鷹岡明

登録日:2020/10/10 Sat 19:13:25
更新日:2024/04/25 Thu 21:42:54
所要時間:約 8 分で読めます




「家族みんなで地球の危機を救おうぜ!! なっ?」

鷹岡(たかおか) (あきら)は『暗殺教室』の登場人物のひとり。

CV:三宅健太
演:高嶋政伸



【概要】

防衛省特務部に所属するツーブロックで大柄な男性。
烏間惟臣とは空挺部隊時代の同期。
身体能力は烏間に劣るものの、教官としての才能はかなり高く、短期間で忠実な精鋭を育て上げている。

遅々として進まない殺せんせーの暗殺に業を煮やした上層部によって、3年E組に派遣され、烏間の代わりに体育を担当することになる。


【人物】

堅物な烏間とは対照的で、かなりフレンドリーな性格。
E組の面々には高級スイーツを振る舞う太っ腹な一面を見せ、「同じ教室にいるからには…俺達家族みたいなもんだろ?」と父親のような近い距離で接している。

これだけを見れば、「その人柄で軍人たちを時には厳しく、時には父みたいに優しく育て上げてきた」とも思えるだろう。




























「『できない』じゃない。『やる』んだよ。」

「言ったろ? 俺達は『家族』で俺は『父親』だ。世の中に…父親の命令を聞かない家族がどこにいる?」


しかし、その本性は暴力的な独裁者であり、同僚の園川雀をして「極めて危険な異常者」と言わしめている。彼の言う「家族」も、「(強権的な)父親のように絶対服従を要求する」ということ。
「恐怖(ムチ)」9割「親愛(アメ)」1割という過激な教育方針を基に、延々と体罰という名の鞭で教え子に恐怖心を植え付け、親愛という名の一粒の飴で泣いて喜ばせるように教育するという、現代では間違いなくアウトな指導を平然と行う。
中学3年生のE組にも例外ではなく、勉強の時間は午前中のみで、午後は21時まで訓練(土曜日も15時30分まで*1とあまりにも苛烈すぎる時間割を提案している。

そして、嘗て自らが教官を担当した軍人達の背中に見るも堪えない傷を負わせ、尚且つ自分は狂気が微塵も感じられない笑顔でそれを嬉々として写真に撮る狂人でもある*2
E組の面々に対しても、自分の方針に異を唱えた前原陽斗に腹蹴りをくらわせ、神崎有希子には平手打ちをするなど、手加減しているとはいえ平然と体罰を行っている。


ここまでなら、方法は極めて過激だが曲がりながらも、世界のために地球を守る戦士として、生徒達を鍛え上げる教育者と言えなくもない*3
だが、彼には烏間惟臣への強い対抗心・嫉妬心・劣等感という動機があり、同期の戦闘員としては劣った分、教官に転向後はその常軌を逸した教育方法で短期間で優秀な精鋭達を育成した実績を作り上げ、烏間の出世を奪うチャンスを虎視眈々と狙っている。
その為には生徒達が何人潰れても構わないと思っているどころか、殺せんせーの暗殺が成功した暁には「英雄を育てた英雄として…お前をアゴで使えるぜ!!」生徒を出世の道具としか考えていない身勝手極まりない人物である。
(この点、上っ面はフレンドリーでも教え子を道具としか思っていない鷹岡に対し、ビジネスに徹する一方で生徒たちを一人の人間として真摯に接している烏間と対照的)

なお、イリーナ・イェラビッチはハニートラップなどをはじめとした自身を偽り潜入する暗殺を得意とするためか、最初から「わざとらしい」と鷹岡の事を疑っており、同じく騙し討ちや不意討ちと言った自身を隠しての奇襲による暗殺を得意とする赤羽業も「あのデブ嫌だったし」という理由で赴任初日から授業をサボっている。

また、人物はともかくとして、まがりなりにも烏間同様の防衛省のエリートだったこともあり、単純な身体能力・戦闘能力そのものも常人を遥かに上回る。
相手の実力を冷静に見極める観察力もあり、総合的な能力自体はそれなりに優秀な方である。


【作中での動向】

E組に初回からスクワット300回という過酷なトレーニングを課し、音を上げて烏間の名を呼んだ倉橋陽菜乃「おしおきだなぁ…父ちゃんだけを頼ろうとしない子は」と称して殴ろうとするが、見かねた烏間に制止される。
鷹岡はこれを決定的に主導権を握るチャンスと捉え、烏間の選んだ生徒1人と自分が決闘を行い、敗北すればE組から手を引くと宣言する。
しかし自身が勝利すれば今後一切口出しはさせない上に、勝利条件は「本物のナイフを鷹岡に当てる」という中学生にはあまりにもえげつないものだった。
鷹岡は、寸止めでも当たったことと見なし、自分は素手で戦うというハンデを課しているものの、烏間は戸惑いを見せる。


