登録日:2019/11/04 Mon 03:26:22
更新日:2024/12/22 Sun 13:51:24
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えーと……つまり、祖国のためとか、命を懸けてとかじゃなくて、その……
美味い紅茶を飲めるのは生きている間だけだから……
みんな、死なないように戦い抜こう!
概要
これは
アスターテ会戦で「辛うじて全滅は免れた」ほどに損耗の激しかった第4・第6艦隊を一旦解体併合した上で新兵を加えることで編成されたものである。
当初は半個艦隊に相当する6400隻しか持たない
「敗残兵と新兵の寄せ集め」だったが、
艦隊結成後の初任務で要塞無血攻略に成功し、この功績を見てアスターテに参戦したヤンの古巣である第2艦隊の残存戦力を編入することで一個艦隊に昇格した。
だがイゼルローン無血占領という大きな戦果に気を良くした同盟が
無謀な侵攻作戦を発動。
8個艦隊が全滅もしくは大損害を受ける中、3割損失という遠征軍の中では比較的軽微な被害で済んだ第13艦隊は約半数を失った第10艦隊を吸収合併した上で対帝国最前線である
イゼルローン要塞の駐留艦隊に任命される。
ここから正式に「ヤン艦隊」と呼ばれるようになり、
ヤン・ウェンリーの活躍と名声も相まって自由惑星同盟軍の中でも最強と評されるようになる。
最初の任務が
同盟軍内のクーデター鎮圧というヤンとしては不本意な内容になるも、クーデター派の第11艦隊に圧勝し、強力な防衛システム
アルテミスの首飾りも無血で全滅させた上で解決したことで、改めてヤンとその部隊の実力の高さを知らしめた。
ラグナロック作戦で
イゼルローン要塞を放棄するも、ヤン艦隊としては健在であり以降も同盟軍の部隊として戦い続けた。
しかしヤンとラインハルトの事実上の決闘であるバーミリオン星域会戦の最中、ヒルダが提案した帝国の双璧率いる別働隊がハイネセンに迫ると、無責任政治家の
ヨブ・トリューニヒトが会議を武力制圧した上で降伏を宣言。
戦後にヤンは退役し、ここに同盟軍公称としての「ヤン艦隊」は終わりを迎えることになる。
ヤン艦隊の幹部たち
艦隊の人員は適材適所に得意とする職務に合わせて配置。スペシャリストが能力を最大限に発揮できる体制を作ることで組織を極めて高度に維持していた。
反面、個々の能力の高さで陣容の厚い帝国軍とどうにかギリギリ渡り合えていた状態であり、幹部一人が欠けることの影響はより大きい。
軍隊ではあるものの、総司令官
ヤン・ウェンリーやその関係者の人柄などもあってか非常にアットホームで仲間意識や団結心も強く、内外からの評判や信頼も高い。
一方でその親密さが軍閥化を警戒される一因になったりと、長所と短所が見事に表裏一体。
また、ヤンが最高意思決定者、そのヤンを立場的に並列な幹部たちが支えるという形になっており、明確なNo.2がいないことも特徴。
オーベルシュタイン「組織としてまことに結構なことだな」
現実的に考えれば、ヤンの代打を務めうる人材がおらず、また規模も小さい故のことではあるのだが。
◆ヤン・ウェンリー
ヤン艦隊の総司令官にしてヤン・ファミリーの若きリーダー。
ヤン艦隊随一の頭脳にして用兵のスペシャリストで、敵が予想だにしない奇策や戦術を考えつくことから「魔術師ヤン(ヤン・ザ・マジシャン)」「ペテン師」の異名を持ち、帝国軍からも恐れられる自由惑星同盟最高の智将である。
反面、直接的な戦闘やその他の事務的な仕事などはてんで不向き。
首から下が不要。
◆フレデリカ・グリーンヒル
ヤンの副官にして後に妻となる女性。
几帳面な性格もあって料理は下手で、特に挟むもの以外が非常に苦手。情報処理のスペシャリストで、驚異的な記憶力でヤンをサポートする。
