ラフテル(ONE PIECE)

登録日:2023/06/08 Thu 00:06:50
更新日:2024/02/13 Tue 14:58:30
所要時間:約 8 分で読めます




最後にたどり着く島の名は『ラフテル』

"偉大なる航路"の最終地点であり歴史上にもその島を確認したのは海賊王の一団だけだ

伝説の島なのだ!!

●目次


概要

ONE PIECE」に登場する偉大なる航路の最終地点で、物語の根幹である「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」が眠っているといわれている。
数百年の歴史上で唯一、ロジャー海賊団のみがこの島を確認したといわれている。


劇中では

ラフテルの名前が最初に出たのは、麦わらの一味が偉大なる航路の入り口「双子岬」で灯台守をしていたクロッカスから記録指針を貰った際に彼が上記のセリフを言い、ルフィ達はその島を目指しに幾多の困難が待ち構える海へと進んだ。
その為、読者を含めてルフィ達は記録指針を辿って偉大なる航路の最奥にラフテルがあると思っていた。

  • なぜ数百年も発見されなかったのか
  • ロジャーの亡き後、四皇含めて数多の海賊たちはなぜラフテルにたどり着けないのか
  • ラフテル近くの人が有利ではないのか
  • 終着点ならリヴァースマウンテンから何らかの手段で逆に行けばすぐにたどり着けるのでは
など当初は読者間で話題となった。

ゾウ編で明かされた真相


それぞれの"地点"が記されている…!!その位置を知り…


地図上で4つの点を結んだ時!その中心に浮かび上がるのだ!!


数百年…「海賊王」の船員しか行き着く事のできなかった"最後の島"


ラフテルがな!!


第818話でゾウの深部にあるくじらの森の隠し部屋に置かれていた赤い歴史の本文と今まで見たことないものに驚愕したロビンにイヌアラシ公爵が明かしたのは「世界に4つあるロード歴史の本文と呼ばれる赤い石に記された地点を記しそれらを結んだ中心点にラフテルがある」というものであった。

その石を解読したロビンはナミに内容を伝えた際には「どこかを示している…海図が書けそうよ」と呟いた。
記録指針の終着点は水先星島(ロードスターとう)と呼ばれる島に着くようで、39年前にロジャーらはこの島まで無事にたどり着いて嬉々として上陸したが、ロジャーは「ここは最後の島ではない!もう一つ島はある!!」と気づいて、手掛かりを求めて冒険を大きくやり直すことになった。

ラフテルへの到達方法

世界に4つあるロード歴史の本文に書かれた古代文字を解読して4つの地点を結ぶと、その中心に浮かび上がるとされる。
水先星島(ロードスターとう)でこのことを知ることができるのか、四皇たちはロード歴史の本文と石の古代文字を読める者をそれぞれ探している。

その為ラフテル到達にはロード歴史の本文に加えて、石の古代文字を読める者と正確な海図を書ける技術を持つ測量士が必要だが…その石の在り処が最大の問題でうち2つは四皇ビッグ・マム百獣のカイドウが所有している。
四皇側も当然この石の重要性は強く認識しており、ビッグ・マム海賊団所属のタマゴ男爵「ロード歴史の本文は『海賊王』への道であり、“四皇”同士が奪い合うレベルの代物にして、命を懸けて守る“切り札”」と言い、保管されている部屋に最高幹部をはじめとした100人以上の厳重な警備をする程。

ロジャーは白ひげ海賊団に所属していた"歴史の本文"を作った一族である光月おでんを最後の島への旅の同行者として、白ひげに土下座する程に彼をスカウトした。
仲間をとられることにブチ切れる白ひげだが、おでんはロジャーの計り知れない可能性を感じ、白ひげを宥めて「1年だけロジャーの冒険に同行する」という形で乗船を承諾する。
手がかりがトントン拍子に手に入り、ラフテルに向かおうとする直前でバギーが長旅の疲れで高熱伴う風邪をひいてしまい、シャンクスは彼の看病という形でラフテルに行ってない。
なお、ロジャーの右腕レイリーはシャボンディ諸島にて「ロジャーは古代文字を読めたのか?」というロビンの疑問に対して「万物の声が聞けた」という返答をしているが真意は不明。


