ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK
概要
『ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK』は、ASKAが2009年に開催したソロ・コンサートツアー。
2009年3月20日の横須賀芸術劇場公演から、7月4日の台湾・台大綜合体育館公演まで、国内公演と台北公演を合わせて全36公演が行われた。
セットリストには、「Now」「Girl」「Kicks Street」「遊星」「good time」などのソロ楽曲に加え、「RED HILL」「PRIDE」「UNI-VERSE」など、CHAGE and ASKA名義の楽曲も多く組み込まれた。
会報や後年の映像作品紹介では、CHAGE and ASKAとしての活動休止発表後、最初に行われたASKAのソロツアーとして紹介されている。
ソロ名義の公演でありながら、ASKAがその時点で歌うべきだと考えた楽曲を、名義や発表時期に縛られずに選んだことで、ASKAの音楽活動全体を横断する構成となった。
公演データ
| 項目 |
内容 |
| 公演名 |
ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK |
| 出演 |
ASKA |
| 公演期間 |
2009年3月20日~7月4日 |
| 公演数 |
全36公演 |
| 国内初日 |
横須賀芸術劇場 |
| 国内最終公演 |
NHKホール |
| 海外公演 |
台大綜合体育館(台湾・台北) |
| ツアー最終日 |
2009年7月4日 |
| 公演形態 |
バンド編成によるソロ・コンサートツアー |
| 映像収録公演 |
2009年6月28日 NHKホール |
開催日程
国内公演
| 日程 |
会場 |
| 2009年3月20日(金・祝) |
横須賀芸術劇場 |
| 2009年3月25日(水) |
静岡市民文化会館 |
| 2009年3月28日(土) |
大阪フェスティバルホール |
| 2009年3月29日(日) |
大阪フェスティバルホール |
| 2009年4月3日(金) |
大宮ソニックシティ 大ホール |
| 2009年4月4日(土) |
宇都宮市文化会館 |
| 2009年4月9日(木) |
神奈川県民ホール |
| 2009年4月11日(土) |
名古屋国際会議場 センチュリーホール |
| 2009年4月12日(日) |
名古屋国際会議場 センチュリーホール |
| 2009年4月14日(火) |
三重県文化会館 大ホール |
| 2009年4月18日(土) |
びわ湖ホール |
| 2009年4月19日(日) |
神戸国際会館 こくさいホール |
| 2009年4月21日(火) |
大阪厚生年金会館 大ホール |
| 2009年4月22日(水) |
大阪厚生年金会館 大ホール |
| 2009年5月5日(火・祝) |
広島厚生年金会館 |
| 2009年5月6日(水・祝) |
広島厚生年金会館 |
| 2009年5月8日(金) |
米子コンベンションセンター BiG SHiP |
| 2009年5月13日(水) |
石川厚生年金会館 |
| 2009年5月15日(金) |
新潟県民会館 |
| 2009年5月16日(土) |
ホクト文化ホール |
| 2009年5月20日(水) |
福岡サンパレス ホテル&ホール |
| 2009年5月21日(木) |
福岡サンパレス ホテル&ホール |
| 2009年5月23日(土) |
仙台サンプラザホール |
| 2009年5月25日(月) |
仙台サンプラザホール |
| 2009年5月30日(土) |
北海道厚生年金会館 |
| 2009年5月31日(日) |
北海道厚生年金会館 |
| 2009年6月3日(水) |
大阪厚生年金会館 大ホール |
| 2009年6月4日(木) |
大阪厚生年金会館 大ホール |
| 2009年6月6日(土) |
大阪厚生年金会館 大ホール |
| 2009年6月7日(日) |
大阪厚生年金会館 大ホール |
| 2009年6月10日(水) |
アルファあなぶきホール |
| 2009年6月12日(金) |
松山市民会館 |
| 2009年6月14日(日) |
広島ALSOKホール |
| 2009年6月17日(水) |
アクトシティ浜松 |
| 2009年6月24日(水) |
NHKホール |
| 2009年6月25日(木) |
NHKホール |
| 2009年6月28日(日) |
NHKホール |
台北公演
| 日程 |
会場 |
開場 |
開演 |
| 2009年7月4日(土) |
台大綜合体育館 |
18:30 |
19:30 |
国内公演の日程には、当初発表された公演に加え、後から決定したNHKホール公演が含まれる。
7月4日の台北公演をもって、ツアー全日程が終了した。
セットリスト
2009年6月25日 NHKホール(東京都)
1. Now
2. Hello
3. 狂想曲(ラプソディ)
4. どうってことないさ
5. 僕はすっかり
