ボンカース(星のカービィ)

登録日:2014/03/14 (金) 04:00:42
更新日:2024/05/02 Thu 09:06:34
所要時間:約 12 分で読めます








出典:『星のカービィ スーパーデラックス』任天堂 ハル研究所 1996年3月21日発売
(c)1996 HAL Laboratory.inc/Nintendo.
出典:『星のカービィ 夢の泉デラックス』任天堂 ハル研究所 2002年10月25日発売
(c)2002 HAL Laboratory.inc/Nintendo.
All Rights Reserved.

ボンカースとは、星のカービィシリーズに登場する敵キャラクターの一匹である。



概要

ハンマーを片手に携え、紫色の毛が生えた大男のようなゴリラ中ボス
リーゼント風の髪型から不良っぽい雰囲気を漂わせる。
目の部分は影になっていてよく分からないが、別にグラサンという訳でもないらしい。
最近の作品では腰にベルトをつけており、どうやら黒い部分はズボンのようである。

典型的なパワータイプの中ボスであり、カービィの目の前でハンマーを叩きつけるのが基本攻撃。
しかし、ただの脳筋ではなく隠し持ったココナッツ爆弾を投げることもある。
倒して吸い込むと「ハンマー」をコピー可能。

以前はハンマーを使った攻撃が1種類しかなく、ハンマーの要素が薄い中ボスだった。
そのせいかコピー能力の説明文では「デデデ大王直伝」なんて書かれてた事も…。
だが、近年の作品ではハンマー能力と同様の技を多く会得している。
これにより、ボンカースがちゃんと「ハンマー能力の中ボス」という印象を与えるようになった。

あと、何気に中ボスキャラクターでは登場回数がダントツ。
現状では星のカービィシリーズで最も多く活躍している。
(2位はMr.フロスティ。中ボス以外の出番もカウントするとこちらが上回る)
『ディスカバリー』で初のハンマー系ザコ敵「ムッキース」が登場するまでハンマー能力をコピーできるのが彼のみだった事や、
ハンマー能力が一部モードではタイムアタックで人気なのが滅多にリストラされない要因と思われる。


おもな攻撃パターン


  • ハンマー叩き
後ずさりで助走をつけ、一気にダッシュしてから振り下ろす。
単純な攻撃だが、作品ごとに連続で叩いたり、ジャンプから放ったり、助走をしなかったりと
微妙に色々な違いがある。

  • ジャンププレス
カービィの方に大きくジャンプし、踏みつぶそうとする。
場合によってはホーミングしない。

  • ココナッツ爆弾
どこからか取り出したココナッツを放り投げる。
投げられたココナッツはしばらく転がった後に爆発。
作品によって『SDX』などでは3連続で投擲するパターンがあり、
鏡の大迷宮』以降は吸い込みづらい大ココナッツがレパートリーに追加された。
また、予備動作も後ろに下がるかどうかといった細かな違いが作品毎に存在している。
『ディスカバリー』ではココナッツの代わりにドリアンを放り投げてくる。

  • その場ジャンプ
数回その場で跳ねるだけ。
『SDX』では跳ねるたびに高さが伸びていく独特の性質があった。

  • ジャイアントスイング
Wii』から追加。
ハンマー能力と同様のジャイアントスイングを行う。
体力が減ったときは横移動の距離が長く、加えて無敵状態になるという性質がある。
『ディスカバリー』ではジャイアントスイングした後に目を回して隙が生まれるが、強化版は目を回す直前にハンマーを投げてくる上にハンマーは壁で反射する。

  • 鬼殺し火炎ハンマー
『Wii』から追加。
ハンマー能力と同様にハンマーを燃やし、渾身の一撃を叩き込む。
予備動作は長いが、ダメージは他の攻撃と比較して高め。
通常のハンマー叩きと違い、吸い込める星が一切出ないという地味な嫌がらせもある。
強化版のEX、DX、Re:はハンマー叩きが全てこれに置き換えられている。

