ダグラス・バレット

登録日:2019/08/18 (日) 00:29:29
更新日:2025/03/27 Thu 23:42:15
所要時間このおれの項目は!約 12 分で読むためにある!!


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海軍も海賊も、俺に楯突く全ての存在を

一人残らず殺す!!

それがロジャーですら成し得なかった

「世界最強」の証だ…!!



ダグラス・バレットとは、映画『ONE PIECE STAMPEDE』に登場するキャラクター。


【プロフィール】

名前:ダグラス・バレット
異名“鬼”の跡目
懸賞金:???ベリー(22歳以前)→インペルダウン入り→なし*1
肩書き:なし
所属:ガルツバーグ軍少年兵→ロジャー海賊団船員→未所属
悪魔の実:ガシャガシャの実(超人系(パラミシア))
覇気武装色見聞色覇王色
誕生日:不明
年齢:45歳
出身地:偉大なる航路(グランドライン) 「戦争の終わらない国」
主な部下:なし
CV磯部勉

【概要】

ロジャー海賊団の船員であり、インペルダウンLEVEL6の脱獄囚。
スモーカーたしぎからは「LEVEL6最悪の脱獄囚」と評されている。

バギーによれば、その実力は当時のレイリーとタメを張るほどだったという。
その際立った強さからロジャーの後継者とも目され、「“鬼”の跡目」と呼ばれた。

外見は幾つもの勲章が付いた軍服を着た巨漢。
過去の戦いで右耳の一部がちぎれているため、サプレッサーイヤーマフを着用している。
左肩にはかつてバスターコールで受けた大きな傷跡がある。

◆カタパルト号

バレットの海賊船(?)で、唯一の相棒ともいえるクジラ型の小型潜水艇。
彼を象徴する管理番号「9」が前面にあしらわれている。
乗員はバレット以外一人もおらず、最低限のスペース以外はありったけの鉄や武器兵器が詰め込まれている。
その真価は、後述のガシャガシャの実の能力でバレットと合体することで発揮される。

『ONE PIECE magazine Vol.7』の情報からするに、バレットが己の能力で生み出したものかもしれない。

【人物】

ひたすら強く在ることに執着し、破壊行為を一切躊躇しない危険人物。
普段仏頂面だが、ほぼ唯一戦いの中でのみ満面の笑みを見せる。
その凶悪さたるや、かつてバレットただ1人を討伐する為にセンゴクガープも動員されたバスターコールが発動したほど。

過去の経験から仲間に頼る事を「弱さ」と切り捨て、「ただ鍛え続けた己の力だけが、唯一信じられるもの」と考えている徹底的な弱肉強食を是とする個人主義者。
その極端な個人主義ながらも「覇王色の覇気」の覚醒者でもあり、「人を率いる才がありながら、孤独を貫く」異端の存在。

親に捨てられ、戦友に裏切られてきた悲壮と言える過去の持ち主だが、それに対して激しい哀しみと怒りはあっても、一度たりとも自分の生い立ちを不幸などとは思っておらず、恨みを晴らすために戦ってきたわけではない。
バレットは自分を唯一裏切らなかった「自分が鍛えてきた強さ」のみを信じ、それを証明するために戦ってきた。

────だが、かつて生涯初の完敗を喫したロジャーにだけは強いこだわりを見せ、ロジャー海賊団にいた頃はいつかロジャーを超えて最強になることを目指していた。
しかし、ローグタウンでのロジャーの処刑によってもうロジャーと戦うことが出来なくなった彼は目的を見失い、もう居ない彼を超えるにはどうすればいいかを考えた結果、「こののあらゆる強者、四皇海軍本部大将も皆殺しにし、最強の存在として君臨すること」がロジャーにもできなかった最強の海賊王の証であるという結論に至り、20年間監獄で己を鍛え続けた。
そして黒ひげの起こした騒動に乗じて脱獄すると、全世界へと戦争を仕掛けるため、ロジャーを超えるという目的が一致した“祭り屋”ブエナ・フェスタと手を組み、海賊万博にて計画を実行に移すことになる。

ちなみに海賊万博で着ている服は、かつて所属していた「ガルツフォース」の軍服を模したもので、「強さ」を求めるバレットにとっての原点であり、ロジャーを超えて最強になるという決意の表れでもある。

「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!」「おれには強くなんかなくったって一緒にいてほしい仲間がいる」と断言し、仲間を信じ、仲間の存在が力を与えてくれると考えているルフィとは根本的に相容れない思想の持ち主。
そのためルフィには「使えない仲間は切り捨てろ」と忠告したが、「そしたら宴も出来ねェじゃねぇか、バカか」と一蹴された。

バレットは「誰よりも強い」ことが海賊王の証であると考え、ルフィは「誰よりも自由」な奴が海賊王だと考えている。
同じ「海賊王」を目指しながら、その定義する形が全く異なっているのである。
そして皮肉にもロジャーの信念もルフィと同様のものであった…。

【戦闘能力】


このおれの強さは!おれ1人だけが勝つためにある!!