6. birth
7. Girl
8. Kicks Street
9. 遊星
10. good time
11. あなたが泣くことはない
12. UNI-VERSE
13. RED HILL
14. 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
15. 月が近づけば少しはましだろう
16. けれど空は青~close friend~
17. PRIDE
18. L&R
アンコール
19. 恋の季節
20. ボヘミアン
21. 夢はるか
2009年6月28日 NHKホール SHOOTING LIVE(東京都)
1. Now
2. HELLO
3. 狂想曲(ラプソディ)
4. どうってことないさ
5. 僕はすっかり
6. birth
7. Girl
8. Kicks Street
9. 遊星
10. good time
11. あなたが泣くことはない
12. 帰宅
13. L&R
14. RED HILL
15. 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
16. 月が近づけば少しはましだろう
17. けれど空は青~close friend~
18. PRIDE
19. UNI-VERSE
アンコール
20. 恋の季節
21. ボヘミアン
22. 夢はるか
2009年7月4日 台大綜合体育館(台湾・台北)
1. Now
2. HELLO
3. どうってことないさ
4. 僕はすっかり
5. birth
6. Girl
7. Kicks Street
8. 遊星
9. 何日君再来
10. SAY YES
11. あなたが泣くことはない
12. 帰宅
13. L&R
14. RED HILL
15. 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
16. 月が近づけば少しはましだろう
17. けれど空は青~close friend~
18. PRIDE
19. UNI-VERSE
アンコール
20. 男と女
21. You are free
22. はじまりはいつも雨
6月25日公演では「帰宅」が演奏されず、「UNI-VERSE」が中盤、「L&R」が本編最後に配置された。
6月28日のシューティングライブでは「帰宅」が復帰し、「L&R」「RED HILL」「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」と続く構成となった。この公演の模様が、WOWOW放送および映像作品へ収録された。
台北公演では、日本国内公演から選曲が変更され、「狂想曲(ラプソディ)」「good time」「恋の季節」「ボヘミアン」「夢はるか」に代わって、「何日君再来」「SAY YES」「男と女」「You are free」「はじまりはいつも雨」が披露された。
活動休止発表後、最初のソロツアー
2009年1月、CHAGE and ASKAは、それぞれのソロ活動へ重点を置くため、デュオとしての活動を休止することを発表した。
本ツアーは、その発表後にASKAが初めて開催した本格的なソロツアーとなった。
ただし、ASKAはCHAGE and ASKAの楽曲を避けるのではなく、「RED HILL」「PRIDE」などを積極的に選曲した。
後年の映像作品紹介では、ソロであることによって、名義や過去の枠組みからある意味で自由になり、ASKAの歌の幅が広がったステージと説明されている。
ソロ作品とCHAGE and ASKA作品を明確に区別するのではなく、ASKAが現在の自分の歌として届けたい楽曲を並べることが、本ツアーの基本姿勢となった。
ツアータイトル「WALK」
「WALK」は、1989年にCHAGE and ASKAが発表した楽曲名。
ASKAはツアータイトルとして「WALK」を使用するにあたり、CHAGEへ手紙で伝えたという。
会報の対談では、CHAGEが「ツアータイトルがWALKと書いてある」と反応したことが語られている。
楽曲「WALK」をセットリストへ入れることよりも、「歩く」「前へ進む」という言葉が示す姿勢を、ツアー全体のテーマとして使用したものと考えられる。
CHAGE and ASKAの活動休止後、新しい段階へ進み始めたASKAの状況とも重なるタイトルとなった。
バンドサウンドへの回帰
前年のシンフォニックツアーでは、ASKAは各地のフルオーケストラと共演した。
本ツアーでは、ドラム、ベース、ギター、キーボード、コーラスを中心とするバンド編成へ戻り、ロック色の強いステージを展開した。
「Kicks Street」「RED HILL」「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」「UNI-VERSE」などでは、バンド全体のグルーヴと音圧を前面へ押し出した演奏が行われた。
一方、「あなたが泣くことはない」「帰宅」「月が近づけば少しはましだろう」「けれど空は青~close friend~」などでは、ASKAの歌声を中心とする抑制された演奏が用いられた。
