聞きなれた……それでいて違和感のある言葉をアンジェラは光の木の中で聞いた。
目を開くと、彼女の眼前にいたのは……もう一人のアンジェラだった。姿形は、アンジェラの辛い過去を象徴しているかのようにL社の秘書時代の恰好だった。
もう一人のアンジェラは言う。光は無事に広まっているが、もう一度話をしようと。あれだけ待ち焦がれたものを本当に手放してしまうのか?と。
本来のアンジェラは負けじと言ってみせる。「自分の自由で選んだ道」だと。
アンジェラは、対立する。もう一人の自分と。そして、自分の心に存在する全ての怨恨、苦悩、そして過去に。
総記の階:完全開放戦
この光の中へ感じてきた悔しさと怒り……そして悲しみを……お前の本心を捨て去ろう。
もうそうはさせない……同じ失敗を繰り返すことがあっては駄目。
私は計画通り、ここで学んだことを通じて種を蒔くから。
気の毒に、感情を深く押し潰して深く沈んだのね……。
私の過去を見せて、再び浮かび上がらせるのはどうでしょうね。
まさかまさかの、最後の最後で相対することになる総記の階の完全開放戦である。
これまで相対してきた完全開放戦とは色々と勝手が異なる。まずはそのことについて解説していこう。
総記の階の完全開放戦に関する特殊ルール
①総記の階の指定司書として、ローランではなくアンジェラが参戦する。アンジェラは専用のステータス、コアページ、バトルページ、パッシブスキルを保有する。
これまでは代理の指定司書としてケテル担当はローランが勤めていたが、本来ある形の……指定司書として、アンジェラがケテルの指定司書として完全開放戦に参戦する。
アンジェラのステータスについては以下。
アンジェラのコアページ
- 体力 106
- 混乱抵抗 56
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 速度3:速度ダイススロット+1。感情レベルが3以上のとき、追加で速度ダイススロット +1(重複不可)
- 向き合う過去:このキャラクターが死亡した場合、戦闘敗北
- アンジェラ:バトルページとコアページ変更不能、パッシブ継承不可
- 図書館長:舞台開始時にページを2枚追加で引く。幕の開始時、光を1回復してページを1枚引く。
- 光の種:全ての味方の感情が高まる速度が2倍になる。
- ???:フェーズを移行するたびにE.G.Oページを得る。E.G.Oページを計9枚使用すれば特殊E.G.Oページを得る
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
普通(1.0) |
貫通 |
普通(1.0) |
普通(1.0) |
打撃 |
抵抗(0.5) |
抵抗(0.5) |
アンジェラのバトルページ
はにかみ |
コスト0 |
防御 5-8 |
マッチ勝利 相手に3混乱ダメージ |
使用時 光を3回復、ページを1枚引く |
防御 5-8 |
マッチ勝利 相手に3混乱ダメージ |
防御(反撃) 4-8 |
|
アンジェラのバトルページは全て幻想体の力を借りたものとなる。「はにかみ」は、幻想体である「恥ずかしがり屋の今日の顔」の力を借りてガードする。
コスト0、反撃含め防御ダイスのみの構成、そして光3回復にページ1ドロー……と、これでもかといった具合にまで分かりやすくリソース回復に特化したかなり優秀なページ。
正直言って、自由に使える枠組みのバトルページと比較しても頭一つ抜けた性能を誇る。館長、このバトルページあと90枚くらいください
友達の証 |
コスト1 |
回避 5-10 |
|
使用時 体力が最も低い味方の体力と混乱抵抗値を6回復 |
打撃 4-9 |
的中 次の幕 脆弱2付与 |
幻想体「銀河の子」の力を用いて攻撃するページ。
使用時に体力と混乱抵抗値がもっとも低い味方を回復する効果がある。
戦況の立て直しに使えるしアンジェラ自身の回復にも使えるが、パッシブスキル「体力回収」『精神回収」を帰属した時ほど効率よく回復はできない。
アンジェラ自身にはそれらの帰属はできないため、アンジェラの体力管理は慎重にすることを勧める。
か細い深紅の翼 |
コスト2 |
貫通 5-8 |
的中 次の幕 出血1付与 |
このページはコストが変わらない。 使用時 光を1回復、ページを1枚引く |
貫通 4-7 |
的中 次の幕 出血1付与 |
貫通 3-7 |
|
幻想体「喰い込む天国」の力を借りて対象を突き刺すバトルページ。
攻撃バトルページとしては無難な性能。一応リソース回復効果もあるが、光はコストと差し引きで1消費と考えるととてもリーズナブルに繰り出せる。
ページドロー効果も兼ねているので光が許す限りこれを撃つことを意識すると手札をどんどん回すことが可能。
愛情表現 |
コスト3 |
斬撃 8-10 |
マッチ勝利 相手の次のダイスを破壊 |
マッチ開始時 全ダイス威力+2 |
斬撃 4-9 |
|
斬撃(反撃) 3-8 |
|
幻想体「幸せなテディ」の腕を召喚して相手に叩きつけるバトルページ。
コスト3と重めだが、それに見合った性能を持つ。マッチ時にこちらの威力が増加するので、実質的なダイス数値は更に上がる。しかも最初の斬撃ダイスには次のダイスを破壊する効果もあり、厄介なダイス前にぶつけて誤魔化す使い方も可能。
棺 |
コスト4 |
貫通 10-15 |
的中 次の幕の間、相手の速度ダイスを1つ封印 |
遠距離ページ |
回避 4-8 |
|
回避 4-8 |
|
幻想体「死んだ蝶たちの葬儀」の銃を召喚して相手を打ち抜く。
条件なしで使用できるアンジェラのバトルページの中では最高のコストを誇るページ。数値も強力だし、的中時効果も優秀。
但し、総記の階の完全開放戦だと「わざわざ光4をこのページに回してまで相手の速度ダイスを封印したい」ような状況はなかなかないので、やや影が薄い。完全開放戦限定のページじゃなければ陽の目を見れたのに……
ただ、速度ダイス封印自体はかなり強力な効果であることに違いはないので、狙える余裕があるなら狙ってみよう。
②総記の階の完全開放戦はこれまでの完全開放戦と違い、一つの段階の接待がそれぞれ独立した戦闘として扱われる。
