パロムとポロム(FF4)

登録日:2021/09/09 Wed 21:13:31
更新日:2024/03/16 Sat 06:06:49
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このミシディアの天才児 パロム様がお供してやるんだからありがたく思うんだな!

セシルさんとおっしゃいましたね。よろしくお願いしますわ。


FINAL FANTASY Ⅳ』、その続編『FINAL FANTASY Ⅳ THE AFTER YEARS 月の帰還』の登場人物。

声優釘宮理恵(3Dリメイク版、パロム・ポロム共通)

以下のデータは『FFIV』の時点のデータである。

  • パロム
           ,.-- 、 ,. -‐‐‐- 、
      _,..r‐‐''"ヽl:.. ,.::i,.‐- 、.:.:::...:.`ヽ、
    ,.'´:. :.   ..::::::::.:..    :::..ヽ、;: '´
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  ヽ、ヽl:. ヽ-‐'`´ .::..  ‐-'"´  r´,.'´
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     ,.-ゝ:.  ヽ---‐ '´ ...::<´
ジョブ:黒魔導士
性別:男
年齢:5歳
身長:94cm
体重:22kg
出身:ミシディア
利き腕:
髪型:マッシュルームカット
一人称:オイラ

  • ポロム
        ,. --──‐‐- 、,..-、,..._
     ,,. '"´ .... ...:::::... .::.. ヽ..j、ノ‐、
   /  ..:: ;.:.::..  :::::::.. :: ..::ヽ..::.. ヽ
  ,.'  .::::::;:-l ,ヘ .:.;:、 .:... ...::: ::::..ヽ:::.. ヽ、
  ,'  .:::::::;.´  !l ヽ、l l::. i::. ::...:::::::::::ヽ::.:. ,ゝ
 ,'  ;:,.r'─-、 ヽ __l__ヽ、::'、 :::.. :::.. ::::!`"
 ! 'ヾi `'r‐-、   ´ __`ヽヽl :::! ::l .::..::!
 ! | l  l !:::l    l'´ ,..ヽ、 l :.ヽ:.ヽ. :::l
 ';.| l   ` ´      l::ン'  ヽr''ヽ..:: i :::l
  |;:'l   '           _r ) ! ::l ..:;'
    ヽ  ー‐- ..       r、__,.'´ ,.:;:j"´
     ヽ ` ‐ '´     ,. '´ ,.--、'"
      rヽ、___,.. -‐''´‐'"ニ,.--'、
      ! ヽ-、l_,.>‐'´,.-'"  ヽ  l
    /ヽ r‐、ヽ´,.-'´       ヽ´
ジョブ:白魔導士
性別:女
年齢:5歳
身長:93cm
体重:19kg
出身:ミシディア
利き腕:右
髪型:ポニーテール
一人称:私


魔導士たちが住む村ミシディアの出身である幼い双子の魔導士見習い。似てないので二卵性双生児と思われる。
若干5歳でありながら、既に多くの魔法を取得している将来有望な天才児たち。

パロムは天才児を自称し大人に対しても偉そうな物言いをするなど、自信家かつ生意気でいたずら好きな性格。
ポロムは「~ですわ」「~ですの」などお嬢様口調が特徴のしっかり者で、パロムが生意気なことや調子のいい発言をするたびに殴っている。
世が世なら暴力系ヒロインと言われていたかもしれない
ちなみにポロムが姉でパロムが弟にあたる。

二人とも5歳児とは思えない性格と知識を持ち、戦闘力も大人顔負けである。
また、顔は似てないが双子だけあってゲーム中の容姿や服装はかなり似ている。
見分け方は緑基調でちょんまげもしくはお下げがある方がパロムで、赤基調でポニーテールなのがポロム。
ちなみに3Dリメイク版ではキャラモデルがオグロアキラ氏のイラストを基にしているためか髪型などに差異があり、
ポロムにはアホ毛がある他、鼻が黒っぽくなっている。

