登録日:2024/10/14 (Mon) 21:57:00
更新日:2024/10/21 Mon 22:52:14
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『
デッドライジング ゾンビのいけにえ』(
Dead Rising: Chop Till You Drop)とは、2009年2月に発売された
カプコンのゾンビパラダイスアクションゲーム。
Wii専用ゲームソフト。
概要
『デッドライジング』のリメイク作としては後の『
デッドライジング デラックスリマスター(DRDR)』が存在するが、『DRDR』はゲームエンジンこそ異なるもののゲームシステムは共通でオリジナル版を単純にアップグレードしたものとなっているのに対し、
本作は
根本的なゲーム性そのものから異なる
ものとなっている。
そのため本作はリメイクとは言うもののストーリーやキャラクター、世界観等以外は
全くの別作品
と言っていい。
なぜこのようなリメイクとなり、かつマシンスペックがオリジナル版のXbox360に近いPS3ではなくWiiなのかというと、Wii版『バイオ4』の操作が非常に好評で、「
この操作のゲームがもっと欲しい
」というユーザーの声に答えた結果とのこと。
ゲームシステム
難易度
オリジナル版では難易度は固定だったが、本作ではイージー、ノーマル、ハードから選択できる。
リニア式ゲーム
オリジナル版ではゲームオーバー条件が「フランクさんの死亡」のみだったが、本作ではメインケースやミッションを失敗してもゲームオーバーとなるため、それに伴いエンディングも一つだけしかない一本道のゲームとなった。
ビハインドビュー&ラジコン操作
スティックを傾けた方向に移動するオリジナル版と違い、『バイオ4』同様のビハインドビュー(常にフランクさんの背中を画面中央に納める視点)かつラジコン操作(スティックを上下に傾けると前進・後退し左右に傾けると旋回する)。
そのため『バイオ4』経験者なら快適に操作できるがオリジナル版経験者は戸惑うことになる。
Wiiリモコンによるシューティング
『バイオ4』と同様にWiiリモコンで狙って撃つシューター要素が全面に押し出され、『バイオ4』に登場した銃が
そのままの見た目と名称で
流用されている。
なお、本作では『バイオ4』では構え方がおかしかったライオットガンを「正しく」構えている。
メイン武器、サブ武器
ハンドガン系、ショットガン系、ライフル系、投擲系の4種の武器はメイン武器と呼ばれ、メニュー画面のアイテムスロットに保管される。
これらの武器はストーリーを進めることで入手したり、後述の「クレタスのガンショップ」で購入したり売却できる。
なお、メイン武器は『バイオ5』と同様に装備スロットに入れることで十字キーでリアルタイムで持ち替え可能となっており、いちいちメニュー画面を開いて武器を変えなければならなかった『バイオ4』より改善されている。
サブ武器はオリジナル版のようにあちこちで拾うことができる一つしか持てない代わりにアイテムスロットには入らない近接武器で、耐久力が尽きると壊れてしまうが
レベルアップにより耐久力や攻撃力が強化
されていく。
サブ武器には通常攻撃と強攻撃があり、強攻撃にはボス以外の敵を大きく怯ませる効果がある。
また、一部のサブ武器は「本」を購入することで連続攻撃が可能となり、更に耐久力も増す。
なお、両手で持ち運ぶ武器に限りサブ武器とは別に持ち歩けるが、体術を繰り出したり敵の攻撃を受けると手放してしまう。
サブ武器を持っていない場合は素手でのパンチとなる。
因みに『バイオ4』のレオンは常に銃を持っているが、フランクさんはどのメイン武器を装備していようがサブ武器を持っていない限りは素手であり、構えた瞬間に
どこからともなく銃を取り出す。
体術&QTE