例えば、今までの完全開放戦だったなら「一戦目を突破したらその時点での味方の体力・混乱抵抗値・選択した幻想体ページ・感情レベルなどを引き継いで次の接待に移行する」ような形だったが、総記の階の完全開放戦はそうではない。
一戦目が終わったらそこで一旦仕切り直しになり、体力・混乱抵抗値……などの状況は全てリセットされた上で二戦目に挑むことができる。また、接待の合間合間で司書達のデッキの組み直しやパッシブスキル帰属、コアページ付け替えも可能。
③各段階の接待を完了させる毎に、アンジェラのみが使用できる特殊なE.G.Oページが使用可能となる。
結論から言ってしまうと、使用できるようになるE.G.Oページは全て各司書達がもたらした光の種の名前となっている。
どの段階を突破すればどのE.G.Oページが使用できるようになるかについては適宜その段階の記述に記載していく形で表記する。
更にこれらのE.G.Oページは、最終戦にて……。
といった具合で、総記の階の完全開放戦を理解いただけたなら。早速、本格的な解説に移るとしよう。
かつての「彼」が受けた試練もそうだったように……
最後にして最強の敵は、自分自身なのだ。
これが彼女の物語に待ち受ける、正真正銘の最後の試練。心して迎えよう。
今は直視しづらいだけ……すぐにその心を悟って、受け入れられるようになるはずよ
総記の階:完全開放戦一戦目「リストカッター(血の風呂のE.G.O)」
リストカッター
- 体力 400
- 混乱抵抗 300
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 揺らぎ:毎幕ごとに手元とデッキにある全てのページを消去し、使用するページを手元に追加。全てのページのコストが0になる。
- 傷跡:斬撃ダメージが1-5減少
- 血:防御ダイス威力+3
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
耐性(0.25) |
耐性(0.25) |
貫通 |
抵抗(0.5) |
抵抗(0.5) |
打撃 |
抵抗(0.5) |
抵抗(0.5) |
最初の一戦目。相対するアンジェラの姿は、L社の秘書として勤めていた姿に近い。しかし、あちこちが血に汚れている。
尚、途中まではリストカッターとアンジェラの一騎打ちの状態で接待は開始される。
まずこちらのアンジェラの意気込みに応えて勢い良く戦い出したいところだが、「リストカッター」はここで適当な戦闘指示を出すと詰んでしまうレベルで強敵である。一戦目から容赦ないなプロムン
リストカッターが使用するバトルページはパッシブスキル「血」の影響もあってとにかく防御ダイスがやたらと強く、中途半端な性能をしたバトルページを出すと全て刈り取られてあっという間に混乱に持ち込まれてしまう。
無感覚 |
コスト0 |
防御 4-8 |
マッチ勝利 次の幕 麻痺1付与 |
防御 4-8 |
マッチ勝利 次の幕 麻痺1付与 |
防御(反撃) 4-8 |
|
深い悲しみ |
コスト0 |
打撃 7-12 |
的中 次の幕に束縛・麻痺2を付与 |
防御 6-8 |
マッチ勝利 次の幕 麻痺1付与 |
防御(反撃) 5-8 |
|
……防御ダイスの値が高いのもそうだが、嫌なことに麻痺や束縛をやたらと付与してくるような構成でとてもうっとおしい。バトルページのネーミングだけで陰鬱な気分になりそうだってのに
期待を抱いてみんなの深い悲しみに沈んだの。
変に「はにかみ」や「か細い深紅の翼」辺りで攻撃すると即混乱&麻痺束縛だらけにさせられるため、攻撃を行うなら「愛情表現」や「棺」で迎え撃った方が良い。
一騎打ちの状態で押し切って倒すことはかなり難しいため、ひとまずは一騎打ちの状況をやり過ごすことだけを考えること。
3幕目を迎えると、リストカッターは能動的に攻め込んでくる。
青ざめた手 |
コスト0 |
打撃 7-10 |
マッチ勝利 相手の次のダイスを破壊 |
全ての攻撃が的中時、混乱状態にする |
打撃 6-8 |
|
打撃 3-8 |
|
防御(反撃) 4-8 |
|
青ざめた手 |
コスト0 |
打撃 5-7 |
|
全ての攻撃が的中時、混乱状態にする |
打撃 9-15 |
的中 次の幕 麻痺2付与 |
打撃 4-9 |
|
防御(反撃) 4-8 |
|
青ざめた手 |
コスト0 |
打撃 5-10 |
マッチ勝利 自分の次のダイスの最大値+3 |
全ての攻撃が的中時、混乱状態にする |
打撃 5-8 |
マッチ勝利 相手の次のダイスを最大値-3 |
打撃 4-7 |
|
防御(反撃) 4-8 |
|
※「青ざめた手」は同名かつやや違う性能のバトルページがそれぞれ三種類存在する。
肌をさらけ出そう。中で溜まった願いをぶちまけられるように。
……でも、そんな理由で他人の物を奪ってもいいのだろうか。
「愛情表現」などでなんとか持ちこたえよう。この幕のみ「はにかみ」で凌ぐのも手。
そして、この幕を乗り切ると、総記の階の司書補4名が増援として駆けつけてきてくれ、以降は総力戦となる。
但し、リストカッターの速度ダイスも5個まで増える。
こちら側の人数が増えたことにより単純に手数や戦力が増加するため、リストカッターの強固な防御ダイスの守りを崩してダメージを与えていくことも現実的となる。
しかし、これまでに使用したページに加え、以下のようなページに要注意。
沈潜 |
コスト0 |
打撃 25-25 |
広域攻撃-合算 的中 相手のバフを全て解除。(パワー・忍耐・保護・混乱保護)相手の手元に憂鬱を1枚追加 |
永遠に消えない血 |
コスト0 |
打撃 4-8 |
的中 相手の手元に憂鬱を1枚追加 |
威力の影響を受けない。 使用時 相手の手元に憂鬱を1枚追加 |
防御 4-7 |
|
打撃 4-6 |
的中 相手の手元に憂鬱を1枚追加 |
※これらのバトルページにより司書達の手札に加えられる「憂鬱」のページは以下の通り。
憂鬱 |
コスト3 |
回避 1-1 |
幕の開始時、このページが手元にある場合は束縛・麻痺1を得て混乱抵抗値の最大値が34%減少。混乱状態になると手元から消滅 |
このおぞましい絶望に耐えられるかしら?
