流派技(SEKIRO)

登録日:2021/11/29 (月曜日) 16:52:55
更新日:2021/12/23 Thu 09:23:50
所要時間:約 20 分で読めます






ここでは、『SEKIRO』にて登場する流派技について記載する。



◆概要

ゲーム内にて主人公、が習得出来る、固有の技の総称。
条件を満たすことで手に入る『伝書』を取得した後、指定されている数値分スキルポイントを支払うことで、実戦で使用することができる。
発動はL1ボタンとR1ボタンを同時押し。形代を消費するのもあれば、制限なく使えるものも存在する。
ただし、メニュー画面にて予めセットしておく必要があるため、色んな流派技をポーズを挟まずに使うという事はできない。

様々な剣戟や抜刀術、徒手空拳といった技が存在するものの、SEKIROというゲームの仕様上これさえ習得すれば楽勝、といった技は存在しない。
勿論相手によっては相性の良い技もあるものの、最短の攻略法は何度も死にながら敵の動きを覚える事である。
技の強弱も、各々のプレイヤーの所感にゆだねられる部分も多く、何なら暴発を防ぐためにあえて流派技をセットしない、というのも方法としては全然あり得る。
DPSにおいて通常攻撃連打を上回る流派技は少ないし。

そのため、最初は各伝書のパッシブ系スキルから解放していった方が確実に楽に進めるようになるだろう。

むしろ奥義系の流派技は、義手忍具と共通のリソースである形代を消費する割に性能がそこまで高くないので、大半は魅せ技と化す。
このゲームにおいて形代の初期所持数は15、限界まで上げても20である。
HP半分を形代5に変換するアイテム、形代流しが3回使えるため、回復も挟んでフル活用すると最大35まで使えることになるが、このゲーム回復も貴重であるため上級者向け。
しかし作り込まれたモーションから放たれる奥義や秘伝は一見の価値あり。これらをボス戦で息をするように決められれば熟達した狼と言える。


◆伝書・技書

流派技を習得するのに必要な書物。各流派の伝書はそれぞれスキルツリーとなっており、該当する項目に書かれている数値分スキルポイントを割り振ることで、その技能を習得できるというシステム。
伝書さえあればいつでも…というわけではなく、鬼仏の前でしか出来ない点は注意。

スキルポイントはお金と同様、敵を倒すことで微小ながら溜まっていくが、完全に死ぬとゲージ量が幾分か減ってしまう*1
一応冥助が発動すれば減額は免除されるが、これもあまり恩恵を感じづらいシステムなのである程度溜ったら積極的に割り振った方が吉。
また当然ながら数値を溜めてゆくごとに次の分の必要数は増えるので、稼ぎもなしに1週目で全ての技を覚えきるのは不可能。
これは必要な素材数が1週目で集まりきらない義手忍具と同じである。

一方入手した時点で技を習得できる技書は、大抵は誰かからお金(もしくは鱗)で購入する流れとなっている。
また特定のボスを倒すことで、その敵が使っていた技を会得するケースもある。



●忍び技の伝書



「これは…」


「忍びの技じゃ…」


「侍には真似できぬ、忍びの戦う術が書いてある」


恐らく最初に手に入るであろう伝書。
スキルポイントを1でも溜めた後に仏師に話しかけると入手できる。

最初期に手に入るだけあって「見切り」や「空中弾き」、スライディングの「駆け伏せ」や「気配殺し」等戦闘でも探索でも幅広く使えるスキルが記載されている。
特に「見切り」は突きの危険攻撃をいなして体幹を削る必須技能であるため、最優先で習得したい。
他にも、体幹を崩した相手の背後に回り忍術忍殺を決められる「崩し裏回り」や、ジャンプ中にも使えるようになる「空中流派技」、形代の上限アップなど要所要所で必要になってくるであろう技も多い。
ここで習得できる流派技は「旋風斬り」「奥義・大忍び刺し」


・旋風斬り

スキルポイント1で習得可能なため、大抵のプレイヤーが初めて身につける流派技。
回転しながら2回斬りつける。形代消費は無し。
出も速い上に他の流派技が遅すぎるの多いだけ?知らぬ広範囲に攻撃を仕掛けるため、囲まれた状況であっても対抗策として機能しやすい。
形代を消費しないため気軽に使え、また微小ながらガードの上から削りダメも与えられる。
通常攻撃感覚で振っていればそのうち敵のHPも削れるが、削りダメージはわずかであるうえ、体幹ダメージは通常攻撃に劣るため、中盤以降の雑魚から太刀打ちできない。
この技より通常攻撃の方が早く倒せるようになれば上達した証拠。

