登録日:2010/12/03 Fri 23:55:11
更新日:2025/04/03 Thu 19:40:40
所要時間:約 5 分で読めます
花の都で大評判! 不景気風もなんのその!
心ときめき、頭ひらめき、力めきめき!
怪盗きらめきマン1号!
同じく2号!
予告状通り、ただいま参上!!
【説明しよう!】
シリーズ唯一テレ東で制作された作品で、何と
17年ぶりの新作。しかし…平均視聴率は何と3.6%。
イタダキマンより大幅に低い。
低視聴率の背景には、
- 子供達がテレビを見る状況が変わった事(昔はリアルタイムで見ていたが、放送当時は録画組が多かった)
- テレビ東京ならではのお色気シーンの規制
- 更にアドリブも規制
- 更に更にテレビ東京系列各局のカバーエリアの少なさ
- メディアミックス展開の不足。具体的に書くと、おもちゃが一切発売されなかった。
- ナレーションが『ぶらり途中下車の旅』風
- そもそもこの時間帯のアニメは視聴率が悪い(ケロロ軍曹など例外はある)
とまあこんな困難な状況にもかかわらず打ち切られる事無くきっちり26話作られたのはある意味奇跡だろう。
しかも、テレ東以外の放送局は
山形県の山形テレビと
滋賀県のびわ湖放送のみだった。
そんな今作だが、主役は
ヤッターマンから
タイムパトロール隊 オタスケマンのような1号&2号コンビで構成。
しかし、1号と2号ポジの性別を逆転させた怪盗として活躍したり、彼らの敵である三悪トリオが警察官として登場している。
キャラクターデザインは
ヤットデタマンからシリーズのサブキャラデザインを務め、後にヤッターマンリメイク版と
プリキュアシリーズのコミカライズを手掛ける『上北ふたご』こと上北実那&希沙姉妹。
ナレーションはあの
ドクロベエ様こと滝口順平が務めているのも特徴だべ~!
【ストーリー】
舞台は超スーパーリッチな人々が住む街・オーグオンシティ。
ジュテーム署署長オデコロンの娘リップの元にやって来た謎の青年パフ…彼は500年後の未来から、リキッド博士の命を受けてゴールドアイというお宝を探しにやって来たのだった。
怪盗きらめきマンとしてゴールドアイを探す二人の前に現れたのはジュテーム署の窓際刑事・花の刑事トリオの三人。
はたしてゴールドアイとは…!?
【登場人物】
CV:
川上とも子
セント・メルシー学園に通う16歳の女子高生の
ボクっ娘。
甘やかされて育った為にワガママで勝ち気な性格で、いつもパフを振り回している。
趣味は格闘技観賞と買い物で、父親に内緒で
怪盗やっていることにやや罪悪感を感じることもある。
きらめきマン1号に変身後はビリっとしびれるエレスティックが武器。
中の人である
川上とも子は元ピンク・ピッギーズ(シリーズの主題歌や挿入歌を歌うコーラスグループ)の一員で、大のタイムボカンファン。
風邪にもかかわらず「何が何でも受けなければ」とオーディションに行ったらしい。
サブタイトルコールを言うのは彼女の役。
CV:岡野浩介
リキッド博士の指令でゴールドアイを探す未来人。
リップの家に居候し家事一般や雑務、果ては
自動車の運転までもこなす健気な
草食系男子で、寝坊したリップの通学も彼が務めている。
きらめきマンのホームページ運営や予告状をジュテーム署に送信するのも彼の役。
きらめきマン2号に変身後はオートメジャーという
ヨーヨーが武器。
アイキャッチのタイトルコールは彼が務める。
タイムボカンシリーズ原作者・笹川ひろし氏の描いた四コマには彼がきらめきマン代表として登場している。
ドンマイ、リップ。タイムボカンシリーズは基本的に
男が主役なんだよ…。
CV:
小桜エツコ
ゴールドアイの情報収集および鑑定を担当する小型
ロボット。
郵便ポストのごとき赤いボディとeメール型のディスプレイ、シリーズ一毒舌なキャラが特徴。
いつも自分を頼るパフに呆れながらも情報検索をきちんとこなし、
パソコンにデータ送信する。
CV:小原乃梨子
花のジュテーム署捜査一課……の片隅にぽつんと置かれた捜査ス課所属の女刑事。花も恥じらう27歳の乙女。