「沈潜」「永遠に消えない血」でばら撒かれる「憂鬱」は、毎幕の開始時に麻痺・束縛を付与され、更に混乱抵抗値に割合ダメージを受ける、とかなりキツイ効果を貰い続けてしまう。
「憂鬱」のバトルページとしての性能が使えるに値しないものであるのも痛い。まあそもそも、実は「使い捨て」ではないので使用したところで手札から消えるわけではないところが地味な罠だったりする
ぶっちゃけると、司書補達が増援に来た後もリストカッターに勝てるかどうかは結構運が絡んだりする。
リストカッターは上述したような「沈潜」「永遠に消えない血」という厄介なバトルページを増援後に使用し始め、そしてこれらのページで「憂鬱」がばら撒かれて混乱しやすくなるしデバフも貰ってしまう。しかも、リストカッター側はパッシブスキル「血」で強化された防御ダイスを多用するのは変わらないため。
直前の「残響楽団」との接待で得られたコア「アルガリア」の専用バトルページ、「青い軌跡」は全ての威力(ダイス数値変動効果)を無視して殴れるため、かなり重宝する。是非投入しよう。
その他には、デバフなどに対抗できるようにこちらもパワーや威力を盛ることで、リストカッターの陰鬱な戦法を突破してみせるのだ。
全てを忘れて、この酷い絶望の底に沈もう。
+
|
一戦目を突破することで得られるE.G.Oページはこちら |
マルクトが担当する「歴史の階」のE.G.Oページ、「4本目のマッチの火」と同じ効果。
イラストは、暴走して「燃え尽きた少女」のE.G.Oを纏ったアンジェラと、それに立ち向かうマルクト、
分別することの出来る理性 |
コスト5 |
打撃 6-8 |
的中 相手に現在の混乱抵抗値の10%だけ混乱ダメージを与える |
打撃 6-8 |
的中 相手に現在の混乱抵抗値の10%だけ混乱ダメージを与える |
打撃 9-19 |
的中 相手に現在の混乱抵抗値の50%だけ混乱ダメージを与える |
イェソドが担当する「技術科学の階」のE.G.Oページ、「後悔」と同じ効果。
イラストは、暴走して「捨てられた殺人鬼」のE.G.Oを纏って襲い掛かるアンジェラ、そしてそれをなだめようとするイェソド。
??? |
コスト9 |
使用不能 E.G.Oページを計9枚使用した場合で特定条件を満たした場合のみ特殊ページを手元に追加する。 |
上記した二つのE.G.Oページと打って変わって、全てが謎に包まれたE.G.Oページ。
条件を満たすと……?
|
総記の階:完全開放戦二戦目「熱望(熱望する心臓のE.G.O)」
私は顔も合わせたことのない人の記憶を被って目を開けた……。
どうして私に振り向いてくれなかったのだろうか。どうして私は拒否されなきゃ駄目なのだろうか。
熱望
- 体力 600
- 混乱抵抗 600
- 速度ダイス数 1
- パッシブスキル
- 揺らぎ:毎幕ごとに手元とデッキにある全てのページを消去し、使用するページを手元に追加。全てのページのコストが0になる。
- 脈動:4幕ごとに攻撃を進行する。
- 召喚:攻撃した幕の終了時、自分を除いた味方の数が4になるまで体力30を失い、渇望する肺を召喚する。混乱状態の場合は立ち直ったときに召喚される。
- 消えた念願:死亡した味方の数が8以上なら混乱状態になる。
- 散った念願:混乱状態になると「念願」の数値とパターンが初期化される。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
弱点(1.5) |
耐性(0.25) |
貫通 |
弱点(1.5) |
耐性(0.25) |
打撃 |
弱点(1.5) |
耐性(0.25) |
渇望する肺×4
- 体力 150
- 混乱抵抗 120
- 速度ダイス数 2
- パッシブスキル
- 渇望:熱望の「念願」効果と関連した固有の効果を持つ。
- 渇望ー信心:幕の開始時、熱望の「念願」値の半分だけパワーと忍耐を得る。
- 渇望ー苦痛:味方が死亡した場合、熱望に「念願」を4付与する。
- 渇望ー努力:攻撃的中時、熱望に「念願」を1付与する。1幕の間ダメージを与えられなかった場合、幕の終了時に熱望の「念願」が2減少する。
- 渇望ー待望:幕の終了時、熱望に「念願」を3付与する。
- 押し寄せる拍動:熱望を除外した味方の数が2以下なら「渇望」効果が消え「押し寄せる鼓動」効果を得る。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
抵抗(0.5) |
貫通 |
普通(1.0) |
抵抗(0.5) |
打撃 |
普通(1.0) |
抵抗(0.5) |
続く第二戦。今度はツール型であった筈の幻想体「熱望する心臓」のE.G.O姿。
その外見は、胸に赤い心臓がむき出しになった人形のアンジェラ、といった風体。但し、眼球に当たる部分は空洞であり、虚ろな印象が見受けられる。
また、「熱望」以外にも内臓の肺そのものを人型の形にしたような「渇望する肺」も4体出現する。
まず、「熱望」は1幕~3幕の間は、防御ダイスのみを搭載したページを使用して耐えてくる。
脈動 |
コスト0 |
防御(反撃) 20-20 |
マッチ勝利 相手にダイスの値だけ混乱ダメージを与える |
防御(反撃) 20-20 |
マッチ勝利 相手にダイスの値だけ混乱ダメージを与える |
防御(反撃) 20-20 |
マッチ勝利 相手にダイスの値だけ混乱ダメージを与える |
それなら私をもう少しでも振り返ってくれるって思ったから……。
気持ちだけが先走って、私の道がどこなのかちゃんと見つめられなかった。
かなり数値の高い反撃防御ダイスで立て籠もってくるので、まずは手下の「渇望する肺」の方に集中を向けよう。
「渇望する肺」は、このようなバトルページを使用してくる。なお、パッシブスキル「渇望」は複数種類あり、それぞれ違う効果が「渇望する肺」たちに付与されていて、どの「渇望」効果を付与されているのかによって行動パターンや使用バトルページが異なる。
※「渇望ー信心」が使用するバトルページ
縮み上がる拍動 |
コスト0 |
防御 4-8 |
マッチ勝利 次の幕に虚弱1を付与 |
防御 4-8 |
|
防御 4-8 |
|
※「渇望ー苦痛」が使用するバトルページ
拍動 |
コスト0 |
貫通 4-8 |
的中 次の幕 出血2付与 |
防御 4-8 |
|
貫通 4-7 |
的中 次の幕 出血2付与 |
※「渇望ー努力」が使用するバトルページ
激動 |
コスト0 |
打撃 5-8 |
このページを使用する間、互いのダイスは威力の効果を受けない |
打撃 5-8 |
打撃 4-7 |
※「渇望ー待望」が使用するバトルページ
念願 |
コスト0 |
打撃 4-7 |
的中 今回の幕にて熱望に念願1を付与 |
このページの攻撃が全て的中しなかった場合、交戦終了時に熱望の念願-1 |
打撃 4-6 |
的中 今回の幕にて熱望に念願1を付与 |
打撃 4-5 |
的中 今回の幕にて熱望に念願1を付与 |
これらを使用する「渇望する肺」の相手は、問題ないのだが……。
問題は、「熱望」が活動する幕。即ち4幕目。
この幕の間、それまで「熱望」に付与されていた「念願」は全てパワーに変換される。
その結果、パワー20とかパワー30とか目を疑うようなバフ数値が「熱望」に付与される事態となってしまうこともザラ。
信じられないパワー数値に俺、涙が出そうだよセルマァ……
与えられた仕事だけをこなす機械だったなら……どんな姿でも関係無かっただろうに……。
でも急いてしまえば、誤った欲望と共に逃してしまうのが多くなってしまうものだ。
