シャーロット・クラッカー

登録日:2016/11/13 Sun 15:13:39
更新日:2024/03/21 Thu 18:43:41
所要時間:約 6 分で読めます





おれは ビスケットの騎士 クラッカー!!


貴様にも“新世界”の洗礼を与える!!!


【プロフィール】

本名:シャーロット・クラッカー
異名:千手のクラッカー
懸賞金:8億6000万ベリー
肩書き:万国(トットランド)ビスケット島クッキータウンビスケット大臣
所属:ビッグ・マム海賊団スイート3将星、シャーロット家10男
所属船:クイーン・ママ・シャンテ号
覇気武装色見聞色
武器:この世に2本と無い名剣「プレッツェル」
CV:桐本拓哉


【概要】

漫画ONE PIECE』の登場人物。
四皇“ビッグ・マム”ことシャーロット・リンリンの10男。
シャーロット・カタクリシャーロット・スムージー、そしてクラッカーからなるビッグ・マム海賊団の最高戦力たる大幹部『スイート3将星』の1人。

ビスケットを模した鎧を纏う大男で、長い髭と顔の右の大きな傷跡が特徴。
万国(トットランド)「ビスケット大臣」も務めており、住居の壁や柱などを製作、管理している。
四皇の大幹部だけあって懸賞金は8億6000万ベリーと超高額。
尚、嘗ては25男のシャーロット・スナックも含めてスイート4将星と呼ばれていたが、
スナックがウルージさんとの対決に敗れ将星から除名された為、現在は3将星になっている。

【人物】

性格は少し冷たいようで妹のブリュレには「クラッカー兄さん」と呼ばれて*1少し口喧嘩したり、義父のパウンドに対しては彼が敵に情報を流したと知るや一切の躊躇いもなく処刑しようとしている。

ホーミーズには厳しく人相も凶悪に見えるが、一方で職人気質且つ大臣の仕事として住民の住居を担当し、自身のビスケットを「夢のビスケット」と語る様は、自身の能力と仕事に誇りを持っていると捉えられる。

【戦闘能力】

ビスケットの盾で攻撃を防ぎ、世界に2本と無い名剣「プレッツェル」で戦う。
また、叩いた箇所が増える悪魔の実の能力を持っており、作中では手足どころか、名剣「プレッツェル」をも増やして、6本の腕と剣を持ち、4本足の姿になった。
四皇の大幹部だけあって鍛え上げられた覇気のレベルは高く、
武装色の覇気を纏わせた増えた腕と剣による怒涛の攻撃でルフィを大苦戦させた。


■技名

屈強な髭面の大男であるクラッカーが、増やした腕と剣・盾から放つ。

  • ロールプレッツェル
プレッツェルを回転させながら渾身の突きを放つ。
そのパワーは武装色硬化で腹筋をガードしたルフィが木を貫通しながら森の奥の壁まで吹き飛ばされる程。

  • ダブルロールプレッツェル
アニメオリジナル技。
能力で増えた腕とプレッツェルによる2本同時で発動するロールプレッツェルの強化版。

  • ハードビスケット
増やしたビスケットのに強力な武装色を纏い敵の攻撃を防御する。
ルフィのギア3&武装色の攻撃も難なく防いだ。


【作中での活躍】

ルフィ達が訪れる少し前に、スイート4将星の一角スナックを倒した事で激怒したビッグ・マムの命でウルージさんと闘い勝利。
逃げるウルージさん達を大艦隊で追撃し、更にビッグマムによる天候を操る力で船を沈めた(ただしウルージ様達は無事に生きており、ビッグマム達の目の届かぬ空島にて療養中)。

ルフィ達がホールケーキアイランドの誘惑の森に入り込んだ際、
ブリュレとホーミーズだけでは、王下七武海ドフラミンゴを一蹴したルフィには苦戦するだろうと判断したシャーロット・リンリンの命令によって誘惑の森へ派遣され、ブリュレとキングバームに加勢。
ルフィ達にビッグ・マムの情報を話した元義父パウンドを処刑しようとするもルフィに阻止されてしまい、そのまま戦闘を開始。

ルフィの「ギア2"鷹銃乱打"」、「ギア3"象銃"」を盾で防ぎ、能力で増えた腕とプレッツェルによる怒涛の攻撃でルフィを圧倒する。
技が通じずに倒れたルフィにハードビスケットで押し潰しながら強国の王子であるサンジ海賊のルフィ達とでは身分が違うと言い、


友の幸せを願えず手前勝手に『仲間を取り戻す』だと…!?

