抹殺の指名者(遊戯王OCG)

登録日:2022/05/26 Thu 11:34:19
更新日:2022/06/05 Sun 00:35:25
所要時間:約 4 分で読めます




全てのカードを抹殺する!これが究極のメタゲームだ!
ただしデッキに入ってないカードは除く


抹殺の指名者とは、『遊戯王OCG』に存在するカードの一枚。



【効果】

速攻魔法制限カード
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。


【概要】

Vジャンプの付属カードで突如登場した速攻魔法。
自分のデッキからカードを除外する効果と、そのターン除外したカードの効果を使えなくするという効果を持つ。
…と聞くと一見余り強く無いんじゃ…?と思われがちだが、現在の遊戯王にはどのデッキにも入っている汎用カードが非常に多い為、全くの捨て札になることは早々ない。
また速攻魔法というのも使い勝手が良く、
と、様々なメジャーカードへのカウンターとして運用することが可能である。
そしてこのカードが一番猛威を振るうのはミラーマッチ。相手のカードをほぼ全て無効化できる究極の妨害札となりえるのだ。
ただしあくまで「メインデッキ」に入っているモンスターしか対応できない為、EXゾーンのモンスター効果はこのカードでは防ぐことができない事には注意したい。


同じ指名者である《墓穴の指名者》とは相互互換の関係であり、向こうが「敵の墓地にあるモンスター」こちらが「自分のデッキにあるカード」をそれぞれ除外し、同名カードを封じるという似通った効果を持つ。
双方とも利点、欠点があるので、自分のデッキや好みと相談して使い分けると良いだろう。

以上の事から「1枚のカードから展開できる」「少ない手札で1ターンキルができるor1ターン耐えきれば制圧が完成する」というデッキでは大活躍するカードと言える。


ちなみに「除外版《おろかな埋葬》」として使用する手も無くはないが、このカードで除外したカードは除外ゾーンで発動する効果も使えないので別の回収手段は必需と言える。
例外として「メタファイズ」カードは除外された「次のターン」に効果が発動するため無効化の影響を受けず、汎用メタ兼テーマサポートとして使用可能。



【欠点】

  • 同名カードが自分のデッキに無いと無効化が使えない
このカードの最大の弱点がこれ。
2022年5月現在こそ「誰もがデッキに入れるカード」である《灰流うらら》や《墓穴の指名者》に対してメタを張れるが、そうじゃないカードに関しては基本素通しとなる
あくまで汎用カードのみを防ぐと考えたとしても、防ぎたいカードをデッキに入れてたのに全て手札や墓地に来てたりして結局肝心の時に防げないと言った現象もあり得る。
またマッチ戦においてはこのカードの存在を見越して、《ライスト》の代わりに《羽箒》や《サンボル》、《うらら》の代わりに《幽鬼うさぎ》、壊獣の代わりに《倶利伽羅天童》と言った実用的ではあるが優先順位の劣るカードを敢えて入れて素通しを狙ってくる事もある。うさぎは某炭酸のせいで採用率増えてるけどな!

また、無効にしたいカードをデッキに入れていたとしても《強欲で貪欲な壷》などの自分のデッキを削るカードを採用していた場合はそれらのカードでデッキから飛ばしてしまう事があり相性が悪い。
これは「無効にしたいカードの投入枚数を増やす」「デッキを削るカードを採用しない」「割り切って運用する」と言った対策が考えられる。

他にも40枚全てがカテゴリカードと言ったデッキ相手では完全に捨て札となってしまう。
可能性は低いものの、シングル戦が主体の遊戯王マスターデュエルではそういった地雷デッキもそれなりに見かける為、やはり過信は禁物である。

余談だがそのマスターデュエルでは抹殺の指名者に発動ムービーがあり、イラストに書かれた戦士が剣を振りかざすという演出が入る。

  • EXモンスターは止める事が出来ない
上記で少し述べたが、このカードで除外できるのはメインデッキのカードのみであり、EXの強力モンスターはどうしようもない。
それを出すカードをうまく指名できればいいのだが…。

  • 発動ターンのみ無効化
無効化できる時間も短く、相手にターンを回すor自分にターンが帰ってきた場合は無効化期間も終了する。
ただし、これは無効化時間が長すぎないという利点として見る事もできる。
例えば《墓穴の指名者》では自分が《灰流うらら》を持っている状況で自分のターンに《灰流うらら》を無効化してしまうと相手ターンで使えなくなってしまうが、《抹殺の指名者》の場合は相手のを無効にしつつ自分のは使えるという状況が作れる。

  • サイフコストが高くつきやすい
一見すると意味☆不明な欠点だが、このカードは効果の特性上「どんなデッキにも入りうる汎用カード」が主なターゲットになる。
そしてその「どんなデッキにも入りうる汎用カード」はレアリティに関係なくシングルガイする際の値段が高騰しやすい欠点も抱えているほか、
これでメタりたいカードの多くが2枚以上積むのがほぼデフォとなっており、金銭的に優しくない事情も絡んでいる。


…とはいえ主な弱点は正直それくらい。しかしせいぜい「少し手が届かない」レベルのものであり、効果自体が強力なのには変わりない。
よほどの事が無い限り汎用手札誘発を完全に阻害できる事が弱い筈がなく、今日もどこかで「お前を殺す」と指名している事だろう。


【余談】

写っているイラストは、金髪の麗しき騎士が怒りの表情で剣を向けているというもの。
彼は古参デュエリストには懐かしい《抹殺の使徒》という魔法カードにも描かれており、そちらは笑顔となっている。
その《抹殺の使徒》の効果はこちら
通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊し、ゲームから除外する。
それがリバース効果モンスターだった場合、お互いのデッキを確認し、
同名カードを全てゲームから除外する。

このカードが出たのは2003年4月の事であり、当時はリバースモンスターが大流行りであった。
その為彼はそのメタカードとして大活躍していたのだ。初出のレアリティも字レアとそこそこ手に入りやすかった。
しかし環境の高速化が進むにつれリバースモンスターの採用数が減ってきた為、彼も懐かしいだけのカードになっていた。
のだがリバースモンスターの多い【シャドール】の流行でサイドデッキへの採用率が上がる等、計り知れないポテンシャルは秘めている。
そんな彼がリメイクで再び環境カードに戻ってくるとはだれが予想しただろうか。

その事もあって良い略称が無いという《墓穴の指名者》と同じ難点を持っている。






罠カード発動!「追記・修正」!
しまった!私のデッキには「追記・修正」のカードがない…!これでは修正をせざるを得ないではないか!



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最終更新:2022年06月05日 00:35