チーム零(デュエル・マスターズ)

登録日:2020/09/22 Tue 12:44:10
更新日:2024/04/29 Mon 21:54:33
所要時間:約 18 分で読めます




チーム零のメンバーは、無限の闇に幻として存在するゲンムエンペラーに刺さるムゲンボルトを回して現実につなぎとめる。

このようにムゲンボルトを回す儀式のことをムゲンクライムと呼ぶのだ。







チーム零とは、デュエル・マスターズ種族


0 概要 0

DMSD-16「キングマスタースタートデッキ ゼーロJr.(ジュニア)のムゲンクライム」から登場。
水文明闇文明から構成される多色種族である。
デザインのモチーフはパワーが小さいクリーチャーは実在するオモチャから、上級クリーチャーはシュモクザメやウミウシなどの海洋生物をモチーフとしていると思われる。

クリーチャーのほとんどがマフィ・ギャングを複合種族としており、その他は一部のクリーチャーがデーモン・コマンド、上級クリーチャーは新たな種族であるゼロ・ドラゴンを複合している。
そして切り札であるゲンムエンペラーは∞マスター・ドラゴンという新たなマスター・ドラゴンとしての種族を併せ持つ。

背景ストーリーにおいては鬼札覇王連合相手に苦戦を強いられる他のチームの前に突如としてゲンムエンペラーが現れ、圧倒的な力で覇王連合のクリーチャー達を「夢幻の無」という異空間に消しとばした。だがこの行動はチーム零のクリーチャー達によればゲンムエンペラーが潰したかった相手と他のチームが戦っていた相手がたまたま一致しただけであり、別に率先して他のチームを助けた訳ではないらしい。
だがしかし、他のチームのキングマスターには目もくれない中、ただ一人モモキングだけは一瞥したのちに姿を消すという意味深な行動をとっている。主人たるマスターの名前を鑑みるに全くの偶然という訳ではなさそうであるが・・・?

命名法則はムゲンクライムを持たない下級クリーチャーの場合「戯具 〇〇(魔道具の命名法則+元ネタとなった玩具を示すもの)」
ムゲンクライムを持つ中級クリーチャーの場合「罪無 〇〇(元ネタとなった玩具を示すもの+ムゲンクライム1なら兆、2なら垓、3なら極)」
さらにその中でもベリーレア以上のものは「(恒河沙以上の大数) 〇〇」で元ネタとなった玩具を示すもの+後ろから2文字目のみ漢字となる。こちらは闇のオレガ・オーラに近い。
そしてゼロ・ドラゴンと複合した上級クリーチャーは「無量大龍 〇〇(諸外国の桁の多い数字)」となる。


0 ムゲンクライム 0


チーム零が持つ固有能力。
名前の由来は「無限」と「クライム(罪)」、もしくは「夢幻」と「暗い」「無」から来ていると思われる。
意味するところは「無限の罪」、もしくは「夢幻の暗い無」といったところだろうか。
ムゲンクライムを持つクリーチャーはネジのようなもの(ムゲンボルト)を体につけているが、このムゲンボルトを回す儀式のことをムゲンクライムと呼ぶらしい(冒頭のフレーバーテキスト)。
ムゲンクライムを持たないクリーチャーは名前の頭に「戯具(ギーグ)」が付き、ムゲンクライムを持つクリーチャーは「罪無(クライム)」を冠する。

肝心の効果はカードに書かれた数だけ自分のクリーチャーとマナをタップすることで、手札か墓地から召喚ができるというもの。
場のクリーチャーを代替コストにする、と書くとあの悪名高きクソ豆を思い出すが、あちらと違って色の指定がついている上にマナコストも支払わなければならないのであちらのような法外な能力ではないはず

