登録日:2011/06/05 Sun 21:43:03
更新日:2025/05/05 Mon 11:58:42
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『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』とは、東宝の特撮映画
ゴジラシリーズ第25作である。
2001年12月15日公開
上映時間 105分
同時上映:「劇場版とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」
観客動員数240万人
【主要スタッフ】
製作:富山省吾
監督:金子修介 特殊技術:神谷誠
脚本:
長谷川圭一、横谷昌宏、金子修介
音楽:大谷幸
【概要】
本作は
平成ガメラ三部作を手掛けた金子修介監督による、シリーズ屈指の異色作である。
○東宝特撮お馴染みの超兵器が存在しない
○ゴジラ等怪獣の設定
○伊福部昭氏の音楽をほぼ使用しない
○自衛隊ではなく「防衛軍」が登場する
等、これまでの、特に昭和・平成シリーズから見続けた人には戸惑う要素が多いかもしれない。
シリーズの名悪役であるキングギドラが善玉怪獣として描かれている唯一の作品である。
超兵器のリストラ、神話のモチーフ、怪獣による人間殺戮シーンは平成ガメラと共通している。
しかし、初代ゴジラから受け継がれた反戦のメッセージ、平和への祈りはこの作品にも宿っている。
また、一部の登場人物の言葉の所々に「危機感」のなさが目立ち、平和ボケしたある意味リアルな日本人を演出している。
本作から後に関係者からも語られるレベルの
大人の事情で『
とっとこハム太郎』との同時上映が開始される。
『ハム太郎』は元々本作と同日公開の『
犬夜叉 時代を超える想い』の併映作として企画・進行された作品であったが、興業補強のために本作との併映に変更されたという経緯を持つ。
……「子供向け」というカテゴリーに括れるかもしれないが明らかに客層が違う気がする。
しかも今作はシリーズでも屈指の凶悪かつ残酷なゴジラ。
案の定その残酷な怪獣っぷりに子どもが泣き出してゴジラが始まると帰る観客も続出。
初代ゴジラに匹敵するトラウマを植え付けた。
しかし同時上映そのものは一定の成功を収めたことから(本作はミレニアムシリーズ最高の興行収入・動員を記録した)、『
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』までハム太郎と同時上映されることになる。
逆にゴジラを見に来たファンがハム太郎にはまった例も一応あるとか、ないとか。
先着者プレゼントは「ゴジハムくん」というハム太郎がゴジラに食われているとしか見えない人形である。
翌年からは同上映から最初から決まっていたため「メカゴジハムくん」、翌々年は「モスハムくん」とまともになった。
ちなみにこのゴジハムくんはひそかに人気があったらしく、20年後の2021年に
復活してゴジラストアで商品が展開されている。
【ストーリー】
米国原子力潜水艦が遭難した現場で目撃された、生物の背鰭。それはかつて東京を焦土と化したゴジラの再来の予兆であった。
時を同じくして
日本各地で発生した怪事件の裏で「護国三聖獣」が目覚めはじめる。
そして破壊神と守護神の決戦、 生き残るのはゴジラか日本か――
【登場人物】
◆立花由里
演:新山千春
本作の主人公であるテレビリポーター。放送局のごみ溜めBS「デジタルQ」に咲く清らかな一輪のユリ(←「ごみ溜め」はないだろ)。
「本物を撮りたい」想いは人一倍で自らの危険を省みないところがある。
演じた新山さんは「カナヅチ」だったので…
「あの…撮影続けても…いいですか?」
◆立花泰三
演:宇崎竜童
由里の父で防衛軍准将。バリバリの軍人にして、ゴリゴリの石頭。
かつてのゴジラ襲来の際に両親を失っており、故に平和への想い、ゴジラへの怒りは強い。「実戦経験がない」ことを最大の誇りにしていた。