  • 凄まじい戦闘能力と身体能力
  • ローから「異常」とまで例えられた規格外の覇気
の持ち主。

覇気の中でも武装色の覇気」の達人であり、最悪の世代と呼ばれる船長達を悪魔の実の能力を使わずに一蹴し、ルフィギア4“スネイクマン”を相手に互角以上に戦い、余力をほぼ残したまま勝利するほど。

覇王色の覇気」の強さも、最悪の世代の船長クラスでようやく耐えられるほどの威圧を発して雑魚を気絶させることも可能。

空を跳ぶ「月歩」も習得済みであり、四皇最高幹部でも能力を駆使して兵隊で防御したり先読み&肉体変形で回避したりするほど高い攻撃力を誇るギア4“バウンドマン”を相手に、能力抜きで真正面から殴り合う底力を持つ。

悪魔の実の能力

超人系悪魔の実ガシャガシャの実」を食べた「合体人間」

『ONE PIECE magazine Vol.7』によると触れた無機物を自身と合体させたり、無機物同士を「融合」「合体」「変形」させることができるとされる。
これにより
  • 銃とを合体させて銃剣を精製する
  • ただの鉄くずやガレキを組み合わせて戦艦や兵器を作り出す
といった応用が可能と応用力は高め。
この能力も合わさって、バレットは物資の乏しい戦場でも武器の製造を無限に行い、武勲をあげて「基礎戦闘力」「能力」を更に研ぎ澄ませていった。

戦闘ではガシャガシャの能力で無機物を合体させて巨大な人型ロボットを作り、それに覇気を纏わせることで絶大な破壊力を生み出し蹂躙する小細工抜きのゴリ押し戦法を得意とする。
更に監獄での20年もの鍛錬の結果、覚醒に至っており、島一つ丸ごと能力の影響下に置いて無機物を合体させることも可能。

また、あくまで無機物を「変形」「合体」させる技に過ぎないため、バレット本体が攻撃を受けない限り、ロボットが破壊されても覇気の消耗こそあってもダメージは受けない。
小説版では、「鉄巨人はガシャガシャの実の能力であやつる覇気をまとった鎧でしかない。痛みもダメージもない」と説明されており、実際にウソップによって鉄巨人の指をへし折られてもノーダメージであった。
究極バレットの姿の際はどれだけ部位破壊が行われてもそこまでダメージフィードバックは発生していなかった。
ただし、当然バレット自体は生身の人間のため、操縦席にいるバレットへの直接的な攻撃は有効。
小説版ではウソップが仕込んだ緑星・蛇花火が操縦席までも覆い尽くし、バレットはダメージを受けている。

◆中型バレット/鉄巨人バレット


身を以って知れェ!!!たった1人でしか辿り着けぬ境地!!!

カタパルト号と合体した形態。
クジラの頭に似たカタパルト号の船首を胴体とし、頭・腕・足を生やした巨大ロボットのような外観。
小説版での名称は「鉄巨人バレット」

これだけでもルフィ達が豆粒に見えるサイズのため、ゴールデンテゾーロ並かそれ以上の大きさの様子。
巨体らしい凄まじいパワーと巨体に似合わぬスピード・そしてバレットが纏わせた覇気を併せ持ち、ルフィ達「最悪の世代」をダメ押しで一蹴した。
更に内蔵した武器兵器を変形で掌に顕現させ、砲撃を行う器用なことも可能。

◆大型バレット/究極(ウルティメイト)バレット


さあ、狼煙を上げるぜ!

覚醒したガシャガシャの能力で
  • デルタ島の建造物
  • 海賊万博に集まってきた海賊船
  • その情報に乗せられデルタ島に接岸したバスターコール用の海軍の艦隊第1陣
までも手当たり次第に吸収・融合した超大型形態。
小説版での名称は究極(ウルティメイト)バレット」

計数百隻もの船を取り込んだその体に足はなく、島から天を衝くような巨大な人型が生えているような姿をしている。
当初は鹿の角が生えたような姿だったが、より強力な姿と力をイメージしたバレットは途中からゴリラのようなシルエットの姿に変化している。
おまけに融合した島全体を能力のコントロール下にも置いており、島の地形を変形させることで船や海賊達が外海にも逃げられないようにした。

構造の組み換えも自由であり、変形する際は鉄などの瓦礫の塊が液体のように流動的に動き、即座に前面背面を入れ替えて敵の攻撃に対応することも可能。
小説版では最後に下半身と足を生やそうとする姿も描かれている。
これほどの巨体になっても尚バレットの強大すぎる覇気は究極バレットの全身に隙なく「武装色の覇気」を漲らせることを可能とするため、その破壊力は島を容易く砕くほどの域に達している。

