左門くんはサモナー

登録日:2016/01/05 Tue 22:59:27
更新日:2024/02/15 Thu 21:11:59
所要時間:約 30 分で読めます





これは私が地獄に堕ちるまでの物語である!!



「左門くんはサモナー」とは、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画である。
作者は沼駿先生で、先生の連載デビュー作である。
作者は他に「モロモノの事情」という読み切り作品、及び短期集中連載作品も手掛けており、読切版は単行本1巻、短期連載版は2巻に収録された。

掲載期間は2015年43号(9月19日発売号)から、2017年27号(6月5日発売号)まで。
単行本は全10巻。



【概要】

様々な悪魔を召喚する少年「左門召介」と、彼に目を付けられた女子高生「天使ヶ原桜」を中心としたギャグ漫画。
話数カウントは普通に「第○話」だが、サブタイトルが最終話を除いて「左門くんは○○○」となっているのが特徴。
そのサブタイの通り、左門くんがどういう人間かを知っていく物語でもある。

作風としては、キレのある台詞回しやキャラクターへのあだ名が特徴的。
またサラッと細かいパロディが多く隠れていたりする。探してみるのもいいかもしれない

なお、連載までに時間に余裕があった場合、タイトルをどんなふうにおしゃれな感じにしていたかという問いに対して、こう答えている。
スーパーサモナーSHO
…みんな、限りある時間に感謝ー。


【あらすじ】

「始めまして、左門召介です。 召喚士(サモナー)やってます。」
「趣味は悪魔の召喚です!」
高校2年にもなってそんな痛い自己紹介をした少年、左門召介。
案の定彼は孤立するが、そんな彼に声をかけたのは、まるで天使の生まれ変わりとまで言われる少女、天使ヶ原桜。
誰にでも優しい彼女にとってそれは当然の事だったが、良い人嫌いな左門召介にとっては、それは完全な逆効果だった。
こうして左門召介に目を付けられた天使ヶ原桜は、彼の召喚する様々な悪魔によって、嫌がらせを受ける事となってしまうのだった。


【登場人物】

《人間》

左門召介(さもん しょうすけ)
この物語の主人公。カス虫
黒く染まった右目と、途中で直角に曲がった角のような髪型が特徴。
独学で召喚術を極めており、初っ端からゾロアスター最強の悪神「アンリ・マユ」さえも召喚した天才召喚術士。
しかし、召喚術にステを全振りしたせいか、体力はゴミレベル。
召喚術の勉強のおかげか学力は非常に高いが、擬音を多用するので教えるのが下手。インテリ三銃士の力を借りたのかは不明。
生来より悪魔が好きであり、悪魔の糧となる欲深い人間、誘惑に負ける人間も好み。
当初は隙のない冷血漢のように描かれたが、回を重ねるごとにポンコツっぷりが露呈していっており、振り回されたり酷い目に遭ったりする場合がままある。
九頭竜のことは普通に友人と思っており、彼が離れると普通にショックを受ける。
最近のあだ名は専ら「サーモン」。突っ込まれる時は度々「カス虫」とか呼ばれる。フルーレティからはそのアホ毛から「ハンガー」とか呼ばれた。
詳しくは個別項目を参照。


天使ヶ原桜(てしがわら さくら)
この物語のヒロイン。通称てっしー。
天使であり仏であり救世主(メシア)。それが真理。
クラスメートの嘔吐物を両手で受け止めたうえ、真っ先にリバースした人間の体調を心配するという優しさによって、周囲の人間からは「天使」呼ばわりされている。
その天使ぶりは留まる所をしらず、かなり高位な悪魔であるネビロスでさえも虜にするほど。マジジーザス。一方で、頼み込まれると断れない。
だが、おしとやかで女性らしいというわけではなく、左門くんへのツッコミは割と容赦ない。
作者曰く、その辺の荒々しさは、天使の両性具有な感じと強大な力を持つ一面を表しているとのこと。
また、昔からその天使ぶりを発揮していたせいか、「悪い子」呼ばわりされる事に変な快感を覚え始める辺り、着実に左門くんの思惑通りになっている。
ネビロスでさえも屈しかけたブーやんとベヒモス先輩の極悪コンボを日々受けながらも耐えている辺り、その意思の強さは本物。
最近ではもう慣れっこの境地に到達しており、放課後に嫌がらせを一通り受けたらそのまま流れるように一緒に下校したり、ブーヤンがいなくなったらむしろ寝坊が増えたりしている。
妹の輪のことは暴力的な面を叱りつつも大切にしており、彼女の先代で自分の友人である嫌田悲恋にお目付け役を頼んでいる。
ある時、その役割をちゃんと果たしていないところを見た際は人を殺せそうな目で恫喝するなど、キレると本気で怖い。
母親から「昔から男の子を泣かせていた」と言われる意外な一面も持っており、輪も「その気になれば(左門と九頭竜と3人まとめて)半殺しにするくらいは手羽先をひねるくらい容易い」と恐れている。
好きなものは手羽先と子供。手羽プリンなるゲテモノ(てっしー以外は腐っていると勘違いするほど酷い)が大好物で、これをつまみ食いしようものならLaw-Lightから一気にChaos-Darkにまで堕ちる。というか左門たちが触っているだけでもキレ気味。その様はもはや夏のホラー回。
そんなこんなで、読者には「もう十分に欲の塊じゃね?」とか思われている今日この頃。
【作中でのあだ名】
  • 天使
  • 菩薩
  • 悪魔にとっての逆くさったミカン
  • 救世主(メシア)
  • 悪女
  • 魔性の女
  • 革命の聖女
  • 90点台女
  • 中ボス
  • 悪魔に魅入られた女
  • 真の『黒幕』
  • スライム
  • てばっしー
  • 手羽先おばけ
  • 手羽先の権化


