ヤン艦隊(銀河英雄伝説)

登録日:2019/11/04 Mon 03:26:22
更新日:2024/12/22 Sun 13:51:24
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えーと……つまり、祖国のためとか、命を懸けてとかじゃなくて、その……

美味い紅茶を飲めるのは生きている間だけだから……

みんな、死なないように戦い抜こう!


ヤン艦隊は銀河英雄伝説に登場するヤン・ウェンリーが総司令官を務める艦隊の通称である。
劇中世界の公式な通称であり、その名前が登場するのは帝国領侵攻作戦の敗戦処理でヤンが大将に昇進してからである。



概要


かつての帝国軍人であり後の銀河帝国の皇帝になるラインハルト・フォン・ローエングラムをも戦慄させるヤン艦隊の始まりは、ヤンの所属する自由惑星同盟(銀河英雄伝説)軍に「第13艦隊」が創設されたことから始まる。

これはアスターテ会戦で「辛うじて全滅は免れた」ほどに損耗の激しかった第4・第6艦隊を一旦解体併合した上で新兵を加えることで編成されたものである。
当初は半個艦隊に相当する6400隻しか持たない「敗残兵と新兵の寄せ集め」だったが、艦隊結成後の初任務で要塞無血攻略に成功し、この功績を見てアスターテに参戦したヤンの古巣である第2艦隊の残存戦力を編入することで一個艦隊に昇格した。

だがイゼルローン無血占領という大きな戦果に気を良くした同盟が無謀な侵攻作戦を発動。
8個艦隊が全滅もしくは大損害を受ける中、3割損失という遠征軍の中では比較的軽微な被害で済んだ第13艦隊は約半数を失った第10艦隊を吸収合併した上で対帝国最前線であるイゼルローン要塞の駐留艦隊に任命される。

ここから正式に「ヤン艦隊」と呼ばれるようになり、ヤン・ウェンリーの活躍と名声も相まって自由惑星同盟軍の中でも最強と評されるようになる。

最初の任務が同盟軍内のクーデター鎮圧というヤンとしては不本意な内容になるも、クーデター派の第11艦隊に圧勝し、強力な防衛システムアルテミスの首飾りも無血で全滅させた上で解決したことで、改めてヤンとその部隊の実力の高さを知らしめた。

しかし民衆に人気があり過ぎるヤンは軍閥化を半ば危険視する政府中枢から政治的に追い込まれていく。
嫌がらせの査問会によってヤン不在の中で別の帝国要塞をワープさせてイゼルローンにぶつけるという窮地もあったが、
部下の奮闘とヤンの帰還が間に合ったことでどうにか凌ぎきる。

ラグナロック作戦イゼルローン要塞を放棄するも、ヤン艦隊としては健在であり以降も同盟軍の部隊として戦い続けた。
しかしヤンとラインハルトの事実上の決闘であるバーミリオン星域会戦の最中、ヒルダが提案した帝国の双璧率いる別働隊がハイネセンに迫ると、無責任政治家のヨブ・トリューニヒトが会議を武力制圧した上で降伏を宣言。
戦後にヤンは退役し、ここに同盟軍公称としての「ヤン艦隊」は終わりを迎えることになる。


ヤン艦隊の幹部たち

艦隊の人員は適材適所に得意とする職務に合わせて配置。スペシャリストが能力を最大限に発揮できる体制を作ることで組織を極めて高度に維持していた。
反面、個々の能力の高さで陣容の厚い帝国軍とどうにかギリギリ渡り合えていた状態であり、幹部一人が欠けることの影響はより大きい。
軍隊ではあるものの、総司令官ヤン・ウェンリーやその関係者の人柄などもあってか非常にアットホームで仲間意識や団結心も強く、内外からの評判や信頼も高い。
一方でその親密さが軍閥化を警戒される一因になったりと、長所と短所が見事に表裏一体。

また、ヤンが最高意思決定者、そのヤンを立場的に並列な幹部たちが支えるという形になっており、明確なNo.2がいないことも特徴。
オーベルシュタイン「組織としてまことに結構なことだな」
現実的に考えれば、ヤンの代打を務めうる人材がおらず、また規模も小さい故のことではあるのだが。