◆ユリアン・ミンツ
ヤンの養子にして魔術師の後継者。
ヤン・シェーンコップ・ポプランらを師匠にそれぞれの得意分野で高い才能を有する。
白兵戦や空戦もこなし、ヤンの英才教育の結果、敵の策をヤンとは別の視点から先に見抜くなど秀才ぶりを誇る。女性付き合いがヤンに似る形でよかった
◆ダスティ・アッテンボロー
ヤンの士官学校時代の後輩にして相棒の一人。元はウランフ中将の配下。伊達と酔狂で革命を遂行する。
ゲリラ戦術のスペシャリストで、特に「
逃げる演技」にかけては右に出る者はおらず、それによる陽動・囮作戦では屈指の実力を発揮する。
◆アレックス・キャゼルヌ
事務処理・後方支援・兵站のスペシャリストで、イゼルローンの資源や行政を一手に引き受けるヤン艦隊の縁の下の力持ち。ヤンの6歳上の先輩であり家族ぐるみの付き合いもある。
ヤンに階級を追い越されたがイゼルローン赴任の際に部下に招かれ、以前と同様のタメ口でやり取りをしつつも彼なりに後輩を気にかけ続けていた。
ヤン以外で階級が一番高く臨時司令官となったこともあるが戦闘に関しては全く素人。
◆オリビエ・ポプラン
空戦のスペシャリストで、戦闘艇スパルタニアンの
エースパイロット。さらには白兵戦もそこそここなせる。
「イゼルローンの諸星あたる」とファンから評されるほどの女好き。
おかげで旧OVAのCVが諸星あたると同じになった。
◆ワルター・フォン・シェーンコップ
同盟軍最強の白兵戦部隊、薔薇の騎士(ローゼンリッター)連隊の第13代連隊長、後に
イゼルローン要塞防御指揮官。
白兵戦闘・陸戦のスペシャリストで、直接的な戦闘であれば
石器時代の勇者を除けば作中最強の実力を誇る。
艦隊戦では直接出番こそ無いが、戦闘全体を見渡す戦略眼は持っている。
◆ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
リップシュタット戦役で貴族連合の形ばかりの総指揮官を務め、敗戦直前に亡命してきた帝国軍の宿将。
小型戦闘挺部隊を駆使した近接戦闘での強襲を得意とし、ポプランらの能力を最大限に発揮させていた。
戦闘前に
ウイスキーをラッパ飲みで煽るなどヤン艦隊の自由な気風に染まりつつ、帝国軍の軍服を着続け時間にも正確とムライとは違う形の規律の象徴でもあった。
◆ムライ
ヤン艦隊の参謀長。
常識と秩序のスペシャリスト(?)で「歩く小言」。
第13艦隊結成当初から招集されているが、当初は常識外れな編成と初任務に、そしてそれを常識外れな作戦で成功されるヤンの姿に自らの必要性に疑問を感じていた。
やがて「自分があえて常識論をぶつけ、ヤンがそれに答えることで作戦の説得力が強化される」という一種の叩き台憎まれ役であるという結論に至り、その役割に徹した。
フリーダムなヤン艦隊の面々からは苦手意識を持たれつつも決して嫌われてはおらず、一線を保つために必要不可欠な人であると理解されていた。
◆エドウィン・フィッシャー
ヤンと同じくアスターテ会戦を生き残った人物。
神がかり的な艦隊運用術を誇る艦隊運用のスペシャリストで、機動力の要。
ヤン艦隊の「生きる航路図」がいてこそヤン艦隊は抜群のコンビネーションを発揮できる。
◆バグダッシュ
元は救国軍事会議が送り込んできた
スパイだったが寝返った。
情報戦のスペシャリストで、敵を攪乱する情報操作からハッキングまで色々とこなす。
◆フョードル・パトリチェフ
副参謀長。士気向上のスペシャリスト。
ヤンとは惑星エコニアでの騒動からの付き合い。
◆ルイ・マシュンゴ
ローゼンリッターに匹敵する白兵戦能力を誇るシェーンコップもお墨付き。後にユリアンの専属的なボディガード兼相棒。
◆スーン・スール