尋常ならざる質量故にもはや「武装色の覇気“硬化”」までする様子もなく、"ギア4"バウンドマンのルフィの攻撃を一顧だにせず2度も弾き飛ばして一蹴*2したり、オニグモ・ダルメシアン・ストロベリーら海軍本部中将達をつっぱりの一撃で戦闘不能に追い込んだりした。
耐久力もすさまじく、ハンコックの全力の攻撃でも少し身じろぐだけで、ぶち抜くつもりだったらしいハンコックもその堅さに驚いていた。
また、一部を破壊できたとしてもバレット本人にダメージはなく、一部が壊された程度ならわずかな時間にて「ガシャガシャの実」の能力により再構築することが出来る厄介さを誇る。

劇中でも完全体の究極バレットを正面から力づくで攻略することはできず、バレットの能力の特性に詳しいサー・クロコダイルと、究極の悪魔の実の能力を持つトラファルガー・ローがいなければつけいる隙は無かった

ちなみに劇場版制作時点での原作は万国編・ワノ国編序盤あたりであり、そう言う事情もあって原作での内部破壊の「武装色の覇気」や覇王色を纏う技をバレットは使用していないものの、後の原作ではユースタス・キッド「大量の鉄を集めた圧倒的な質量で、皮膚を超えて内臓や骨に負荷をかける“圧死”を狙う」という方法で、百獣のカイドウビッグ・マムにダメージを与えており、この究極バレットは四皇を相手にする場合でも理にかなっているとも言える。

余談だが、予告編では中型バレットがバレットの最終形態のように描かれており、大型バレットの存在は徹底的に隠され、公開時はサプライズ的な登場であった。

◆技

  • 鎧合体(ユニオン・アルマード)
カタパルト号と合体し、中型バレットへと変形する。

  • ウルティメイト・ファウスト
大型バレット形態で使用。
技名はドイツ語で「究極の拳」を意味する。
元々覇気を纏っている全身だが、更に「武装色の覇気」“硬化”を纏わせた拳で殴りつけるシンプルな技。
ただでさえ巨大な大型バレットの拳に覇気を纏わせているため規格外の破壊力を誇り、そのスケールは「山が降って来る」「島が割れた」と形容される。
ローは「島を割る一撃・攻撃を受ければ(王下七武海クラスの面々でも)命はない」と評するほど。
鹿の角が生えた形態からゴリラ型にバレットは変化しており、小説版でのバレットは「(この形態でのこの技なら)島の半分くらいは消し飛ぶか?」と語っている。

  • 最強の一撃(デー・ステェクステ・ストライク)
バレット本人が全身に“武装色硬化”を全開で纏い、無数の拳の乱打を放つ
異常な覇気の強さゆえに、発動時は全身の肌が青黒い紺色に染まる。
「一撃」と言いながらメチャクチャ殴る
ドフラミンゴを最後に一発KOしてみせたゴムゴムの大猿王銃(キングコングガン)の強化版といえる、ゴムゴムの大猿王銃乱打(キングコングガトリング)を相手に、能力未使用ながら互角以上に殴り合えるという、バレットの底力を示す技。

【来歴】

過去の詳細については、劇場来場特典『10089巻』にて語られている。
時系列は新世界編を現在とする。

◆少年兵時代

45年前、偉大なる航路(グランドライン)の「戦争の終わらない国」で生まれる。
しかし“敵国の兵士との間に出来た子供”だったために母親に捨てられ、敵国の軍事国家「ガルツバーグ」の軍隊「ガルツフォース」に拾われて少年兵として育てられることになった。

ガルツフォース部隊長ダグラス・グレイの部隊で厳しく鍛えられながら、生きるための最低限の物資だけを与えられ、切り込みの先兵として地雷原を歩かされたり、爆弾を持たされ、死線を切り開く任務への参加など劣悪な環境で幼少期を過ごす。
捨て駒同然の「鉄砲玉」として扱われていた彼ら少年兵は名前すら与えられず、全員が「弾丸(バレット)」と呼ばれ、番号で管理されていた。
このバレットは「ダグラス部隊所属の9番目のバレット」であり、それが今の名前の由来となっている。

