魚人島

登録日:2021/05/13 Thu 13:07:36
更新日:2024/02/02 Fri 11:18:38
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魚人島(ぎょじんとう)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する地名国家である。
本記事ではそこに存在する国家「リュウグウ王国」についても記載する。


●目次


【概要】

偉大なる航路"前半"と"新世界"の中間地点に存在する島で、住民は魚人族と人魚族で構成され、世界政府加盟国であるリュウグウ王国が治めている。

島そのものは赤い土の大地(レッドライン)の頂にある聖地マリージョアの真下、海底1万mに存在することから、「海底の楽園」と呼ばれる「偉大なる航路」の名所でもある。
また偉大なる航路入り口で7本ある航路のどれを選んでも一度は魚人島にたどり着くこととなる。


【リュウグウ王国】

魚人島を治める国家。
約200年前に世界政府がリュウグウ王国への交友を発表したことで加盟国となったが、世界会議(レヴェリー)への参加は新世界編で出席するまで過去一度しか参加していない。
統治は人魚族の王家によって行われており、王族はジョイボーイに代わって約束を果たしにくる者が現れる日を信じて、代々「約束の船」とされる巨船「ノア」を見守り続けている。
人間とも交友を行っているが、過去に迫害を受けた歴史から、「人間に血液を分かつ事を禁ずる」という法律がある。

世界政府加盟国でありながら海軍支部が存在しない(下記の通り、加盟国加入以前の大海賊時代の影響もあると思われる)。
このため、国の治安はネプチューン軍により維持されている。
これに加えて、新世界に向かう海賊を対象に商売して経済を回すという国柄からか、加盟国でありながら例外的に四皇との取引も黙認されている。
とはいえ、魚人海賊団を介して間接的に庇護下に入る姿勢を取るなど、対外的に気を使っていないわけではない。

◆歴史

空白の100年が終わった頃、地上に存在した人間・ジョイボーイから当時の人魚姫に宛てて、「約束を守れなかった」ことに対する謝罪文が刻まれた「歴史の本文(ポーネグリフ)」が遺された。
なお、空島スカイピア黄金郷シャンドラにある歴史の本文は魚人島を指し示している。

200年前まで魚人族と人魚族は「魚類」と分類されていたため、世界中の人間達から迫害を受けていた
そして200年前に世界政府がリュウグウ王国との交友を発表したことで加盟国となり、人間とも交流を開始するが、長年迫害対象としてきた相手との溝がそう簡単に埋まるわけでもなく、「世界政府中枢に近い者たち(王族・貴族)」程未だに差別意識を持っており、シャボンディ諸島でも差別体質が根強く残っている。

24程前の大海賊時代突入間もない頃に、大勢の海賊と海軍が一気になだれ込み、国民が次々にさらわれたり売られたりしたが、国王ネプチューンの友人である四皇・“白ひげ“エドワード・ニューゲートのナワバリとなったことで平和が戻った。

そして16年ほど前から人間との共存を目指すオトヒメ王妃によって魚人島民の地上移住を世界政府に認めさせる署名活動が開始されるが、当時はまだ国民たちの間で人間への不信感が強かったことに加え、同時期に発生したフィッシャー・タイガーによる聖地マリージョア襲撃及び奴隷解放事件が原因で国民達の関心も「いつ叶うかもわからない理想」よりも「今苦しんでいる者達のために戦う」タイヨウの海賊団に向いてしまい、署名活動は中々進まなかった。
更にタイガーの死後、その死の原因が「人間に輸血を拒まれた」と誤った事実が広まったため、島民たちからの署名の取り消しが相次いでしまう。
約10年前にジンベエ王下七武海入りしたことでタイガーのマリージョア襲撃事件以降険悪化していた世界政府との関係がある程度修復され*1、元奴隷達も恩赦により魚人島帰還を果たした。
それから程なくして奴隷奪還のために魚人島へ向かっていた世界貴族・ミョスガルド聖の乗った船が難破して漂着するという事件が発生、元奴隷達と一触即発状態となるも、オトヒメ王妃の説得でひとまず丸く収まる。
そしてミョスガルド聖が帰還の際にオトヒメもマリージョアへ同行し、数日に及ぶ説得の末、「魚人族と人間の交友のため、提出された署名の意見に賛同する」との署名を受け取ることに成功し*2、オトヒメが暗殺された後も署名活動は続けられていた。

