夢澤恒星(忍者と極道)

登録日:2021/01/14 (木曜日) 20:53:00
更新日:2025/03/29 Sat 23:37:42
所要時間:約 18 分で読めます






オウヨ恵介(ケースケ)…オレらは極道
真っ当な世間様に背中向ける逸れ者(ゴミ)だ……だがよォ!!!


世間なんざ関係ねえ!!!


顔上げた方向 それが極道(オレら)の“前”だ!!!


下向くんじゃねえ恵介(ケースケ)ェ!!! てめーは前向いて生きろ!!!


夢澤(ゆざわ)恒星(こうせい)とは『忍者と極道』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

年齢:38歳
生年月日:1981年8月24日
身長:223cm
体重:182kg
好きなもの:竹本の組長(オヤジ)、舎弟達、お菓子作り、Eテレ


【概要】

東京で破壊の限りを尽くす極道陣営最初の刺客。
「仁義の大侠(おおおとこ)の異名を持つ『破壊の八極道』の一人。二代目竹本組の表の組長であり、裏組長の極道(きわみ)の懐刀を務める忠臣。
外見はオールバックのロン毛をひっつめにした屈強な大男で、「みんな!!!″麻薬(ヤク)″キメろォォ!!!」というこの作品を象徴するあまりにも有名な台詞を生み出した張本人。
また何らかの理由で表舞台から転落せざるを得なかったり真っ当な道を歩めなかったりと、悲壮な過去を持つ八極道の面々の中では唯一生粋の極道であるという大きな特徴ももっている *1

刺青は愛と家庭円満の象徴である「愛染明王」。


本編では忍者をおびき出す為の悪事として敵対中の極道や半グレ計100人を拉致すると、部下と協力して彼等の首を切断し、生首100個を竹下通りに並べて飾ることを画策。
大量の半グレや極道をカブチカに拉致して殺戮していた。


【人物】

一人称は「オレ」
極悪非道の極道でありながらも心優しく面倒見の良い性格。恩人である先代組長の教え「極道教典(ルール)」を受け継ぎ、
  • 「堅気は殺さない」
  • 殺人(コロシ)20歳(ハタチ)になってから」
などのルールを舎弟達にも徹底させている侠客。
極道(きわみ)への忠誠心は本物であり、極道(きわみ)の本性と恐ろしさ、そしてそれ故の本質の全てを知った上で(おとこ)(おとこ)の”(おとこ)”に惚れる――それは恋愛(あい)より重い…!!」と彼に付き従う*2
ただしプリンセスシリーズには興味がないのか、極道(きわみ)が大量のグッズを買い込んだり、持ち込んだBD-BOXで恵介達がプリオタになったことには呆れる様子を見せている。
また顔に似合わずお菓子作りとEテレの理系番組を見るのが趣味で、お菓子作りはプロ顔負けの技量と主夫としての才能も高い(極道向け女性週刊誌に直伝レシピが掲載されるほどの腕前)。

だが懐古主義気味であり、極道の威光が覆っていた90年代までの荒れた歌舞伎町「世間から弾かれたはぐれ者達を誰でも受け入れる町」と称して尊び、現代の浄化され観光地化した歌舞伎町の在り方を毛嫌いして怒りと嘆きを抱く。

総じてポピュラーな『仁義を尊び義理人情に厚いヤクザ』のイメージに一番近い存在であり、この世界の極道の中ではかなり真っ当な人格者に当たる。
その優しさは彼と直接対決した祭下陽日すら認めるところ。
また他の八極道達が出る度に度を越した凶悪さを見せつけてくるため、話が進むにつれて相対的に彼の善性や評価が上がってきており、聖人視する読者もチラホラいる。感覚麻痺してない?
なお組の経営はかなり苦労していたようで、忍者の襲撃(カチコミ)による極道業界の弱体化に加え、若者が極道ではなく半グレに流れていく時代の流れには笑顔の裏でかなり悩んでいた。