  • 空中ジャイアントスイング(1)
『Wii』から追加。強化版のEX、DX、Re:が使用。
突然画面の中央にジャンプ移動し、空中でジャイアントスイングを行いながらココナッツを3個投下する。
なんて荒業だ…。
体力が減るとココナッツの中に大ココナッツが混ざるようになり、危険度が跳ね上がる。

  • ぐりぐりハンマー
トリプルデラックス』から追加。
ハンマー能力(『Wii』以降)と同様に、ジャンプからハンマーをぐりぐり押し付けるように叩きつける。
体力が減ると2連続だけでなくハンマーが燃え、着地した場所がしばらく炎上してしまう。
DX、Re:は後半のみ使い、4連続で行ってくる。

  • 空中ジャイアントスイング(2)
『トリプルデラックス』から追加。
突然ジャイアントスイングをしながら宙を飛び、画面奥からナナメに横断してくる。
通常版から空を飛べるようになるとは、このゴリラどこまで進化する気なのか…。
DX、Re:は8の字を描くように舞う。


登場作品

星のカービィ 夢の泉の物語

初登場。
この頃は名前が「ボンカーズ」だった。
中ボスタワーで裏ルートの入口を経由した場合、一番手がコイツになる。
移動スピードが速いこと以外、特に異なる点は無い。

サブゲーム「はやうちカービィ」にも登場する。


星のカービィ スーパーデラックス

中ボス兼ヘルパーとして大活躍。
あの鬼殺し火炎ハンマーを擁するコピー能力のヘルパーという事もあり、プラズマと並んで人気だった。
ばくれつハンマー投げは不可。
システムの関係上、コイツとカービィが回復アイテムを「くちうつし」する光景は変なインパクトがある。
ウホッ!いい男…。

歩く時のモーションはまさにゴリラそのもの。
中ボスの時は普通に2足歩行なのに…。


星のカービィ 夢の泉デラックス

ドット絵の新調と画面比率の関係で、かなり図体が大きくなった。
おかげで昔のような勝手が通じなくなっている。
後はサブゲーム変更で出番が一つ外されたことを除けば、概ねオリジナル版と同じ。


星のカービィ 鏡の大迷宮

前作と「ほぼ」同じ。
「ほぼ」とあるのは、ハンマー叩きの際に行うダッシュがそのまま突進するようになったから。
(=目の前で停止するとは限らなくなった)
この点は地味に厄介といえる。
また、前述したように大ココナッツを投げるようになった。

凄くどうでもいい事だが、エリア9の個体だけココナッツ爆弾前のバックステップをしない。


星のカービィ 参上!ドロッチェ団

こちらも「ほぼ」同じ。
歩く動作がやけにせわしない速さである。
他にはハンマー叩きの直前に不自然な間が空くようになった。
が、ダッシュ直前に至近距離で待っているとすぐに叩きつけるようである。


星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

基本的にオリジナル版と同じだが、微妙に挙動が違う。
ヘルパー版は全体的にドットが書き直されており、完全な2足歩行になった。
追加モード「ヘルパーマスターへの道」では最速タイムに最も近いヘルパーである。


あつめて!カービィ

久々のゴリラモチーフである敵キャラ「ウッホ」が新登場した。

ボンカースはサブゲーム「カービィマスター」の敵キャラとして登場。
普段の中ボスポジションを反映してか、HPはやや多め。
攻撃時はジャイアントスイングを行う。


星のカービィWii

周りがばかりであった為、唯一過去作からの参戦となる。
前述のようにハンマー能力を意識した技を会得しており、大きく様変わりした。
また、ハンマー叩きの予備動作がデデデ大王のように「接近→攻撃」の内容に変更されたが、
これは本作のデデデがプレイヤーキャラであることも絡んでいる可能性がある。
(ボスとして戦うことが無い)

亜種にスーパーボンカースが登場する。
また、EX版はカラーリングが赤と黒になった。


星のカービィ 20周年スペシャルコレクション

もっチャレこと「もっとチャレンジステージ」に登場。
スマブラデスマッチEXで現れる。
無敵状態になるジャイアントスイングが地味にタイムへ響くため、ダメージの調整テクニックが問われる。


