義発動カウント-1
敵から攻撃された時または戦闘開始時自身のHPが25%以上の時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が自身を中心とした縦3列と横3列にいる敵の数×3+5だけ増加(最大14)、与えるダメージ+○(範囲奥義を除く)、
(○は、奥義発動可能状態の時、または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時は25、そうでない時は15)、受けるダメージ-速さの20%、
さらに、敵の奥義による攻撃で受けるダメージ-速さの20%(いずれも範囲奥義を含む(巨影の範囲奥義は除く))、
かつ、追撃の速さ条件を-10した状態で追撃の速さ条件を満たしている時(絶対追撃、追撃不可は含まない)、戦闘中、【神速追撃:ダメージ100%】を発動
敵から攻撃された時または戦闘開始時自身のHPが25%以上の時、戦闘後、奥義発動カウントが「最大値」なら、奥義発動カウント-2、「最大値-1」なら、奥義発動カウント-1

Bスキルは『真回避・一撃離脱』。
速さの差を比較するスキルの比較判定時、自身の速さ+7として判定、受けた範囲奥義のダメージを80%軽減(巨影の範囲奥義を除く)
戦闘中、敵の攻撃、速さ-4、自分は、与えるダメージ+速さの差+5(最大15、範囲奥義を除く、速さが敵より低い時は、速さの差を0として扱う)、受けるダメージ-速さの20%(範囲奥義を除く)
自分から攻撃した時、戦闘後、自分を1マス手前へ移動させる。
Cスキルは『迅雷風烈・鬼没』。
【再移動(マス間の距離+1、最大4)】を発動可能。ターン開始時、移動+1(1ターン、重複しない)
攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動後のマスが移動前と異なる時、戦闘中、自分の攻撃、速さ、守備、魔防が、移動前と移動後のマスの距離だけ増加(最大3)。

高い速さを攻撃にも守りにも活かすスキル構成。
攻めては移動+1持ちで、歩行ユニットながら3マス移動が可能。攻撃前に奥義カウントを進め、陣風や神速追撃で畳み掛けつつ、速さ依存の軽減で敵の反撃もしっかりガード。
さらに戦闘後は一撃離脱で相手から離れ、そこからさらに移動距離に応じた最大4マスの再移動で、騎馬ユニットすらつかませない。
守っても素の守備と魔防はさほどでもないが、先述の速さ依存の軽減で大体の攻撃では倒れず、さらに範囲奥義は80%減で紋章士シグルド等範囲奥義が強力なユニットにも対応。

遠距離攻撃への対応手段が無いことが大きな欠点ではあるが、幸いAスキルが空いているのでここに遠距離反撃系のスキルを入れればそこは解決可能。



……追記・修正しよう。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年10月25日 00:01