嬉村笑美(きむら えみ)
てっしーの幼馴染その1。
笑顔の似合う明るく活発なスポーツ少女で、男子顔負けの運動能力を誇る陸上部のエース。
ただし頭は絶望的に悪く、同学年の馬鹿トップ3「地獄の赤点軍団」の一人。因みに残り二人は嫌田と九頭龍。
胸のサイズについて弄られると割とガチでキレるひんぬー
作中でも貧乳由来のあだ名を複数持つが、どれも散々な言われようである。
てっしーの友人関係の中で唯一悪魔の存在を知らない。
また悪魔によって起きる様々な摩訶不思議な現象についても、「プラズマ的なアレ」で済ましてしまうおバカさん。
【作中でのあだ名】
  • 2-Bの韋駄天
  • 胸が可愛い人
  • 痩せた大地
  • 竹を割ったような胸
  • 平野
  • 鍛え抜かれた鉄板のような胸板


嫌田悲恋(やだ かなこ)
てっしーの幼馴染その2。通称ヤーさん。
眼鏡をかけた大人しそうな長身キャラだが、実際はナンパを「狩り」と呼ぶほど恋に飢えた肉食系女子で、女子力は家庭的ではなく腕力方向に振り切っている。
血の気が多く喧嘩っ早い性格でもあり、「2-Bの毘沙門天」として恐れられている。
そして、かつては不良チーム「仏血霧(ぶっちぎり)」の初代にして先代のヘッドだった経歴も持つ女傑。
でもガチギレてっしーに恫喝された時はマッハで逃げた。
長身且つスタイルのいい美人で笑美曰く「気絶した状態ならミスユニバースを狙える」。作者からも「見た目だけなら芸術品」とまで評されている。
黙っていれば自然とモテそうなのだが、そのキャラ故か恋に恵まれない。
そんな自分の欲求を素直に吐き出す性格ゆえか左門からは好ましく思われており、彼女自身も左門に好意を寄せ始めるようになった。
なお、眼鏡は伊達眼鏡であり、視力は2.0ある。メガネをしてる理由は「モテそうだから」とのこと。
茨木童子に惚れられているが、明王と化したてっしーの介入で有耶無耶になったので気づいていない。ついでに、嫌いな異性はヤンキー
【作中でのあだ名】
  • ヤーさん
  • 2-Bの毘沙門天
  • 生ける伝説(レジェンド)
  • 伝説の不良(ヤンキー)
  • "激マブ"の"カノジョ"


九頭龍芥(くずりゅう かい)
てっしーのクラスメート。通称「○○なゴミ(回によってバリエーションが豊富)」。
左門曰く「のび太君から将来性をマイナスしたような人間」であり、彼の格好の玩具。
理由はどうあれ、左門の召喚術を真っ先に信じて声をかけた、ある意味良き友人である。
また、散々な目にあわされても子供みたいに遊んだり、お弁当まで作ってあげるなど、損得抜きの友情も芽生えつつある。
悪魔の能力の有効利用や左門の不審な行動から苦手なものを察するなど頭の回転は悪くないが、運動能力はクズ。
そして性格もクズであり、悪魔の力で調子に乗った時には左門にさえ牙をむく。そのクズっぷりは学校中で有名。
左門と2人揃った場合、「算文のバイキンマン」「友達という名の山賊」などと呼ばれ嫌われている。

しかし一方で、入院して味気ない病院食に飽き飽きしていた左門に手作りのお弁当を差し入れする友達思いな一面も持っている。
ちなみにそのお弁当を食べた左門は、美味しさに感涙して着ていた服をはじけさせるなど下手な女子より女子力が高い。どうやらその後料理上手なことは有名になっており、加護ちゃんが絶句するほどの卵焼きを作っている。
左門に恋する加護ちゃんに対しても、躊躇わないように助言するなど周囲の人間に対しては面倒見は良い模様。暴走するといつものクズに戻るが
料理に対しては手羽プリン作成の際に「こんな残飯作れねえよ!」と拒否るほどプライドは持っており、材料しかなくレシピもない手羽プリンを味を調えた状態で作れるほどの腕前。
てっしーのお色気攻撃を笑ったりや嬉村の裸を「ありがたみが無い」という辺り、異性との絡みより男友達とバカやってる方が楽しい年頃だろうか。
名前の由来は「クズ、芥(あくた)」と「クトゥルー」からか。
【作中でのあだ名】
  • のび太君から将来性をマイナスしたような人間
  • クズ
  • なんかの肉塊
  • やわらかいゴミ
  • いつもの肉塊
  • 2-Bの董卓
  • ゲスの九頭龍
  • 欲の亡者
  • クズ王
  • お馴染みのゴミ
  • 友達という名の山賊(左門と一緒にいるとき)
  • 帝王(カイザー)クズ


