登録日:2019/09/29 Sun 23:48:00
更新日:2025/01/21 Tue 14:35:29
所要時間:約 23 分で読めます
フランク・ウェスト(Frank West)とは、
カプコンの「
バイオハザードシリーズ」と双璧を成すゾンビゲーム「デッドライジング」シリーズに登場する
ジャーナリスト型生物兵器である。
概要
本名:フランシス・アルジャーノン・ウェスト(Francis Aljernon West)。ハンク・イースト(Hank East)という芸名もある。
国籍はアメリカで、ニューヨーク・エンドファード・メインストリート555番地在住。
職業はフリーランスのフォトジャーナリスト。元戦場カメラマンであり、元プロレスラーでもある。
従軍経験があったとする攻略本もあるが、作中でフランク本人が銃を人に向けて撃ったことがないと明かしており根拠はない。
- CV
- TJ・ロトロ(DR~DR2OTR)
- ピーター・ヴァン・ガム(タツカプULTIMATE)
- 小山力也(アルカプ3、PXZ)
- 咲野俊介(DR4)
- 辻井健吾(DRDR)
- 演
【人物像】
性格
性格は「DR」と「CASE:WEST」ではパパラッチ根性が強く皮肉屋な一方、「不正を白日の下に晒す」ためなら自身の命さえ賭けるほどの熱いジャーナリスト魂の持ち主で、基本的には真面目で正義感の強い人物として描写される。
しかし、「2OTR」のE3トレイラーではゾンビアウトブレイクが起きているのを良いことに遊園地をタダで満喫したり、ゾンビをおもちゃにしたりと、人命を軽視し不謹慎な発言やナンセンスなジョークを連発するイカレたコメディアン的なキャラクターへと変化した。
そして実際の「2OTR」本編でも「DR」の事件の後に売り出した自伝が大ヒットし、有名人になって調子に乗る、スキャンダルで一気に落ちぶれる、ゾンビとプロレスをする番組「テラー・イズ・リアリティ(TIR)」に出場してチャンピオンになる、ゾンビアウトブレイクを悲劇というより自分が世間の人気者に返り咲くチャンスとみなす、生存者やサイコに会ったり店を訪れる度に下らないジョークや皮肉を連発する(日本語訳されていない)、「Brain‥‥(のうみそ‥‥)」と言いながらゾンビに擬態するなど、完全にギャグキャラと化し始める。
このキャラクター性は「WT」と「DR4」でも引き継がれ、「WT」ではニュース番組で不謹慎ギャグを連発してニュースキャスターを呆れさせ、「DR4」では「ミンチの刑!」と言いながら罪の無い被害者でもあるゾンビを嬉々として轢き殺すほどになる。そのため「DR」しかプレイしていないプレイヤーからは「DR4のフランクさんキャラ変わりすぎでは?」と言われがちであり、実際に批判も受けたが、実際には何年もかけて定着したキャラクター性であることは留意しておこう。
また、上記の変化は「DR4」にてPTSDによるものであることが示唆されており、ゾンビアウトブレイクで倫理観を失い狂ってしまったという意味ではある意味彼もサイコなのだが、助けを求める人々や仲間を見捨てない義理堅さも持ち合わせており、そこが敵として登場するサイコ達との決定的な差と言える。
また、コスプレ好きであり、女性用の服を着ると鏡の前でセクシーポーズ(オェッ)をとり、子供服を無理やり着てはしゃいだりする。
「DR4」では更にノリノリで、警官の服を着ると「警察だ!手を上げろ!」と言うなど、着替える度に鏡の前でポーズをとり台詞を言う。
口癖
「戦場の取材をしたことだってある!」
外見
青い瞳と黒髪の白人男性。
腹が少し出ていたりと多少だらしなく、要救助者やサイコの中にはフランクよりも大柄な者も多いため、外見上は飛び抜けて屈強というわけではないが、平均よりは逞しい肉体の持ち主。
象徴的な武器
木製の野球バット。大抵の公式イラストで装備している。
【レベルMAXフランク】
本シリーズはレベルアップ制であり、最初は数回
ゾンビに噛まれただけで死ぬ等、一般人に毛が生えた程度だが、写真を撮る、生存者を救う、サイコを倒す等することで経験値に相当するPP(プレステージポイント)がたまり、レベルアップする。
レベルアップにより、攻撃力・移動速度・遠投力・アイテム所持数が強化されていき、更にプロレス技を基本とする体術も会得していく。
最終的には
ゾンビの大群や特殊部隊を一人で殲滅できるようになる。
本項目では、
