ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃

登録日:2011/06/05 Sun 21:43:03
更新日:2024/04/03 Wed 06:04:26
所要時間:約 6 分で読めます






生き残るのは誰だ!



ゴジラ
モスラ キングギドラ
大怪獣総攻撃


『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』とは、東宝の特撮映画ゴジラシリーズ第25作である。

2001年12月15日公開
上映時間 105分
同時上映:「劇場版とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」
観客動員数240万人



【主要スタッフ】

製作:富山省吾
監督:金子修介 特殊技術:神谷誠
脚本:長谷川圭一、横谷昌宏、金子修介
音楽:大谷幸

【概要】

本作は平成ガメラ三部作を手掛けた金子修介監督による、シリーズ屈指の異色作である。

○東宝特撮お馴染みの超兵器が存在しない

○ゴジラ等怪獣の設定

神話を盛り込んだ神秘的要素の強いストーリー展開

○伊福部昭氏の音楽をほぼ使用しない

○自衛隊ではなく「防衛軍」が登場する*1

等、これまでの、特に昭和・平成シリーズから見続けた人には戸惑う要素が多いかもしれない。
シリーズの名悪役であるキングギドラが善玉怪獣として描かれている唯一の作品である。
超兵器のリストラ、神話のモチーフ、怪獣による人間殺戮シーンは平成ガメラと共通している。

しかし、初代ゴジラから受け継がれた反戦のメッセージ、平和への祈りはこの作品にも宿っている。
また、一部の登場人物の言葉の所々に「危機感」のなさが目立ち、平和ボケしたある意味リアルな日本人を演出している。

本作から後に関係者からも語られるレベルの大人の事情で『とっとこハム太郎』との同時上映が開始される。
『ハム太郎』は元々本作と同日公開の『犬夜叉 時代を超える想い』の併映作として企画・進行された作品であったが、興業補強のために本作との併映に変更されたという経緯を持つ。*2
……「子供向け」というカテゴリーに括れるかもしれないが明らかに客層が違う気がする。
しかも今作はシリーズでも屈指の凶悪かつ残酷なゴジラ。
案の定その残酷な怪獣っぷりに子どもが泣き出してゴジラが始まると帰る観客も続出。
初代ゴジラに匹敵するトラウマを植え付けた。
しかし同時上映そのものは一定の成功を収めたことから(本作はミレニアムシリーズ最高の興行収入・動員を記録した)、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』までハム太郎と同時上映されることになる。

逆にゴジラを見に来たファンがハム太郎にはまった例も一応あるとか、ないとか。

先着者プレゼントは「ゴジハムくん」というハム太郎がゴジラに食われているとしか見えない人形である。
翌年からは同上映から最初から決まっていたため「メカハムくん」、翌々年は「モスハムくん」とまともになった。
ちなみにこのゴジハムくんはひそかに人気があったらしく、20年後の2021年に復活してゴジラストアで商品が展開されている。


【ストーリー】

米国原子力潜水艦が遭難した現場で目撃された、生物の背鰭。それはかつて東京を焦土と化したゴジラの再来の予兆であった。
時を同じくして日本各地で発生した怪事件の裏で「護国三聖獣」が目覚めはじめる。

そして破壊神と守護神の決戦、 生き残るのはゴジラか日本か――


【登場人物】

立花由里
演:新山千春

本作の主人公であるテレビリポーター。放送局のごみ溜めBS「デジタルQ」に咲く清らかな一輪のユリ(←「ごみ溜め」はないだろ)。
「本物を撮りたい」想いは人一倍で自らの危険を省みないところがある。
演じた新山さんは「カナヅチ」だったので…
「あの…撮影続けても…いいですか?」

立花泰三
演:宇崎竜童

由里の父で防衛軍准将*3。バリバリの軍人にして、ゴリゴリの石頭。
かつてのゴジラ襲来の際に両親を失っており、故に平和への想い、ゴジラへの怒りは強い。「実戦経験がない」ことを最大の誇りにしていた。
自ら志願して横浜の最前線に立つなど、アクティブな性格の持ち主。
演じた宇崎氏は『仮面ライダーBLACK』や『重甲ビーファイター』などの主題歌作曲で特撮ファンにもお馴染みだが、俳優として特撮作品に出演したのは意外にも本作が唯一だったりする。
「俺だけじゃない…仲間と、ヤマトの聖獣たちに」

武田光秋
演:小林正寛

SF作家志望の由里の友人。郷土学や雑学に詳しい。
由里のストッパー役で、終盤の彼女の行動を最後まで付き合う。
「誰さん?」
「君だけは絶対に守る!」

広瀬裕
演:渡辺裕之

防衛海軍中佐。立花准将の部下で本作でゴジラを最初に目撃した人物。
「さつま」3号機で立花とゴジラの戦いをサポートした。
演じた渡辺氏は特撮ファンには、『ウルトラマンガイア』の石室コマンダー、『牙狼<GARO>』の冴島大河仮面ライダーガオウでお馴染み。
因みに金子監督が参加した「平成ガメラ」にも大野一等陸佐という似たようなポジションで、三部作全てに出演している。
「ヘドロに沈めェッッッ!!」

