登録日:2023/02/04 Sat 17:42:48
更新日:2023/02/07 Tue 18:01:39
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守るべき者の為にボルメテウス・ホワイト・ドラゴンは悪魔と取引をした。
それこそが、ブラック!!
しかしそれでも、英雄は気高き心を失わなかった。
解説
ボルメテウス・ブラック・ドラゴン P 闇/火文明 (8) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/デーモン・コマンド 8000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。 |
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。 |
ボルメテウスの名を冠する1体で、元のホワイト・ドラゴンからコストと基礎パワーが一段階上昇した。
効果の方はW・ブレイカーとシールド焼却能力をそのままに、新しくcipの確定除去が追加されている。
除去とシールド焼却を両立している点は極めて優秀。
場に出て厄介な相手クリーチャーを破壊しながら、シールド焼却持ちとしてその後も相手に圧を掛けられる。
フィニッシャーとするには申し分ない性能であり、【
ボルメテウスコントロール】における切り札として活躍が見込まれる。
また、
ドラゴンに
コマンドという種族にも恵まれているため、受けられるサポートは多い。
環境でも使われてきたと《
龍秘陣 ジャックポット・エントリー》の踏み倒し候補として使用されてきたり、《
蒼狼の王妃 イザナミテラス》と《
聖霊王イカズチ》のコンボで《
幻想妖精カチュア》から
SA化して射出するドラゴンとして扱われたりしている。
他にも色が合致する《
襲来、鬼札王国!》や《
灰燼と天門の儀式》からの
リアニメイトに対応していたりと、ネックになっているコストの重さを緩和できる手段は意外と幅広く存在する。
ポテンシャル自体は確かな1枚なので、踏み倒しで早期の着地が可能な環境では度々顔を見せている。
関連カード
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン SR 火文明 (7) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに持ち主の墓地に置く。 |
元となったカード。
ブラックはボルメテウスの派生カードの中でもホワイト・ドラゴンの面影が強く、フレーバーテキストでもホワイト本人が
闇堕ちした事が示唆されている。
その名の通りホワイトの純白の肌が黒く染まった見た目をしており、まさに闇に堕ちした事が分かりやすく描かれている。
ちなみに、ホワイト・ドラゴンは似た名前でB・W・Dの略称も合致する
遊戯王の
某ブルーアイズと比較されたりもするが、瞳の色を考えるならイエローアイズ・ホワイト・ドラゴンであった。
それに対してブラック・ドラゴンは瞳の色も赤く染まっており、完全に
レッドアイズ・ブラック・ドラゴンな見た目になっている。
魔聖デス・アルカディア VR 闇文明 (6) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/グランド・デビル 6000 |
ブロッカー |
スレイヤー |
相手のクリーチャーが自分のシールドをブレイクする時、そのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置いてもよい。そうした場合、そのシールドをブレイクしたクリーチャーを破壊する。 |
このクリーチャーは攻撃することができない。 |
ブラックと同じく既存のクリーチャーが闇文明の堕ちた姿であり、元になったのは《
聖霊王アルカディアス》。
ただしこちらは元々
光文明単体だったのが完全に闇一色に染まっており、種族にはデーモン・コマンドではなく
グランド・デビルが付加されている。
効果面でもアルカディアスの原形を留めていない全く新しい効果に置き換わっているなど、元の能力に+αする形だったブラックとは対照的に別物になったかのような印象が強い。
誰もが絶望に陥った時、伝説の竜は闇の力を得て蘇る。
DMPP-18「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」にて収録。
紙で登場したのは
革命編の時期なので、
エピソード2が初登場になったプレイスでは実に3シリーズ前倒しで登場した事になる。
能力はTCG版そのままで実装され、新しくスーパーレアの
レアリティを与えられた。
更にはシークレット版として新規イラストも書き起こされたり、関連カードとして《
ボルメテウス・リターンズ》が収録されたりとかなりの好待遇を受けている。
背景ストーリー
しかしホワイト・ドラゴンはただ闇に堕ちたわけではなかった。
「守るべき者のため」に敢えて闇文明の力を取り込んでいたのだ。
そしてブラックと化した今でも、その気高き心はホワイトの頃から変わらず燃え盛っている…。
余談
- 元々は《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》と同じく、『パズル&ドラゴンズ』とのコラボで初登場したクリーチャー。
他媒体で先行登場してからTCGに逆輸入されるカードの走りとも言えるカードである。
- 構築済みデッキの1枚として収録され、その後長い間再録されなかったために入手手段に乏しく、高値で売られる時期もあった。
後にDMEX-03で3年越しに再録された事で解消されている。
追記・修正は気高きルールを失わずにお願いします。
最終更新:2023年02月07日 18:01