レベルMAX時のフランクさんを前提に記述する。
人間離れしたパワーとフィジカル
まず目に付く部分はその人間離れした筋力だろう。
Lv1の時点で4人ほど座れるベンチを30~50m前後投げられるのだが、これが最大Lvともなると最早剛速球と化し推定100m以上の遠投となる。
木製のバットのフルスイングでゾンビや人間を10mほど吹っ飛ばしたり、どうみても握りにくい角材や何故か手足を外されたマネキンでも同じくらいカッ飛ばす。
極まってくると防弾ベストを着た兵士の腹を手刀で防弾ベストごと貫いて内臓を引き抜いたり、車をパンチで空き缶のように吹っ飛ばせるパワーと重量を持つ敵「エキゾ兵」を生身で押さえ込んでベリィトゥベリィを仕掛ける程である。
ここまでの馬力を引き出せる生き物となると、それこそアフリカ象やら大型肉食獣とかその辺になってくるのだが……
ちなみに銃火器の扱いもお手の物。本来は銃架に固定して扱うM2重機関銃を突っ立ったまま腰で抱えて一切の手振れを起こさずフルオート連射とかいうゾンビが出演するゲーム史上類を見ないほどのフィジカルすら見せつける。
ただし銃のリロードは苦手なのか銃弾の補充はできず、弾を詰め込んだ銃をまるごと何本も持ち歩くという力任せな一面も。
尋常では無いタフネスと治癒力
また、耐久力に至ってはB.O.W.並であり、M2重機関銃やミニガンの掃射を喰らっても軽傷で済み、戦車の主砲から放たれた砲弾や対戦車ミサイル、
RPG-7の弾頭が11発連続で直撃しても死なない。
単純計算で、フランクさんは
タイラント12体分タフネスと言える。
また、あらゆる食べ物・飲み物を摂取することで受けたダメージを回復することができる。例え腐った肉や頭痛薬でも。
かつてはワインを何百本と飲んでもまったく酔わないほどの肝臓を持っていたが後の作品では流石に肝臓が弱った様子。でもお洋服を着替えるとかつての肝臓を取り戻す。
戦闘スタイル
ショッピングモールにある、およそ武器とは呼べないあらゆる物を柔軟な思考で武器として活用する。
皿やDVDを手裏剣の如く投擲したり(
頭に命中したゾンビは死ぬ)、ゴルフクラブでそのまま殴らず、ボールをショットして遠距離武器として活用するなど、常人では思い付かないような活用をすることもある。
ある意味ブルーノ警部の後継者とも呼べなくない。
本
フランクさんは「本」を所持するだけで、その本の内容に関連するアイテムの耐久力を強化したり、体術の威力を上げたり、洗脳術や
日本語、スケボーや
自転車のトリック(ジャンプ)を完璧にマスターしたり、効果時間が長いミックスジュースを作ったりシャッターチャンスを察知する能力を会得できる。
しかし、本の内容については理解はするが覚えてはいないようで、本を手放すとそれらの能力を忘れてしまうのが難点。
しかし、「ゾンビのいけにえ」やDR4では入手した本は通常のアイテムとは別に保管され、手放さない(手放せない)ため、この弱点は克服している。
ミックスジュース
一般家庭にもある食材をミキサーに入れて作ったミックスジュースを飲むことで一定時間、何故か足が速くなったり、拳銃弾並の威力で唾を飛ばしたり、耐久力が二倍になったり、無敵になったりする。
他の生存者にはできないため、フランクさんの身体が特殊と思われる。
コンボ武器・コンボ車両作成
「DR2」「DR3」の主人公であるチャックやニックはそれぞれ元モトクロスチャンピオン、
自動車整備士という肩書きがあり、手先が器用という設定である。その設定を生かしたシステムが二つのアイテムを組み合わせて生み出せる強力な「コンボ武器」である。
しかし、フランクさんには特に裏設定が無いにもかかわらず、「2OTR」にて
当然のようにコンボ武器を作成してしまう。
DR4に至っては車をニコイチしたコンボ車両や、
ゾンビをおもちゃやお菓子に変えてしまうガチモンの魔法の杖まで作ってしまうなど、
ぶっちゃけチャックやニックの上位互換と化している。
変身
「DR4」のDLC「カプコンヒーローズ」では、カプコンのキャラクターのコスプレをすることで
そのキャラの能力を扱うことができる。
上半身裸のリュウのコスプレをしたおっさんが
波動拳や昇竜拳、
竜巻旋風脚を繰り出しゾンビや武装した兵士達を蹴散らす様子は非常にシュール。
後述するスキルムーブ(