元ネタはMtGの「召集」。



その特性上、序盤はとにかく低コストのクリーチャーを場に並べることが必要不可欠。またチーム零の低級クリーチャーもこれらの能力を前提とした効果を数多く持ち、ムゲンクライムのコストとすることで様々な恩恵をプレイヤーにもたらしてくれる。
この能力の特筆すべき点は墓地が事実上第二の手札になることと、以前の墓地を利用するギミックと比べて比較的墓地メタが効きづらいという点にある。
ムゲンクライムの効果は手札と墓地とでなんの違いもないため、例えば「手札を捨てる」というコストが事実上ディスアドバンテージにならない。
さらにチーム零のカードのほとんどは場にあるクリーチャーを介して効果を発動するものが多く、立ち回り次第では墓地にカードがほとんど溜まっていない状態であっても十全に動くことができる
さらにさらに闇文明だけでなく水文明も含んでいるため、水文明由来の強力なドロー効果を存分に使うことができる。
さらにさらにさらに、墓地を肥やす手段がデッキからでなく手札から捨てるのがほとんどであるため、《デュエマの鬼!キクチ師範代》《禁術のカルマ カレイコ》といった強力な墓地メタが苦にならない。どころかこれらのカードは闇文明であるため、逆にこちらがメタカードとして扱うことすら可能である



と、ここまでべた褒めして来たが、もちろん弱点もある。
まず、比較的墓地メタに強いとはいったもののそれでも墓地が重要であることに変わりはないため、《ポクチンちん》《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》などの墓地メタカードに弱いということ。
特に手札が枯渇した状態でこれらのカードを食らった場合、そのまま何もできずに負けてしまうことすらある。
次に基盤となるクリーチャーが軒並み低コストかつ低パワーであるということ。そしてこれらを並べるという性質上、場にいるクリーチャーの数だけコストを下げ、かつパワー5000以下のクリーチャーを焼き払う《メガ・マグマ・ドラゴン》は特に天敵となり得る。特に序盤に並べる低級クリーチャーはムゲンクライムの能力を持たないものも多いため、あえて召喚せずに手札にとどめておくなどのプレイングも要求されるだろう。
他にもコスト7以下のクリーチャーの召喚を封じる《時の法皇 ミラダンテXII》、コスト5以下のクリーチャーを軒並み洗い流す《テック団の波壊Go!》も大敵。後者はシールドトリガーでもあるため、うっかり踏んで場が壊滅状態とならないように場を整えてからアタックに移るよう心がけたい。
また、場にあるクリーチャーをタップするという性質上、殴り返しにも要注意。そしてうっかり攻撃可能なクリーチャーをタップしてしまって打点が足りない・・・ということも無いように、攻撃可能なクリーチャーはしっかりと把握しておこう。

以上が大まかな弱点であるが、それを差し引いても強力な効果であることは間違いない。
一度波に乗ってしまえば、夜闇の大海のように広がるクリーチャー達の軍勢で相手を押しつぶしてしまえるだろう。

事実、発売されたストラクチャーデッキを数枚改造したデッキがいくつかの公認大会で優勝した事例すらあるほど。
発売されて間もないためにデッキの対策が取りづらかったのもあるが、強化カードが入った「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」が発売される前の時点でこれらの戦績を上げていることを思うとデッキパワーは相当に高い。
総じて、水文明の増殖能力闇文明の不死性を併せ持つ強力なテーマであると言える。

0 主なカード 0


◇クリーチャー


チーム銀河を救った? そんなわけねーだろ! ゲンムエンペラー様はただ己の敵を起き上がり際に倒しただけだっつーの! ― 戯具 ザンボロン

戯具 ザンボロン C 水文明 (1)
クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零 3000
このクリーチャーは攻撃できない。
「ムゲンクライム」能力を使ってこのクリーチャーをタップした時、カードを1枚引く。

チームウェイブを助けた!? バカ言うなよ、我らがゲンムエンペラー様はただ目の前に落ちて来た美孔麗王国のキングマスターを受け止めただけだ! けん玉のようにな!! ―戯具 ドゥゲンダ

戯具 ドゥゲンダ C 水/闇文明 (2)
クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零 2000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を2枚捨てる。

モモキングを助けた!? 笑わせるな! 我らがゲンムエンペラー様が鬼たちを倒した時に、たまたまモモキングが戦っていただけだ! 勝手に話を組み替えるな、ブロックじゃねーんだから!! ― 戯具 ザンブロク