だがその一方でルールに反しない犯罪は全肯定しており、
  • オレオレ詐欺グループを仕切り、未成年の構成員にも掛け子として積極的に手を汚させる(=せめて彼らは自分達と違って真っ当な人生を、とは考えていない)。
  • 尊敬する前組長が国会議員の一家を誘拐してブッ殺した話を感動の美談として語る。(しかも殺した相手のことはよく憶えていない)
  • 敵対中の極道や半グレ計100人を拉致し命乞いを無視してスポーツ感覚で楽しく引き千切る
など敵対者には情け容赦のない冷酷で残虐非道な二面性を持ち、彼もまた本作の極道に漏れず超極悪人である。
そもそも未成年の構成員が組織的にオレオレ詐欺に手を染める光景を、部下共々子供の成長を見守る親のように優しく眺めており、優しいとは言え倫理観はしっかり極道族のそれ。あくまで堅気は直接殺してないだけに過ぎない。
彼が重んじるルールの1つである「殺人は20歳になってから」も、裏を返せば「20歳になってからは殺人にも手を出していい」ということでしかない。
また警察(イヌ)政治家(ブタ)は堅気に分類してない*3のか、尊敬する先代が殺しても特に何の感慨も抱いておらず、他の極道たちが堅気に手を出しても特に止める様子もない。

一方、冒頭の台詞のように「自分達の側が悪党」という自覚があるのは、一般の極道とも異なる所である。

なお、他の八極道は何らかの血縁者や家族になり得る存在と深い関係 *4 があったが、彼のみそれが見当たらない。
家庭に何かしら不和があり、それが原因で家出したらしいので家族云々に未練はない、もしくは竹本組の仲間達が家族のようなものという認識なのだろうか。

ちなみに「極道ながら身寄りのない子供を拾って仲の良い擬似親子関係を構築して生活する」というスタンスが『割れた子供達』の地雷をダイレクトに踏み抜いていたためか、
はたまた暗殺者としての技術を叩き込まれる前から明白に夢澤を上回る実力を持っていたためか、
同じ八極道のメンバーのガムテからは嫌悪感を向けられるほど辛辣に扱われていた。
当の夢澤も自身の信条とはありとあらゆる面で正反対の存在である割れた子供達をどう思っていたのかは不明。
一応過去の回想では極道から虐待じみた教育を受けるガムテを見てやるせない顔をしている。


【戦闘能力】


お控ぇなすってェ!!

″破壊の八極道″夢澤恒星!!

亡き極道の無念怨念晴らすためッ 忍者のお命頂戴いたしやす!!


実力は極道(きわみ)が認める程の八極道最弱の凡夫
夢澤自身も「一番芸のない男」と自嘲するが、通常の銃撃ならば『地獄への回数券(ヘルズ・クーポン)』抜きで何発受けてもビクともせず、首の血管をナイフで掻っ切られて大量出血しても尚生存可能な極めて屈強な身体を持ち、拳銃による銃傷程度なら「この程度の怪我“松坂牛(マツザカ)”喰やすぐ治る」と豪語するほどに再生力も高い。
また趣味が高じてか見かけによらず頭の回転にも優れており、短時間で陽日の異能の性質をほぼ完全に見抜いてみせた。

『地獄への回数券』の強化は肉体耐久力が主で、全身を黒焦げに焼かれ腹に巨大な風穴を開けられても尚戦闘続行が可能な程のタフネスを会得しており、そのタフネスは間違いなく作中トップレベル。

彼と忍者との戦いは極道(きわみ)すら「強者と弱者の戦い」と評していたが、一方でその弱さ故に「夢澤が忍者を殺せれば、極道の勝利(あした)に希望が灯る!!」とも期待を寄せられていた。

後に他の八極道が登場する度に、度を越した能力と傘下組織の実力・影響力が見られるようになり、逆説的に夢澤が最弱であると話題になる。
しかし、日本極道界最高峰の精鋭集団である八極道に席を列している事からも、並みの極道や警察、政治家では彼には太刀打ち出来ない。
事実、拳銃を持った鉄砲玉を身一つで屠り、手筈を整えていたと思われるとはいえ、八極道勢力に反する極道や半グレ100人の迅速な拉致に成功する等、個の強さ・リーダーとしての能力を見れば十分すぎるほどの傑物であり、弱く見えるのは他の八極道が異常すぎるだけと言わざるを得ない。