必殺技)はヒット数を一定まで稼ぐことで発動できるもの、スタンした敵に発動できるもの、通常攻撃の四発目に発動できるものの3つがそれぞれのコスチュームに備わっている。スキルムーブ中はスーパーアーマーになる。特に3つ目のスキルムーブはただ通常攻撃を連発するだけで制限無く繰り出せるため非常に強力。
変身できるキャラは以下の通り
- クラシックフランク
- ゾンビフランク
- アダム・マッキンタイア
- ロックマンエックス
- ロックマンフォルテ
- ジル・バレンタイン
- ダンテ
- リュウ
- 豪鬼
- キャミィ
- メカザンギエフ
- ベガ
- アーサー
- モリガン・アースランド
- セシル
- ビューティフル・ジョー
- 大神
スキルムーブ
本来は実戦には不向きとされるプロレス技を基本とした体術の数々。
掴み技は防弾装備に覆われた特殊部隊兵さえ一撃で殺す。
素手の状態で繰り出す。威力は低い。
DRでは左右交互にパンチを繰り出すのみだが、2OTRとDR4では四連続パンチになり、四発目は敵を吹っ飛ばすアッパーになった。
前蹴り。敵を転倒させる。
DRでは素手状態の時のヘビーアタック。
2OTRとDR4では武器を持っていても繰り出せる。特にDR4では敵を大きく怯ませ、高確率でスタンさせることができる。
手刀でゾンビを吹っ飛ばす。
DRでは背後の敵に対してパンチしようとすると自動的に繰り出し、狙って使うことは難しい。
2OTRでは素手状態時のヘビーアタックとなり、一撃でゾンビの頭を粉砕する。「雑誌」で強化すればコンボ武器並の威力なる。
ゾンビに掴まれた際、素早くゾンビを振りほどく技。パワープッシュはDR以降の作品では使わない。
一本背負い。DR、2OTR、DR4ではゾンビに掴まれた際に振りほどきつつ繰り出し即死させる。
「ゾンビのいけにえ」では一部のサイコに繰り出せる。
DR4での反撃技。正面から掴み掛かってきたゾンビの顔面をパンチで粉々にする。
何れの作品でも繰り出せる、敵を吹っ飛ばす飛び蹴り。
DR4では一度に吹っ飛ばせるゾンビの数が最も多い。
DR4にて、エキゾスーツ装備時・メカザンギエフ変身時及びゾンビ化した際にジャンプキックの代わりに繰り出す。
ゾンビはミンチになる。
ラグビーのタックル。DR、ゾンビのいけにえ、DR4で繰り出せるが、DRでは隙が多く使いにくい。「ゾンビのいけにえ」では怯んだ敵への追い討ちとして大活躍する。DR4ではダッシュ攻撃であり、使い勝手が良い。
両手を広げたまま回転し、周囲の敵を吹っ飛ばす技。ザンギエフの十八番。
DR、2OTR、DR4で繰り出せる。
重機を破壊できる威力。
DR4では一部のコンボ武器装備時・エキゾスーツ装備時に特定の武器を装備した際のスキルムーブとして繰り出す。また、「カプコンヒーローズ」ではメカザンギエフのコスチュームを着るとフロントキックの代わりに繰り出せる。
ガイルも使っている回転蹴り。
DRではゾンビを一撃で殺しつつ吹っ飛ばす威力だが、繰り出せるタイミングがシビア。
2OTRではゾンビを転倒させる程度の威力に弱体化したが、簡単にいつでも繰り出せるようになった。
DR4ではエキゾスーツ装備時にのみ繰り出せる。
落下の勢いを利用し、ゾンビを膝で叩き潰す。
DR、2OTRで繰り出せ、落下ダメージを無効化できる。「ゾンビのいけにえ」では
ラスボス戦に繰り出せる。
ジャンプ攻撃の一種。
両拳をハンマーのように降り下ろす広範囲攻撃。
2OTRにて繰り出すことができ、「雑誌」で強化することでコンボ武器並の威力になる。
DR4では一部のグローブ系のコンボ武器装備時・ゾンビ化した際に繰り出せる他、一部のボスに対する専用のスキルムーブとしても繰り出せる。
DR、2OTRでは投げっぱなしジャーマンで、DR4ではベリィトゥベリィ。
いずれも即死攻撃だが、2OTRでのみ、ゾンビに掴まれた際の反撃技。
DR4では、
中ボス格の「ミニガンを装備したエキゾ兵」にも仕掛けて即死させることができる。
馳浩や
バーチャのウルフも使ってた技。
何れの作品でも繰り出せるプロレス技だが、DR4のみ、エキゾスーツ装備時専用のスキルムーブ。
敵の腕を取り、無理やり前進させる。DR、「ゾンビのいけにえ」以外の作品では使わない。
壁を利用した三角飛びからキックを繰り出す技。
DR、2OTRで使用できる。
プロレスの寝技。DR、2OTRにて使用でき、倒れた敵の首をもぎ取る。
ゾンビを掴みあげる。
DR、2OTRでは持ち上げたまま移動ができる。
DR4ではエキゾスーツ装備時専用のスキルムーブの一つ。
