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TUG OF C&A Presents ASKA SYMPHONIC CONCERT “SCENE” Premium Preview



概要


『TUG OF C&A Presents ASKA SYMPHONIC CONCERT “SCENE” Premium Preview』は、2008年4月12日にBunkamuraオーチャードホールで開催されたASKAのシンフォニックコンサート。

オフィシャルファンクラブ「TUG OF C&A」の会員を対象とした限定公演で、2008年4月26日のシンガポール公演から始まる『ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 “SCENE”』に先駆け、そのステージを日本の観客へ披露するプレビュー公演として企画された。

ASKAは2005年に服部隆之、東京ニューシティー管弦楽団との共演による本格的なシンフォニックコンサートを経験していたが、本公演では「SCENE」をタイトルに掲げ、ソロ活動の軸となる楽曲群をオーケストラによる新たなアレンジで再構築した。

「SCENE」はASKAが自身のライフワークであり、ソロ活動の軸でもあると位置づけていた名称である。一方で、それまで「SCENE」の名を冠したコンサートは開催されていなかったため、シンフォニックツアーの名称としてあえて使用された。

会場にはドレスコードが設けられた。ASKAは、形式だけを重視するのではなく、出演者と観客が服装を含めて自分自身を演出し、会場全体でひとつの世界観を作ることを意図していた。



公演データ


項目 内容
公演名 TUG OF C&A Presents ASKA SYMPHONIC CONCERT “SCENE” Premium Preview
出演 ASKA
開催日 2008年4月12日
公演数 1会場1公演
会場 Bunkamuraオーチャードホール
開催地 東京都渋谷区
開場 17:00
開演 18:00
公演形態 ファンクラブ会員限定プレビュー公演
観覧条件 ドレスコードあり
関連公演 ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 “SCENE”



開催日程


日程 会場 開場 開演
2008年4月12日(土) Bunkamuraオーチャードホール 17:00 18:00



セットリスト


2008年4月12日 Bunkamuraオーチャードホール(東京都)


  1. SCENE
  2. ID
  3. Girl
  4. はじまりはいつも雨
  5. 伝わりますか
  6. 抱き合いし恋人
  7. 君の好きだった歌へのプロローグ
  8. 背中で聞こえるユーモレスク
  9. 帰宅
  10. good time
  11. 草原にソファを置いて
  12. 砂時計のくびれた場所
  13. 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
  14. 月が近づけば少しはましだろう
  15. けれど空は青~close friend~
  16. PLEASE
  17. 今でも
  18. SAY YES

「君の好きだった歌へのプロローグ」から「背中で聞こえるユーモレスク」へ続く構成で演奏された。

本編は「PLEASE」で終了し、アンコールでは「今でも」と「SAY YES」が披露された。



ファンクラブ会員限定のプレビュー公演


本公演は、一般発売を行わず、オフィシャルファンクラブ「TUG OF C&A」の会員だけを対象として開催された。

2008年のシンフォニックツアーは、4月26日・27日のシンガポール公演から開幕することが決まっていた。一方、日本国内での本格的な公演は秋まで行われない予定だったため、日本のファンへ新しいステージを少しでも早く披露する目的で本公演が企画された。

オーチャードホールは大規模なアリーナ会場ではなく、チケット数にも限りがあったことから、希望する会員全員が参加できる公演ではなかった。

公演タイトルの「Premium Preview」には、ツアー本編に先駆けて新しいシンフォニックスタイルを体験できる、限定された特別公演という意味が込められていた。



「SCENE」というタイトル


「SCENE」は、1988年の『SCENE』、1991年の『SCENE II』、2005年の『SCENE III』へと続く、ASKAのソロ活動を代表する作品シリーズ。

ASKAは「SCENE」を自身のライフワークであり、ソロ活動の軸でもあると語っていた。

しかし、アルバムシリーズとして長く使用されてきた一方で、「SCENE」という名称を冠したライブは、それまで開催されていなかった。

ASKAは、オーケストラという編成から受けるイメージと「SCENE」という名称が重なることから、シンフォニックツアーのタイトルとして使用した。

セットリストの冒頭にも「SCENE」が置かれ、本公演と、その後に始まるツアー全体の導入曲として機能した。



ドレスコードによる世界観


本公演では、来場者にドレスコードが設けられた。

これは、単に格式のある服装を求めるための決まりではなく、観客も含めて公演の世界観を作るための演出だった。

ASKAは、スタイルだけを先に決めることを必ずしも好まないとしながらも、自分自身を演出するように観客にも公演へ参加してもらい、会場全体でひとつの空間を作りたいという趣旨を語っている。

観客にとっては、会場へ向かうための服装を考える段階から、すでにシンフォニックコンサートが始まっているともいえる企画だった。

通常のASKAのコンサートとは異なる服装と雰囲気が、オーチャードホールの空間やオーケストラの演奏と結びつき、特別公演としての性格を強めた。



オーケストラによる楽曲の再構築


セットリストには、『SCENE』『SCENE II』『SCENE III』『NEVER END』『ONE』『kicks』など、ASKAの各時期のソロ作品から幅広く楽曲が選ばれた。

「ID」「Girl」「帰宅」「good time」のように、過去のソロツアーでバンドサウンドを中心に演奏されてきた楽曲も、オーケストラによる新しいアレンジで披露された。