後に追加された新敵「心中の義父」戦では、これと同じ技を向こうも使用してくる。

『多勢に囲まれたとて、この忍び技があれば切り抜けられよう』


・奥義・大忍び刺し → 秘伝・大忍び落とし

スキルツリーの奥に隠れている忍び技の奥義。
突進しながら鋭い突きを放った後、敵を踏み台に大きく跳び上がるというもの。
跳び上がり時に形代を2消費する。このため、形代が切れた状態だとただの突進突きで終わる。

一見すると隙だらけで有用そうには見えないが、こちらはガードも不能なうえ溜めれば溜めるほどかなりの距離離れててもカバーする広い範囲を持つ。
そのため自発的に離れてくる敵や間合い詰めなどにも役に立つ。弾かれることは無いため差し込みとしても非常に有用。
跳び上がり時に体幹が崩れていた場合、そのまま忍殺につなげることも。
敵の正面からぶっぱするだけで直撃するので、癖の強い奥義の中では初心者でも扱いやすい技。
ただ、ダメージ量自体は形代を消費する割に低く、弱い弱いといわれる十文字のガード削りダメージと大差ない。
また「突き」の一種であるためとある敵には見切られてしまうことが欠点。

後述する「秘伝書」を取得した後では、上級版である「秘伝・大忍び落とし」も習得可能。
こちらは跳び上がった後に2連の回転斬りを加えるというもの。形代の消費は変わらず。

流派技の説明文において、梟という単語がどちらにも書いてある事から察するにこの技の開発者は育ての親でもある
実際、過去編にて戦える「義父」戦では、危険攻撃の一つでこの技を使用してくる。
見切らずに弾く、もしくは貰った時に来る2連攻撃は圧巻。

『穿ち、舞い上がり、また飛び掛かる。中空を自在に舞ってこそ、梟なり』


●忍び義手技の伝書



「お前さんの牙で、どう噛み殺すか…」


「それが、書いてある」


「要は、忍義手を使った、戦いの術じゃな」


忍具を3つ装着可能になった状態で仏師に話しかけると入手可能。
その名の通り忍具の使用を重きに置いた技を習得できる。
形代の上限アップはもちろんのこと、アイテムの回復量が増える「薬織」を会得できるのもこの書ならでは。

他にも忍具使用中に追加攻撃が可能な「追い斬り」、「連ね斬り」、「放ち斬り」や、地味だが鉤縄移動中に攻撃できる「鉤縄攻撃」も記載されている。

この書にて「寄鷹斬り」、また流派技ではないが「奥義・纏い斬り」が習得可能。


・寄鷹斬り → 寄鷹斬り・逆さ回し

回転しながら跳躍し、敵に斬りかかる流派技。
これも地味にガードの上から削る効果がついている。
同じく距離を詰める「追い斬り」と比べると速さ、「大忍び」だと差し込みの強さで劣るものの、形代を消費しないという点で優れる。
極めると、逆に相手との距離を取る「逆さ回し」も習得出来る。タイミングは難しいものの、うまく使えば攻撃の空振りを誘発できる。
使いこなせば、間合いを自在に詰めたり離したりするアクロバティックな動きができるようになる。
逆さ回しで大技を躱したりできれば魅せ技性能は高い。

この技は葦名城を空から護る「寄鷹衆」の得意とする技。実際戦ってみれば一目でわかる。
彼らは得物である大手裏剣を使い回転の勢いを得ているとのことだが、狼は忍義手の重みでこれを代用している模様。

『迫り、襲い、飛び去る。寄鷹の名を冠する戦いとは、そうしたものだ』


なお、狼の逆さ回しは割と驚く程に下がる距離が少なかったりする。しかも「寄鷹衆」の逆さ回しに比べると、狼の逆さ回しは退くまでに一拍置くので余計に距離を離す効果が薄い。

