帝竜(セブンスドラゴンシリーズ)

登録日:2016/10/29 (土) 17:39:09
更新日:2018/04/11 Wed 12:31:07
所要時間:約 7 分で読めます










帝竜とは、ゲーム「セブンスドラゴン」シリーズに登場する敵キャラ群である。

本シリーズのドラゴンは一般的なファンタジーのドラゴンとはやや異なり、宇宙からの侵略者である。
まず真竜と呼ばれる最高位の存在が星に種を撒き、その星の文明が発展した頃を見計らって、
配下のドラゴン達を星に送り込みつつ「フロワロ」という毒性の花で星を覆い、全てを喰らい尽くすのである。

帝竜とは、そんなドラゴン達を統括する「真竜直下の幹部」とでも言うべき存在である。
要はステージボス枠。

各作に7体ずつ登場するのが定番であるとともに、ストーリー序盤は彼等が最高位のドラゴン群として認識される場合もあり、
この7体が「セブンスドラゴン」というゲームタイトルの意図及び主目的であると誤認させる、
つまり「7体の真竜」の存在を覆い隠すミスディレクションとしても働く。





帝竜一覧(ネタバレ注意)



セブンスドラゴン
仕える真竜はニアラ。
本作の帝竜は全て人語を話す事ができる。態度の問題で会話は成立しないが。

  • 赤帝竜キングドラゴン

かやつに受けた傷が…いまだに癒えん…! お前を食らって我の血肉にしてくれる!

本作の舞台「エデン」を襲撃した帝竜達の大将。オーソドックスな赤いドラゴンの姿をしている。
カザン共和国を無数のドラゴンと共に襲撃し占拠するも、主人公達を逃がすため一人残ったドリス大統領と戦い、彼を殺害する。
しかし大統領の抵抗により相当な深手を負わされ(体中に無数の傷跡が残り、頭には大統領の剣が突き刺さったままになっている)、3年後に力をつけた主人公達に敗れる。
戦闘ではターン経過で威力が上昇する「募りゆく殺意」を筆頭に力押しで攻めてくる。火力は高いが単体攻撃のみなので対策は取りやすい。
募りゆく殺意の仕様を考えるとなるだけ短期決戦で勝負をつけたい。メイジがいるならフリーズヴェイルを活用しよう。

以降のシリーズでも、最初に対峙する帝竜は「伝統的ドラゴンという姿の赤竜」「同作中帝竜の中では設定上最強」
「強力な味方の抵抗により、主人公が戦闘を挑む際は著しく弱体化している」など、彼の作風の幾つかを踏襲している事が多い。

  • 黒帝竜デッドブラック

自ら闇に食われに来るとは愚かなり!

暗闇に潜む全身真っ黒の竜、本体は球体になっている。冷気攻撃が主だが「死の黒」という名前の通り、最大の特徴は即死攻撃。
即死攻撃「完全なる闇」はよくある運ゲーではなく「ある条件を満たした状態のハントマンを即死させる」技なので、その条件を避けられればさほど怖くない。
ある事をすれば非常に貧弱な姿の「真デッドブラック」へ一定ターン弱体化させられる。弱体化しない方が無駄行動が増えて楽な場合も

  • 炎帝竜フレイムイーター

人間ごときが我に挑むのか? くっくっく…面白い

炎の力を操る竜。「炎喰らい」の名の通り、溶岩など灼熱の環境ではその力を取り入れて回復・強化される。
やや卑怯かつ狡猾な性格で、一度戦闘で撃破しても、より自分に有利な地へ逃亡してしまう。
実は倒さなくてもクリア可能。

  • 地帝竜ジ・アース

人間は大人しく死を待つこともできんのか…

ジョマロン山脈と一体化……というか山脈そのもののドラゴン。「大地」「地球」を意味する名前にも納得。
帝竜どころか全ドラゴン中でもぶっちぎりでトップの大きさを誇る。
角や足、尻尾といった部位一つ一つがドラゴン1体に匹敵し、山を歩き回って各部位を倒して(ダメージを与えて)いく必要がある。
最後に相対する本体の得意技は全体のHPを半減させる「ソウルブレス」。
「ダンジョン全域に根を張る」、「ダンジョン内の部位を一つ一つ潰していき、最後に本体を叩く」という特徴は、次々作のオケアヌスに継承された。

  • 空帝竜インビジブル

空で我に挑むとは血迷ったか!

