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胡蝶しのぶ

登録日:2017/01/19 Thu 13:00:00
更新日:2026/10/07 Wed 12:26:10
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18歳 2月24日生まれ 2月生まれ コメント欄ログ化項目 ジョーカー ネーミングセンスは残念 バイオレットヒロイン 上品 優しいが毒舌 全身毒特攻 冨岡さん係 勝ち気 医療担当 医者 壮絶な最期 大和撫子 女剣士 女医 女性の憧れ 妹 姉エミュ 子供に優しい 安産型 後方支援 復讐 復讐者 復讐鬼 怒ると怖い 悲惨な過去持ち 早見沙織 早見沙織の本気 暗黒微笑 本当は優しい人 本当は勝ち気な人 本当は委員長タイプ 本当は激情家 柱 根は優しい 根は繊細 次女 毒 毒を与えて鬼を断つ 毒使い 毒舌 激情家 片羽の蝶 策士 繊細 美しい 美人 美女 育手 胡蝶しのぶ 華奢 薬学 藤の花 蝶 蝶々 蝶屋敷 蟲の呼吸 蟲柱 覚悟ガンギマリ 過去→ボーイッシュ委員長、現在→大和撫子 門山葉子 鬼殺隊 鬼殺隊のジョーカー 鬼滅の刃




人も鬼もみんな仲良くすればいいのに
冨岡さんもそう思いません?



胡蝶(こちょう)しのぶとは、漫画『鬼滅の刃』の登場人物である。


◆目次

◆プロフィール

誕生日―2月24日
年齢―18歳(享年)
身長―151cm
体重― 37kg
出身地―東京府 北豊島郡 滝野川村(現・東京都北区滝野川)
趣味―怪談話
好きな食べ物―生姜の佃煮
CV―早見沙織
演―門山葉子


◆概要

鬼狩りの組織・鬼殺隊における最高位隊士柱の称号を持つ九人の一人で「蟲柱」。
元花柱・胡蝶カナエの妹でもあるが、既に姉とは死別している。

また、主人公の竈門炭治郎たちの同期の紅一点・栗花落カナヲの育手(優秀な新人≒将来の柱候補の教育係)にして、「蝶屋敷」という鬼殺隊専用の治療院の統括者としての顔も持つ。

蝶屋敷について

前述の通り、しのぶの住まいにして彼女が統括する鬼殺隊員用の療養施設。
なお先代の管理者はカナエだが、胡蝶姉妹が構えたものではなく、鬼殺隊で代々運営・継承されてきた施設で現在の当主がしのぶというだけ。庭には初代花の呼吸の剣士が植えたと伝わる「必勝」と名付けられた桜の樹があるので、その剣士もかつて住んでいたか長く過ごしていたのかもしれない。
現在は神崎アオイ、寺内きよ、中原すみ、高田なほが仕えていて、家事や機能回復訓練の補助などに従事している。他にも、事後処理部隊「隠」の活動拠点の一つにもなっている模様。

平たく言うと鬼殺隊専門の病院。
治療は勿論として経過観察からリハビリテーション、果てには療養期間中の鍛練までもを一貫して行える。
藤の花の家紋の家と並び、炭治郎達のような帰る拠点が無い隊士の受け入れ先としても機能していて戦いの前後に逗留するシーンも多く、結果柱の屋敷では作中で一番多く登場した。


◆人物

外見

女性に弱い我妻善逸には「顔だけで飯が食える」と最低な太鼓判を押されるほどの美女。
しかし、紫色をした光の無い瞳がまるで蝶の複眼のように描かれておりどこか怖い。

頭髪については、毛先の色は目よりも淡い薄紫で、後ろ髪は蝶の髪飾りで夜会巻きに纏めており、下ろすと鎖骨までの長さになる。髪飾りは姉ともども鬼殺隊に入る前から愛用しているものだったことが回想シーンで判る。
ちなみにカナヲや、亡くなったかつての継子達*1を初めとする蝶屋敷に勤める少女達は、皆しのぶと同様に色違いの蝶の髪飾りを着用しているが、これはかつて亡きカナエから「家族の証」として与えられたものであり、彼女達にとっては大切なカナエの形見でもある。

服装は男女兼用の隊服でボトムスはズボン。そしてその上に亡き姉の形見である蝶の羽の模様を象った羽織を纏う。*2
手と首から上くらいしか出ておらず、男を誑かすタイプでもなく、セクシーなセリフやポーズも無い……のに、初戦闘回最後のページの大ゴマを初め、何故だか妙に色っぽいと評判で、そこも人気を底上げしている。