何れの作品でも繰り出せるプロレス技。敵の後頭部を掴み、顔面を床に叩きつけ即死させる。
DR4ではスキルムーブの一つ。
素手で敵の腹を抉る必殺技。防弾ベストも貫く。
DR、2OTR、PXZで繰り出せる。
「ゾンビのいけにえ」ではラスボスへのトドメに使う。
素早く縦に回転するキック。
ガイルの十八番として知られる。
DR、2OTRにて使用でき、ゾンビの頭をボールのように吹っ飛ばす。「カプコンヒーローズ」ではキャミィのコスチュームを着ると制限が無い方のスキルムーブとして繰り出せる。
ゾンビの頭上に乗っかる技。DRのみの技。
ゾンビの肩から肩へジャンプしながら安全に移動する技。2OTRのみの技。
ゾンビに擬態してゾンビから襲われなくなる技。
DRではゾンビの動きを完コピしていたが、2OTRでは「のうみそ~」と言いながら雑なモノマネをする。
DR4のみの技。ジャンプして敵に飛びかかってパンチする。ゾンビはダウンし、人間は高確率でスタンする。
DR4におけるステルスキル。素早く敵の首をへし折る。
2OTR、DR4で繰り出せる技。敵とツーショット写真を撮ったあと、ネックツイストで殺す。
敵の両足にタックルして押し倒し、馬乗りになって顔面を何度も殴る。
「ゾンビのいけにえ」ではラスボス戦に繰り出せる。DR4ではスキルムーブの一つ。
敵の頭を掴み、顔面を膝で粉砕する技。
クラウザーの「毒針」と同じ。
DR4ではスキルムーブの一つ。とあるボスにも繰り出せる。
DR4ではスタミナを消費することで通常の走る速度よりも速い全力疾走が可能。白いミックスジュースが不要になった。
レベル最大だとスタミナ無限となり、半永久に全力疾走できる。凄ェ!
木製バットのフルスイングで敵を何メートルも吹っ飛ばす。本編だけでなく、外部出演作でも毎回繰り出せる。
DR4でのスキルムーブ
DR4では敵に攻撃をヒットさせるとヒットカウンターがたまり、一定まで貯めることでレベルに関係なくスキルムーブを繰り出せる。
素手やベース武器を装備している時、もしくは敵がスタンしている時は相手を掴んで武器やプロレス技によりスローモーションで格好よく即死させ、敵がスタンしておらず、尚且つコンボ武器を装備している時は過去作品のヘビーアタックを彷彿させる広範囲・高威力の攻撃を繰り出す。
相手を掴むスキルムーブは雑魚だけでなく、一部の中ボスにも仕掛けて即死させることができる。
最初は必要なヒット数が25と多い、ヒットカウンターが消えるのが早い、途中でゾンビに捕まれるとヒット数がリセットされる、敵がスタンしにくい等の理由で使い勝手が悪い上に、ゾンビに掴まれると振りほどくのにボタン連打が必要なうえ、振りほどいたゾンビもダウンするだけなど、丸腰では非力な印象だが、最終的には
- 必要なヒット数が15に減少
- 二回連続でスキルムーブを繰り出せる
- ゾンビに捕まれてもヒット数がリセットされない
- 敵が頻繁にスタンする(=頻繁にスキルムーブを仕掛けられる)
- 組み付いて来たゾンビを即座に即死させられる
…といった具合に大幅強化され、ゾンビの大群や重火器・パワードスーツで完全武装した特殊部隊を丸腰でも簡単に殲滅することができるようになる。
『DR4』のラストでゾンビの大群に殺された結果、DLC『FRANK RISING』でゾンビ化したフランクさん。鎮静剤のみで理性を取り戻すことに成功し、
薬物(ZOMBREX等)や進化型ゾンビに寄生している蜂、未成熟の女王蜂を吸収することで自身の遺伝子情報を書き換え、パワーアップできる超生物と化した。
詳しくは該当項目で。
【経歴】
2006年 第一次ウィラメッテ事件
コロラド州ウィラメッテで起きた「暴動」を取材するため、民間のヘリをチャーターしてウィラメッテに赴くが、暴徒ではなくゾンビが発生していることを知り、72時間後に迎えに来るようパイロットのエド・デルーカと約束し、ショッピングモールに降り立つ。
国防総省(DHC)のエージェントであるブラッド・ガリソンとジェシカ・マッカーニー、ウィラメッテモールの従業員オティス・ワシントン、ゾンビアウトブレイクを引き起こしたテロリストの妹、イザベラ・キーズと協力してアウトブレイクの真相を探る。
この事件でフランクは多数の生存者を救い、アウトブレイクに便乗して悪事を働くB.O.W.より強いサイコ達や数百人規模の武装カルト教団をたった一人で皆殺しにし、アウトブレイクを引き起こしたテロリスト、カリート・キーズを倒したことで、後に「ウィラメッテの英雄」と呼ばれることになる。