元はビュコックの副官。士官学校次席。ちなみに主席はあのアンドリュー・フォークである
スールズカリッターというのが本来の姓だが、ビュコックにスールと愛称で呼ばれるようになるとそれを気に入って改名したほど。
◆マリノ
戦艦ヒューベリオンの初代艦長。後に分艦隊の司令官となる。
主に囮や伏兵による奇襲を担当することが多く、グエンが戦死した後は突撃戦もこなす。
◆グエン・バン・ヒュー
同盟では珍しい猛将タイプの軍人。
突撃戦のスペシャリストで、帝国のビッテンフェルトにも匹敵する艦隊の突進力・攻撃力はヤン艦隊では随一。
ブレーキ役の副官に恵まれなかったために早い段階で戦死してしまい、活躍には恵まれなかったとても惜しい逸材。
◆イワン・コーネフ
ポプランと並ぶ空戦のスペシャリスト。
女好きで陽気なポプランとは対照的に、趣味はクロスワードパズルという実直な性格だが、ポプランとはウマが合い空戦隊のツートップで活躍する。
バーミリオン星域会戦で戦死する。実は直前に思いっきり[[死亡フラグ]]を立ててしまっている。
◆ウォーレン・ヒューズ、サレ・アジズ・ジェイクリ
ポプラン、コーネフと並ぶ空戦隊の撃墜王。
帝国領侵攻作戦で戦死する。
◆ニルソン
幸運の不沈艦にしてヤン艦隊の総旗艦の1つである戦艦ユリシーズの艦長。
ヤンとは第四次ティアマト会戦からの付き合いで以来、陽気な部下ともども最後までヤン艦隊を支え続けた。
◆ベルンハルト・フォン・シュナイダー
帝国時代以来のメルカッツの副官。メルカッツに自由惑星同盟亡命を勧めた張本人でもある。
メルカッツ個人への忠誠心で動く。
◆カーテローゼ・フォン・クロイツェル
空戦部隊の女性パイロット。ユリアンとはお似合いの
ツンデレ美少女。
シェーンコップの娘だが、本人は娘がいることは当初知らないどころか母親の顔さえ覚えていなかった。
◆ボリス・コーネフ
ヤンの幼馴染の悪友のフェザーンの商人。上記のイワン・コーネフとは顔を合わせたことのない従兄弟。
同盟政府から離脱して第三勢力となったヤンに情報を提供したり、彼の人脈を使ってフェザーン商人から出資をしてもらったりとサポートを行う。
ちなみに彼が所有する商船は一度、ユリアンの作戦で破壊されるが後に弁償として新しい輸送船をもらった。
ヤン艦隊の主な戦艦・戦力
◆ヒューベリオン
第13艦隊結成時に旗艦となった戦艦。ヤン艦隊の総旗艦として帝国にも名を知られるほど。ある意味、ヤン艦隊の象徴ともされる。
後にメルカッツ提督の分艦隊旗艦となる。
◆ユリシーズ
同盟軍の戦艦としては標準の戦艦で、本来は特別な戦艦ではないのだが幾多の死闘や危機的状況から軽傷で悉く生き残ることから「幸運の艦」と呼ばれるようになり、ヒューベリオンに代わってヤン艦隊の総旗艦として出世した。
何かと逸話が残る珍妙な面もあり、「トイレに被弾して汚水まみれになった」「偵察に出る度に敵を引き連れてくる」「600人の赤子とその母親を乗せた」という伝説を残している。
◆レダⅡ
最新鋭の高速巡航艦で、シャープな船体が特徴。主砲の数は従来の艦より少なくする代わりに威力や精度などを上げることで総合能力を高めている。
ハイネセン脱出の際やラインハルトとの会談の際の足としてこの艦を選んだりとヤンのお気に入りであるらしい。
…が、後に悲劇の現場にもなってしまう。
◆トリグラフ
ヤン艦隊がイゼルローン駐留軍となった際に与えられた最新鋭の戦艦。
三つ叉に分かれている特徴的な艦首砲のデザインがお気に召さず、アッテンボロー分艦隊の旗艦として与えられた。
バーラトの和約に伴って破棄されてしまい、ヤン艦隊に少なからず痛手を与えた。
◆マサソイト
トリグラフが破棄された後のアッテンボローの旗艦。ヒューベリオンとよく似たデザインをしている。
◆アガートラム