そんな迷惑な元船長と会った所で高潔な王子は呆れてこう言うだろう…

「帰れ!!みずぼらしい下級海賊…!!」


ビッグ・マムのお茶会を邪魔するルフィに辛辣な言葉を吐き捨て、罵倒する。
このクラッカーの言葉に「サンジは例え一味に戻りたくなくともそんな言い方はしない」と怒りを露わにしたルフィは「ギア4"バウンドマン"」を発動させ、
猿王銃(キングコングガン)」でクラッカーのハードビスケットを破り、彼の胴体に一撃を与えて吹き飛ばした。

ギア4の一撃にクラッカーも吐血する程の深手を負い、ルフィの反撃に先程まで彼を小馬鹿にしていたホーミーズも驚愕する。

それでもクラッカーは立ち上がり“ロールプレッツェル”でルフィの“猿王銃”に突撃するも、
怒りのルフィの前にプレッツェルは砕けて打ち負けてしまい、ルフィの拳の一撃で体を真っ二つに割られてしまった。

四皇の大幹部とは雖も、流石にルフィのギア4”バウンドマン”の前には敵わず、敢え無く敗北を喫した。




追記、修正はギア4を発動できるようになってからお願いします。































ルフィの渾身の一撃で体を真っ二つに割られ、敢え無く敗北を喫したクラッカー。

だが、まだ戦いの幕は下ろされていなかった……。








よくぞ壊したな…おれの

"鎧"を!!!!

●目次


【シャーロット・クラッカー(本体)】

真っ二つになったクラッカーの下半身から姿を現した一人の男。
彼こそがシャーロット・クラッカー本人であり、ルフィがギア4を発動させてまで倒したのはクラッカーのビスビスの実による能力で作り出したビスケット兵の1体に過ぎなかった。
本当の彼は、ロロノア・ゾロなどと似た体格をした3mほどの男であり、紫色の髪で丁髷のように長く伸ばした後髪には火花を散らす導火線らしきものが編み込まれており、顔の右半分に火傷のような傷跡がある。


普段は作ったビスケット兵の中に隠れている為、手配書の写真はビスケット兵のもので、本人曰く「おれの正体を知ってる奴はそうそう居ない」

なお、三つ子でカスタードとエンゼルがいる。他の兄弟と同様に髪の色が同じくらいだが…


【真のプロフィール】

本名:シャーロット・クラッカー
異名:千手のクラッカー
年齢:45歳
身長:307cm
懸賞金:8億6000万ベリー
肩書き:万国(トットランド)ビスケット島クッキータウンビスケット大臣
所属:ビッグ・マム海賊団スイート3将星、シャーロット家10男
所属船:クイーン・ママ・シャンテ号
悪魔の実:ビスビスの実(超人系(パラミシア))
覇気:武装色、見聞色
出身地:船上
誕生日:2月28日
星座:魚座
血液型:X型(現実だとA型)
初登場:単行本83巻・第835話・『魂の国』
好きな食べ物:ビスケット
嫌いな食べ物:キムチ、炭酸飲料
武器:この世に2本と無い名剣「プレッツェル」
CV:桐本拓哉

【人物】

自らを職人気質と語り、自身のビスケット兵に対しても、ビスケット兵の血糊をジャムで表現したり*2、自身のビスケット兵が水に濡れて柔らかくなったビスケット兵を「美味なるサクサクおやつ」と評するなど、武装としてビスケットを作っても味への妥協は怠らない一面が垣間見える。

本人曰く「痛いのは嫌い」で注射も嫌らしいが、その実力は本物。
「頑張っても勝てない奴がいると知ることが 真の“成長”というものだ!!」と語るなど、顔の傷も合わせて、多くの戦いを経験してきた事をうかがわせる。


【総合戦闘能力】


一つ叩くと二つに増えて も一つ叩くと三つに増える

“叩けば増える” それがおれの 夢のビスケット

従って…戦力も無限と言える!!