また、その過程で人間をゾンビ化させる寄生蜂「ゾンビパラサイト」が政府の依頼を受けてラッセル・バーナビー博士が開発したものであることや、キーズ兄妹の正体がバーナビーの研究で生み出されたゾンビパラサイトが流出して壊滅した村「サンタ・カベザ」の出身であり、今回の事件はアメリカへの報復として引き起こされたことがあきらかとなる。
しかし、ブラッドとジェシカはゾンビ化し、証拠隠滅のために政府直属の特殊部隊が派遣され、オティスは生存者と共にフランクを置き去りにしてヘリで脱出し、迎えに来たエドはゾンビに食われて死に、フランクは感染し、カリートによって既に全米でゾンビアウトブレイクが引き起こされることが確定していることが明らかになったりと、絶望に次ぐ絶望に襲われる。
その後、数百人規模の特殊部隊に支配されたモール内で、ゾンビ化抑制剤の材料を集めることになる。
マネキンや素手で特殊部隊兵を殺しながら材料を集めることに成功し、イザベラが作ったゾンビ化抑制剤で延命すると、ゾンビだらけの地下道を通ってモールから脱出する。
特殊部隊の隊長ブロック・メイソンが試作型戦車「XM3」に搭乗して立ち塞がるが、主砲で11回撃たれても死なないフランクさんは軍用ジープで戦車を大破させ、更に戦車の上でブロックとステゴロタイマンを繰り広げる。
ブロックを殴り殺したフランクさんは、イザベラと共にウィラメッテを脱出するのだった。
2011年 フォーチュンシティ事件
フェノトランス社が開発したゾンビ化抑制剤「ゾンブレックス」を毎日注射しなければゾンビ化してしまう身体になっていた。
ゾンビ化したTKを倒してチャックを救い、彼の無実とフェノトランス社の陰謀を明るみにするため、チャックと共にフェノトランス社の研究施設に乗り込む。
オフライン時は同行NPCだが、HP無限である上に、木製野球バットを無限に所持している。
さすがフランクさん!
ゾンビの大群やフェノトランス社保安警察と戦ったり、イザベラと再会したり、フェノトランス社保安警察の隊長ハルジット・シンを倒したりしたが、肝心の証拠は破壊されてしまい、仕方なくチャックと共に脱出することになる。
2011年 フォーチュンシティ事件(非正史)
「2OTR」
パラレルワールドでは、ウィラメッテ事件のあと有名人になるも、スキャンダルによって落ちぶれてしまい、育毛剤の会社を企業するも失敗、毎日必要なゾンブレックスを買う金も尽きてしまう。
仕方なく、テラー・イズ・リアリティにチャックの代わりに出場。複数人かつバイクでゾンビの大群と戦ったチャックと違い、リングの上で丸腰で、たった一人でゾンビの大群とプロレスをする羽目に。
無事優勝して賞金を得るが、人権団体「CURE」の新人ブランドン・ウィッタカーがテラー・イズ・リアリティの司会タイロン・キングにそそのかされゾンビを閉じ込めていた檻を爆破。ゾンビアウトブレイクが引き起こされる。
「CASE:WEST」とは一転し、自分が英雄として返り咲くためにフォーチュンシティの警備員レイモンド・サリバンやジャーナリストのレベッカ・チャン、CUREのリーダー、ステイシー・フォーサイスと協力して事件の真相を探る。
ウィラメッテ事件と同じく多くの生存者を救い、アウトブレイクに便乗して悪事を働く更に強くなったサイコ達や火事場泥棒達をたった一人で皆殺しにした。
また、アウトブレイクを引き起こしたパワーアップしたブランドンや、タイロンが従える重武装の傭兵達、タイロンの側近であるクリスタル&アンバー・ベイリー姉妹を次々と撃破し、更にタイロンが脱出に用いたミニガン付きのヘリコプターまでその辺にあるガラクタを投げつけて撃墜した。
その後、軍が救助に来るも謎のガスによってゾンビがガスゾンビに強化され、軍は壊滅。生き残った隊長ドワイト・ボイキンがタイラント並の強さのサイコと化してレベッカを拉致する絶望的な展開となる。
マシンガンを乱射するドワイトを釘バットなどで頑張って倒しレベッカを救出したフランクさんは、ガスの出所を調査しに行く。
その結果、ガスを発生させたのはフェノトランス社であったことが発覚し、ステイシーらに報告しに行くも、ステイシーはフェノトランス社のエージェントであり、レイモンドを射殺し、レベッカにも重傷を与えると、フェノトランス社保安警察を呼び女王蜂の回収をはじめる。