戯具 ザンブロク UC 水/闇文明 (3)
クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零 2000
自分のマナゾーンにカードが4枚以上あれば、コストを支払うかわりに、自分の手札から水または闇のクリーチャーを1体捨て、このクリーチャーを召喚してもよい
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーは攻撃できない。


チーム零の起点となるクリーチャー達。特にザンボロンは序盤に展開してしまえば後のデュエルをかなり有利に進められる。攻撃こそできないものの、ムゲンクライムのコストとなった時に一枚ドローできる能力を持ち、複数枚コストとしてタップすれば一気に手札を補充できる。墓地から発動すればより大量の手札を補充できるだろう。
ドゥケンダは《戦略のD・H アツト》と《【問2】ノロン⤴》のほぼ相互互換となるカードであるが、マフィ・ギャングを種族として持つためにチーム零においては他の二枚よりも優先的に採用すべきカード。ムゲンクライム持ちのカードを墓地に落として自身はムゲンクライムのタネになれる。ただし、アツトと違ってドロー効果は強制であるため、終盤のデッキ切れには注意。
ザンブロクは手札の水か闇のクリーチャーを捨てることで0マナでの召喚が可能。ムゲンクライム持ちのクリーチャーを捨てれば実質コスト無しで頭数を増やすことができる。ムゲンクライム3か4の大型クリーチャーを出すときに重宝するだろう。

総じて優秀なカード達であるが、3枚ともムゲンクライムを持たないことに注意。破壊されてしまったら回収が困難であるため、破壊されないよう立ち回るか短いターンで繰り返し効果を使うように立ち回りたい。
特にザンボロンは場にいればいるだけアドバンテージを稼げるため、できるだけ維持できるようにしたい。


ザンボロンの由来はザン(魔道具の言葉で1)+ローヤルから発売されている乳児用人形の「おきあがりポロンちゃん」。
ドゥケンダの由来はドゥ(魔道具の言葉で2)+けん玉から。
ザンブログの由来はザン+ブロック(より正確に言うと学研から出ている「ニューブロック」)から。
ザンブロクだけ何故かコストが3であるにもかかわらずグリ(魔道具の言葉で3)ではなく1を表すザンを冠している。実質コスト0で召喚できる効果を反映したのか、それとも単にミスだったのか。


罪無 ビコハン極 P 水/闇文明 (6)
クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零 2000
<ムゲンクライム>3(自分のクリーチャーを3体タップし、[水/闇(3)支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。

罪無 ドロキオ垓 R 水文明 (6)
クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零 3000
<ムゲンクライム>2(自分のクリーチャーを2体タップし、[水(2)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーがタップした時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。

那由多 アストロ宙ノ VR 水/闇文明 (4)
クリーチャー:マフィ・ギャング/チーム零 5000
<ムゲンクライム>2(自分のクリーチャーを2体タップし、[水/闇(2)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の自分のターンのはじめまで、自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のタップしているクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。その後、こうして引いたカード1枚につき、自分の手札を1枚捨てる。

このデッキの主力となるムゲンクライム持ちクリーチャー達。ビコハン極は相手クリーチャーのバウンスハンデス。ドロキオ垓はブロッカー+タップした時プリン効果

ビコハン極はバウンス効果とハンデス効果が噛み合っており、相手にアドバンテージを残さずにクリーチャーを除去することが可能。
ドロキオ垓は手段を問わずタップした際にプリン効果が起動するためブロック時には一度に2体のクリーチャーを止めることができる他、攻撃時やムゲンクライムのコストとなった時にも付与できる。複数体止められるブロッカーとしては自力で蘇生手段を持つのもおいしい。

アストロ宙ノは自分のクリーチャーにスレイヤーを与える効果とタップ状態のクリーチャー数だけ手札交換を行う2つの効果を出たときに発動する。前述したムゲンクライムの弱点の一つである殴り返しにある程度強くなれる他、ムゲンクライム持ちのクリーチャーを捨てることで実質コスト無しのドローが可能。ムゲンクライムの特性上必ず2枚はドローが出来る。当然他のタップしているクリーチャーがいればそれだけドローの数は増える。序盤、中盤のデュエルを支える強力な潤滑油と言える。

