CONCERT TOUR Kicks
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CONCERT TOUR kicks
概要
「CONCERT TOUR kicks」は、ASKAが1998年4月30日から7月19日まで開催したソロコンサートツアー。
正式名称は「ASKA CONCERT TOUR “kicks”」。
1998年4月30日の浜松アリーナ公演を皮切りに、7月19日の横浜アリーナ公演まで、全国13会場で全32公演が行われた。
前年の「CONCERT TOUR ID」に続く、ASKAにとって2度目の本格的なソロツアーである。
1998年3月25日に発売されたアルバム『kicks』を携えて開催され、「No Way」「Tattoo」「花は咲いたか」「Kicks Street」「NEVER END」「Girl」「In My Circle」「馬を下りた王様」「遊星」「Now」など、同作の収録曲を中心に構成された。
過去のソロ作品からは、「共謀者」「月が近づけば少しはましだろう」「止まった時計」「伝わりますか」「はじまりはいつも雨」「可愛い女と呼ばれたい」「ブラックマーケット」「バーガーショップで逢いましょう」「着地点」「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」「君が愛を語れ」「同じ時代を」「終章(エピローグ)」「帰宅」「僕はすっかり」「ボヘミアン」などが演奏された。
ツアー中にはセットリストが段階的に変更され、序盤に演奏されていた「僕はすっかり」が「Kicks Street」へ変更されたほか、「止まった時計」「伝わりますか」などが公演によって加えられた。
アンコールも公演によって構成が異なり、「終章(エピローグ)」「帰宅」を中心に、「僕はすっかり」「ボヘミアン」「着地点」「Now」「Tattoo」などが組み合わされた。
ツアー終盤の横浜アリーナ公演では、7月18日に中国の歌手・那英、7月19日の最終日にCHAGEがゲスト出演した。
公演データ
| 項目 | 内容 |
| 公演名 | CONCERT TOUR kicks |
| 正式名称 | ASKA CONCERT TOUR “kicks” |
| 開催期間 | 1998年4月30日~7月19日 |
| 会場数 | 13会場 |
| 公演数 | 32公演 |
| 出演 | ASKA |
| 初日 | 浜松アリーナ |
| 最終日 | 横浜アリーナ |
| 関連アルバム | kicks |
| 前ツアー | CONCERT TOUR ID |
| 協賛 | NEC |
| 映像作品 | ASKA concert tour kicks |
開催日程
| 日程 | 会場 | 所在地 | 備考 |
| 1998年4月30日(木) | 浜松アリーナ | 静岡県浜松市 | ツアー初日 |
| 1998年5月1日(金) | 浜松アリーナ | 静岡県浜松市 | |
| 1998年5月6日(水) | 名古屋市総合体育館 レインボーホール | 愛知県名古屋市 | |
| 1998年5月7日(木) | 名古屋市総合体育館 レインボーホール | 愛知県名古屋市 | |
| 1998年5月9日(土) | 名古屋市総合体育館 レインボーホール | 愛知県名古屋市 | |
| 1998年5月10日(日) | 名古屋市総合体育館 レインボーホール | 愛知県名古屋市 | |
| 1998年5月16日(土) | 群馬県民会館 | 群馬県前橋市 | |
| 1998年5月17日(日) | 群馬県民会館 | 群馬県前橋市 | |
| 1998年5月23日(土) | 真駒内アイスアリーナ | 北海道札幌市 | |
| 1998年5月24日(日) | 真駒内アイスアリーナ | 北海道札幌市 | |
| 1998年5月29日(金) | 宮城総合体育館 グランディ・21 | 宮城県宮城郡利府町 | |
| 1998年5月30日(土) | 宮城総合体育館 グランディ・21 | 宮城県宮城郡利府町 | |
| 1998年6月2日(火) | 新潟県民会館 | 新潟県新潟市 | |
| 1998年6月3日(水) | 新潟県民会館 | 新潟県新潟市 | |
| 1998年6月10日(水) | 国立代々木競技場 第一体育館 | 東京都渋谷区 | |
| 1998年6月11日(木) | 国立代々木競技場 第一体育館 | 東京都渋谷区 | |
| 1998年6月13日(土) | 国立代々木競技場 第一体育館 | 東京都渋谷区 | |