マリンフォード頂上戦争で白ひげ亡き後は毎月10トンのお菓子と引き換えに同じく四皇・”ビッグ・マム”シャーロット・リンリンのナワバリになる。


【文化】

シャボンディ諸島と同様シャボン玉文化が存在し、シャボン職人が加工した「ウォーターロード」で移動できる他、お魚タクシーお魚バスなどの交通手段がある。

またエラ呼吸の関係上島民たちはアロハシャツを中心にタンクトップ、Tシャツなど軽装な者が多く、水中でも活動ができることを生かした独自の武術も発達している。

沿岸部では漁業が盛んな他、財宝よりもお菓子を重視するビッグ・マムが認める程に製菓技術も高い。

上記のように世界政府に加盟するまで魚類扱いされて迫害されてきた国でもあるが、一方で人間の海賊達が落とす金で成り立ってきた観光国という一面もある。
世界政府加盟後もこの観光国文化は今日まで続いており、危害を加えられない限りは人間の海賊をそこまで排斥するわけでもない魚人島側の思惑と、海底という地理も相まって、海賊達の重要な通過ポイントながら海軍本部は魚人島にはほぼ立ち寄らない様子。


【環境・地理】

島の真上に存在する巨大な陽樹イブにより地上の日光が届き、光合成を行う植物やサンゴにより空気が供給が行われるため島内は空気で満たされており、人間も活動することが出来る。

巨大なシャボンで包まれた本島、リュウグウ王国宮殿「竜宮城」の存在する浮島と、その下の本島により構成されるが、魚人島とは別に「魚人街」というスラム街が存在する。

◆渡航方法

海底にある地理上、魚人や人魚であれば持ち前の潜水能力で行き来できるが、人間などが魚人島を訪れる場合はシャボンディ諸島で船をシャボンで覆う「コーティング」を施して水圧に耐えられるように特殊加工を施す必要がある。
ただしコーティングを施しても100%安全というわけではなく、コーティング職人の腕が悪ければ海中でシャボンが割れてしまうこともある他、海獣や海王類に襲われる危険性もあり、魚人島を目指す船は到達前に7割が沈没するという。
また島に入る前には入国審査がある。

また魚人島から海上に浮上する際にはコーティングに加えて「クウイゴスの木片*3」を用いることで船を浮上させる。
なお、コーティングの効果はシャボンディ諸島及び魚人島の周辺海域までしか及ばないため、コーティング船でずっと海中航行を行うのは不可能である*4

ちなみに上記の渡航方法は偉大なる航路前半から新世界へ向かうルートであり、その逆(新世界から前半の海へのルート)はどこでコーティングをするのかは不明。

ログがたまる期間は半日で、ここから先は新世界用の記録指針(ログポース)が必要となり、次の島は新世界のリスキーレッド島・ライジン島・ミストリア島の3つを指す(最も危険度が高いのはライジン島*5)。

◆地名

竜宮城

リュウグウ王国の王宮。
島の上層にあり、連絡廊のみが城に通じる唯一の通路となる。
  • 硬殻塔
竜宮城の北東にある塔。
元は武器倉庫だったが、しらほし姫がバンダー・デッケン九世の攻撃ストーキングから逃れるため、10年前からこの中で生活していた。