自ら志願して横浜の最前線に立つなど、アクティブな性格の持ち主。
演じた宇崎氏は『仮面ライダーBLACK』や『
重甲ビーファイター』などの主題歌作曲で特撮ファンにもお馴染みだが、俳優として特撮作品に出演したのは意外にも本作が唯一だったりする。
「俺だけじゃない…仲間と、ヤマトの聖獣たちに」
◆武田光秋
演:小林正寛
SF作家志望の由里の友人。郷土学や雑学に詳しい。
由里のストッパー役で、終盤の彼女の行動を最後まで付き合う。
「誰さん?」
「君だけは絶対に守る!」
◆広瀬裕
演:渡辺裕之
防衛海軍中佐。立花准将の部下で本作でゴジラを最初に目撃した人物。
「さつま」3号機で立花とゴジラの戦いをサポートした。
演じた渡辺氏は特撮ファンには、『
ウルトラマンガイア』の石室コマンダー、『
牙狼<GARO>』の
冴島大河や
仮面ライダーガオウでお馴染み。
因みに金子監督が参加した「平成ガメラ」にも大野一等陸佐という似たようなポジションで、三部作全てに出演している。
「ヘドロに沈めェッッッ!!」
◆江森久実
演:南果歩
防衛軍大佐。情報管理部所属。立花准将に想いを寄せてるっぽい。ある意味ヒロイン。
「保護してもらいましょうか?」
◆小早川時彦
演:葛山信吾
◆三雲勝将
演:大和田伸也
防衛軍中将で軍きってのエリート。ちなみに立花とはライバル関係らしい。
ゴジラ出現に際して要撃司令官に任命され、攻撃の指揮を執る。「三分間で灰にしてやる」と意気込むが…
格さんでも
クサレ外道衆でもなければ、
暗殺ヒューマギアに命を狙われてもいない。中の人によると人間的に演じることを心掛けたとか。
「この国は怪獣だらけかッ!!」
◆日野垣真人
演:村井国夫
防衛軍軍令部書記官。
派遣されている文官で、防衛軍の動きと政府の意向とを調整する役割を持つ。
50年前のゴジラ襲来について、ある事実を隠している。
「どっちなんだ!見解を一致させてくれよ・・・」
◆丸尾淳
演:仁科貴
由里の同僚のAD。どうやら由里のことが好きらしい。
終盤では由里の取材をバックアップした。
「誰さん?」
「頑張れ立花ー!」
◆門倉春樹
演:佐野史郎
由里の上司で「デジタルQ」企画部長。ヅラ。
スルメばかりかじっているのは禁煙中のため。
由里のことはそれなりに信頼している様子。
「ヒバゴンはまた来週!」
◆伊佐山嘉利
演:天本英世
「護国三聖獣傳記」の著者。聖獣を目覚めさせようとする怪人物。
実は50年前のゴジラ襲来の時消息不明になっており…
昭和特撮を支えた名優・天本氏の最後の特撮映画出演となった。
「忘れるな。
戦争で散った多くの魂の叫びを!」
【登場怪獣】
※各種スペックは小学館『東宝特撮全怪獣図鑑』より抜粋。
「破壊神」
別名:怪獣王
身長:60メートル
体重:3万トン
武器:放射線熱線
演技者:吉田瑞穂
約半世紀ぶりに日本に襲来した大怪獣。
瞳の無い凶悪な形相はあらゆる感情移入を拒絶する。
放射火炎は青色に設定されており、劇中での初撃では大きなキノコ雲を立ち上らせたほどシャレにならない威力。発射の際の音響もかなり派手。
手足は
恐竜の要素が強くなっており、手の指はイグアノドンがモチーフとされる。
その正体は
太平洋戦争の犠牲者の怨念の集合体。
身体には
太平洋戦争で命を落とした人々の怨念が宿っており、人種に関係なく戦争の惨劇を忘れた現代人に牙をむく。
伊佐山教授曰く、生物にも関わらずいかなる兵器をもってしても殺すことができないのはそのためらしい。
圧倒的な力で防衛軍と三聖獣を迎え撃つ。
昭和から平成VSシリーズを経て培われてきた「凶暴ながらもヒーロー性を秘めた怪獣」というゴジライメージから一転、「人々に災禍を振りまく戦争の権化」という初代のイメージに立ち返りさらにそれを推し進めた存在となった。
そのため三聖獣相手の残虐ファイトは勿論、足下で逃げ惑う人間たちを狙って放射火炎を放ち皆殺しにするなど、全シリーズの中でも類を見ない凶悪さを披露した。