下呂(げろ)
てっしーのクラスメート。下の名前は作中には出てこなかったが、単行本のおまけページにて酷いけどピッタリな名前が明かされた。
上述の通りゲロを吐いたがてっしーに救われて以来彼女に心酔している。ファンクラブの会長も務める。
ゲロを吐きそうかどうかによっててっしーの恋愛色を判断する「下呂ジャッジ」が得意技。
また、実はテニス部のエースという意外な才能の持ち主であり、サーブと同時に前にネット前まで前進する「下呂式ドロップ」が必殺技。


祓正義(はらえ まさよし)
てっしーたちとは別のクラスに転校してきた祓魔士(エクソシスト)。
彼も転校するなり「祓魔士やってます」と自己紹介したり、いつまでも高校の制服を着ないせいで教師から目を付けられたりと、クラスでの立ち位置が心配される。
祓魔士としての修業は左門の実家で行っており、左門の過去についても何かを知っている様子。
しかしそれ以上に、彼から受けた様々な悪魔による嫌がらせによって、彼への復讐を誓っている。
嫌がらせを受けた経験からその特性を把握しており、決闘時にはその対策を色々練っていた。
真面目をこじらせた残念な頭の持ち主。
実は極度のオバケ嫌いであり、ウィルオウィスプですら状況によっては人魂と間違えて取り乱すほど。昼間ならば、ギリギリセーフらしい。
悪魔対策と銘打って学校のいたるところに盛り塩をしたり、食事に異常な量の盛り塩とオリーブオイルをトッピングするなど、色々とやりすぎな部分も。
加えて、正義感故に自分の善行(奇行)を恥じずに堂々とやるため、おそらく左門より問題人物と化している。
塩とオイルのせいで「盛り塩」「もこみち」、あげくに塩まみれで倒れていたせいで「つけもの」とあだ名が付けられている。
そして友達という名の山賊との校庭の使用を掛けたドッジボール対決で勝利して転校時から一転人気者に!盛り塩と呼ばれつつも受け入れられるようになり、クズカスの嫉妬を買うことに。
やったね!盛り塩!
【作中でのあだ名】
  • エセ霊能者
  • 盛り塩
  • もこみち
  • つけもの
  • 盛り塩フェチの変態
  • 盛り塩先輩


天使ヶ原円(てしがわら まどか)
天使ヶ原家の大黒柱にして、てっしーの父。
家族を愛するごく普通の社会人。
娘を天使と見間違えるあたり、ちょっとその愛が深すぎる節もある。
娘のためならスタンガンを持ち出して武装するあたり、結構な過激派。
左門に対し間違っているようないないような印象を抱いている。
【作中でのあだ名】
  • クソ親
  • 娘ラブ・バーサーカー


天使ヶ原環(てしがわら たまき)
てっしーの母。
常に笑顔を絶やさない、おおらかな性格。アラアラウフフ略してアラフ。
しかし娘の恋愛ネタには猟犬の如く食いつく。また、怒ったときの雰囲気が非常に怖い。
てっしー、輪、そしてブーヤンさえも従える天使ヶ原家のラスボス
恐らくてっしーのツッコミを育てたであろう原因。
柱曰く「釈迦」の位置付け*1
【作中でのあだ名】
  • 猟犬
  • ラスボス


天使ヶ原輪(てしがわら りん)
てっしーの妹。中3。
金髪とパーカー、金属バットが特徴。
かなりのヤンキーで、不良チーム「仏血霧(ぶっちぎり)」の頭目を務め、二中の破壊天使の異名を持つ。ヤーさんの後任。
性格もてっしーの妹とは思えないほど暴力的で、初対面の年上男性であろうと容赦なくバットの一撃を叩き込む。ボーリング玉は弾け飛ぶもの。
しかしてっしーと母には頭が上がらず、彼女らにかかれば子猫同前である。
また、姉同様大の子供好きで、子供の世話をする時は普段から想像できないほどに目を輝かせる。
恐らくてっしーの世話焼きな性格を育てたであろう原因。
左門と九頭竜を舎弟として従えており、休日はゲームのレベル上げと肩もみなどのために呼び出させている。姉からも「妹と遊んでいる」程度にしか見られていない。
柱曰く「悟空」位置付け。
【作中でのあだ名】
  • 二中の破壊天使
  • 暴君
  • 猛獣
  • ザコ
  • 猛虎
  • 仔猫
  • 妹様