「生徒を見捨てるか生け贄として差し出すか!!」

「どっちみち酷い教師だなおまえは!! はっははーーーー!!」


烏間は迷い抜いた末に潮田渚を選ぶ。
E組の事を暗殺のプロと見なしている烏間は、最低限払うべき報酬の「当たり前の中学生活の保証」を鷹岡に土下座してでも維持してもらう事も視野に入れていたが、烏間を信頼する渚はナイフを受け取り、鷹岡に立ち向かう。

鷹岡は渚の女子並みしかない身体能力を瞬時に見抜き、思いっきり油断。彼の攻撃を数発躱した後、時間をかけて甚振ろうと画策する。
だが、「戦わなくともナイフを当てれば勝てる」という烏間のアドバイスを思い出した渚は、ただ穏やかな笑みを浮かべながら鷹岡の元へ歩いていった

その結果、もともとの油断に加えてこの笑顔で気を呑まれた鷹岡は渚の動きに気づくのに遅れ、ナイフを首に当てられて敗北。


「捕まえた」


遂に暗殺の才能を開花させた渚に驚愕する烏間だが、渚の勝利にクラスは歓声に包まれる。
屈辱的な負け方をした鷹岡は本性を顕にし、約束を反故にして再び渚と戦おうとするのだが、「出て行ってください」と拒絶される。
逆上して渚に襲いかかるも、武力ではるかに勝る烏間に叩きのめされた挙げ句、視察に来ていた浅野學峯理事長からは、今回の一部始終を確認した結果、自身の教育方針の欠陥を見抜かれ「教育に恐怖は必要だが、暴力でしか恐怖を与える事ができないなら、その教師は三流以下」とこき下ろされ、解雇通知を口に押し込められてしまう。*4

鷹岡は憎悪に満ちたおぞましい形相になりながらも、E組から出て行った。


こうして、鷹岡の独裁授業は終わりを告げたのだった。



「家族みんなでアニヲタWikiの危機を救おうぜ!!なっ?」




















































「言ったろう。もともとマッハ20の怪物を殺す準備で来てるんだ。リモコンだって超スピードで奪われないよう予備も作る。うっかり俺が倒れ込んでも押す位のな。」


聞き覚えがある声だった。しかも前よりずっと邪気を孕んで


「…連絡がつかなくなったのは―――3人の殺し屋の他に身内にもいる」


「防衛省の機密費――暗殺に使うはずの金をごっそり抜いて…俺の同僚が姿を消した」


「…どういうつもりだ」


「鷹岡ァ!!」


「悪い子達だ…。恩師に会うのに裏口から来る。父ちゃんはそんな子に教えたつもりは無いぞ」


「仕方ない。夏休みの補習授業をしてやろう」



【衝撃の再登場】

任務に失敗した事で鷹岡は、上層部からの評価が急落し、同僚達から嘲笑される日々を送る羽目になる。
そして、騙し討ちで突き付けられたあのナイフが頭を過る度に眠れなくなるほどの痒みに襲われる
収まらない痛痒感のままに顔を引っ掻き続けた結果、頬に痛々しい傷跡が生まれ黒目が無くなり髪もボサボサになるなど、最早怪物と呼ぶべき見た目と化してしまった。

精神も悪い意味で別人のように変貌し、僅かながら残っていた愛嬌や教育者としてのプライドも完全に消え去り、もはや渚や3年E組への歪んだ復讐心しか残っていない。

防衛省を離脱した後、金庫から盗んだ金で3人の殺し屋ガストロ、グリップ、スモッグを雇うとスモッグが開発した人工ウイルスを普久間島リゾートホテルのトロピカルドリンクに仕込む事によってE組に感染させ、解毒剤を餌に、1時間以内に普久間殿上ホテルの最上階まで渚と茅野カエデに殺せんせーを持って来させ、殺せんせーと茅野を対先生弾で埋め尽くされた風呂に入れて、セメントで生き埋めにするという悪魔の計画を考案。
しかし実際に渚たちが来ても解毒剤を渡すつもりは微塵もなく、渚の目の前で治療薬を爆破した上で、心身を徹底的に痛め付け壊しきるつもりでいた。
まさしく、非人道的極まりない計画を行うまで落ちぶれてしまう。
そのくせ、本人は「これでも人道的な方さ。お前らが俺にした…非人道的な仕打ちに比べりゃな」と言い放ち、寺坂竜馬からも「イカレやがって」と面罵されている。