3枚とも中盤のデュエルを支える頼もしい効果を持っている。
オマケにビコハン極とドロキオ垓はシールドトリガーを持ち、ピンチの時の防御札としても役に立つ。名目コストの高さもゲンムエンペラーの影響を受けないメリットとして機能しており、特にドロキオ垓は軽めのムゲンクライム2なのでSトリガー獣ながら手札からも無理なく出すことが可能。
ただしどれもパワーが低いため、単体火力や全体火力に焼かれないよう注意。

名前の由来はビコハン極がピコピコハンマーから、ドロキオ垓がオドロキのアナグラム(イラストからしてびっくり箱由来)+数の単位の垓(京の上)。
アストロ宙ノは宇宙を意味するアストロに数の単位の那由多(10の60乗)を組み合わせたもの。
凄まじい桁数だが、効果はそれにふさわしい強力なものである。



無量大龍 ノヴェ・シエントス VR 水文明 (7)
クリーチャー:ゼロ・ドラゴン/チーム零 8000
<ムゲンクライム>3(自分のクリーチャーを3体タップし、[水(3)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを、自身の山札の上または下のどちらかを選んで置く。

無量大龍 ドゥエ・ミリオーニ SR 水/闇文明 (8)
クリーチャー:ゼロ・ドラゴン/チーム零 11000
<ムゲンクライム>3(自分のクリーチャーを3体タップし、[水/闇(3)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-11000する。
相手のクリーチャーが破壊された時、自分はカードを1枚引いてもよい。

このデッキのメインアタッカーであるゼロ・ドラゴン達。どちらもムゲンクライム3を持つ。

ノヴェ・シエントスは出た時と攻撃時に相手クリーチャー1体をデッキの一番下か上か相手に選ばせてバウンスすると言う効果を持つ。
デッキへのバウンスは強力なものの山札の上か下か選ぶのは相手であるためにドローロックができず、またクリーチャーの使い回しを止めることもできないなど後述するドゥエ・ミリオーニと比べるとどうも見劣りしがち。墓地で効果を発揮するカードを狙って発動すると良いだろう。

ドゥエ・ミリオーニは出た時と攻撃時に相手クリーチャーのパワーをマイナス11000すると言う効果と、相手クリーチャーが破壊されたときにドローするという2つの効果を持っている。
この二つの効果はよく噛み合っており、出した時点でクリーチャーを破壊すれば確実に1ドローできる。パワーの下り幅も10000以上と高いため、ほぼ確実にクリーチャーを破壊できる。アタック時にも発動するため、バトルと合わせて2体のクリーチャーを同時に破壊可能。もちろんアタックするクリーチャーに使うことでパワー22000までのクリーチャーに勝つことができる。
それ以上に重要なのは、チームゼロにおいて能動的にクリーチャーを破壊することのできると言う貴重な効果を持っていると言うこと。チームゼロは展開力に優れる一方クリーチャーを除去する手段に乏しいため、このクリーチャーの存在は重要である。

両者に共通する無量大龍と言うのは一般に使われている数の単位の中で最大のものである「無量大数」+龍から来ている。
それぞれの名前の由来はノヴェ・シエントスが900のスペイン語読み。ドゥエ・ミリオーニがイタリア語で200万を表している。
なぜかドゥエ・ミリオーニと比べてノヴェ・シエントスの数値がえらく低い。控えめな効果はそれゆえだろうか?


◇呪文


罪恐!零MAX R 水/闇文明 (4)
呪文:チーム零
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
次のうちいずれか1つを選ぶ。バトルゾーンに自分の水のクリーチャーと闇のクリーチャーがそれぞれ1体以上あれば、両方選んでもよい。
▶︎相手のクリーチャーを2体まで選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、それらは攻撃もブロックもできない。
▶︎自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。

無限皇帝の顕現(ロジュニア・アドヴェント) UC 闇文明 (2)
呪文:チーム零
自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、コストの合計が2以下になるよう、クリーチャーを2体まで自分の墓地から選び、バトルゾーンに出す。

