メタファイズ(遊戯王OCG)

登録日:2018/05/19 Sat 15:21:44
更新日:2025/04/10 Thu 21:51:14
所要時間:約 22 分で読めます






限界を超え、幻界に至れ。



メタファイズとは、遊戯王OCGのカードカテゴリの一つ。


概要

メタファイズモンスターの初出は第9期パックの「ザ・デュエリスト・アドベント」だが当時は通常モンスターの《メタファイズ・アームド・ドラゴン》が1体出たのみ。
テーマ化は第10期の「CIRCUIT BREAK」まで待つ事となった。
竜星などと同じく幻竜族テーマであり、さらに光属性で統一されたテーマとなっている。
属するモンスターは一枚を除きほぼ全てが過去に登場したモンスターのリメイクモンスターとなっている。

「メタファイズ」の名前は「形而上学的な」を意味する「メタフィジクス」が由来。
幻竜族であることやイラストなどを踏まえると、既存のモンスターよりも上に位置する概念に含まれた存在だと思われる。


テーマの特徴

メタファイズはテーマ全体が除外を利用する構成になっており、多くのモンスターが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚された時に発動する固有効果、除外された次のスタンバイフェイズに自身をデッキに戻して発動する固有効果を併せ持つ
この自身をデッキに戻す効果はコストとして処理される為、発動さえすれば効果を無効にされてもデッキに戻ることができる

このため《マクロコスモス》や《次元の裂け目》など除外環境になるほど、自分の庭のように動くことができるテーマである

と、除外を強みとするメタファイズモンスターだが彼らは除外ゾーンへ自ら行く手段がないので魔法や罠カード、モンスター効果など様々な手段を用いて除外送りにするギミックが必要になる、今どきのモンスター効果でデッキを回すテーマと比べて一昔のコンボ要素が強い

更に除外できても発動するのは次のターンのスタンバイフェイズという罠カード並の遅さで、妨害を受けやすい
一応強力な永続魔法・罠カードもあるが耐性は無いので除去に脆く、《ハーピィの羽根帚》などでまとめて除去される事態は避けたい

近頃は除外でデッキ破壊を行う神碑や裏側表示で除外するクシャトリラなども登場し除外という強みにも逆風が吹き始めている




所属モンスター

通常モンスター

  • 《メタファイズ・アームド・ドラゴン》
通常モンスター
星7/光属性/幻竜族/攻2800/守1000
崇高なる存在は幻の如く。其の竜は頂に佇む。
幻界突破した《アームド・ドラゴンLV7》あるいは《ダーク・アームド・ドラゴン》。

メタファイズ唯一の通常モンスターであり、レベル7のバニラでは最強の攻撃力を持つ。
カテゴリ化前に登場した為にメタファイズの名を持ちながらカテゴリとのシナジーは弱いが、反面除外するタイミングや呼んでくるタイミングを考えなくていいため、《メタファイズ・ディメンション》での特殊召喚用にピン差しするといいだろう。
ステータスが最上級帝モンスターと同じなのであちらのサポートカードに対応する。

効果モンスター

大半のモンスターは、特定条件下で発動する誘発効果と、除外された場合の効果を持つ。

  • 《メタファイズ・ラグナロク》
チューナー・効果モンスター
星4/光属性/幻竜族/攻1500/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚除外する。
このカードの攻撃力は、この効果で除外した「メタファイズ」カードの数×300アップする。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
デッキからレベル5以上の「メタファイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
幻界突破した《神竜 ラグナロク》。
メタファイズのエンジンとなるレベル4のチューナー

(1)の効果はデッキトップの除外、メタファイズカードであれば攻撃力が上がるが、サポートカードを巻き込むと痛い。デッキトップ操作と組み合わせるのがベター、3枚のメタファイズカードを除外できれば2400でステータスが帝カードに並ぶ