加護小鳥(かご ことり)
算文高校の1年。左門やてっしーの後輩にあたる。
母の教育によって自由に遊ぶこともできず、友達が欲しいという願いから左門と出会い、彼のおかげで変わる事ができた。
その後今度は左門に依存するようになったが、左門の厳しく突き放す言葉によって目が覚め、自分の意思で選んだ道を進むようになる。
「スポンジのごとき吸収力」を持っており、左門の煽り顔や下呂の下呂式ドロップ等のコピーも難なくやってのける。
ついたあだ名も別漫画の何かの能力者レベルといっても過言ではない。
自由に行動できるようになってから選んだ部活は演劇部だが、役作りの一環として今も色んな部活の助っ人をしているようだ。
登場後に沈没した校舎での独裁の話があるので最低でも一度は左門の下衆っぷりを認識しているはずだが、それでも彼に対する憧憬に揺らぎはない様子。
というか、思い込みの激しさからか結婚が頭をよぎるほどになっているので、かなり手遅れ。
途中から、一般人であるがゆえに常識キャラとしての突っ込みも可能だと判明した。
【作中でのあだ名】


押江諭(おしえ さとし)
算文高校2-B担任、つまりてっしー達の担任にして、生活指導部担当。
周囲から熱血教師と評される熱心な性格だが、特に暑苦しいわけではなく、穏やかで生徒と全力で向き合う良い先生。
クラス分けでてっしーが2-Bに入ったが、そのせいでヤーさんを始めとした問題児軍団も全員受け持つ事となり、苦労が絶えない。
転校生の左門も態度の悪さとサモナーを自称する中二病っぷりでクラスから孤立すると考え、彼の心を開こうとした。
やはりサモナーという部分は信じられなかったが、左門が実際に悪魔を召喚して見せた事で彼が本物のサモナーである事を信じる。
だが、今度はそのせいで悪魔が見えるようになってしまう羽目に。彼の苦労は絶える事はなさそうだ。


《主な悪魔》

ブーシュヤンスタ
人を惰眠に誘うゾロアスター教の女悪魔。通称ブーやん。
「二度寝するでヤンス!」しか喋れない、ヤンス系女子。
べヒモス先輩とのコンビネーションでてっしーを苦しめる。最近、天使ヶ原家の家事手伝いになっていることが判明した。
肌は薄紫でゾンビのように不気味だが見た目が崩れているわけではなく、ネグリジェ姿でてっしーに付きまとう姿は可愛い。
てっしーへの使用頻度が高すぎるせいで、最近ではベヒモスともども召喚されっぱなし。
祓によって一時期てっしーに近づけなかった時には涙を流して「不貞寝するでヤンス」と初めて別の言葉を言った。
また、何を考えているか分かりづらいが、ベヒモスが差し入れた「惰眠」と相性の悪いコーヒーを無下にできない程度には真面目である。
常時ギャグ顔なので分かりづらいが、単行本の幕間などを見ると顔立ちは割と整っている様子。実際アイドル回でてっしー、ボティス、サタナキアと共にスカウトされた。
なおアイドル回ではオフの時にファン(てかクロケルとブエル)にサインをせがまれ、普通に喋った(てっしー曰く「これがオンだろ」)。


べヒモス
ゾウのような姿の悪魔。通称べヒモス先輩。
暴食へと誘う「食欲ビーム」が得意技。
受けたものは満腹中枢を破壊され、異常なほどの空腹に襲われる。
だが、胃の容量は全く増えないため、下手をすると胃が破裂するまで食べ続ける。
そんな悪魔のような(※悪魔)べヒモス先輩だが、カス(左門)の事も「彼はまだ未熟、実を付ける前の木を評価できない」と彼の将来性を買っていると思わせるコメントを残し、むしろ彼のわがままな性格を「招来社会に適合できるのか?」と心配する親心まで抱いている。
ダイエットをしているてっしーを誘惑するために食べ物を食べ続けた左門がデブになったとき「おやめなさいマスター」としまいには制止した(これにはてっしーもツッコミを入れた)。
さらに左門のダイエットを監視し始める。暴食の悪魔なのに。
また、命令には逆らえないとはいえ左門との1on1のフットサルにも付き合ったり、普通に空腹な九頭龍にホットドッグを差し出すという優しさもある。
更に、いくらビームを食らわせても誘惑に屈しないてっしーを好敵手と認め、ダイエットコーラで杯を交わす意外と人徳者な一面も。
忘れがちだが、左門召介被害者の会の会員である。


グラシャ=ラボラス
羽の生えた巨大な犬のような悪魔。
地獄の大総裁という大物キャラ。
…のはずが、空も飛べて透明化もできるという能力のせいですっかり乗り物扱いされており、ネビロスからも自転車呼ばわりされている。
作中で描写されることは少ないが、多分毎日こんな扱い。


ウィルオウィスプ
火の玉のような下級悪魔。
左門やネビロスの攻撃手段として重宝されている。小さい魔法陣でも放てる。
地面やお札に仕込む事で、罠のように使う事も可能。
似たような用途で、隕石に乗って登場する「パリカー」という悪魔も使用する。


