ダーク・ネクロフィア(遊戯王OCG)

登録日:2020/12/21 Mon 18:00:16
更新日:2025/03/05 Wed 21:48:28
所要時間:約 14 分で読めます






死の世界の支配者―――ダーク・ネクロフィア召喚!!



《ダーク・ネクロフィア》とは、遊戯王オフィシャルカードゲームに存在するカードの1枚。
この項目では、原作での使用者であるバクラがこのカードを軸に行った「オカルトコンボ」関連のカードおよびリメイクカードも取り上げる。

外見は半壊した子供の人形を抱いた、屍のマリオネットとでもいうべき不気味極まるモンスター。
本誌掲載時は「ダーク・ネクロフィリア」という名前であったが、少年誌で「ネクロフィリア(死体性癖)」はどうかと思ったのか、コミックス収録時にこのカード名に変えられた。
後付けだが、ネクロ(死体)+フィア(恐怖)という意味として通る。

攻撃名は「念眼殺」。ただし言ったのは闇遊戯である(後述)。
普段は細い目をしているが、攻撃時には眼をカッと見開いてそれはそれは恐ろしい顔になる。


原作において

バクラがバトル・シティの予選トーナメントにおいて繰り出した対遊戯用の切り札。
原作ではなんと攻撃表示のモンスター3体を5ターン以内に戦闘破壊によって墓地に送らなければならないというOCG版より厳しい召喚条件があり、《絵画に潜む者》《夢魔の亡霊》《首なし騎士》を無防備に召喚しては闇遊戯に破壊させ、自らのライフを大量に失いながらも召喚条件を整えた。

だが、バクラがそこまでして《ダーク・ネクロフィア》を召喚したのは、闇遊戯に倒させるためであった。
《ダーク・ネクロフィア》の特殊能力とは、墓地に埋葬された時、抱いていた人形に宿る「マリオネットの亡霊」が相手モンスターに憑依し、攻撃命令を受けた時に相手プレイヤー自身に攻撃するというもの。
その攻撃によって、憑依モンスターの攻撃力の半分のダメージが及び、その分をライフとして吸収する「邪霊破(スピリット・バーン)」が狙いであった。
しかも、憑依先はバクラが毎ターン任意に選ぶことができ、おまけにどのモンスターに憑依したかは闇遊戯からは確認できないという厄介極まる特性が備わっていた。

これに加えてモンスターの攻撃を1体に制限する《暗黒の扉》、壁モンスターの《地縛霊》に、相手の攻撃モンスターを自分が指定する《沈黙の邪悪霊》と合わせて闇遊戯の攻撃を徹底的に牽制するロックキュアバーンの布陣を構築。
さらに、発動状態で相手のターンが4回終了すると特殊勝利する《ウィジャ盤》を勝ち筋として用意する「オカルトコンボ」を炸裂させ、闇遊戯を窮地に追い詰めた。

対戦終盤、《ウィジャ盤》を維持する条件である「墓地に眠る《ダーク・ネクロフィア》」を消し去るという突破口に気づいた遊戯により、《死者蘇生》でこのカードが奪われたために《ウィジャ盤》が消滅
そのままバクラの攻撃モンスターである《死霊伯爵》を返り討ちにしたが、直後にバクラが発動した、フィールドを1ターン前の状況に戻す《デジャヴー》によって盤面が元に戻り、再び墓地に戻った。

最終的には《オシリスの天空竜》の降臨で逆転され、マリオネットの亡霊も神には憑依できず砕け散ることになった。

その後、闇マリク戦では《死霊操りしパペットマスター》の効果で呼び出されたが、もろとも《ラーの翼神竜》によって灰と化した。

地味に、原作ではじめて「特殊召喚モンスター」という呼称が使われたモンスターでもある。

アニメにおいて

《ウィジャ盤》ともどもOCG仕様に変更され、《スピリット・バーン》はアニメ初出のフィールド魔法《ダーク・サンクチュアリ》に受け渡された。
こちらでのネクロフィアは《ダーク・サンクチュアリ》の効果を適用するための条件。
なおバクラが序盤で召喚条件を揃えるためにやっていた雑魚モンスターの棒立ちについて城之内からも疑問の声が上がったが、海馬から「そんな事も分からんのか凡骨デュエリストが」と前置きした上で「守備表示で出せば警戒されるかもしれんだろうが(意訳)」と説明されることで一応のフォローが入っている*1

デュエルの流れもあまり変わっていないが、《スピリット・バーン》を攻略する方法がクリボーに対する「力の集約」「悪魔払い」のコンボに変わっている*2

闇遊戯に《死者蘇生》で奪われた返しのターン、唐突に出てきた《昇霊術師ジョウゲン》*3によって破壊されたことで墓地に戻っている。


OCG


特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守2800
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から悪魔族モンスター3体を除外した場合に特殊召喚できる。
(1):モンスターゾーンのこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。墓地のこのカードを装備カード扱いとしてその相手モンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードが装備されている場合、装備モンスターのコントロールを得る。