(2)は戦闘ダメージが発生すれば上級メタファイズを呼び出す効果、という文面だけでは(この微妙なステータスで戦闘とかwww)と思ってしまうが発動するのはダメージ計算後、つまりカウンター罠か一部のカードを除いてほぼ妨害を受けないダメージステップで上級メタファイズを呼び出せる。もちろんうららも飛んでこない。

呼び出した上級メタファイズは次のターンのエンドフェイズで除外されるが、その前に直接攻撃を決めれば《メタファイズ・ラグナロク》と合わせて相手ライフの4割は消し飛ぶので是非とも狙っていきたい、理想は直接攻撃だが相手モンスターとやり合うなら《オネスト》などのサポートは必須。

レベル4のチューナーとしてシンクロデッキに出張させるのも手、竜星であれば《邪竜星-ガイザー》からリクルートできる。

  • 《メタファイズ・ダイダロス》
効果モンスター
星7/光属性/幻竜族/攻2600/守1500
(1):このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカード以外のフィールドの特殊召喚された表側表示モンスターを全て除外する。
(2):このカードが除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。
デッキから「メタファイズ・ダイダロス」以外の「メタファイズ」カード1枚を除外する。

幻界突破した《海竜-ダイダロス》。

(1)はメタファイズによってリクルートされた場合に、特殊召喚された自分以外のモンスターを全て除外するリセット効果を持つ。
この除去は「対象を取らずに除外」という非常に強力なもので大半の耐性持ちを葬り去る。

(2)はメタファイズ専用の除外版おろ埋・おろ副。

  • 《メタファイズ・ネフティス》
効果モンスター
星8/光属性/幻竜族/攻2400/守1600
(1):このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドにセットされた魔法・罠カードを全て除外する。
(2):このカードが除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。
デッキから「メタファイズ・ネフティス」以外の「メタファイズ」カード1枚を手札に加える。

幻界突破した《ネフティスの鳳凰神》。鳥獣族じゃねーかとかツッコんではいけない

《メタファイズ・ダイダロス》もそうだがこのカードも元の効果をモチーフにした仕上がりで、セットした魔法・罠カードを全て除外する。とはいえこの効果にチェーンして罠を発動してしまえば除外を免れるので刺さるかどうかは微妙なところ、《メタファイズ・ラグナロク》から呼び出せばカウンター罠以外はほぼ吹き飛ばせる。
それでも《やぶ蛇》を除外してしまうと登場するモンスター次第では敗北が濃厚になる。

自身の伏せカードも除外されるので《エクシーズ・ディメンション・スプラッシュ》を能動的に発動することもできる

除外された場合の効果はメタファイズのサーチ。メタファイズであれば魔法・罠もサーチ出来る。

  • 《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》
効果モンスター
星8/光属性/幻竜族/攻2900/守2500
(1):「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚したこのカードは
罠カードの効果を受けず、このカードがモンスターを攻撃した場合もう1度だけ続けて攻撃できる。
(2):このカードが除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。
手札から「メタファイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
幻界突破した《タイラント・ドラゴン》。

メタファイズによって特殊召喚された場合、罠への耐性とモンスターを攻撃した場合の追加攻撃を得るアタッカー。攻撃力はエグゼキューターに次いで2900と高く、攻撃役としては十分な性能を持つ。
除外された場合の効果は手札からのメタファイズSS。《メタファイズ・ネフティス》の効果でサーチした後続を呼ぶのがベストか。

  • 《メタファイズ・エグゼキューター》
特殊召喚・効果モンスター
星10/光属性/幻竜族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「メタファイズ」カード5種類を1枚ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。
(1):フィールドのこのカードは効果では破壊されず、効果では除外できない。
(2):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、
1ターンに1度、除外されている自分の「メタファイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
メタファイズ唯一の特殊召喚モンスターかつリメイク元を持たない新規モンスター。

(1)は効果破壊耐性と効果除外耐性、だが対象はとれるのでリリースやバウンスには注意、最も危険なのはコントロール奪取で他のメタファイズモンスターで殴り勝てない打点のコイツが寝返るのは避けたい。
(2)の効果は自分フィールドのカード数が負けている時に除外されているメタファイズモンスター1体の特殊召喚、このモンスターの召喚にフィールドのカードを巻き込めるので発動は容易、上級メタファイズを特殊召喚すればそのまま効果の発動も可能