本島

  • 人魚の入り江
マーメイドカフェの女子寮がある場所。

  • サンゴが丘
魚人島の南東に位置する港町。
マーメイドカフェがある。

  • ギョバリーヒルズ
一等地にあるセレブ街。

  • おかし工場の町
魚人島の北東に位置する。
ビッグ・マムに献上するおかし工場がある町。

  • ギョンコルド広場
魚人島の広大な広場。
オトヒメ王妃の暗殺現場であり、新魚人海賊団のクーデターでは麦わらの一味との戦いの舞台となった。

  • その他
島の南東に「魚民文化会館」、東に「マリンショッピングモール」、北に「水車の町」がある。

海の森

魚人島南東の深海にあるサンゴの森。
潮の流れで沈没船が流れてくる「海の墓場」だが、陽樹イブの恵みからサンゴが美しく広がり、魚達やクジラが大量に集まる場所。
オトヒメ王妃の墓がある他、森の奥地にはジョイボーイが当時の人魚姫に宛てた謝罪文が記された「歴史の本文」があるが、約25年前にロジャーロジャー海賊団が訪れた際にはそのポーネグリフのすぐ隣に現在一つだけ行方不明のロード・歴史の本文が鎮座されていた。詳細は不明だが、他3つの居場所を考えると、現在は"火ノ傷ノ男"と呼ばれる人物が持っている可能性が高い。
ルフィに半壊させられたノアは、海王類によってここに運ばれた。

魚人街

魚人島外の深海の地区。フィッシャー・タイガーや、ジンベエアーロンらタイヨウの海賊団の幹部たちはここの出身。
「約束の舟船」と呼ばれるノアもここに安置されている。

元々は孤児院を中心とした巨大福祉施設だったが、次第に荒廃して管理者達の手にも負えなくなり、魚人島のはみ出し者達が集まる無法地帯となってしまった。
魚人がヒューマンショップで自爆し人間達を道連れにしたことを「英雄」として称賛し祝杯をあげるなど、太陽がない生活と魚人島に住めない無法者達ばかりな環境も相まって人間達への恨みが強い。
かつては若き日のタイガーが仕切っており、タイガーを慕うアーロン一味が拠点としていた。その後、タイガーがタイヨウの海賊団を旗揚げし、アーロン一味やジンベエが海賊団に参加。

マリンフォード頂上戦争を契機としたジンベエの七武海脱退以降、ジンベエ達は再び追われる身になったことに加えて、白ひげ海賊団の庇護を失った身となったため魚人海賊団はビッグ・マム海賊団の傘下となり、魚人街出身であるジンベエの監視が緩くなりホーディ・ジョーンズは自由に行動しやすくなった。
それゆえ新魚人海賊団が魚人街を拠点として勢力を拡大したが、クーデター終結後に、不法行為の温床だった魚人街を見かねたネプチューンによって完全に封鎖され、魚人街の荒くれ者達は新たなリュウグウ王国軍兵士見習いとして服役することになった。


【関連用語】

◆魚人族・人魚族

魚類の特徴を持った人種。魚人島民のほぼ全てがこのどちらかに該当する。
詳細は魚人族/人魚族(ONE PIECE)を参照。

◆玉手箱

リュウグウ王国の国宝とされる宝箱。
中には「E・S」が保管されていたが、中身については「千人力の力を得る薬」「ただ歳をとる薬」といったあいまいな言い伝えしか残っておらず、ネプチューンは、E・Sの危険な効力を封印するために固く守られてきたと推測している。
10年前、ホーディ・ジョーンズが中身を盗み出し、その後右大臣によって泥棒対策として大量の爆薬が仕掛けられた。魚人島編でビッグ・マムに献上するはずだった菓子の代わりとしてそのまま彼女の手に渡り、ホールケーキアイランド編で、サンジとプリン結婚式の祝宴において中身が披露される予定だったが、混乱の最中にホールケーキ城から落ちた衝撃で爆発して城を崩壊させた。