『バイオ4』同様に敵の頭や足を撃って怯ませてから近付いて画面上に表示されるボタン入力やリモコンシェイクの指示を成功させると様々な体術を繰り出せる。
また、一部のサブ武器を所持している場合は体術の代わりにサブ武器による特殊攻撃が発動する。
主人公がフランクさんなため『バイオ5』のクリスよりも大暴れできる。
最初は「フットボールタックル」しか技が無いが、後述の「クレタスのガンショップ」で「本」を購入することで使える技が増えていく。
また、ボスの特定の攻撃時に表示されるQTEに成功するとフライングドッジ(前転)で回避したり特別な体術で反撃できる。
レベルアップ
オリジナル版同様に敵を倒したりミッションをクリアすることでPPと呼ばれる経験値を獲得し、一定値までPPが貯まるとレベルアップする。
レベルアップにより強化される要素は
アイテムスロット、サブ武器の耐久力、サブ武器の威力、「本」の追加
の4つとなった。
なお、体力の最大値はミックスジュース(白)で増やすことができ、スキルはレベルアップでガンショップに追加される「本」を購入することで習得できる。
また、歩行速度は最初から最速になっている。
ゾンビの同時出現数の減少
オリジナル版はXBOX360の性能の限界を引き出したゲームとして知られており、画面を埋め尽くすほどの大量のゾンビが特徴であった。
マシンスペックに大きな差がある本作では同時に出現させられるゾンビの数は大幅に少なくなっている。
しかしそこは創意工夫のカプコン。
倒しても倒してもフランクさんの近くに常にゾンビが出現し続ける
という手段で見事に「ゾンビパラダイス」を再現すると同時に、
フランクさんでなければ絶望しかない世界観
を表現している。
なお、倒した敵は消滅する。
クレタスのガンショップ
オリジナル版ではボスの一人に過ぎなかったクレタスが、本作では倒したあとに改心し、『バイオ4』の武器商人の役割を担う。
『バイオ4』に登場した各種銃や弾薬スロット、スキルを習得できる「本」を購入できる。
また、要らなくなった武器の売却も可能。
ただし
武器の改造は出来ない。
後述のグレッグを救出して以降は守衛室からガンショップに行けるようになる(厳密にはガンショップまで行く描写が省かれる)。
本
レベルアップに伴いクレタスのガンショップに陳列されていく。
購入するとスキルを会得でき、
二度と手放さない。
もう忘れっぽいとは言わせない。
なお『デッドライジング4』ではフランクさんが「俺のポケットって大きいんだな~」とネタにしている。
オティスのミッション
オティスから知らされた要救助者を救出して守衛室までエスコートするオリジナル版ではサブクエ扱いだった「サイドケース」は、本作では「ミッション」と呼び方が変わり
クリア必須
となった。
そのため本作では
要救助者が死ぬとゲームオーバー
になる。
ただし、複数の生存者を同時にエスコートするミッションの場合は
一人でも生き残っていたらクリア
となる。
守衛室まで辿り着くとPPを獲得し、かかった時間や受けたダメージ量、倒した敵の数に応じてS~Dで評価される。
また、条件を満たさなければ解放されないミッションもある。
同行者
本作ではエスコートする生存者を担いだり手を繋いだりはできず、『バイオ4』のアシュリーのようにフランクさんの後ろについてくる。
ただし距離が離れるとフランクさんを見失うため呼び掛けなければならない。
また、
オリジナル版最大の欠点であるAIは改善
されているためそれほどストレスはないが、足を怪我した生存者なども無理させて歩かせるため
罪悪感を感じる
かもしれない。
グレッグの近道
オリジナル版では出番が一度きりだったオティスの同僚であるグレッグを救出すると、本作では「クレタスのガンショップ」や要救助者のいるエリアまで近道で案内してくれるようになる。
ただし、要救助者の近くに行く場合に限りチップを要求してくる。
また、近道を使うとクリアランクが下がってしまうため、
