登録日:2010/07/10 Sat 22:43:12
更新日:2025/04/12 Sat 18:26:48
所要時間:約 15 分で読めます
【プロフィール】
本名:エドワード・ニューゲート
異名:
白ひげ、世界最強の男
年齢:享年72歳
身長:666cm
懸賞金:50億4600万ベリー(生前)
肩書き:元
四皇
所属:
ロックス海賊団船員→
白ひげ海賊団船長
悪魔の実:グラグラの実(
超人系)
覇気:
武装色、
見聞色、
覇王色
出身地:
偉大なる航路 新世界 スフィンクス
誕生日:4月6日(4=し、6=ろ)
星座:牡羊座
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本25巻・第234話・『ご記憶下さいます様に』
好きな食べ物:酒、安い食べ物
嫌いな食べ物:コピ・ルアク(インドネシアの高級
コーヒー)
趣味:貯金
武器:
最上大業物12工 薙刀「むら雲切」
CV:有本欽隆→
サー・クロコダイル大友龍三郎
【概要】
世界最強の海賊団と謳われる
白ひげ海賊団の船長にして
偉大なる航路の後半の海『新世界』に皇帝の如く君臨する四人の
大海賊“
四皇”の一人。
外見は筋骨隆々とした老齢の大男で、その身長は常人の3倍はある。
また口元に異名の由来である三日月形の白い髭をたくわえている。
ロジャー存命時は金髪だがなぜかその時から髭は白い。
更に若い頃には髭はなかったので、この当時は「白ひげ」とは呼ばれていなかったと思われるが、この頃の異名は不明。
少なくとも、自前の海賊団を立ち上げる頃には白ひげが異名として定着していたと思われる。
かつて
“海賊王”ゴールド・ロジャーと唯一互角に渡り合い、2年前時点では最も「
ひとつなぎの大秘宝」に近い男とされていた。
その実力は化け物揃いの四皇の中でも別格とされており、「世界最強の男」と謳われるなど、まさに世界最高の大海賊である。
サー・クロコダイルをはじめ、多くの海賊達にとって畏怖とある種の尊敬を抱かれる、超えたい目標というべき存在であり、当然世界政府からもことさらに危険視されていた。
その証拠に957話時点で判明した賞金首の中で、懸賞金50億ベリーを超えるのは彼とゴールド・ロジャーの2名のみ。
歴代の全海賊の中でもNo.2に位置する
懸賞金額であった。
ついでにいうとロジャーは二十数年前に死亡、白ひげも世間から「一昔前の海賊」と言われるほど活動を沈静化させていたため、その分だけ懸賞金額は上昇していないはずである。
それでも現役で暴れまわる
ビッグ・マム&
カイドウが及ばないというのもすさまじい。
なお、詳しく知らないと間違えやすいが、ONE PIECE世界の命名法則に従うと、
エドワードが名字でニューゲートが名前である。
もっとも、作中ではほとんど「白ひげ(敵対者・第三者)」「親父(部下)」としか呼ばれず、名前が出るのは
プロフィールぐらいなのだが。
【人物】
四皇だけあって普段は身内以外の他者と接する態度は傲慢そのもの。
見下した相手はハナッたれを付ける口癖があるほど。
とはいえ芯のある輩とわかるやいなや口調はそのままで気に入る様子。
そして多くの仲間を船員として迎え入れてきた。
なにより仲間を「家族」として非常に大切に思っており、どんな問題児だろうと船員たちのことを「息子」と呼んでいる。
実際船員の多くはなにかしらの事情により疎外感を感じていた者が多い事もあり、そんな自分達を受け入れてくれた船員たちからは
「親父」と呼ばれ、絶大な尊奉の念を抱かれ、絶大なカリスマ性によって部下たちを率いる。
そのため、“仲間殺し”を最大のタブーとしており、「白ひげは仲間の死を許さない」というのは世界的に有名な話である。
基本的には、「白ひげの部下を害する」「白ひげの庇護下にある土地を侵す」など、明確に白ひげに敵対する行為さえしない限りは穏健派であり、全体的なスタンスは「昔ながらの極道」と言ったところ。