  • E・S(エネルギー・ステロイド)
玉手箱に収められた伝説の丸薬。
1粒飲めば2倍、2粒でさらに倍の腕力を得ることができ、体力も回復可能で、過剰に摂取すると肉体が覚醒する時の発作でかなりの苦痛を伴うものの、体格が変化し一時的にパワーが大幅に増す。
一時の力と引き換えに寿命を縮めてしまう代償があるため、摂取しすぎた者は老人になってしまう。

◆ノア

魚人街に安置された巨大な方舟で、魚人島の半分の大きさを誇り、「約束の舟」と呼ばれる。
大昔に魚人島民総出で造られたもので、ネプチューン曰く「来るべき日まで決して動かしてはならない」という。
また通常の方法では修復できないらしく、舟を直すには、ある一族の力が必要とのこと。


【国民】

◆竜宮城

王家

  • ネプチューン
CV:稲葉実
リュウグウ王国国王。シーラカンスの人魚。異名は「海神ネプチューン」。
並の人魚をはるかに上回る巨体かつ毛深くもじゃもじゃのひげを蓄えている。語尾に「じゃもん」と付ける。
かつては「海の大騎士」と呼ばれたほどの戦士で、現在でも三叉槍や人魚柔術(マーマンコンバット)を使いこなすが、高齢のためよくギックリ腰になる。
島で唯一、クジラと会話することができる他、魚人島をナワバリとしていた海賊白ひげとは、若き日に友情の酒をくみ交わした仲。
かつて戦士として魚人島に攻め入ってきた人間を幾人も討ち取ったため、妻の活動を手伝う資格はないと考え、長年見守っていた。
ホーディによるクーデターではギョンコルド広場で王子たちと共に処刑されそうになるが、ルフィたちの手で解放された。クーデター終結後、ホーディやデッケンらを投獄・幽閉し、新魚人海賊団の残党を軍の管理下に置いて魚人街を閉鎖させた。
世界会議編では、子供らを連れマリージョアへ向かい、会議に参加する。しらほしが天竜人チャルロス聖に捕まりそうになると、人間との共存を諦め、立ちはだかったルッチに殴りかかろうとしたが、寸前でミョスガルド聖によってしらほしが解放されたことで踏み止まった。世界会議閉幕後、ガープの護衛を受けリュウグウ王国に帰還し、アラバスタ王国で起こった事件を知らされる。

  • オトヒメ
CV:根谷美智子
リュウグウ王国王妃(故人)。金魚の人魚。
生まれつき強い「見聞色の覇気」を持っており、人の心の声を聞くことができ、人を救いたいという気持ちが人一倍強い。ビンタを一発しただけで腕を複雑骨折してしまう程に脆弱な体に鞭打ち、他者を助ける「愛の人」であり、国民からは親しまれていた。
人間との共存を目指し、街頭演説などを行い、リュウグウ王国を地上に移すべく島民から署名を募っていた*6
10年前、魚人島に漂着した天竜人ミョスガルド聖に対して誠意をもって接し、自ら地上まで同行することで、「人間との交友を後押しする」という天竜人の書状を手に入れるに至るが、彼女を疎んじるホーディの凶弾に倒れ、息子達と最後の約束を交わして志半ばで息絶えた。

  • フカボシ
CV:伊藤健太郎
リュウグウ王国王子(長男)。フカザメの人魚。
弟のリュウボシ・マンボシと合わせ「ネプチューン軍三強」と称されている実力者。父や妹ほどではないが、弟たちと並びルフィの倍以上ある巨体で、ルフィからは「兄ほし」と呼ばれる。
誠実かつ義理堅い性格で、国民からの信頼も厚い。
10年前、母・オトヒメ王妃に弟達と共に「立派な戦士になり妹のことを守る」と誓い、以後亡き母の願いを引き継ぎ、10年かけて多くの署名を集めた。
クーデターでは新魚人海賊団に捕えられた父を救い出すためにギョンコルド広場に三兄弟で乗り込み、海獣達を蹴散らすが、E・Sを飲んだ幹部達に敗れ拘束されてしまう。
その後、ルフィ達の手で解放され、ホーディ討伐と方舟「ノア」の落下阻止のため、三兄弟でルフィを援護した。
世界会議編では父や弟妹達とマリージョアを訪れ、パンゲア城に続く歩道「トラベレーター」には嫌な気配を感じ取り、敢えて普通の歩道を利用していた*7