よっぽど面倒臭い時
以外は使わない方がいい。
お金
本作では『バイオ4』と同様にお金の概念があり、「クレタスのガンショップ」や「グレッグの近道」を利用する時に使用する。
舞台がアメリカなので$だと思われるが単位は表示されない。
アイテムドロップ
本作では『バイオ4』と同様に敵を倒すとランダムでアイテムをドロップする。
通常のゾンビは弾薬もしくはお金を落とすが、強力な敵は決まったアイテムをドロップする。
カメラ撮影要素の廃止
オリジナル版ではPPを稼ぐ手段の一つであったカメラ撮影が完全に廃止された(一応一部のイベントでは使う)。
しかしフランクさんは相変わらず常に左手にカメラを持っている。
ジャンプの廃止
ゲーム性の変化に伴いジャンプアクションが廃止され、ジャンプ関連の体術(ジャンプキック、ウォールキック、ニー・ドロップ、サマーソルトキック、ラウンドハウスキック等)も廃止された。
SD画質
マシンスペックの差により、HD画質なオリジナル版と違いSD画質となっている。
プリレンダリングムービー
カットシーンはリアルタイムレンダからプリレンダになっており、そのためコスチュームなどはムービーシーンには反映されない。
一部サイコパスの削除、ゾンビ化
ボスであるサイコパスの内、ポールは完全にリストラされた。
また、ジョー、ケント、クリフの三名は『バイオ4』のチェーンソー男的な存在の小ボスゾンビとして
複数体
登場する。
地下搬入路の仕様変更
地下搬入路はミニゲームや一部のボス戦でのみ入れるエリアとなり、必ず乗り物に乗って入ることになる。
また、道中で乗り物を放棄したりはできない。
ボス戦では車が壊れるとゲームオーバーとなる。
ガガガSPのMV
ガガガSPのMV「デッドライジング」が収録されている。
クリア後コンテンツ
本作はリニア式ゲームになっているためオーバータイムモードが本編と地続きの単なる最終チャプターという扱いになっている。
また、オリジナル版の無限モードも削除されている。
代わりに本作では「
チャレンジ・クエスツ
」と「
ザ・スナイパー
」というミニゲーム集が解放される。
クエストをクリアすると新たなクエストが解放されていく。
チャレンジ・クエスツ
様々な条件を決められたアイテム、レベルでクリアしていくミニゲーム集。
ザ・スナイパー
チャレンジ・クエスツの最初の4つのクエストをクリアすると解放されるモード。
こちらはその場から動かずにスナイパーでターゲットを撃ち抜いていくミニゲーム集。
ストーリー
2006年9月19日。
アメリカ合衆国コロラド州ウィラメッテにフリージャーナリストの
フランク・ウェストがやって来た。
謎の暴動を調査するため、民間のヘリをチャーターして取材しに来たのだ。
だが、そこで起こっていたのは暴動などではなく
ゾンビアウトブレイク
であった。
フランクは事件の真相を探るため、パイロットに3日後に迎えに来るよう約束させてから唯一のショッピングモールである「ウィラメッテ・パークビュー・モール」の屋上に降り立つのだった……。
登場キャラクター
オリジナル版と全く同じなため詳細は割愛。
メインキャラクター
声:テレンス・J・ロトロ
元プロレスラーにして元戦場カメラマンのフリー記者。
人を撃ったことは一度もないそうだが完璧に使いこなす。
リロードもできる(感動)
。
最初に所持するハンドガンはブラックテイルだが、序盤で壊れてしまう。
ラジコン操作になりジャンプもできなくなり弱体化したかと思いきや本作では
歩く武器庫
と化しており、様々な銃で大量のゾンビをなぎ倒す。
また、本を購入することで様々なプロレス技を習得していき、最終的には
モツ抜きを会得する
ため結局本作のフランクさんもバイオ主人公勢と比較しても尚別格の超人である。
本「筋肉を増やす方法」を購入すると何故か受けるダメージが半分になるし、青ジュースor黒ジュースを飲むと確率でロックマンに変身する。