エデンの空を支配した、鳥のような姿をしたドラゴン。名の由来は「透明」「不可視」を意味する英語。
名の通り見えないほどの速度で空を飛び回る。ドラゴン反抗作戦の要であるプレロマはこいつに制空権を奪われ、活動を大きく狭められていた。
戦闘では雷属性の攻撃の他、一瞬で主人公達の背後に回り、前衛・後衛を間接的に入れ替えさせる妙技「瞬動」を使ってくる。
自分に対抗するために突拍子もない策に出た主人公達に上記の台詞で驚愕している。実際「飛空艇から地上まで落ちる間にインビジブルと戦う」というトチ狂った作戦なので…

  • 艦帝竜ドレッドノート

なかなかしぶといではないか それでこそ食らいがいがあるというもの!

マレアイア地方に居座る。複数のドラゴンが合体した戦艦のような姿をしたドラゴン。
「超弩級」という言葉の由来にもなったドレッドノート級戦艦が由来と思われる。
ドラゴバレットという生きた弾丸で攻撃してくる他、体中から生えた砲塔のような突起から「30mm機関砲」で砲撃戦を展開する。
さらに2ターンかけてエネルギーチャージし、男のロマン「波動砲」をぶっ放してくる。
この特徴は次作のジゴワットに受け継がれている。

  • 虹帝竜トリカラード

人間の力で我を倒すことなどできん!

ニアラの居城、紅杭の塔を守護するドラゴン。「(フランス国旗のような)三色の」といった意味の名前。
普段は虹で作ったメビウスの輪のような姿だが、真体はクジラのような姿をしている。
状態異常耐性を付ける手段が乏しい今作で「虹色の不運」による多彩なバステを与えてくる強敵。しっかり対策しても運ゲーになる事もしばしば。


セブンスドラゴン2020
仕える真竜はニアラ。
今作と次回作「2020-Ⅱ」のドラゴンは東京の主要施設の空間を歪め、根城としている。

  • ウォークライ
定番の先鋒赤ドラゴン。都庁(後の主人公達の本拠地)を上下逆さまの状態にした。ナガレとガトウの奮戦により手負いとなったところで13班が対峙する。
見た目通り小細工なしのパワフルな戦法を得意とする……が、付与バステ対策はしておきたい。
タイフーンハウルで麻痺、灼熱の剛火球で火傷をそれぞれ仕掛けてくる。
名前の意味は「戦の喊声(ときの声)」「威嚇の叫び」。

  • ジゴワット
背中に電磁砲を背負った、何処となく中華風なデザインの四つ足のドラゴン。山手線を立体球状にしてしまった。
バック・トゥ・ザ・フューチャーに出てきた架空の電気単位「Jigowatt」が元ネタか。
小型の電磁砲を各所に設置して侵入者を拒む。これで自衛隊に壊滅的なダメージを与えた。
2ターンもの間チャージに費やして放つ超火力の「超電磁砲」が切り札。到達Lvではガードしていないとまず即死レベルの威力。まぁサイキックだけはデコイミラー張ればやりすごせるが
その他、ランダム複数攻撃の全体掃射や全体ダメージ+麻痺の放電で13班を追い込む。麻痺対策は抜かりなく。
「2020-Ⅱ」にも登場。対峙する時期が遅くなった関係でステータスは時期相応に上がっている。
無理矢理再生復活させられたためか、体の各所が欠けており痛々しい。

  • ロア=ア=ルア
女性のような姿をしたドラゴン。月に擬態することができる。
韻を踏む事に特化した、何とも言いがたい珍しい名前。「魅惑の咆哮」くらいの意匠だろうか?
死者を蘇らせ操る力を持つ。これでゾンビ軍団を組織し、四ツ谷を亡者が徘徊する常闇の世界に仕立て上げた。
こちらを盲目状態にしてから、回避することでリアクト(再行動)し即死させるコンボを披露する。敵のリアクト=死刑宣告を教えてくれる女王様。
盲目の他にも出血・ダウナーとこちらのリソースを削る嫌らしいバステで攻め立ててくる。火力が案外高い事に加えて、バステも時期的に対策しづらいものが多めなのがもどかしい。
盲目だけは確実に対策しておくと事故率を減らせる。

  • トリニトロ
炎を司るドラゴン。液体金属の塊からドラゴンのパーツが飛び出た外見をしている。
国分寺を砂漠化し、工場を構えてドラゴンを製造していた。
流体金属の特性からか、炎の苛烈な攻撃より自己再生によるタフネスさをウリとしている。火傷も相まって長期戦になりやすい。
「2020-Ⅱ」にも登場、体が赤くなっている。「Ⅲ」では亜種の「トリニトロ・オルタ」が登場。
爆薬の一種であるトリニトロ安息香酸、あるいはそれの素材となるトリニトロトルエンが由来か。
戦闘で撃破され窮地に陥ると名の通り自爆しようとする事が多いが、簡単に阻止されるのが定番。