書いてあることは確かに強いし、コストによって除外したメタファイズによってアドも稼げ、耐性と打点によって場持ちも良く文句なしに強力なモンスターなのだが、メタファイズカード5種類という半ば専用構築を必要とする条件から意外と出しにくい。

そもそもメタファイズモンスターを墓地肥やしするメリットは無いので、《隣の芝刈り》や《手札抹殺》などで能動的に送りたい。

ちなみにイラストは一見すると分かりづらいが、下半身が世界樹になった巨人である。イラスト手前の竜の顔は右手。
そしてこの右手の竜をよく見ると額に当たる部分に竜星のシンボルがある。異なる世界を繋ぐ存在であると公式から明言されていることを踏まえると、端末世界と他の世界を接続しているのかもしれない。

  • 《メタファイズ・デコイドラゴン》
ペンデュラム・効果モンスター
星2/光属性/幻竜族/攻 300/守 200
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のモンスターが攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「メタファイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを除外し、対象のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のモンスターが攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「メタファイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
フィールドのこのカードを除外し、対象のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
(2):このカードが除外された次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
幻界突破した《デコイドラゴン》。

メタファイズ初にして唯一のペンデュラムモンスター。
ペンデュラム効果・モンスター効果の双方で、攻撃対象選択をトリガーとした自己除外+メタファイズ帰還効果を持つ。
もちろん相手もわかっていて殴って来ることはないので、牽制が仕事になる。
ただメタファイズはP召喚と無縁なので除去されるとほぼ再利用できなくなる。

また勘違いしやすいが、ペンデュラム効果で帰還させた場合は魔法カード扱いなので「メタファイズ」モンスター効果で特殊召喚したことにならず、上級メタファイズモンスターの効果も発動しない。

自分が除外された場合次のスタンバイに帰還するが、他の連中と違って自分のターンに除外すれば相手の、相手のターンなら自分のスタンバイに帰還することになる。タイミングを間違って殴られないように。
こいつの登場によってホルスが出しやすくなり。《メタファイズ・ラグナロク》とこいつで出せば、ホルスの効果の内2つを使える。


シンクロモンスター

  • 《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星6/光属性/幻竜族/攻2300/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合、
そのS素材としたチューナー以外のモンスターの種類によって、
以下の効果をそれぞれ発動できる。
●通常モンスター:このターンこのカードは自身以外のカードの効果を受けない。
●効果モンスター:このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
その効果を無効にする。
●Pモンスター:相手フィールドのモンスター1体を相手が選び、
自分はそのコントロールを得る。
このターンそのモンスターは攻撃できない。
幻界突破した《ホルスの黒炎竜LV6》。Sモンスターになってしまった。

S素材によって効果が変わり、通常モンスターなら召喚ターンのみの完全耐性、効果モンスターなら永続的な効果無効、Pモンスターなら永続的なコントロール奪取となる。ただしコントロール変更は相手が対象を選ぶので、出来れば奪いたい1体のみの時にシンクロ召喚したいところ。

こいつもカテゴリ化前に登場した関係上、《ゴーストリック・サキュバス》同様に本家のカテゴリよりも出張する方が活躍できるカードの一つ。
メタファイズで使う場合《メタファイズ・デコイドラゴン》+《メタファイズ・ラグナロク》が一番楽。《メタファイズ・デコイドラゴン》がペンデュラムなので、効果無効とコントロール奪取を両方使える。
あるいは竜星辺りに放り込んで《輝竜星-ショウフク》のシンクロサポートに使うのも手。
ちなみに三つの効果は、地味に元々のホルス3体の効果を意識したものとなっている。