習得する体術は以下の通り。
サブ武器を持っていない時に繰り出せるただのパンチ。最初はゾンビを怯ませるのにも苦労する。
本「こぶしの出し方 Q&A」により三倍の威力になり、
体力の低いゾンビならワンパンで倒せる
ようになる。
また、強パンチは
防弾ヘルメットと防弾マスクを身に付けた特殊部隊すら怯ませる
ため、以下の体術に繋げることができる。
最初から会得しているアメフトの
悪質タックル。
怯ませた敵を吹っ飛ばす。
すんごい吹っ飛ぶ。
本「体術 ハンマースロウ」を購入すると会得できる。
プロレスで相手をリングネットに無理やり走らせるアレ。
オリジナル版同様にぶっ壊れ技で、無理矢理走らせた敵は他の敵を巻き込んでいく。絶対途中から自力で走ってる気がする
壁に激突した敵は
即死
する。
本「体術 スープレックス」を購入すると会得できる。
プロレスの投げ技で『バイオ4』のレオンもベリィ・トゥ・ベリィ名義で使用していた。
しかし地面に相手の頭を叩きつけていたレオンと違いフランクさんはすごい勢いで後方に投げ飛ばしている。
投げられた敵は
即死
する。
本「体術 ゴッドハンド」を購入すると会得できる。
「はらわた掴み」という別名もあり、ファンからは
モツ抜き
と呼ばれている。
防弾服を貫通するパンチ
で腹に穴を開け引きずりだす。
ゾンビもカルトも
フルボディアーマースーツを着た特殊部隊も
みんな等しく腹に穴があいて
即死
する。
因みに本作ではラスボスへのトドメもこの技であり、後の『デラックスリマスター』でも引き継がれた。
ラスボスは間違っても善人では無いが、かと言って救いようの無い極悪人ってわけでもないため少し可哀想
本「体術 ジャイアントスイング」を購入すると会得できる。
プロレスの相手をグルングルン振り回すアレ。
倒れた敵にくりだせる。
もちろん相手は
即死
する。
本「体術 ネックツイスト」を購入すると会得できる。
プロレスの背後から裸締めするアレ。
フランクさんは力を制御できない悲しきモンスターなため海外版では首が吹っ飛ぶ。
当然のように相手は
即死
する。
◇ブラッド・ガリソン
声:TJ・ストーム
国家安全保障省のエージェントである屈強な黒人男性。
オリジナル版同様にカリートとのボス戦で共闘する。
最終的にゾンビ化するが、オリジナル版と違い
ボス並の体力になっている。
◇ジェシカ・“ジェシー”・マッカーニー
声:ローラ・ナポリ
国家安全保障省の新人エージェントである白人女性。
こちらもオリジナル版同様にゾンビ化するが、やはり
ボス並の体力になっている。
◇ラッセル・バーナビー
声:フィル・プロクター
昆虫学博士。
パチャカマック川周辺に建てられたアメリカの研究施設であるサンタ・カベザ畜産研究所の元所長。
本作ではカリートとの二度目のボス戦でじわじわと体力が減っていく。
◇オティス・ワシントン
ウィラメッテ・パークビュー・モールの従業員である黒人のお爺さん。
守衛室にいる彼に話し掛けるとミッションがスタートする。
ゲームシステムの都合上
全くKYじゃない。
また、チャレンジクエスツやザスナイパーのクエストも彼が出しており、ボスラッシである「オティスの挑戦状」では背景に常にオティスがいて非常にシュール。
◇グレッグ・シンプソン
オティスの同僚の白人男性。
道化師アダムに捕まっていたがフランクさんに助けられ近道を教えてくれる。
オリジナル版ではこれぐらいしか活躍しないが本作では守衛室にいる彼に話し掛けるとガンショップや要救助者のいるエリアにワープできる(設定上では近道をエスコートしてくれている)。
ただし要救助者のいるエリアへ行く際にはチップを要求され、ミッションクリアランクも下がってしまう(あくまでも描写が省かれているだけで安全な守衛室から出てフランクさんをエスコートしているため妥当な対価ではある)。
なお、彼が教えてくれる近道は
女子トイレばかり
である。まさかコイツ……?