  • スリーピーホロウ
蝶の羽を持つドラゴン。その鱗粉は精神を狂わせる作用を持つ。植物まみれになった渋谷に君臨する。
トラウマドラゴンの一体で、渋谷で暮らすアウトロー集団「SKY」のメンバーを発狂させて大惨事を引き起こした、彼等の宿敵。
ロア=ア=ルア以上にバッドステータス付与が得意なうえ、錯乱(混乱の上位。必ず味方を攻撃する)・睡眠・毒とよりいやらしいラインナップ。
しかしこういった手合いの例に漏れず、直接戦闘能力は貧弱。せいぜい発狂飛行の威力に注意する程度か。デストロイヤーがいるなら凶転ず也の餌食にしてやろう。
「2020-Ⅱ」にも登場。ジゴワット同様に随所が欠けており、羽の模様が変化している。今回は対策していたので惨事は免れた。
アメリカに伝わる首無し騎士の伝承「スリーピー・ホロウ」が名前の元ネタ。

  • ザ・スカヴァー
芋虫と新幹線を合わせたような姿をしたドラゴン。ジ・アースに次ぐ巨体で、尻尾・胴体・頭部と部位ごとに倒す必要がある。
序盤から存在が確認され、東京の地下に眠っていた。
地下に特化適応した種なのか光に弱く、討伐時には地下鉄の随所に投光装置を仕掛けて動きを誘導・制限する作戦が採られる。
尾は力溜め→突き刺しでのHPドレイン、胴体はパラライズジェットでの全体麻痺、本体はヘッドストンプによる行動不能がそれぞれ持ち味。本体に対しては行動不能のほか、毒も対策すべし。
名前の「スカヴァー(scaber)」はワラジムシを意味するが、風貌はどう見てもでかいミミズ。

  • ゼロ=ブルー
冷気を司るドラゴン。お台場を氷漬けにしてしまった。直接的な名前の由来ではないが、ニュアンス的には「絶対零度の冷たさ」と言った所。
戦闘前にナビから格下扱いされるがそこは最後の帝竜。毎ターン開始時に全体ダメージを与えてくる「ブリザード」が脅威。
また、自らの防御力と炎耐性を向上させ、こちらを眠らせて長期戦に持ち込むという極悪コンボを仕掛けてくる凄まじい難敵。ハッカーが居るか居ないかで大分難易度が違う。
「Ⅲ」では亜種の「ゼロ=ブルー・オルタ」が登場。


セブンスドラゴン2020-Ⅱ
仕える真竜はフォーマルハウト。
前作の帝竜も一部復活している。

  • ティアマット
定番の(以下略)。丸の内を亜空間に引きずり込んだ。
アメリカの特別部隊「SECT11」と激戦を繰り広げ、手負いとなった所を主人公達に止めを刺される。
「Ⅲ」では亜種の「ティアマット・オルタ」が登場する。
メソポタミア神話に登場する海の女神が由来。

  • オケアヌス
イカの触手のような口と水でできた翼が特徴のドラゴン。
常に水に浸かっているため全長は不明だが、ダンジョン各所に尾の先端が突出していることからザ・スカヴァー並の長さだと思われる。
トラウマドラゴンの1体で、地下水をくみ上げて体内で酸に変換し、酸性雨を降らせる能力を持つ。
この能力で六本木に陣取り、東京全体に酸性雨を降らせ、多くの犠牲者を出した。
ティアマットと同じく海の神が名前の元ネタ。こちらはギリシャ神話。

  • ジャバウォック
亀のような姿をしたドラゴン。
東京地下を遺跡に変え、配下のドラゴンからエネルギーを供給し、力を得ていた。
不思議の国のアリスの作中詩「ジャバウォック」の歌に出てくる異形の竜の怪物が由来。

  • インソムニア
ムカデの胴体と抱えているクリスタルが特徴のドラゴン。首都高を螺旋状に歪めて根城にしている。
相手に幻覚を見せる能力を持ち、精神的に苦しめる。また戦闘では即死攻撃も行う強敵。
「Ⅲ」では亜種の「インソムニア・オルタ」が登場する。
インソムニアとは「不眠症」の意。


セブンスドラゴンIII code:VFD
本作は真竜討伐が目的の為数が少なく、中ボス扱いである。サブキャラにも複数がまとめて倒されている。

  • スペクタス
定番(以下略)平和だった東京に突如出現したドラゴン。
最初は主人公達を圧倒するが、後にサブイベントで「シン・スぺクタス」に進化して決着をつける。

  • メイヘム
遥か昔、アトランティスという国に出現したドラゴン。サメに四肢が生えた姿をしている。
更に別個体が遥か未来のエデンに「メイヘムフォシル」として現れる。
名前は「悪意ある傷害行為」「大混乱」という意味の英語。フォシルは恐らく「化石」の意。




追記、修正は全ての竜を狩ってからお願いします。

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