伸びる腕

登録日:2019/08/19 Mon 00:14:43
更新日:2023/12/12 Tue 22:21:09
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伸びる腕とは、伸縮自在の腕で攻撃する戦闘スタイルのこと。

ロケットパンチとは似ている部分もあるがやや異なる。

目次

概要

腕を飛び道具にするという意味ではロケットパンチと似ているが、こちらは体に繋がったままの腕を伸ばして攻撃する。
伸ばした後元に戻すことで近距離戦にも対応できる。
また、ロケットパンチと違い、生身の人間でもあまり違和感なく使わせることができる。生身の人間の腕が伸びる時点で何かおかしいのだが……
もちろんロボットでも装備されていることは多い。
生身の肉体の場合、主に以下の様な原理で伸びる。

ゴムの様に体が柔軟

柔軟性を強化していたり、体質で柔らかくなっているタイプ。
体質なので、腕だけでなく足なども伸ばして攻撃できるものもいる。

肥大化させている

伸びているのではなく、サイズを大きくしているタイプ。
手のひらもサイズアップするといった作用がある。

魔法や特殊能力で伸ばしている

一時的に伸ばしたり、分離させる。

ギミック系

腕を伸び縮みさせるためのギミックが仕込まれている。ワイヤーで繋がっている下腕を射出して操ったり、スプリングのようなもので撃ち出したりなど。性質上サイボーグやロボットなどが多い。


主な伸びる腕使いのキャラクター


伝説・伝承

左右の腕が体の中で繋がっているため、片方の腕を縮めるともう片方の腕が伸びる……らしい。
ちなみにさらに引っ張り続けるとそのまま 腕が抜ける
なお、腕が伸びて何をするのかというと特に語られていないことが多い。
河童の由来話に、元は働く藁人形だったという説があるので、それ故ではないかと思われる。
一般的な河童のイメージと噛み合わないためかあまり登場しない。触れられているのは『地獄先生ぬ~べ~』、東方Project河城 にとり、金子製作所の格ゲー『富士山バスター』等。
あと『ながされて藍蘭島』の戦う河童、ワイルド女子遠野さんが利き腕を伸ばした突き河童羅拳打(かっぱらぱんち)を使用する。

  • 船幽霊(伝承)
一部伝承では、海から伸びた無数の腕が水をかけるというものがある。
特に岡山県に存在する杓島という島の由来になった伝承は「まんが日本昔ばなし」でも取り上げられているため知っている人も少なくないはず。


漫画

仙術で腕を自在に伸ばすことが可能。

  • 通臂公(西遊妖猿伝)
両腕が一本につながっており、片腕を伸ばすと反対の腕が引っ込んでいく。

  • プラスチックマン(プラスチックマン)
本名イール・オブライマン。
サングラスがトレードマークのヒーローで、化学薬品を浴びた影響で手のみならず全身が伸びる。
アメコミ界のゴム人間の代表的キャラの一人。
DCの代表格が彼で、マーベルはMr.ファンタスティック。

本名リード・リチャーズ。またの名を宇宙忍者ゴームズ
ファンタスティックフォーのリーダーであり、アメコミ界のゴム人間の代表的キャラの一人。
謎の宇宙線を浴びてゴムの体になった天才科学者。
伸縮自在のボディで敵を攻撃する。

  • ミズ・マーベル/カマラ・カーン(MARVEL)
初代ミズ・マーベル兼現キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースに憧れるムスリム系移民二世の女子高生。
テリジェン・ミストを浴びた影響でインヒューマンズに変化、変身能力と全身の巨大化縮小化能力を手に入れた。
攻撃する際には手足を巨大化させて殴る蹴るのが基本。
そんな彼女の趣味はアベンジャーズの夢小説を書くこと。推しの組み合わせはスパイダーマン×キャプテン・マーベル。