お前が必死に壊した一体はおれが無限に生み出せる「ビスケット兵」の一体にすぎない!!!


超人系悪魔の実「ビスビスの実」の能力者。
手を叩く事であらゆる種類のビスケットを自在に生み出し、形を変化させて操る事が可能。
一見にすると戦闘能力が無さそうな可愛らしい能力だが、クラッカーの手に掛かれば、ビスケットを精巧に組み上げる事で、生きた人間にしか見えない強靭なビスケット兵を創造できる。

こういった能力は能力者本人は弱いイメージがあるが、クラッカー本人の基礎戦闘能力も高く、不意打ちだったがその一撃はドフラミンゴの殆どの攻撃を無効化する程の耐久力をもつギア4状態のルフィの腕に深い斬り傷を負わせた。
シャーロット・カタクリに“当たれば”痛烈なダメージを与えるほど強力なギア4バウンドマンの攻撃は再生するビスケット兵軍団で防ぎ、バウンドマンの防御力を突破できる本体の攻撃で、バウンドマンの攻勢を削いで敗北寸前まで追い込んだほど。
アニメでは、ビスケット兵を全部壊され、クラッカー本人とギア4モードのルフィのタイマンが描かれた*3が、そこでもルフィの攻撃を見切って腹にプレッツェルの突きを打ち込み吹き飛ばした。
もっとも、痛いのが嫌いな性格というのもあり、敵の攻撃はビスケット兵軍団で全て防ぎ、軍団の猛攻を加えながら、自身は隙をついて的確に相手の急所を狙うという堅実な戦法を得意とする。
持久力も半日弱は戦闘を継続してようやく限界が近づく程度で、強靭な兵士を無尽蔵に生み出す能力という点を加味すれば十分に高いと言える。

「ビスケットを生み出す」というハズレ非戦闘向きの能力でありながら、鍛え上げられた能力による大規模戦闘力と本人の覇気をはじめとする基礎戦闘力により、
作品全体でもかなりの格がある「四皇幹部」という地位に相応しい実力者となっている。
そこらの人間がこの能力を得たところで、満足に戦闘すらこなせず「ビスケットによる食糧補給要員」のような役回りになるのが関の山であろう。

シャーロット・リンリンの息子で彼女と(ソウル)が似ているためか、彼の放った気迫で木のホーミーズが枯れ果てるという場面もあった。

元ネタは、「ポケットの なかには ビスケットが ひとつ ポケットを たたくと ビスケットは ふたつ」という歌詞でお馴染みの童謡『ふしぎなポケット』。


■ビスケット兵

クラッカーによって無尽蔵に生み出される兵士。
武装色の覇気を纏ったビスケット兵は非常に強固で、ビスケットの盾はギア3の象銃(エレファントガン)でもびくともしないほど頑強で、あのドンキホーテ・ドフラミンゴを圧倒したギア4"バウンドマン"のルフィの攻撃でようやく破壊可能となる程である。
人形なので少しいじれば、腕・足・刀などの武装も増やすことができ、「千手」の異名は彼の人形の姿に由来した様子。

普段はその自慢のビスケット兵の中に隠れており、8億6000万ベリーという破格の懸賞金が賭けられた手配書の写真もビスケット兵のものである*4

加えて、1体人形を破壊しても本体に影響は無いどころか、そんなビスケット兵士を無尽蔵に生み出し、兵として操ることもできる*5
その上、兵は細かなビスケットを組み上げたもののため、人形を破壊しても自然系(ロギア)のようにたちどころに再生してしまう。
というわけで、人形を動かせなくするには食べるなどの特殊な対処が必要となる。
……が、体積も強度もとてつもないので普通は食べることなどできない。


ただし所詮はビスケットなので水に弱い。
水を浴び続けてしまえば、ギア4でようやく破壊できるほどの超硬度のビスケット兵さえも、ルフィが食べられる程度にふやけて脆くなってしまう。
ただし、この状態で壊してもすぐ再生できるため、食べてでもしなければ兵を減らすことはできない。