……そしてそんなことを知るはずも無く劇場へと足を運んだ全国のちびっことお母さん、あと全シノラーを敵にまわした。
何より、ただ腕っぷしが強いだけでなく頭の切れる頭脳派であることもタチが悪い。背後からの奇襲を予知して返り討ちにしたり、襲い来る飛び道具も敵怪獣の身体を盾にして無効化する。もうどうしろと。
着ぐるみの大きさは歴代最大。大柄なスーツアクターの吉田氏でも理想の動きが出来ず、やむを得ず尻尾を切断して撮影を行ったカットもある。
「護国三聖獣」
かつて日本が出来る前の古代王朝によって
封印された、三体の怪獣。
封印後、その霊を鎮めるため「護国の神」として祀られるようになり、日本に伝わる神獣たちの起源になったとも伝えらている。
どうやって封印されたのかはシリーズ最大の謎の一つ(かもしれない)。
あくまでも日本の「国土」を守る怪獣であり、人間も普通に殺す。ただし、
「護国聖獣に殺される人間は総じて悪人」という設定があり、バラゴンを見て「かわいい」と言ったカップルは(バラゴンに殺されたわけではないが)
不倫旅行中だったらしい。
肉体は粒子で構成されており(血を流すが)、スタンド化が可能。
別名:地底怪獣
身長:30メートル
体重:1万トン
演技者:太田理愛
新潟県妙高山に眠っていた赤い「地の神」。狛犬のモデルともいわれる。
古文書との姿が一番相違点がなく、構図は飛鳥時代の玄武の絵に似ている。
登場時、暴走族を崩落事故の巻き添えにした。
この時目撃していたトラック運転手から「赤いゴジラ」と勘違いされた(なお、焼津漁港にて最初にゴジラの犠牲になる漁船の船長は「
ゴジラは赤くねえ!」と真っ向から否定していた)。
バーニングゴジラ「ん?」
地遁術やジャンプ、噛みつき攻撃でゴジラに挑み、設定上では熱線に強いとされるが…。
タイトルから省かれ、死ぬまで名前を呼んでもらえなかった可哀想な子。ただし、これ以降
ゲームなどメディアでの出演が爆発的に増えた。
別名:巨大蛾怪獣
全長:30メートル(幼虫)
翼長:75メートル(成虫)
体重:1万トン
鹿児島県池田湖に眠る極彩色の「海の神」。
登場時、湖畔の土産物店で飼われていた
犬を殺そうとした不良集団を繭に包んでSATSUGAIした(犬は助けた)。
古文書に残る姿はクジャクのような尾羽があり、鳳凰のモデルになったらしい。……ということは、古代王朝が封印した際は成虫だったということになる。
蜂のような見た目、毒針を用いたりする等、今までのモスラと色々違うが、成虫時の自己犠牲的な役割はいつも通り。
ここまでの高速飛行が再現されたのは、平成モスラシリーズ以来。
◆天の神 魏怒羅
身長:50メートル
体重:2万5千トン
武器:サンダースパーク
演技者:大橋明
富士の樹海に眠る黄金の最後の聖獣。
ヤマタノオロチのモデルとされている。
善玉ギドラ、ゴジラよりも小さいギドラ、明確に電撃を使用したギドラ、格闘戦をよく行ったギドラ、地底移動をしたギドラ、飛行できない時期があるギドラ、水中戦を行ったギドラ、霊魂になったギドラ、「ギドラ」という基本名称がついたギドラ、など初めて尽くし。
古文書にて四足歩行の姿となっている。脚は鳥っぽい。不完全体では腕が使い物にならないが、この腕でどうやって地底を移動したのかはご想像にお任せする。
完全体になるまでに一万年の眠りが必要なアンチ省エネ仕様。これまでのギドラに比べると首は短めで、東洋の竜や犬のような顔が特徴。
得意技は、噛み付いて電撃を流し込む「サンダースパーク」。
首が短いのはゴジラより小さく見せるためにスーツアクターの両腕が左右の首に入るようになっているから。
劇中ではギドラのみが不完全体でアイテムが必要とされる。
身長:50メートル
翼長:93メートル
体重:2万5千トン
武器:引力光線
演技者:大橋明
モスラの犠牲により蘇った、陸海空全てを制覇する最強の聖獣。「引力光線」が使用可能となる。
その力はゴジラの熱線を受け止め、打ち返すほどである(モスラの力を受け継いだものだが)。
また、龍神伝説の元になったからか、水中戦も得意で驚くほど呼吸が持つ。