武装

  • 関の短刀(ドス)
極道(きわみ)からの誕生日プレゼント。
国宝級の刀匠に別注で作らせたという逸品で、灼華繚乱に晒されても刀身には一切影響がないほどの強度と耐熱性を持つ。


極道技巧(ごくどうスキル)

  • 進撃の極道電車道(ヤクザライナー)

“進撃の極道電車道(ヤクザライナー)” 出 発 侵 攻!!!

耐久(タフ)肉体(ガタイ)で決して止まらず真っ直ぐ標的の元まで突き進むだけの極道技巧。
単純過ぎるが生半な攻撃では銃撃は勿論忍者の攻撃ですら一切怯まず、熱傷Ⅲ度の大火傷を全身に負っても腹に大穴が開こうとも、不安定な足場だろうと全く衰えない突撃の勢いが特色で、一気に間合いを詰めて拳打や短刀(ドス)の刺突に繋げていく。
逆を言えば、突き進むための足場となる「道」がなければ全くの無力になってしまうのが最大の欠点。
なお使用時には明王の絵がペイントされた「地獄行き」特急電車のイメージ映像が顕現する。

その真髄は攻撃を耐えるフィジカル面よりも「一つの目標に目掛けて無我(バカ)の境地となり突き進む」ことでメンタル面を大きく強化する極道技巧。
極道(きわみ)が使用した際には騎兵のイメージを顕現させつつ、見た者に本能的な危機感を植え付ける舞踏鳥(プリマ)の幻影をも突破できた。
メンタル面の強化がメインの技なので地獄への回数券なしでも問題なく繰り出せるが、麻薬がキマっていれば相乗効果で脅威度は大きく跳ね上がる。

技名の元ネタは恐らく漫画『進撃の巨人』及び、その登場人物「ライナー・ブラウン」だと思われる。調査兵団に謝れ


【関連用語】

  • 忍災孤児(にんさいこじ)
所属していた組が忍者の襲撃(カチコミ)によって壊滅し、行く(あて)を失った未成年極道の総称。
忍者は極道たちには非情であるものの、襲撃前に逃がされたり、発見されても殺人を犯してはいないからと見逃されたりし、未成年極道が生き永らえたり発生するケースがある。
作中では夢澤に引き取られた3人の忍災孤児が登場するが、現状彼ら以外の例がないため、おおよその数や他の孤児たちの去就などは不明。
世間に背を向けて極道となったものの、まだそこまで力のない未成年のうちに裏社会における寄る辺が失われてしまうのは、確かに極道視点では災害のようなものかもしれない。
が、その呼び方からは、極道たちの「自分たちは被害者だ」という意識が滲み出ているうえ、拾われた孤児がまた極道として悪事を働くこともある。

  • 歌舞伎町地下倶楽部
通称「カブチカ」
元々は新宿歌舞伎町地下に建造された旧日本軍の軍事施設を戦後在日米軍が改造した秘密キャバレー。
戦争で病んだ米兵による銃乱射事件がきっかけで放棄され、以降は極道が倉庫として違法取引(ビジネス)に活用していた。
表社会では都市伝説扱いされており、現在は新宿のとある地下駐車場から出入りできる。

  • オトコング
『フラッシュ☆プリンセス』に登場する魔ゴリラの敵幹部。
ビジュアルは筋骨隆々で厳ついゴリラの巨漢。
主人公のアブちゃんと最初に戦った幹部であり、仲間の仇を討つためアブちゃんに挑むが敗北し5話目で退場する。
だが、主人公の相棒(パートナー)妖精モエルンを道連れにして戦死したため、極道(きわみ)「執念の”(オトコ)“」とオトコングを讃えている。
なお5話のエンドロールでヒースのキャラソン『孤独の唄』が流れている。