性格

一人称は「私」。
二人称は、姉には「(カナエ)姉さん」、継子であるカナヲのことは下の名前の呼び捨てで、産屋敷耀哉には「お館様」。それ以外の大抵の相手には苗字か名前に「さん」「君」付け、または「あなた」だが、とある相手にだけは「お前」。
ちなみに炭治郎のことを最初は「坊や」呼びだったが、物語が進むにつれ柱合裁判時には「竈門くん」、蝶屋敷以降ではモノローグも含め「炭治郎くん」と、二人称の変遷を通して何気にヒロイン属性を垣間見せてもいる。

いつもおっとりとした口調の丁寧語で話し、目下の隠や新人隊士相手でもそれを崩すことはないが、言葉の端々には妙な迫力のようなものがある。
また初登場時には「(仇の)鬼も人も仲良くできればいい」と口にしていたが、その表情から何となくサイコっぽいオーラを醸し出してもいた。
だが、活躍する直前に発売された単行本のカバー下では(表面上は)、上記の発言に同意してくれない水柱・冨岡義勇につんつんしながらしつこく同意を求めるなど、「あれ、実は単なる天然?」という感じだった。しかし……。
やっぱりサイコさんでした。

しかも、会話は成立するがその思考回路は超ハード(主に鬼にとって)。
しのぶ「鬼とは仲良くしたいけど、人を殺したならちゃんとその償いをすべき。だから、殺した人数分鬼を拷問します。一緒に頑張りましょう!(要約)」(曇りのない眼で)

更に相手が不死身の鬼だからと、眼球や内臓を抉りだしたり、人間相手だったら後遺症が残るようなことをしようとしたりしているにもかかわらず超笑顔。
拒否すると十二鬼月並みの殺気を発するというアグレッシブこの上ない人だが、言っていることは概ね間違っておらず、パッと見は朗らか。
しかし、発言や雰囲気の所々からあふれ出るサイコ感がしのぶの言動に恐怖を纏わせるという、狂いっぱなしのサイコとはベクトルが明らかに違う。
それと合わせて独特の色気の持ち主で、そんなサイコっぷりに魅了される人もちらほら……いや、結構いた。

しかし実のところ、しのぶの掲げる「鬼と仲良く」という信念と実際の行動にはいくらかの矛盾が散見されていて……。



◆戦闘能力


私は柱の中で唯一鬼の頸が斬れない剣士ですが
鬼を殺せる毒を作ったちょっと凄い人なんですよ

しのぶは身長151cmと大正時代の平均身長だが、そのせいで筋力、つまり特に剣術において重要な腕の筋肉=腕力が足りておらず、柱の中で唯一鬼の頚を斬れないという鬼殺隊士としては致命的な欠点を持っている。

ではしのぶはどうやって鬼殺隊士になり、柱にまで上り詰めたのかと言うと、その答えは毒。
幼少期から薬学に長じていたしのぶは、研究の結果藤の花から抽出した毒で鬼を殺すこと可能にした。
加えて、腕力こそ低かったものの、押す力や突く力には秀でていた為、突き技を主体とした型を編み出していき、それを全集中の呼吸で底上げし、鬼の体内に毒を注入して殺すと言う戦闘スタイルに辿り着いたのだ。

その為、しのぶの刀は切っ先と刃元以外の刃が存在せず、殆ど刀身が反っていない奇妙な形状になっており、これはレイピアのような刺突剣を日本刀の鍛造技術で実現した結果である。謂わば日本刀版のレイピアと考えれば問題ない*5。
ちなみに柱の刀には共通して刻まれる「惡鬼滅殺」の文字も、刃元のスペースが足りないので、刃元の表裏にそれぞれ「惡鬼」「滅殺」と分けて刻まれている。
このような形状の刀なので、当然ながら斬ると言うことは全く想定されておらず、あくまで突くことだけを想定した刀である。

なお、突きの威力は腕の筋力よりも足腰の筋力と重心、そして正確な体重移動と型の方が重要である。つまり腕力が低くくても突きの威力を伸ばすことは人体の構造として実際に可能。
それを全集中の呼吸で底上げした結果、橋を破壊する程の強烈な踏み込みを実現し、それによって生み出される突き技の威力・速度は凄まじく、水の呼吸の最速の突き技「雫波紋突き」より速い。
当然ながら、その脚力による移動速度は驚異的で、その最高速度は上弦の鬼さえ「今まで会った柱の中でも一番速い」と認めた程。