弱点を見抜いたルフィ達でさえも、クラッカーを倒すことができないどころか逃げながら戦い、結局11時間の持久戦を続けている点も、彼の幹部としての強さがうかがえる(しかもルフィとは違って兵糧もない)。

更にビスケット兵は自律操作も行わせられ、劇中ではホールケーキアイランド内の哨戒に用いている。
名前や材質だけみればギャグにしか見えないが、本質は術者の体力ある限りお手軽かつ無限に生み出され続ける七武海並の戦闘能力という凶悪性能な自動人形やゴーレムを生み出せる能力と同義である。

ただし自律操作させたビスケット兵はロボットのようなものになっており、決められた行動しかできない。
そのためビスケット兵の内部のスペースに隠れられると、ビスケット兵自身がその事に気づけないという欠点を抱える。

七武海相当の兵士を無尽蔵に生み出せるとなると一見チート臭いが、単に「強い」だけで特別な機能があるわけではないため、強度を無視して複数体のビスケット兵の動きを止めてしまえるヒエヒエの実に対しては致命的なまでに相性が悪かった。
また、「水に弱い」特性を考えると、ジンベエクラスの魚人柔術の達人に対しても分が悪いと思われる。


■技

  • 波動(ハニー)プレッツェル
クラッカー本人による技。
突進しプレッツェルによる突きを放つ。
少なくとも軽い突きで数百m以上離れている場所まで次々と爆発が起きる程の威力を誇る。

  • クラッシュプレッツェル
クラッカー本人によるアニメオリジナル技。
クラッカーの髪から出ている火花らしきものを名剣プレッツェルに送り込んで威力を底上げしながらプレッツェルによる突きを放つ。
しかし、クラッカーの武装色の覇気を上回るギア4タンクマン状態のルフィには効果が無かった。


【作中での活躍(正体発覚後)】

壊れたビスケット兵の中から現れたクラッカーは、ビスケット兵から飛び出し、自身の能力を披露。
“ビスビスの実”の能力で大量に作り出したビスケット兵を操り、超強固なビスケット兵の軍隊による数の暴力と自身の剣術でギア4を発動したルフィ相手にも優勢に立ち回る。
ルフィも負けじと大技を繰り出すも、本人の戦闘力に加え、例え壊してもビスケット兵はすぐ再生するため、負担が大きく制限時間のあるギア4の欠点もあり、徐々にだが追い詰められていく。
アニメではギア4の時間切れで大ピンチになってしまう。

…がビスケットで作った故に「水に濡れると強度が落ちて弱体化する」という弱点をナミに見抜かれ、
ナミの天候棒による人工降雨でビスケット兵を脆くされてしまい、ルフィも「壊しても再生するなら食べてしまえばいい」という方法でビスケット兵を攻略し始める。
更に求婚のローラから貰ったシャーロット・リンリンのビブルカードの発するビッグ・マムの生命エネルギーを使ってナミがホーミーズを強制的に従わせてしまう。

自分の兵を弱体化させるナミを始末しようにもルフィと彼女に操られたホーミーズが彼女を守るだけでは終わらず、ルフィとの戦闘もあって、更にルフィには逃げ続けられながら攻撃を仕掛けられ、弱体化された兵を食べ続けられ、戦闘が11時間を超えるという予想外の苦戦を強いられる。

ひたすら食いまくったルフィだったがブクブクと膨れ上がった姿になり、人並み外れた食欲と食い意地を誇るルフィも最終的にはクラッカーの作りだすビスケット兵を食べるのを拒否したがる程だった。

ゼェ、ゼェ…もう腹いっぱいだよ!

誰が食えと言った!!

食欲の権化でゴム人間たるルフィもさすがに容量に限界がきて、食べる作戦から、珍しく直感によらず頭をかなり使って、兵を砕いて再生するまでの隙に攻撃する作戦に切り替えようと考える。

だが、そこでナミが、

あんたが“四皇”の何なのか知らないけどね!!

ルフィは“海賊王”になる男よ!!! つまり!! 食欲にも限界なんてないっ!!!
えっ!!! ナミ おれ夜通し食ってて…

理由はわからねェが底なし胃袋!!?