シェイプシフタ
ネビロスが左門をこらしめるために送り込んだ赤ん坊のような悪魔。
触れたものとそっくりに化けるが、ほっぺにぐるぐるマークがつき、性格や言動が正反対になってしまうという特徴を持つ。
そのため、てっしーに変化した後は淫語連発や容赦のない暴言など、とんでもないドSに変貌した。
左門的にはドストライクだったのだが、てっしーに化けたシェイブシフタからは「嫌い」と言われてしまい……?
なお、ネビロスがこいつを送り込んだ理由は、左門が善人になった自分を見て良心の呵責によって自殺させるため。
えらい遠回りな作戦である。
後に再登場を果たし、前回の失敗を反省したネビロスの策で無事左門に変身させることに成功させる。
結果、思惑と多少違うが、見事なリア充っぷりで本物は迫害状態にまで追い込まれることとなった。
見かねたてっしーとクズの協力で変身は解けるが、今度はクズに変身してやっぱり立場を奪い去ってしまった。
この二度の事件で迷惑をかけたお詫びとしてネビロスは二人にそれなりに高いお菓子を買っている。
そのため、左門に珍しくダメージを与えることに成功するも、自分は財布に大ダメージというドローゲームで終わった。
てっしーの大好物手羽プリン(手羽先がプリンに入っている、なお味は「生ごみ」「残飯」「クソ」と称されるほど酷い)に変化したこともあったが、
冷蔵庫に入れられた瞬間に病気になり、挙句中途半端に変身が解けて手足が生えたプリンというシュールな姿になった(6巻の背表紙にも書かれた)。


アンリ・マユ
世のあらゆる災いを産んだ絶対悪にしてゾロアスター最強の悪神。
その実態は、召介に一途な思いを寄せる尊大な口調の褐色美少女(ババア)である。
近年では災いを振りまき過ぎたせいで、各種インフルをまき散らすくらいしかやる事がなくなってやさぐれていた。
インフルを巻き過ぎたせいで「インフルババア」とまで呼ばれ、魔界でさえ孤立するアンリ。
だが、そんな折に召介に召喚され、当時はまだ純粋だった彼の笑顔に心を奪われたのだった。
魔界での孤立のせいでBコン(ぼっちコンプレックス)を患っていたが、てっしーとの出会いを経て、少しずつ解消されつつあるようだ。
下手に怒らせると地球がやばい、歩く核弾頭。
実は、左門が最初に召喚した悪魔であり、召喚術を極めようとするきっかけになった悪魔。つまるところ、ネビロスの気苦労の根源
友達になってほしいと願った左門に彼女が「脆弱な人間が自分と友達になるのは無理(だから恋人になれ)」といったのを真に受けたというもの。
その後、現在に至るまでお互いの真意はすれ違いを続けたままであり、てっしーは「これは二人が恋人から友達になるまでの物語かもしれない」と語っている。
地上と地獄を自由に行き来しており、地上でも存分に力を振るえるくらいには強い。と言うか作中でも実力はトップクラス。
……なのだが左門やてっしー達と遊んだりしていたせいもあってかちょっと丸くなってしまった。具体的に言うと街の被害を気にしてステゴロできないぐらいである。
それによって”ある騒動”を引き起こしてしまう。

【作中でのあだ名】
  • 絶対悪
  • アンリさん
  • アンリちゃん
  • ババア
  • インフルババア
  • 闇キャラ(「ぼっち歴数億年単位の陰キャラ」の意)


サキュバス
80年代~90年代感漂う淫魔。
男を虜にする能力を持つが、べヒモスのようにビーム等を使うわけではなく、話術などのスキルで男を虜にする。曰く合コンでの勝率は6割。
つまり実質タダあだ名が淫魔の人。
ちなみに召喚には3時間以上前に予約が必要であり、その理由はお化粧。
予約なしで召喚した時の姿は、左門くんにさえ「化け物」と呼ばれるほどのノーメイクぶりらしい。
召喚状態ながら左門のことを「さもちゃん」と気軽に話しかけているあたり、彼女も左門のことをあまり嫌ってないと思われる。
キャバクラを経営しており、てっしーにたまに応援を頼む。
【作中でのあだ名】
  • ただあだ名が淫魔の人


茨木童子
平安時代に暴れた鬼の1人。
今もその凶暴さ、残虐さは健在。
縄張り意識が強く、外国の悪魔であるネビロスが気に食わない様子。
だが彼の真の恐ろしさは、やる事なす事がすべて一昔前の不良漫画っぽく、行動や存在が少し面白い所。
その「少し」が曲者で、一気に噴き出せず溜めに溜めながら、耐えに耐えると言う苦行を強いられる。
学ランにリーゼントの不良スタイルは勿論、 会話中の単語が"ダブルコーテーション"で区切られたり、変なルビが振られたり、語尾がカタカナになったり、挙句頭の上には常に「!?」マークが浮かんでいるという徹底ぶり。
しかも「!?」マーク、顔をそむけたらちょっと連動する。後「!」マークは比喩抜きで物理的な武器にもなる。
その為、何をやっても新手のコントにしか見えず面白いという、ある意味最高に卑怯な存在。
ヤーさんを見て"激マブ"と感じるが、その恋愛フラグの行方やいかに。というか、彼女がヤンキー嫌いなので告白しようにも喧嘩を売られていると勘違いされてぶん殴られている。
リーゼントとサングラスをやめると若い頃の江口洋介そっくりになる。公式ツイッターでもネタにされた。
【作中でのあだ名】
  • 悪鬼
  • "日本"の"不良(オニ)"
  • 特攻(ぶっこみ)の鬼
  • 昔の江口洋介
  • 荒れてた頃のミッチー
  • 完全なる江口