『FF4TA』では二人とも色々な意味で大きく成長。
パロムは特徴的なお下げを残しつつ髪飾りを付けた容姿となった。
反抗期を迎えたのかテラのような賢者を目指そうと現況に燻っている姿や皮肉めいた言動が多くなるなど斜に構えた性格となった。
一方で長老など目上の人物に対しては流石に敬語を使うようになり、面倒見の良いところや高い洞察力も見せている。
また、SFC版の顔グラを拾ったのかイラストなどではジト目気味に描かれている。一人称も「オレ」に変わった。

ポロムはピンクの髪やシースルーな衣装*1など、大きく雰囲気が様変わりしており多くのユーザーの度肝を抜いた。妙な所でローザの影響受けすぎだろ
一応、小説版だと髪色は自分で染めたものとのこと。
また、お嬢様口調は鳴りを潜めた他、パロムに対してブラコン気味な言動も多くなっている。直接的に手を下すことも無くなった。

ちなみに、『半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!』にもゲスト出演している。


能力


二人とも典型的な魔導士の性能。
オリジナルコマンドとしてパロムは「つよがる」、ポロムは「うそなき」、共通アビリティとして「ふたりがけ」が使える。
「つよがる」は文字通り強がって自分の知性を上げる。
魔法の威力も上がる事になるので、重ね掛けすれば威力もどんどん上がっていくのでお世話になる。
「うそなき」は敵モンスターを混乱させる効果…と言われているが、実際は「敵のレベルを一時的に下げる」というもの。
一応、レベルが下がることで逃げやすくなる効果があるのだが、正直実用性は微妙。
イージータイプでは削除され、3Dリメイク・ガラケー版では「防御力減少」に変更となった。
PSP版では本当に敵全体の混乱になっている。ややこしい…

そして最大の特徴は「ふたりがけ」である。
このコマンドを選択するとパロムとポロムが同時詠唱を開始。
しばらくすると、二人の魔力を集めた魔法「プチフレア」「プチメテオ」のどちらかを発動する。
なかなかに強力なのだが、その特性ゆえ片方がやられたりトードやミニマムなど状態異常になってしまうと行動失敗扱いになる。
その上、消費MPも高めなのでロマン技の色が強い。

TAでは「つよがる」は「はったり」に、「うそなき」は「いのる」へ変更。
「はったり」は「つよがる」と効果はほぼ同じだが、こちらは敵へ向けての挑発となっている。
防御力も下げる一方でカウンター攻撃が飛んでくることもあるため、使い勝手は悪化した。
「いのる」は前作のローザ同様、MPなしで味方全員のHPを回復させる。
また、TAでは「ふたりがけ」はバンド技に変更された。
バンドのシステム自体が「ふたりがけ」の発展とも言えるので妥当な扱いか。
こちらでは「Wファイガ」「Wブリザガ」「Wサンダガ」「Wフレア」をランダムで発動。
どこかで見たことのある内容だが気にしてはいけませんとも


FF4での活躍


乗っていた船がリヴァイアサンにより沈められ、他の仲間と離れ離れになり、ミシディア近くの海岸へと流されたセシル
それでもゴルベーザの手に落ちたバロンを止めるために、かつて自身が水のクリスタルを奪ったミシディアへと赴く。
忠誠を誓ったバロン王の命令だったとはいえ、ミシディアの人々はセシル率いる赤い翼によって幾人か殺されており、彼は冷たい態度で迎えられる。

だが、元よりそのような暴虐が本意だったわけではなく、決して許されないと自覚しつつ、人々からの謗りを受け入れながらも、ミシディア長老に相談。
長老も最初は「今さら謝られた所で殺された者たちは帰って来ない」と突き放す態度で応じたが、
「だが、今のそなたからは、その姿とは違う輝きの欠片が見受けられる」と態度を軟化させる。