ロード歴史の本文の在り処


ゾウ
モコモ公国の奥にそびえたつクジラの木の隠し部屋。
侠客団が昼夜問わずに警護しており、リーダーのネコマムシ曰く「神聖がゆえに我々が守っている」
詳しい事は個別項目を参照。

ホールケーキアイランド
元々あった場所は不明。現在はビッグ・マムの居城であるホールケーキ城の宝物の間に管理されている。
ロジャーはおでん加入前にリンリンらの警備をかいくぐって写しを入手した。
詳しい事は個別項目を参照。

ワノ国
800年前に建造した防御壁によって雨水が溜まって、水没したかつてのワノ国の都跡地の藤山の麓の高台に安置されている。
石が保管されてる部屋に続く階段は細工で隠されているが、魚人族であれば水中を自在に探索できて容易に発見されるようで、大看板ジャックに海底経由で発見された。
カイドウはおそらくこのこともあって長らくこの国を支配していたが、ルフィたちによって敗北し、おでんの息子の光月モモの助が国を取り戻した。
詳しい事は個別項目を参照。

最後の1つ
26年前は魚人島の海の森にジョイボーイが人魚姫へ宛てた謝罪文が書かれた歴史の本文と共に安置されていたが、ルフィ達が訪れた時にはロード歴史の本文は消えていた。
そのため現在では行方不明だが、キラーとキッドの会話や黒ひげ海賊団の面々が「“火ノ傷”の男」がこの石に大きく関与しているという事で血眼になって探している。
ラフィット達によると「黒い船で航海しており、危害をくわえる者には巨大な渦を起こして飲み込んでしまう」「歴史の本文を危険視している政府側の者ではないか」と言うが、海賊歴の長いティーチですらその異名でしか知らないという謎の多い存在。

最後の島ラフテルに着いた反応



あの日おれ達は世界の全てを知った

本当にあった"莫大な宝"を目の前に…ロジャーはあの時……


笑ってた


ワノ国編第三幕の光月おでん視点の回想より、おでんの力もあってラフテルにたどり着いたロジャー海賊団。
その"莫大な財宝""世界の全て"を見たロジャーと船員は、涙が出るほどに腹の底から笑い転げたという。

ジョイボーイ……おれァ、お前と同じ時代に生まれたかった

とんでもねェ宝を残しやがって……!!! とんだ笑い話だ!

ジョイボーイについてそう語り、落ちついたロジャーは船員たちに


800年誰も行きつけなかったこの「最後の島」にこんな名前をつけねェか?

ラフテル( Laugh Tale )

と島の名を名付けた。

同行したおでんは
  • "Dの一族"
  • "空白の100年"
  • "古代兵器"の真実
  • 「ワノ国」はかつて世界と接していたが、鎖国体制を敷いた理由
を知った。

また、この際に船員の1人が「万が一の時」の為にとラフテルへの永久指針を用意していたが、それを知って激昂したロジャーに海に投げ捨てられた。
その永久指針は海王類に食べられているが、その後偶然にもその海王類に食べられた男が命からがら手に入れ、なにかの機会に使おうと保持し続けたという。


ラフテルへの行き方

ラフテルの位置について、「4つの地点のうち3つが分かればラフテルの位置も特定できるのではないか?」という読者の声がある。

これについてチョッパーがゾウ編でナミに質問しているが、「3つは無理ね。4つじゃないと特定できないわ」と否定している。
理論的には3つのポイントが分かればその3点を結んだ線上のどこかにあるため、虱潰しの探索は出来そうに思える。
ただしラフテルが海上にあるかは不明であり、魚人島のような海底や空島のような上空にある可能性も否定できないため、やはり現実的ではないと思われる。
ワンピースの世界では海上は常識外れな気候や海流の変化、島の磁場の変化などで記録指針を使わなければ遭難必須と過酷な環境なので必須といっても過言ではない。