ボティス
地獄の伯爵。
2本の角と蛇のような舌が特徴の女性悪魔。初登場時は喋っていたが、後の登場では何故か一言も喋らない。アイドル回で喋っていたので、単に戦闘中で機会がなかっただけと思われる。
細剣による戦闘を得意としており、更に蛇に変身する能力のおかげで小さい魔方陣でも召喚できることから、左門の接近戦要員として活躍する。
顔立ちがきれいでスタイルもいいので、彼女のファンとなっている読者もいる様子。
発言が少ないため確定ではないが、上司の指示とはいえアイドルという斜め上な活動にも前向きに参加するなど割とまじめ。
一方、T.O(テシガワラ・オンライン)でのアバターでもサタナキアの服装を着せており、悪魔専用のツイッター「魔いったー」のアイコンは、サタナキアの服を着ての胸のドアップ。その上、HNはアイドル時代の愛称の「ボっちゃん」。
撮影・登録したのは彼女でないかもしれないが、そのまま使っているのは間違いなく彼女である。何やってんだ、あんた。


マステマ
てっしーを求めて算文町に訪れた悪魔。匂いフェチ。
しかし悪魔は悪魔でも、人間に試練と誘惑を与えてその信仰心を試す「神に仕える悪魔」
試練とはいえ欲に負けた人間には容赦がない…どころか、本気でゴミとしか見ておらず、無差別に人間を死に誘うことを何とも思っていない。
自身を乗り越え、てっしーが天国に行くよう望み彼女を誘拐した。手羽先ぶらさげりゃいいだろというツッコミは禁止
試練と称して悪魔や算文町の人間を襲うも、そのことが左門やネビロスの怒りを買い激突。
激闘の末に敗北し幽界の大牢獄に封印されるが、ベルゼビュートに攫われたアンリ・マユの奪還を目指す左門の手で封印を解かれた。
…が、アンリを救う道中で無駄に独り言や口数が多い上にやたらと気さくに話しかけてくるウザい性格が露呈した。
なおこの性格は数世紀の間誰とも喋らなかったことで言葉や喋り方を忘れそうになったことが原因。
戦闘では悪霊の魂を使役し攻撃に利用するという左門と似たようなスタイルで戦うがその威力は桁外れ。
小さな悪霊の魂1発で広範囲を吹き飛ばす凄まじい火力を有する。
マステマとは、ヘブライ語で「敵意」「憎悪」の意味を持つ。


【赤き竜】

左門曰く地獄における上位悪魔三人にその下の六柱(後述)にソロモンの七十二の悪魔を足した組織。
ピラミッド型。

【地獄の三大支配者】

  • ベルゼビュート
六柱を束ねる三大支配者の一角で、軍事に於いて絶対的な権力を有する武断派。フルーレティは直属の部下。
ビジュアルは今風のヤンキーチックな風体のイケメン。
見た目に違わず気性が荒く、戦争を「ケンカ」と豪語する好戦的な性格。
何かにつけて「クソ◯◯」と付ける癖があるが、本人は「クソ」や「蝿」と言われるとキレる。
ただし気性が荒いだけのチンピラではなく、左門の無茶振りじみた執拗なハンデ要求に文句も言わず答えるなど王としての度量の大きさも見せる。
……が、これは自分の力に絶対的な自信を持つが故の強者の余裕の表れである。
アンリとは長年のライバル関係であるが腑抜けたと想い、左門を盾にアンリを幽界に幽閉した。
ゾロアスター教の悪神達の報復の可能性も視野に入れたり、
左門の戦術を軽んじることなく客観的に観察し真っ当に評価するなど思考は結構冷静。

戦闘では超人的な身体能力に加え、肉体に嵐を纏うことで攻撃力防御力機動力を大幅に強化する臨戦形態“気高き王(バアル・ゼブル)を保有し、
小細工抜きで真っ向から敵を叩き潰すスタイルを取る。

アンリを心底ライバル視しており、昔と比べ彼女の牙が抜けたと判断し左門に敵意を向け、両者の間に因縁を生む。
なお執拗なアンリへの敵対心による彼女への理解力もあり、部下からは「(好きなのでは…?)」と思われた、のだが。

作中、左門の尽力によりアンリは救出され、左門達が帰ろうとした矢先、血だらけで現れ、
今回の件で”ゾロアスターは滅亡寸前まで追い込まれた”と告げる。

と言うのも

  • 余所の悪魔やら善神やら大勢居たし赤き竜もゾロアスター組がアンリを助けに来ると想い警戒していたがアンリの配下は来なかった

  • 来なかったのはアンリが不在であり、自分達が動いた→アンリが不在とバレる→四方八方から袋だたきを恐れたため。

  • あげく左門に救われたとか騒いでる場合じゃ無いんだが

などと反論出来ない理由を挙げていき、ゾロアスターも変わるべきだと主張。
殴り合ったばかりだろうとアンリは反論した。

そんなアンリにベルゼビュートは示談条件を出す。

その素で出された示談条件は直属の部下のメガネを割り、左門とてっしー、アンリの顔を呆然とさせた。


【作中でのあだ名】
  • 糞山の王(ベルゼブブ)(※禁句)
  • 蝿(※禁句その2)