| 1998年6月14日(日) | 国立代々木競技場 第一体育館 | 東京都渋谷区 | |
| 1998年6月19日(金) | 広島グリーンアリーナ | 広島県広島市 | |
| 1998年6月20日(土) | 広島グリーンアリーナ | 広島県広島市 | |
| 1998年6月23日(火) | マリンメッセ福岡 | 福岡県福岡市 | |
| 1998年6月24日(水) | マリンメッセ福岡 | 福岡県福岡市 | |
| 1998年6月27日(土) | 神戸ワールド記念ホール | 兵庫県神戸市 | |
| 1998年6月28日(日) | 神戸ワールド記念ホール | 兵庫県神戸市 | |
| 1998年7月1日(水) | 愛媛県県民文化会館 | 愛媛県松山市 | |
| 1998年7月2日(木) | 愛媛県県民文化会館 | 愛媛県松山市 | |
| 1998年7月8日(水) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 映像収録 |
| 1998年7月9日(木) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 映像収録 |
| 1998年7月11日(土) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 映像収録 |
| 1998年7月12日(日) | 大阪城ホール | 大阪府大阪市 | 映像収録 |
| 1998年7月18日(土) | 横浜アリーナ | 神奈川県横浜市 | 那英がゲスト出演 |
| 1998年7月19日(日) | 横浜アリーナ | 神奈川県横浜市 | ツアー最終日。CHAGEがゲスト出演 |
ASKAにとって2度目のソロツアー
ASKAが初めて本格的なソロツアーを開催したのは、前年の「CONCERT TOUR ID」だった。
「ID」では、CHAGE and ASKAとは異なる環境でASKAが一人でステージの中心を担い、ソロアーティストとしての基礎が作られた。
本ツアーでは、その経験を踏まえながら、バンドの自由度をさらに高め、ASKAと各ミュージシャンの演奏によってステージを変化させていく方向が採られた。
アルバム『kicks』では、ロックとクラブミュージックを組み合わせ、ループを基調としたサウンドが作られている。本ツアーでは、その硬質な音像を生演奏へ置き換え、ライブならではの勢いを加えて再構築した。
セットリストやアレンジはツアー開始時の形に固定されず、公演を重ねる中で曲目、曲順、イントロ、エンディングなどが変更された。
ステージ構成
公演は「同じ時代を」の一部から始まり、そのまま「No Way」へと続いた。
オープニングで一部だけ歌われた「同じ時代を」は、本編終盤に改めてフルサイズで演奏され、ステージの冒頭と終盤をつなぐ構成となった。
序盤は「No Way」「Tattoo」「共謀者」「花は咲いたか」など、ロック色の強い楽曲を中心に進行。
中盤では「NEVER END」「Girl」「In My Circle」「馬を下りた王様」「遊星」「月が近づけば少しはましだろう」「はじまりはいつも雨」などが演奏された。
後半には、「可愛い女と呼ばれたい」から「ブラックマーケット」へ続くメドレー、「バーガーショップで逢いましょう」「着地点」「Now」「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」「君が愛を語れ」「同じ時代を」が配置された。
映像演出
ステージ上には大型スクリーンが設置され、実写映像やCGを使用した演出が楽曲に合わせて映し出された。
ASKAがCGで構成された空間へ入り込んだように見える映像などが使用され、アルバム『kicks』が持つ無機質さや都市的な感覚を視覚面から補強した。
「遊星」では、会場内に点状の光が広がり、客席を含む空間全体が星空のように見える照明演出が行われた。
映像は単独の幕間映像ではなく、ASKAの歌唱、バンドの演奏、照明と連動するステージ演出として使用された。
サポートメンバー
本ツアーでは、前年の「CONCERT TOUR ID」に参加したメンバーを中心とする「ASKAバンド」が演奏を担当した。
| 担当 | メンバー |
| キーボード | 松本晃彦 |
| ピアノ/キーボード | 岡本洋 |
| ドラムス | 江口信夫 |
| ベース | 荻原基文 |
| ギター | 是永巧一 |
| ギター | 古川昌義 |
| コーラス | 西司 |