ちなみに現在の柱同士の俊足番付だと“4位”で、走力だけなら冨岡よりも速い。那田蜘蛛山編で冨岡がしのぶに単純な速力で追い付けず、強行的に押さえに行ったのも納得である。
そして、上弦の鬼が今までの柱で一番速いと認めた彼女ですら4位な辺りからも、当代の柱のレベルがどれだけ高いかが窺える。

一方で、それ程の踏み込みができ来る脚力があるのであれば、いくら腕力と脚力は全く違う部位の筋力とはいえ、ファンの間では実は普通の鬼の頚を斬れる程度の腕力は本当は身に付いていたのではないか、と言う考察もある。
とは言え、柱にまで登り詰めた以上は想定される敵は当然ながら十二鬼月である。
加えて、刀も完全に刺突特化にしている為、仮に雑魚鬼の頚を斬れる程度の腕力が身に付いていたのだとしても、
今更その為だけに通常の刀を用意してまで、戦闘スタイルを変える理由もメリットも皆無なので、どの道彼女の戦闘スタイルが一切変動しなかったのは当然だと言える。

ただし、藤の花の毒はデメリットもかなり多い。最たるものは毒は一度使うとその情報を抜かれ、無惨を中心に共有されてしまい抗体を作られてしまうこと。
つまり、毒を使えば使うほど逆に鬼に抗体を与えて強化しかねない危うさも孕んでおり、それ故に毒は使う度に、戦う鬼に応じて調合を変えなければならず、鞘に納刀することで調合を行う仕掛けになっている。
つまり、この毒を扱うには調合をその都度調整するような専門知識が必要な上、使う人員が下手に増えるとそれだけ多くの毒の情報を抜かれるので、人員も絞らなくてはならない。
頚を斬らずとも鬼を倒せる手段であるにも拘わらず、一般隊士に全く普及していないのはこの2点が理由である。

なお、毒殺に特化しているので、言わずもがな毒で殺せない・殺しきれない相手は天敵中の天敵。低級の鬼ならばいざ知らず十二鬼月、それも上弦程の鬼ともなると毒に対する耐性や抗体を作る速度も尋常ではなく、このレベルの鬼との戦いでは毒だけでは不十分だと言える。

ただそれを差し引いても、そもそも鬼を殺せる程の毒の開発を成し遂げたのはしのぶが初めてであり、頚の切断以外で鬼を殺せるというのは、鬼殺隊の永い歴史に於いて「ちょっと凄い」どころではない画期的な発明だった。
その他、音柱・宇髄天元が藤の毒を塗布した苦無を鬼の討滅に活用していたが、これも一時的に麻痺させるのが精一杯であり、何より調合を現場レベルで変えたりと言った、しのぶ程の高度な運用は出来ていない。

その他、腕力不足なので拘束された場合等を想定し、それを突破する為の不意打ちも兼ねてか、草履の踵に刃を仕込み、奇襲めいた蹴りを放つ等のダーティな戦術も駆使する。

また、鬼殺隊の頂点の立場に立つ者として必要不可欠な

  • 後輩の性格、長所、短所を全て理解し、1人1人に合ったやり方で最大限力を引き出す指導力
  • 柱から最下位の階級の癸を含め、敵の血鬼術によって任務で怪我を負った全ての隊士達に対し適切な治療を施し(併せて蝶屋敷の少女達をよく指揮し)、アフターケアを含め最も効率的に身体を元の状態に回復させる医療知識
  • 宇髄や風柱・不死川実弥、岩柱・悲鳴嶼行冥のような、屈強な強面・荒々しい気性を持っている者にも臆せず堂々と意見を物申す心の芯の強さ
  • 個人的な感情を抜きにして、客観的な立場から物事を見ることのできる冷静な視点

など、戦闘面以外での優れたスキルの数々を持っている。
こう言った立場もあって、鬼殺隊の事後処理部隊である「隠」の現場の指揮も事実上しのぶ(彼女の指示を受けたときはカナヲも)が担っていて、戦闘とは別の縁の下の力持ちと言う側面でも、鬼殺隊を支える上でなくてはならない存在となっており、しのぶの人柄も相まって柱も含め大変慕われて重宝されている。
ぶっちゃけ、あくまで優れた前線指揮官兼最大戦力と言う人材である他の柱達よりも、鬼殺隊と言う組織における重要度は高い。