「伝わりますか」「はじまりはいつも雨」「今でも」などのバラードでは、弦楽器を中心とする響きとASKAの歌声が組み合わされた。

「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」「月が近づけば少しはましだろう」「けれど空は青~close friend~」では、楽曲が持つスケール感やドラマ性が、管弦楽によって拡張された。

本公演は、過去の音源をそのまま大編成で再現するのではなく、ASKAの楽曲をシンフォニックコンサートのために読み替える試みとなった。



『SCENE』シリーズからの選曲


アルバム『SCENE』からは「伝わりますか」と「今でも」が選曲された。

『SCENE II』からは「はじまりはいつも雨」と「けれど空は青~close friend~」が演奏された。

『SCENE III』からは「君の好きだった歌へのプロローグ」「背中で聞こえるユーモレスク」「抱き合いし恋人」が披露された。

「君の好きだった歌へのプロローグ」は、独立した短い演目として演奏された後、「背中で聞こえるユーモレスク」へつながった。

『SCENE』シリーズの各時期の楽曲が同じ公演で演奏されたことにより、シリーズ全体を横断する構成となった。



ソロ活動を振り返る選曲


『ONE』からは「ID」「帰宅」「草原にソファを置いて」が選曲された。

『kicks』からは「Girl」が演奏され、『NEVER END』からは「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」と「月が近づけば少しはましだろう」が披露された。

「good time」「抱き合いし恋人」など、2000年代のASKAのソロ活動を象徴する楽曲も組み込まれた。

特定のアルバムだけを再現するのではなく、ASKAのソロ活動を年代にとらわれず再構成した選曲であり、シンフォニックツアーのプレビューであると同時に、ASKAのソロ作品を振り返る内容となった。



「PLEASE」のセルフカバー


本編最後には「PLEASE」が演奏された。

「PLEASE」はASKAが光GENJIへ提供した楽曲で、本公演ではASKA自身によるセルフカバーとして披露された。

ASKA名義のオリジナルアルバムには収録されていない提供曲であり、通常のASKAのコンサートでは演奏される機会が少ない楽曲だった。

本編の最後へ配置されたことで、シンフォニックコンサートならではの特別な選曲のひとつとなった。



アンコール


アンコールでは、アルバム『SCENE』収録曲の「今でも」が演奏された。

最終曲には、CHAGE and ASKAの「SAY YES」が選ばれた。

「SAY YES」はCHAGE and ASKAとしてではなく、ASKAのソロ歌唱とオーケストラによるアレンジで披露された。

ソロ作品を中心として進行した公演の最後に、CHAGE and ASKAの代表曲を配置する構成となり、ファンクラブ会員限定公演の締めくくりに大きな余韻を残した。



海外ツアーに先駆けたステージ


本公演から2週間後の2008年4月26日には、シンガポールのEsplanade Concert Hallで『ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 “SCENE”』が開幕した。

ツアーはシンガポール、タイ、中国、香港、日本を巡る大規模なシンフォニックツアーとして展開された。

本公演で披露された構成はプレビュー段階のものであり、正式なツアーでは選曲や曲順が変更された。

ツアー本編には「birth」「迷宮のReplicant」「next door」「蘇州夜曲」「C-46」「心に花の咲く方へ」「UNI-VERSE」「僕はこの瞳で嘘をつく」「HEART」「君が愛を語れ」などが組み込まれた。

そのため、本公演のセットリストは、ツアー完成前の構成を記録した、ファンクラブ限定公演固有の内容となっている。



テレビオンエア


ズームイン!SUPER


項目 内容
放送日 2008年4月14日
放送局 日本テレビ
番組名 ズームイン!SUPER
収録公演 2008年4月12日 Bunkamuraオーチャードホール
放送内容 本公演の映像およびASKAのインタビュー



映像作品


本公演を単独で全編収録した市販映像作品は確認されていない。

その後に行われた国内ツアーの公演は、映像作品『ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008 “SCENE”』として発売されたが、本公演とはセットリストおよび公演構成が異なる。



備考


  • 2008年4月12日に、Bunkamuraオーチャードホールで1公演のみ開催された。
  • 開場は17:00、開演は18:00だった。
  • オフィシャルファンクラブ「TUG OF C&A」の会員を対象とした限定企画だった。
  • 12歳未満の入場は不可とされていた。
  • 会場にはドレスコードが設けられた。
  • ドレスコードは、出演者と観客が一体となって公演の世界観を作るための演出だった。
  • 2008年4月26日にシンガポールで開幕するシンフォニックツアーのプレビュー公演として開催された。
  • セットリストは本編16曲、アンコール2曲の全18曲だった。
  • 公演は「SCENE」で始まり、「SAY YES」で終了した。
  • 「PLEASE」は、ASKAが光GENJIへ提供した楽曲のセルフカバー。
  • 「砂時計のくびれた場所」は、CHAGE and ASKAのアルバム『NOT AT ALL』収録曲。
  • 「SAY YES」は、ASKAのソロ歌唱とオーケストラによるアレンジで披露された。
  • 本公演の2日後となる2008年4月14日に、日本テレビ『ズームイン!SUPER』で公演映像とASKAのインタビューが放送された。
  • 本公演を単独で全編収録した市販映像作品は確認されていない。
最終更新:2026年07月01日 22:56