ゴジラと互角の戦いを繰り広げるが…。
本編に登場するのは上記の怪獣たちだが、これら以外にも「世界中で様々な巨大生物」が目撃されているらしい。
例を挙げると、冒頭で語られた「
前世紀末にアメリカを襲ったゴジラに酷似した怪獣」とか。
アメリカじゃゴジラって名付けられたけど、日本の学者は認めてないらしい。
【兵器】
本作では「メーサー」や「ポンポン砲」といった、東宝特撮映画でお馴染みの兵器は登場せず、実在の兵器をモデルとしたものを登場させている。
◆特殊潜航艇「さつま」
深海での特殊作業を行うための小型潜水艇。
原子力潜水艦の事故処理を想定しており、放射能遮蔽機能を備えている。
劇中では3艇登場。一機が大海流に巻き込まれ爆沈する悲劇に見舞われたが、立花准将が乗ったものはゴジラの体内から生還するという偉業を成し遂げた。
「あいづ」に搭載されている他、「むらさめDD」なる艦艇でも運用可能なようだ。
モデルは『日本沈没』の潜水艇わだつみ。
◆
D-03推進式削岩弾
防衛軍が開発した、対爆コンクリをも破壊する威力の推進式特殊削岩弾。
先端の
ドリルで岩盤に穴を開け、自走して地中に進行、内部で爆発する。
小早川曰く「正確に制御されて爆破している」との事。
主に救助活動に使われるものだが、
ミサイルでもダメージを受けないゴジラの体皮への攻撃手段として用いられた。
後述する大鵬の他、対艦ミサイルの弾頭部や「さつま」への搭載が可能で、運用上の幅広い柔軟性を有している。
◆巡洋艦「あいづ」
防衛海軍の新型汎用巡洋艦。艦番号は「DDH-147」。
最新のコンピュータシステムを搭載したCIC(戦闘指揮所)を備える他、フェーズドアレイレーダーの意匠も備わるなどその印象はイージス艦に近いが、
一方でVLS(垂直発射装置)を搭載せず、各種誘導弾は艦橋構造物前のアスロックランチャーに混載するなどどこかちぐはぐな艦となっている。
SH-60対潜哨戒ヘリコプターなどに加え、先述の「さつま」の搭載も可能。
劇中では「あいづ」の他同型艦として「あこう」が登場するが、こちらは終盤のゴジラとの攻防の中で熱線の直撃を受け爆破されてしまった。
プロップはその後改装され、『
東京SOS』において艦名そのままに海上自衛隊の護衛艦として登場した。
◆
戦闘爆撃機F-7J
ロシア軍のSu-33にそっくりな戦闘機。劇中では厚木基地所属の4機がレーザー誘導爆弾を搭載してゴジラ攻撃を行うが、ゴジラには全く歯が立たずに4機とも撃墜された。
ちなみにオリジナルのデザインが用意されていたらしい。
「角度の問題じゃない!」
◆大鵬
防衛陸軍の8輪装輪式自走式ロケットランチャー。見た目が実在する《BM-30》に似ている。
先述したD-03の発射機として運用されており、劇中ではバラゴンが起こしたトンネル崩落事故の救援活動に投入された他、終盤では横浜に展開してゴジラ迎撃の任に当たった。
【余談】
当初は
カマキラスや、
ジャミラのような宇宙飛行士が怪獣化した存在がゴジラの敵となる予定だったが、最終的にいずれも没になった。
当初、護国三聖獣は、
バラゴン、アンギラス、バランという非常に渋いチョイスになる予定だったが、
客が来ないからという理由からバラゴン以外は急遽変更になった…。
そんな四足怪獣軍団と戦う予定だったこともあり、ゴジラの完成前のデザインは前かがみだった。
劇中では、上田耕一や村田雄浩といったゴジラシリーズに出演経験のある俳優さん、
前田愛・亜季姉妹や螢雪次朗といった平成ガメラの出演者、
篠原ともえやチューヤンといった懐かしい人や
山寺宏一といった意外な人もゲスト出演している。
結構いろんなところに出てるので、探してみるといいだろう。
後に『
ゴジラ-1.0』を手掛ける
山崎貴は『-1.0』を本作の影響にあると公言しており、実際『-1.0』におけるゴジラは本作のオマージュと思しき描写が多い。
「立て逃げ経験がないことこそが私の最大の誇りでした」
「あなたもでしたか」
「Wiki篭りたちの想いは古より皆同じです」