フィッシャー提督の分艦隊の旗艦。
トリグラフと共にバーラトの和約によって破棄された。
◆シヴァ
特殊工作戦艦で、ハリネズミを思わせるように無数のアンテナやクレーンが突き出ている。トリグラフ同様、主砲の火力が驚異的。
アガートラムが破棄された後のフィッシャー提督の旗艦となる。
◆マナナン・マクリル
新アニメ版におけるフィッシャーの旗艦で、アガートラムの代わりに登場。
◆ムフウエセ
マリノ分艦隊の旗艦。艦首が
シュモクザメの頭のような特徴的な形をしている。
◆マウリヤ
グエン分艦隊の旗艦。当初はヒューベリオンのようなカラーリングだったが虎のような個性的なカラーリングに塗装される。
◆パトロクロス
ヤン艦隊の戦艦ではないが一応記載。
第二艦隊に所属していた際に乗っていた大型の総旗艦。
アスターテ会戦で負傷した司令官のパエッタに指揮を託されたヤンは初めて艦隊の指揮を行い、見事帝国軍に一泡を吹かせた。
◆陸戦部隊‘薔薇の騎士’連隊
帝国からの亡命者とその子弟を中心に結成された陸戦隊。
新兵多数の半個艦隊でイゼルローンを攻略する無茶ぶりに応えるべく、ヤンが要請し結成当初の第13艦隊に加えられた白兵戦部隊。
普通は一週間はかかるとされる拠点の制圧を僅か三日で完了したり、敵旗艦へ強襲を仕掛けたりと陸戦では圧倒的な強さを誇る。
総指揮官のシェーンコップを含めて
ヤン・ウェンリーへの忠誠心は非常に高く、彼が窮地に陥った際には政府を敵に回してでも反逆するほど。
事実上、
ヤン・ウェンリーの私兵集団と化しており、最盛期には1000人以上もの隊員が所属していた。
ヤン艦隊のその後
劇中公称としてのヤン艦隊は消滅したが、その後もヤンたちの行動は続いていった。
エル・ファシル独立政府革命予備軍の成立
退役していたヤンだが、オーベルシュタインの差し金を受けた駐在弁務官レンネンカンプの勧告に同盟議長レベロが従いヤンが逮捕されてしまう。
さらには統合参謀本部長のロックウェルがヤンの暗殺に動いたが、これはシェーンコップとアッテンボロー、フレデリカの奮闘で阻止される。
この事件を機にヤンはハイネセンを脱出。エル・ファシル独立政府を頼り、「エル・ファシル独立政府革命予備軍」として再びヤン艦隊の面々が集うことに。
手始めに
イゼルローン要塞の奪取に成功するが、その最中に
第2次ラグナロック作戦が発動され、自由惑星同盟は滅亡してしまった。
自由惑星同盟を併呑した帝国はイゼルローンに侵攻するが、回廊の戦いで損害を被りながらも、彼らは銀河帝国の撃退に成功する。
しかし、艦隊運用の要であったフィッシャー提督が戦死し、ヤンはその神算鬼謀を支えていた手足を失う。
更に、地球教の策謀によって
ヤンが暗殺されてしまう。
(パトリチェフなども同時に殺害されてしまった)
ヤンの死後ーイゼルローン革命軍の戦い
ヤンと独立政府主席ロムスキーの死により、エル・ファシル独立政府は解散となった。
それでも
イゼルローン要塞に住む人口94万人余りが今度はフレデリカを主席、ユリアンを軍事司令官とした「イゼルローン共和政府」を樹立。
これまでの戦いでかつてのヤン艦隊幹部も数を減らしていた上、ヤンの死によって戦意喪失し離脱を選ぶ者も少なくなかった。
ムライもそうした離脱者のまとめ役となって汚れ役を引き受ける形で退出したが、「イゼルローン革命軍」として帝国への抵抗を続けることを選ぶ。
結果的にではあるがここでヤンの家族が自治政府トップになった事で、かつて自由惑星同盟政府が危惧したヤン艦隊軍閥化も実現してしまった感はあるが…。
ロイエンタール叛逆時には、ロイエンタールから「帝国軍の通行阻止」を、帝国から「イゼルローン回廊の通行許可」を求められたが、共和政府は帝国側の要請のみを受け入れ、帝国軍のメックリンガー艦隊の通行を許可した。