バロンの暴走やゴルベーザという敵といった事情を話し、協力を求めると、長老はある条件を提示する。
それは、今の呪われし暗黒剣を捨て、パラディンになるために試練の山へ登ることだった。
誰一人として成せた者のいない試練と警告されるも、セシルは二つ返事で了承する。
そこで長老はある予感を信じ、セシル一人では辛かろうとお供を同行させる事にした。
それこそが、パロムとポロム、二人の天才児である。


…実は、二人は表向きセシルの協力者として、裏では監視役を兼ねていた。
二人ともセシルの行った暴虐を知っており、特にパロムは態度の裏でセシルを全く信用しておらず、何かあれば魔法を叩きつけるつもりだったとか。
だが、試練の山を登りながら、テラとも出会い、徐々に二人は長老と同じ確信を抱くようになっていく。

結果的に、セシルにはまったくやましい心が無く無事にパラディンとなる。*2

無事に試練を終えてパラディンとなったセシルを、長老やミシディアの人々は受け入れ、以後重要な局面での協力者となる。
パロムとポロムも任務を終える事となるが、では同行も解散……となったその時、二人はこれを拒否し、セシルとの同行を選択。
任務によらず自分の意思でセシルを助ける事を選択したのだった。



バロン城では魔物に改造されたベイガンの正体に勘づく一面も見られた。


くさいんだよ!

おしばいするならもう少し上手くやっていただきたいものね。


その後、ゴルベーザ四天王の一人である水のカイナッツォも撃破するも、
カイナッツォの置き土産である通路のトラップが発動。壁が一行を挟み潰そうとする。

扉も封じられ逃げられず、両端の壁が迫る中、みんなを守るために二人はある決断をする。



あんちゃん、ありがとよ!

お兄様ができたみたいで嬉しかったですわ!

テラ「お前たち何を!」

あんたらをここで殺させやしない!

テラ様! セシルさんをお願いしますわ!

いくぞポロム!

うん!


『やめろー!』


ブレイク!



二人は自らの体にブレイクをかけ石化し、迫りくる壁の動きを止めたのだった。
しかも自らの意志で石化したために、テラのエスナや金の針の効果も無い。*3
あまりに幼い二人の自己犠牲に一行はゴルベーザへの怒りを募らせるのだった…
ちなみにこの流れの結果、伝説のパーティーが生まれることとなる
後からでも挟もうとしている壁ぶっ壊せばいんじゃね?と言ってはいけない

そしてゲーム終盤、復活したバブイルの巨人の前にドワーフ王国の面々やヤン、シド、ギルバートたちが集う中に彼らも無事に復活した。
ミシディアの長老に治してもらったとのこと。テラ涙目である

月での最終決戦が行われた際は、セシル一行がゼロムスにより窮地に陥る中で真っ先に危機に勘づきセシルへ祈りを向けた。

エンディングではミシディアで修行の日々を続ける中でセシルとローザの結婚式に参列している。
ちなみにここでパロムが女の子に自慢話をしたり、ルカにちょっかいをかけたりとTAでのフラグを色々と立てている。

GBA、PSP版


バブイルの巨人クリア後から再びパーティに入れることが可能に。
試練の山の追加ダンジョンをクリアすることで専用装備も手に入る。

二人とも他のキャラと比べるとレベルアップ速度が速くなっている。
更に パロムはこの辺の適正レベルである40後半~50手前ならレベルも黒魔法の性能もHPもリディアより高い *4
そのため、リディアを外してパロムと変える選択も十分あり得る。

ポロムはローザと比べるとHPが低いためビッグバーンで落ちるリスクはあるものの、ローザ1人で回復の手が回らないと感じるなら十分選択肢に入る。

ちなみにパロムとポロムに限った話ではないが、SFCのころから内部データでは普通に離脱後の装備も専用アイテム以外使用可能に設定されている*5
そのため、前述のダンジョンの専用装備を取るまでは道中で拾った魔法キャラ用の装備を渡しておくのが吉。