怒りに燃えるフランクさんは、対人防弾プロテクターとアサルトライフルを装備した保安警察をたった一人で殲滅。
更にアトラクションに偽装されたミサイルポッド、巨大マニピュレーター、火炎放射器を装備した巨大ロボットに乗り込んだステイシーと釘バットなどを手に対峙し、撃破する。
これで事件は解決!と思いきや、今度はサイコ化したタイロンによってレベッカが拉致されてしまう…。
その後、タイラント並の強さになっていたタイロンとタイマンの末に勝利し、レベッカと共にフォーチュンシティから脱出した。
2017年 イーストミッション事件
「WT」
当時45歳。
『CASE:WEST』を生き延びたことで再び有名人となっており、かなり調子に乗っている。
結局パラレルワールドの『DR2OTR』冒頭と同じ道を歩んでいる。
ゾンビと戦わないくせにメインキャラの一人である。
ゾンビアウトブレイクが起きたイーストミッションを生中継するニュース番組にゲストとして呼ばれる。
暇さえあれば
不謹慎ジョークや皮肉を連発したり、自分の本の宣伝をしたり、戦場カメラマンだったことを自慢したり、主人公のチェイス・カーター達にあまり役に立たないアドバイスをしたりした。
2021年 第二次ウィラメッテ事件
「DR4」
当時52歳。
「DR3」の後、ニックの血液から作られたワクチンで体内のゾンビパラサイトは無力化されている。
弟子のヴィッキー・チューに連れられてウィラメッテにある民兵団「オブスキュリス」の基地に潜入する…が、ヴィッキーのせいで潜入がばれ、指名手配されてしまう。
その後、ハンク・イーストを名乗り講師として学校で活動していたが、「DHC」ならぬ「ZDC」のエージェント、ブラッド2号ことブラッド・パークからウィラメッテで再びゾンビアウトブレイクが起こっていることや、ヴィッキーがウィラメッテに潜入していることを聞き、再びウィラメッテへブラッドと共に赴く…が、オブスキュリスの副司令官ジェームズ・カバレロにより搭乗していたタンデムローター機をロケランで撃墜され、墜落したショッピングモールでブラッドと別れて一人で調査を始める。
ポッドキャスト配信をしているポーラやジャーナリストのダーシー、オブスキュリスと対立している即席の民兵団に所属するカイリー・ジェーン・ハモンドと協力して事件の真相を探る。
かつての事件と同様、数多くの生存者を救い、各地を占拠し悪事を働く
7つの武装集団をたった一人で殲滅した。
また、政府の依頼を受けゾンビの研究をしていた
オブスキュリスにもたった一人で挑む。
まずは拠点の一つである廃車置き場に乗り込んで
壊滅させ、司令官マリア・エレノア・ラケル・フォンタナの命を受けフランクを殺しに来た「火炎放射器兵」と対決する。火炎放射器兵は
ロケランを数発撃たれても耐えるほどしぶとかったが、背中の燃料タンクをむしり取られ爆発四散した。その後、別の拠点であるダムで前述の
ロケランを何発食らっても死なない副司令官ジェームズと彼が率いる精鋭部隊「エコー6」と交戦した末に殲滅し、更に彼らの目的がワイナリーの地下にあるバーナビーの研究所であることを突き止める。
オブスキュリスに持ち去られたバーナビーの研究データを奪うため基地に乗り込んで一人で基地を壊滅させる。
追い詰められた司令官フォンタナも一騎討ちの末に撃破。これにより、オブスキュリスは壊滅した。
オブスキュリスから奪った映像から、データを持ち去ったのはゾンビ化しながらも自我を保つことに成功し、更にゾンビ達を操る術を手にいれた「ゾンビの大将」コールダーであることを知る。
早速コールダーのアジトである地下を目指すが、今度はハモンドのボスであるトム・ピクトンがサイコ化。捕まったハモンドを助けるため、今度はトム率いる民兵団に挑む。
元一般人であるトムの民兵団はフランクさんの敵としては不相応であり、あっさりと壊滅する。
しかし、トムは強盗集団と結託し始め、更に彼らのボスとなりフランクさんの前に立ち塞がるが、軍事基地を既に壊滅させているフランクに勝てるはずもなく、強盗集団もろとも倒される。
そしてようやく、コールダーのアジトに潜入し高い知性と身体能力を併せ持つ進化型ゾンビを従える彼からバーナビーの研究データを盗み出すが、クソ女ヴィッキーにデータを盗まれる。
更にヴィッキーはコールダーに襲われ、データを奪い返された挙げ句カメラを爆破され、ぶちギレたフランクさんはコールダーと対決する。