アスタロト
名前だけ明かされている地獄の支配者の一角。
ネビロスを配下に持つ。

【赤き竜の六柱】

地獄にて悪魔の軍勢を司る、6柱から成る地獄の高官達。
一見バトル漫画とかそういった作品の幹部キャラっぽい組織のようだが、実情はかなりグダグダ。
というかまともな性格の構成員がほとんどいない。
読み方は”あかきりゅうのろくはしら”

ルキフグス
「赤き竜の六柱」の第一柱を務める宰相。フルネームは「ルキフグス・ロフォカルス」
つまりネビロスやサルガタナス、アガリアレプトのリーダーであり、地獄で4番目に偉い超大物。
財宝マニアで財宝や銘刀の管理をしていたが、今やフィギュアやアニメDVDをコレクションし、「光を避ける者」の名前通り引きこもり生活を送る立派なオタク。
そのため三柱からは仕事に関しては論外。四柱からもあっているが辛辣な評価をされている。
テンパると言わないでいいことを口走るという、非常に面倒な性格。主な被害者はネビロス。
見た目だけならロン毛のイケメンなのだが、極度のコミュ障でリアルの女性を見ると「3D酔い」してしまうほど。
T.Oでも(アバターがてっしーというのもあるが)24時間ログインしっぱなしで、ゲーム公開1日ほどでLv346まで上げている。
だが、それは周囲が地獄のNo.4としての威厳を求めるプレッシャーからであり、自然体に接してくれるてっしーと会話をする事で心を開くようになり、彼女に惚れた。
酒を飲むと、変態面を晒すなど一気に酔い倒す酒乱。でゅふふふ。
同じくぼっちキャラであるアンリとは致命的なレベルで噛み合わせが悪く、二人が話し合うと大抵酷く低レベルな罵倒合戦の末に両者泣きじゃくってドローになるという悲惨な光景が見られる。

だが腐っても第一柱、全盛期は他の5人を抑えてその座を勝ち取った実力者でもある。
配下のアガレスを使い、あらゆる時代と場所にある宝物をかき集めて別次元に保管し続けたことで構築した最強の武器庫を保有し戦闘に用いる。
保有した武器は十全に扱えるが、反面引きこもり生活が長すぎた代償に短時間の戦闘でメンタル的に疲弊しバテる。
【作中でのあだ名】
  • 宰相
  • ルキちゃん様
  • 宰相(ヒキオタ)
  • オタク宰相


サタナキア
「赤き竜の六柱」の第二柱を務める魔界の大将。
あらゆる女性を魅了できる女性の悪魔。キマシタワー。
一方、単行本の折り込みおまけでは、アイドル回の際に女性ファンばかり多すぎるため、アガっちが握手会に来たら喜んでいた様子が書かれている。
胸の谷間を強調した扇情的な服を着ているが痩せた大地レベルのペタンコである辺り、そもそも男な可能性もまだある。
ただし、少なくともアガリアレプトは完全に彼女を女性として扱っている。
普段は朗らかで話しかけやすい雰囲気の悪魔であるが、実は仕事の鬼であるフルーレティよりも怖いらしい
(サルガタナスがそう評価。アガリアレプトも否定はしなかった)
ちなみに、彼女の服装はそのままアイドル回の衣装に使われた。
地獄では悪魔女子のファッションやライフスタイルの最先端を征くカリスママルチタレント「女子神ナッキー」として君臨しているが、
タレントモードに入っている時の彼女は、普段の明るさからは想像もできない程言動が辛辣。
彼女の女子会に参加したてっしーとアンリは辛辣すぎるダメ出しの嵐に耐え切れず号泣し、女子会は処刑場と化した。
なお商魂も逞しく、精神的に疲弊しきったてっしーとアンリに自身の本(19800円)を売り付ける姿も見せた。洗脳とか言わない
【作中でのあだ名】
  • ナッキー
  • こども大将
  • 女子神ナッキー

アガリアレプト
「赤き竜の六柱」の第三柱である司令官。ボサボサヘアーにサスペンダーなど壮年っぽさ漂う外見。
あらゆる機密を明らかにする能力を持ち、左門と加護小鳥との出会いに一役買った。
タバコを吸ったり左門からキュバクラ(サキュバスのキャバクラ)に遊びに来ると思われる辺り、中々の遊び人である模様。
しかしネビロスの普段からの苦労をねぎらうパーティを開くなど部下想いかつ気さくな性格で人望も厚い。
左門からはキャバクラに遊びにきそうと思われているが、サタナキアのパンツの色を答えるのに異常に狼狽えたりと妙にピュアな所がある。
サタナキアとは椅子を並べるなどかなり仲良しの様子。
そしてアイドル回の穴の埋め合わせとしてなのか最近中将Pに良いように使われちゃっていたりする。
能力は作者も「群を抜くチート能力」「能力1つで天下が取れる」と明言する作中屈指の凶悪な能力者。
何せ問えばすぐに答えが分かるため推理の必要が無い。
本来暗躍や謀略により対象をジワジワ追い詰めるのを得意とするマステマが真っ向勝負を挑まざるを得なかったのも、この人の存在があってこそ。
しかしモノローグには「クソ地味」と言われた。
【作中でのあだ名】
  • アガっち
  • 司令(おじさん)
  • 六柱のクイズ王
  • 草食チャラ男