・奥義・纏い斬り

流派技ではないが一応記載。
火吹き筒、もしくは神隠しを使用した後に攻撃ボタンを押すと、その力を刀に纏って斬りかかることができる。
特に火吹き筒からこの技を使うなら、連続で攻撃を浴びせれば必然と炎上状態にできるので油は必要としなくなる。

ただし当然ながら、忍具の使用なしにこの技を使うことは不可能。
また、連続攻撃を繰り出せるような場面でなければ腐ってしまうことも。
そのため後隙が大きい瞬間を狙っていきたい。赤目の敵なら大きく怯むため特に有効。

逆に言えば、流派技ではないためこの技と流派技を併用することもできる。素早く連続攻撃ができる浮き舟渡り、渦雲渡りなどとは相性がいい。

『この奥義を最後に、仏師は忍義手を捨てた』
『極め、殺しすぎた。怨嗟の炎が漏れ出すほどに』


この境地まで至った仏師はその後、忍び義手と共にこの技を封印したらしいが……。


「まったく、義手の忍び技など、もはや無用と思っておったが…」


「…分からんものよな」



●葦名流の伝書



「葦名流じゃ!」


「流派と言うても、堅苦しい決まり事などない」


「ただ、戦に勝つ。その一事を、至上とする剣よ」


鬼形部撃破後、裏手の建物内で会える天狗に話しかけ、その後城内に潜むらっぱ衆を1人倒すと渡される伝書。
葦名を興した城主にして剣聖・一心の技や戦い方が書かれた伝書で、与える体幹ゲージの削り上昇、またこちらへの削りを軽減するなど戦闘を優位に進められるスキルが記されている。
「一文字」自体の有能さもあるので、取っておいてまず損はないだろう書物。

水と縁深い地域なだけあって、技の名前や動きもそれに例えているのが面白い。
ここで得られる技は「一文字」「奥義・葦名十文字」


・一文字

この伝書で最初に会得する技。
ゆっくりと刀を上段の構えを取った後、勢いを込めて振り下ろすという大変シンプルなもの。
体幹ダメージが大きく、ガードされても長く硬直させるため反撃は受けにくい。
長押しで溜めると更に威力の上がった「専心一文字」となる。

しかしこの技の強さは威力だけではなく、放った瞬間に自分の体幹ゲージを回復するという点。
これでいて消費形代もないため、迷っているうちはこれを主軸に据えるのが良いだろう。
ただし発動が遅い割にスーパーアーマーがあるわけでもなく、何も考えずに出すと潰されるし暴発すれば被弾確定と強さを感じにくい人も。
「暴発を防ぐために流派技を外す」と言う人がいるのはだいたいこの技のせい。

極めると「一文字・二連」へと強化。計2回連続攻撃が可能。
勿論回復する体幹ゲージも増えるため、更に有用な技となる。
弾いても体幹ダメージが入るようになる「更なる苦難」においてはより活躍が期待できるだろう。

葦名ではこの技が基本のキであるようで、木っ端侍から侍大将まで幅広く使ってくる。
特に大将達は2連のみならずとにかく連続で振りまくってくるため、弾けないとあっという間に体幹を崩されがち。
当然一心本人も使用してくるが、流石に体幹を回復されることは無いので注意して対処したい。

『無骨に、正面から叩き斬る。ただ、それだけを一意に専心した技』
『その専心ゆえに、葦名流は強い』

・奥義・葦名十文字

みんな大好き居合斬り。葦名流を極めたもののみが習得できる技で、かつて一心はこの技で修羅の腕を切り落としたという。
刀を一旦鞘に収めた後、神速の速さで抜刀、放ちと返しの2連斬りを繰り出す。納刀状態は維持したままゆっくり移動したりキャンセルすることもできる。
抜刀時に形代を2つ消費。形代が切れていると威力が低下する。

一文字でここまで強いのだから、奥義はどれほどか…と思われる狼の方々もいるだろうが、ぶっちゃけ微妙
まず納刀からして隙が大きく、無敵判定も特にない。
攻撃自体はガードの上から削ることはできるものの、だからといって高い威力を発揮するわけでもなく、体幹を回復するような効果もない。
それでいて形代の消費だけはいっちょ前にあるので、これを使うくらいなら別の忍具か流派技を使う方が良い…となるわけである。