◆流派

蟲の呼吸は、水の呼吸から派生した花の呼吸……から更に派生させたもので、これにより瞬間的に身体能力を強化している。
ちなみに花の呼吸は姉のカナエや継子のカナヲの使っている呼吸で、蝶屋敷を中心に女性隊士に多く使われている。

華麗な足さばきにより、相手の攻撃を軽やかに回避しつつ、隙を見て高速の突きを放つ……まさに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」を体現したような呼吸。
突き技が主体なので、厳密には花の呼吸もそうだが、その更に源流である水の呼吸の漆ノ型「雫波紋突き」の影響が大きいと思われる。

前述の通り、鬼の頚を斬る腕力が無いしのぶは毒殺によってそれを補っている為、この呼吸は最初から鬼の頚を斬る事を想定しておらず、突きによって毒を射し込む事に特化している。
「鬼の頚を斬る」事を目的とした従来の呼吸とは一線を画す異色の呼吸で、鬼殺しの毒を開発・運用できるしのぶ専用の呼吸であり、他の柱達の派生呼吸と同じかそれ以上に汎用性は無い。
また、型の呼び名も他の多くの呼吸のように「(通し番号)ノ型」ではなく、「(虫の名前)ノ舞」となっているのも特徴。





◆活躍

那田蜘蛛山編にて、十二鬼月が存在する可能性が高いと判断したお館様の命を受け、那田蜘蛛山への増援として本部から冨岡と共に派遣される場面で初登場。
その時点で早速読者から「危険人物」という評価を受けたしのぶであったが、場所を移し他の柱が一堂に会したことでそれが一変。

というのも、基本は他の柱が禰豆子を炭治郎の訴えも聞かずにただの鬼と認識しているのに対し、しのぶは炭治郎の言葉に耳を傾けていたから。
また、実弥が禰豆子の入った箱を勝手に持ち出し、あまつさえ刀を突き刺した際には怒りの表情を見せていることなどから、「かわいいサイコ」から「柱の中で二番目にまともな人」と印象が変化した。

炭治郎の言葉に耳を傾けるようになる前にも、鎮痛剤入りの水を飲ませて一旦落ち着くように諭すなど、素のしのぶは理知的に物事を判断できる人物と言える。加えて、上記したカナエの夢の件もあった彼女には竈門兄妹をただの危険因子として切り捨てることはできず、炭治郎の言っていることが真実だと分かった辺りから、姉に似た優しさを持つ彼に自分の夢を受け継いで貰うことを考えていたらしい。
実際、しのぶは相手がどういう性格の人物かを的確に見抜く眼を持っているようで、機能回復訓練で炭治郎に置いて行かれ、半ば腐っていた善逸と嘴平伊之助をやる気が出るように言葉だけで誘導*6し、9日という短期間で「全集中・常中」を会得させてしまっている。

無限城決戦


可哀想に 何かつらいことがあったんだね…

聞いてあげよう 話してごらん

つらいも何もあるものか
私の姉を殺したのはお前だな?この羽織に見覚えはないか

その後もちょくちょく単行本の幕門に登場したり柱稽古では裏方に回ったりなどしていたが、無限城に落とされた後、140話にて遂に姉の仇である『上弦の弐』童磨と遭遇する。
狂気の救世思想に苛立ちながら童磨に羽織のことを詰め寄り、彼こそが姉の仇と確信した瞬間激昂。普段の笑顔の仮面を完全に捨て、無言で剣による突きを撃ち込み毒が効くかどうか試すも、上弦特有の再生力により瞬時に免疫を造られ解毒される。
内心そのことを予期していたのか冷静さを保ちながら、5度に渡り毒を撃ち込み続けるが、足掻きもむなしく悉く毒を克服され、逆に自身は童磨の血鬼術に侵され肺を腐敗させられてしまう。
更に鉄扇による斬撃で致命傷も負ってしまったことで遂に心が折れかける……が、目の前に現れた亡き姉の幻影に叱咤を受け、致命傷を負いながらもしのぶは立ち上がった。

なお、カナエからの言葉は「致命傷を負った?血鬼術に侵された?関係ありません、柱なら泣き言を漏らさず立ち上がりなさい、勝つと決めたんだから倒しなさい、そういう約束でしょう(要約)」と『鬼滅の刃』らしく超スパルタな内容であった。
しかし、その後には涙を流しながら励ましの言葉を送っており、カナエの愛する妹を死地へ向かわせることへの葛藤と苦しみも窺える。
そして、この場面では珍しくしのぶが弱音を吐く様子も見られ、これまでお姉さんとして振る舞い続けた彼女の、本来の“妹”としての姿も垣間見えた。