部隊では戦場で最も武勲を上げた者に「略綬(メダル)」を与える褒章制度があり、それまで戦う事しか知らず最低限の武器と食料しか与えられて来なかったバレットはメダルを得ることを望むようになる。
バレットは天才的な戦闘能力でそれを得る直前まで活躍したが、味方であるはずの他の少年兵達の裏切りによって瀕死の重傷を負い、メダルも彼らの勲功となってしまった。
他の少年兵たちはバレットの並外れた「強さ」に恐怖しており、結託してバレットを迫害し始めた。
バレットは自らの油断や慢心、味方を信じようとする弱さこそがそもそもの原因であり間違いだと悟り、逆に少年兵たちを一網打尽にしてメダルを略奪。
これ以降、バレットは全ての力をただ自分の勝利のためだけに使い、次々とメダルを獲得していくことになる。

9歳から13歳の頃にかけて、無双の英雄・最強の少年兵となったバレットは、戦いに勝てば勝つほど自由に振る舞えることに充足感を感じるようになっていく。
強くある事は自分を生存させ、自由を与えてくれると考え、強くなることは自分に生き甲斐を与えてくれるという感覚を得ていく。
そしてこの頃、戦場で空腹と疲労の限界に達した時にガシャガシャの実を発見し、それを食べることで生き延びると共に、能力者となった事で更に力を増す。

能力者となり、更に力を増したバレットはわずか14歳にして戦争の英雄となり、ガルツバーグは勝利に近付き、部隊長のダグラスもバレットの功績で将軍にまで上り詰めた。
ダグラス将軍はバレットを特別扱いし、「我が子のように思っている」「戦争に勝ったらお前を解放し、上層部に迎え入れて戦場から解放してやる」と語った。
バレットはその甘言に「戦い以外の自由な暮らし」という夢を見た。
だが、最後の戦いで敵軍を降伏させたバレットは味方の軍隊に包囲されることになった。
ダグラス将軍はバレットの「強さ」は自分の地位を危ぶませるものと恐れ、バレットを亡き者にしようと彼を裏切った。
初めて信頼しかけていたダグラス将軍の裏切り、新たな自由が目の前にあった為の失望。
激昂したバレットは瀕死に追い込まれながらも暴れ続け、遂にはガルツバーグそのものを滅ぼしてしまった
後に「ガルツバーグの惨劇」と呼ばれるこの事件でバレットはお尋ね者となり、戦う場を求めて海賊として海に出ることになるのだった。

◆ロジャー海賊団へ

そして15歳(30年前)の頃、海で戦いを求めてさまよっていたバレットはロジャーと出会った。
ロジャーに挑んだバレットだったが、手も足も出ずに敗北し、その後も幾度となく挑んだが、その度に負け、生まれて初めての完敗を味わうことになった。
ロジャーに挑み続ける日々の中、バレットはロジャーの「強さ」は自分の「一人だからこその強さ」とは違うということに気付く。
その正体を突き止めたいという気持ち、何よりも負けっぱなしではいられないという気持ちからバレットはロジャーの船を襲い続ける。
ロジャーはそれを常に真正面から受けて立ち、その上でバレットを負かし続けた。
そんなことが続いたある日、全身全霊をかけて臨み、敗北したバレットはロジャーに一つの誓いを立てる。

自分の「思い」「強さ」と初めて向き合い、その全てを受け止めてくれる存在。
ロジャーはバレットにとって生涯初めて出会った尊敬すべき男であった。
そんなロジャーの言葉に思わず満面の笑顔を浮かべたバレットは、ロジャーへの「挑戦者」として船に乗り、ロジャー海賊団の一員となった。

そして17歳の頃にもなると、ロジャーの元で「“鬼”の跡目」と呼ばれるほどに成長したバレットだったが、ある時ロジャーが不治の病に冒され、死期が近いことを知らされて衝撃を受けてしまう。
18歳(27年前)の頃には、誓いを果たさねばと焦り、その焦り故に様々な迷いが生まれたバレットは、じつは仲間意識を持ち始めていたロジャー海賊団の面々の事も、「仲間を守らねば」という邪念を自分に抱かせる邪魔者だと思うようになってしまう。
更に、仲間のために殿を務めた時には鬼のような強さを発揮するロジャーの事も、その本質は「仲間を遠くに置いて一人になり、尋常ならざる覚悟で挑むことで生まれる強さ」「仲間を傍において戦う時、ロジャーも弱くなる」と、その「強さ」に疑問を持ってしまうようになる。

ここではロジャーを超えられない、一人になり、自分を追い込まなければならないと焦ったバレットはロジャーに最後の決闘を挑む。
バレットはロジャーに善戦したものの敗れ、「殺せ!」と言うバレットにロジャーは変わらず「いつでも来い」と返し、船を降りるバレットを見送った。

ロジャーはこの後、残り少ない寿命を理解しながらラフテルに到達すべく最後の航海をすることになる。

◆ロジャーの死後

ロジャー海賊団を離れたバレットは再び一人となり、ルーキーとして名を馳せることとなる。

ちなみに19歳(26年前)ぐらいの頃、ルーキー時代のクロコダイル(当時20歳)と戦ったが、決着はつかなかったらしい。
その結果、クロコダイルはガシャガシャの実の特性を把握し、「やつの能力は少々厄介(・・・・)」と彼なりの最大級の賛辞を述べている。 
バレットとしても、自分と戦って生き残った数少ない相手としてクロコダイルのことを記憶に残した。