他の二人同様署内ではお荷物扱いされており、きらめきマンを逮捕する事で地位の向上を狙うが詰めが甘く失敗ばかり。
上北ふたご姉妹のデザインによるものか、シリーズ一可愛い。
合言葉は「ウイウイサッサー!」
CV:八奈見乗児
年齢は29歳の頭脳担当。
当然メカ作りは天才的だがダジャレのセンスは最悪で、思わず辺りが身も心も冷えちゃうほど。
「一芸さんいらっしゃい」という彼専用のコーナーがある。
実は最初の時点でゴールドアイを拾っていた
CV:
たてかべ和也
カラオケ大好きの30歳。
ウニを殻ごと食べる程の食欲と怪力が自慢だが、本編で発揮される事はなかった。
マンガみたいな古典的な罠に引っかかったり、飛び去るきらめきマンを飛んで追っかけるほど猪突猛進。
おしおき代わりの「今週の反省会」で坊主役を務める事もあるものの、
相変わらず空気。
CV:山本正之
500年後の未来で活躍する大泥棒で、刑事トリオの資金提供先。ヒエールの子孫。
今回の黒幕だが、実は一連の騒動は彼の壮大な自業自得である。
CV:青森伸
リップの父であるジュテーム署署長。
その名の通りハゲ…いやいや、おでこがでかくモミアゲとカイゼル髭が特徴。
CV:中島聡彦
ジュテーム署捜査一課署長で、オンドレーよりも大きい頭が特徴。
神出鬼没のきらめきマンだけでなく、署内でも足を引っ張る窓際刑事トリオに「オーマイガッ!」と嘆いている。
CV:
高橋美佳子
自称・花の署捜査一課のマスコット兼お茶くみ係。
ヒエールも彼女に鼻の下を伸ばしているが、まったく報われていない。
あの人達。
喫茶『ドロンボー』を経営している。刑事トリオは常連客で、個々に血縁関係。
あの人達。海の家を経営している。やはり刑事トリオとは血縁関係。
竜宮城の回でゲスト出演した「未来警察ウラシマン」のキャラ達。
【登場メカ】
CV:
小林由美子、木村郁絵
きらめきマンが乗るウルトラ・スーパー・デラックスメカ。
普段は貴婦人風の姿で「オーグオンシティの平和の象徴」として右手のパラソルをプロペラ代わりに回転させて優雅に飛んでいる。
しかしリップ達がきらめきマンに変身した後はスカート部に上半身を収納し、スカートの赤い部分が開いて肩アーマになると同時にオーバーオールを着てシルクハットにアイマスクをつけたオレンジと茶の猫顔が現れ、肩アーマから腕が出て、更に後方から大きな尻尾が現れ泥棒風の猫ちゃんにモードチェンジする。
武装はあるにはあるがはっきり言って弱い。
ただトッタルニャンは猫だけあって愛嬌のあるキャラなので商品化してほしいところだった。
- おでかけフクブクロ/トッタルフグロー/トッタルぶくろう
CV:伊東絵実(おでかけフクブクロ)、
浅野真澄(トッタルぶくろう)
第14話で初登場した気球メカ。フグ型のトッタルフグローとフクロウ型のトッタルぶくろうに変形。
フクブクロで空中、フグローで水中、ぶくろうで地中と空中を行動範囲とする。
CV:滝口順平
花の刑事トリオに指令を出す謎の土偶型メカ。何故か酒に弱い。
しかし、あくまでスポンサーであって上司ではなく失敗してもオシオキはない。ただ、反省を促すのみである。
微妙にヒエールを贔屓しているらしい……
実は当初きらめきマン側のメカになり、大巨神並にカッコいいロボットに変形するはずだったが、「怪盗っぽくない」という理由で敵側扱いになった。
CV:遠藤純一
刑事トリオが乗るコアメカ。ヒエールが備品の
パトカーを
ブルドッグ型に改造したもので、
彼の「今週の大変身~!プチっとな!」の掛け声で割れた空中から飛んで来る部品と合体する。
CV:
古谷徹
一話限り登場したゲストメカ(ちなみにこの回のサブタイトルは「
スパロボ大決戦!」)
見た目は強そうだが、中身は超ネガティブ。自分で自分を褒めたたえる事で強くなるが、本来は戦闘目的のメカではない。
【余談】
リメイク版
ヤッターマンの三悪大集合に出られなかったり
(まぁ、主人公側が怪盗側で三バカが警察側だし、歌の歌い出しからして主人公側が悪側になってしまっているから仕方がない?)、嵐が歌う実写版ヤッターマンの主題歌PVにも出られなかったりのと扱いの悪い本作だが、山本正之氏による熱い