  • エロンゲイテッドマン(DCコミック)
本名ランドルフ・ウィリアム・ディブニー。
曲芸師にあこがれており、彼らがよく飲むドリンクの原材料の木の実を食べて伸縮自在の能力を得た。
上記の2人の次に有名なアメコミ界のゴム人間の代表的キャラの一人。
奥さんのスーとはラブラブ。

  • その他のアメコミヒーローキャラ
ラバーマン、アメコミ初のゴム人間と言われるシンマンなど。

怪物ランドの王子様。複数ある超能力の一つ。

第1部では、腕の関節を外して腕を伸ばして攻撃する「ズームパンチ」という技を使える。
腕の痛みは波紋の力で強引に誤魔化す。
そもそも関節外しても腕は伸びねーだろ、というツッコミはご愛敬。
なお、この設定からすると痛みさえ我慢できるなら波紋使いでなくてもズームパンチ自体は使えるらしい……。

  • スティッキィフィンガーズ(同上)
第5部に登場するブローノ・ブチャラティのスタンド。
腕にジッパーを付けて包帯のようにすることで、無理矢理パンチの射程を伸ばす技が使える。
元々は敵対していた時のジョルノ・ジョバァーナの咄嗟の機転をパクった技である。

超人系悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べたゴム人間。
Mr.ファンタスティックとは異なり、主にゴムの弾力を生かして勢いを増した格闘技で戦う。
単に伸縮自在というだけでなく、天然ゴムそのものの性質を得ているため「弾性を持つ絶縁体」の肉体になっており銃撃と打撃と電撃が無効。

麦わら一味の船大工にしてサイボーグ。
「ストロングライト」という武装が右手に仕込まれており、鎖で繋がった右手パンチを飛ばして攻撃できる。

超人系悪魔の実「バネバネの実」を食べたバネ人間。
弾力を生かした戦闘スタイルはルフィ同様だが、初期は主に足をバネ化することでの高速機動がメインだった。
修行を積んだ2年後の新世界編ではそれだけでは通用しないと思ってか、腕をバネにしての遠距離攻撃を習得している。

動物系悪魔の実「ウシウシの実・モデル麒麟」を食べたキリン人間。
長い首を体内に格納し解放する攻撃「(きょく)鼻銃(ビガン)麒麟(キリ)マン射櫓(ジャロ)”」をゾロに使おうとしたら引っ込めた首のぶん何故か手足が伸びた。
カクはこの状態を「パスタマシン」と名付け(思いつくのに時間がかかったが)自慢の四刀流を思う存分振るうために活用した。
最終的にはシリアスな決着になったもののこのやり取りでゾロはツッコミっぱなしになっていた。

腕を一時的に伸ばして遠くの相手を捕まえるマジュニアマジックが使える。
全身を肥大化させる技の応用の様で、一時的に手も大きくなる。

部分倍化の術で腕を肥大化させ、遠距離からつかみ掛かる事が可能。

四乃森蒼紫率いる御庭番集の忍者。その名が示す通り般若の面を被っており、両腕に鉤爪を装備した格闘戦がファイトスタイル。
「伸腕の術」という腕がほんのわずかに伸びる不可思議な術を使うが……。
実は本当に腕が伸びているわけではなく、両腕に入れた横縞模様の刺青が目の錯覚を引き起こしているだけ(つまり正確には「腕が伸びている」のではなく「普段の腕が本来より短く見えている」というのがトリックのタネ)。とはいえ達人同士の戦いではそのわずかな錯覚が致命的な差を生むのも事実だが。

我流の全集中・獣の呼吸の技「玖の牙 伸・うねり裂き」が、肩と肘の関節を外して伸びた腕で本来のリーチを超えて相手を斬るという技。
外した関節は一瞬で戻せる模様。痛みは獣の呼吸で和らげる、かどうかは不明だが、
筋骨隆々の肉体から受ける印象とはある種逆に元々人類か怪しいレベルで関節が柔らかいのもあってか、特に痛そうにしている様子はない。
超格上を前にこんな断ち切れるかも分からない半分曲芸の技を試したのは彼の衰えない破天荒さの表れなものの、
だからこそ(鬼殺隊目線では)この期に及んで敵に興味を抱かせる斜め上のファインプレーを発生させた。