そして24年前、海賊王となったロジャーは処刑されて死亡。
「ロジャーを超える」という目的を見失ったバレットは憂さを晴らすように意味のない破壊行為を繰り返すようになってしまう。
ついに22歳(23年前)の頃、海軍は遂にバレット個人に対してバスターコールを発令。
かつてシキを捕らえたセンゴクガープを始めとする艦隊の大部隊に追い込まれ、彼らを相手に壮絶な攻防をするも徐々に消耗。
更に今まで倒してきた海賊たちにも急襲されたバレットはついに捕縛され、インペルダウンへと投獄された。

しかしバレットはインペルダウンLEVEL6の中でロジャーを超えるにはどうすればいいかを考え続けた。
その結果、この海のあらゆる強者、四皇も海軍本部大将も殺し尽くすことがロジャーにもできなかった世界最強の証だという結論に至り、23歳の頃から黙々と20年もの間、己を最強とすべく鍛錬を続けた。

そして2年前、約20年に及ぶ己の鍛錬も完成したちょうどその時、“麦わら”と“黒ひげ”によるインペルダウン脱獄騒動が発生。
その混乱に乗じ、バレットは娑婆へと戻ることになった。
この時ティーチはバレットが誰の仲間にもならない事を理解していたのか、もしくは単に危険視していたのかは不明だが、牢屋の中で他のLEVEL6囚人をあっさりぶちのめしていたバレットの存在に気づくと「まだ生きてたのか」と驚くと共に、「そいつだけはやめとけ」と言ってバレットと関わることを避けていた。

娑婆へと出たバレットは頂上戦争の顛末、かつてロジャーと渡り合った伝説“白ひげ”ですら仲間のために死んだと知り、やはり仲間という存在は「最強」を弱くすると自分の信念に確信を抱いた。

そしてバレットは興行人として有名だったブエナ・フェスタを探し出し、彼に「祭り屋」として海賊たちを集めさせ、更には海軍もおびき寄せ、それらを自分が皆殺しにするという計画を立てる。
「この男ならロジャーの起こした“大海賊時代”を超える熱狂を生み出せる」とフェスタもその話に乗り、偶然にもフェスタが手に入れていたロジャーの宝を餌に世界中の海賊たちを集める「海賊万博」の場で派手に狼煙を上げることを決定し、その準備のために2年間を経た。

◆本編での活躍

フェスタがデルタ島にて海賊万博を開催した際、自身も地下で待機。
万博の裏側を探っていたローのことに気付き、ローをぶちのめして重傷を負わせた。

ロジャーの宝さがしイベントが佳境を迎えた頃、ロジャーの宝に釣られて集まってきた名のある海賊たちを皆殺しにすべく、その姿を現す。
まず手始めに偶然宝を持っていたウソップを血祭りに上げ、「最悪の世代ってやつが強ェらしいな」とそれ以外の海賊を覇王色で蹴散らし、ゾロとロー(とティーチ)を除く最悪の世代全員を同時に相手取る。
その戦闘能力は圧倒的で、最悪の世代全員を相手にしても余裕の戦いを繰り広げ、ギア4“スネイクマン”の攻撃を受けても平然と立ち上がるほどだった。
更にバレットはカタパルト号と合体して中型バレットと化し、圧倒的な力で最悪の世代を叩き潰した。
そしてルフィにとどめを刺そうとするが、船長の危機にボロボロの体で立ち上がったウソップに妨害され、その間に海軍の攻撃が始まった為、ウソップを捨て置き、海軍へと矛先を変えた。

島の建造物、海賊万博に集まってきた海賊たちの海賊船、その情報を流してわざと集めた海軍の軍艦を覚醒したガシャガシャの能力で吸収し、大型バレットへと変貌。
まずはかつて屈した、海軍最高戦力“大将”を含む大艦隊バスターコールをも蹴散らすことで、最強への狼煙を示そうとする。


来たな…全てを焼き尽くすバスターコール!

こいつを叩き潰して俺は、世界最強へと駆け上がる!
次は貴様らだ四皇!…ロジャァアアア!!