ヤン・ウェンリー
ヤン艦隊の総司令官にしてヤン・ファミリーの若きリーダー。
ヤン艦隊随一の頭脳にして用兵のスペシャリストで、敵が予想だにしない奇策や戦術を考えつくことから「魔術師ヤン(ヤン・ザ・マジシャン)」「ペテン師」の異名を持ち、帝国軍からも恐れられる自由惑星同盟最高の智将である。
反面、直接的な戦闘やその他の事務的な仕事などはてんで不向き。首から下が不要。


◆フレデリカ・グリーンヒル
ヤンの副官にして後に妻となる女性。
几帳面な性格もあって料理は下手で、特に挟むもの以外が非常に苦手。情報処理のスペシャリストで、驚異的な記憶力でヤンをサポートする。



◆ユリアン・ミンツ
ヤンの養子にして魔術師の後継者。
ヤン・シェーンコップ・ポプランらを師匠にそれぞれの得意分野で高い才能を有する。
白兵戦や空戦もこなし、ヤンの英才教育の結果、敵の策をヤンとは別の視点から先に見抜くなど秀才ぶりを誇る。女性付き合いがヤンに似る形でよかった


◆ダスティ・アッテンボロー
ヤンの士官学校時代の後輩にして相棒の一人。元はウランフ中将の配下。伊達と酔狂で革命を遂行する。
ゲリラ戦術のスペシャリストで、特に「逃げる演技」にかけては右に出る者はおらず、それによる陽動・囮作戦では屈指の実力を発揮する。


アレックス・キャゼルヌ
事務処理・後方支援・兵站のスペシャリストで、イゼルローンの資源や行政を一手に引き受けるヤン艦隊の縁の下の力持ち。ヤンの6歳上の先輩であり家族ぐるみの付き合いもある。
ヤンに階級を追い越されたがイゼルローン赴任の際に部下に招かれ、以前と同様のタメ口でやり取りをしつつも彼なりに後輩を気にかけ続けていた。
ヤン以外で階級が一番高く臨時司令官となったこともあるが戦闘に関しては全く素人。

◆オリビエ・ポプラン
空戦のスペシャリストで、戦闘艇スパルタニアンのエースパイロット。さらには白兵戦もそこそここなせる。
「イゼルローンの諸星あたる」とファンから評されるほどの女好き。おかげで旧OVAのCVが諸星あたると同じになった。


ワルター・フォン・シェーンコップ
同盟軍最強の白兵戦部隊、薔薇の騎士(ローゼンリッター)連隊の第13代連隊長、後にイゼルローン要塞防御指揮官。
白兵戦闘・陸戦のスペシャリストで、直接的な戦闘であれば石器時代の勇者を除けば作中最強の実力を誇る。
艦隊戦では直接出番こそ無いが、戦闘全体を見渡す戦略眼は持っている。


ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
リップシュタット戦役で貴族連合の形ばかりの総指揮官を務め、敗戦直前に亡命してきた帝国軍の宿将。
小型戦闘挺部隊を駆使した近接戦闘での強襲を得意とし、ポプランらの能力を最大限に発揮させていた。
戦闘前にウイスキーをラッパ飲みで煽るなどヤン艦隊の自由な気風に染まりつつ、帝国軍の軍服を着続け時間にも正確とムライとは違う形の規律の象徴でもあった。


◆ムライ
ヤン艦隊の参謀長。
常識と秩序のスペシャリスト(?)で「歩く小言」。
第13艦隊結成当初から招集されているが、当初は常識外れな編成と初任務に、そしてそれを常識外れな作戦で成功されるヤンの姿に自らの必要性に疑問を感じていた。
やがて「自分があえて常識論をぶつけ、ヤンがそれに答えることで作戦の説得力が強化される」という一種の叩き台憎まれ役であるという結論に至り、その役割に徹した。
フリーダムなヤン艦隊の面々からは苦手意識を持たれつつも決して嫌われてはおらず、一線を保つために必要不可欠な人であると理解されていた。