腕を伸ばす術、アムロンで拘束で腕を伸ばせる。
しかし作中で最初に披露した時にはスカートめくりに使った。

頭を分離できたり尻からカプセルを出せる等の能力で地球人を驚かせまくる彼だが、その中でも伸縮自在な腕や足は頻繁に使われる。
この手の能力ではめずらしく回数制限が存在し、最終回では最後の1回を親友であるタカシのピンチを救うため発動した。

主人公コロッケの仲間の一人である、名前の通り全身モチで出来た謎の生物にして作中屈指のツッコミ役。
伸縮自在の身体であり、必殺技は腕を伸ばして相手を殴りつける伸々弾。
弾力のある肉体とは裏腹に、猛スピードで伸ばす拳は非常に強力で岩すら砕く威力を誇る。
また、腕を伸ばして海に落とされた仲間を助けたり、仲間の乗ったトラックが崖を渡るために自ら橋になったりと戦い以外でも多様に渡って活躍している。

米軍が開発した試作人型戦闘ロボット。
手足が三倍に伸び、その威力は3トンを超え作中最強の武道家や強化人間も瞬殺できる。
格闘マンガっスよねこれ…?

2年春のセンバツ決勝で、対山田太郎要員として満を持して登場した土佐丸高校のサウスポー。
おどろおどろしい笑い声を響かせる姿だけでも気味が悪いが、実際の投球もいきなり腕が伸びるという滅茶苦茶なものであり
冷静な山田をも惑わせて三振を奪う。
といってもその正体はワイヤーを仕込んだアンダーシャツを伸縮させて、腕が伸びたように錯覚させるという子供だまし。次の打席ではもう見破られた
……と察するや今度は背面投げでタイミングをずらし、またしても山田を打ち取る。
こうして山田は彼の前にすっかり封じ込まれ、怪我に苦しみながら打線の援護を信じて投げ続ける里中もまた精神的に追い詰められていく。

  • ツキツカ(人外さんの嫁)
木齋橋壱屋の夫。実体がなく全身に包帯が巻かれており、その包帯を自在に操ることで手足の代わりとしている。
とりあえず運動会の玉入れでは大活躍した。

  • ミスター=カリー(トータルファイターK)
ヨガ体躯道の使い手で、長年の鍛錬によりゴムのように柔軟な筋肉と アンテナ状に伸縮する骨格 を持つ。
これを活かした伸びる腕「スライムアーム」を使った際はギャラリーから 「まるでダルシムみたいだ!」とハッキリ言われた。
通常時に何重にも重なった骨は無敵喧嘩術の関節技でも折ることは困難だが、伸ばしている時は容易く折れる弱点も持つ。

  • ガンキラー((ハイパー)戦士ガンダム野郎(ボーイ))
下記アッガイと同様の機構を備えた上腕部の フレキシブルアーム と大腿部の フレキシブルレッグ を持つ。
理由は不明だが作中では直線的にしか伸ばしておらず、掌から伸びるSDスピリット指数を吸収する針 キラーソード と重複するためかあまり使われない機能。

『帝都八忍』の第二席にして、主人公の忍者(しのは)の師匠。
特異体質として持つ 如意暴(にょいぼう) により最大50mまで腕が伸び、暗刃を用いて放つ高速の殺手は瞬く間に極道達を蹂躙する。
死後は八忍の長である神賽惨蔵が自身の特異体質を用いて現在も使用している。