コメントが多くなってたのでリセットしました
- 白目の恐怖 -- 名無しさん (2016-09-20 15:03:45)
- バラゴン、アンギラス、バラン出して最終的にそれぞれの意匠を残した首をもつキングギドラになる・・・みたいな感じにすれば客来たんじゃないかなー -- 名無しさん (2016-11-01 18:44:57)
- ↑うーん・・・それで客が来れば苦労しないって・・・ -- 名無しさん (2016-11-20 19:25:32)
- この世界のゴジラって弱者に対する残虐性はともかく直接的な戦闘能力はバーニングやFWといった歴代ゴジラ程高くはないよね。敵がデストロイア程チートじゃないし、心臓が残ったとはいえ最期はある意味ただの人間に敗北したし -- 名無しさん (2016-11-30 20:32:32)
- ミレニアムと違って佐野さんがイキイキと演技して見える。公開時期がよかったらもっと評価されてた気がする。 -- 名無しさん (2016-11-30 21:02:38)
- 白目のやつは怨念が集まって生まれた、だとすると初代のように核実験で生まれた同族がまだどっかに潜んでるんじゃね?とか想像すると怖い -- 名無しさん (2016-12-05 19:29:57)
- 子供の頃に見ての正直な感想は「そんなに平和ボケが悪いのか」と「バラゴンとモスラ出現の時のDQNは平和ボケと若者バッシング強調したい演出だろ」だったな。特に前者は見方変えれば(ゴジラの怨念の元の犠牲者が)「自分達は苦しい思いをしたのに今生きてる奴等は!」と平和に生きてる人間に対しての嫉妬をしてるだけだろと思う。 -- 名無しさん (2017-01-12 19:48:27)
- ↑そう考えるのもわからなくはないが、ゴジラ(とその残留思念達)の現代人に対する憎悪っぷりは「忘れられていく怒り」からきてるからなぁ。多分自分たちの過去の苦しみ自体には納得はしてるんじゃないかと思う。ただ(作中の)現代人は戦争から間も無く1954年のゴジラの出現を招き、ODでゴジラを葬った芹沢博士の思いすら隠蔽しているあたりそういった過去の苦しみを忘却の彼方に追いやってしまっていると思う。ゴジラ側からすれば、そんな愚かな連中はまた同じ過ちを繰り返すと思ってしまうだろう。そうなると過去の苦しみが全て無駄になってしまう。これがゴジラには許せなかったんだろうなぁ…。まぁ、白目ゴジラはあらゆる感情移入を受け付けないタイプだから、ここで憶測で言っても単なる与太話にしかならんが。 -- 名無しさん (2017-01-18 23:18:21)
- ↑6怨霊のせいで物理攻撃無効なのが強い。オカルトへの対抗策を持たない他の作品の防衛軍じゃ倒せないんじゃ -- 名無しさん (2017-05-05 01:06:07)
- 篠原ともえが襲われるシーンは今でもトラウマだわ。 -- 名無しさん (2017-05-09 08:20:17)
- ↑4白眼でもあのゴジラはかなり表情が豊かなヤツだから感情移入はできる。そこで抱いたイメージは・・・ずる賢くてウザいヤツ。 -- 名無し (2017-08-14 23:45:10)
- 監督が友達に「今度ゴジラ撮るんだ~バラゴンとアンギラスとバラン!」って言ったらその友人に「アンギラスとバラン……って誰だっけ?」と言われて変更されたって聞いたけど -- 名無しさん (2017-09-10 09:32:01)
- 劇中見る限りそう言う説教臭い怒りって言うより単純にこの白目ゴジラが性格悪い外道だって風にしか見えない。むしろ戦死者の怨念すら全部食いつくしてエネルギーにしたって方が納得いく -- 名無しさん (2018-01-08 01:20:13)
- 個人的には戦死者の「死と破壊の記憶」が独り歩きしている存在、と言われたら一番納得いくかな -- 名無しさん (2018-02-26 21:10:40)
- 怨念のエネルギーを吸収してさらに強くなった初代ゴジラだと解釈してる -- 名無しさん (2018-10-12 18:45:00)