【鷹岡の時間】

鷹岡の目論み通り、クラスメートの半数近くがウイルスに感染し、さらに殺せんせーは完全防御形態で24時間身動きが取れない状態になる好機に見舞われる。動ける生徒全員でホテルに潜入した為、計画に狂いが生じるも余裕の態度を崩さず、最上階まで乗り込んだ彼等を迎え撃つ。*5

渚を挑発するとヘリポートで、この前のリターンマッチを行おうとする。
だがその前に、渚に土下座するように要求。


「謝罪しろ。土下座だ」

「実力が無いから卑怯な手で奇襲した。それについて誠心誠意な」


そして、渚の頭を踏みつけた後、彼の土下座に満足したのか、ご褒美にウイルスで死んだ人間はブドウ見たいなデキモノだらけになる事を教える。

「見たいだろ? 渚君」


「やめろーーーーッ!!」



鷹岡は治療薬を爆破された事で、絶望の表情を浮かべる渚を見て高笑いする。


「夏休みの観察日記にしたらどうだ?」

「お友達の顔面がブドウみたいに化けてく様をよ ははははははは」


「殺…してやる……」


そして、激高した渚を返り討ちにすることで自身の恥を消し去ろうとしたが、寺坂と殺せんせーの説得で渚が我に返ったことで失敗。
だが、以前とは異なり完全に戦闘モードに突入して臨んだ鷹岡は、渚の攻撃を全て見切って一方的に追い詰めていき、ナイフを取り出すと、手足を切断してトドメを刺そうとする。
しかし、渚はロヴロ・ブロフスキに教わった隠し球「クラップスタナー」*6を使用すべく、あの時と同じ笑顔を浮かべて鷹岡の元へ歩いていく。


鷹岡先生 実験台になって下さい


鷹岡は、渚のクラップスタナーで怯んだ隙を突かれ、寺坂から受け取ったスタンガンで脇を攻撃されまたも敗北。
そして気絶させられる直前に…


やめろ…


その顔で終わらせるのだけはやめてくれ


もう一生その顔が悪夢の中から離れなくなる


「鷹岡先生 ありがとうございました」


渚は鷹岡に対して安らかな笑顔を浮かべるのだった………。


ところで解毒剤は?


生徒たちにウイルスを盛った3人の殺し屋。
鷹岡撃破後、彼らの一人、スモッグが口を開いた。


「おまえ等に盛ったのはこっち 食中毒菌を改良したものだ」

「あと3時間位は猛威を振るうが、その後急速に活性を失って無毒となる」



彼らにも考えがない訳ではなかった。
鷹岡は大金を積んで彼らを雇った。雇われた以上、依頼人の意に沿うような仕事をしなければならない。
だが、(傍目にもわかるレベルで精神を病んでいた)鷹岡の指示を愚直に遂行すれば、自分たちも「カタギの中学生を大量に殺した狂人」という汚名を被ることになってしまう。
あくまでも殺し屋……依頼ありきで成り立つ職業殺人者である彼らにとって、それは今後のキャリアに傷がつく「リスク」であった。

そのため3人は鷹岡に指示されたウイルスではなく、一時的に体調を崩させるだけの細菌を使用していたのだ。
殺し屋達の「大人の対応」によってE組は一命を取り留めたのである。
とどのつまり、鷹岡の復讐はすべて無駄に終わったのだ。


【その後】

長らく防衛省の独房に収監されていたが、「卒業アルバムの時間」によると、国家秘密である殺せんせー絡みなのもあり、彼の罪は世間には公表されないまま極秘裏に釈放されたらしい。
同冊の短編漫画「烏間家の日常」では触手を移植したと思われる鷹岡らしき人物の姿が見られる。
が、最終的に彼の中の渚への恐怖が女神化しており、渚からの説得で僧侶になるとかならないとか。廃人になる可能性もある。


【アニメ版】

アニメ第1期に登場。
ストーリーの構成上、鷹岡との決戦は最終回に放送されたため実質ラスボスを務めている。
また、担当声優の三宅氏の怪演により狂人ぶりは原作を遥かに上回る。