見た目は人間の少年とほとんど変わりないロボット。腕だけが機械のような外観になっており、ワイヤーを伸ばす事で肘から先を飛ばす事ができる(最長40メートルほど)。
勢いよく伸ばした腕で殴りつける、遠くの物を掴む、ワイヤーで敵を捕縛するといった使い方をする。
また掌からはあらゆる物を消し飛ばせる熱線「火葬砲(インシネレーター)」を撃つ事ができ、腕を伸ばしながらの攻撃はさながら下記のジオングを彷彿とさせる。
攻撃手段のみならず、アビス内で安全に降下するためのロープとしても利用でき、探窟家としてはまだまだ経験の浅いリコにとって非常に心強いアドバンテージとなる。

両腕を伸ばして相手をつかみ、粘土のように捏ねくり回してしまう「人間念怒拳」を使う。

  • カマソッツ(闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説)
ミクトラン・カルテルのメンバーで、関節を外す事で両腕を長く伸ばせる。


ゲーム

  • ベラボーマン(超絶倫人ベラボーマン)
腕や足だけでなく首まで伸びるヒーロー。
恐らく「伸びる腕」を武器にする最初期のゲームキャラ。ライバルはブラックベラボー。
PS2ゲーム『NAMCO×CAPCOM』にも客演しているため、そちらで知ったユーザーも少なくないのではないだろうか。

ヨガパワーで腕を伸ばして攻撃するインド人。
原理は不明だが、元ネタは前述のズームパンチのため*1、もしかしたら波紋の代わりにヨガパワーで間接を外した痛みを和らげているのかもしれない。
インドとヨガに関する誤解を広めた張本人

「餓狼伝説3」で初登場。沖縄から金の匂いを嗅ぎつけてサウスタウンに渡ってきた危険なブローカー。
我流喧嘩空手で獰猛に戦うが、彼を代表する技が「蛇使い」。「餓狼伝説」シリーズでは腕の関節を外して繰り出す所謂「見えないパンチ」だったが、
KOFシリーズ」ではオロチ八傑衆の一人というオリジナル設定が付加されたためか繰り出す際に蛇のような動きになっている。

  • ダルシム枠の格ゲーキャラ
ストリートファイターIIIシリーズの改造人間・ネクロをはじめ、「ワールドヒーローズ」シリーズのドイツ代表のサイボーグ軍人・ブロッケンなど、世界中のお国からびっくり人間が大集合している。
基本的に男性だが、「スカルガールズ」の生体兵器により全身をつなぎ留められた孤児・ピーコックなど女性キャラも稀にいる。
また、多くはイロモノ枠を兼ねるためボスキャラになる事は少ないが、プレイアブルキャラの全員がテコンドー使いという思い切った設定で知られる韓国産バカ格ゲー「ファイトフィーバー」では、よりによって本編の中ボスにして当代の跆拳(テコン)という超重要キャラ、マスター・タエクックがこの枠にいる。*2
まあファイトフィーバーは存在自体がイロモノだけど。

ベガ代替ボディ候補として用意した人造人間だが、自律行動してラスボスを務めている。
あらゆる格闘家のデータを収集し再現しているため、その一環としてダルシム同様のズームパンチが使える。
ちなみにヨガテレポートも使用可能。

二足歩行の恐竜のようなデザインのくさ/かくとうのポケモン。
普段は両腕は非常に短く格闘戦をこなせそうにないが、戦闘時は自在に伸びて敵を攻撃する。

オランウータンのコングファミリー。
ゴムのような体をしており、腕を自在に伸ばせる他、身体を風船のようにすることも可能。
他のキャラクターよりも射程がやや長め。

  • ARMSの登場キャラ全般
Nintendo Switchの格闘ゲーム「ARMS」は登場キャラ全てが伸びる腕で戦う格ゲー。
全員が伸縮パンチを標準搭載というなかなか異色な設定になっている。腕の部分は換装可能で、ファイター+右手左手をそれぞれに設定して戦う。
なお、ほとんどのキャラクターはバネタイプでゴムタイプの腕を使うキャラはほぼいない。