【二代目竹本組】

歌舞伎町に居を構える夢澤恒星が率いる男羽會(おとわかい)傘下の暴力団。
ただし夢澤の方針もあり外道味は後の極道陣営の中では薄め。恐らくは初代組長の死後、別の男羽會系の組で修業を続けた夢澤が一本立ちする際に二代目竹本組を襲名したと思われる。
組全体がアットホームな仲であり結束力は極めて高いが、初代組長が国会議員の一家を拉致し殺害しているため根はしっかりと極道らしく外道の巣窟。
クリスマスや舎弟の誕生日には夢澤が手作りケーキを、バレンタインには手作りチョコレートを振る舞うのが恒例らしい。
名物は仲間同士で集まり組体操の要領で高層の塔を築く男結塔(だんけつとう)

勢力としてはただの暴力団でしかないため、構成員の個々の実力・実績も含め、八極道陣営の中では間違いなく最弱に位置する。
但し、その評価はあくまで『破壊の八極道の一人が率いる組織』として見た場合のもので、劇中でも見られた強い団結力を加味すると、並の暴力団よりも遥かに手強いことは間違いない。
そもそも忍者をおびき出すために行われた極道と半グレの拉致からして、迅速な行動や緊密な連携が求められる結構な難題*5であり、後述するように生死の境をさまよう中でも、組員たちの団結力は健在だった。
八極道の一人の配下として、彼らも十分に『極道勇者』*6であると言えるだろう。


人物

  • 竹本組長
よう…でっけぇ野良犬だな〜…!!!
いや…もう野良犬じゃねえ…!!立派な“(オトコ)”の死に様だ…!!
なあ…恒星!!!

竹本組初代。故人。
10代の頃に家出してから当ても無く歌舞伎町を彷徨っていた夢澤を拾い極道の道に導いた夢澤にとっての恩人。
外見は顔に大きな横一文字の傷がある小柄な老男性。
孤独な無法者(アウトロー)達に慕われた極道(きわみ)も認めるほどの大任侠として知られる。
若かりし頃の夢澤におはぎを作ってあげたりしたことがあるらしく、「てめーまじめに詐欺(しごと)しねーとおはぎ作ってやんねーからな!!!」と当時の夢澤を叱りつけている。
20年前の真冬の深夜に国会議員の一家を拉致し殺害していた最中忍者による襲撃を察知し、当時未成年だった夢澤らに対し、「スイカを買ってこい」と無理難題を命じその場から逃がした後、そのまま忍者に殺害された。

なお、後述する恵介を拾った際の夢澤の台詞及び服装は明らかに彼を意識したもの。
ここから「自分を拾ってくれた組長のようになりたい」という夢澤の心情が伺える。

  • 捨松(すてまつ)佐吉(さきち)
竹本組の組員。眼に傷がある方が捨松で角刈りで髭の方が佐吉。
夢澤とはほぼ同期で、共に竹本の組長に忍者の襲撃から逃してもらった経験を持つ。
竹本組長亡き後、夢澤を跡目に推してずっと支え続けた盟友。

  • 粋田(いけだ) 恵介(ケースケ)
ここは死んでも通さねぇ“絶対(ゼッテー)”だ!!!
夢澤の組長(アニキ)はオレが護る!!!

二代目竹本組見習い小僧。
夢澤が育てている忍災孤児の少年で夢澤の舎弟。年齢は15歳。
精悍な顔立ちの美男子のヤンキーで、髪型は金髪に染めたロング刈り上げ。

一人称は「オレ」
『フラッシュ☆プリンセス』のファンで、プリバナナこと祈流が大好きなプリオタ。
ニワカ呼ばわりされるとマジギレするレベルのガチファンで、懸命に妖精の看病に奔走する姿を観て「この子はオレが支えてー」と思ったのがハマった原因。
未成年ながら振り込め詐欺に積極的に手を染めていたが、夢澤の方針もあり人殺しはしていない。
地下駐車場で忍者(しのは)と遭遇し、腰のキーホルダーからプリオタ同士とわかり、短時間ながら心を通わせる。
刺青は背中の「ドラゴンボール」と両腕から両胸へかけての「二匹の竜」。