◇エド・デルーカ
声:デイブ・ヴィッテンベルク
フランクさんがチャーターした観光ヘリコプターのパイロット。
本作ではエンディングが一つになったため
必ず死ぬ。
◇リンゼイ・ハリス
声:スーザン・サイロ
お馴染みババアインパクト。
敵
突然変異したエメラルドゴキブリバチ「Ampulex Compressa Giganteus(通称:ACG)」に卵とウイルスを注入された人間の成れの果て。
ウイルスによって免疫機構や神経系に異常をきたし、生きながらにして身体が腐敗し痛覚も無くなり知能も低くなる。
また、幼体が放つフェロモンによって猛烈な食欲に襲われ生きた人間を食い殺そうとする。
噛まれた人間もウイルスと卵を植え付けられてやがてゾンビになる。
夜は目を赤く光らせ攻撃力が高くなる代わりに体力が5分の1になる。
◇狂走ゾンビ
動きが素早いゾンビ。
序盤に登場するものはオリジナル版の走りゾンビと同じくらいの小走りだが、終盤に登場するものは
スプリンター並の全力疾走
で襲いかかってくる。
体力は通常のゾンビの5分の1くらいしかない。
◇建設作業員ゾンビ
黄色い防災ヘルメットを身に付けたゾンビ。
相変わらずヘルメットはライフルやマグナムすら弾く。
◇カートを押すゾンビ
ショッピングカートを押し続けているゾンビ。
無害。
◇プロパンガスを運ぶゾンビ
車輪つきプロパンガスを運ぶゾンビ。
無害だがボンベを撃つと爆発する。
◇ナイフを持ったゾンビ
ナイフを持ったギャングファッションの黒人ゾンビ。
ナイフで切りつけてくる。
◇警官ゾンビ
ゾンビ化した警官。
オリジナル版ではただ持っていただけの銃を
フランクや生存者に向けて発砲してくる。
この要素は『デッドライジング3』や『デラックスリマスター』にも引き継がれた。
◇女王蜂に寄生されたゾンビ
ACGの整体である「女王蜂」に寄生されたゾンビ。
その場で悶えて動かないが、近付くとフランクさんをスタンさせる吐瀉物を吐き掛ける。
倒すと女王蜂が宿主から離脱する。
捕まえた女王蜂は殺すと警戒フェロモンを放ちそれを感知した幼体はゾンビの身体を破壊して宿主から離脱するため、ゾンビ専用のボムとして機能する。
◇ジョー
オリジナル版に登場したジョー・スレイドにそっくりな高身長で肥満体型の婦警ゾンビ。
両手にスタンガンを持った者と片手にスタンガン、もう片方の手に拳銃を持った者がいる。
耐久力が高く、スタンガンや拳銃で攻撃してくるため攻撃力も高い。
『バイオ4』のチェーンソー男のような小ボスポジションで
複数体
登場する。
女王蜂ボムで殺すと
オリジナル版の死亡シーンそっくりなモーションで
死ぬ。
◇ケント
オリジナル版に登場したケント・スワンソンにそっくりなカメラを首から提げたゾンビ。
拳銃と火炎瓶、ジャンプキックで攻撃してくる。
時折カメラで写真撮影をしたり高笑いするなどゾンビの割には人間くさい。
ジョーと同じく小ボス的存在として複数体登場する。
◇クリフ
オリジナル版に登場したクリフ・ハドソンにそっくりな大男のゾンビ。
マチェーテの二刀流で、普段は暇潰しのように2つの刃をこすり合わせているが、フランクさんや生存者を発見するとマチェーテを振り回しながら突進してくる。
突進してくる時はスーパーアーマー
で、体力、攻撃力もボス以外では最強の小ボス。
◇プードル
リンゼイの愛犬マドンナにそっくりなゾンビ化したプードル。
体力は少ないが俊敏な動きで飛びかかってくる。
たくさんいる。
◇オウム
ゾンビ化したオウム。
公式攻略本ではインコ表記だが倒すと「PARROT(オウム)」と表示されるため間違いである。
突進してくる個体と
手榴弾で爆撃
してくる個体がいる。
流石バカゲー。
◇ゾンビ・ブラッド
ゾンビ化したブラッド。
挙動はただのゾンビだが体力が文字通り桁違いになっている。
スルー可能。
◇ゾンビ・ジェシー
ゾンビ化したジェシー。
ゾンビ化したブラッドより体力は低いが通常のゾンビと比べるとやはり桁違いの体力を持つ。
キーズ兄妹
サンタ・カベザの生存者であるラテン系の兄妹。
復讐としてACGをウィラメッテに放つテロリズムを実行した。
◇カリート・キーズ