アニメの脚本家は、渚と鷹岡の1回目の対決の第13話「才能の時間」の脚本を一番最初に書き、そこからアニメ1期の全22話の脚本のペース配分を考えたらしい。


【実写映画版】

実写映画版前編は、公開前で渚を始めとしたE組生徒達の多く・烏間・イリーナのキャストに対して否の声が多くファンの間でかなりネタにされていたが、
鷹岡を演じた高嶋政伸氏は、彼の全体像に雰囲気が合っていると肯定の声が多く、
映画が公開されるとアニメ版の三宅氏同様見事な怪演を披露し多くの高評価を得ることになった。

神崎に手を上げるシーンや渚を踏みつけるシーンはしっかり再現されているが、
その末路は、自分自身がギャグのノリでE組生徒達にセメント風呂で固められるというあっけないものになった。
実写映画版前編もラスボスに近いポジションである。

鷹岡はアニメ1期でも実写映画版前編でも実質ラスボスを務めて作品の締めを大いに盛り上げ、声優俳優にも非常に恵まれることになった。

2015年3月21日に実写映画版前編公開→2015年4月17日にアニメ1期第13話「才能の時間」放送→2015月6月12日に第21話「××の時間(鷹岡の時間)」放送
という順番であり、アニメ1期の出番より実写映画版前編の出番の方が先。


【殺せんせーQ!】

獣王タカオカの名で登場。
魔王軍の幹部だが魔王の座を狙う野心家でもあり、しれっと魔王席に座ったり、教会で「タカオムーア」や「タカオデミーラ」といった魔王っぽい名前に改名しようとしたり、魔王みたいな台詞ポーズをとったりしている。
だが、本物の魔王である殺せんせーには敵わず、ボコボコにされた後封印の玉に閉じ込められた。ちなみに、拉致されていた茅野は鷹岡もどきこと寺坂をタカオカと勘違いしてしまった。

アニメでは、大盗賊団「鷹」の頭として登場している。


【余談】

「倫理的なアレコレ抜きにして、実際ホテルで鷹岡が考案した方法なら殺せんせー殺せたのでは?」という考察もたまにされる。
が、後々明かされる彼女の秘密も考慮すると、殺せるどころかむしろさらにヤバい事態に繋がっていた危険性の方が高かっただろう。
だが(鷹岡以外の防衛省は絶対そんなことをするわけがないし、承認するはずが無いが)もし仮に防衛省が鷹岡の考案を採用して茅野以外のE組生徒の誰かを使って実行していてれば殺せんせーを殺せたのは確実だろう。

シロとイトナがE組生徒達を水攻めにして殺せんせーを殺そうとした回での渚が
「クラス全員がそのときは見落としてたんだ 水なんかよりもっと大きな… 殺せんせー最大の弱点を」と発言(回想)した。
鷹岡の考案により読者の多くが、殺せんせー最大の弱点とはE組生徒を人質に取ることなのだろうと察した。
柳沢と二代目死神との最終決戦では
渚「殺せんせーの最大の弱点 それは 僕達」殺せんせー「なわきゃないでしょう!」とやりとりがあった。


作中ではやたらと「父親」を強調していた鷹岡だが、彼の異常な家族観は「彼の父親から叩き込まれたのではないか」と考察する読者もいる。
実際に、渚の母親の潮田広海のように毒親に育てられた人物が毒親と化してしまったケースもあるので、鷹岡も似たような境遇にあったかもしれない。



「悪い子達だ…勝手に恩師の項目を全消しする。父ちゃんはそんな子に教えたつもりはないぞ」

「仕方ない。追記・修正の補習をしてやろう」


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最終更新:2024年04月25日 21:42

*1 アニメ版では土曜日も21時まで訓練となっている。

*2 写真は「前方」と「後方」の2枚を撮っており、「前方の写真」では軍人達は鷹岡と共に笑顔で両手を背中に当てて撮影しているが、「後方の写真」では実際は縄で手首を縛られた状態かつ嫌々ながらの顔で冷や汗を垂らした軍人達が傷だらけの背中を写し、鷹岡はそれを嬉々とした表情で撮影している

*3 実際、渚は鷹岡を拒絶した一方で「本気で僕らを強くしようとしてくれてたのは感謝します」と言っている。

*4 「校内では誰も理事長には逆らえない」と見せつけるパフォーマンスの意味もあったが

*5 なお、殺せんせーは「並外れた実力を持つ殺し屋達を見回りにした」点から黒幕が殺し屋ではないと目星を付けていた。

*6 相撲で言う「猫騙し」