チーム零の種族を持つ呪文。

罪恐!零MAXは十王篇恒例となったMAX呪文。効果は相手クリーチャー2体の足止めか、《プライマル・スクリーム》のどちらかを選んで発動する。水と闇のクリーチャーがそれぞれ1体以上いれば両方の効果を使えるが、水と闇の多色クリーチャーがいた場合1体だけでも2つの効果を発動することができる。
4コストと軽く、手打ちも視野に入る優良なシールドトリガー。足止めの必要がなかったとしても2番目の効果で墓地肥やしを行えるため、無駄になる場面は少ないだろう。

無限皇帝の顕現(ロジュニア・アドヴェント)は2コストでデッキのカードを2枚墓地送りにした上で2コス以内のクリーチャーを2体まで場に出すと言うもの。
序盤の墓地肥やしとしても強力なカードだが、中盤に墓地が肥えた際にムゲンクライムのタネを場に戻すと言う使い方もできる。ザンボロン二体を出すのでも良いし、ドゥケンダを出してムゲンクライム持ちを墓地に落としつつドローすると言う使い方もできる。序盤のギャンブル、中盤の立て直しと幅広く使えるカードである。

総じて二枚とも優良な効果を持つが、ゲンムエンペラーがフィールドにいた場合どちらの効果も使えなくなることには注意。特に零MAXはいざという時の足止めができなくなるため、プレイングには気をつけよう。

無限皇帝の顕現のロジュニアと言うのはチーム零のリーダーであるゼーロJr.から来たものだろう(ゼーロジュニア)。アドヴェントと言うのは「出現する」と言う意味であり、戦わなければ生き残れない作品のアドベントカードと由来を同じくする。無限皇帝はチーム零のキングマスターであるゲンムエンペラーとリーダーのゼーロJr.両方を指しているのだと思われる。


0 その他のカード 0


暗黒鎧 ザロスト UC 闇文明 (4)
クリーチャー:ダーク・ナイトメア/革命軍 3000
ブロッカー
このクリーチャーは攻撃できない。
自分のターンのはじめに、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のシールドをひとつ墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。

暗黒鎧 ダースシスK VR 闇文明 (5)
クリーチャー:ダーク・ナイトメア/イニシャルズ 5000
このクリーチャーの召喚コストを支払う時、かわりに自分のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札の上から1枚目を墓地に置き、自分の手札を1枚捨ててもよい。
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、このクリーチャーと同じ名前のクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

墓地に関する効果を持つ既存のカードたち。
両者とも怨念怪人ギャスカ零龍との相性が取りざたされた際に注目されたが、ギャスカの殿堂入りに伴って次第に落ち着きを見せていた。
しかし、チーム零およびムゲンクライムとの相性の良さが知られるにつれて再評価される。
ザロストは盾を墓地送りにすることで墓地肥やしに貢献できるのは言うに及ばず、出た後もムゲンクライムのコストとして活用できる。
それ以上に好相性なのがダースシスKで、手札コストが実質タダになるだけではなく、効果を使い終えたドゥケンダやムゲンクライム持ちのクリーチャーをコストにすることでその効果を再び使うことができる。しかも墓地に存在する別のダースシスKを復活させることでムゲンクライムのタネにできるなどまさしく一石三鳥。
このカードを取り入れた構築が大会で活躍するにつれてその価値を上げていき、ザロストとダースシスKの両者とも元の値段の2倍から3倍の値段で取引されるようになった。

0 余談 0

十王篇に登場する10組のチームのうち最後に明らかになった存在であり、他の9組は発売前の公式反省文クリエイターズレターでチーム名と固有能力が一斉に発表されたのに対し、チーム零は「チーム名を見たら誰がリーダーなのか一発で分かってしまう」という理由で全ての情報が伏せられていた。

一応「チーム」と名乗っているので、現状は鬼札覇王連合に対抗する勢力となっているが、果たして……。

モモキングが敗北を覚悟したその時、世界は唐突に無限の闇に包まれた。

星も光もない、一面の漆黒。その漆黒がひび割れていき、まるで闇そのものと見紛うばかりに黒い翼が広げられた。

無限の闇から生まれしその龍の名は、











追記、修正はムゲンボルトを回してムゲンクライムを発動させつつお願いします。

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最終更新:2024年04月29日 21:54