江森久実
演:南果歩

防衛軍大佐。情報管理部所属。立花准将に想いを寄せてるっぽい。ある意味ヒロイン。
「保護してもらいましょうか?」

小早川時彦
演:葛山信吾

防衛軍少佐。民間伝承好き。
かつてはクウガの相棒の不死身な万能刑事
「この際、怪獣たちに名前を付けてみませんか?」

三雲勝将
演:大和田伸也

防衛軍中将*4で軍きってのエリート。ちなみに立花とはライバル関係らしい。
ゴジラ出現に際して要撃司令官に任命され、攻撃の指揮を執る。「三分間で灰にしてやる」と意気込むが…
格さんでもクサレ外道衆でもなければ、暗殺ヒューマギアに命を狙われてもいない。中の人によると人間的に演じることを心掛けたとか。
「この国は怪獣だらけかッ!!」

日野垣真人
演:村井国夫

防衛軍軍令部書記官。
派遣されている文官で、防衛軍の動きと政府の意向とを調整する役割を持つ。
50年前のゴジラ襲来について、ある事実を隠している。
「どっちなんだ!見解を一致させてくれよ・・・」

丸尾淳
演:仁科貴

由里の同僚のAD。どうやら由里のことが好きらしい。
終盤では由里の取材をバックアップした。
「誰さん?」
「頑張れ立花ー!」

門倉春樹
演:佐野史郎

由里の上司で「デジタルQ」企画部長。ヅラ。
スルメばかりかじっているのは禁煙中のため。
由里のことはそれなりに信頼している様子。
「ヒバゴンはまた来週!」

伊佐山嘉利
演:天本英世

「護国三聖獣傳記」の著者。聖獣を目覚めさせようとする怪人物。
実は50年前のゴジラ襲来の時消息不明になっており…
昭和特撮を支えた名優・天本氏の最後の特撮映画出演となった。
「忘れるな。戦争で散った多くの魂の叫びを!」


【登場怪獣】

※各種スペックは小学館『東宝特撮全怪獣図鑑』より抜粋。

「破壊神」

ゴジラ

別名:怪獣王
身長:60メートル*5
体重:3万トン
武器:放射線熱線
演技者:吉田瑞穂

約半世紀ぶりに日本に襲来した大怪獣。
瞳の無い凶悪な形相はあらゆる感情移入を拒絶する。
久しぶりの青色の放射火炎を使用する(劇中での初撃は原爆を思わせる威力がある)。
手足は恐竜の要素が強くなっており、手の指はイグアノドンがモチーフとされる。

その正体は太平洋戦争の犠牲者の怨念の集合体
身体には太平洋戦争で命を落とした人々の怨念が宿っており、人種に関係なく戦争の惨劇を忘れた現代人に牙をむく。
伊佐山教授曰く、生物にも関わらずいかなる兵器をもってしても殺すことができないのはそのためらしい。
圧倒的な力で防衛軍と三聖獣を迎え撃つ。

昭和から平成VSシリーズを経て培われてきた「凶暴ながらもヒーロー性を秘めた怪獣」というゴジライメージから一転、「人々に災禍を振りまく戦争の権化」という初代のイメージに立ち返りさらにそれを推し進めた存在となった。
そのため三聖獣相手の残虐ファイトは勿論、足下で逃げ惑う人間たちを狙って放射火炎を放ち皆殺しにするなど、全シリーズの中でも類を見ない凶悪さを披露した。
……そしてそんなことを知るはずも無く劇場へと足を運んだ全国のちびっことお母さん、あと全シノラーを敵にまわした。

着ぐるみの大きさは歴代最大。


「護国三聖獣」

かつて日本が出来る前の古代王朝によって封印された、三体の怪獣。
封印後、その霊を鎮めるため「護国の神」として祀られるようになり、日本に伝わる神獣たちの起源になったとも伝えらている。
どうやって封印されたのかはシリーズ最大の謎の一つ(かもしれない)
あくまでも日本の「国土」を守る怪獣であり、人間も普通に殺す。ただし、「護国聖獣に殺される人間は総じて悪人」という設定があり、バラゴンを見て「かわいい」と言ったカップルは(バラゴンに殺されたわけではないが)不倫旅行中だったらしい*6

肉体は粒子で構成されており(血を流すが)、スタンド化が可能。


◆地の神 婆羅護吽

別名:地底怪獣
身長:30メートル
体重:1万トン
演技者:太田理愛

新潟県妙高山に眠っていた赤い「地の神」。狛犬のモデルともいわれる。
古文書との姿が一番相違点がなく、構図は飛鳥時代の玄武の絵に似ている。
登場時、暴走族を崩落事故の巻き添えにした。