とはいえ決して腰抜けではなく一度敵対すればその圧倒的な戦闘力で叩き潰しにかかるため、白ひげを舐めてかかる者は皆無である。
こうした人徳や器量ゆえに、仲間たちのみならず敵対勢力からも一目置かれており、かつてはロジャー海賊団の見習いとして鎬を削り、現在は四皇として肩を並べる
シャンクスは「白ひげは敵だったが敬意を払うべき男」と述べ、同じく四皇のビッグ・マムは「巨人族との婚姻が上手くいっていればカイドウも赤髪も白ひげ
さえも超えて海賊王になってた」と白ひげを別格の存在と見ていた。「悪党に同情はない」と断ずる英雄
ガープも白ひげを「
海の王者」と称え、海軍元帥として海賊を悪と断定する
センゴクでさえ、衆目の無いところでは「ニューゲート」と名前で呼び、「
海に跋扈する伝説の海賊たちの頂点に立つ男」と最大級の賛辞を送っていたほど。
ロジャーとも幾度も死闘を繰り広げた
ライバル関係であったが、回想によると飲み仲間でもあった模様。
自首する前の彼と飲み交わし彼からDやワンピースの情報を聞いている。
赤髪のシャンクスや
道化のバギーとはロジャーとの戦いの最中に顔馴染みになった。
シャンクスが自分と同格の「四皇」となった今でも、シャンクスを「小僧」「若造」呼ばわりしている。
老齢のためかなり体調が悪化しており、鼻のチューブや点滴など大量の医療器具を付けている。
少なくとも
ポートガス・D・エースが白ひげ海賊団に入った時点で既につけていた。
更に彼が眠るベッドの付近にもいくつかの医療器具が確認出来、数人のミニスカ美人ナースに囲まれ看病されている。
彼女らから酒量を制限するように言われているが、「好きなもの飲んで体に悪いわけあるか」と意に介していない。
かなりの酒豪で、上記のように酒量を制限するように言われているにもかかわらず酒を飲んでおり、シャンクスが手土産に持ってきた「療治の水(=酒)」の産地を言い当てて見せたこともあった。
なおここまで見ると大きな器の持ち主に見えるが、1番隊隊長の
“不死鳥”マルコによると意外とケチだったらしい。
理由は、自分の宝の取り分はすべて名を隠して故郷スフィンクスに送り故郷の復興に当てていたため。
そんなこともあって宝にもほとんど興味を持たず、当然ロジャーの残した「海賊王」にも興味なし。
マリンフォード決戦時に
赤犬はエースへの
挑発として、白ひげを「海賊王にもなれなかった時代の敗北者」としたが、なる気も興味も無かったのだから的外れな批判である。
仁義にも厚く、自分の過酷な幼少期の過去ゆえか、自分の名によって、
魚人島やいくつもの世界政府非加盟国の島を海賊や世界政府関係の勢力による略奪から守っていた。
海軍との交戦も、相手を壊滅させることはたやすくとも必要が無ければ避けるなど、好戦的なロジャーと対照的であった。
【戦闘能力】
超人系
悪魔の実「グラグラの実」の能力者で、震動を操り、空間を殴りつけ大気にヒビを入れることで地震を引き起こすことができる
「地震人間(震動人間)」。
震動を纏いその力を解放することで、地震や
津波、衝撃波を発生させたり、拳や武器の薙刀に震動のオーラを纏わせて攻撃することで対象に直接地震の衝撃を見舞うことができる。
その破壊力は
超人系悪魔の実の中でも最強とされ、
「世界を滅ぼす力」とまで言われている。
また、震動の応用で大気を掴んで動かし(大気を“揺らす”)、地面にぶつけることで、島や
海を傾かせることもできれば、震動の衝撃波だけで旧海軍本部を半壊に追い込むことすら可能。
モンキー・D・ルフィやシャンクスと同じく、「
覇王色の覇気」を使うこともできる。
また、26年前(966話)でのロジャーとの衝突時には、薙刀を武装色で
弾くレベルの覇気を纏わせ、お互い、