『地獄への回数券』の強化は両腕の強靭(タフ)さが主。
加えて忍者(しのは)をして拳闘重量(ボクシングヘビー)王者(チャンプ)を超えてると言わしめるほどのパンチ力を手に入れている。

一時期は忍者(しのは)からは殺人未経験(ドーテー)であることを見抜かれて見逃されそうになるも、夢澤を守るため『地獄への回数券』をキメて忍者(しのは)の前に立ち塞がった。
当初こそ拮抗するも、忍者(しのは)の超人的な力の前にはなすすべなく、そのまま硬化させた両腕ごと首を斬り飛ばされる。

(押忍…夢澤の組長(アニキ)
(今まで…本当(マジ)有難(あざ)っした…!!!)

首を斬り落とされた後も、事切れる寸前まで夢澤の身を案じながら死んでいった。



  • 高志(たかし)仏茶(ぶっちゃ)
恵介と同じく忍災孤児の少年。2人共恵介と同じ15歳。
アゴ髭を生やした大柄な方が高志で、チョビ髭を生やしたやや太めの方が仏茶。それぞれ漢女(おとめ)なプリストロベリー完璧なプリグレープのファン。
夢澤の命令で恵介と共にスポーツドリンクを買いに併走するが、運悪く道中出くわしてしまったガムテの怒りに触れてしまい2人まとめてあっさり首を落とされた。


  • 輝村(きむら) 極道(きわみ)
夢澤…努々油断するな
極道(われわれ)は"忍者(かいぶつ)"の逆鱗を毟り取ったのだよ…!!

極道陣営側の主人公。竹本組″裏組長″
見習いとして竹本組入りした極道(きわみ)の圧倒的な知性と器に惹かれた夢澤から数年前に組のトップの座を譲り受けた。
表の仕事が忙しい為、基本的に竹本組の運営は夢澤に一任しているが、『プリンセスシリーズ』のBD-BOXを差し入れる等、無関心という訳では無く他の組員と交流を持つ気はあるらしい。単に趣味の一環なだけかもしれない
裏組長だけあって極道界隈でこそ名は知られてるものの、表社会でその存在は知られておらず、警察の調査では最後まで極道(きわみ)の存在を見つける事は出来なかった。
なお最初から彼の実力を見抜いて惚れていたわけではなく、「ガリ勉青ビョータン」と内心見下して当初は長く続かないと見込んでいたのだが、入組して数日でオレオレ詐欺のビジネスモデルを独りで立案して夢澤を驚愕させたことが認識が変わる契機になった様子。

それ以外の詳細については個別項目を参照。


【竹本組の熱き団結の語録抜粋】

  • 忍災孤児
  • 邪魔(ウザ)いねぇ」
  • 「何考えてるってお前よぉ…見りゃわかんだろ “生首”作ってんだよ」
  • 「オウオウ舎弟達(オメーラ)!!もうちょっとで“生首”100個だぜ頑張れェ〜〜ッ!!」「押忍!有難(アザ)っス夢澤の組長(アニキ)ィ!!」
  • 殺人(コロシ)20歳(ハタチ)になってから
  • 「てめーらァ!!!まじめに詐欺(しごと)しねーとバレンタインチョコやんねーからな!!!」「やれやれ…この調子じゃ奴らの将来心配だぜ…!」
  • 「国会議員かなんかの一家拉致ってブッ殺していたあの倉庫でよォ…竹本の組長(オヤジ)が急に…真冬の深夜にスイカ買ってこいってよォ…!!まだ未成年(ガキ)だったオレを…忍者から逃してくれた…!!」
  • 怪物(チート)無敵能力(チート)
  • 馬鹿野郎(バカヤロ)が どんな人間にだって“前“はあるんだぜ!!!」
  • 全身全霊(ガチンコ)
  • 「全身にパネェ力が漲る…!!!これが“麻薬(ヤク)”の力か!!?」
  • 「な… “生首”作っといて…助かった…ぜ!!!“血の池”で消火できた…!!!」
  • 出発侵攻
  • 無我(バカ)
  • 「「オレだよオレ」と言うだけで老人をダマして稼げるなんて…!!な…なんて革新的なビジネスプランだ」「あれェ…?私…なんかやっちゃいました?」