魔法・罠カード

  • 《アシンメタファイズ》
永続魔法
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「メタファイズ」カード1枚を除外し、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):1ターンに1度、自分の「メタファイズ」カードが除外された場合に発動する。
そのターンによって、以下の効果を適用する。
●自分ターン:「メタファイズ」モンスター以外のフィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
●相手ターン:「メタファイズ」モンスター以外のフィールドの全てのモンスターの表示形式を変更する。
メタファイズ専用の手札交換カード。メタファイズの最上級と《メタファイズ・デコイドラゴン》が持つ除外効果のトリガーになれるが、手札交換は自分のターンでしか出来ないため、弱体化が働くことに注意。相手のターンなら表示形式を変更できる。
《メタファイズ・ラグナロク》のサポートに使うのが良いだろう。

  • 《メタファイズ・ファクター》
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分はレベル5以上の「メタファイズ」モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。
この効果を適用して召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分の「メタファイズ」モンスターの効果の発動に対して、
相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
カテゴリ専用のフィールド魔法。《メタファイズ・デコイドラゴン》と《メタファイズ・ラグナロク》以外は最上級と特殊召喚モンスターばっかりなので、展開サポートとしては非常に有能。
デメリットとして次のターンのエンド時に除外されるが、直後の自分のスタンバイで効果を発動できるので、適用されればむしろオイシイ。
ただし、ダイダロス・ネフティス・タイラントは、通常召喚した場合は効果が全く使えないのに注意。
後半の効果はメタファイズモンスターの効果に対するチェーン封じ。全体除去を安全に通せるのは大きいが、このカード自体が排除されないように注意。

  • 《メタファイズ・アセンション》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札から「メタファイズ」カードカード1枚を捨てて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、デッキから「メタファイズ」モンスター1体を除外できる。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキから「メタファイズ・アセンション」以外の「メタファイズ」カード1枚を手札に加える。
10期で追加された罠カード。
手札交換+除外版おろ埋か、除外された場合のサーチ効果を持つ。《メタファイズ・ネフティス》と似ているが、除外されればすぐに発動できるのが売り。

  • 《メタファイズ・ディメンション》
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、
除外されている自分の「メタファイズ」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
(2):このカードが既に魔法&罠ゾーンに存在する状態で、
このカード以外の自分の「メタファイズ」カードが除外された場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
10期で登場した永続罠。
相手が特殊召喚した時にメタファイズを帰還させる効果、他のメタファイズが除外された場合に相手のカードを除外する効果を持つ。
メタファイズ達の除外時の効果は、次の自分のスタンバイフェイズまで除外されていないと発動できないため、これで帰還させると大きくテンポが遅れる。それらのデメリットがない《メタファイズ・ラグナロク》か、打点の高いアームドを帰還させるのが良いだろう。あるいは、手札にメタファイズがない場合にタイラントを帰還させ、あちらの効果のタイミングを調整することも考えられる。

後半の除去効果はメタファイズが除外されれば発動でき、相手の対象を取れるカードであれば、除外送りにできる。
当然相手もわかっていて放置することはないので、他のカードを積極的に併用していきたい。
ただ、このカードだけでも双方の効果を使えることは一応覚えておこう。



コンボについて


ここまで一通り説明してきたが、このカテゴリには
  • 除外してカードをドローする《アシンメタファイズ》
  • 除外された次のターンに他のメタファイズを除外する《メタファイズ・ダイダロス》
  • 除外された次のターンにデッキからメタファイズを手札に加える《メタファイズ・ネフティス》
が存在する。
これらの内、手札に《アシンメタファイズ》と《メタファイズ・ダイダロス》があれば毎ターンメタファイズカードを除外し続けることが可能なのである。
  • 自分ターン、《アシンメタファイズ》を発動、《メタファイズ・ダイダロス》を除外し1ドロー
  • 相手ターン、除外された《メタファイズ・ダイダロス》をコストでデッキに戻し効果でデッキから《メタファイズ・ネフティス》を除外
  • 自分ターン、除外された《メタファイズ・ネフティス》をコストでデッキに戻し効果で《メタファイズ・ダイダロス》をデッキから手札に加える
  • 最初に戻る
このループによって《アシンメタファイズ》は毎ターン効果を適用でき、特に自身のターンでは1ドローとメタファイズ以外のモンスターを弱体化できる、一方相手のターンでは表示形式が変わるので戦闘破壊の恐れもある。