フルーレティ
「赤き竜の六柱」の第四柱を務める魔界の中将。ベルゼビュート配下。
見た目はショートカットにメガネにスーツと見た目はビジネスマン。
あらゆる仕事を一晩で終わらせる能力を持ち、赤き竜の経済活動全般を担当する。
作者曰く、イメージは銀英伝のオーベルシュタインであり、六柱の中で一番仕事が出来て真面目さも上位。
そのため他の五柱は頭が上がらない。
要は魔王ジェバンニ*2。仕事上の契約が絶対とのこと。ただし一晩で終わらせるために部下の悪魔に対し、ブラック企業顔負けの酷使を行っている模様。
その事務能力からか非常に押しが強く、てっしーとの相性は最悪と言える。
物腰などは丁寧だが実は非常に辛辣で、アイドルになったてっしーのファンを「ブタ」呼ばわりし、上司だろうが部下だろうが罵倒レベルの呼び方をする毒舌家。
事務所のセキュリティをSASUKE風にしたり機密を暴くアガリアレプトへの対抗としてサタナキアの下着の色をパスワードに設定したりなど、真面目に見えて真面目からかなりかけ離れた人物。視聴率の為に悪魔から嫌われている左門が血反吐を吐く姿を積極的に映そうともする。
【作中でのあだ名】
  • 中将P
  • レティっち
  • 賢いバカ


ネビロス
「赤き竜の六柱」の第五柱。アスタロト配下
同時に「左門召介被害者の会」の会長を務める少将閣下。
つまりは悪魔の総監督官であり、悪魔を好き勝手に呼び出す左門とは犬猿の仲。
その為、左門に苦しめられてるてっしーに手を差し伸べるという、悪魔と言うより主人公な好人物。
自身は左門から召喚されないようにするため、悪魔の体を捨てて人間と同じ体になっている(受肉)が、そのせいでブーヤンとべヒモスの極悪コンボも普通に効いてしまう。
その後、てっしーを守るために人間界に訪れるが、住所不定無職の彼に待ち受けていたのは過酷なホームレス生活だった……!
今では心優しい喫茶店のマスターに拾われ、なんとか安定した職を得ている。ただ、贅沢をする余裕はない金欠少将。
人間界では「ネビ山ネビ夫」と名乗っている。
詳しくは個別項目を参照。

【作中でのあだ名】
  • 地獄の総監督官
  • 淫行少将
  • 金欠少将
  • バイト少将
  • 面白バイト少将
  • 年甲斐もなく学ラン着込んではしゃいでるコスプレ総監督
  • ネビ山さん(28)
  • ネビネズミ
  • "低温(ヌル)い"シャバ僧
  • ヌケ作
  • ネビ男
  • ネビ男のアニキ
  • ネビキ
  • 淫行野郎
  • ロリコン
  • ネビくん
  • 少将(バイト)


サルガタナス
「赤き竜の六柱」の第六柱。
ネビロスの部下を務める女悪魔だがしょっちゅう左門に呼び出される。
彼女もネビロスと1つしか変わらないレベルの高位な悪魔なのだが、ピッキングや実況など、ロクな事で呼ばれない。
市松模様のストッキングと頭全体が隠れるほどのシルクハット、そしてナイスなバディが特徴。
何気に人間界の生活をエンジョイしている今時の女子。
スイーツ旅団長の異名通り女子の残念さを凝縮したような思考が特徴で、ネビロスの悩みの種。キャラ説明では「天然で事態を悪化させる」と言われている。
(作者からは「人付き合いは確かに良いが、暗い人に向かって『あなた暗いですね~』と笑顔で平気で言うタイプ」とも)
しかもアガリアレプトの六柱の仕事能力評価では「真面目な無能」に配置されている。
しかし、ネビロスの事は憧れの先輩として慕っている。ネビロスが金欠で苦しんでいる間にスイーツを嗜むくせに
そんな性格なためか、未召喚(=服従じゃない)状態なのに様づけするなど、便利に使われているのに左門をあまり嫌ってないようである。
透明化や鍵開け等の能力を持っており、左門曰くネビロスの100倍は荒事に強いらしく、ネビロス自身も戦闘においては誰よりも信頼を置いている。
【作中でのあだ名】
  • スイーツ女
  • スイーツ旅団長
  • 旅団長(スイーツバカ)




そしてもう一つ。


冒頭の言葉をお忘れの方の為に重ねて言う。


これは私が地獄に堕ちるまでの物語である!!



追記・修正は悪魔を召喚してからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 週刊少年ジャンプ
  • ジャンプ
  • 漫画
  • 悪魔
  • 召喚士
  • サモナー
  • ギャグ漫画
  • 沼駿
  • ケモナーではない
  • 左門くんはサモナー
  • 所要時間30分以上の項目
  • 集英社
  • 佳作

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月15日 21:11

*1 てっしーは「三蔵」

*2 誤解する読者も多いが、能力はデスノートからのオマージュ等ではなく、原典通りである