そして、「熱望」はこのようなバトルページを使ってこちらを蹂躙してくる。
熱望の鼓動 |
コスト0 |
打撃 15-15 |
広域-合算 的中 自分を除いた全ての味方にパワー、クイック1を付与。 |
使用時 自分に40ダメージ。生きている味方の体力を最大値まで回復 |
合算広域攻撃としての期待値は低い方。但し、あくまでダイス数値の方は、だが。
前述した通り凶悪な数値のパワーが付与された場合、「大切断-横」もびっくりの数値を叩き出してこちらを蹴散らそうとしてくる。
攻略としては、とにかく「熱望」に「念願」を付与されるのを阻止すること。
全く付与させない、というのは難しいが、大きく付与数を抑えることなら可能。特に「渇望ー信心」の肺や、「渇望ー努力」の肺を早めに倒してしまえば、「念願」付与数はかなり減る。上手くいけば、「熱望」攻撃時に付与されるパワーを一桁台まで抑えることができる。
結局、恐怖に喰われて最後まで私から目を背けるつもりだったのならね……。
私は今2本の足でここに立って、感じることができて……。
肺の対処ばかりしていて「熱望」を倒せるのか?と思うかもしれないが、「熱望」のパッシブスキル説明にご注目。肺が倒されると、その度に「熱望」の体力を削って肺を再召喚する上、倒された肺の数が8匹にまでなると次の幕に混乱する、という性質がある。
なので、肺を地道に倒し、「熱望」を混乱にまで追い込むことが可能なら、「熱望」は自然と突破可能である。そのためにも、「念願」の大量付与だけはなんとしてでも阻止すること。
また、手に入れたばかりのE.G.Oページ「真っ直ぐ立てる意志」で肺と「熱望」達を一掃するのもとても有効。
慣れないけど、いつか感じたような鼓動が私を導いたの……。
今や、私がここに立っているべき理由を明確に知っているから。
+
|
二戦目を突破することで得られるE.G.Oページはこちら |
ホドが担当する「文学の階」のE.G.Oページ「黒鳥」と同じ効果……かと思いきや、同じ階層のE.G.Oページ「赤目」と同じ効果。
イラストと一致していないが、なんか都合でもあったのだろうか?
ページイラストは、「黒鳥の夢」のE.G.Oを纏って咆哮するアンジェラ、それに挑むホドの姿。
人生を連ねていくという勇気 |
コスト6 |
打撃 4-8 |
的中 次の幕、相手の光2減少 |
広域攻撃-個別 |
打撃 4-9 |
的中 相手は次の幕の間、速度が1に固定される |
打撃 5-9 |
的中 今回の幕、虚弱 1, 武装解除1付与 |
ネツァクが担当する「芸術の階」のE.G.Oページ「ダ・カーポ」と同じ効果。
イラストは「静かなオーケストラ」のE.G.Oを纏ったアンジェラに、呼びかけるネツァクの姿。
断じてネツァクがアンジェラの演奏を応援している光景ではない
|
総記の階:完全開放戦三戦目「操り人形(ピノキオのE.G.O)」
操り人形
- 体力 400
- 混乱抵抗 400
- 速度ダイス 1
- パッシブスキル
- 揺らぎ:指定司書のデッキをコピーして使用する。毎幕ごとに手元とデッキにある全てのページを消し、使用するページを手元に追加。全てのページのコストが0になる。(「嘘の歌」効果は適用されない)
- 嘘:3幕から3ごとに束縛10を得て、嘘が混じったページを2枚使用する。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
貫通 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
打撃 |
耐性(0.25) |
耐性(0.25) |
ピノキオ
- 体力 180
- 混乱抵抗 100
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 嘘の歌:1番目の司書補のデッキをコピーして使用する。このキャラクターが生きている間、幕の開始時に全キャラクターの手元にある本来のコストが3以下のページのコストがランダムに変わる。
ピノキオ
- 体力 180
- 混乱抵抗 100
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 逆さまになった歌:2番目の司書補のデッキをコピーして使用する。このキャラクターが生きている間、全ての味方がページをコピーした相手の持つ全ての効果を追加で得る。
ピノキオ
- 体力 180
- 混乱抵抗 100
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- みんなのための歌:3番目の司書補のデッキをコピーして使用する。このキャラクターが生きている間、全ての味方がパワー+2・忍耐+2のうち片方の効果を得る
ピノキオ
- 体力 180
- 混乱抵抗 100
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 好奇心の歌:4番目の司書補のデッキをコピーして使用する。このキャラクターが生きている間、全ての司書がバトルページを山札に混ぜ、3枚を引き直す。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
普通(1.0) |
貫通 |
普通(1.0) |
抵抗(0.5) |
打撃 |
抵抗(0.5) |
耐性(0.25) |
※全てのピノキオ共通の耐性値
続く三戦目。今度は前作には未登場のアブノーマリティ、「ピノキオ」のE.G.Oを纏ったアンジェラの姿。
その姿形は、「熱望」以上に人形らしさを感じるもので、より無機質な雰囲気や表情が人形たる印象を醸し出している。服も人形遊びの際に用いるようなもの。
手には巨大な斧を持っていて、これで戦うようだ。
更に、幻想体制圧戦の時に姿を見せていた「ピノキオ」も手下として4体連れている。保有するパッシブ効果がそれぞれ違うので、一読しておく必要性はある。
それぞれ、「操り人形」はアンジェラのデッキを、4体いる「ピノキオ」は司書補のデッキをコピーして戦う。
また、「操り人形」「ピノキオ」はたまに以下のようなページを使用する。
学習 |
コスト0 |
貫通 16-16 |
マッチ開始時 全ダイスが対象ページのダイスに置き換わる |
言われた通りにすればやれると思っていた……。
といった具合で、とにかくこちらのデッキをコピーされてその上で戦うこととなる。
しかし、「操り人形」は3幕毎に嘘が混じったバトルページを使用する。この際、ランダムな司書2名に「嘘は良くないよ!」というバトルページが追加される。
嘘は良くないよ! |
コスト0 |
斬撃 1-1 |
マッチ開始時 全てのダイスが嘘の混じったページのダイスに入れ替わる |
誰かに私の悩みと選択を代わりに任せては駄目だった。
嘘が混じったバトルページに対してこのページを使用することで、「嘘を見抜いた」判定となって一方的にマッチ勝利できるのだ。
「嘘の混じったバトルページ」は、アンジェラが使用するページとよく似ているが、よく見ると「構成しているダイスの種類が違ったり、数値も違ったりする」。
そして、「嘘を見抜いた」次の幕で、「操り人形」は味方のピノキオに対して次のようなページを使用する。
間違いの除去 |
コスト0 |
斬撃 50-50 |
マッチ勝利 相手が司書の場合、マッチをしたページを今回のフェーズの間消滅させる |
的中 相手がピノキオなら倒し、幕の終了時、全ての味方の体力と混乱抵抗値を最大まで回復し、次の幕の間パワー2を得る。 |
ここから逃れることはできないんだろうか……でも逃れたのならどうすればいいの?