  • モンスターファームシリーズ
ゴーレム種が「のびーるパンチ」と言う技を覚える。岩石の体である関節部を切り離し、射出するようにパンチをしているという光景なので「伸びる腕」かというと若干怪しい。
他にはネンドロ種が「ズームパンチ」という技を使う。こちらは粘土の体を活かし、変形して出した腕を伸ばしたパンチのためちゃんと伸びている。
またメタルナー種も「ツイン掌打」などで蛇腹状の腕を伸ばして攻撃出来る。

右腕「パイルボーン」及び左腕「ニョイロッド」はその名の通りパイルバンカーのような構造をしており、如意棒の如く腕を伸ばして打撃を加えることができる。行動は旧作では「ハンマー」、新作では「ブレイクハンマー」。

タイラントの製造技術を基にして作り出されたB.O.W.。
タイラントは高い戦闘力に強い生命力、程よい制御性、おまけに人間に近い外見を持っている傑作B.O.W.なのだが、とある理由により量産が難しいという兵器として致命的な欠点を抱えている。
そこで戦闘力や生命力を犠牲にして量産性を高めたのがこのバンダースナッチである。
初めから兵器として運用することだけを想定しているので、人間への偽装も考慮されていない。
左腕がほぼ退化しており下半身の筋力も強くないが、代わりに右腕が異常に肥大化しているアンバランスな体形をしている。
ゲーム中ではこの肥大化した腕を使って攻撃してくる。
伸ばして攻撃するだけでなく、腕を利用して高低差があるところに移動することも可能。
だが逆に言うと右腕でしか攻撃できないので、動きを見切ってしまえば楽に対処できる。

アニメ

機動六課襲撃事件の際に、チンク、ノーヴェ、ウェンディに敗北し、左腕を喪失の上拉致されてしまう。
その後スカリエッティによる改造・調整および洗脳を受け、『ナンバーズ13』としてスバルらと対立することとなる。
改造を受けた際、失った左腕を伸縮および回転可能な「リボルバーギムレット」に改造されており、スバルを苦しめることとなる。
スバルに敗れ、時空管理局に保護された後は左腕を再生し、通常の腕に戻した模様。

ガンダムシリーズにおける元祖伸びる腕。
「フレキシブル・ベロウズ・リム」と呼ばれる多重関節構造により腕部が伸縮し、攻撃や立体機動に活用される。
同じくジオン軍所属の水陸両用MSゴッグ及びハイゴッグにも同様の構造が採用されているが、こちらは逆に腕が「縮む」ことで巡航形態へ変形する。
また、アニメでの出番を削られたジャブロー攻略用MSゾゴックもアーム伸縮機能を持つ。

ワイヤーで繋がれた腕部を射出し、ロングレンジ&オールレンジ攻撃が可能。
ニュータイプ能力が必要か、オールドタイプでも使用可能かは機体によるが、並のパイロットは1人では使いこなせないのは共通している。

腕部が折りたたみ式の「フォールディングアーム」となっており、これを展開して約3倍のリーチを得ることで、アームドベース・オーキスのコンテナに収納された手持ち武装を取り出して運用できる。直接攻撃には使用出来ない。

腕に仕込まれた格闘用クロー「ドラゴンクロー」は、先端から火を吹くだけでなく長い腕を蛇腹状に折りたたんでおり、必要に応じて伸ばすことができる。
……実際の劇中では単なる蛇腹構造では有り得ないほど長く伸びたりしているが。

肘から先が物理的に伸びる「ニアクラッシャー」、さらにビーム式ワイヤーで腕を伸ばす「ディスタントクラッシャー」という武装が存在する。
これにさらにマスタークロスを乗せることが可能なので、通常格闘攻撃の射程だけでもかなりの間合いとなる。