刃を直接ぶつけずに覇気同士でつばぜりあい、衝撃が島中に轟く芸当を見せていた。
1010話にて、「覇王色の覇気」も攻撃に纏わせることが可能と判明(但しこれが出来るのはカイドウ曰く「一握りの強者のみ」とのこと)し、966話での直接触れない攻撃もこれと同様のものであることがほぼ確定した。
もちろん能力抜きの戦闘力でも薙刀を絡め、圧倒的身体能力と戦闘における天性のセンスがあわさり、
- センゴクの周到な作戦を勘で察知する
- 巨人族の斬撃を普通に受け止める
- 例え完全に熟睡している時に信頼している家族に殺されそうになっても感知して反撃する
など、海賊王に最も近い男と言われていたのは伊達ではない。
「鬼の跡目」とも称され、全盛期のレイリーとタメを張るという怪物
ダグラス・バレットでさえ、白ひげの強さを「バケモノ」と他とは一線を画する評価を下しているあたりから規格外っぷりがうかがえる。
現在は年齢と持病によって体が弱ってしまっており、不意打ちとはいえ、スクアードからの攻撃を受けるまでになってしまった。
しかし、そんな状態でさえ
海軍本部大将と渡り合う力を見せており、凶暴な
ビッグ・マムや
百獣のカイドウでさえ彼についぞ“勝てなかった”あたりまさに「世界最強の男」といえる。
◆技
空間を殴りつけることで大気にヒビを入れて震動を発生。
殴りつけた大気の先にある海に震動を送り込むことで巨大な大津波を作り出す。
ただし正式に白ひげが技名を叫んだ訳では無く、海軍側が呼んだ名称である。
拳で大気にヒビを入れて発生した震動の衝撃波で敵をぶっ飛ばす技。
名前は
ゲームの海賊
無双シリーズから。
原作では白ひげの基本技に近くかなり撃つ描写が多いが、衝撃一つで巨人族のジョン・ジャイアントが一撃でダウンし大地全体に大きな亀裂が走るなど基本技とは思えない威力を誇る。
ちなみに殴りつけるのと同時に発動することが可能で、拳と共に壊天を食らえば大将赤犬すら血反吐を吐くほどのダメージを食らう。
むら雲斬りに震動のオーラを付与して前方の敵に震動の刃を飛ばし何度も斬り刻む大技。
名前はゲームの海賊無双シリーズから。
かなり遠くまで届く上に横範囲も広いなど前方の多くの敵を一掃する。
大気を掴み揺らすことで大地ごと敵全体を傾ける大技。
名前はゲームの海賊無双シリーズから。
原作でも島ごと海を傾けるなどかなりのことをやっていたが、ゲームでは傾けるどころか文字通り“天と地がひっくり返る”など凄まじいインパクトのある描写になっている。
攻撃範囲もほぼ画面に映る全体に及ぶなど非常に強力。
白ひげの「グラグラの実」の能力が判明する前によくゲームで使用されていた
必殺技。
ゲームによって性能は変わるが薙刀から斬撃を飛ばすという描写は共通している。
上記の天下無双しかり似たような技は「グラグラの実」判明後にもやっているのである意味それらのプロトタイプに近い。
それらとの描写の差異は特有の震動のオーラを纏う描写がないという違いがある。
◆武器
白ひげがその生涯の最後まで振るい続けた大薙刀。
最上大業物の一振り。
これ自体が目立った活躍を見せたわけではないが、強烈な震動を操る白ひげが全力でぶん回しても微塵も壊れる気配を感じさせない上に、赤犬の攻撃による溶岩の爆発などをモロに受けても耐えるなどの耐久性を誇りやはり最強の海賊に相応しい武器であると言える。
現在はシャンクスの手で白ひげの墓標としてとある島に立てられている。
なお、紙面への登場自体は白ひげの登場と同時と非常に早いのだが、銘と最上級大業物であることが明かされたのは93巻の
SBSとものすごく遅い。
【来歴】
時系列は新世界編基準。
◆過去
大海賊時代が到来する以前から海賊をやっているベテランの古参海賊。
元は世界政府非加盟国出身の孤児。非加盟国とはつまり無法地帯であり、故郷は荒れに荒れていた。