自ら決定した仕事に対する責任を負うことが……あなたたちのいう人間でしょう?
つまり、ランダムな手下のピノキオに対してこれを使って自ら倒すが、その代わり全ての味方の体力と混乱抵抗値を全快し、パワー2も得る。
この行為を割り込んだりして邪魔したりすると、数値の高さ故にまずマッチ敗北する上に、この時使用したバトルページはこのフェーズの間使用不可能となる。
そのため、全ての「ピノキオ」を倒した後に「操り人形」と対峙……と考えるかもしれないが、実は「間違いの除去」は総記の階の幻想体ページ「学習」を使用すれば普通に引き分け、あるいはマッチ勝利できる。
「人形なんぞより司書の方が上手くモノマネできました」
「ピノキオ」達が持つパッシブスキルは、司書補のデッキをコピーするほか、「こちらのバトルページコストを変動させる」「コピー対象の司書補が得たバフを全てのピノキオと操り人形にも伝搬させる」「毎幕開始時にパワー2か忍耐2を付与する」「毎幕開始時に手札のページを全てデッキに戻した上で3枚引き直させる」という効果を持つ。
特に厄介なのが、毎幕開始時にバフを配る系のパッシブを持つ「ピノキオ」。優先して攻撃していこう。
総じて、ここまでの段階まで来た時点で強力なバフ効果をもたらすバトルページや帰属パッシブなどは出揃っているため、それらを駆使して堅実にマッチしていけば確実に勝利できるだろう。
方法を知っているのなら……どうか教えて。誰か……。
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三戦目を突破することで得られるE.G.Oページはこちら |
存在意義に対する期待 |
コスト5 |
打撃 5-15 |
的中 光を1回復し、次の幕にパワーを1得る |
広域攻撃-個別 |
ティファレトが管理する「自然科学の階」のE.G.Oページ「ゴールドラッシュ」と同じ効果のE.G.Oページ。
イラストは、自然科学の階の一室で語り合うティファレトとアンジェラの姿。
守り抜く勇気 |
コスト5 |
斬撃 17-28 |
的中 体力5回復。次の幕にパワー1を得る。次の幕にパワー1、出血5を付与。 |
広域攻撃-合算 |
ゲブラーが管理する「言語の階」のE.G.Oページ「渇き」と同じ効果。
イラストは、戦い奮闘するゲブラーの姿を上から眺めるアンジェラ。
快く信じて任せられる相手 |
コスト5 |
斬撃 5-10 |
一度でも攻撃が的中した場合、全味方がページを1枚引く |
斬撃 5-9 |
一度でも攻撃が的中した場合、全味方がページを1枚引く |
ケセドが管理する「社会科学の階」のE.G.Oページ「色あせた記憶」と同じ効果。
イラストは図書館の中の喫茶店社会科学の階の一室で同僚たちにコーヒーを出してもてなしているケセドを見つめるアンジェラ。
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総記の階:完全開放戦四戦目「霜の欠片(雪の女王のE.G.O)」
霜の欠片
- 体力 300
- 混乱抵抗 250
- 速度ダイス 3
- パッシブスキル
- 身を切る寒風:幕の開始時、全ての司書の体力が最大値の5%分減少。
- 孤高の冷気:氷の檻を全て破壊するまで、攻撃によるダメージを受けない。出血、火傷効果でダメージを受けない。
- 霜柱:破壊された氷の檻の数に比例し、このキャラクターの速度ダイスの個数と光の上限が増加する。破壊された氷の檻の数が2つ以上なら、近接攻撃ページがこのキャラクターのデッキに追加される。
- 冬の厳しさと薔薇の芳しさを識る者たち:氷の檻を全て破壊すれば、次の幕で全ての司書が体力を最大値の50%分回復する。該当する幕にて、雪の女王は広域攻撃ページを使用する。
- 冷酷さ:行動不能に対し免疫
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
耐性(0.25) |
耐性(0.25) |
貫通 |
普通(1.0) |
抵抗(0.5) |
打撃 |
普通(1.0) |
普通(1.0) |
氷の檻×4
- 体力 100
- 混乱抵抗 100
- 速度ダイス 1
- パッシブスキル
- カイとゲルダ:このキャラクターの体力が0になれば、次の幕の開始時に閉じ込められていた司書が目覚める。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
耐性(0.25) |
耐性(0.25) |
貫通 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
打撃 |
弱点(1.5) |
耐性(0.25) |
いよいよ佳境の四戦目。相対するのは「雪の女王」のE.G.O。
その姿は雪の女王を模したような氷の王冠・衣装・氷の剣を携えたアンジェラ。背中には結晶を模した氷の翼が伸びている。
そして、「雪の女王」の幻想体制圧戦でもあったように、アンジェラ以外の全ての司書補は「氷の檻」の中に氷漬けという形で捕縛されていて、行動不能となっている。
加えて、この接待では毎幕開始時に体力が割合ダメージを受けていく。持久戦はしてはいけない、ということだ。
「霜の欠片」は、最初はこちらに対して遠距離攻撃ページのみを使用する。
氷の欠片 |
コスト0 |
貫通 4-8 |
遠距離ページ |
貫通 4-7 |
防御(反撃) 4-8 |
防御(反撃) 4-8 |
生きたいという気持ち。ただそれだけでこの居場所を守ったのに……。
誰かさんは既に設けられた席へ悠々自適に座ったけど、私はそうできなかったから。
最初の口づけ |
コスト2 |
貫通 6-10 |
的中 寒気3を付与 |
遠距離ページ |
防御 5-8 |
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防御 4-8 |
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「氷の欠片」なら「はにかみ」辺りで適当にあしらっておくだけでも十分だが、「最初の口づけ」により付与されるデバフ、寒気は厄介。4以上になると束縛と虚弱を受け、更に6以上なら行動不能となる。
そのため、「最初の口づけ」だけは確実に対処しておきたい。
当然、最初はアンジェラの個人奮闘で始まる。
氷の檻を破壊することを最優先で行動しなければならないので、E.G.Oページを躊躇うことなくジャンジャン使用していこう。
「守り抜く勇気」でバフを得た後で「存在意義に対する期待」「人生を連ねていくという勇気」で全体攻撃をするとかなりの大打撃を与えられるためオススメ。
後は基本的に、「友情の証」を使って一つずつ檻を壊していくといいだろう。