死力を振り絞って立ち上がる姿を見た童磨にドン引きされながらも、更にスピードを上げて頚を狙った決死の一撃を叩き込むことに成功する。
……が、既に毒に対し高い免疫を得ていた童磨の前には無力で、急所である頚への毒すらも恐ろしい速さで解毒されてしまった。

(幸せの道はずっとずっと遠くまで続いているって 思い込んでいた)

(破壊されて初めてその幸福が 薄い硝子の上に乗っていたものだと気づく)

(そして自分たちが救われたように まだ破壊されていない誰かの幸福を)

(強くなって 守りたいと思った)

(そう約束した)

走馬燈のように流れてくる在りし日の思い出と、かつて言われた言葉を更にしのぶは振り返る。

(そう 私怒ってるんですよ炭治郎君)

(ずっとずーーっと怒ってますよ)

両親、姉、これまで育ててきたカナヲ以外の幾人もの継子達が殺されたこと、そして蝶屋敷にいる鬼に身内を殺された少女たちの無念に対する怒りを沸騰させながら、しのぶは毒づく。


(ほんと頭にくる ふざけるな馬鹿)

(なんで毒効かないのよコイツ 馬鹿野郎)


目の前に映る毒を瞬時に解毒し、満面の笑みを浮かべる童磨の姿に怒り心頭で愚痴る最中、待っていたのはしのぶの必死の戦いにいたく感動した童磨の狂った救世思想だった。
因縁の仇に抱きしめられ、仇に命を脅かす敵とすら見なされず、しのぶの戦いに賞賛という名の侮辱を投げかける童磨に対し、彼女は一言だけ、完全にキレた表情で告げる。

言い残すことはあるかい?聞いてあげる!

地獄に堕ちろ

その瞬間、戦いの場に辿り着いたカナヲに指文字で何かを送った瞬間童磨により鯖折りにされ致命傷を負い、そのまま童磨の肉体に吸収される形で捕食され死亡。
「吸収」という今までに見ない形の捕食故に生存も望まれたが、間もなく鎹鴉が他の隊員に拡散したため読者の望みは絶たれ、無限城の決戦における最初の柱の犠牲者になってしまった。

因縁の相手に奥の手を使われて、ほぼ敗北が決まった上で相手から殺される前に自身の全てを侮辱されるような形でなぶられて、やれることが憤怒の表情で相手に悪態をつくしかない状態で惨殺されるという最期はこいつに似ている。
だが、そのキャラはしのぶと違うどころか悪意そのものと言えるほどの邪悪で、全ての被害者の報いを受けて散るという爽快感の溢れる決着だった。
他方、このやり取りの場合胸糞悪いというレベルを遥かに越えた展開という他はない。

なお、劇場版の「無限城編」では、声優の早見沙織氏の名演が凄まじく、鬼気迫る怒声は勿論、カナエの霊を前にした“妹”としての演技や、原作には無かった舌打ちをするシーン等、
胡蝶しのぶと言うキャラクターの怒りと本質の全てを完璧に演じきっており、しのぶファンを初めとする多くのファンから絶賛されている。





◆余談

  • 後にもっとすごい痴女が現れたので見劣りしがちだが、中々のものをお持ちである。
    実際、伊之助に吐かれた「乳もぎ取るぞ」という暴言も、裏を返せば「もぎ取れそうなくらいには乳がある」という意味でもあるし……。

  • 宇髄によれば、甘露寺同様「安産型の尻」だそう。

  • 内心では怒っていても表向きは鬼と仲良くしようとしているしのぶが、いきなり禰豆子に切りかかってきた理由は「冨岡さんを天然ドジっ子だと思っており、鬼の前でぼぉっとしているから助けに入った(それなのに邪魔されたのでむっとした)」とのこと……ドジっ子て。なお、そう言うしのぶ本人もかなり天然は入っている。

  • 本質的には天然なところもあり、ネーミングセンスにはかなり難があって、ペットとして飼っている金魚の名前は「元気で丸々と大きく育ってほしい」という理由からフグ。
    また、名前すら付けて貰っていなかったカナヲを、蝶屋敷に迎えるにあたり命名することになった場面でも、当初は「スズメ」「ハコベ」「タナゴ」「とびこ」「カマス」が候補だったらしい。なお、しのぶさん本人は天然であることは頑なに認めていない。