【劇中での活躍】

第1話から極道(きわみ)の運転手として登場。

『第二章:燃える仁義のカブチカ』


短刀(ドス)一本…!! 残ったものはこいつだけ!!
短刀(ドス)一本…短刀(ドス)一本か…!! 悪かねえや…! オレには贅沢すぎらあ!!!

在日米軍の施設跡地「歌舞伎町地下倶楽部(カブチカ)」で極道(きわみ)に反目する半グレやヤクザ100人を誘拐・殺戮して忍者達をおびき寄せ打倒しようと目論む。

忍者の襲来を察知して忍災孤児トリオを「男水*7を買ってこい」と無理難題を押しつけて逃がした後に陽日と対峙するが、陽日の忍手暗刃・灼華繚乱により舎弟共々火だるまにされ腹を貫かれ瀕死の重傷を負う。
しかし事前に殺戮したヤクザや半グレの血の池に飛び込むことで消火に成功し、それにより陽日の異能を見破るまでに至る。
気合を入れるための気付けの切腹により精神を奮い立たせ、陽日の平常心をも奪い大きな隙を作ることに成功。
その隙を逃さず舎弟達が命を賭して作り上げた男結塔で宙を浮く陽日を捕らえて極道技巧の射程内に収めると、舎弟達を踏み台にして短刀で陽日の胸を貫き致命傷を与えるが、その代償として陽日の手刀で首を断たれ戦死する。



『第四章:幼狂死亡遊戯』

『割れた子供達』最高幹部・舞踏鳥極道(きわみ)との戦いにて、舞踏鳥の幻覚に苦しめられる極道(きわみ)の精神内に登場。
幻覚突破のアドバイスを授けると共に、襲い来る幻覚の巨人に対して「進撃の極道電車道」を発動し騎士ドン・キホーテのイメージを纏った極道(きわみ)を乗せる愛馬・ロシナンテとして幻覚内に顕現。
共に無我(バカ)の境地での突進を繰り出し、舞踏鳥攻略の立役者になった。

無我(バカ)になって前進(すす)みましょう!
お供しますぜ…何処までも!!

…ああ!!共に征こう 夢澤……!!



余談

作者によれば全体的な身体のゴツさは板垣恵介先生の漫画リスペクトとのこと。
また彼の対戦相手になった陽日だが、夢澤に絶望を与えるためにとんでもないチート能力者になったという。
名前は元アシスタントから取ったらしい。



”進撃の極道(ヤクザ)追記修正道(ライター)” 出 発 侵 攻!!!





















ところでボス “強請(オネダリ)”…いいスか?

ん〜?

黒塗りの“極道車”
極悪(ワル)そうな“上等(ハイクラス)”がいい “改造(イジ)”ってもらえりゃ最高だ…!!

極道車3万台”ほど 用意お()シャス!!

いいねぇ〜〜!!突っ走ろうか……!!!




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最終更新:2025年03月29日 23:37

*1 ただし、本人の口ぶりからするに家庭に居場所がなく家出して、先代組長に拾われたことが示唆されている。

*2 内心は表の組長の座も明け渡したいようだが、「会社員気に入っているから」と断られている。

*3 人間ではなく動物に分類している可能性も

*4 極道は息子、殺島は母親と娘、ガムテは父親と母親、孔富は兄、MAYAは恋人。

*5 「都内全域に散らばる」「武装して抵抗することがほぼ確実な人間100人」を「独自の情報網を持つ忍者に介入される前に」一か所に集めている。

*6 五章で極道(きわみ)が演説で忍者との戦いで殉死した八極道の配下をそう評した

*7 存在しないスポーツドリンク。「力水」というよく似た名前のものなら実在する