全ての檻を壊して司書補を開放すると、「霜の欠片」は以下のページを使用し始める。
吹雪 |
コスト0 |
打撃 10-12 |
的中 寒気4を付与 |
広域-個別 |
打撃 12-15 |
的中 寒気4を付与 |
二度目の口づけ |
コスト1 |
斬撃 5-9 |
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斬撃 5-8 |
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防御(反撃) 4-8 |
マッチ勝利 寒気1を付与 |
三度目の口づけ |
コスト3 |
斬撃 7-11 |
的中 寒気3を付与 |
防御 5-8 |
マッチ勝利 寒気1を付与 |
打撃 5-7 |
的中 相手の寒気の値だけ追加ダメージ |
誰も私がここに独りで居るってことを知らないのだろうか……関心すらないのだろう。
本当に私のそばに誰も居なかったんだろうか?私は無駄に足掻いたのだろうか……。
特に「吹雪」が厄介で、両方の個別攻撃ダイスを的中されると即座に行動不能に落とし込まれてしまう。
どちらかの個別攻撃ダイスだけでも確実に防げるよう、バフを盛っておくと良い。
あとは、寒気を蓄積しないように立ち回りつつ、弱点である打撃属性の攻撃を中心的に仕向ければ何とかなるハズ。
この居場所を永遠に守ろう。誰もこの場所に手出しできないように。
堅く凍ってしまったこの場所も……遂に融けるでしょうね。
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四戦目を突破することで得られるE.G.Oページはこちら |
鎖を断ち切り恐怖に向き合う目 |
コスト5 |
打撃 20-25 |
体力が50%以下の相手に与えるダメージ量を50%増加 |
広域攻撃-合算 使用時 自分の体力が50%以下ならこのページの全ダイス威力+8 |
ビナーが管理する「哲学の階」のE.G.O「終末」と同じ効果。
ページイラストは暴走したローランを鎮圧し終えたビナーを眺めるアンジェラ。
ホクマーが管理する「宗教の階」のE.G.Oページ「懺悔」と同じ効果。
ページイラストは、暴走したアンジェラに対してホクマーが真の「奇跡」を見せるシーン。
これで、全ての「光の種」は揃った。
……いや、厳密には、あと一つある。それは……。
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総記の階:完全開放最終戦「罪悪感(物言わぬ少女のE.G.O)」前半
罪悪感
- 体力 400
- 混乱抵抗 400
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- ……。:釘と金槌を倒したとき、次のフェーズに移行する。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
貫通 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
打撃 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
※この時点のフェーズでは罪悪感をターゲットにすることは不可能
釘×2
- 体力 150
- 混乱抵抗 120
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 釘:毎幕ごとに光を最大値まで回復する。
- 罪悪感:使用するページのコストだけダイス威力を増加
- 心の隙:このキャラクターの攻撃が的中した場合、相手の手元からコストが1番高いページの内1枚にコスト減少効果を付与する。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
抵抗(0.5) |
貫通 |
耐性(0.25) |
耐性(0.25) |
打撃 |
抵抗(0.5) |
抵抗(0.5) |
金槌×2
- 体力 150
- 混乱抵抗 100
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 金槌:奇数幕ごとに光を最大まで回復する。
- 心の亀裂:このキャラクターの攻撃が的中した場合、相手の手元でコストが1番高いページの内1枚にコスト増加効果を付与する。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
抵抗(0.5) |
貫通 |
抵抗(0.5) |
抵抗(0.5) |
打撃 |
耐性(0.25) |
耐性(0.25) |
いよいよ迎えた最終戦。相手は「罪悪感」。
……今まで様々なアンジェラの内面と向き合ってきたが、最後の最後に向き合うアンジェラの内面が罪悪感とは……。
「罪悪感」は、これまた前作未登場の幻想体「物言わぬ少女」のE.G.O。
その姿は、清楚な白いワンピースを身に纏った姿。一見すると、ただの可憐な少女のように見えるが……。
また、手下の「釘」「金槌」という敵まで連れている。外見はそれぞれ、釘と金槌を手にした大きな手、といった感じ。
「罪悪感」とのフェーズは前半と後半に分かれる長丁場。まさに完全開放戦の最後を彩るにふさわしいボリュームを誇るので、心してかかること。
私はあの人を覚えている。心が暖かい人だったわね。
怖くて、悔しいからって過去に縛られた不安もまた見つめないのは駄目なのよ。
まずは前半から。
この時点ではボスたる「罪悪感」を攻撃することはできないため、まずは「釘」と「金築」を倒すところから始まる。
「釘」と「金槌」は、それぞれコストを変動させ、それによって使用バトルページ自体の威力も上下させるというパッシブスキルを持っている。
テキストには記述されていないが、「コストが低下しただけ威力が同じ数だけ低下する」し、「コストが上昇すると威力が同じ数だけ上昇」する。
「釘」はこのようなバトルページを使用する。
大釘 |
コスト3 |
回避 5-8 |
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このページよりもコストが高いページとのマッチ敗北時、コスト-1 (ページごとに1回) |
貫通 6-10 |
的中 次の幕に釘2を付与、自分のランダムなページのコスト+1 |
貫通(反撃) 2-5 |
的中 次の幕に釘1を付与 |
ヒビの入った心 |
コスト3 |
回避 6-8 |
マッチ勝利 自分の次のダイスの最大値+2 |
このページよりもコストが高いページとのマッチ敗北時、コスト-1 (ページごとに1回) |
貫通 4-7 |
マッチ勝利 自分の次のダイスの最大値+2 |