| コーラス | 大滝裕子 |
| プログラミング | 森下晃 |
前回の「CONCERT TOUR ID」でギターを担当した鈴川真樹に代わり、本ツアーでは古川昌義が参加した。
各メンバーが演奏やアレンジについて意見を出し、ASKAとバンド全体でステージを作り上げた。
ツアー中にも演奏は変化し、公演を重ねるごとにバンドとしての一体感が強まっていった。
セットリスト
本ツアーでは、公演時期によって一部の演奏曲が変更された。
以下は、ツアー中盤以降の基本的な本編構成。
- 同じ時代を
- No Way
- Tattoo
- 共謀者
- 花は咲いたか
- Kicks Street
- NEVER END
- Girl
- In My Circle
- 馬を下りた王様
- 遊星
- 月が近づけば少しはましだろう
- はじまりはいつも雨
- 可愛い女と呼ばれたい~ブラックマーケット
- バーガーショップで逢いましょう
- 着地点
- Now
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- 君が愛を語れ
- 同じ時代を
1曲目の「同じ時代を」は一部のみ歌唱され、そのまま「No Way」へ続いた。
本編終盤では「同じ時代を」が改めてフルサイズで演奏された。
ツアー初期は、「Kicks Street」に代わって「僕はすっかり」が演奏された。
「月が近づけば少しはましだろう」と「はじまりはいつも雨」の間には、公演によって「止まった時計」が加えられた。
1998年7月11日の大阪城ホール公演では、「止まった時計」に代わって「伝わりますか」が演奏された。
アンコールは公演によって異なり、次の構成が確認されている。
- 終章(エピローグ)
- 帰宅
- 僕はすっかり
- 終章(エピローグ)
- 帰宅
- ボヘミアン
- 着地点
- 終章(エピローグ)
- 帰宅
- ボヘミアン
- Now
- 終章(エピローグ)
- 帰宅
- Now
- 終章(エピローグ)
- 帰宅
- Tattoo
1998年7月18日の横浜アリーナ公演では、通常のアンコールに先立って、那英との「相見不如懐念 -Weep No More-」(「Girl」カバー)が演奏された。
1998年7月19日の横浜アリーナ公演では、CHAGEがゲスト出演し、「終章(エピローグ)」をASKAとともに演奏した。
那英のゲスト出演
1998年7月18日の横浜アリーナ公演には、中国の歌手・那英がゲスト出演した。
那英とASKAは「相見不如懐念 -Weep No More-」を演奏し、那英がメインボーカル、ASKAがギターとコーラスを担当した。
「相見不如懐念 -Weep No More-」はASKAの「Girl」をカバーした楽曲で、映画『Hawk』のエンディング曲として使用された。
翌1999年には、「ASIAN TOUR NO DOUBT」の北京公演でも那英との共演が行われた。
CHAGEのゲスト出演
1998年7月19日の横浜アリーナ公演には、CHAGEがゲスト出演した。
同年6月22日に行われたCHAGEのソロ公演へASKAが出演したことに対する返礼として登場した。
CHAGEとASKAは「終章(エピローグ)」を2人で演奏した。
ASKAのソロツアー最終日に、CHAGE and ASKAとしての演奏が行われた。
テレビオンエア
CHAGE/ASKA SOLO LIVE '98
| 項目 | 内容 |
| 番組名 | CHAGE/ASKA SOLO LIVE '98 |
| 放送年 | 1998年 |
| 出演 | CHAGE、ASKA |
| 放送内容 | 1998年に行われたCHAGEとASKAのソロコンサートを構成して放送。「CONCERT TOUR kicks」のライブ映像を使用 |
放送曲
- 同じ時代を~No Way
- 花は咲いたか
- Girl
- 遊星
- はじまりはいつも雨
- バーガーショップで逢いましょう
- Now
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- 同じ時代を
- Tattoo
収録公演および正確な放送日は確認できていない。
映像作品
ASKA concert tour kicks
「CONCERT TOUR kicks」の模様を収録したライブ映像作品。
公演全編をそのまま収録したものではなく、同年7月の大阪城ホール公演の模様を中心の映像を編集して構成されている。
作品データ
| 項目 | 内容 |
| 作品名 | ASKA concert tour kicks |