  • リュウボシ
CV:沼田祐介
 リュウグウ王国王子(次男)。リュウグウノツカイの人魚。
語尾に音階を付けて喋る。
 能天気な顔に反して魚人島屈指の漢。
 オトヒメ暗殺時の彼と弟のマンボシの行動は涙なしに見られない。

  • マンボシ
CV:田中一成→間宮康弘
リュウグウ王国王子(三男)。アカマンボウの人魚。
「アッカマンボ」と振りをつけて踊るのが癖の陽気な性格だが、戦闘時には険しい顔つきになる。
 兄と同じく能天気な顔に反して性格は漢である。
 ホーディ一味との対等の際、母の決意が色濃く滲み出たセリフを発するがこれまた心を揺さぶられるものなので必見。

CV:ゆかな
リュウグウ王国王女。お兄様たちと違って巨魚ビッグキスの人魚ですわ。

  • メガロ
しらほしの愛鮫。

従者・家臣

  • 右大臣
CV:江川央生
リュウグウ王国右大臣。タツノオトシゴの人魚。
ネプチューン軍の指揮と硬殻塔管理を管轄し、宝物庫と玉手箱の鍵を預かっている。
10年前、玉手箱の中身を盗まれたことで、次に盗まれたことを考え箱に大量の爆弾を仕掛けた。
クーデター終結後、玉手箱がルフィからビッグ・マムへと渡ってしまい、爆弾のことをルフィ達に教えようとしたが、結局姿から教えることができなかった。

  • 左大臣
CV:田中亮一
リュウグウ王国左大臣。ナマズの人魚。
長年ネプチューンに仕えている魚人島一の知恵者。口癖は「かなわんわー」。
ルフィ達が魚人島を旅立つ際、ナミに新世界用の「記録指針」を提供した。

  • ネプチューン軍
リュウグウ王国の軍隊。右大臣が指揮し、王族や竜宮城を守護する。タツノオトシゴのような装備を身につけている。かつてジンベエやアラディン、ホーディ・ジョーンズが所属していた。

  • アンモナイツ
リュウグウ王国国境警備隊。アンモナイトを模した装備を身につけている。

◆本島

  • ケイミー
CV:池澤春菜
タコ焼き屋店員(デザイナー志望)→マーメイドカフェのウェイトレス。キッシンググーラミーの人魚。
純真な性格だが凄まじいまでの天然で、人に騙されやすく、事あるごとにびっくりし、驚いた拍子に目玉が飛び出て舌が波打つなど、表情が大きく崩れる。人の名前を呼ぶ際語尾に「ちん」をつける。
初登場は表紙連載『はっちゃんの海底散歩』と意外と早く、海イノシシに喰われ、吐き出されたところではっちゃんと出会う。紆余曲折を経てはっちゃん達とタコ焼き屋を始めた。
その後シャボンディ諸島近海で海兎に喰われて消化されそうになっていた際にルフィに助けられ、シャボンディ諸島で人攫い屋に誘拐され、人間屋でチャルロス聖に5億ベリーで買い取られそうになったが、シルバーズ・レイリーによって解放された。
その2年後、魚人島で麦わらの一味と再会し人魚の入り江やマーメイドカフェに案内した。 竜宮城がホーディ達によって襲われた際には、ナミを連れて脱出し海の森まで連れて行った。

