キノケロ水路/ワイン川のほとり(スーパーマリオRPG)

登録日:2023/12/28 Thu 00:10:10
更新日:2025/05/11 Sun 23:49:30
所要時間:約 7 分で読めます





「キノケロ水路」及び「ワイン川のほとり」とは、ゲーム『スーパーマリオRPG』に登場するエリアである。


【概要】


ケンゾールを撃退してキノコ城の危機を救ったマリオマロ
2人はマロとカエル仙人が住むケロケロ湖に行こうとするが、その途中で通るエリアが「キノケロ水路」及び「ワイン川のほとり」である。

【キノケロ水路】


前述の通り、キノコ城とケロケロ湖を結ぶ水路。ネーミングの由来もおそらくここから。
ベロ~ム」が出るとの噂があり、マロにも恐れられている。(マロはキノコ城に来るときはここを通らなかったのだろうか?)
ケンゾールを倒してキノコ大臣に見送られてこのダンジョンに来ることができるが、その前に道具屋に寄ってきちんとおつかいを済ませておこう。
(なお、おつかいを済ませなくてもこの時点ではストーリーを進められるが、マロの武器の「ケロケロのつえ」を貰えなくなってしまう他、ある時点からストーリーを進められなくなってしまう。)

水路の入り口に到着すると、マロがまず土管に入るので、マリオも後を追って土管に入ろう。(ちなみに、マップに出ようとすると、マロが慌てて土管から出て追いかけてくる。)
キノケロ水路は、たくさんのエリアが土管で繋がれた暗いダンジョンで、水路の名の通り、所々に水が溜まっている。
迷路のように迷いやすい構造であり、特に初心者は迷ってうろうろすることになるだろう。
もちろん宝箱もいくつかあるが、とある場所には罠が待ち受けている

【登場するモンスター】

シリーズおなじみの魚の敵。水中に登場し、通常攻撃しかしてこない。
弱点なので、でんげきビリリで楽に倒せるだろう。

  • チュータロウ
青いネズミのモンスター。通常攻撃の他に攻撃を仕掛けてくる。逃げることもある。弱点。
後に「ハナチャンの森」でも登場する。

なにかんがえてるの」の元ネタは「新・オバケのQ太郎」の主題歌。

シリーズおなじみの幽霊。現れたり消えたりする。
こちらを恐怖状態にしてきたり、雷属性の魔法を使用したりする。ジャンプは無効。
防御力が0で全モンスター中最低(クリボーより低い。防御力0の敵は他にもいる)なので、マロの素手でも十分に一撃殺は狙える。
一方で魔法防御はここまでのモンスターでは最高となる。
ラストダンジョンまで上位種が登場しないせいか、最序盤のモンスターではあるがクッパ城のバトルコースにも登場する。

  • ピエール
アンデッドモンスターの一種。こちらを毒や沈黙状態にしてくる。炎弱点。
倒すと高確率で後述の「せいすい」を落とす。

  • シャドウ
アンデッドモンスターの一種で、宙に浮かんでいる。
恐怖攻撃や、ダメージの大きい「しょうげきは」を使う。ジャンプは無効。
HPは85で、リチャードの80を超えて今までの雑魚敵では最高。
しかし、テレサほどではないが防御力は低めなので、通常攻撃連発でも倒せる。
通常攻撃の「ボワン!ズシャン!」という効果音や「くらやみブルブル」など印象深い技を使ってくる。

「なにかんがえてるの」の元ネタは寺尾聰の「SHADOW CITY」の歌詞。子供が分かるかこんなもん。


詳細はリンク先にて。

【エリアの特徴】

水路内にはアンデッド系のモンスターが多く、また状態異常を仕掛けてくる敵が多い。
いままでに登場した状態異常攻撃はハイイヌの「とおぼえ(恐怖)」くらいであったが、このダンジョンより毒や沈黙などの状態異常を使う敵も登場する。
リフレッシュジュースを用意し、状態異常を防ぐバッジも装備しておきたい。
ちなみに、恐怖を防ぐ手段はこの時点では存在しない。