しかしそこに復活したルフィと、サボハンコックスモーカー、ロー、バギー、クロコダイル、ルッチが最後の戦いを挑んできた。
ちなみにクロコダイルとルッチは話がややこしくなりそうだからか共闘の際にルフィの前には出てこなかった。

大型バレットは正面から突っ込んでくるだけのルフィをハエのように叩き落すが、それがハンコックの怒りを買い、渾身の蹴りを叩きこまれる。
それに対し、バレットは大型バレットの形状を変化させて一気に葬り去ろうとするが、かつてバレットと戦い彼の能力を把握していたクロコダイルがいたことで、変形中は体を構成する無機物を再構成する必要があるため隙間が生じるという弱点を突かれ、その隙間にクロコダイルが砂嵐(サーブルス)で送り込んだ砂を、ローがシャンブルズで瓦礫と入れ替えたことで大型バレットの動きが止まってしまう。

すぐに瓦礫をガシャガシャの能力で取り込もうとするバレットだったが、その隙に右腕をサボとスモーカーに落とされ、咄嗟に繋ぎ合わせようとした腕もルッチに粉々に破壊されてしまう。
片腕でも彼らの蹴散らすには十分と、立て直そうとするバレットだったが、ローの瞬間移動能力によりサボ、ハンコック、ロー、スモーカー、ついでにバギーの一点集中同時攻撃によって腹をぶち抜かれてしまう。
それでもなお動き続け風圧でローたちを吹き飛ばした大型バレットだったが、ルフィの限界まで空気を吹き込んで大型バレットの腕に匹敵するほどに巨大化させた右腕によるゴムゴムの大大大猿王銃(キングキングキングコングガン)によって、ついに大型バレットを破壊される。

大型バレットからはじき出された中型バレットは消耗したルフィを倒そうとするが、その瞬間、ウソップが中型バレットに打ち込んでいた緑星・蛇花火が衝撃によって発芽。
中型バレットさえも破壊されてしまい、バレットは生身で空中に放り出される。
そしてルフィとバレットは生身の体で最後の戦いを始める。



こっからが決闘だ!

いい度胸だ!どっちが強ェか殴り合いといこうぜ!

おまえはとんでもなく強ェ!だけどおれはお前を超える!
大事なもんを……守るために!

ほざけ!この海は戦場だ!
己のみを信じ、ひとりで生き抜く断固たる覚悟にこそ、
無敵の強さが宿る!

この強さを持つおれこそが世界最強の男!
それが、海賊王だ!

そんなもん海賊王じゃねェ!!


お互いの信念を叫びながら壮絶な殴り合いを繰り広げるルフィとバレットは決着を付けようと、
ゴムゴムの大猿王銃乱打(キングコングガトリング)最強の一撃(デー・ステェクステ・ストライク)を撃ち合い、無数の拳を激突させる。
全身を武装硬化したバレットの猛攻に、一度は押し切られそうになるルフィだったが……


この海を……一人だからこそ勝ち続ける!
世界最強はこのおれだァ!!

うるせェ……!
この海を一人で生きてる奴なんている訳ねェだろ!!!

!!




(強ェ……だがおれは、いつか絶対に)
(あんたを倒して世界最強の男になる)
(ロジャー!)

(おめェは強ェぜ。いつでも来い、バレット!)




その言葉を聞いた時、バレットは唯一自分と正面から向き合ってくれたあの男の面影を思い出してしまい……


おれは海賊王になる男だァァァァ!!!!


わずかに動揺し覇気が緩んだその瞬間、突き刺さったルフィの拳の連打に叩きのめされ、遂にバレットは地に伏し、肌身離さず持っていた"ロジャーの宝"をルフィに奪われる。

時を同じくしてフェスタも彼を危険視していた革命軍参謀総長サボに倒され拘束。
ルフィのある行動によって”ロジャーの宝”も台無しにされてしまう。
取り残された多くの海兵ごと島を砲撃する大義名分を失った海軍は、スモーカーの指示によってすんでのところでバスターコールを中断。
こうして、彼の野望であった「バスターコールへの挑戦&海賊・海軍皆殺し」はいずれも失敗し、ロジャーとの誓いを間違った形で果たそうとした彼の暴走(スタンピード)はあっけなく幕を下ろした。
その後の消息は不明。

【余談】

YouTuberフィッシャーズの動画「【ONE PIECE】尾田栄一郎さんに会って自宅で質問コーナーしたら衝撃の事実が発覚!?」でのインタビューによると、バレットの懸賞金の設定は「審議の結果、だしていない」。

劇中では、投獄前は懸賞金はかかっていたものと思われるが、たしぎとスモーカーが「海軍本部は生存を否定している」と話しているため、脱獄後はその事実自体が隠蔽されて懸賞金がかかっていない状態の様子。

  • 個人主義
これまでのワンピースフィルムに登場したがいずれも個性豊かな手下を引き連れていたのに対し、バレットはその言葉通り一人の手下も持たず、完全に己の力だけで麦わらの一味に襲い掛かり、ほぼ壊滅状態に陥れている。
強いて言えばブエナ・フェスタがいるが、あくまで利害の一致で手を組んだ同盟関係であり、彼は直接的な戦闘能力を持たない。
劇中でもフェスタと仲間ではないことを強調するためか、フェスタがバレットに話しかけるシーンこそあれど、バレットがフェスタに話しかける会話シーンは存在しない