星のカービィ トリプルデラックス

出現時のアクションが変更され、右手を左肩にまわして首を鳴らす内容になった。
(前作までは吠えるだけ)
他の中ボス同様、奥行きに対応した新技を身につけている。
ちなみによく名前を見ると、「ボンカース」がポンカースとなっている。


星のカービィ ロボボプラネット

下顎に拘束具のようなものが取り付けられた。
それ以外、特に行動パターンは前作と全く同じ。強化版のRe:ボンカースも同じ。


大乱闘スマッシュブラザーズ

for 3DS版ではフィールドスマッシュで大型の敵キャラの1体として参戦。
大型らしいタフな耐久力に加え、こちらの攻撃に一切怯まない・ふっとばない常時スーパーアーマー持ちで倒すのに苦労する。
原作からの出典でハンマー叩き(ジャンプも有り)、ココナッツ投げ、ジャイアントスイング、そして鬼殺し火炎ハンマーの技を使う。
いずれも攻撃力が高い厄介なものばかりだが、特に鬼殺しはタメが長い代わりに直撃すると大ダメージを受けてふっとばされる凶悪な技。
たいてい周りに他のザコも湧いて出てくる事が多く、それらに対処しつつ正面から戦うことは難しい。
無論、撃破したときの見返り(パワーアップアイテム)も相応に大きいため、ターゲットに指定された時は出来る限り撃破を狙いたい。

SPではスピリットで登場。
性能は階級ACE攻撃属性のアタッカーでスロットは1。
スピリッツ戦ではやはりというか青カラーのドンキーコングに乗り移っており、最初からハンマーを持参した状態でさらに通常より長い時間ハンマーを振り続ける。
ステージは狭いコンゴジャングルなのでカービィなど空中機動力が高いファイターでハンマーの効果が切れるまで逃げ続けるか、カウンター系の必殺技を持つファイターで反撃して場外にふっとばせば相手は復帰しようとすぐにハンマーを捨てるので自分に合った戦法で挑むべし。


星のカービィ スターアライズ



「ウホッ おれ、バナナ、だいすき。」


バナナを さがして さがして さがして…
たとえ何を さがしてたか 忘れちゃっても
食いしんぼうの 巨かんの おサルは
ジャマもの たたいて、どこまでも!


今まで通りハンマー能力の中ボスとして登場。
もちろん強化版も登場するが、過去作と異なり白と黒を基調とした渋いカラーリングでこれは今作の他の中ボスも同様である。
『SDX』以来のフレンズヘルパーにもなり、ヘルパーになると身体が若干縮んでカービィと同じく捻り鉢巻を巻く。
星の○○○○では後述のアニメ版のような口調でバナナを追い求める典型的ゴリラなキャラ付けになっている。
副題は「黄色いバナナを求めては…」だが正式に決まる前に副題を付ける案が出た時点では「とにかくデカイ猿」だった。


スーパーカービィハンターズ

電気属性を持つツンツンヘアーの亜種、スパークボンカースが新たに登場。
ハンマーたたきやぐりぐりハンマー時に電撃が発生するようになる等、厄介な強化がなされている。


星のカービィ ディスカバリー

本編が開始される前に新世界に流れついており、ビースト軍団に加わったワイルドボンカースが登場。
毛並みは逆立ってお馴染みのハンマーは石器時代の石斧のようなデザインになっているが一応、ボンカースとは同一人物。
元々ゴリラでワイルドな戦法だったからかビースト軍団にはすぐに馴染んだようでムッキースも可愛がっている。


星のカービィ(アニメ)

第79話「ボンカースあらわる!」でゲストキャラクターとして登場。CVはコックカワサキなど本作で複数のキャラを担当している飛田展男
ゲーム版(特に『夢の泉デラックス』などの)よりも更に巨体である。
非常に喋り方が遅く、所々で区切るように話す。
また、どこか抜けている気質のせいで背中の鞘に収めたハンマーがおじぎの度に抜け、相手の脳天に直撃させるほどの迷惑をかけてもなかなか気付かない。
おじぎをやめるのだ!!>
ただし見た目は恐ろしいが、性格はとても礼儀正しく心優しい。おじぎの件も本人は完全な無意識であり、悪意があって行ったわけではない。