◆エドウィン・フィッシャー
ヤンと同じくアスターテ会戦を生き残った人物。
神がかり的な艦隊運用術を誇る艦隊運用のスペシャリストで、機動力の要。
ヤン艦隊の「生きる航路図」がいてこそヤン艦隊は抜群のコンビネーションを発揮できる。


◆バグダッシュ
元は救国軍事会議が送り込んできたスパイだったが寝返った。
情報戦のスペシャリストで、敵を攪乱する情報操作からハッキングまで色々とこなす。


◆フョードル・パトリチェフ
副参謀長。士気向上のスペシャリスト。
ヤンとは惑星エコニアでの騒動からの付き合い。


◆ルイ・マシュンゴ
ローゼンリッターに匹敵する白兵戦能力を誇るシェーンコップもお墨付き。後にユリアンの専属的なボディガード兼相棒。


◆スーン・スール
元はビュコックの副官。士官学校次席。ちなみに主席はあのアンドリュー・フォークである
スールズカリッターというのが本来の姓だが、ビュコックにスールと愛称で呼ばれるようになるとそれを気に入って改名したほど。


◆マリノ
戦艦ヒューベリオンの初代艦長。後に分艦隊の司令官となる。
主に囮や伏兵による奇襲を担当することが多く、グエンが戦死した後は突撃戦もこなす。


◆グエン・バン・ヒュー
同盟では珍しい猛将タイプの軍人。
突撃戦のスペシャリストで、帝国のビッテンフェルトにも匹敵する艦隊の突進力・攻撃力はヤン艦隊では随一。
ブレーキ役の副官に恵まれなかったために早い段階で戦死してしまい、活躍には恵まれなかったとても惜しい逸材。


◆イワン・コーネフ
ポプランと並ぶ空戦のスペシャリスト。
女好きで陽気なポプランとは対照的に、趣味はクロスワードパズルという実直な性格だが、ポプランとはウマが合い空戦隊のツートップで活躍する。
バーミリオン星域会戦で戦死する。実は直前に思いっきり[[死亡フラグ]]を立ててしまっている。


◆ウォーレン・ヒューズ、サレ・アジズ・ジェイクリ
ポプラン、コーネフと並ぶ空戦隊の撃墜王。
帝国領侵攻作戦で戦死する。

◆ニルソン
幸運の不沈艦にしてヤン艦隊の総旗艦の1つである戦艦ユリシーズの艦長。
ヤンとは第四次ティアマト会戦からの付き合いで以来、陽気な部下ともども最後までヤン艦隊を支え続けた。

◆ベルンハルト・フォン・シュナイダー
帝国時代以来のメルカッツの副官。メルカッツに自由惑星同盟亡命を勧めた張本人でもある。
メルカッツ個人への忠誠心で動く。

◆カーテローゼ・フォン・クロイツェル
空戦部隊の女性パイロット。ユリアンとはお似合いのツンデレ美少女。
シェーンコップの娘だが、本人は娘がいることは当初知らないどころか母親の顔さえ覚えていなかった。

◆ボリス・コーネフ
ヤンの幼馴染の悪友のフェザーンの商人。上記のイワン・コーネフとは顔を合わせたことのない従兄弟。
同盟政府から離脱して第三勢力となったヤンに情報を提供したり、彼の人脈を使ってフェザーン商人から出資をしてもらったりとサポートを行う。

ちなみに彼が所有する商船は一度、ユリアンの作戦で破壊されるが後に弁償として新しい輸送船をもらった。

ヤン艦隊の主な戦艦・戦力


◆ヒューベリオン
第13艦隊結成時に旗艦となった戦艦。ヤン艦隊の総旗艦として帝国にも名を知られるほど。ある意味、ヤン艦隊の象徴ともされる。
後にメルカッツ提督の分艦隊旗艦となる。