・・・・・・と受け取られがちなのは使い方を誤っているため。
「ガードの上から削れる」を見て旋風斬りのようにガードされても構わず正面から撃つと、形代切れまでに削りきれるほど威力があるわけではない。
しかし直撃時にHPに与えるダメージは不死斬りと同等、同じく形代を2消費する大忍び刺しの倍近くで、なんと二連斬りが当たった時の威力は最大溜め不死斬りよりも少し威力が高かったりする。
大ぶりの攻撃をステップで躱し、無防備な側面や背後を衝けば大ダメージを与えるチャンス。
これまでの流派技がガードの上から削れる旋風斬りや寄鷹斬り、ガードされても構わず体幹を持って行く一文字、ガード不可の大忍び刺しなので使い方を誤るのも無理もない話だが。

こちらも、一心やエマ、中ボスとして登場する居合マンこと佐瀬甚助など作中でも屈指の実力者たちが使用してくる。


『儂の十文字は、修羅の腕をも斬り落とす』
『剣聖・葦名一心は、そう嘯いた』


●仙峯寺拳法の伝書



『仙峯寺の者は、拳法を修めて功徳を積む。法とは、教えのことである』


『己の身一つで仏敵を打ち倒すためには、拳と法、どちらも欠けてはならぬ』


仙峯寺本堂の更に上に位置する五重塔の中に収められている伝書。
坊主たちが使用してくる拳法や、の効果時間を長くする「信心」、金やアイテムを効率よく収取できるスキル「功徳」*2などを習得することができる。
技を除けば基本、狼自身のステータスアップに繋がるものは少ない。

ここで習得できるのは「拝み連拳」「仙峯脚」


・拝み連拳 → 拝み連拳・破魔の型

坊主も繰り出してくる打撃技。肘打ちと掌底による2連撃を繰り出す。

威力こそ打撃なだけに低いものの、通常攻撃よりも早く繰り出すことができる。大きく踏み込むため素手の割にリーチもある。
形代消費もないため、旋風斬りや一文字同様気軽に繰り出せる点も強み。

極めると「破魔の型」へと強化。更に鉄山靠を加えた3連撃へと昇華する。
また溜めることで、連撃ができない代わりに大きく怯ませる鉄山靠を放つことも可能。

『連拳は戦う術であり、拝むことでもある』
『仏敵を打ち倒すため、強くあらんことを…』


・仙峯脚 → 奥義・仙峯寺菩薩脚

大きく跳び上がりながらの飛び蹴りの後、落下しながら蹴り下ろしを加える連続攻撃。
ボタンを押せば更に2連の連続蹴りを加える。形代消費は無し。

跳躍しながらの攻撃ということで、下段攻撃に対しこの技で回避しながら攻撃を加えるという事も可能。
普通に当ててもぱっとしない性能だが、下段を躱してカウンターヒットさせることで特大の体幹ダメージを与えることができた。
2、3回成功させればラスボスを忍殺できるほどの狂った威力に形代消費もないため、葦名流や巴流を捨てて出家する狼が大量発生していた。
もちろん設定ミスだったため後に修正され初期ほどの威力は出なくなっているが、それでもふつうのジャンプ踏みつけより強力であるため下段を多用するボスには依然有効。
ちなみに跳躍の上りは一応対空特効の跳び蹴りだが、上手く当てても大した威力はないうえ空中から飛びかかってくる相手に使うと大抵打ち負けるのでほぼ使い物にならない。

極めると、更に刀による連続攻撃を入れた「奥義・仙峯寺菩薩脚」へと派生する。*3
奥義系には珍しく、形代を最後まで消費することなく使える。しかし最後の一撃まで含めてフルヒットさせるのは困難なので、途中でキャンセルしたほうが良い………。

『悟りの峯に登りきった者は、菩薩の貌となる』
『そうすれば心囚われず、流れるような連撃が、自ずと繰り出される』


敵ではなぜか孤影衆の面々がこれと似た技を使うが、坊主たちが使用してくることは無い。
下記の文(仙峯寺拳法の伝書の説明文)から察するに、不死の探求に憑りつかれた結果、仙峯寺拳法の鍛錬を怠っているという事だろうか?。