FF4TAでの動向


全体的に双子の心情が多く描かれている。


パロム編では長老の命令によりトロイアへと赴き、神官見習いであるレオノーラに黒魔法を教え彼女の才能の一端を垣間見る。
その後、バロン軍により土のクリスタルが狙われている事を知り、クリスタルを守るためレオノーラと共に磁力の洞窟まで退避。
謎の少女マイナスの襲撃もあり絶体絶命に陥る中で、レオノーラを逃がした後、かつてと同じようにブレイクを唱えクリスタルごと自ら石化。
マイナスが石化したパロムを壊そうとしたため、レオノーラはエスナを唱えて石化を解除する。テラェ…
パロムはなぜ戻ってきたのかと問い詰めるが、その際にレオノーラがかつて自慢話をしていた少女で旧知の仲であった事を知る。



確かにな。神官失格だよコイツは。

けど オレの相棒としては合格だ!


バンド技・パーティクルボムを取得し果敢に立ち向かうも、幻獣を従えていたマイナスには歯も立たず返り討ちにあってしまった。



ポロム編では幼少期(前作EDの後日談)から始まり、本編数年前、現在へと描かれていく。
賢者への修行を目指そうと焦るあまり反抗的になるパロムに戸惑うポロムと、すれ違っていく双子の様子が語られている。
ちなみにルカを意識するパロムの様子も僅かに描かれている。

現在の時間軸では突如浮上した魔導船にミシディアの面々が戸惑う中で試練の山で修行中のカインの助力を求め説得するが、
そのカインが襲撃してきたマイナスに水のクリスタルを渡してしまう。
というのも、この時のカインがよりにもよって試練の中で生まれた悪の心だったためである
おかげで、ポロム編のストーリーは「(知らなかったとはいえ)だいたいポロムのせい」とネタにされてしまっていたりも…

このシナリオの展開ゆえか、当初はふたりがけは解禁されていない。

終章・真月編では駆け付けた仲間たちと合流。
ラストダンジョン内でのセーブポイントでのイベントにて
パロムが賢者への固執が薄れた事とレオノーラとの触れ合いを語った事から二人は和解し、ふたりがけも使えるようになる。


良かった。やっぱりパロムはパロムよね。


また、ルカからレオノーラにパロムをどう思っているのかと迫る一面も描かれパロムは震えあがる事に。*6


(お、おそろしいぜ…女ってヤツは…)

ちなみにここでバンド技・アイスクラッシュを取得するが、その内容のオチはレオノーラへ自慢したパロムへ向けてルカが斧を投擲するというものであり、パロムもしっかりダメージを受けるというもの。
特筆すべきバンド技はパロムインザスカイ。ポロム・ルカ・レオノーラたちがこっそり会議し、ルカがパロムを投擲し、レオノーラがサンダー系魔法を唱えパロムに纏わせて敵を攻撃。最後にポロムがパロムを回復するという女難これでもかと前面に押し出したネタ技となっている。
確かにFF4は恋愛要素が色濃く描かれていたが、ラブロマンスというよりはハーレムラブコメである


エンディングでは賢者を目指すことにしたレオノーラを迎え、引き続きミシディアで暮らしている。





パロム、ポロム! みなの追記をワシらがセシル殿のもとまで送るのじゃ!
しっかりしろ、あんちゃん!
セシルさん…みなさん!
月よ…!我らの修正、受け取りたまえ…!!


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最終更新:2024年03月16日 06:06

*1 海外版やPSP版OPムービーでは色合いが濃くなるなど透明感が抑えられている。

*2 パラディンになった直後のセシルへ監視していたことを打ち明けようとするなど罪悪感もあった様子。なお、後にテラが戦死したため、セシルがパラディンになる瞬間を見届けた数少ない人物となる。

*3 後者は石化した二人を調べた際に出るアイテム一覧で使用した際に解る。

*4 パロムが早熟型なのに加えてリディアが超大器晩成型であり、レベルの上がりも強力な黒魔法の習得も遅いため

*5 GBA、PSPでは再加入するので普通に確認可能

*6 ちなみにデータ引継ぎをしないとレオノーラは青の星へ置いていかれてしまうので、このイベントを見るなら引継ぎは必須。