ロケランを何十発食らっても死なないコールダーは強敵だったが、ヴィッキーと協力してコールダーを倒す。ブラッド2号と合流したあと、ヴィッキーがバーナビーのデータのバックアップを持っていたことを知り、ここにもう用は無いとばかりに脱出を目指すが、ゾンビの数があまりに多かったためにブラッド2号とヴィッキーを脱出させ、自らはゾンビに食われてしまった…。
フランク ライジング
バーナビーの元同僚ダイアン・ブラックバーンの投薬により自我を取り戻すと、人間に戻るため必要な材料を回収していく。
また、ハモンドがオブスキュリスのヘリをハイジャックして脱出しようとしていることを知り、彼女の手助けをしようとするが、ブラックバーンは魔が差してフランクを貴重なサンプルとして捕獲するためオブスキュリス側に付き対立することになる。
オブスキュリス残党はエキゾ兵や火炎放射器兵をかき集めてフランクさんに挑むも武器を一切持たないゾンビフランク一体によって全滅。
追い詰められたブラックバーンは降参し、フランクさんをバーナビーが開発した機械で人間に戻す。
その後、ハイジャックに成功したハモンド達、ブラックバーンと共にフランクさんは脱出に成功。
再び有名人となる。
外部出演
「ヴァンパイア」シリーズの
レイレイとペアユニットを組む。
メイン武器はスモールチェーンソーと
焼けたフライパン。
キョンシーとジャーナリストという異色のペアだったが、二人ともノリが良く、何でも武器にして投げまくる、という共通点があるからか相性抜群の
ベストカップルだった。
また、
身近なものを武器とするキャラクター繋がりで「ダイナマイト刑事」の
ブルーノ・デリンジャーとも共演した。
この他、
クリス・レッドフィールドからBSAAへ入るようスカウトされてもいる。
しかし当の本人は感染しており、ゾンブレックス探しがあったため連絡先の交換だけに留まった。
クリスによれば、同時多発テロ事件としてラクーンシティと同時期にウィラメッテ事件も起こった様子で、かなり強くスカウトされていた。
クリスのような引き締まった筋骨隆々な肉体と言うわけではないが、彼からは重要な戦力になるであろう事を期待されていた。
タツノコ VS. CAPCOM
あらゆる武器やカメラ、ゾンビを駆使して戦う。
レベルアップという原作を意識した彼固有のシステムがあり、コンボ数を上げてスナップショットを撮るとヒット数に応じた経験値がもらえる。レベルアップするととても強力になるため、いかに素早くレベル5に持っていけるかが味噌となるがチーム戦要素をうまく使えばさほどレベル上げはむつかしくはない。
初期にこのゲームを荒らしていたダークフェニックスを問答無用で倒す「DP殺すマン」として一時脚光を浴びたことがある。
同じくカメラマンだからかスパイダーマンに対するセリフが多い。
エンディングは別のマルチバースからヒーロー(デアデビルやロックマンX等)のゾンビたちがやってくる。これに対処するためにゾンビ専門家としてMrファンタスティックとともに旅立つというもの。
「MARVEL vs. CAPCOM:INFINITE」
アンブレラ社の後継企業エイムブレラを単独で調査していたところで、マインド・ストーンを探しに来ていた
クリス・レッドフィールド、スパイダーマンと遭遇し彼らと共闘したことを機にアベンジャーズと協力することになる。
マイク・ハガーや
ブラックスパイダーマン、
サノスにストーリー上で勝利してしまうなど、格ゲー補正が無くても超人であることが明らかとなってしまった。
余談
『
バイオハザード5』において「Willamette Park Journal」なる新聞紙が登場。
バイオシリーズとデッドラシリーズが同一世界なのか、ただのスタッフの遊び心なのかは不明だが、前述の『
PROJECT X ZONE』ではこれを反映させたと思しき
クロスオーバーならではの一幕が見られる。
なお、『デッドライジング』発売当初は実際に「アンブレラ社からのお知らせ」と言う形で、「ウィラメッテ事件と当社とは本当に一切関係ございません」と言うチラシが配付されていた。
類似したキャラクター
バイオハザード発生により人間が怪物に変貌した絶望的な世界で一人だけギャグマンガのキャラのような身体能力とタフネスさ、何でも武器にする臨機応変さで無双する主人公という部分が完全に一致している。
ただ、回復アイテムは不要。
自動回復します。
また、生存者を安全な場所までエスコートしたり、コンボ武器を作ったりもする。
凄ェ!!