『だが今や、仙峯寺は死なずに囚われた』


『法は失われ、その拳もまた歪んでいる』




●秘伝・葦名無心流の伝書



「隻狼。やはり、お主には人斬りの才がある」


「褒美じゃ、取っておけい」


伝書の奥義をどれか一つ取得した状態で一心に話しかける*4と入手可能。なお一応奥義である浮き舟渡りは認められない
葦名流だけでなく、あらゆる流派の奥義を編纂した書物で、文字通り強力な技()の数々が記録されている。
それゆえにスキルポイントの要求量もバカ高く、稼ぎもなく1週や2周しただけではまずすべての技を習得するのは不可能。
また、前提条件として各伝書の奥義を習得した状態でなければそもそも会得することすらできない。

会得できる技は、上述した「秘伝・大忍び落とし」「秘伝・渦雲渡り」「秘伝・不死斬り」の計3種。


・秘伝・渦雲渡り

目にも止まらぬ速さで9連撃を繰り出し、真空刃を巻き起こして周囲にもダメージを与える。
後述する「浮き舟渡り」の上位版で、形代を消費しながらより高威力の攻撃となっている。
…といえば聞こえはいいのだが、攻撃時間が非常に長い上に怯ませる力も弱ければ無敵時間もない。
ガードの上から削ることができるが、形代を消費する都合上乱発できないので旋風斬りのような使い方もできない。
ただ、神ふぶきを併用するとガードされても通常攻撃連打がすべて直撃しているのとほぼ同等のダメージを与えることができる。
最後までガードしてくれる相手を選んで使えば消費に見合う威力ではある。

更に形代消費は1だが、9連フルで繰り出すと計3つ消費することになる。
一応形代が無くても使用不可にはならないが、真空刃が発生しなくなり結果として威力が低下する。
アップデート前は形代消費が合計5つの上に、威力もそこまで高くないという産廃of産廃奥義だった。

ちなみに要求スキルポイントも9。必死に溜めてやっと習得し試した時の微妙さたるや、他の技の比ではない。
こいつといい雷といい、なぜ巴流は微妙に残念な技しかないのか………。

『源の渦を望む、己が主』
『その小さな背中が、巴にとっては全てだった』

・奥義・不死斬り → 秘伝・不死斬り

仙峯寺の変若の御子から死なぬものをも殺す大太刀、不死斬りを譲り受けることで使用可能になる技。
肩に担いだ不死斬りを一閃、横薙ぎに切り裂く。2回攻撃できるが、1回ごとに形代を3消費する。

隙は大きいが火力は非常に高く、特に蟲着きの者(不死者)に対して覿面な効果を発揮する。
連続攻撃系の流派技が割り込まれることにより渋い評価になりがちな一方、この技は一撃で大ダメージを与えるためその威力を生かしやすい。

上位版である「秘伝」は、いうなれば溜め攻撃ができるようになった「不死斬り」である。形代消費は変わらない。
更に大きな隙をさらすことになるが、より高まった火力を相手に叩き込める。

ぶっぱでも十分に強く、形代切れの状態で出しても最低限の威力はあるため初心者にも有用。
しかも、空中流派技(ジャンプ中に流派技が使える用になるスキル)を取って、ジャンプ中に不死斬りを使用すると威力が最大溜め時になる怪しい挙動がある。*5
大火力かつ本編を進めるだけで手に入り、上記の威力上昇バグも相まってタイムアタックでは多用される。
なお、この威力増加だが一撃目のみに有効なので注意。二撃目を威力上昇させたいならしっかり溜めよう。

『抜けぬ刀を、抜いて斬る』
『竜胤の御子の従者でなくば、極められぬ技』

ただ、当然ながら使用には刀の方の不死斬りが必要。
なので2周目以降の序盤では、たとえ流派技の方は習得済みでも仙峯寺まで行かなくてはこの技も使えない。

それにしても、一心はどこでこの技を見たのか…。


「一心様は…隻狼が、これを極める様を見たい」


「そして、叶うならば、立ち会いたいものだ」


「…そう、仰せでした」

●忍殺忍術

正確には流派技ではないが記載。背後忍殺を行ってから追加入力する事により下記の三種の効果を行える。
背後忍殺を行う事が条件なので、見つかって戦闘に入っても義手忍具・神隠しを使うか忍殺する時にスキルの崩し裏回りをすれば発動可能。

