ジェイ/クロコダイルオルフェノク

登録日:2020/04/05 Sun 21:10:30
更新日:2020/05/16 Sat 00:44:13
所要時間:約 8 分で読めます






頑張って下さい。よく考えてみる事です。あなたが死んだら、この子がどうなるか……。

この子はずっと、あなたの温もりの中で生きてきた…。あなた無しでは生きられない筈だ。

Chaco….


ジェイとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー555』の登場人物である。
本項目では彼が変化するクロコダイルオルフェノクについても記述する。

演・声:Kenneth Duria(ケネス・ドゥリア)




【概要】
第11話から登場。
スマートブレイン社長・村上峡児お抱えの4人の私兵「ラッキークローバー」の一人である筋骨隆々の体躯が特徴的な黒人男性で、
村上とラッキークローバーの仲間である琢磨逸郎からは「ミスター・ジェイ」と呼ばれている。
バー・クローバーでの定番ドリンクは生ビール

普段は寡黙な性格で、メンバーの琢磨や影山冴子が語らう側で黙々とペットのチワワ・チャコを愛でている。
だが、チャコに危害を加える者には容赦なく、酔っ払ってバーを訪れたサラリーマンがチャコごとジェイを押しのけた時には激昂し、
チャコの安全を確認した上でそのサラリーマンに襲い掛かり、殺害している。
自身とチャコとの絆はたとえ村上であっても侵す事が出来ないもので、第14話にて村上が度重なるジェイの失敗を諭しつつも、
本項目冒頭のように揺さぶりをかけるとビールが入ったままのグラスを握り潰していた。

オルフェノクに変化せずとも口から青く長い触手を伸ばして攻撃する事が出来、前述のサラリーマンをこの触手で襲っている。
また、普段はスポーツジムで身体を鍛えている描写があり、村上からの連絡があるとラッキークローバーの一員として行動を開始する。
彼の実力は村上や琢磨も認めているようで、彼の敗北を聞いた2人は驚きを隠せなかった。



【劇中での活躍】

バー・クローバーにて村上の社長就任を承認する為に琢磨と共に来店し、オーナーである冴子を含めた3人で村上を待っていた。
明くる日、ジムでトレーニングをしている最中に村上からの連絡を受け、遊園地で園田真理と連絡を取っていた流星塾生の犬飼彰司を殺害。
その後、真理と共に犬飼が灰化する光景を見た乾巧は付近にいるであろうオルフェノクを探すが、ジェイはクロコダイルオルフェノクに変化して巧を襲撃。
仮面ライダーファイズの攻撃を殆ど受け付けないばかりか、必殺技のクリムゾンスマッシュをも打ち破り、逆に手痛いカウンターを食らわせるなど、
ラッキークローバーの肩書に恥じない戦闘力でファイズを追い詰めるが、突如現れた仮面ライダーカイザのフォンブラスターにより背後から撃たれてしまう。
駆け寄ってきたカイザと一進一退の攻防を繰り広げるも、カイザを取り押さえた所でカイザブレイガン ガンモードによる至近距離からの銃撃を受け、
その後もカイザブレイガンを駆使したカイザの攻撃に手も足も出ず、最期はカイザスラッシュを受けて跡形もなく灰化した。
なお、この時カイザに変身していたのは流星塾生の西田清高だったが、この戦いの後にベルトの副作用で絶命。カイザギアは彼を発見した流星塾関係者の下に渡った。

……しかし、夕方になると灰の塊は突如として動き出し、それはやがてクロコダイルオルフェノクの形を取ると再び動き出し、傍らで見守っていたチャコを抱き抱えたのだった。
実はジェイは3つの命を持つ特殊なオルフェノクであり、人間だった頃と先のカイザ戦で二度のを迎えた後もまだ2つの命を宿しているのだという。
何事も無かったかのように息を吹き返したジェイは、後日チャコと共にバー・クローバーで村上達と会合。
日中の為、冴子の提案でお酒ではなくコーヒーを味わっていたが、あくまでベルトの奪還を望む村上はジェイにファイズとカイザのベルトの回収を急かす。
村上の指示に応えたジェイはキャンピングカーの流星塾関係者を襲撃し、胸から触手を放って運転席にいた教師・増田に致命傷を負わせた上、
周囲の制止を押してカイザに変身した生徒の神道貴久と交戦。
難なくカイザを変身解除まで追い込み、神道はクロコダイルオルフェノクが止めを刺すまでもなくベルトの副作用により灰化して死亡。
カイザギアを手にしたクロコダイルオルフェノクは真理を含む4人の流星塾生ににじり寄るが、間一髪のところで巧が駆け付けてファイズに変身。
オートバジンの突撃で壁まで叩き付けられた衝撃でカイザギアを手放してしまうも、ファイズと互角の勝負を繰り広げる。
だが、バトルモードに変形したオートバジンのバスターホイールの集中砲撃に怯んだところを続けざまにファイズエッジで反撃され、形勢不利と見たのか、一時撤退。

とはいえ、クロコダイルオルフェノクはこれ以降も流星塾生のキャンピングカーを狙っており、一人で車を離れようとした上条晴子を殺害。
残る流星塾生の阿部里奈と徳本京輔に向かうが、そこに2人の連絡を受けた巧達が現れ、またしてもファイズと交戦。
突如現れたエキセタムオルフェノクの援護もあって一時はファイズを苦戦させるが、騒ぎを聞きつけて現れた草加雅人が徳本からカイザギアを取り上げて変身すると状況が一変。
草加が変身したカイザの容赦ない攻撃でエキセタムオルフェノクは呆気なく葬られ、クロコダイルオルフェノクもカイザブレイガンで切り付けられると、
そのままカイザスラッシュで切り裂かれ、一度ならず二度までもカイザに倒されてしまうのだった。
なお、この戦いは琢磨と冴子も観戦しており、ファイズとカイザの戦力を確かめている。