更に《メタファイズ・ディメンション》が絡むと、両者のターンで相手フィールドのカードを除外し続ける妨害が可能である。

上記の様に自身のターンで収まるコンボでは無い事から妨害されやすく、成立させるのは至難だ。しかしメタファイズを使いこなす上で是非とも覚えておきたいコンボだろう。


相性の良いカード

メインデッキのモンスターカード

光属性統一のメタファイズにとっては重要なダメージ原。《メタファイズ・ラグナロク》のサポートに使いたい。

手札消費が激しくなるが、手札の腐ったメタファイズを処理でき、デッキのメタファイズを除外して回転させることができる。
《ライトレイ・グレファー》は手札から自身を特殊召喚する効果を持つ代わりに光属性モンスターをコストに要求し、《孤高除獣》は特殊召喚効果こそ持たないがコストに条件はなく、自身が破壊された際に除外されているモンスターから一体を手札に加えることができる。
それぞれ一長一短なので、場合によって使い分けるといいだろう。

  • 《奇采のプルフィネス》
上二体がモンスターを除外するのに対し、こちらは罠カードをデッキから直接除外することができる。
《メタファイズ・アセンション》を除外すればメタファイズの万能サーチとして使用可能。

  • 《ネクロフェイス》
召喚時に除外されているカードすべてをデッキに戻す効果と、自身が除外された際にお互いのデッキの上からカードを5枚除外する効果を持つ。
特に後者はメタファイズカードを除外してアドを稼ぐほか、相手によってはデッキ破壊効果としても利用できる。

自身の墓地にモンスターが存在しないとき発動できる手札誘発で、次のターンまで墓地へ送られるカードを除外させる。
相手の誘発妨害を防ぎ、自身は墓地に送るカードでも除外送りにできるわでメタファイズにとっては大変シナジーの良いカード。特に《左腕の代償》など手札を全て除外してドローする効果を通すための保険として活用できる。
最近になって環境で採用されまくった結果、22/10/01で準制限カード指定を食らってしまった。

手札・フィールド・墓地のカード7枚を除外することで自己蘇生する効果を持つ。
相手ターンにもメタファイズモンスターを除外できるというメリットがあり、妨害しつつメタファイズの効果を使うことができる。

  • 《ブルーミー》
手札の他のモンスターと一緒に相手に見せることで、自身か見せたモンスターのどちらかを特殊召喚し、もう片方を除外する。
展開にもメタファイズの効果の起動にも使用できる。

墓地の光または闇属性モンスターを除外することで手札から特殊召喚することができる。
自分だけでなく相手の墓地も除外でき、相手ターンにも使えるので妨害としてもメタファイズサポートとしても使用可能。
また、レベル6が多いため、《メタファイズ・ラグナロク》と合わせて《フルール・ド・バロネス》や《相剣大公-承影》などのレベル10シンクロに繋ぐこともできる。

魔法・罠カード

  • 《封印の黄金櫃》
御存じ万能サーチカード。メタファイズのトリガーを引くのが主な仕事になる。
モンスターの場合デッキに戻ってしまうのであんまり意味がないが、アセンションを介することでメタファイズ専門の万能サーチになる上、しのぎ切ればそのアセンションが手札に来るためハンドを稼げる。

  • 《次元の裂け目》、《マクロコスモス》
除外デッキの軸。ただ、《オネスト》やエクゼキューターを併用する場合は相性が悪いのに注意。

  • 幽麗(ゆうれい)なる幻滝(げんろう)
幻竜族専門のサーチ&手札交換カード。エクゼキューター併用型の場合はこちらが良いだろう。

墓地に落ちたメタファイズを除外し、効果に繋げる。相手のターンに除外したい場合は「異次元への隙間」がベスト。
相手の墓地にも干渉できるので、墓地アドを防ぐことも可能。