その後
第11次イゼルローン要塞攻防戦で帝国に勝利を収め、共和主義者たちのシンボルとして健在であることを示したが、帝国との事実上最後の戦いとなった
シヴァ星域会戦においてメルカッツやシェーンコップを失いながらも帝国との講和にこぎつける。
帝国はイゼルローン共和政府によるバーラト星系(旧同盟の首都星ハイネセンを擁する星系)の内政自治権を認め、代わってイゼルローン共和政府から
イゼルローン要塞は返還される約定がかわされた。
物語はここで終幕したが、その前提でイゼルローン共和政府のメンバーも動いているため、約定は守られただろう。
フェザーンに滞留して自由の道を歩く者。
自らの上官の死を報告するため出身地である帝国に帰る者。
帝国と戦いつつもいつか歴史家への道を志す者。
ハイネセンでの民主共和制に参画するであろう者。
個々のメンバーごとに、長い長い建設と守成の時代への途を、彼らは歩んでいくこととなるだろう。
巨大なアニヲタwikiも、内部に充満する人的エネルギーによって飽和状態に達するようで、この生死をかけた追記・修正をユリアン・ミンツは後に細部まで思い出す事が出来た。
どのような別れが、またどれほどの流血が彼らを待つのか、それらを承知してはいてもアニヲタwikiはヤン艦隊にとって祭りの広場だった。
せいぜい陽気に賑やかに、彼らにしか成し得ない項目を楽しもうではないか。
- ヤン・ウェンリーのガバガバシビリアンコントロール論が生み出した愚連隊と言っても過言じゃない気がする -- 名無しさん (2019-11-04 04:29:26)
- グエン・バン・ヒュー… -- 名無しさん (2019-11-04 08:29:44)
- サボりやセクハラには寛容だがパワハラにだけは厳しいある意味理想の職場。部下に暴力をふるった士官をヤンが速攻でクビにした逸話はヤンの人柄を表してる -- 名無しさん (2019-11-04 09:06:11)
- 自由惑星同盟の上層部の疑念も満更的外れって訳でもないんだよな。実際末期には同盟自体が死にたいだったとはいえ実質軍閥化したようなもんだし。そもそも致し方なかったとはいえ一個人に国の軍事権を集中させるのは危険通り越して無謀だし。特に同盟の末期の政治家たちはそのせいでゴールデンバウム王朝がラインハルトに乗っ取られるのを直接見てる訳だからな -- 名無しさん (2019-11-04 15:33:39)
- 「ヤン・ウェンリーと、その他少し」の評好き -- 名無しさん (2019-11-04 19:27:19)
- 文庫版の解説で「ヤン一人が極端に優秀すぎる」って書かれてたけど、当たり前というか仕方ないんだよな。アムリッツァで同盟の軍人殺し過ぎて残りもクーデターでほぼヤン艦隊のみが戦力になってしまった。他の幕僚たちも優秀とはいえやはりヤンがいてこそだし -- 名無しさん (2019-11-04 20:35:42)
- 民主主義を守ろうとすろうとした最後の砦?ヤン艦隊の後裔が実質民主主義を踏み躙るユリアンを頭にしたセクト・愚連隊と化して終幕したのは草も生えないんだよなあ -- 名無しさん (2019-11-04 21:11:28)
- そもそもヤン自身が民主主義者というよりアンチ独裁主義者・反ルドルフ主義者つった方が正確だしな。 -- 名無しさん (2019-11-04 21:28:08)
- それでもヤン艦隊は「崇高な目的のために始めて最悪の結果になった」ラグラングループや救国軍事会議なんかよりはずっとマシなところに落ち着いてる。何百年も先を見据えて、民主主義の種を残すという目的は達成できてるし、ベストよりベターを求めるヤンからすればユリアンの功績は上々だろう -- 名無しさん (2019-11-04 21:46:16)