・血煙の術

葦名弦一郎(葦名城本城「望楼」)を倒した後に使用可能になる。形代消費は6。
忍殺した相手から盛大な血煙を発生させて、数m範囲内の敵の動きを止め、背後忍殺が可能になる。
急げばギリギリ2人忍殺できるが、基本的には1人を追加で忍殺できる技。
義手忍具・神隠しと比較すると消費が重いが安全に使用でき、効く敵の範囲が少し広い。
多勢に取り囲まれると死が見えるこのゲームにおいては、安全に敵の数が減らせる便利な技。
小ネタとして、毒ヤモリなら範囲内の敵をのHPを減少させる血煙、白ヤモリなら自分の体力を時間経過で回復させる血煙を発生させる。

・傀儡の術

見る猿、聞く猿、言う猿、を倒した後に使用可能になる。形代消費は5。
背後忍殺した相手を30秒間だけ味方にすることができる。
敵味方関係なく襲うようになる指笛と違い傀儡が狙うのは敵だけだが、攻撃自体は狼にも普通に当たるので位置取りには注意。
傀儡はすでに死亡しているため攻撃を受けることによっては倒されず、HPの低い雑魚でも効果時間いっぱいは働いてくれる。
効果時間が切れると死体に戻るが、背後忍殺して再度傀儡の術をかければ延長も可能。
形代消費がかなり重いが、敵を味方にするというのはかなり便利であり、後半の強い雑魚に使うと中ボス戦がとても楽になる。
エンド分岐アイテムを取るためにも必須の忍術。

・血刀の術

獅子猿(葦名の底)を倒し、不死斬りで介錯した後に使用可能になる。形代消費は7。
楔丸に血を纏わせて、約30秒間通常攻撃や楔丸を使った流派技などの射程と威力を大幅に上昇させる。
これもヤモリの血だと毒や回復の効果がつく。
加えて攻撃を弾かれても硬直しなくなるため、スーパーアーマーのつかない切り返しは潰して攻め続けることができる。
ハマる相手にはめっぽう強いが、形代消費の重さと活用できる場所の少なさが残念。
あと見た目がカッコイイ



●そのほかの技書・流派技

※秘伝はクリア後要素になるので、ここから先はネタバレ注意。


・奥義・浮き舟渡り

過去編の平田屋敷にいる、壺の貴人 春長に宝鯉の鱗を5枚渡し「浮き舟渡りの技書」を購入すると習得できる。
弦一郎も使う、舞のような5連撃を繰り出すというもの。流派からして巴の技。

旋風斬りなどと同じくガード貫通ダメージがついているほか、一部の敵にはほぼハメが成立するほど相性がいいのが特徴。
面白い使い方としてはまぼろしお蝶に対して使うと、3・4撃目でわずかに足が浮いているため、彼女の凶悪な切り返し下段を回避できたり。
纏い斬りと併用することで威力の底上げ(炎上の塗布)ができるので、併せて使えばそれなりに威力は発揮する。
ただし怯ませる力は弱く、スーパーアーマーで攻撃に耐えて切り返してくる敵に使うとカウンターをもらってしまう。
ボスはもちろんゲーム後半ではザコですらそういった攻撃を使うものが多くなるため、結局あまり扱いやすいとは言えない。

アップデート前は通常攻撃連発とそう変わらん威力に体幹ダメージだった。これでも強化されたという哀しき事実……

『葦名流の剣技であるが、異端にあたる』
『外から来た者が、伝えた技ゆえに』


・対空忍殺

こちらは本城の名残り墓に潜んでいる黒笠のムジナから「対空忍殺の技書」を購入することで会得可能。価格は1200銭。
纏い斬り同様流派技ではないが記載。

空中で機をうかがう敵に対し、体力体幹に関わらず一撃で忍殺を決められるようになる。
その分タイミング自体が通常の忍殺と比べてシビアな上、やってくる敵自体もそう多くはないのだが*6、仙峯寺で登場するゲルググ(槍使いの僧兵)はこの技があるとないとでは苦戦度がまるで違うので、余裕があるのならばとっておいてもいいだろう(ゲルググ自体、背後からの忍殺は可能で戦わなければいけない相手ではないが)。