  • 《クロス・ブリード》
種族と属性が同じで名前の違うモンスター2体を除外し、違う名前のモンスターをサーチする。普通に使うとコストがバカにならないが、種族・属性とも統一されている+除外利用テーマのメタファイズならば、タイムラグこそあるが万能サーチに化ける。ただし墓地からは除外できないのに注意。

  • 《七星の宝刀》
レベル7を除外しての手札交換カード。対応するのは《メタファイズ・ダイダロス》のみだが、1枚あるといいかもしれない。

宣言したカード一枚をデッキから除外し、ターン終了時まで宣言したカード及び同名カードの効果を無効化するカード、大抵は相手の手札誘発を無力化する用途でお世話になるが、最上級メタファイズカードは除外されたターンに発動する効果は無いため、このカードによる無効化を躱して除外アドを得られる。

  • 《異次元の指名者》
宣言したカード名が相手の手札にあればその一枚を除外し、ない場合自身の手札からランダムに一枚除外する。
相手の手札が判らなければほぼ自身の手札を除外することになるが、最上級メタファイズ又は《メタファイズ・アセンション》を手札に残した状態ならこのカードのデメリットは除外肥やしとして機能する。
今日の遊戯王手札誘発を握っている事も珍しくないので《エフェクト・ヴェーラー》や《灰流うらら》を適当に宣言し、除外できればラッキーくらいだろう。

EXデッキのモンスターカード

  • 《ゼラの天使》
除外キラーの汎用レベル8シンクロ。《メタファイズ・ラグナロク》がレベル4なので、適当なレベル4を投入すれば簡単に出せる。

アレイスター+召喚魔術+メルカバーの出張セットを投入することになる。メタファイズに欠けている妨害をメルカバーに任せつつ、召喚魔術でメタファイズを除外することで効果のトリガーを引ける。

  • 《トポロジック・ゼロヴォロス》
効果モンスター2体以上という緩い条件で出せるリンク4の闇属性サイバース族モンスター。
除外されているカードの枚数×200の打点パンプを持つこのカードは除外しまくって動くメタファイズとは相性が良く、アトラクターや次元マクロと併用すれば打点が5桁に到達する事も。更にリンクモンスターのリンク先にモンスターが特殊召喚されるとフィールドのカードを全て除外する強制効果で場を一掃し、スタンバイフェイズに帰還する。
自分のカードも吹っ飛ばしてしまう為、タイミングには注意したい。

除外ギミックを幻界限界まで使い倒すテーマの為、《ネメシス・コリドー》で除外されたモンスターをデッキに戻しつつそのまま出せるお手軽サーチ無効かつ擬似的な戦闘&効果破壊を兼ね備えた場持ちの良さが強みだが、制限カードな上に一般的な蘇生を一切受け付けないので突破されると一気に崩されかねない。


戦略

基本的には「メタファイズを特殊召喚する効果」を持った《メタファイズ・ラグナロク》やタイラントで展開し、《メタファイズ・ダイダロス》や《メタファイズ・ネフティス》の固有効果で相手の場を荒らし、高い攻撃力で殴っていく。

《メタファイズ・ダイダロス》や《メタファイズ・ネフティス》も自分フィールドにも影響が出るので、特殊召喚するタイミングを見通しておく必要がある。
相手ターンに除外して次の自分スタンバイフェイズに展開する、自分のターンでは《メタファイズ・ダイダロス》の除外効果を挟むなど、タイミングをうまく合わせいきたい。




追記・修正はメタファイズを除外してからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王
  • メタファイズ
  • 遊戯王OCG
  • 幻竜族
  • 光属性
  • 除外
  • リメイクモンスター
  • CIRCUIT BREAK
  • 遊戯王OCGデッキ項目
  • 遊戯王OCGカテゴリ項目
  • シンクロモンスター
  • ペンデュラムモンスター
最終更新:2025年04月10日 21:51