いや(汗) ウプ いや…もう…!!

ヤベー!! ヤベ~~~~!!

待ってろサンジィ~~~~っ!!! コノヤロ~~~!!!

うわァ~~~!! 何て食いっぷりだァ!!!

ナミの言葉やそれに驚くホーミーズに引くにも引けず、
ルフィは涙を流し半ばやけくそになりながらビスケット兵を貪り続ける。

ルフィが食欲の限界に来たことを察したクラッカーは、自身も長引く戦いに疲労も溜まって苛立っていたことやビスケット兵による攻撃は雨で兵を柔らかくされて無力化されることもあり、太って動きが鈍ったルフィを本体自らの剣で一気に直接止めを刺そうとするも、
ルフィも新形態ギア4“タンクマン”に変身。

膨れ上がったお腹が真ん丸という間抜けな姿に対し、クラッカーは突きを続行するも油断したことが仇となり、腹部に集中した覇気に剣撃は無効化される。
そのまま腹に吸い込まれるように取り込まれたクラッカーは、覇気とゴムの融合による弾力を最大限発揮したカウンター技「キャノンボール」によって大砲の如き速度で弾かれてルフィに迫ろうとしていた”柔らかくされなかった”自身の超硬度のビスケット兵数体を突き破り、木々や建物、更に山々を打ち抜きながら、ホールケーキ(シャトー)まで吹き飛ばされて敗北を喫した。

結果的にはルフィに敗れたが

  • 水を扱える&ホーミーズを手玉に取るだけでなく戦闘の補佐にしようとしてくるナミ
  • 再生できるビスケット兵を食べることができ、ビスケットが濡れるため水分補給も可能であり、規格外の食欲とゴム人間なために常人よりも遥かに体内容量が非常に大きいルフィ
  • ホーミーズが、ローラから貰ったビブルカードの力でナミに強制的に従わせられ、最大の邪魔であるナミを守りクラッカーを妨害したこと

と、上記の要素が一つでも欠けていればルフィは勝利を掴めなかった。
自分のビスケット兵の硬度を逆手に取られたこともクラッカーの敗因となった。


また何気にルフィが作中で初めて「逃げながら戦う」という戦法を選び、更に食い意地の張ったルフィに食べる気を失わせた人物。
超高額賞金首にして四皇の大幹部の貫録を十二分に見せつけた彼もまた、“新世界”のレベルの高さを痛感させる1人であるといえるだろう。


しかしルフィ達に更なる恐怖が待ち受ける。
クラッカーを倒した事でビッグ・マムの逆鱗に触れ、彼女の子供達が報復として大部隊でルフィとナミに迫ってくることになるのである…。


ホールケーキアイランド編後の扉絵「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」で再登場。
所々に包帯が目立つも回復しており、捕まえたニジとヨンジの救出に来たイチジとレイジュが来たとブリュレの報告をきき迎撃に向かおうとしてた。

しかし、突如黒ひげ海賊団のヴァン・オーガーとクザンがシャーロット・プリンを狙って万国を襲撃。
迎え撃とうとするも、回復して間もないことや能力的に相性が悪すぎるヒエヒエの能力者のクザンに敗北、全身を凍結化されてしまった。



【ゲーム版】

海賊無双4でスムージー、ジャッジと共にDLC専用キャラ第一弾としてプレイアブル化。
タイプはスピード。鎧を纏った髭面の大男ではなく、中身のクラッカー本人の姿となっている。
基本攻撃では名剣プレッツェルを振るうが、派生によりビスケット兵を召喚、あるいは乗り込んでの豪快な大技を繰り出す。一部コンボでは最大二段階のタメにより、ビスケット兵の攻撃を強化することも可能。

原作、アニメオリジナル技に加えゲームオリジナル技としていくつかの新技が追加された。
剣で斬り砕いた強固なビスケットの破片を前方に放つコンボ技や、
ビスケットをサーフボードの要領で乗っかり移動しながら敵を蹴散らす「ビスケート」などがある。
また防御技だった「ハードビスケット」は、召喚したビスケット兵が盾で敵軍を押し潰す攻撃技として表現されている。