Labyrinth of Nightmare -悪夢の迷宮-で登場。
過酷な召喚条件は墓地の悪魔族3体の除外のみに緩和され、マリオネットの亡霊の憑依効果のみが再現された。
適用条件は相手によって破壊されることだが、自爆特攻にも対応するのは大きい。
召喚条件となる墓地の悪魔族3体だが、悪魔族はアンデットについで墓地肥やしに長けているため、意識せずとも3体は自然に溜まる。
また、《高等儀式術》で悪魔族を墓地に送ることも考えられる。いっそのことバクラ繋がりで《闇の支配者-ゾーク》を採用するのも面白いかもしれない。

ただし、コントロール奪取が発動するのはエンドフェイズなので、相手のターンに破壊される場合はタイムラグが厄介。
攻撃対象を移し替えるタイプの罠カードなどと併用してフォローしたいところ。

ちなみに特殊召喚モンスターではあるが、一度正規の方法で呼び出せば蘇生も帰還も可能。
単純に効果を無視し、エクシーズ素材として使いまわすのも一つの手である。

ちなみに《ウィジャ盤》との相性は最悪
このカードが装備カードとして魔法・罠ゾーンを占有してしまうため、死のメッセージが出せなくなるのである。
この点については各種サポートカードや《ダーク・サンクチュアリ》とのコンボがフォローしてくれる。
ただ、本当にガチで《ウィジャ盤》デッキを組もうとすると、シナジーがゼロどころかマイナスのコイツは入らないのが現状だが……。


関連カード

原作・アニメでの関連カードも含む。

  • カース・ネクロフィア
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):除外されている自分の悪魔族モンスター3体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターをデッキに戻す。
(2):モンスターゾーンのこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを墓地から特殊召喚する。
その後、自分フィールドの魔法・罠カードのカード名の種類の数まで相手フィールドのカードを選んで破壊できる。
10期に登場したリメイク版。死と呪いの支配者。
憑依効果は自己再生+除去効果に変わっており、こちらは自分フィールドの魔法・罠の「カード名」を参照するためウィジャ盤&死のメッセージとのシナジーが良好。
召喚条件はカードの効果のみに変わっているが、コイツ自身が特殊召喚効果を備えているので出しやすさは原種より上。
また墓地にダイレクトに埋葬してからの蘇生も可能。
ちなみに《ダーク・ネクロフィア》を特殊召喚すると自動的にコイツの召喚条件も整う。
ただし、自己再生はエンドフェイズなのでやっぱりタイムラグが痛い。むしろこいつも原種同様出しやすいレベル8として捉え、効果は使えたらラッキー程度に考えよう。


  • ウィジャ盤
永続罠
このカードと「死のメッセージ」カード4種類が自分フィールドに揃った時、自分はデュエルに勝利する。
(1):相手エンドフェイズにこの効果を発動する。
手札・デッキから、「死のメッセージ」カード1枚を「E」「A」「T」「H」の順番で自分の魔法&罠カードゾーンに出す。
(2):自分フィールドの「ウィジャ盤」または「死のメッセージ」カードがフィールドから離れた時に自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードは全て墓地へ送られる。
バクラの代名詞というべきカードの一つ。「オカルトコンボ」の肝その2。
原作では《ダーク・ネクロフィア》が墓地にいないと維持できなかったが、OCGではすっぱり関係性を切り離している。
相手のエンドフェイズに死のメッセージを1枚ずつ場に出し、全部揃ったら勝利となる。ただしこのカードかメッセージが場を離れたら全部道連れで墓地に送られる。

特殊勝利の中でももっとも成立させるのが難しいカードと言われるが、反面このカードとメッセージを守りきれば勝利という単純明快な条件故、コンボとしての難易度そのものは低い。
ちなみに死のメッセージは墓地からは出せないため、《貪欲な瓶》などを併用したい。


  • ダーク・サンクチュアリ
フィールド魔法
(1):自分の「ウィジャ盤」の効果で「死のメッセージ」カードを出す場合、そのカードを通常モンスター(悪魔族・闇・星1・攻/守0)として特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したカードは「ウィジャ盤」以外のカードの効果を受けず、攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に発動する。
コイントスを1回行う。表だった場合、その攻撃を無効にし、その相手モンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
アニメで登場した辻褄合わせ用のカード。9期にOCG化された。
元は魔法・罠カードをモンスターゾーンに出せるという特異な効果で、《ダーク・ネクロフィア》が墓地にいないと効果が有効にならず、さらに毎ターンモンスターを生け贄に捧げなければ自壊するという重いカードだった。
OCGでは維持コストと適用条件がなくなり、死のメッセージをモンスターとして出せる効果になった。
モンスター化した死のメッセージは攻撃対象にならず、完全耐性を持つが、壁モンスターにもならないのが難点。
さらに《スピリット・バーン》を再現した運頼みの攻撃反射効果も備わったが、さすがにライフ吸収はカットされた。