- アンギラス→まだ有名な方だが、ライバルというよりパシリというか子分。バラゴン→名前は知ってても初登場作言える人は少なそう。バラン→主役映画あるのに、ことごとく再登場潰されるのはもはや可哀想。結局名前だけは出られたよ! -- 名無しさん (2018-10-12 19:08:12)
- 正直怒り云々じゃなくてこの白目ゴジラが性格の悪い個体だったと言うイメージしか持てない。悲しい怒りや絶望で暴れてるような様子は一切なくて破壊と殺戮を楽しんでるようにしか見えない。と言うか忘れられるのが嫌言われてもこっちは困るとしか言えないしなあ -- 名無しさん (2019-06-20 03:23:19)
- 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-07-25 19:47:03)
- 何気にモスラに殺されたDQNたちの中におはスタ出てたKANAちゃんいたな -- 名無しさん (2021-03-02 20:41:59)
- 古代王朝にメタル刹那みたいな怪獣と対話できる巫女がいたのかもしれない。力ずくでバラモスギドを屈服させるよりそっちの方が納得いく -- 名無しさん (2021-06-20 23:19:19)
- 天下無敵のフリーダムガンダムを倒したフォースインパルスガンダムならばエクスカリバー突撃でGMKゴジラは倒せるだろう。 -- とあるアニメファン (2021-10-13 19:02:44)
- 公開当時は隣にいた名も知らぬ少年を1日だけの友人として一緒に観た思い出の映画。以来、BSプレミアムで放送するまで一度もDVDで観なかった異色作(個人的に)。 -- 名無しさん (2021-12-04 23:05:44)
- いまや20年。 -- 名無しさん (2021-12-15 16:44:41)
- ハム太郎目当てで来たお子様たちが、バラゴンのフルボッコてま号泣して、劇場内凄いことになってたな〜 -- 名無しさん (2022-10-09 06:04:22)
- このゴジラは最強ではないが最恐である -- 名無しさん (2022-11-19 22:01:25)
- 撃墜されたのは4機では? -- 名無しさん (2023-05-27 13:48:20)
- ↑⑥それを言うと、このゴジラも倒したオキシジェンデストロイヤーが一切きかないサメがいるんだない -- 名無しさん (2023-05-27 13:52:44)
- 丸紅のCMではこのギドラが登場。この物語の前日譚で堺雅人似の武士に封印された可能性も浮上。 -- 名無しさん (2023-09-09 09:49:41)
- 今にして思うと、この作品のゴジラは『貯まりに貯まったやり場の無い怒りを、無関係とは言い難いけど当事者ではない相手に八つ当たりしている』ように思える -- 名無しさん (2023-09-09 12:17:38)
- ↑2隕石が来て堺さんと見合って味方になるときのあの可愛さ好きだったw -- 名無しさん (2024-06-12 18:41:43)
- めちゃめちゃ賢かったゴジラが終盤急にさつまをゴックンしちゃうのにはいまいち納得いかない 撃てよ熱線を -- 名無しさん (2024-08-13 13:06:43)
- 山の後ろから顔だけ出すカット単体は初代のオマージュでも、初代は大人しく帰ったのにこいつは山をドカドカ崩してこっちに向かってくる -- 名無しさん (2025-01-21 12:17:03)
- 被害者はみんな悪人らしいが篠原ともえさんはだとしても気の毒すぎる… -- 名無しさん (2025-01-21 19:15:47)
- 上にあったバラン、パラゴン、アンギラスの意匠を各首に宿したキングギドラ案、見てみたかったわ。モスラはええやろ、主役で三本ももらったばっかだし -- 名無しさん (2025-05-05 11:58:42)
最終更新:2025年05月05日 11:58