声:アレックス・フェルナンデス
兄。実行犯。
オリジナル版同様にフランクさんやブラッドと幾度も戦う。
サブマシンガンP90と手榴弾で武装している。
オリジナル版と違い高所では戦わない。
このボス戦ではブラッドと共闘するため有利だが、ブラッドが死ぬとゲームオーバーになる。
近付くと繰り出してくる回し蹴りに対してはフットボールタックルで反撃できる。
対物ライフルと手榴弾で武装している。
こちらもブラッドとの共闘になるがブラッドや人質にされているバーナビーが死ぬとゲームオーバーとなる。
狙撃はフライングドッジで回避でき、ライフルでの叩きつけや回し蹴りに対してはフットボールタックルで反撃できる。
ライフルからはレーザーポインターが照射されるようになっており、これは『デラックスリマスター』に引き継がれた。
オリジナル版と違い本作ではモール爆破用の爆弾を積んだ小型保冷車を運転して逃走するため、地下搬入路でカーチェイスを繰り広げることになる。
フランクさんが運転する車は四ドア車なので耐久力の面で劣る。
突進はリモコンシェイクで回避できる。
追突したりプロパンガス爆発でダメージを与えることができる。
◇イザベラ・キーズ
声:キム・マイゲスト
妹。テロの幇助者。
オリジナル版同様にバイクの突進と拳銃で攻撃してくる。
突進はフライングドッジで回避できる。
トゥルー・アイ
ゾンビを崇拝する新興カルト。
生存者を生け贄に捧げようとする。
◇ショーン・キーナン
声:ピーター・レナデー
トゥルー・アイの教祖。
本来は両手で扱う儀式用の剣を片手で軽々振り回す、相変わらず人間をやめた動きをする超人。
スライディング切りはフライングドッジで回避できる。
また、一定まで体力を減らした上でこちらも剣を装備するとスライディング切りに対し「切り返し」という特殊な技を発動でき
即死
させられる。
◇カルト教団員
緑のゴブリンマスクと黄色いレインコートを身に付けたトゥルー・アイの信者たち。
ナイフと謎の粉で武装する。
ナイフはともかく粉はフランクさんを気絶させる効果があるため注意。
体力も高く、
明らかに『バイオ4』のガナードよりしぶとい。
フランクさんが使える銃が『バイオ4』と同じなだけあって『デッドライジング』世界の人間がいかに人間離れしているかがわかる。
体術で即死するため積極的に仕掛けていこう。
特殊部隊
ホワイトハウス直属の特殊部隊。
ゾンビ、生存者を問わずに殲滅するためウィラメッテに派遣された。
◇ブロック・メイソン
声:グレッグ・バーガー
サンタ・カベザ殲滅作戦にも参加した特殊部隊の隊長。
マーシャルアーツの達人。
本作のラスボス。
銃と投擲武器が一切効かない
という人間か疑わしい特性を持つが、何故か体術は通用するためオリジナル版同様にステゴロタイマンとなる(サブ武器は持ち込めない)。
パンチはガードされてしまうが特定の攻撃に対してラウンドハウスキックやスープレックス、ジュードースロウで反撃できる。
また、ダウンしたブロックに対してニー・ドロップで追撃できる。
一定まで体力を減らすと両足タックルで押し倒してマウントポジションから何度もぶん殴る残虐ファイトとなる。
体力が尽きるとディスエンボウル(モツ抜き)でトドメを刺せる。逆にディスエンボウルを仕掛けない限り終わらない。
本作のブロック戦の要素は『デラックスリマスター』に引き継がれ、こちらではブロックに一定のダメージを与えるとスタンし、ジュードースロウやジャイアントスイングで追撃できる。
また、ディスエンボウルでドドメなのも同じ。
チャレンジ・クエスツの一部ミッションで闘う際は指定されたサブ武器を持って戦う事が出来るが、オリジナル版やデラックスリマスターと違い本作のブロックは体力も高い為楽勝とはいかない。こちらではディスエンボウルは発動出来ず普通にブロックの体力が尽きれば勝ち。
ブロックは自身の非道行為に開き直っているとは言え命令に従ってる兵士に過ぎず別に黒幕というわけでもないため過剰に残酷に殺されるのは少し可哀想ではある。
◇特殊部隊兵
フルボディーアーマースーツと防弾ヘルメット、防弾防毒マスク、そしてアサルトライフルを装備した特殊部隊の兵士。