  • パッパグ
CV:塩屋浩三
ケイミーのペットであり、デザイナーとしての師匠でもあるヒト語を話すヒトデ。魚人島で流行のブランド「クリミナルブランド社」社長兼デザイナー。
かなりの大金持ちで、魚人島の一等地「ギョバリーヒルズ」に店舗兼自宅の豪邸を構えている。
子供の頃に自分はヒトだと思い込んでいたため、その勢いで人語が話せる。
言い伝えにも詳しく、天竜人の権力が暴走した要因やバンダー・デッケンの伝説をルフィたちに語っている。
初登場はケイミーと同じく表紙連載『はっちゃんの海底散歩』で、シャボンディ諸島近海でルフィに助けられ、その後シャボンディ諸島でも行動を共にした。
2年後、魚人島で麦わらの一味と再会。ホーディ達に捕らえられたゾロ達の救出に協力した。

  • シャーリー
CV:朴璐美
マーメイドカフェ店長。アオザメの人魚。通称「マダム・シャーリー」。
優雅な振る舞いで人魚達を束ねる女性で、ルフィたちの数倍ほどある体格。
水晶玉を使う占い師で、未来予知ができることで有名だが、本人は占いについて「不吉な事が当たる」としてあまりよく思っておらず、ネプチューンも国中が彼女の予言に振り回されると気にかけていた。
魚人街出身で実はアーロンの母親違いの妹だが、アーロンやホーディと違い人間に対する悪い印象は持っていない。
特別なものを感じたルフィを占ったところ「麦わらのルフィが魚人島を滅ぼす」という未来*8を見てしまい、一味の扱いに波紋を呼ぶことになる。
魚人島編でのクーデターでルフィ達の奮戦を見て認識を改め、終結後自ら水晶玉を割り、今後占いをしないと決意した。

  • デン
CV:島田敏
船大工兼海の森研究者。オオカミウオの人魚。
船大工トムの弟で、兄同様に口癖は「ドンと」。魚人が家族で姿形が違うことをおかしく思われても、理由を丁寧に説明するなど朗らかな性格。
フランキーアイスバーグの事はココロからの手紙で聞かされていたため、トムの事件も知っている。
フランキーからの依頼で、サニー号のコーティングを請け負った。

  • マリア・ナポレ
CV:森公美子
魚人島が誇る海底一のディーバ。

  • イチカ、ニカ、サンカ、ヨンカ、ヨンカツー
CV:鈴木真仁
メダカの人魚族で、5つ子の姉妹。なぜか五女はゴカではないが気にしてはいけない。
ケイミーとは仲が良い。
彼女達の項目が存在するので、詳しいキャラ紹介はそちらを参照。
…え?なんで五人全員じゃなくてわざわざ次女のニカをメインにしてるかって?さぁ…どうしてだろうね…

◆魚人街

タイヨウの海賊団/魚人海賊団

フィッシャー・タイガーが立ち上げた海賊団。
タイガーの死後、一味からアーロン一味とマクロ一味が離脱したことで3グループに分裂し、ジンベエがアラディンをはじめとした大部分のメンバーは魚人海賊団を名乗って活動しているが、現在では一貫してタイヨウの海賊団と呼ばれる。
  • フィッシャー・タイガー
  • ジンベエ
  • アラディン
  • ワダツミ
詳細は項目を参照。

アーロン一味

アーロンが率いる海賊団。海賊船は「シャーク・スパーブ号」
元々は魚人島を拠点にした海賊団だったがフィッシャー・タイガーがタイヨウの海賊団を発足させたことで合流。
しかしタイガーの死後、ジンベエが王下七武海になったことでタイヨウの海賊団からアーロンを中心とした人間嫌いのメンバーが離脱し再結成される。
再結成後は活動区域を東の海に移し、ナミの故郷であるココヤシ村の近くに本拠地である「アーロンパーク」を建設。
魚人帝国建国のためコノミ諸島を支配し、現地の海軍を買収することでその暴挙が海軍本部経由でジンベエに知られぬように根回しもおこなっていたが、麦わらの一味に敗北。
その後はナミ、はっちゃん、モームを除くメンバーが海軍に逮捕され監獄送りになり消滅した。