モンスターを倒すとしばしば「せいすい」というアイテムが手に入るが、これはアンデッド系モンスターを一撃で倒せるアイテムである。
実はこのアイテム、この世界ではやたら市場価値が高く、売ると75コインになる他、後に訪れるドゥカティのアイテム引き取り屋(100ポイントごとに特定の攻撃アイテムをもらえる)で25ポイントになる。
金やポイント目当てでせいすいを集めてみるのもいいだろう。

スターの入っている宝箱もあり、チュータロウやテレサを倒して経験値を稼ぐこともできる。
一方、前述の通りに罠の仕掛けられている宝箱もあり、このゲームでは初めてのことなので、初見ではだいぶ困惑するだろう。
しかし罠を突破すれば豪華な報酬をもらうことができる。

水中に土管があり、そのままでは入ることができないが、とある場所のスイッチを踏むと、「どこかで水の抜ける音が聞こえる」のテキストが表示され、水路内の水が全部抜かれるので、土管にも入ることができる。(スイッチの近くのワープトランポリンは入り口まで出るものである。ちなみに水が抜けた後、プクプクは飛び跳ねている。)
土管に入った後は、セーブブロックの近くに出るが、ここではマリオのジャンプでも届かない場所に宝箱と土管が設置されている。
この宝箱は、本来なら今は無視し、後のダンジョンから土管で戻ってきて取る宝箱である。
しかし、「テレサと戦う→逃げる→点滅しているテレサに乗る→高台にジャンプする」の手順で宝箱を取ることができ、この時は本来の中身とは違うフラワーが入っている。(後に正規の手順で宝箱を取りに来ると、宝箱が復活していて本来の中身である「コオロギようかん」も取れる。)
更に、土管に入って先のダンジョンに進もうとすると、進むことができないばかりか、トンダリヤに警告されてしまうので、おとなしく戻ろう。
ちなみにリメイク版でもこの仕様は健在で、宝箱の中身、土管の先のトンダリヤのセリフ等も変わらず存在している。

行き止まりの土管の中に入ると、いよいよ怪物「ベロ~ム」との対面となり、対決することになる。
戦闘の詳細は「ベロ~ム」の項目で。

勝利するとベロ~ムが消えて、押されていた水門のスイッチが戻り、マリオとマロは押し寄せた水に流されることになる…
この時マロが踏み直して抑えようとするが、体重が軽すぎて跳ね飛ばされてしまった。
マリオが踏まなかったのが運の尽き…というより止めてもスイッチから動けないので結局流されるしかなかった模様。

突然水に満たされていく水路。流されてしまったマリオたちの運命やいかに……!

【ワイン川のほとり】


水に流されたマリオたちは、ワイン川に流され、ここで「ワイン川下り」というミニゲームに挑戦することになる。
これまでの重苦しいBGMから一転、やたら陽気で踊りたくなるような軽快な音楽とともにマリオが滝に流されていく。本当におもむろにミニゲームが始まる。
当時はこれがRPG初体験という子も多く、キノケロ水路で散々迷い、べロ~ムのカカシ状態やマロ不在に悩まされ、やっと倒した挙句にこれなので唖然とするプレイヤーもいるだろう。
ワイン川下りは滝コースと川コースがあり、ここでマリオはコインを集めることになる。

滝コースでは、滝の流れの中をマリオがゆっくり落下していくので、滝の途中のコインを集めていくことになる。
Bボタンを連打すると少し浮き上がることができるが、早く連打をしすぎると逆に効果が薄くなる。
滝コースでは、初訪問時は普通のコインに混じって4枚のカエルコインがあるので取得しておこう(1回取ると、次からは普通のコインになる)。
また、滝の途中の穴に入ることもできる。モンスターが寸劇を行う中をマリオが何もできずくるくると回って流されていくシュールな図である。
フラワーやカエルコインが手に入る穴もあるので、ぜひ何回も挑戦してアイテムを取りきっておきたい…が、入るとコインを失う穴もあるので要注意。
取れなくなるコインがあるため、100枚狙いの時はむしろ単なる障害物扱いとなる。