貫通 5-7 |
的中 自分の手元にあるページの内、コストが2以下のページコスト+1 |
その人に、私なりの復讐するとしても……変わりはしないでしょうね。
「金槌」は以下のようなページを使用する。
振り下ろす |
コスト1 |
防御 6-8 |
マッチ勝利 相手の次のダイスの最大値-3 |
このページよりコストの低いページとのマッチに敗北したとき、コスト+1 |
打撃 6-8 |
的中 自分の手元にあるページの内、コストが3以上のページのコスト-1 |
防御(反撃) 4-8 |
|
引き裂かれる心 |
コスト0 |
打撃 12-12 |
的中 相手の釘の値×3だけ混乱ダメージ |
使用時 自分の残った光の数だけ威力を増加 |
防御(反撃) 4-8 |
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壊れる心 |
コスト0 |
打撃 8-8 |
的中 相手に3混乱ダメージ |
使用時 自分の残った光の数だけランダムな相手にこのページを再利用 |
防御(反撃) 4-8 |
|
ヒビの入った心は、誰かが叩くだけで粉々になるんでしょうね。
今回の連鎖を繰り返せば、等しく私に帰ってくるから。
「釘」は自身のパッシブ効果とバトルページの追加効果で、ほぼほぼ威力+3とかは平然と付与し殴ってくる。そのため、防御ダイスなどで耐えた上で一方攻撃で削っていった方が無難。
「金槌」はそれほど威力増加効果が安定しないので勝負できるが、偶数の幕で使用する「引き裂かれる心」「壊れる心」は強力なので注意。先制で行動でき、高確率で相手のダイスを潰せる広域攻撃で優先して潰しておくのがベターだろう。
コスト変動による威力変動システムは、付き合おうとするとすごく複雑な上に面倒なので無視して淡々と殴るのが良い。
クソ骸骨といい面倒な奴の甘言には乗らないが限る
そして、「釘」と「金槌」を全部倒すと……。
総記の階:完全開放最終戦「罪悪感(物言わぬ少女のE.G.O)」後半
罪悪感
- 体力 400
- 混乱抵抗 400
- 速度ダイス 2
- パッシブスキル
- 揺らぎ:毎幕ごとに手元とデッキにある全てのページを消去し、使用するページを手元に追加。全てのページのコストが0になる。
- 状態異常免疫:状態異常によるダメージを受けない。
- 微笑:行動不能状態に免疫
- まなざし:相手の罪悪感のコストだけ受けるダメージ減少。
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
貫通 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
打撃 |
普通(1.0) |
耐性(0.25) |
残された欲望×2
- 体力 130
- 混乱抵抗 80
- 速度ダイス 3
- パッシブスキル
- 揺らぎ:毎幕ごとに手元とデッキにある全てのページを消去し、使用するページを手元に追加。全てのページのコストが0になる。
- 咲き出す欲望:攻撃を受けると次の幕に全ダイスの威力+10
- 黒い羽根:状態異常によるダメージを半減する
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
抵抗(0.5) |
耐性(0.25) |
貫通 |
抵抗(0.5) |
耐性(0.25) |
打撃 |
抵抗(0.5) |
耐性(0.25) |
囁く本能×2
- 体力 130
- 混乱抵抗 80
- 速度ダイス 3
- パッシブスキル
- 揺らぎ:毎幕ごとに手元とデッキにある全てのページを消去し、使用するページを手元に追加。全てのページのコストが0になる。
- 圧し潰す本能:相手の罪悪感のページのコストだけ全ダイスの威力が増加(罪悪感ページが無ければ0で計算) 3幕の間、攻撃を受けない場合は強い攻撃ページを使用する。
- 黒い羽根:状態異常によるダメージを半減する
耐性値 |
体力 |
混乱 |
斬撃 |
抵抗(0.5) |
耐性(0.25) |
貫通 |
抵抗(0.5) |
耐性(0.25) |
打撃 |
抵抗(0.5) |
耐性(0.25) |
後半戦に移行すると、遂に「罪悪感」が動き始める。そして、追加で黒い翼のような「残された欲望」と「囁く本能」が二体ずつ出現する。
まず、後半戦に移行すると全ての司書の手札に「罪悪感」というバトルページが追加される。
罪悪感 |
コスト9 |
回避 1-1 |
使用時消滅。敵キャラが死亡するたびに今回の舞台の間このページのコスト-1。9幕後にこのページがデッキや手元にあると死亡する。 |
このページが追加されるおかげで、9幕の制限時間が設けられると考えていい。
9幕が過ぎると、「罪悪感」はこのようなバトルページを使用して「バトルページの罪悪感」を持った司書を即死させてくる。
粉々 |
コスト0 |
貫通 6-6 |
ターゲット変更不能。使用時 相手の手元に罪悪感のページがあれば相手を倒す |
打撃 6-6 |
打撃 6-6 |
打撃 6-6 |
打撃 6-6 |
誰かに流されて言う言葉じゃなくて、私が本心から言いたかったことがあるじゃない。
しかも、「バトルページの罪悪感」はそのコスト数に応じて「罪悪感」自身の受けるダメージを減少させてしまう。そのため、一刻も早く手下を倒し、「バトルページの罪悪感」のコストを下げて捨てたいところだが……。
手下の「残された欲望」は様々な性能を併せ持つ攻撃バトルページを使用する。
心を押さえつけないで |
コスト0 |
防御 6-8 |
マッチ敗北 相手の次のダイス最大値-2 |
防御 5-7 |
マッチ勝利 相手の次のダイス最大値-2 |
斬撃 4-8 |
マッチ敗北 相手の罪悪感ページのコスト-1 |
防御(反撃) 4-8 |
マッチ勝利 次の幕に麻痺1を付与 |
心の音を聞いてみて |
コスト0 |
打撃 8-8 |
マッチ勝利 相手の次のダイスを破壊 |
斬撃 6-6 |
的中 相手の罪悪感ページのコスト-1 |
防御(反撃) 4-8 |
マッチ勝利 次の幕 麻痺 1 付与 |
対して、「囁く本能」は基本的に反撃ダイスのみを含んだバトルページを使用して耐えてくる。
自由になろう |
コスト0 |
斬撃(反撃) 5-8 |
マッチ勝利 相手の次のダイス最大値+3 |
斬撃(反撃) 4-6 |
マッチ敗北 相手の罪悪感ページのコスト-1 |
防御(反撃) 4-6 |
マッチ勝利 次の幕に麻痺1を付与 |
諦められないでしょう? |
コスト0 |
防御(反撃) 5-8 |
マッチ勝利 相手の次のダイス最大値-3 |
防御(反撃) 4-7 |
マッチ敗北 相手の罪悪感ページのコスト-1 |
防御(反撃) 4-6 |