このカードの最大の貢献は、《ウィジャ盤》の特殊勝利を狙うに当たってネックだった魔法・罠ゾーンの圧迫を一気に解決してくれたこと。
これにより各種防御カードを併用できるようになった上、このカード自身が攻撃の制限を行ってくれるため、オカルトコンボの成功率がぐっと上がった。
ちなみにややこしいが、このカードがなくなってもモンスター化した死のメッセージはなくならない。

また各種素材には問題なくできるが、耐性があるため融合素材にだけはできない。


オカルトコンボ用カードのリメイク

バクラが闇遊戯戦で使ったカードもほぼOCG化されているが、11期になって《カース・ネクロフィア》とともにそいつらのリメイクやサポートカードも参戦している。
これらはいずれも《ダーク・ネクロフィア》をサポート範囲に含んでいる。

  • 怨念の邪悪霊(ダーク・スピリット)
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1600/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分の墓地の悪魔族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードが墓地に存在し、悪魔族・レベル8モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札に加える。
《沈黙の邪悪霊》のリメイクその1。なんと《絵画に潜む者》と《地縛霊》と合体してモンスターになった。
相手のカード効果の発動に呼応して墓地からレベル8の悪魔を蘇生する誘発効果と、レベル8の悪魔が墓地に送られた時に自己サルベージするループ効果を備えている。
蘇生効果の方は蘇生したモンスターの効果を無効にしてしまうが、《ダーク・ネクロフィア》と《カース・ネクロフィア》はフィールドで使用できる効果が何一つないので実質ノーリスク。ただし相方の《抹殺の邪悪霊》と異なり、対象を移し替えられないのでガードには向かない。
自己回収効果の方は自身以外が墓地に送られた場合の任意効果である=ダメージステップには使えないため、戦闘破壊に対応していないことに注意。


  • 抹殺の邪悪霊(ダーク・スピリット)
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1600/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターが攻撃するダメージステップ開始時に、自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分の墓地の悪魔族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替えてダメージ計算を行う。
(2):このカードが墓地に存在し、悪魔族・レベル8モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札に加える。
《沈黙の邪悪霊》のリメイクその2。こっちは《夢魔の亡霊》《首なし騎士》と合体した。
相方と違い、こちらは相手の攻撃時に墓地のレベル8の悪魔を蘇生して壁にする効果を持つ。
蘇生範囲には特に際立って攻撃力の高いヤツはいないので、破壊を条件とする効果持ちを狙いたい。
ネクロフィアなら《ダーク・ネクロフィア》の方でコントロール転移、《カース・ネクロフィア》の方で大量除去が見込める。
自己サルベージは怨念の方と同じで、ダメステに使えないのも同じ。


  • ダーク・オカルティズム
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ウィジャ盤」1枚または悪魔族・レベル8モンスター1体を選んで手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地の「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードの中から、任意の数だけ選び(同名カードは1枚まで)、好きな順番でデッキの一番下に戻す。
その後、戻した数だけ自分はデッキからドローする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
オカルトコンボ用のサーチカード。手札コストを払ってウィジャ盤か、レベル8の悪魔をサーチできる。
サーチ対象にはネクロフィア2体の他、《トーチ・ゴーレム》や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》が含まれている。
暗黒界(グラファ様)、インフェルノイド(アラドメレク)、破械(雙極の破械神)、イビルツイン(キスキル・リィラ)等、レベル8悪魔族をキーカードとするテーマがもっぱらこの効果目当てに採用していることも。

墓地効果の方は墓地の《ウィジャ盤》と死のメッセージをデッキボトムに戻してのドロー効果。
最大で5枚ものドローが見込める強力な効果だが、1ターンは最低でも待たなければならないため、どちらかというと《ウィジャ盤》による抹殺が失敗した場合のアフターフォローとして使うのがベター。


  • 死の宣告
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、自分フィールドの「ウィジャ盤」及び「死のメッセージ」カードの数まで悪魔族モンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):魔法&罠ゾーンのこのカードを墓地へ送って発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「死のメッセージ」カード1枚を選び、「ウィジャ盤」の効果扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに出す。
変則必殺技カード。《ウィジャ盤》による特殊勝利を、バクラを始めとして「死の宣告」と呼んでいたのが由来。
効果としては《ウィジャ盤》と死のメッセージの数まで、墓地か除外から悪魔族をサルベージする手札増強効果と、表側表示のこのカードをコストにしての死のメッセージの追加。