といっても、ゲームのフラグではないため、ロード歴史の本文が指し示している4つの場所が分かれば行くことは不可能ではない。
上記のラフテルへの永久指針や、過去にロジャーがニューゲートに「行き方教えてやろうか」と言ったことからも窺える。
そのロジャーが表舞台から消えているわけだから今となっては不可能だが、レイリーやクロッカスといったロジャーと共にラフテルに上陸した生き証人もいるため、彼らから聞き出すこともできそうなものではある。
まあ教えてくれるかどうかは別で、クロッカスはさておき、レイリーから聞き出そうにも海軍大将は倒せるくらいの実力は必要なのだが…

ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)の謎


現時点ではラフテル、およびそこに眠るひとつなぎの大秘宝(ワンピース)の全貌は殆ど判明してないが、世界政府とっては不都合らしく、徹底的にその存在を秘匿している。

現に五老星ら政府上層部は"D"の名を持つ連中を煙たがり、ロジャーの手配書にはそれまでゴール・D・ロジャーの名だったが、ラフテルを見つけて海賊王になった後に発行された手配書にはゴールド・ロジャーと変更した。
レイリーは「今となっては政府はお前の名を隠す理由もわかる」と政府の目的を理解していた。


船員の1人が「万が一の時」の為にと用意したラフテルへの永久指針をロジャーに海に投げ捨てた際、ロジャーは「こんなモンに頼る様な奴に手に入れられる宝じゃねェ そうだろ?」「おれ達は…早すぎたんだ…」と意味深に述べている。
ラフテルに到達することと、「ひとつなぎの大秘宝」を手にすることはまた別なことのようだ。

早すぎた」といっていることからも、何からの期間が足りなかったようで宝の獲得を諦めた模様。
ロジャー処刑後の光月おでんは己の死の間際「20年」という歳月をなぜか指定している。
ワノ国編で、彼の航海日誌を拾ったヤマトと彼女から譲り受けて父の冒険記録を読んだモモの助だが、肝心のラフテルに関する情報は破り捨てられていた。
モモの助は「父上は預言者ではない。拙者は頭が悪いから父上が破棄した目的は分からぬがそれらに関する情報を拙者たちに引き継がせたくなかったのでは?」と考えている。

22年前、元冒険家だったクローバー博士は世界を旅して文献を探し回って、彼に感銘を受けてオハラに集う考古学者らは「800年前に存在していた王国」を見つけ、クローバー博士は「ある時期を境に国に関する情報もろとも消滅し、それに代わるように世界政府が設立された」と仮説を立てた。
しかし、王国の名を語ろうとしたら電伝虫越しで彼の話を聞いた五老星は「オハラは知りすぎた」として苦悩しながらもオハラ殲滅命令をだした。

今のところは
  • ジョイボーイが遺したもの
  • 世界政府の創設した王族たちとその末裔にとっては不都合なもの
  • 前述した反応から悪い冗談ではなくて、笑える代物でロジャーがジョイボーイに会いたかったと彼に対する敬意を表している
  • さくらももことの対談で、尾田先生が「仲間たちとの友情とかの概念ではなくてルフィ達の苦労に見合ったもの」と形として存在している

余談

作者から「このつづり使っていいよ」ということでラフテルの綴りが初めて明かされた。
名前の由来は「笑い話」の訳だが、海外版ではこの話以前に出たラフテルの文字は「RAFTEL」という別の言葉になっている。

ラストの永久指針をロジャーが捨てた回想シーンは、作者によって全修正されたシーンだと監督が後にXにて明かしている。
こんなモンに頼る様な奴に手に入れられる宝じゃねェ そうだろ?」というセリフについて作者は「ロジャーの目的は冒険にこそあるのに、それがわからなかった2人の怪物のエピソードがスタンピードかな」と説明した。


追記・修正は世界の真実を知った後にお願いします。

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最終更新:2024年02月13日 14:58