氷結界の龍 グングニール

登録日:2010/06/11(金) 19:14:41
更新日:2025/04/09 Wed 10:13:49
所要時間:約 4 分で読めます





《氷結界の龍 グングニール》
シンクロ・効果モンスター
星7/水属性/ドラゴン族/ATK2500/DEF1700
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
(1):1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。



DUEL TERMINAL-混沌の覇者!にて登場した氷結界のシンクロモンスター。
手札と引き替えに相手のカードを破壊する効果と、攻撃力も2500と帝を筆頭にした大抵の上級も倒せる戦闘力を持つ。
自身より攻撃力の高い相手も倒しやすいので使い勝手は良い。

しかし、同じ氷結界の龍である《氷結界の龍 ブリューナク》や《氷結界の龍 トリシューラ》とは違い、シンクロ素材に指定がある。
《氷結界の虎王ドゥローレン》も素材指定があるがこちらは《氷結界の龍 ブリューナク》のエラッタを考えると妥当であったと思われる
チューナー以外のモンスターに水属性が指定されている為、主に水属性主体のデッキに投入すべきか。
☆3でATK500以下の水属性と《デブリ・ドラゴン》をセットにすれば出しやすい。

相方として挙げられるのは…
  • スノーマンイーター
  • 沼地の魔神王
他にも《水霊使いエリア》等、意外と候補は多い。
他にも《簡易融合》を使う手もある。

《スノーマンイーター》は《BF-蒼炎のシュラ》や《ライオウ》等にも有効であり、現在一番メジャーだろう。
他にも《デブリ・ドラゴン》で呼釣れる水属性はいるので好み・デッキ構成と相談しよう。

ドラゴン族であるため、ドラゴン族に組み込む事が出来れば《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》での使い回しも可能であり、
この点は海竜族の《氷結界の龍 ブリューナク》や、同じドラゴン族でもS召喚時しか発動出来ない《氷結界の龍 トリシューラ》には無い利点と言える。

だが、相手に渡るとかなり厄介。
死者蘇生》などで奪われると、効果も使用されてしまう。


種族統一デッキ以外では、融合軸で《沼地の魔神王》をデブリで釣ることで簡単にS召喚できる。
仮にゴーズなどが特殊召喚された場合は、戦士族と融合して《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》になることでもう一度効果を使用できる。
もっとも手札消費も激しいのでそこら辺はプレイング次第である。

植物デッキでも☆3チューナー+《ロードポイズン》でこのモンスターをS召喚することが可能である。
最後の詰めに使ったり、手札の《椿姫ティタニアル》等を墓地に送るのに役立つかもしれないのでスペースがあるならエクストラに1枚入れておくと良いかもしれない。

魚族デッキならば召喚は比較的容易。
そもそも魚族は大半が水属性であり、《竜宮の白タウナギ》や《フィッシュボーグ-アーチャー》《フィッシュボーグ-ランチャー》といったチューナーがいるからである。
魚族の切り札的存在である《超古深海王シーラカンス》の効果でこれらのチューナーを含む魚族モンスターを特殊召喚し、
シンクロやエクシーズを並べ、グングの効果で場を破壊し総攻撃というのは、魚でよく見られる戦術である。 

手札コストを必要とする水属性モンスターのため、海皇水精鱗と組み合わせればさらにアドバンテージが得られる。
《海皇の重装兵》や《海皇の狙撃兵》を捨てれば破壊枚数がさらに増え、《海皇の竜騎隊》で《水精鱗-メガロアビス》をサーチしたり《水精鱗-アビスグンデ》で☆7の水精鱗モンスターを蘇生させれば、
さらに展開した上で《水精鱗-ガイオアビス》の素材にもできる。

さらに、《アルティマヤ・ツィオルキン》の効果で呼び出しても面白い。
手札コストがかかるとは言え1度に2枚破壊出来るのは美味しい。
新マスタールールで《アルティマヤ・ツィオルキン》の使い勝手が著しく落ちたため使う人も減っただろうが

ちなみに、《氷結界の龍 グングニール》の効果で留意すべきは、1ターンに1度という点。
効果使用後に攻撃→ゴーズ召喚などされたなら泣くしかない…。
破壊するカードの選択はよく考えよう。

また、2枚破壊時に《スターライト・ロード》にひっかかると、シンクロ召喚の手間+手札2枚がまるまる失われたことになり、大損害となる……。
効果はあくまで相手フィールドのカードを破壊するだけであるため、2017年では採用率の高い《幽鬼うさぎ》や《増殖するG》などの
手札誘発系を破壊出来ず大損害をするだけに留まらず、相手にアドバンテージを与えてしまう可能性もあるので
記事作成時以上に彼を活躍させるのは厳しかったりするのでそれらに対する対抗策やリカバリーできるように備えよう。




名前の由来は北欧神話の主神オーディンの持つ神槍『グングニル』から
元ネタつながりでフェンリルを使うのも面白い
フェンリルは水属性なので星3チューナーがいればシンクロ召喚出来る。

攻撃力のステータスとレベルが初代&二代目主人公のエースモンスター群と同じなため、
そのことでよくネタにされる。(《スターダスト・ドラゴン》がレベル8のため)




DT14弾ではヴェルズ(遊戯王OCG)化した姿である《ヴェルズ・オピオン》が登場した。

また、ザ・シークレット・オブ・レボリューションでは影霊衣として復活も果たした。ちなみに装備してるのは美少女である。
おいグングニール、そこ代われ


ちなみにゴールドシリーズ2011でノーマル収録で再録された。
《氷結界の龍 トリシューラ》はノーレアなのにこの扱いはあんまりである。

パックを開けた時
「氷結界の龍・・・(おっ《氷結界の龍 トリシューラ》か?)
        ↓
グングニール「トリシュと思った?残念!グングちゃんでした!」

ホビロン

みたいなことがよくあった。


2017年12月時点の氷結界Sモンスターは《氷結界の龍 トリシューラ》《氷結界の虎王ドゥローレン》が制限カード、エラッタで弱体化した《氷結界の龍 ブリューナク》と共に無制限になっている。


強力なカードなのは確かだが、上記の様な境遇のせいで低く見られがちな不遇のカードである…。



《氷結界の龍 グングニール》使いの方、愛のある追記・修正をお願いします。


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最終更新:2025年04月09日 10:13