主題歌や甲本ヒロト氏が歌う
EDは評価が高い。
またストーリー自体は強引な所はあるものの、タイムボカンシリーズのメインライターを勤めた小山高生氏による脚本は一話一話に教訓めいた内容を感じる事が出来る。
放送当時は評判が悪かったものの、Yahoo動画が公開された時は中々の手応えだったようだ。
さらに2010年にはDVDの発売とレンタルが開始。きらめきマンファンにとって春の時代到来である。
また、当時の視聴者の中には大人子供問わず、タイムボカンシリーズということを気にせずに楽しく見ていた人や、初めて見るタイムボカンシリーズを楽しんでいた人も少なからずいる。
例えば、朝に他のアニメと共に放送されたのをビデオに録って後で楽しく見るなど(地方の大人子供もこれが多い)。
「右も左も真っ暗闇の、二十世紀も世紀末」
「西に放置がはびこるならば、駆けつけ叩いて追記して」
「東に悪文のさばるならば、やめなさいよと修正し」
「平成の世に、キラリと輝くwiki篭り」
「天に代わって悪を討つ!!」
- ゴールドアイの中身とパフのおじいちゃんの理屈が・・・オイ!パフとリップは他のシリーズのようにカップルになれないのだが・・・これは仕方がない。主人公二人が怪盗で3人組が警察官というのも面白かった(前番組がリヴァイアスだっただけにカンフル剤や清涼剤みたいなアニメだった) -- 名無しさん (2013-11-10 22:26:49)
- オンドレーの一子相伝の技「痛みの舞」(歯が痛いときにアチコチをボコって歯の痛みをなくす)というとんでもない技をヒエールに掛けるなどギャグがつぼにはまった。 -- 名無しさん (2013-11-23 22:17:49)
- 浜辺で海の家をやっていたワルサーとグロッキーがヒエールとオンドレーをみて「同じ匂いがする」といっていたがわかるものなんだな。 -- 名無しさん (2014-10-10 22:34:10)
- 「リップざまぁwww」は要らんやろ -- 名無しさん (2015-03-31 00:38:21)
- 子供の頃普通に楽しんでみてたけどこんな人気なかったのかってびっくりした… -- 名無しさん (2015-06-24 20:21:28)
- 説明を見て余計川上とも子の夭逝が悲しくなった。 -- 名無しさん (2016-12-03 12:35:34)
- 自分的には悪くはなかったと思うけどなぁ。 -- 名無しさん (2016-12-03 12:38:45)
- タイトルの通り、2000年代に進出したタイムボカンとして佳作だと思う。というか周辺のごたごたはあれど、1号可愛かった -- 名無しさん (2018-06-20 00:24:30)
- 刑事トリオがUFOキャッチャーのぬいぐるみになるシーン。丹平からイッパツマンまでの善玉のぬいぐるみは沢山あるのに、どうみてもイタダキマンのぬいぐるみらしき物が、どう見てもありません…。何故だ!? -- 名無しさん (2018-06-20 01:18:42)
- Gyaoでも配信中だって? -- 名無しさん (2018-09-06 20:26:06)
- ぶっちゃけさあ、不人気の原因はタイムボカンをオマージュしてて人気も高かった「モンコレナイト」が同時期に放送されてたからだよね。 -- 名無しさん (2018-09-06 21:17:20)
- さすがに今までのタイムボカンみたいにお色気シーンとかはなかったしな…(時折リップがエロく見えるシーンもあるにはあったけど) -- 名無しさん (2021-07-01 20:26:12)
- リップ(口紅)、パフ(ファンデーションをつけるやつ)、オーデコロンか。 -- 名無しさん (2024-06-29 09:05:08)
- テレビ大阪でもやってたけど、同時ではなかったのかな -- 名無しさん (2025-04-03 18:50:27)
- きらめきマン1号で女の子のぴっちりスーツに目覚めたわ -- 名無しさん (2025-04-03 19:40:40)
最終更新:2025年04月03日 19:40