マッチ勝利 保護2を得る |
「残された欲望」の場合、攻撃を受けるとパッシブスキル「咲き出す欲望」の効果を達成して次の幕の間、全ダイス威力が+10される。
そして、以下の強力なバトルページを使用してくる。
「囁く本能」の場合、3幕の間攻撃を受けないと、以下のような強力なバトルページを使用してくる。
手放したくない! |
コスト0 |
打撃 7-10 |
マッチ勝利 相手のダイスを全部破壊 マッチ敗北 自分のダイスを全部破壊 |
相手の罪悪感ページのコストの半分だけダメージ量が増加 |
打撃 6-6 |
的中 次の幕に出血3を付与 |
打撃 6-6 |
的中 次の幕に出血3を付与 |
打撃 6-6 |
的中 次の幕に出血3を付与 |
今なら、あれだけ願っていたものを追い求めることが出来る。
それも今の私の一部でしょう。
……といった具合に、手下も決まった行動パターンと発狂パターンを保有している。頭がこんがらがりそうだが……一つずつ突破していこう。
まず、「残された欲望」は攻撃を受けても発狂するのは次の幕なので、一幕の間に集中攻撃を施して倒しきってしまおう。
もし倒しきれない場合、パッシブスキル条件を達成して威力+10された状態で暴れ出してしまうが、実は「罪悪感」は毎幕このようなバトルページを使用するので、利用すると良い。
不安のまなざし |
コスト0 |
貫通 6-8 |
的中 次の幕に麻痺1を付与 |
使用時 次の幕に威力を無効化、不安を付与 |
遠距離ページ |
貫通 6-8 |
的中 次の幕に麻痺1を付与 |
貫通(反撃) 4-8 |
的中 相手に3混乱ダメージ |
回避(反撃) 3-8 |
マッチ勝利 次の幕、敵1名に脆弱1を付与 |
恐れのまなざし |
コスト0 |
貫通 5-10 |
マッチ勝利 相手の次のダイス最大値-2 |
使用時 次の幕に威力を無効化、恐れを付与 |
遠距離ページ |
貫通 3-8 |
的中 次の幕に束縛を1付与 |
貫通 3-7 |
的中 次の幕に束縛を1付与 |
回避(反撃) 3-8 |
マッチ勝利 次の幕にて味方1名に保護1を付与 |
自責のまなざし |
コスト0 |
貫通 5-9 |
的中 次の幕に脆弱1を付与 |
使用時 次の幕に威力を無効化、自責を付与 |
遠距離ページ |
回避 3-8 |
マッチ勝利 ランダムな味方の混乱抵抗値を3回復 |
貫通 4-8 |
的中 次の幕に脆弱1を付与 |
回避(反撃) 2-7 |
マッチ勝利 ランダムな味方の混乱抵抗値を3回復 |
それぞれ、「不安」、「恐れ」、「自責」というバフを次の幕に貰うことができる。これを受けた司書は威力の効果を無効にするので、発狂パターンを迎え撃つことが可能。
そして、「囁く本能」は「残された欲望」を処理している間は、適度に構って殴っておいて発狂パターン化を防いでおく。「残された欲望」が全て処理できた後は、一人二人くらいは「バトルページの罪悪感」を捨てることができるようになっていると思うので、捨てることができた司書を重点的に使って殴れば「囁く本能」も処理可能。
+
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小ネタ |
ちなみに手札に追加される「罪悪感のバトルページ」だが。
これをあるコアページの仕様を使えば逆手に取ることができる。
なんと「紫の涙」のコアページのデッキ切り替え能力を用いれば、たったのコスト1で「罪悪感のバトルページ」を消去することが可能。
罪悪感に悩まされてたけど体勢変更したらリフレッシュしました
そのため、「罪悪感」との接待では「紫の涙」のコアページを採用するのがオススメ。
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感情を吐き出せば……遂に私は自由な存在になるの。
順当に手下を倒していけば、「バトルページの罪悪感」を次々と捨てることも可能なはず。
そして、「罪悪感」を追い詰めていくと……。
このまま消えないで |
コスト0 |
貫通 100-100 |
広域攻撃 威力の影響を受けない |
貫通 100-100 |
貫通 100-100 |
貫通 100-100 |
貫通 100-100 |
極めて致命的な……とても対抗できないような全滅必死の攻撃を放ってくる。
溢れだす感情の奔流。何故、自分はあれほどまでに利用されたのか。あれほど尽くしたのに、報われないのか。
自分は当然の権利を主張している。利用されて使い捨てられたのだから、自分の意思を持って自由を得ることの何が悪いのか?
次々と倒れていく司書補達。アンジェラもまた、地に倒れ込もうとする。しかし……
条件:ここまでの時点で、使用したE.G.Oページが9種類である
この条件を満たす……つまり、「全ての光の種」をアンジェラに宿すことができたなら……。
かつての
「彼」と同じ境地に……。「前を向くための」最後の光の種を、アンジェラが有することができる。
考える私 |
貫通 999-999 |
広域攻撃 使用時 自分の体力をすべて消耗 |
このページを使用すると、「罪悪感」の感情の奔流に打ち勝ち、アンジェラは己の確固たる意志を「もう一人の自分」に突き付けることができる。
「罪悪感」の姿は、最後の光の種からもたらされた光の波によりかき消された。
その後に残ったその姿は……。
カルメンだった。
三人組のC。最後の一人。全ての物語の切っ掛け、そして元凶たる存在。
「ねじれ」や「E.G.O」発現現象の前振りとして発生する「心の中から響くあの声」……この対話相手の正体は、カルメンだったのだ。
アンジェラは、カルメンと対話する。
あなたは私に似せて作られて、私と同じ考えをするかと思ったけど……
結局、これから貴女と私は違う道を歩むことになりそうね。
私はこれからも私の道を歩んでいくから、あなたもまたあなたの道を歩んでいけるよう願っているわ。
……あなたは本当に止まらないの?
都市の人たちが自分から目を背けずに愛することができるようになる時まで。
カルメンは、自らと道を分かたれた分身を快く送り出すことにした。同時に、これからも自分の道を歩み続けると。
そしてアンジェラは、この言葉でカルメンとの対面を終わらせることにした。「光の中に私は溶け込んだ。だからこそ、私はあんたを最後まで止めるから。」
そうして。今度こそ、完全な光の木が天を貫いた。
まるで、これからの人々の心の行く先に、無限の祝福を与えるかのように。
そんな中……アンジェラは光に溶ける瞬間。
確かに聞いた。
あれほど待ち望んだ人の声を。
「……ごめん」
「そしてお疲れ。」
……ここまで読んで頂けた諸兄ならば、この声の主が誰なのかは、言うまでもないだろう。
そしてアンジェラは、達成感と共に、光の中に消えた。