かつてジャングルでのんびりと暮らしていたが、密猟者に捕らわれサーカスに売られてしまう。
それからある日、調教師が星のカービィのアニメを観賞している所を目撃*1
カービィのかっこいい姿に見惚れたボンカースは、星の戦士になることを夢見て、彼に弟子入りを決めサーカスから脱走した。

この経緯もあってカービィに対する憧れと尊敬は非常に強く、弟子入りを志願するほど。
また闇雲に探すのではなく、カービィの写真を見せながら尋ねて回るという丁寧な手段で探すなど、頭が鈍いわけではなく彼なりにちゃんと考えて行動している。
しかし、聞き込み時には上記のハンマーすっぽ抜けがあらぬ誤解を呼び、ターミネーターだのターミネーチャンだのと間違えられて恐怖されることとなった。

彼に目をつけたデデデ大王に捕らわれた時は、ホーリーナイトメア社の力で巨大なゴリラの魔獣にされてしまう。
フームを捕えて城の塔に登るボンカースはどう見てもキングコングです本当にry
しかし、本来は心優しい性格のため完全な魔獣にはなりきれず前述の過去を思い出してしまい、その隙をハンマーカービィに突かれて倒され、元に戻ることができた。

目覚めた後は弟子としてついていくことは諦めるが、いつか必ず星の戦士になることを約束。
カービィとのツーショット写真を持ってジャングルへ帰っていった。


星のカービィシリーズ(角川つばさ文庫の小説)

小説版では各エピソードのゲストキャラクターとして登場。
ゲーム版同様の乱暴者であり、「ストレス発散のために弱い者いじめを行う厄介者」という悪評を持つ一方、「時に真っ当な正論を言ってカービィの行動に協力する(吸い込みを受ける)」「ツンデレな一面を見せる」など、簡単に言えば「根は常識人なジャイアン系キャラ」となっている。


関連キャラクター


プププランドの自称王様にして同じくハンマー使い。
彼が最初にハンマーを武器にした人物なので、ボンカースは二人目。
近年のEDのスクリーンショットでは、彼と対決している構図がよく見られる。

  • ストロン
ドロッチェ団の幹部の一人。青い巨漢のピザネズミ
大きなハンマーを隠し持っているが、昔のボンカース同様に叩きつける事にしか使わない。

  • ウッホ/スペースウッホ
一頭身のゴリラ。
ボンカースと違って目が確認できる。
普段はのんびり歩いているだけだが、気性が荒く腕を振り回して暴れる習性を持つ。
出番が早く、プレイヤーは彼から「敵には攻撃していい時とダメな時がある」ことを学んでいく。
スペースウッホは宇宙服を着た未来人風のウッホで、特に違いは無い。

  • スーパーボンカース
ボンカースのスーパー能力版。
額に星が輝いているほか、装飾もちょっとワイルドになった。
通常版との違いは特に無く、体力がやや増加した程度。
倒すとスーパー能力の一つ「ギガトンハンマー」をコピーできる。
勿論EX版も存在。

  • スパークボンカース
電気属性のボンカース。
スターアライズのバリッカハンマーを彷彿とさせる攻撃を行う。本家バリッカハンマーの使い勝手の微妙さが嘘のように強い。

  • ムッキース
ディスカバリーから登場したビースト軍団の一員でハンマーを投げて攻撃してくる。
いつもニコニコしてるように見えるが実は怒っているらしい。
同じハンマー使いで種族が近いワイルドボンカースから可愛がられている。
これまでほぼ中ボス専用だったハンマーをコピーできるザコキャラが登場するのはシリーズが30周年を迎える中で実は初。



追記・修正はジャイアントスイングで空を飛べるようになってからお願いします。

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最終更新:2024年05月02日 09:06

*1 作中ではさも当然のように描写されているが、冷静に考えてみるとかなりのツッコミ所である。陸の孤島みたいな田舎のププビレッジでの活躍がどうやってアニメ媒体で外に広まったのだろうか。しかもこのアニメはOPらしき映像からして本編映像ほぼまんまであり、作中作である『星のデデデ』等から引用されている様子も一切見られない。