『
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』シリーズの外伝作『ゾンビリベンジ』に登場する内務庁特務調査室に所属する男で、千年の歴史を持つ一子相伝の拳法毒島流の伝承者。
ゾンビ相手に素手で渡り合い、その際には独特かつ高威力の毒島流の奥義の数々でゾンビを葬り去るという異色のキャラ。
また、開発元が『ダイナマイト刑事』と同じことから拾える武器もネタ性の強めのものが存在しているのも共通している。
前述の『PROJECT X ZONE』でも出演しており、同じようにゾンビと格闘で渡り合うフランクにはシンパシーを感じている模様。
追記・修正はゾンビ化したあと人間に戻ってから…
- 記事作成乙。 しかしロケラン強調しすぎじゃないか?www -- 名無しさん (2019-09-30 00:09:59)
- プロクロにも当然のように参戦。やりたい放題だった… -- 名無しさん (2019-09-30 00:15:05)
- アダムとエヴァンのマッキンタイヤー兄弟のせいでピエロが苦手に -- 名無しさん (2019-09-30 01:55:15)
- 初代しか知らなかったからここまで本編でオモチャにされてたとは思わなんだ -- 名無しさん (2019-09-30 08:45:42)
- X-MENのフェニックスにコブンの頭をかぶせてダークフェニックスを阻止した男 -- 名無しさん (2019-09-30 09:43:41)
- ↑2 同じく。まぁネタゲーですし… -- 名無しさん (2019-09-30 10:27:32)
- 無印より後はだいぶクズよりなんだけど、それでも大量の人間を救ってるのが一味違うところだよな クズだけど… -- 名無しさん (2019-09-30 10:55:09)
- 吹き替えが小山力也さんだったのはジャック・バウアーを意識していたんだろうか -- 名無しさん (2019-09-30 11:51:05)
- 何時の間にかサイコパスよりサイコな主人公になってるからなあ…ゾンビパニックで精神が病んだと思うと笑えない -- 名無しさん (2019-09-30 13:18:17)
- ハッハー!! -- 名無しさん (2019-09-30 18:54:48)
- タツカプUASは第一次ウィラメッテ事件よりも前の出来事なんだっけか、エンディングの描写では -- 名無しさん (2019-10-01 23:40:01)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2019-10-12 13:22:28)
- 本文中にあるとおり、本人もアウトブレイクで狂ったサイコには変わりないというのが皮肉というか何というか。2のチャックさんが凄い普通に見える -- 名無しさん (2020-03-23 22:42:39)
- コスプレのところ大神じゃなくて犬神になってません? -- 名無しさん (2020-07-27 11:16:33)
- オフレコとかウォッチタワーでは自伝書いてるけど、特殊部隊と戦った下りも書いてあるんだろうか -- 名無しさん (2021-05-08 16:27:32)
- 「バイオハザード5」におけるクリス・レッドフィールドと同じ世界に生きており ←2023/02/05 (日) 19:04:55で追記されてるけど、これソースどこ?Wikipediaにも同じ事が出典なしで書かれてるんだけど -- 名無しさん (2024-07-18 17:35:40)
- ↑バイオ5にウィラメッテの記事がある(ファイルとしては読めない) -- 名無しさん (2024-09-20 13:20:14)
- ↑DRW Newspaperの画像を確認しましたが、それだけで世界が同じとも言い切れず、カメオ出演(スタッフのお遊び)と言う事だってできる。このあやふやな例以外でバイオとデッドラが同じ世界だと明言されてはない以上、断言するべきではない -- 名無しさん (2024-09-23 16:30:35)
- デッドラ4のフランクさんのサイコ化(キャラ改変)がPTSDによるものってどこでそんな言及あった?? -- 名無しさん (2024-10-02 16:08:51)
- ↑4の終盤で自分で言ってる。『オフレコ』の時点で既に4と同じキャラになってたけど「正史」時空でサイコキャラになったのは『ウォッチタワー』から -- 名無しさん (2024-10-03 21:00:17)
- ↑ 2度すまんけど、それってどこのシーン?ストーリームービーの動画見返してるんだけど、字幕offなのかどこで言ってるか分からない。 -- 名無しさん (2024-10-07 00:37:26)
- 言い方クッソ悪いけど、フランクさんの特徴って「禿かけで小太りの中年白人でそこらにいるステレオタイプのアメリカンおっさん」という珍しくも何でもない洋ゲーあるあるキャラなのにこれをキャラ商法でも名高いカプコンの一躍人気の看板キャラの仲間入りさせた手腕はお見事と言わざるを得ない。 -- 名無しさん (2025-01-21 14:35:29)
最終更新:2025年01月21日 14:35