目玉となるのはメッセージの加速効果だが、これを使う場合ちょっと注意が必要。
《ウィジャ盤》はフィールドにある死のメッセージとは無関係にE→A→T→Hの順でしか死のメッセージが出せないため、順序良く揃えようとすると……。

ウィジャ盤「エンドフェイズにウィジャ盤発動(D)! 効果で《死のメッセージ「E」》を出すぜ!」
死の宣告「じゃあ俺は《死のメッセージ「A」》を出すぜ!」
~次のターン~
ウィジャ盤「エンドフェイズにウィジャ盤の効果!《死のメッセージ「A」》を… あれ?
死の宣告「あ、《死のメッセージ「A」》出しといたから《死のメッセージ「T」》でいいよ」
ウィジャ盤「無理」チーン

……という悲しいことに。
そのため、死の宣告で出すメッセージはDEATHの逆、H→T→A(→E→D)の順としなければならない。

また、《ダーク・サンクチュアリ》の影響下、かつ《ウィジャ盤》がない状態でこのカードによって死のメッセージをモンスター化した場合、相手はこの死のメッセージを除去する方法を事実上失うことになる*4
こうなると《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や《サタンクロース》などの「コストによるリリース」かプレイヤーに強制する効果で処理するしかない。
ちなみに「《ウィジャ盤》の効果扱いで出す」ため、《ウィジャ盤》本体がなくても死のメッセージを出せる。このカードを使いまわして4枚揃え、その状態で《ウィジャ盤》を発動した場合チェーン確認なしで勝利するという裁定が出ているため、狙ってみるのも面白いかもしれない。

サルベージ効果では上記の邪悪霊2種の他、クリボー一族や《バトルフェーダー》など手札から効果を使える連中を選びたい。

  • 地縛死霊ゾーマ
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは発動後、以下の効果を持つ効果モンスター(アンデット族・闇・星4・攻1800/守500)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしても扱う)。●攻撃可能な相手モンスターはこのカードを攻撃しなければならない。
(2):このカードの効果で特殊召喚したこのカードが相手モンスターの攻撃で破壊された場合に発動する。このカードを破壊したモンスターの元々の攻撃力の倍の数値だけ相手にダメージを与える(最大3000まで)。

壁モンスターとして闇遊戯の攻め手を終始阻んだ《地縛霊》が記憶篇で登場した《死霊ゾーマ》と合体。
概ね原作のゾーマを再現しており、攻撃誘導と、自身を破壊したモンスターの攻撃力を倍返しするエクトプラズマー能力をまんま再現している。ただしこちらは表遊戯戦を踏襲しつつ、本家ゾーマの上位にならないよう意識したのか3000ダメージが上限。
跳ね返せるダメージは本家が、確実性ならこちらが上。上限があると言っても、3000ダメージは1枚のカードでたたき出せるダメージとしては最高に近く、バーン系のデッキに入れるのも手。

ちなみに「闇属性の」「地縛と名のつく」モンスターになるので、使い手的には全然関係ないようで微妙に縁があったりする「地縛」カテゴリに含まれていたりする。もっともジオグレムリーナ・ジオクラーケンの融合素材に出来る程度なので、あちらにはまず入らないだろう。


追記・修正はマリオネットの亡霊が憑依してからお願いします。

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最終更新:2025年03月05日 21:48

*1 しかし視聴した決闘者からは「攻撃表示の方が警戒するだろ」とツッコまれたうえ、劇中でも闇遊戯は不自然なプレイングを思いっきり警戒していたりするが……。

*2 原作では「モンスター回収」でモンスターを戻し、クリボーを出すことでマリオネットの亡霊と「沈黙の邪悪霊」を両方憑依させて「連鎖破壊」でもろとも破壊する、というものだった。ちなみに原作で闇遊戯はオカルトコンボ打開のためとはいえ破壊してしまったクリボーに心中で「許せ…」と謝っていたが、アニメではむしろ得意げに笑いながら破壊している。

*3 ウィジャ盤のOCG効果とそのフォローの《ダーク・サンクチュアリ》の効果の都合で、闇遊戯が指摘したように「暗黒の扉」を破壊しなければ魔法・罠カードを新たに発動できない状態になっていたため、原作の魔法カード「デジャヴー」では使用できない状況であったためだと思われる。

*4 攻撃対象にできず、完全耐性によって除去も効かず、唯一の自壊条件である《ウィジャ盤》および他のメッセージの除去もできない