この時目撃していたトラック運転手から「赤いゴジラ」と勘違いされた(なお、焼津漁港にて最初にゴジラの犠牲になる漁船の船長は真っ向からこれを否定していた)。*7

地遁術やジャンプ、噛みつき攻撃でゴジラに挑み、設定上では熱線に強いとされるが…。
タイトルから省かれ、死ぬまで名前を呼んでもらえなかった可哀想な子。ただし、これ以降ゲームなどメディアでの出演が爆発的に増えた。


◆海の神 最珠羅

別名:巨大蛾怪獣
全長:30メートル(幼虫)
翼長:75メートル(成虫)
体重:1万トン

鹿児島県池田湖に眠る極彩色の「海の神」。
登場時、湖畔の土産物店で飼われていたを殺そうとした不良集団を繭に包んでSATSUGAIした(犬は助けた)。

古文書に残る姿はクジャクのような尾羽があり、鳳凰のモデルになったらしい。……ということは、古代王朝が封印した際は成虫だったということになる。

蜂のような見た目、毒針を用いたりする等、今までのモスラと色々違うが、成虫時の自己犠牲的な役割はいつも通り。
ここまでの高速飛行が再現されたのは、平成モスラシリーズ以来。


◆天の神 魏怒羅

身長:50メートル
体重:2万5千トン
武器:サンダースパーク
演技者:大橋明

富士の樹海に眠る黄金の最後の聖獣。
ヤマタノオロチのモデルとされている。
善玉ギドラ、ゴジラよりも小さいギドラ、明確に電撃を使用したギドラ、格闘戦をよく行ったギドラ、地底移動をしたギドラ、飛行できない時期があるギドラ、水中戦を行ったギドラ、霊魂になったギドラ、「ギドラ」という基本名称がついたギドラ*8、など初めて尽くし。

古文書にて四足歩行の姿となっている。脚は鳥っぽい。不完全体では腕が使い物にならないが、この腕でどうやって地底を移動したのかはご想像にお任せする。*9

完全体になるまでに一万年の眠りが必要なアンチ省エネ仕様。これまでのギドラに比べると首は短めで、東洋の竜や犬のような顔が特徴。*10 
得意技は、噛み付いて電撃を流し込む「サンダースパーク」。

首が短いのはゴジラより小さく見せるためにスーツアクターの両腕が左右の首に入るようになっているから。*11


劇中ではギドラのみが不完全体でアイテムが必要とされる。*12





本編に登場するのは上記の怪獣たちだが、これら以外にも「世界中で様々な巨大生物」が目撃されているらしい。


【兵器】

本作では「メーサー」や「ポンポン砲」といった、東宝特撮映画でお馴染みの兵器は登場せず、実在の兵器をモデルとしたものを登場させている。

特殊潜航艇「さつま」
深海での特殊作業を行うための小型潜水艇。
原子力潜水艦の事故処理を想定しており、放射能遮蔽機能を備えている。
劇中では3艇登場。一機が大海流に巻き込まれ爆沈する悲劇に見舞われたが、立花准将が乗ったものはゴジラの体内から生還するという偉業を成し遂げた。
「あいづ」に搭載されている他、「むらさめDD*15」なる艦艇でも運用可能なようだ。
モデルは『日本沈没』の潜水艇わだつみ。

D-03推進式削岩弾
防衛軍が開発した、対爆コンクリをも破壊する威力の推進式特殊削岩弾。
先端のドリルで岩盤に穴を開け、自走して地中に進行、内部で爆発する。
小早川曰く「正確に制御されて爆破している」との事。
主に救助活動に使われるものだが、ミサイルでもダメージを受けないゴジラの体皮への攻撃手段として用いられた。
後述する大鵬の他、対艦ミサイルの弾頭部や「さつま」への搭載が可能で、運用上の幅広い柔軟性を有している。

巡洋艦「あいづ」
防衛海軍の新型汎用巡洋艦*16。艦番号は「DDH-147*17」。
最新のコンピュータシステムを搭載したCIC(戦闘指揮所)を備える他、フェーズドアレイレーダーの意匠も備わるなどその印象はイージス艦に近いが、
一方でVLS(垂直発射装置)を搭載せず、各種誘導弾は艦橋構造物前のアスロックランチャー*18に混載するなどどこかちぐはぐな艦となっている。
SH-60対潜哨戒ヘリコプターなどに加え、先述の「さつま」の搭載も可能。
劇中では「あいづ」の他同型艦として「あこう」が登場するが、こちらは終盤のゴジラとの攻防の中で熱線の直撃を受け爆破されてしまった。