詳細は項目を参照。

CV:森川智之
元アーロン一味幹部。タコの魚人で六本の腕を駆使した六刀流の剣士。
アーロン一味の壊滅後はタコ焼き屋に転職した。

マクロ一味

人攫いを行っている一味。
タイヨウの海賊団に加入するが、ジンベエの七武海加入後は再び元の人攫い稼業に戻っている。
  • マクロ
CV:長嶝高士
マクロ一味ボス。マクロファリンクスの魚人。笑い声は「モハハハ」。
魚人ながら同族も狙う人攫い屋で、何度もケイミーを売りさばこうとつけ狙っているが、根っからの悪人というわけでもなく、タイヨウの海賊団時代に乗り合わせた元奴隷のコアラとは仲が良く、彼女との別れの時は号泣していた。
初登場は表紙連載『はっちゃんの海底散歩』で、本編でははっちゃんとケイミーを捕える目的でデュバルに協力していたが、ゾロに解放されたはっちゃんの「タコ焼きパンチ」で三人そろって遥か彼方へ殴り飛ばされた。

  • ギャロ
CV:織田優成
デメキンの魚人。金魚剣術を操る剣士。

  • タンスイ
CV:川津泰彦
アロワナの魚人。魚人空手の使い手。

新魚人海賊団

ホーディ・ジョーンズが率いる海賊団。
新世代の魚人達による海賊団で魚人至上主義のアーロンの思想を受け継いでいる。
広場との決戦で幹部が敗北し、ホーディ達の王妃暗殺の真相と彼らの異常なまでの思想に部下に見限られ、ネプチューン軍の下で兵士として服役した事で壊滅。

詳細は項目を参照。

◆魚人島出身者

CV:村松康雄(248話 - 322話)、石川ひろあき(967話)
かつてウォーターセブンに存在した造船会社「トムズ・ワーカーズ」の社長。コンゴウフグの魚人。
ロジャー海賊団の海賊船「オーロ・ジャクソン号」や海列車を建造した伝説の船大工。

CV:真山亜子
元「トムズ・ワーカーズ」の美人秘書。シラウオの人魚。
トムを慕って魚人島からウォーターセブンにやって来た。
現在はふくよかな体型かつアルコール中毒気味で常時酔っぱらっているが、24年前の時点では顔こそ老けているもののスタイルは抜群で、更に若い頃は絶世の人魚だった。
麦わらの一味と初めて出会った人魚でもある。

CV:高木渉
フライング海賊団船長。ネコザメの魚人であり、足が4本ある。
深海を彷徨う海賊「バンダー・デッケン」の子孫であり、先祖が追い求めていた「海王類を従える伝説の人魚姫」が、
リュウグウ王国王女しらほし姫だと確信し、彼女を物にするためにストーカーまがいの求婚を繰り返している。



追記・修正は人間と交友してからお願いします。

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最終更新:2024年02月02日 11:18

*1 ジンベエの七武海加入は種族間の和解の象徴とされた。

*2 世界貴族の意見はレヴェリーでも大きな影響力を持つ。

*3 凄まじい浮力を持つ木で、アラバスタ編で悪魔の実の能力者のMr.3が水に浮いていたのもこの木片の上に身体が乗っていたからとされる。

*4 シャボンディ諸島に程近い旧海軍本部「マリンフォード」や聖地マリージョアもシャボンの効果範囲に含まれる模様で、白ひげ海賊団は頂上戦争の折りにコーティング船で海中からマリンフォード湾内に侵入した他、マリージョアでは人魚用に強化シャボンの浮き輪が用意されている。

*5 常に雷が降り注いでおり、頂上戦争後にウルージさん一行が辿り着いている。

*6 ネプチューンと結婚する以前から政治デモを行っていたが、当時は周囲からの反応は良くなかった。

*7 トラベレーターは地下で大勢の奴隷達により人力で動かしている。

*8 シャーリーのビジョンを描いたコマではルフィに見えるシルエットしか描かれておらず、本当にルフィなのかはボカした描写になっている