こちらは伸ばす分の腕部を肩アーマー部に折り畳んでいて伸ばす際に引き出すという延伸腕機構の物。
シェンロン、アルトロンは手首部分に龍の頭を模した火炎放射器付きモジュール「ドラゴンハング」、ヴァサーゴの方は関節可動式鉤爪の付いたビーム砲付きクローユニット「ストライククロー」を備える。
上記のドラゴンガンダムの腕の伸び方が現実的でないため、見た目に説得力のある構造が採用された……のだが、このせいでこれらの機体のプラモデルは腕を(伸ばした状態でなければ)横に開けないという致命的な欠陥がある。
近年のプラモやフィギュアでようやく改善された。
それでも劇中ではもっと伸びている場面があった。

通称ガンダムナタク。TV版のアルトロンと同一機体という設定だが、見た目が大きく異なる。
ドラゴンハングも大きく様変わりし、折り畳み式ではなくドラゴンガンダム同様の謎伸縮構造になった。どう見てもナタクの腕部の中にあの長さと太さのドラゴンハングは入らない。
敗者たちの栄光』に登場した、いわゆるアーリータイプのシェンロン(外見がEW版アルトロンとあまり変わらない)は似たような武器が左腕に付いているが伸縮しない。

ガンダムMk-Ⅲを改造して作られたガンプラで、右腕が大型で折りたたみ伸縮構造になっている。

「ゲッターアーム」は腕が蛇腹状でできており、どこまでも伸びる。基本的にはこれで遠くの敵機を掴んでぶん投げる「大雪山おろし」を繰り出すが、雁字搦めして動きを止めることも可能。何故伸びるのかは「ゲッターだからで説明がつくとしか言いようがない。

腕を伸ばして攻撃する「ロングアーム」という技を使う。

ゾンダー化した犬吠埼実が、GGGベイタワー基地内のガオーマシン予備パーツと融合し寸胴体型のゾンダーロボと化した姿。
にせガオガイガーことガオゾンダーとも称されるそのロボは、本物のガオガイガーよろしくブロウクンマグナムを繰り出す。
ただし、本物がロケットパンチよろしく右拳を飛ばすのに対し、こちらは右腕を車輪の如く回転させて伸びるパンチを繰り出すもの。

この項目で紹介しているキャラクターの中でもとりわけぶっ飛んだ長さを誇り、 地球から月面の距離38万キロ まで伸ばせる。しかも軌道は真っ直ぐではなく曲がりくねっているため、実際にはさらに遠くまで届くことになる。
「無限パンチ」の名に偽りなしの必殺技である。
後継機であるアクエリオンEVOLも同様の技を持つ。

ばいきんまんが日常的に使用している乗り物兼兵器。機体下部から無数の腕を繰り出すことが可能。若干の伸縮性もある。
それぞれの腕でアンパンマンを捕まえようとして、こんがらがったりするのはもはやお約束どうやって収納しているのかに突っ込まないのもお約束。

腕を炸薬で撃ち出すことで打撃力を増大させる「アームパンチ機構」を持つ。
伸びる範囲は二の腕の半分程度なので飛び道具としては期待できないが、威力は決して馬鹿にできない。

アニメオリジナルの能力として、腕を伸ばしての連続パンチを使っている。


実写作品

  • 上田次郎(TRICK 劇場版2)
オカルトを否定する物理学者だが、作中では格闘戦を行った相手ともども、半端なオカルトが裸足で逃げ出すゴム人間の能力を披露している。
腕を伸ばして殴る際に「悪魔の実か……」だの「ゴムゴムの……!」とか言ってるので元ネタは上述の海賊王さんで疑いない。
……特筆すべきことに、この段階ではただのパロディだったが、後に本当にゴム人間になる話阿部寛が演じる羽目になるとは一体誰が想像できただろうか?

