登録日:2016/11/27 Sun 19:22:58
更新日:2025/01/02 Thu 13:40:22
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スノーゴンとは、円谷プロのウルトラシリーズに登場する怪獣である。
初登場は『
帰ってきたウルトラマン』第40話「まぼろしの雪女」。
本項目では黒幕であるブラック星人に関しても記載する。
別名:
雪女怪獣
身長:45メートル
体重:2万3千トン
概要
土星に前線基地を持つブラック星人によって操られる怪獣。
雪女という肩書きとは裏腹に体形はゴツく、白い毛に覆われておりシロクマのような姿をしている。
なお頭部は
恐竜っぽい顔立ちで一本角付き。
普段は人間の女性に姿を変えており、星人の命令に従ったり人間のように振る舞える程度の知能はある。
怪獣化する際は、人間体のまま一旦
巨大化してから怪獣に変化する。
武器は口や両手から発する
射程100㎞にも及ぶ冷凍ガス「凍結スノーフリーザー」、そして……
本編での活躍
土星基地の
奴隷を確保するべく、
若いカップル1000組を誘拐し、子供を産ませて奴隷を量産するという(何とも気の長く、スケベな作戦である)
ブラック星人の補佐をするべく
地球にやってきた。
軽井沢や八ヶ岳にある山小屋の主人とその孫娘を装い、着々と作戦を進めていたが、
偶然にもその山小屋に泊まりに来ていた主人公・
郷秀樹の友人である次郎や地元の猟師の目撃証言、
さらに調査を開始した
MATにカップル輸送中の無人宇宙船を撃墜され、作戦が露見してしまう。
観念したブラック星人は山小屋で正体を明かし、MATと対峙する。
スノーゴンは郷(と次郎達と一緒にいた丘)以外の隊員を冷凍ガスで行動不能にするも、郷の銃撃で怪獣化。
郷も
ウルトラマンに変身し、最初のうちは互角に戦っていたのだが
というブラック星人の命令で、ウルトラマンにスノーフリーザーを浴びせる。
無論ウルトラ戦士共通の
弱点である冷気を喰らって無事で済むはずがなく、ウルトラマンは凍りついて倒れる。
だがスノーゴンはそれだけでは済まさず、そんなウルトラマンに馬乗りになり暴行を加え、
あろうことか凍って脆くなっていたウルトラマンの手足を馬鹿力でもぎ取り始める、そして次郎達の眼前に転がるウルトラマンの首……。
だがその時、奇跡が起こった!
左腕の
ウルトラブレスレットが輝き、次々とくっついていくウルトラマンの四肢。
凍結状態も解除され、ウルトラマンは完全に
復活する。
スノーゴンはすかさず再度冷凍ガスを浴びせるが、
ここでウルトラマンはブレスレットを変化させた
盾「ウルトラディフェンダー」を出現させる。
盾が冷凍ガスを吸収すると、逆にガスがスノーゴンに跳ね返る。
たちまち凍りついていくスノーゴン。そのままウルトラマンに投げ飛ばされ、衝撃で粉々に粉砕された。
冷凍怪獣が自分の冷気で死ぬとは中々皮肉である……。
そしてブラック星人も等身大のままウルトラマンの光線を受けて倒されるのだった。
スノーゴン最大の武器は冷気……というよりその凍った相手を
バラバラにしてしまう程の怪力だった。
ウルトラ戦士が寒さに弱いことを考えると正に必殺の戦法なのだが、
実行したのはスノーゴンと『
ウルトラマンレオ』に登場する
円盤生物ブニョ位である(ただし自身の能力ではなくアジトの設備を利用した物)。
もしウルトラブレスレット入手前に地球に来ていたらウルトラマンに完勝できていたであろう。
その他作品での活躍
内山まもるが『小学二年生』でコミカライズした『A』では第10話に登場。
TV版における氷超獣アイスロンのポジションを担っており、なぜか雪山なのに雪要素ゼロの火炎超獣
ファイヤーモンスと共に出現した。
異次元人 ヤプールの回し者だったのだろうか?