  • プロフィールによると「毛の多い動物(=哺乳類)」が苦手らしい。自身が使う技に蟲の名前を付けているのもそういう事なのだろうか。

  • 初見時のサイコパスっぽいキャラクター性と、そこから明かされたとても複雑かつ繊細な内面、そのギャップや死に様とそれ以降の展開も含めて非常に人気の高いキャラクターであり、完結後に行われた第2回人気投票では第5位と言う、本作の女性キャラの中ではヒロインである嬭豆子やカナヲを抜いて最も高い順位に輝いた。

  • 彼女の人気の特徴は男性ファンは勿論として、女性ファンも非常に多く、特に小学生以下の低年齢層の女子のファンが多いことである。恐らく彼女のお姉さん然としたキャラや、蟲をベースにしつつもとてもキラキラした美しいエフェクト等が、女子から受ける理由なのだろう。

  • ちなみに大正時代が背景なのもあって、彼女自身は自分に筋力が足りない理由は身長のせいだと自認していたが、実際は筋肉の強化には「テストステロン」と言う男性ホルモンが密接に関係しており、元々女性はこのホルモンが少ないばかりか、逆にこのホルモンを抑制する「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンまで分泌されている。その為、女性は元々生物学的に男性に比べて一定以上の筋力は付け難い上に、どの部位にどれくらい筋力を付けられるかどうかは、このホルモンの分泌量を含む先天的な体質にもかなり左右される*10。

  • 大正時代にこれらホルモンの知識など当然なく、医者のしのぶも(むしろこの当時の医者だからこそ)身長がもう少し高ければ鬼の頚を斬れたのではないかと考えていたが、彼女の腕力が発達しなかった本質的な理由は恐らくこちらである*11。ちなみに現代であればホルモン注射で改善したり、高カロリーかつ高タンパク質のトレーニング料理やプロテイン等で補うことも出来るのだが、大正時代にそんなものがある訳もないので、しのぶの身長がもう少し高かったとしても、やはり彼女が鬼を斬れる程の腕力を身に付けるのは難しかっただろう*12。

  • 番外編『中高一貫!キメツ学園物語』では女子高生として登場。
    薬学研究部とフェンシング部を掛け持ちしている。なお、性格は本編と過去回想を足して二で割ったような感じ。
    小説版の文化祭エピソードでは文化祭実行委員を務めており、ハイカラバンカラデモクラシー(ちなみにメンバーは炭治郎、善逸、伊之助、宇髄)が文化祭でド下手くそな歌と演奏を披露するのを断固阻止しようと奮闘したが失敗に終わり、悔しい思いをした。


必ず私が追記するから
カナヲが修正してとどめを刺してね

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最終更新:2026年10月07日 12:26

*1 原作では顔が描かれていないが、映画では描写がある。

*2 カナエ存命時は、白無地の羽織を着用していた。

*3 それこそ炭治郎が鬼に同情しているのも、妹の嬭豆子の存在が大きいので、そう言った事情も無しで鬼に同情していたカナエは確かに異端だとも見れる。まして両親を鬼に目の前で奪われた経験を持つのに彼らと仲良くしたいと言うようでは、悲鳴嶼に前述のように思われるのも無理もない。

*4 「朝日が昇って喰べ損ねた」とその鬼自身が言っているので、もし日が差す前なら喰われていた。

*5 日本刀は元々斬れ味に優れた剣なので、刺突剣と言う対極に近い剣を再現するとこうなるのだと言える。

*6 善逸には「“一番”応援しているから頑張って」と手を握り、伊之助には「君には無理だから出来なくてもしょうがない」と挑発。

*7 ちなみに蜜璃も「私より年下のしのぶちゃんが、命懸けで頑張ったのよ」と独白している描写があるので、しのぶの作戦は知らされていたと思われる。

*8 蜜璃は伊黒が傍から離れなかった為に分断・誘導に失敗し、鳴女自らが相手することになった。

*9 単行本のおまけページでは「セキレイ女学園」になっている。

*10 勿論作中でしのぶが言っている、手足の長さで筋肉量が変わると言うのも正しい。

*11 そもそもしのぶは身長的にはカナヲとそこまで大きくは変わらないので、ここからも身長だけが理由とは考え難い。

*12 同じ理由で鬼殺隊士に成ることを断念せざるを得なかった女性も相当数いたと思われる。