33話で強化改造され、右腕を自在に伸ばせる「メッツラーアームストレッチ」が使用できるようになった。

腕の内いくつかは伸縮自在で手から火花を出して攻撃することも可能。巨大時には腹部から隠し腕を伸ばして電撃を流して攻撃した。

両腕がレッドラダーのはしご部分になっており、戦闘時にも伸ばして攻撃する。
離れた敵に連続でパンチを繰り出す「連続ラダーボンバー」の他、伸ばしたラダーアームで敵を捉え放り投げる「ラダーホイールクラッシュ」等の技がある。

左腕を伸ばして攻撃する事が可能。

ビートバスター/陣マサトが操縦するメガゾードも両腕がクレーン車型バスターマシン・BC-04 ビートルのクレーンのため右腕を大きく伸ばし敵メガゾードを攻撃する。

両腕から伸びるパンチ「トッキュウオーパンチ」を繰り出す。
ロボを構成する烈車が夢見る力・想像する力「イマジネーション」で動くためか、伸びる範囲に限りはない。

ニンニンジャーが使う手裏剣忍法。
パオンマル忍シュリケンを使うことで発動、腕を伸ばして攻撃する。

右腕右足を伸ばして攻撃することができるようになるメモリ。
また、後に劇場版で登場した「ルナ・ドーパント」も同様に腕を伸ばす(どちらかというと触手っぽいイメージ)能力を持っている。

「エクステンド」の魔法で腕を伸ばしたり、「ビッグ」の魔法で巨大化させたりできる。

  • トライアシックバトライザー(パワーレンジャー・ダイノサンダー)
米国版アバレンジャーにおいて、レッドレンジャー/コナー・マクナイト(アバレッド/伯亜凌駕)が纏うバトライザー
アバレマックスの状態から更に変身、装備すると両腕を自由自在に伸縮可能となり、トリッキーかつ強力な攻撃を与えられるようになる。
なお最強技は両腕のアーマーを取り外した巨大なヨーヨー・ドラゴンヨーヨーで怪人を攻撃後、肩に装備されたビーム砲・ドラゴンブラスターでトドメ。
……腕関係無え!

右腕をどこまでも伸ばせる能力を持つが、最後はそれが仇になって倒された。

両手が鋏になっている怪獣。
初登場は『帰ってきたウルトラマン』だが、この時は腕が伸びる設定は無かった。
ウルトラマンメビウス』に再登場して以降、腕が伸びるという設定になった。

バロッサ星人が持ち込んできたキングジョーを鹵獲・改造し、ストレイジの特空機3号として運用。
左腕の「ペダニウムハンマー」は伸縮自在のペンチ状アーム。デストルドス最終決戦においては、寄生生物セレブロに憑依されたナカシマ ヨウコ救出の決め手となった。

右腕の「クローアーム」は鉤爪状アームで、近接戦に使用。
用途に応じては伸縮自在で、『トリガー』時代に落下してきたキングジョー ストレイジカスタムのペダニウムハンマーを基にしたと思われる。

悪の組織バドーが作り上げたロボット。
名前の通り伸縮自在の両腕が武器で、相手を掴んで振り回したり、狭い隙間から侵入させて相手を絞め殺したり出来る。

2代目の魔女は腕が伸び縮みする。

  • 白蝋鬼(仮面の忍者 赤影)
卍党第三の怪忍。「忍法小人変身」で体を縮小化した際に、逆に左腕を長く伸ばし更に手の部分は巨大化させるという奇怪な芸当が可能。


その他

日本支部職員。両手両足が伸縮自在の義肢になっており、それをフル活用して奇行に走る。
同僚曰く「エージェント・マトモじゃない」




追記・修正は伸びる腕でお願いします。

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最終更新:2023年12月12日 22:21

*1 名前もそのまま「ズームパンチ」。同作ではガイルなども名前や見た目がジョジョキャラから取られており、「ジョジョ」が当時の格ゲーに与えた影響は計り知れない。まあそもそも格ゲー界隈自体パロディオマージュの坩堝ではあるのだが。

*2 本作のストーリーは各国代表のテコンドー使いを打ち倒して最強のテコンドー使い=跆拳王となるのが目的であり、現跆拳王であるマスターは本来ならラスボスになってもおかしくないのである。なお、当のラスボスは新たに跆拳王になったプレイヤーに挑戦状を送りつけてくる空手使い。テコンドーじゃないのか……(困惑)