【余談】

  • アニメ版
原作に追いつかないようにするための例のごとき引き伸ばしの都合もあり、
原作では省略された戦闘シーン以外に覇気回復中のルフィを守るためにナミがクラッカーとタイマンを挑むシーン、セリフ量などが増量されている。
サンジについてルフィを罵倒するセリフが増えたり、ナミを甚振るなど悪役らしさが強調されている。

クラッカー当人は、原作だととどめを除くギア4の攻撃はビスケット兵で防ぐことで受けておらず、それにより一方的にギア4バウンドマンに攻撃を仕掛けているが、アニメオリジナルでは普通にギア4バウンドマンの拳と剣戟をぶつけ合っている。そのため、後のブチギレたカタクリvsバウンドマンの攻防と比較するとある意味では最強の将星カタクリ以上のパワーの持ち主になってしまっている。
また、ビスケット兵の強さも多少変更されており、アニメ800・801話などでは、ギア4ならたやすく破壊できる程度に弱められており、
再生もせず、破壊されたらクラッカーが増産する形(少なくともそう見える描写)にされている。
そのため、ルフィが限界になるまで必死にビスケットを食べた理由*6が実は弱くなってしまっている。

他にも、原作には鎧を纏っていた状態のクラッカーが「剣の名は「プレッツェル」‼︎ この世に2本とない名剣!!」と発言しながら手足を増やし、プレッツェルをも増やしていく姿に、「なんで増えたの⁉︎ 2本とないハズの名剣も‼︎」とナミが驚愕するシーンがある。
これはクラッカーの「叩けば増える」という能力の凶悪さを見せつけるシーンとなっているのだが、

アニメ版ではクラッカーが増やした剣を誇示すると「なんで2本とないハズの名剣をそんなに持ってるのよ!!」とナミがツッコミを入れ、クラッカーが"ぐぬぬ"となるシーンになっている。
…話の大筋としては間違ってはいないのかもしれないが、なんだかクラッカーが少し間抜けな人物にされているような気が…


  • 史実における大航海時代とビスケットの関係
元々15世紀から17世紀の大航海時代の航海に於いて、ビスケットは保存食として付き物だった。
無論、あくまで非常食の一つとして扱われていたため、現代のお菓子・嗜好品としてのビスケットとは味や食感においてあまりにも遠くかけ離れたものである。





追記、修正はビスケットを食べながらお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ONE PIECE
  • 超人系
  • 賞金首
  • 犯罪者
  • 桐本拓哉
  • ワンピース
  • 海賊
  • 覇気使い
  • ビスケット
  • シャーロット家
  • 10男
  • パティシエ
  • ふしぎなポケット
  • 童謡
  • 悪魔の実
  • シャーロット・クラッカー
  • 千手のクラッカー
  • 菓子職人
  • 幹部
  • ビスケットの騎士
  • ビッグ・マム海賊団
  • プレッツェル
  • 騎士
  • 剣士
  • 大臣
  • ビスケット兵
  • 中の人
  • 着ぐるみ
  • ビスビスの実
  • 数の暴力
  • ビスケット人間
  • ビスケット大臣
  • 人海戦術
  • スイート三将星
  • ONE PIECE登場人物項目
  • 武装色の覇気
  • 見聞色の覇気
  • オーバーボディ
  • カナヅチ
  • 四皇最高幹部
  • 懸賞金3億越え
  • 45歳
  • 初登場がゾウ編~万国編終了まで
  • 全世界人気投票99位

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月21日 18:43

*1 ブリュレはカタクリに対して「お兄ちゃん」呼びである。

*2 アニメ版ではジャムを使ったのは味にも拘る為と述べている。

*3 まだ原作のカタクリ戦が描かれていなかったこともあり、本体がギア4バウンドマンの(腕の圧縮なしのパンチといった)攻撃を弾いたり防いだりする、兄以上の描写ともなっている。

*4 クラッカー本人に懸賞金はかかっていない状態と言える

*5 作中の描写では最大5体を同時に操っている

*6 原作では「食うしかねェか!! 壊しても戻るし…!!」と、再生するため破壊するだけではだめだと言及されている。