夕方になるとまたしても蘇生し、活動を再開したジェイはチャコを抱えてその場を立ち去ると、夜には例によってバー・クローバーの会合に参加*1
二度もカイザに倒された事に憤慨を隠し切れない村上から「あなたに残された命はあと1つ…。正に正念場ですね」という叱責とベルト奪還の命を受け、
後日巧と菊池啓太郎を待ち構え、格闘戦でファイズを手こずらせるも、駆け付けた草加がカイザに変身して乱入。
だが、「よせ…!お前の手は借りねえよ!」とムキになって草加の援護を断ったファイズは単身クロコダイルオルフェノクとの戦いを続行。
変身解除した草加と啓太郎が見守る中でファイズを圧倒するクロコダイルオルフェノクは新たに大剣を出現させて執拗に攻撃。
グランインパクトを繰り出すファイズに対し、大剣に青いエネルギーを漲らせた強烈な一撃を見舞って変身解除に追い込んだ挙句、川に叩き落してみせたのだった。

それ以降、しばらく姿を見せなかったが、第18話で再登場。
屋外でチャコと紅茶を味わいながら村上と対談する中で未だファイズとカイザのベルトを回収出来ていない事に対し、
「私は別にあなたの力を疑っているわけではない。3つの命のうち2つまでを失ったからといって、あなたが怯えているとも思ってはいません」と煽られるも、
「そうだ…。この仕事が終わったら、ご旅行にでも行ったらどうです?チャコも泊まれる極上のホテルを用意します」と提案されると「Very good.」と満更でもない様子を見せていた。

翌第19話では公園でチャコとボール遊びに興じる中、ジェイが転がしたボールを追いかけたチャコはそのまま彼の下を離れてしまう。
慌ててチャコを探すジェイだったが、倉田恵子という少女に抱えられているところを発見。
彼女から「二度と離しちゃダメだよ。かわいそうだから…。わかった?」と注意されると「うん、ごめんなさい」と素直に謝罪し、安堵した様子を見せた。
しかし、直後に痺れを切らした村上から電話越しに「そろそろタイムアップですよ、ミスター・ジェイ。このままでは、あなたまで裏切り者になってしまう」と最後通牒を受け、
トードスツールオルフェノクを撃破した直後のファイズの下に出現。
コンクリートをも砕く剛力でファイズを圧倒し、クリムゾンスマッシュをも防ぐが、弾き飛ばされながらもグランインパクトを放ったファイズの拳が胸に直撃。
断末魔の叫びを上げながら全身から青い炎を吹き出して灰化。3つの命が全て失われた事で今度こそ完全に滅び去ったのだった。
なお、ジェイの死を見届けたチャコは啓太郎と行動を共にしていた恵子に拾われている。
彼の死に伴って冴子も本格的に活動を開始。ラッキークローバーに生じた欠員を埋めようとする者達の思惑も重なり『555』中盤以降の物語は更に加速する事となる。



【クロコダイルオルフェノク】



Here we go, Chaco.

待ってて、すぐ終わる。

身長 216cm(格闘態・剛強態)→222cm(凶暴態)
体重 143kg(格闘態)→149kg(剛強態)→158kg(凶暴態)
種族 オルフェノク
クリーチャーデザイン 篠原保
初登場回 『555』第11話「謎のベルト」(格闘態)
『555』第12話「敵か味方か」(剛強態)
『555』第14話「巧の意地」(凶暴態)


ジェイが変化する、ワニの特質を備えたオルフェノク。
3つの命を持つ極めて珍しいオルフェノクであり、倒されると灰の状態から新たな戦力を得て蘇る。
形態の変化に伴い見た目も若干変化し、剛強態は胸部に使途再生の触手を放てる3つのモールドが現れ、凶暴態になると後頭部からワニの尾に似た器官「クロコダイルテール」を垂らすようになる。
いずれの形態も高い身体能力を誇り、幾度もファイズを苦しめたしぶとい奴である。生まれ変わる程強くなれるとは正にこの事か。
基本となる格闘態は両手にワニ型のバックラーを装備しており*2、堅牢な身体はファイズの打撃を連続で受けても動じない程。
このバックラーは耐久性にも優れており、あのクリムゾンスマッシュの照準を防いでいる。
西田カイザに敗れた後、防御力が強化されて復活した剛強態は格闘態の1.5倍の戦力を備えるとされ、ワニの顎を模した特殊な形状の武器「ファキールス・ホーン」を駆使する。
草加カイザに倒された後、パワーが強化されて復活した凶暴態は大剣「クロコダイルソード」を武器とする最後の姿であり、一度は真正面からファイズを打倒している。



【余談】

クロコダイルオルフェノクのデザインモチーフは『キカイダー01』に登場したブルーハカイダーの怪人体・青ワニ。
ラッキークローバーの初期メンバー4名の怪人態はいずれも同作のハカイダー部隊が変身した怪人をモチーフにしており、
村上が変化するローズオルフェノクに至ってはハカイダーそのものをモチーフとしている。
クロコダイルオルフェノクのスーツは『555』第37話や『仮面ライダーディケイド第1話「ライダー大戦」に登場するピジョンオルフェノクに改造されているが、
前述の青ワニのスーツもハトモチーフの怪人であるキチガイバトに改造された為、この点も共通している。
……それにしても凄い名前である。




そうだ…。この追記・修正が終わったら、ご旅行にでも行ったらどうです?チャコも泊まれる極上のホテルを用意します。

Very good.



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