『これは、地に足つけぬ、忍びの戦う術の一つ』


ちなみに忍軍襲来後はムジナが移動するため購入することができなくなってしまう。
その場合は賽銭箱から買えるが、2200銭と値上がりするので注意。


・秘伝・竜閃

修羅以外のルートでのラスボスを撃破することで会得する。みんな大好き飛ぶ斬撃である。
刀を収め、集中しながら一閃することで真空刃を飛ばすというもの。形代消費は2。
溜めると追加で衝撃波が発生するが、形代がないと何も飛ばないただの斬撃になる。

流派技の中では唯一の遠距離攻撃で、しかも手裏剣同様カメラロックできる限界距離でも当たるほど射程が長い。
また近距離で刀ごと直撃させると特大のダメージを出せるが、後隙が長いためガードされると反確。
十文字同様、側面や背後を取って使おう。

遠距離部分はガード不能、長い射程、高い火力と、形代消費がやや重い以外はかなり強力な技だが、入手条件的に1週目では使えずクリア後特典のような形となっている。

なお当の一心はこの技は意図して編み出したものではなく、ひたすら斬って斬って斬りまくる日々を過ごしている内に気が付けば斬撃を飛ばせるようになっていたから取り敢えず技として命名したという。どこからツッコめば良いのやら

あと技名を見るに、源の宮のかの竜も意識しているのかもしれない。
あちらも斬撃飛ばしてくるし。

『若き剣鬼一心は、死闘の日々を重ねただ、ひたすらに斬った』
『如何に斬ろうか、如何に斬るべきか…』
『そう突き詰めるうち、気づけば刃は飛んでいた』


・秘伝・一心

こちらは修羅ルートでのラスボス(一心)を倒すことで会得する。
一心自身の名を冠する攻撃で、居合→振り切って再び納刀(ここで遅れて斬撃の嵐が発生する)→さらに抜刀し一閃を放つというもの。
ただ、この一連の流れは強制ではなく、追撃せずにキャンセルすることも可能。形代消費は3。
最後の一閃以外はガード不可で、ダメージは不死斬りに並ぶ特大。

モーション自体は非常に流麗だが、渦雲渡り同様、使用中は無敵時間もない上にとにかく長いというデメリットを抱えている。
威力は素晴らしいが、攻撃をくらうと死が見えるこのゲームにおいて、敵に割り込まれ易いというのはそれだけで使うのを躊躇われる欠点である。あと形代消費が激しいのも難点。
また形代がない場合、斬り上げ納刀後の斬撃が発生せずその時間がまるごと隙になってしまうのでその点も注意。

『ただ斬ること。その一事に、心を置く』
『そうして放たれる連撃は、神速である』
『研ぎ澄まされた老境の剣聖一心だからこそ、為せる技だ』


・秘伝・桜舞い

アップデートにて追加された「心中の弦一郎」を撃破することで会得する。(再戦ではなく、連戦で最後の弦一郎の撃破が条件)。
出会い頭でやってくるあの空中回転斬り3連を、狼でも使用することが出来るようになる。
仙峯脚同様、技の出だしで跳び上がるため下段を躱せるが、あちらのように下段特効があるわけではない。
形代を1消費するが、形代がなくても威力と範囲が下がるだけ。

勿論これで雷返しも可能。何気に無傷で返せるため、ノーダメージ縛りでは重宝するかも。
心中とはいえ、自身の技で返される弦ちゃんの心境やいかに…。

『これは巴流の秘伝の技であるが、ときに巴は、己が主のため舞として捧げた』
『桜散る日は、もう近い。帰れぬならば、せめても舞いを』


追記・修正は大忍びで雷返しができる熟達の狼がお願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2021年12月23日 09:23

*1 あくまでゲージ分なので、下回ったからといって数値まで減るわけではない

*2 スキルの説明文に、儲けるために使うなよ!絶対に使うなよ!とダチョウ俱楽部的な事が書かれている

*3 狼が刀を加えた連続攻撃を入れるのは。この技は無形の技であり、連撃の形は人により異なるからである。心の在りよう、拠り所とするものが現れるので狼は楔丸を用いた連続攻撃となる

*4 終盤になると一心は病で倒れるが、その場合はエマから入手できる

*5 溜められない奥義の方の不死斬りも威力が上がるうえ、一文字などほかの溜め可能な流派技は威力が上がらないため不具合と思われるがアップデートでも修正されず放置されている

*6 有名所で鶏とゲルググだけだと思われがちだが、実は猿や蹴鞠の侍、七面武者なども忍殺可能