- グエンの項目が無い…ヤン艦隊では貴重な突撃戦担当で、同盟軍でも珍しいパーソナルカラーの旗艦持ちだっりするのに -- 名無しさん (2019-11-04 23:25:32)
- ↑4確か作者の田中芳樹先生は元学生運動家上がりだったらしいからそこら辺の色が出ちゃったのかもね -- 名無しさん (2019-11-04 23:52:54)
- ラグラングループや救国軍事会議は、共通点として「目的のためならあらゆる手段を使っていい」と思い込んだところだな。反対にヤンは「手段を気にし過ぎて目的を達成する機会を自分から捨てた」男だと思う。栄光も理想も達成させられる才も機会も持っておきながら、自分の理念を固持し続けた。理想に殉じたと言えば聞こえはいいが、そんな生き方普通の奴には出来ないよ -- 名無しさん (2019-11-05 23:54:52)
- 「伊達と酔狂で革命ごっこしてるんだ」ってアッテンボローが断言するとこがこのファミリーを表してるよな -- 名無しさん (2019-12-11 14:27:03)
- ↑13 それは作者の問題だと思ったけどな。で、ひいては日本人のシビリアンコントロールに対する認識が浅いと感じた俺がいる -- 名無しさん (2019-12-15 16:19:49)
- ぶっちゃけ自由惑星同盟滅亡した後のヤン艦隊ってジオン公国滅亡後のネオ・ジオンやデラーズ・フリートの同類だから -- 名無しさん (2020-02-04 21:18:51)
- ヤン艦隊どころか、ヤン軍と言っても過言じゃないくらいヤン個人に権威が集まってるしね -- 名無しさん (2020-02-10 21:51:48)
- 自由惑星同盟の項目もお願いします -- 名無しさん (2020-04-19 07:10:52)
- ↑11 それは仕方ないよ。あの状況で、ユリアンたちに肩入れして、イゼルローン軍の政権になってくれる星系なんてなかっただろうし、かといってそのまま解散していたら、そのまま民主主義の火は立ち消えていたかもしれんし。ユリアンたちも、そうした面(民主主義とは反する軍閥化)は意識しながらも、民主主義の火を守り続けるためにあの道を選んだんじゃないかな。 -- 名無しさん (2020-04-19 09:22:07)
- そもそも銀英伝世界では「民主主義」が失伝してる可能性もあるな。自由惑星同盟の建国が帝国歴218年ということは、人類は200年以上民主主義を実践してこなかったことになる。ひとつの政治体制が忘れ去られるには充分な時間ではないだろうか。(つまり同盟で行なわれているのは断片的な資料からどうにか再現した「民主主義っぽい何か」。しかも戦時下で歪になったやつ) -- 名無しさん (2020-04-21 20:31:24)
- ビッテンフェルトはアムリッツァで敵前回頭ではなく、射程の切り替えで敗れてる。 -- 名無しさん (2020-05-15 00:23:11)
- 「リーダーであるヤンに対してもタメ口を聞いたりする者」ってあるけどそんなのいたっけ? -- 名無しさん (2020-07-09 04:56:48)
- ↑キャゼルヌ -- 名無しさん (2020-07-09 05:32:22)
- ヤン側もラインハルト側も死んでほしくない人ばかりだった ED3見てるとスーっと涙が出てくる -- 名無しさん (2020-09-02 00:38:03)
- ヤンはファーストネームなのにヤン・ファミリーって呼び方はおかしくない?ウェンリー・ファミリーになるはずでは?あと確か「ユリアンがヤン家に〜」みたく書かれてるところもあって変に思ってた。ウェンリー家だよね? -- 名無しさん (2020-09-02 00:59:38)