子供達を逃がそうと奮戦する
ウー2代目を2対1でリンチしたが、エースの
メタリウム光線を受け爆死した。
石動美鈴が「可愛い顔」と称し、ウルトライブした。
健太がライブした
ミクラスを冷凍ガスで倒したものの、千草の
テレスドンが放つ炎に敗北。
スーツはアトラクション用の流用。
悪の組織「朧党」の忍獣として登場(性別は
オス)。
ウーはわざわざ2代目準拠でオスにしたのに
何故か宇宙での戦いで呼び出されてしまい、冷気攻撃が上手く出せず困惑していた。
『2nd』の第21回に登場。
ブラック星人と共に少年を山小屋に誘拐監禁するが、この作品では根は優しく、少年を安心させるために(ブラック星人のいない隙に)冷凍ガスで周囲一面を白銀の世界にしてみせたりもしている。そして…
ブラック星人
身長:2.1m
体重:99kg
別名:冷凍怪人
演・CV:寄山弘
スノーゴンを操っていた黒幕。
その名通り全身が真っ黒で、ぎょろ目と排水溝のような赤い口のある真っ白い顔が特徴。
出身はブラック星だが元々土星に前線基地を作っていたため、「土星から来たブラック星人だ」というややこしい
自己紹介をしていた。
中山という壮年男性に化けて地球に潜伏し、上記の通り地球人のカップルを攫い、
セックスを行わせて奴隷を増やそうとした。
…よほど気が長いのか、あるいは相当なスケベなのだろうか。
最後は凍らされてバラバラにされたのがよほど腹が立ったのか巨大化したままのジャックの怒りのウルトラショットをぶち込まれて跡形もなく木端微塵にされた。
なお、その後土星の基地がどうなったのかは不明。
余談
- デザインは井口昭彦。熊(特にホッキョクグマ)がモチーフとのこと。決定稿では雪女怪獣の二つ名もあってか実際の着ぐるみよりもスレンダーに描かれている。
- 『ウルトラマン80』に登場した怪獣「マーゴドン」もスノーゴン同様、自身の冷気を人間に逆用されて倒されている。
やはりこの戦法は誰が使っても有用のようだ。
ウルトラマンを追記、修正してしまえ!
- 劇場スペシャル2に出たアトラクスーツの出来が良かったのでそのうち本編にも出てほしい 最近冷凍系の怪獣あんまり出てないし -- 名無しさん (2016-11-27 19:33:57)
- 「まだや!まだブラック星人がおる!これから最後の意地を…」「シュワッ!(ハンドビームで爆殺)」「えー…」(新ウルトラマン列伝15話「スパークドールズ劇団の怪獣大研究!」より) -- 名無しさん (2016-11-27 20:25:32)
- スノーゴンやマーゴドンのように、冷気を操るくせに自分が凍らされると弱い敵って、たまにいるよね。スピルバンのブリザーとか、アニメ版悪魔くんのウォーミィとか -- 名無しさん (2016-11-27 21:17:22)
- バルダック星人(雪男) スノーギラン(雪女) -- 名無しさん (2016-11-27 21:35:33)
- 間違えた、スノーゴン(雪女)だ -- 名無しさん (2016-11-27 21:36:00)
- 二週連続で氷漬けにされるウルトラマン(郷さん)www -- 名無しさん (2016-11-27 23:22:39)
- カチンカチンにしてしまえって言われて頷いてたのがちょっとかわいい -- 名無しさん (2016-11-28 01:10:06)
- ウルトラディフェンダーは冷凍ガスを出す武器なんだと思ってた -- 名無しさん (2016-11-28 01:15:29)
- 怪獣界の「猟奇的な彼女」www -- 名無しさん (2016-11-28 05:32:38)
- ジャックをバラバラにした時の音「カリッ」が今でもトラウマ -- 名無しさん (2016-11-28 08:41:05)
- ジャックが復活した時のブラック星人の「え゛~!」は笑ったw -- 名無しさん (2016-11-28 11:51:32)
- もしもブラック星人がジャックのビームから逃げ回っていたら、周囲はボウケンジャーのあの回並みの被害が出ていたのやもしれんwww -- 名無しさん (2016-11-28 12:18:24)
- ギンガの劇場スペシャルに出たのは意外だった。あのスーツをもうちょい改良すればそのうち本編にも出れるかも? -- 名無しさん (2017-04-29 09:24:24)
- もふもふしたい -- 名無しさん (2019-02-20 18:13:16)
- 何気に実力で(相性もあったとはいえ)ウルトラマンをバラバラにした強豪怪獣なのに、そういう意味での知名度はあんまり高くないよね -- 名無しさん (2019-02-20 18:53:28)
- ↑13プロボクサーだってパンチ打つけどパンチでダウンしたりするだろ? -- 名無しさん (2019-03-05 17:15:21)
- 劇場スペシャル2で使われたアトラクスーツ、撮影用としても十分通用しそうだよね -- 名無しさん (2020-10-28 00:42:39)
- 男女を無作為に集めてセックスを強要するやり方を選ばなかったぶん有情かもしれない -- 名無しさん (2022-05-22 00:06:04)
- 肉弾戦と属性攻撃の両面で強いため隙が少ない。このあたりはバードンと似ていると思う -- 名無しさん (2024-10-03 22:01:42)
最終更新:2025年01月02日 13:40