プロップはその後改装され、『東京SOS』において艦名そのままに海上自衛隊の護衛艦として登場した。

戦闘爆撃機F-7J
ロシア軍のSu-33*19にそっくりな戦闘機。劇中では厚木基地所属の4機がレーザー誘導爆弾を搭載してゴジラ攻撃を行うが、ゴジラには全く歯が立たずに4機とも撃墜された。
ちなみにオリジナルのデザインが用意されていたらしい。
「角度の問題じゃない!」

大鵬
防衛陸軍の8輪装輪式自走式ロケットランチャー。見た目が実在する《BM-30》に似ている。
先述したD-03の発射機として運用されており、劇中ではバラゴンが起こしたトンネル崩落事故の救援活動に投入された他、終盤では横浜に展開してゴジラ迎撃の任に当たった。


【余談】

冒頭で語られた、「ゴジラに似た怪獣」はローランド・エメリッヒ版『GODZILLA』を指すと思われる。

当初はカマキラスや、ジャミラのような宇宙飛行士が怪獣化した存在がゴジラの敵となる予定だったが、最終的にいずれも没になった。

当初、護国三聖獣は、バラゴン、アンギラスバランという非常に渋いチョイスになる予定だったが、
客が来ないからという理由からバラゴン以外は急遽変更になった…。
そんな四足怪獣軍団と戦う予定だったこともあり、ゴジラの完成前のデザインは前かがみだった。

「VSシリーズ」の川北紘一氏と『×メガギラス』の手塚昌明氏がカメオ出演している。

劇中では、上田耕一や村田雄浩といったゴジラシリーズに出演経験のある俳優さん、
前田愛・亜季姉妹や螢雪次朗といった平成ガメラの出演者、
篠原ともえやチューヤンといった懐かしい人や山寺宏一といった意外な人もゲスト出演している。
結構いろんなところに出てるので、探してみるといいだろう。

後に『ゴジラ-1.0』を手掛ける山崎貴は『-1.0』を本作の影響にあると公言しており、実際『-1.0』におけるゴジラは本作のオマージュと思しき描写が多い*20


「立て逃げ経験がないことこそが私の最大の誇りでした」
「あなたもでしたか」
「Wiki篭りたちの想いは古より皆同じです」

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最終更新:2024年04月03日 06:04

*1 ただし作中の日本では現実同様平和憲法が存在している他、アメリカとの間で日米安全保障条約ならぬ「日米平和条約」が締結されていること、ゴジラ戦を除き実戦経験がなく、出動には閣議が必要と、自衛隊とほぼ同様の位置づけの組織ではある模様。

*2 講談社『ゴジラ&東宝特撮OFFICIAL MOOK』 vol.7《ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃》P.05より

*3 所属は明かされていないが、設定や制服などから防衛海軍所属であると思われる

*4 こちらも立花准将同様所属は明かされていないが、制服などから防衛空軍所属であると思われる。

*5 昭和ガメラと同じ

*6 そうなると、目の前をバラゴンが通り過ぎたのに無事だったロープウェイのカップルは健全なお付き合いをしていたということになるのだろうか?

*7 「フランケンシュタイン vs バラゴン」は最初はフランケンシュタインの敵はゴジラが予定されていたことと因縁っぽくなっている。

*8 後年のアニメシリーズでも基本名称は「ギドラ」。

*9 地底移動ができるというのは、「空想科学読本」にてゴロザウルスがぶっちぎりの最強怪獣とされる程にすごいことである。

*10 黄金色で氷穴に封印されていたのはアンギラス、顔つきはバランへのオマージュらしい。

*11 シーンによっては倍近い長さになる事もあり、ファンから批判の的になる事もある。

*12 モスラも幼虫だったが、バラゴンやモスラもアイテムがあれば、熱線(火炎)や鱗粉などが使えたのではないか?と考察する声もある。

*13 サウンドエフェクトは電撃風。

*14 実際、本栖湖には龍神伝説があり(モッシーじゃないよ)、その伝説にて人間を助けたとされる。そのため、ギドラも眠りが不十分だったのではないかという考察もある。

*15 立花准将に渡された命令書に「さつま」と共に記載されている。現実の海上自衛隊が装備している護衛艦「むらさめ」に相当?

*16 劇中テロップでも「巡洋艦」と明示されているのだが、パンフレットでは「駆逐艦」とされている

*17 DDHは海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦と同じ記号だが、一般的には「駆逐艦」に分類されるものである

*18 正式名称は「Mk.16 GMLS」。アスロックランチャーは略称で、対潜ミサイル「アスロック」を主に搭載・発射することから付けられた

*19 旧ソ連・ロシアを代表する第4世代戦闘機・Su-27の艦上戦闘機型。現実ではロシア海軍のみに配備されている。

*20 ただし結末の類似に関しては偶然とのこと。