- ↑ヤンの父がヤン・タイロン。嫁がフレデリカ・グリーンヒル・ヤンって名乗ることから、ヤンはファミリーネームで、ウェンリーがファーストネーム。ヤン自身の回顧で、父親からウェンリーって呼ばれてるしな。 -- 名無しさん (2020-09-02 02:09:25)
- ↑2 つE式 -- 名無しさん (2022-04-30 17:00:21)
- エルファシルとヤン他の主戦派星系があっさり見捨てたのには笑った。クーデターの時といいヤンを使いこなしてやがる -- 名無しさん (2022-08-05 14:30:11)
- グエン・バン・ヒューが「同盟では珍しい猛将」?むしろ同盟って猛将(猪武者)ばっかりだと思っていたが。 -- 名無しさん (2022-08-08 17:57:30)
- ↑10何せゴールデンバーム王朝と国家革新同盟の目的が民主主義の駆逐だからな -- 名無しさん (2022-08-10 10:49:02)
- 自由惑星同盟の項目を立てたいんだけと内容が結構この項目と被るんだよね。この項目を自由惑星同盟の項目に編集するのと項目の分割どちらの方が良いかな? -- 名無しさん (2024-04-27 19:35:52)
- 内容の一部を他の項目に移しこの項目は自由惑星同盟の項目に編集しようと思っているんだけと反対の人はいますか? -- 名無しさん (2024-05-04 01:41:02)
- 個人的にはこのヤン艦隊のページを維持した上で自由惑星同盟の項目新設に一票。ビュコックとかラップとかの「ヤン艦隊に所属しなかった・できなかった人たち」をそっちに移す形で。 -- 名無しさん (2024-05-04 02:15:13)
- ↑自分も分割とどっちの方が良いか迷ったんだけどそうすると自由惑星同盟とヤン艦隊で内容やキャラクターが被るんだよね。なのでヤンの戦術とかよしみのある帝国将官の部分はヤン・ウェンリーの項目に移してこの項目は自由惑星同盟に編集した方が良いと思ったんだけど -- 名無しさん (2024-05-04 02:39:33)
- ↑ 新設の自由惑星同盟の項目にヤン艦隊の紹介も数行でざっと入れて「自由惑星同盟の軍人の内、ヤン艦隊に所属した者はそちらを参照」でいいのではと。 -- 名無しさん (2024-05-04 03:00:25)
- 艦隊戦術や帝国将官からの評価についてヤン本人の項目に移すのは賛成。 -- 名無しさん (2024-05-04 03:03:15)
- ↑じゃあ分割にするか。あとよしみのある帝国将官の部分はどうしよう?個人的にはまるで木に竹を接いであるような違和感があるのでヤン・ウェンリーの項目かもしくは銀河英雄伝説の項目に移したいんだけど -- 名無しさん (2024-05-04 03:14:53)
- この項目から自由惑星同盟の項目の分割を提案します -- 名無しさん (2024-05-04 03:16:04)
- 分離しました -- 名無しさん (2024-05-14 19:13:39)
- 結果的にフレデリカユリアンがトップに立つにせよ、上で勝手に選ぶんじゃなくて全員で選挙するなりして決を取れよと。民主主義を標榜する気があるならな -- 名無しさん (2024-06-06 13:32:48)
- 形上は暫定トップなんでしょ。シン・ゴジラで内閣総理大臣臨時代理が国会の議決でなく、生存閣僚の協議で立ってたようなもので。状況が落ち着いたら解散総選挙だ、と。民主主義だって、緊急時の政治的混乱を避けるための一時的な選挙棚上げくらいは想定している場合が多いし。 -- 名無しさん (2024-06-06 15:00:12)
最終更新:2024年12月22日 13:51