それに加え、海賊万博に集まった海賊達も"ロジャーの宝"を巡る小競り合いこそ繰り広げたもののガチの潰し合いには発展せず、バレットが乱入して以降は(足並みはバラバラだったが)その場にいたほぼ全員(一部除く)がバレットに狙いを定め、キャッチコピー通りバレットvs全勢力の戦いに突入している。
そして、映画自体もバレットの撃破によって終幕を迎えている。

いわば、本作における明確な「敵」はバレットただ一人であり、映画の殆どはバレットと「全勢力」の戦いだけで構成されていると云っていいだろう。

  • 「勝てなかった男」
19歳の頃に戦ったというクロコダイルとはある意味似ており、「ロジャーに勝てなかったがゆえに、極論からたった一人としての強さを求めたバレット」「白ひげに勝てなかったがゆえに、自分の実力で海賊王になる夢を一度諦め古代兵器プルトンを求めたクロコダイル」と、その後の手段こそ違えど、真の強者への憧憬がどちらもあった。
また、バレットの来歴とそこからくる戦闘狂じみた性格は、原作におけるカイドウとよく似通っている(戦争が絶えない国の生まれ、最強の少年兵となり、国に裏切られ強さを寄る辺とする等)。
こうしたバレットの人物造型はスタッフが話し合って煮詰めて行ったという。

  • 海賊万博後?
海賊万博に四皇が呼ばれていないのは、巨大バレットがまだ完成していなかったためと思われ、もしルフィ達がバレットに負けた場合は、その後に巨大バレットで四皇海軍本部を襲うつもりだった様子。
巨大バレットが歩行したり海を移動できたりしたのかは劇中では不明だが、青キジ巨大戦艦サンファン・ウルフのように能力者当人でも全身が海につからなければ海を歩く・能力を行使することは可能なので移動するつもりだったのかもしれない。

そうでなくとも、バレットが持つ「宝」の存在をフェスタが海軍・裏社会に喧伝していたため、その「宝」を狙って、海賊万博で完成した巨大バレットに海軍や四皇が挑んでくるのを返り討ちにするつもりだったと考えられる。

磯部勉

役が決まった時、当人は『ONE PIECE』をよく知らなかったが、娘をはじめ会う人会う人から驚かれて、改めてすごい作品だと気持ちを新たにしたという。

スクリーンオンラインでの田中真弓との対談では「バレット役として最も意識したことは、彼の特徴的な笑い方“カハハ!”」と述べている。
田中真弓曰く、白ひげを演じていた有本欽隆も「(白ひげについて)そんな笑い方をする奴はいない!」と言いつつ本番では「グララララ!!」と完璧な高笑いを披露していたとのこと。

また、ONE PIECE.COM掲載の対談では「一人だからこそ強い」というバレットの考え方に似たものは、かつて「他人に気を許す」ことが出来なかった自分の中にもあったためバレットにとても共感できたことを述べている他、『バレットに関する年表』を見た時には驚きつつもそのおかげで「バレットが、なぜ今のバレットになっていったのか」「バレットがなぜこんなセリフを言うのか」が分かり、バレットに入り込むことができたという。

『ONE PIECE magazine Vol.7』では、「ロジャーとの出会いで笑顔を見せたバレット」について、「バレットは本来そういう隙を見せたくない男だけど、ルフィとの戦いでそのことを思い出して、自分の中でもなにかが瓦解しながらも奮起して戦いに戻っていく。そういうつらいことを何度もやっているんだなあと思うと愛おしくなるし、バレットは単に戦うだけではなく必死にもがいている姿がちらっと見えた気がする」と語っている。
磯部氏のイメージとして、「バレットは自分を捨てたとはいえ『母』に対する思いはやはりどこか残っているのではないか」「ロボットのような姿になるのも人間的な思いを捨て『自分がなにかに丸め込まれないようにする』ためではないか」と、バレットについて感じている。

ちなみにアニメイトタイムズでのインタビューでは、フランキー矢尾一樹もバレットのキャラに好感を抱いたことを語ったり、逆にニコ・ロビン/ニコ・オルビア役山口由里子は「あまり共感できない…。バレットやフェスタは手を差し伸べてくれる人に気づけなかったのだろう」と言っている。
真逆の感想は、時にひとりでも戦うこともある「男」と、家族に寄り添い続ける「母」の違いかもしれない。