そんなニューゲートは幼い頃から腕っ節が強く、宝を独り占めするような子供であり、やがて故郷の島を飛び出し海賊になった。
しかし大人になる頃には心境に変化があったようで、まだ自分の海賊団も立ち上げずトレードマークの髭も生やしていない青年時代には、すでに財宝にも興味を持たなくなり代わりに家族を求めるという、海賊としては変わり者だった。
仲間を大切にする白ひげにとってはロックス海賊団在籍は苦い思い出だったようで、30年前にワノ国に流れ着いた際、白ひげ海賊団に加わって海外を見たがった
光月おでんに対し、
「お前みたいなのは人の下につくタイプじゃないし、そういうのが集まったら碌なことにならない」と自立することを促していた。
なおこの頃からワノ国に流れ着き船が損傷を受けその修理のために材料を頂戴するも、その見返りに宝箱を置いていくなど人格者であることがうかがえる。
仲間に加えることを一度断った
おでんに対しても、彼の航海への覚悟に、そしてそんな生半可ではない覚悟でも人を助けるために捨てる事も厭わない優しさを見た後は、
"息子"ではなく
"弟"として仲間に加える心意気も見せる。
同時に後におでんの妻となるトキがワノ国に行きたいと懇願すると、おでんと共に
露骨に嫌そうな顔を見せるコミカルな一面も見せている。
26年前、とある島にて数年ぶりにロジャーと再会(&三日三晩戦闘&四日目物々交換)。
飲み交わしているとき、ロジャーがその時点から13年前に
記録指針の最終地点である
水先星島にたどり着いて
歴史の本文の重要性に気付いたこと・「最後の島」に行くためにポーネグリフを読める者が必要、
とうことでおでんを1年貸してほしいことを頼まれるが、当然ながら
「おれから家族を奪うのか」と大激怒。
だがおでん本人がロジャーに同行することを望んだため、最終的に
渋々ながら了承したが、おでんとはこれが今生の別れとなってしまった。
25年前、世界一周を達成して自身の海賊団も解散したロジャーの訪問を受け、酒を酌み交わしながら「ひとつなぎの大秘宝」「
Dの一族」の真実について聞いた。
この時ラフテルへの行き方も教えようかとロジャーから訊かれたが「興味がねぇ」と断っている。
翌・24年前にロジャーは処刑され、
大海賊時代が到来する。
22年前、自分と同じくロックス海賊団出身者で、
インペルダウンから脱獄した
金獅子のシキが訪問、三年前のロジャーと同じく酒を飲み交わした。
ここでは、互いに悪態はつくものの、シキは悪巧みを語り、白ひげはそれを察するなど、シキ本人が狡猾な手段を好む上に、仲間同士で殺し合いの絶えなかったロックス出身の中では意外にもそこまで険悪な仲ではなかった模様。
ロジャーが死に、シキも行方をくらました大海賊時代では、同じ四皇にして同期でもある
ビッグ・マムや
百獣のカイドウをも押さえ、
世界最強の男/海賊と呼ばれ、世界中の海賊たちの頂点に君臨していた。
◆偉大なる航路編
若い頃は世界中の海を荒しまわっていたが、現在は大きな事件を起こすこともなく、自分に勝負を挑んできた
ポートガス・D・エースを気に入り仲間に加えたり、傘下の海賊団を増やす・縄張りの島を増やして新世界の治安を自分なりに維持するなどの活動をしていた。
しかし、2番隊隊員
マーシャル・D・ティーチが4番隊隊長サッチを殺害して逃亡。
2番隊隊長となったエースが脱走したティーチを追おうとするのに対し、ティーチの思惑に不気味さを覚えた白ひげはこれを特例的に止めようとするが、エースは自分の隊の隊員がサッチを殺しあまつさえ白ひげの顔に泥を塗って逃亡したことへの怒りと、殺された親友サッチの無念を思い、白ひげの制止も聞かず飛び出してしまう。
かつて自分に深手を負わせたティーチをエースが追っていることを知ったシャンクスは、野心と実力を秘めたティーチにエースをぶつけるべきではないと、白ひげにエースを止めるよう提言する。