◆ユリシーズ
同盟軍の戦艦としては標準の戦艦で、本来は特別な戦艦ではないのだが幾多の死闘や危機的状況から軽傷で悉く生き残ることから「幸運の艦」と呼ばれるようになり、ヒューベリオンに代わってヤン艦隊の総旗艦として出世した。

何かと逸話が残る珍妙な面もあり、「トイレに被弾して汚水まみれになった」*1「偵察に出る度に敵を引き連れてくる」「600人の赤子とその母親を乗せた」*2*3という伝説を残している。


◆レダⅡ
最新鋭の高速巡航艦で、シャープな船体が特徴。主砲の数は従来の艦より少なくする代わりに威力や精度などを上げることで総合能力を高めている。
ハイネセン脱出の際やラインハルトとの会談の際の足としてこの艦を選んだりとヤンのお気に入りであるらしい。
…が、後に悲劇の現場にもなってしまう。


◆トリグラフ
ヤン艦隊がイゼルローン駐留軍となった際に与えられた最新鋭の戦艦。
三つ叉に分かれている特徴的な艦首砲のデザインがお気に召さず、アッテンボロー分艦隊の旗艦として与えられた。
バーラトの和約に伴って破棄されてしまい、ヤン艦隊に少なからず痛手を与えた。


◆マサソイト
トリグラフが破棄された後のアッテンボローの旗艦。ヒューベリオンとよく似たデザインをしている。


◆アガートラム
フィッシャー提督の分艦隊の旗艦。
トリグラフと共にバーラトの和約によって破棄された。


◆シヴァ
特殊工作戦艦で、ハリネズミを思わせるように無数のアンテナやクレーンが突き出ている。トリグラフ同様、主砲の火力が驚異的。
アガートラムが破棄された後のフィッシャー提督の旗艦となる。

◆マナナン・マクリル
新アニメ版におけるフィッシャーの旗艦で、アガートラムの代わりに登場。


◆ムフウエセ
マリノ分艦隊の旗艦。艦首がシュモクザメの頭のような特徴的な形をしている。


◆マウリヤ
グエン分艦隊の旗艦。当初はヒューベリオンのようなカラーリングだったが虎のような個性的なカラーリングに塗装される。


◆パトロクロス
ヤン艦隊の戦艦ではないが一応記載。
第二艦隊に所属していた際に乗っていた大型の総旗艦。
アスターテ会戦で負傷した司令官のパエッタに指揮を託されたヤンは初めて艦隊の指揮を行い、見事帝国軍に一泡を吹かせた。





◆陸戦部隊‘薔薇の騎士(ローゼンリッター)’連隊
帝国からの亡命者とその子弟を中心に結成された陸戦隊。
新兵多数の半個艦隊でイゼルローンを攻略する無茶ぶりに応えるべく、ヤンが要請し結成当初の第13艦隊に加えられた白兵戦部隊。
普通は一週間はかかるとされる拠点の制圧を僅か三日で完了したり、敵旗艦へ強襲を仕掛けたりと陸戦では圧倒的な強さを誇る。

総指揮官のシェーンコップを含めてヤン・ウェンリーへの忠誠心は非常に高く、彼が窮地に陥った際には政府を敵に回してでも反逆するほど。
事実上、ヤン・ウェンリーの私兵集団と化しており、最盛期には1000人以上もの隊員が所属していた。







ヤン艦隊のその後

劇中公称としてのヤン艦隊は消滅したが、その後もヤンたちの行動は続いていった。

エル・ファシル独立政府革命予備軍の成立

退役していたヤンだが、オーベルシュタインの差し金を受けた駐在弁務官レンネンカンプの勧告に同盟議長レベロが従いヤンが逮捕されてしまう。
さらには統合参謀本部長のロックウェルがヤンの暗殺に動いたが、これはシェーンコップとアッテンボロー、フレデリカの奮闘で阻止される。
この事件を機にヤンはハイネセンを脱出。エル・ファシル独立政府を頼り、「エル・ファシル独立政府革命予備軍」として再びヤン艦隊の面々が集うことに。
手始めにイゼルローン要塞の奪取に成功するが、その最中に第2次ラグナロック作戦が発動され、自由惑星同盟は滅亡してしまった。
自由惑星同盟を併呑した帝国はイゼルローンに侵攻するが、回廊の戦いで損害を被りながらも、彼らは銀河帝国の撃退に成功する。
しかし、艦隊運用の要であったフィッシャー提督が戦死し、ヤンはその神算鬼謀を支えていた手足を失う。
更に、地球教の策謀によってヤンが暗殺されてしまう。
(パトリチェフなども同時に殺害されてしまった)