◆「ダグラス・バレット」が出来るまで

『ONE PIECE magazine Vol.7』では、脚本の前段階にあたる、監督によるプロットなども掲載。
バラエティ『ワンピースバラエティ』2022年4月26日放送でも当時の担当編集が『STAMPEDE』前史を一部明かしている。

前作『FILM GOLD』は「作者尾田栄一郎がスタッフ間でキャラ振れがないようにギルド・テゾーロの過去を描き下ろし」「ギア4の出し方と言った映画のクライマックスのバトル部分のシナリオに納得がいかなかったので、クライマックス部分を30ページのネームで描き下ろし」という事態に。
とにかく週刊連載で忙しい作者に負担をかけてしまった。

ゆえに今作は作者に負担をかけすぎないようすることが前提となり、「作者にはできないことをアニメでやって欲しい」というオーダーもあって、「エースの秘話を題材にする案」なども出た上で、20周年と言うこともあって「オールスター映画」というコンセプトもあって映画『ONE PIECE STAMPEDE』に繋がっていった。
監督は、オールスター映画ということもあって、原作キャラクターを少しでも多く出せるようにと、敵になる映画オリジナルキャラクターは「一人」と設定。
そのため、海賊が集結する舞台として「海賊万博」ができたが、さすがに敵一人に興行主もさせるのは無理があるので、その過程で戦う敵とは別に万博主催者ブエナ・フェスタが創造。

そしてフジテレビプロデューサーから「映画『インセプション』のように万博会場そのものをひっくり返しては」という提案を受けて、会場全体と合体する「ガシャガシャの実」のアイディアができていった。
尾田栄一郎や編集者からは「15億ベリーのルフィがやっつけるに値する敵」をどうするかも懸念されていたという。
ゆえにそこから大枠の話を煮詰めていき、「伝説の海賊なら20年間何をしていた?→インペルダウンで鍛え続けた」「海賊万博になぜ大物海賊が集まるのか?→『海賊王の宝』目当て」「大物海賊なら、『海賊王の宝』とどう因縁がある・どんな海賊団に所属している?→ロジャー海賊団と因縁ある人物」と設定。

そうしてできた当初の名前の案は「バグラー」。
ロジャー時代に略奪の限りを尽くした海賊。
「ルフィ(ロマン)vsバグラー(略奪)」というコンセプトであり、バグラーは能力で戦艦及び戦艦の中に捕まえていた能力者海賊や海兵も体に取り込み戦艦巨人に。バグラーの目標はとりこんだ海軍・海賊の能力者たちを強制的に自分の戦力にして「最強能力者を集めた最強海賊兵団」を結成することであり、それに対し映画と同じく呉越同舟の「7人のワンピース版アベンジャーズ」が立ち向かう。
それでもバグラーは手ごわく、因縁あるクロコダイルとロビンの共闘でバグラーの弱点を突き、最悪の世代や新旧七武海のサポートを受けたルフィが、「夢・仲間・ワンピースさえも“奪えばいい”!ロマンに意味はない」と語るバグラーを倒す内容。
「海賊王の宝」も、ロマンあるロジャーのいたずらという構想だった。
他にも、戦艦巨人バグラーへの変身を見て、最悪の世代の男どもがその姿に憧れたり見とれたりしてボニーがツッコミを入れる案もあった。


その後、製作の過程で音の響きから名前が「バレット」に変更され、バレットが元ロジャー海賊団という設定も固まった。
だが大枠のストーリーが決まっても、「海賊王の宝を持つバレットがわざわざ海賊万博を開催する理由」「なぜロジャー海賊団にバレットは所属したのか」「なぜインペルダウンにバレットは投獄されたか」「バレットは何を目指すのか」「なぜバレットは一人で戦うのか」といったいくつもの疑問を説明する必要がでてきた。
製作陣はそのことを話し合い、ロジャーとバレットにどんな過去があったのかを議論していった。そして「ロジャーへの憧れ」「仲間を信じられなかったゆえに、たった一人で戦わざるを得なかった過去を持つ」といった内面のベースができていく。

こうしてできたキャラクター像をもとに、尾田栄一郎が設定画を作成。
軍服を着たバレットの姿を見たスタッフはより設定を煮詰め、「“仲間がいるからこそ強い”と仲間を信じるルフィvs“一人だからこそ強い”孤高のバレットという対比」といった、「略奪」ではなく「孤高」のバレットという物語に。
スタッフもよりバレットの過去や台詞をブラッシュアップし、絵コンテ担当が「にやりと笑うバレット」を印象的に描いたことで「彼は戦闘に唯一の“楽しみ”を感じているのではないか」と、スタッフもピースがはまるようにキャラへの理解を深めていき映画本編のバレットは出来上がっていった。






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最終更新:2025年03月27日 23:42

*1 海軍本部は生存を否定

*2 ルフィはゴムのためになんとかダメージを軽減できた