しかし、自分もまたエースを同じ理由で止めようとしそれでもなお飛び出したエースの面子を重んじた白ひげは、「自分が命じた」と偽ってシャンクスの提案を拒絶。
仁義を欠いちゃあこの人の世は
渡っちゃいけねェんだと
ティーチのバカに教えてやるのが
おれの責任だろうがよ
悪い予感は当たり、「バナロ島の決闘」にてエースがティーチに敗れ、ティーチはエースを手土産に
王下七武海に加盟。
エースを手に入れた
世界政府は、マリンフォードの海軍本部前の広場にてエースの公開処刑を決定する。
それを知った白ひげは、エース奪還のため自身の海賊団と傘下の海賊達を引き連れ、マリンフォードに攻め入り
海軍と交戦。
こうして大海賊時代が到来して以後最大の戦闘
マリンフォード頂上戦争の幕が切って落とされた。
マリンフォード編
序盤は愛船
「モビー・ディック号」から全軍の指揮を執り、途中乱入した
ルフィやバギー達と共闘する。
戦況から「頃合い」と判断し、自身も前線に出ようとした時に海軍に騙されていたスクアードに刃を立てられたものの、それを機に出陣。
心臓付近の傷と体調悪化に苦しめられ満身創痍となりながらも、大将を相手にしたり、海兵たちを薙ぎ払ったりなど奮戦。
一時はエース奪回までこぎ着け、海賊団を逃がすために殿を務めようとするものの、追撃する大将
赤犬によりエースを殺害されてしまう。
エースの死後は怒りを露わにし、自らの頭部半分を犠牲にして赤犬へ渾身の一撃を叩き込み、海軍本部の要塞を半壊させた。
その後現われた
黒ひげとの戦いでも一旦は圧倒するが、
黒ひげ海賊団の一斉攻撃を受け致命傷を負う。
死の間際に
頭部半分を失うも 敵を薙ぎ倒すその姿 まさに"怪物"
さりとて その誇り高き後ろ姿には・・・あるいはその海賊人生に
頂上戦争の終結後、彼の遺体はシャンクスに引き取られ、エースと共に新世界のとある島に埋葬された。
EDWARD NEWGATE, CAPTAIN OF THE WHITEBEARD PIRATES, HERE LIES A GREAT CAPTAIN AND FATHER, LIBERATED FROM THE EXHAUSTING ROLE AND LABOR, WHO CAPTAIND THE MOBY DICK IN THE SPECTACULAR ERA OF PIRATES
(エドワード・ニューゲート、白ひげ海賊団船長 かつて大海賊時代にモビーディック号で荒れ狂う海をかけぬけた我らの偉大なキャプテンかつ親父 ここに眠る)
【名言】
敵の口車に乗せられ裏切り、自分を刺した息子(スクアード)に対しての言葉。
例え過ちを犯そうとも許すのが父親の役目。
騙されたとはいえ、スクアードは自分のことを刺した“バカな息子”であったが、それでも白ひげは息子を愛する気持ちを変えなかった。
海賊なら!!! 信じるものはてめェで決めろォ!!!!
おれと共にくる者は 命を捨ててついて来い!!!
自分に不信感を持つ部下たちに対して、白ひげはあえて退路を与える事で信頼を取り戻した。
かつて白ひげに戦いを挑んだエースは世界最強の男の力の前に完膚なきまでの敗北を喫した。
ボロボロになりながらも仲間を逃がすため一人残ったエース。
その姿に白ひげはエースを気に入り自らの海賊団にスカウトした。
小せぇ事考えやがって、誰から生まれようとも、人間みんな海の子だ!!
エースが白ひげに自分が海賊王ロジャーの息子であると告白した時に、白ひげがそれに応えた台詞。
白ひげにとっての敵だったロジャーの息子であるという事で、自分には白ひげの『息子』としての資格がないのでは…と悩んでいたエースだったが、白ひげはそんなエースの不安を笑い飛ばした。
…許せ息子達… とんでもねェバカを残しちまった…
おれはここまでだ
お前達には全てを貰った
感謝している さらばだ息子達…!!