滝の一番下まで着くと次は川コース。
マリオが水に浮かぶタルに乗って進んで行くので、ジャンプしながらコインを集めることになる。
タルの乗り換え地点では、乗り換え直前にジャンプし、うまく乗り換える必要がある。
乗り換えに失敗すると強制的にコース変更になる。
基本的には手前ルートを進み、タルをきちんと乗り換える必要があるが、コインを多く集めるには、あえて4回に1回はコース変更をして奥のルートを進む必要がある。わざとタルをぶつけてコース変更した直後にジャンプして取るコインは取り逃しやすいので注意。
また、時々水面から魚が現れ、触れるとコインを失うので、ジャンプで避けるようにしよう。

川コースを終えるとゴールに到着し、ここを出るとケロケロ湖への到着となる。
ここで取得したコインの枚数に応じて担当者よりカエルコインをもらうことができる。
「コイン○○枚(初回は60枚)あたりカエルコイン1枚」という風にカエルコインをもらうことができ、目標より多く取得したコインは担当者が預かることになる。
2回目以降の挑戦では、預かったコインと取得したコインの合計枚数に応じてカエルコインがもらえる。
また、最初にゴールに到着した際には、「流れてきた」という「ノコノコこうら」をもらうことができ、マリオの武器となる。
2回目以降の挑戦は、ゴール地点から直接行くにはトランポリンで行くことになるが、コイン30枚が必要となる。
一方、再びキノケロ水路に入り、ベロ~ムと戦ったエリアに行く土管に入ると、無料でワイン川下りをすることができるので、コインを節約したい人は参考に。

ちなみに、後に訪れるドゥカティで花火を買い、ぴかぴか石、およびカルボクッキーと交換し、カルボクッキーを町のとある場所の子供に食べさせると、2回に1回その子供が席を外し、空いたバケツからなぜかワイン川に行くことができる(もう片方はカエルコイン)。
この際はゴールの担当者が不在となり、取ったコインをそのまま自分のコインにすることができる。
ただし、元のはなびが500コインなことを考えると、対価として見合っているかと言われるとさっぱり割に合っていないため、
EDの特別演出のために花火をせっせと買う人はだんだん「花火を購入後、即売却」を繰り返すようになる。

このワイン川下り、慣れてくれば安定してコインを90枚以上取得することができるようになり、序盤では貴重なカエルコイン稼ぎの手段となる。ハナチャン踏みで稼げる人はそちらが速いかもしれないが
しかし、100枚を狙うとなると、取得の難しい、最初の滝の穴の右側のコインまで取らねばならず、かなり難しい。100枚取れると特別報酬として「カエルコイン5枚」が手に入る(リメイク前)。
ぜひ何回もやってハイスコアに挑戦したい。

ちなみに、Switchのリメイク版においてはワイン川下りのミニゲームの難易度がかなり引き上げられており、
原作の頃には避けやすかった魚の挙動が分かりづらくなり、かつぶつかるタイミングと変更されてることからぶつかりやすくなっていたり、
ルートを間違えると100%回避不可能な魚が背後から来たりと、湯水のような勢いでコインが失われていく仕様となっている。
そんな鬼畜難易度なのに100コイン取った際のたびのアルバムが用意されてるという…スタッフは鬼か!
リメイク版のBGMはブルーグラス風になっており、ゲーム音楽というよりもテーマパークのような軽快な陽気さが加味されている。
やっぱり……下村陽子の音楽を……最高やな!



あ、こんにちは!
あなたがこの項目の読破にかかった時間は……だいたい7分!
アニヲタwikiでは時間をかけると追記・修正ができるよ!
詳しくは右メニューの「りどみ(基本ルール)」で聞いてね。
残った項目はこれを読んでるあなたに追記・修正をお任せしておくよ!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • スーパーマリオRPG
  • ダンジョン
  • キノケロ水路
  • ワイン川のほとり
  • 水路
  • 迷路
  • 土管
  • 宝箱
  • ベロ~ム
  • ワイン川
  • ミニゲーム
  • マリオ
最終更新:2025年05月11日 23:49