| 発売日 | 1998年9月23日 |
| 収録日時 | 1998年7月 |
| 収録地 | 大阪城ホール |
| 媒体 | VHS |
| 発売元 | 東芝EMI |
| 価格 | 5,000円(税込・発売時) |
| 収録時間 | 約80分 |
| 販売状況 | 廃盤 |
収録内容
- 同じ時代を
- No Way
- Tattoo
- 共謀者
- 花は咲いたか
- Kicks Street
- NEVER END
- Girl
- In My Circle
- 馬を下りた王様
- 遊星
- 月が近づけば少しはましだろう
- はじまりはいつも雨
- ブラックマーケット
- バーガーショップで逢いましょう
- 着地点
- Now
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- 君が愛を語れ
- 終章(エピローグ)
全20曲。
実際の公演から抜粋・編集した構成で、「可愛い女と呼ばれたい」「帰宅」「僕はすっかり」などは収録されていない。
ONE×ONE
ASKAのソロ活動に密着したドキュメント映像作品。
アルバム『ONE』の制作、ジャケット撮影、プロモーション活動に加え、アルバム『kicks』の制作、ロンドンでのレコーディング、ツアーリハーサル、ライブ映像などが収録されている。
『ASKA concert tour kicks』が完成したライブステージを中心に構成されているのに対し、『ONE×ONE』では、アルバム制作からツアー完成までの過程が収められた。
CHAGE&ASKA LIVE BEST 1995-1999
| 項目 | 内容 |
| 作品名 | CHAGE&ASKA LIVE BEST 1995-1999 |
| 発売日 | 1999年12月31日 |
| 媒体 | DVD |
| 品番 | TOBF-5018 |
| 価格 | 4,500円(税別・発売時) |
| 発売元 | 東芝EMI |
| 販売状況 | 廃盤 |
''「CONCERT TOUR kicks」収録曲''
- Now
本ツアーからは、ボーナス映像として「Now」が収録された。
Reframing
ASKAの過去のコンサート映像を再編集して収録した映像作品。
''「CONCERT TOUR kicks」収録曲''
- No Way
- 花は咲いたか
- Kicks Street
- Girl
- 遊星
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- 同じ時代を
全7曲。
オリジナルVHS『ASKA concert tour kicks』とは、収録曲および編集内容が異なる。
ツアー終了後
本ツアーは、1998年7月19日の横浜アリーナ公演をもって終了した。
前年の「CONCERT TOUR ID」で作られたASKAのソロライブの基礎は、本ツアーで、より自由なバンド演奏を中心とするステージへ発展した。
ツアーを通してASKAとバンドの一体感が強まり、公演を重ねるごとにアレンジやセットリストが変化していった。
本ツアー終了後、ASKAはソロ活動で得た経験を持ち帰り、翌1999年のCHAGE and ASKAとしての活動へ移行した。
備考
- ASKAにとって2度目の本格的なソロコンサートツアー。
- 1998年4月30日の浜松アリーナ公演から、7月19日の横浜アリーナ公演まで開催された。
- 全国13会場で全32公演が行われた。
- 1998年3月25日発売のアルバム『kicks』を携えて開催された。
- ツアー初期には「Kicks Street」ではなく「僕はすっかり」が本編で演奏された。
- 1998年5月7日以降は「Kicks Street」が本編に加えられた。
- 「止まった時計」はツアー全公演で演奏されたわけではない。
- 1998年7月11日の大阪城ホール公演では「伝わりますか」が演奏された。
- 「可愛い女と呼ばれたい」と「ブラックマーケット」はメドレー形式で演奏された。
- アンコールは公演によって複数の構成パターンがあった。
- 1998年5月6日には「Tattoo」がアンコールで再演された。
- 1998年7月18日の横浜アリーナ公演には那英が出演した。
- 1998年7月19日の最終公演にはCHAGEが出演した。
- 1998年9月23日にライブVHS『ASKA concert tour kicks』が発売された。
- オリジナルVHSは現在廃盤となっている。