死の瞬間、白ひげは自らの人生を振り返る。
若い頃の白ひげは、
財宝に興味を持たない“変”な海賊であった。
そんな彼が財宝の代わりに求めたものは
“家族”である。
そして、年をとって命を失う瞬間、彼には
たくさんの“息子”達がいた。
【余談】
2年後の新世界編で彼の実子を名乗る
エドワード・ウィーブルなる男が
王下七武海の新メンバーとして登場。
旧白ひげ海賊団傘下の海賊たちを次々と打ち破っている。
ただ正直外見はさほど似ておらず、自称"白ひげの愛人"である母「ミス・バッキン」からそう聞かされ息子だと思い込んでるように思えなくもないが、真偽は不明である。
ただしバッキンことバッキンガム・ステューシーによると「
ベガパンクなら証明できる」とのこと。
名前の由来は「黒ひげ」ティーチ共々、実在した海賊「『黒髭』エドワード・ティーチ」。
姓名そのままの順番で付けられてるので姓がエドワードという妙なことになっているが
性格などは作者の行きつけだった居酒屋の主人がモデルとのこと。
豪快な性格や、酒好きで体を壊してしまい体中に管を通している点、それでいてなお酒を飲み続けている点が共通しており、実際に「ハナッたれ」や「アホンダラ」という言葉を他の客に使っていたという。
残念ながら2007年頃にお亡くなりになられたとのこと。
また「世界を滅ぼす力を持つ」設定やヒゲのデザインから、
∀ガンダムの影響もあるかもしれない。
本誌掲載時の巻末コメントで∀ガンダムに触れていたことがあるため、尾田氏は少なくとも∀ガンダムの存在は知っている。
ただあっちと違って左ヒゲを壊されたからって力が出な~いはしないが。
白ひげの墓はエースの墓と並び、
赤髪海賊団によって故郷のスフィンクスに建立されている。
が、実はドレスローザ編においてサボが電伝虫で話しているシーンのカットインをよく見ると、
墓石の上に安置された二人の遺品が「むら雲切」を残して全て石化してしまっている。
『おれの愛する項目はちゃんと追記・修正されてんだろうな…!!!』
- ↑誰よりも家族を欲していたのに、本人の能力が家族を巻き込んでしまうのは、なんか皮肉な感じがしますね。 -- (名無しさん) 2020-04-15 18:30:45
- ロジャーはワンピースという大秘宝を狙い、海賊王という称号に喜び、派手な事が好きな典型的な海賊だけど、白ひげは財宝よりも船員という家族と気ままに海を旅する事を至上の喜びとしてるから、最初から目指すものが違う優劣付けられないんだよね。ただロジャーが目立っただけで、実際の戦闘力は互角だったろうし、二番手というのも単なる海軍や市民側から見た印象だけの問題だと思う。 -- (名無しさん) 2020-05-31 22:37:10
- ロジャーにビッグマム、カイドウ。白ひげには対照的なキャラがちらほらいますね。 -- (名無しさん) 2020-06-04 20:47:31
- 勝手なイメージですが。白ひげって自分の海賊団は勿論のこと傘下の海賊団の所謂「モブキャラ」の名前も覚えていそう -- (名無しさん) 2020-06-05 20:00:46
- まあ白ひげ一党が敗北者扱いされるのも仕方ないぐらい世間的な印象は微妙だと思う。ロジャーに一味潰されたスクアード、忌子エース、被差別民魚人、金ねえ村や街。そういう連中の保護をしてる。白ひげ勢力って奇しくも負け組落伍者の寄り合い所帯で白ひげはそのセーフティーネットみたいなもんだわ。ロックスやロジャーみたいな精鋭軍団の長じゃなく有象無象のボスだから強いんだけど...雑魚たち束ねて粋がってねってとられる部分もあんだと思う。でもよー白ひげが守ってる連中のほとんどは海軍や世界政府が面倒見てやるべき相手じゃねーのかよ。白ひげが死んだ途端縄張り滅茶苦茶なんだから責任取れよなー未だ取ってねえけど -- (名無しさん) 2020-06-18 17:29:16
- 刀で267回斬られ、銃で152発撃たれて砲弾を46発食らっただけで死ぬのは流石に脆すぎん? -- (名無しさん) 2020-07-18 14:54:09
- ↑お前人間を何だと思ってんだよw -- (名無しさん) 2020-07-18 20:53:35
- ↑四皇って肉体が人間の範疇のほうがおかしいからな。大将の赤犬も島真っ二つになって要塞が崩壊するような攻撃直撃しても骨折すらしてないし -- (名無しさん) 2020-09-04 00:01:21
- 全盛期より老いてるっての忘れないように -- (名無しさん) 2021-02-03 21:06:30