ヤンの死後ーイゼルローン革命軍の戦い

ヤンと独立政府主席ロムスキーの死により、エル・ファシル独立政府は解散となった。
それでもイゼルローン要塞に住む人口94万人余りが今度はフレデリカを主席、ユリアンを軍事司令官とした「イゼルローン共和政府」を樹立。
これまでの戦いでかつてのヤン艦隊幹部も数を減らしていた上、ヤンの死によって戦意喪失し離脱を選ぶ者も少なくなかった。
ムライもそうした離脱者のまとめ役となって汚れ役を引き受ける形で退出したが、「イゼルローン革命軍」として帝国への抵抗を続けることを選ぶ。

結果的にではあるがここでヤンの家族が自治政府トップになった事で、かつて自由惑星同盟政府が危惧したヤン艦隊軍閥化も実現してしまった感はあるが…。

ロイエンタール叛逆時には、ロイエンタールから「帝国軍の通行阻止」を、帝国から「イゼルローン回廊の通行許可」を求められたが、共和政府は帝国側の要請のみを受け入れ、帝国軍のメックリンガー艦隊の通行を許可した。
その後第11次イゼルローン要塞攻防戦で帝国に勝利を収め、共和主義者たちのシンボルとして健在であることを示したが、帝国との事実上最後の戦いとなったシヴァ星域会戦においてメルカッツやシェーンコップを失いながらも帝国との講和にこぎつける。
帝国はイゼルローン共和政府によるバーラト星系(旧同盟の首都星ハイネセンを擁する星系)の内政自治権を認め、代わってイゼルローン共和政府からイゼルローン要塞は返還される約定がかわされた。


物語はここで終幕したが、その前提でイゼルローン共和政府のメンバーも動いているため、約定は守られただろう。
フェザーンに滞留して自由の道を歩く者。
自らの上官の死を報告するため出身地である帝国に帰る者。
帝国と戦いつつもいつか歴史家への道を志す者。
ハイネセンでの民主共和制に参画するであろう者。

個々のメンバーごとに、長い長い建設と守成の時代への途を、彼らは歩んでいくこととなるだろう。



巨大なアニヲタwikiも、内部に充満する人的エネルギーによって飽和状態に達するようで、この生死をかけた追記・修正をユリアン・ミンツは後に細部まで思い出す事が出来た。

どのような別れが、またどれほどの流血が彼らを待つのか、それらを承知してはいてもアニヲタwikiはヤン艦隊にとって祭りの広場だった。

せいぜい陽気に賑やかに、彼らにしか成し得ない項目を楽しもうではないか。

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最終更新:2024年12月22日 13:51

*1 実際に被弾したのは「汚水処理システム」なので実情とは異なる。もっとも、作中で「人は散文的な事実より、彼ごのみの化粧をほどこされた虚構を、はるかに好ましく思うものだ。」と言われている通り、作内外問わず「トイレを壊された」方が広まっちゃってるが。

*2 第9次イゼルローン要塞攻防戦において補給管理のキャゼルヌに無断で輸送艦を自爆作戦に使ったため、軍艦にも民間人を多数乗せて脱出するしなければならなくなり「幸運の艦」ということで最大限の安全を有する赤子と母親を乗せる艦として選ばれた。

*3 なおこのキャゼルヌからの通告には「かつて汚物まみれになった艦が今度はオムツまみれになるのか」「赤子の鳴き声で艦が賑やかになるな…」と乗組員は苦い顔をする者が多かった。一方で「産後直後の女性が一番美しいんだ」と変態的な励まし方をする航宙士官もいたという。