『COD』シリーズのジャガーノートのような重武装でマシンガンを正確に撃ってくるためレベルが低い内は強敵だが周回プレイでレベルマックスのフランクさんには
ボディーアーマーをぶち抜く拳でモツを抜かれる
ことになる。
オリジナル版では近付いても撃ってくるだけだったが本作では銃床で殴ってくるようになっている。
マシンガンは奪えない。
◇ヘリメカ
機銃付きの偵察ドローン。
フランクさんを発見すると特殊部隊兵をアラームで呼び寄せる。
◇XM3試作型戦車
AIにより自律制御されたスゲェ戦車。
主砲、ミサイルポッド、ヘリメカを装備している。
オリジナル版同様にボス戦ではシューティングゲームとなり、ジープに備え付けられたM2重機関銃でセンサーを撃つとダメージを与えられる。
サイコパス
ゾンビアウトブレイクに巻き込まれ発狂した人間たち。
フランクさんの挙動が『バイオ4』準拠になった反面、サイコパス達は
ほぼオリジナル版のままの挙動で
ボスとして立ち塞がる。
ただし本作のフランクさんは銃火器を常に持ち歩いておりWiiリモコンで直感的に狙える上に、銃で撃たれた敵は怯むためそれほど苦戦はしない。
なお、ポールの存在が完全に消え、ジョー、ケント、クリフがゾンビになっているためオリジナル版より減っている。
◇クレタス・サムソン
声:ビル・ファーマー
お馴染みの肥満体型のイカれたガンショップの店主。
銃を求めてやってきた生存者のジェイソン・ラムジーを撃ち殺し、フランクさんにも襲いかかってくる。
最初はカウンター越しにショットガンで銃撃してくるが一定のダメージを受けるとカウンターから出てくる。
フランクさんを持ち上げて投げ飛ばすリフトアップに対してはフライングドッジで回避できる。
倒すとオリジナル版ではゾンビ化したジェイソンに食われて死ぬが、本作ではクレタスが死ぬとゲームオーバーになるためゾンビを倒して助けなければならない。
助けると銃の売買や弾薬ストック、本の売却を行ってくれる。
◇アダム・マッキンタイア
声:ジョン・カシル
お馴染みのイカれた道化師。
相変わらず動きは俊敏でサブ武器の攻撃をガードするが銃撃はガードしないため弱体化している。
チェーンソーチョップに対してはジュードースロウで反撃できる。
なお、BGMはオリジナル版のケントのものに変更されている。
◇スティーブン・チャップマン
声:アダム・D・クラーク
お馴染みのイカれたスーパーの店長。
オリジナル版と違い時間制限は無くなったが有効な武器だった鮭も無くなり体力も高くなっている。
突進はフライングドッジで回避できる。
◇ホール家
声:スティーブ・ブラム
声:ジェイソン・スピサク
声:フィリップ・ダンジーニ
お馴染みのライフル協会の具現化であるイカれたスナイパー一家。
本作では彼らのライフルからレーザーポインターが照射されるようになっており、これは『デラックスリマスター』にも引き継がれた。
狙撃はフライングドッジで回避できる。
◇プリズナー
声:デイブ・ヴィッテンベルク
声:デビッド・ベロン
声:ジェームス・マティス三世
お馴染み中庭を軍用ジープで爆走するヒャッハー脱獄囚。
本作ではボス戦全体がQTEバトルになっている。
「逃げる」「避ける」アクションに失敗すると即死する。
QTEの「殴る」に成功するとミゲルからバットを奪って撲殺し、「スリーパーホールド」に成功するとレジナルドに裸締めを仕掛け
首を折る
ことができる。怖っ。
最終的には壁に激突してサムも爆死する。
オリジナルにはこいつらの死亡ムービーが無かったため本作のみの貴重なシーンである。
◇ラリー・チャン
声:マイケル・ヤマ
お馴染みのイカれた肉屋。
モタモタしてるとカリートがミンチになるのも相変わらず。
肉投げ攻撃はフライングドッジで回避できる。
追記、修正は72時間生き延びてからお願いします。
- よく出来てるけど誤字が多いな -- 名無しさん (2024-10-17 11:37:07)
- ゲーム内容はマトモなんだろうけどサブタイトルが二匹目のドジョウ狙いのZ級映画みたいだな -- 名無しさん (2024-10-18 17:49:10)
最終更新:2024年10月21日 22:52