- 白ひげの後任声優さん....大友 龍三郎さん....クロコダイルと役を使い分けるのか、あるいは降板しちゃうのかな?大友さん....。 -- (名無しさん) 2021-02-14 09:33:56
- ↑飛徹とも兼任してるし…っというか後任の大友龍三郎さんも68歳と大分高齢なのね -- (名無しさん) 2021-02-14 10:23:02
- 年老いてても赤犬を倒し黒ひげも苦戦させる強さで海軍本部も半壊させる…全盛期どんだけすごかったんだろ -- (名無しさん) 2021-05-15 11:09:21
- 加減や周りのこと考えなきゃ、空飛ぶ龍だろうがてんんこ -- (名無しさん) 2021-09-30 20:31:59
- (続き)天候操る女帝だろうが大気そのものに干渉するグラグラの振動には敵わないからな -- (名無しさん) 2021-09-30 20:34:03
- ビッグマムが68歳、カイドウが59歳で全然元気、というか全盛期なのを見ると、72歳で老衰しかける、というのはやはり衰えが早すぎというか……どうせ「一頭抜けている」なら、72歳よりももう一回りプラスして84歳ぐらいでもよかった気もする。 -- (名無しさん) 2021-10-09 21:25:18
- ↑やっぱ深酒はよくないんだよ。お菓子はその分動いたら問題ない -- (名無しさん) 2021-10-09 22:00:25
- というか長い間毒の点滴を受け続けてたのが一番ヤバい。マルコは何故気づかなかったのか。 -- (名無しさん) 2021-10-27 00:40:06
- 毒の点滴って公式なの?読者の考察かと思ってたが -- (名無しさん) 2022-07-02 07:06:48
- ↑2 自分の妄想を公式設定みたいに語るのはやめてくれ -- (名無しさん) 2022-09-20 22:52:06
- 白髭は覇王色使えないんじゃないの?頂上決戦時、ルフィの覇王色でエースの処刑を遅らせたりと使えるなら使い得のシーンがあったのに使わなかったし。海賊王を望まず欲しがってるのが「家族」とこじんまりしてたり、その家族もちょっとした策で裏切る位で絆の深さはそこまでじゃなかったし。覇王色の資質になる覇王ってほどの器は感じられん。ロジャーと張り合っていたと言ってもそれは武力の話であって器はそこまで(というより本人がそういう方向性を望まなかった)って感じ -- (名無しさん) 2022-11-18 11:11:09
- ↑とりあえず覇王色を使っていたのは設定資料からして間違いないで。老衰で覇王色が弱くなってた可能性はあるが -- (名無しさん) 2022-11-18 11:58:15
- ↑2 本編の少し前のエピソードエースでもエースと戦っていた時も覇王色を使っていたのだが?しかも漫画版ではその描写が顕著に… -- (名無しさん) 2023-04-05 13:16:24
- エピソードエースでのサッチとの会話で、気に入った若者に胸を貸してやらない奴を親父と呼べるかい?という意味合いの発言をしていたな。迷える若者に道を示せる度量をも持ち合わせていたからこそ『親父』と慕われていたのも納得出来た。 -- (名無しさん) 2023-04-06 00:10:59
- 死の前の回想シーンで「宝より家族が欲しい」という場面では、ひげがなくかなり若い顔をしていた。二十代前半か下手すると十代後半だと思うが、とするとやはりロックス参加(当時三十代)以前から海賊をやっていたんだろうな。 -- (名無しさん) 2023-11-04 16:14:06
- バッキンの自称が元妻とか元恋人じゃなくて愛人なのが気になる。バッキンからみてこいつが白ひげの本命と言えるような相手が別にいたってことじゃないだろうか -- (名無しさん) 2023-12-10 02:11:26
- 単に海賊として戦って敗れただけなのに『被害者』っておかしくね? 故郷の島は別に世界政府のせいで荒廃したわけじゃないし -- (名無しさん) 2024-01-05 15:59:52
- 今更だけど有本欽隆さんって父親役を演じる事が多かったんだな -- (名無しさん) 2024-02-07 08:20:36
- ニューゲートって名前に新戸/震度(しんど)みたいなダブルミーニングみを今更ながら感じた -- (名無しさん) 2024-08-10 02:41:12
- ウィーブルのこと知ってたのだろうか -- (名無しさん) 2025-03-20 20:08:28
- 白ひげの人生の終わりを持って一つの時代の幕が降りた。ここからひとつなぎの大秘宝をめぐって"新時代"が始まる。 -- (名無しさん) 2025-04-12 18:37:36
最終更新:2025年04月12日 18:26