後年の会報では、本ツアーを、バンドサウンドのロック調からバラードまで、ASKAの幅広い歌唱を楽しめるステージとして紹介している。
新曲「あなたが泣くことはない」
「あなたが泣くことはない」は、2009年2月25日に発売されたASKAのシングル。
映画『ニセ札』の主題歌としてASKAが書き下ろした楽曲で、本ツアーでは中盤の重要な位置で披露された。
シングルのカップリング曲「L&R」もセットリストへ組み込まれた。
発売直後の新曲2曲を同じステージで披露することで、過去の作品を振り返るだけではなく、2009年当時のASKAの新しい音楽も提示された。
CHAGE and ASKA楽曲の選曲
本ツアーでは、ソロ楽曲だけではなく、CHAGE and ASKA名義で発表された楽曲も数多く演奏された。
「RED HILL」は、1993年のアルバム『RED HILL』の表題曲。
「PRIDE」は、1989年のアルバム『PRIDE』収録曲であり、ASKAの代表的な作品のひとつとして披露された。
「L&R」「UNI-VERSE」など、2008年から2009年に発表されたASKAの新しい楽曲と並べることで、過去と現在を分けずに構成するセットリストとなった。
後年の公式紹介でも、CHAGE and ASKAの楽曲がふんだんに盛り込まれていることが、本ツアーの特徴として挙げられている。
昭和歌謡のカバー
アンコールでは、ピンキーとキラーズの「恋の季節」が披露された。
ASKAは、それ以前のソロツアーでも坂本九、沢田研二、布施明などの楽曲を取り上げており、本ツアーでは昭和歌謡を代表する「恋の季節」を選曲した。
後年の映像作品紹介でも、「アンコールで披露される昭和歌謡のカバー」が見どころとして紹介されている。
ASKAのオリジナル曲とは異なる時代背景を持つ楽曲を、ASKA自身の歌唱とバンドアレンジによって再構築した。
台北公演
11年ぶりの台湾でのソロ公演
2009年7月4日、台北の台大綜合体育館でツアー最終公演が開催された。
台北公演の開催に先立ち、ASKAは2009年6月に台湾を訪れ、記者会見を行った。
現地では、テレビ、ラジオ、新聞などを含む多数のメディアから取材を受け、11年間待ち続けていた台湾の観客から高い関心を集めた。
1994年および1995年のCHAGE and ASKAアジアツアーを見た記者や、当時は学生で公演を見ることができなかったという記者も会見へ参加した。
前年のシンフォニックツアーでも台湾公演は候補に挙がっていたが、実現には至らなかった。そのため、2009年の『WALK』でようやくASKAの台湾公演が実現した。
台北公演をもって、国内外を巡った全36公演が終了した。
NHKホール・シューティングライブ
2009年6月28日のNHKホール公演は、WOWOWでの放送と映像作品の制作を目的としたシューティングライブとして行われた。
通常のコンサート撮影とは異なり、ステージ上のASKAやバンドメンバーに近い位置にもクレーンやカメラが設置された。
会報では、通常のライブでは撮影できないアングルから収録することで、ツアーのグルーヴ感やメンバーの動きを、臨場感を持って映像化したと紹介されている。
当日のライブ写真を使用し、公演日、会場名、セットリスト、購入者名を入れた「メモカ」も販売された。
この公演の映像は、同年11月に発売されたDVDの本編として使用された。
バックバンド
| 担当 |
メンバー |
| キーボード/バンドマスター |
澤近泰輔 |
| ドラム |
江口信夫 |
| ベース |
荻原基文 |
| ギター |
古川昌義 |
| ギター |
鈴川真樹 |
| キーボード |
旭純 |
| コーラス |
西司 |
| コーラス |
大滝裕子 |
本ツアーでは、ASKAの過去のソロツアーやレコーディングへ参加してきたメンバーを中心にバンドが編成された。
澤近泰輔は、ASKAの楽曲を長年にわたって支えてきたアレンジャー、キーボーディストであり、本ツアーでもバンド全体の音楽的な軸を担った。
江口信夫、荻原基文、古川昌義、大滝裕子、西司らは、『ID』『kicks』『GOOD TIME』など、過去のASKAソロツアーにも参加経験を持つメンバーだった。
テレビオンエア
WEDNESDAY J-POP
| 項目 |
内容 |
| 放送日 |
2009年6月24日 |
| 放送局 |
NHK BS-2 |
| 番組名 |
WEDNESDAY J-POP |
| 収録公演 |
2009年6月24日 NHKホール公演 |
| 放送内容 |
『ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK』NHKホール公演から生中継 |
放送曲
- RED HILL
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
交個朋友吧
| 項目 |
内容 |
| 放送日 |
2009年6月25日 |
| 放送局 |
台湾TV |
| 番組名 |
交個朋友吧 |
| 出演 |
ASKA |
| 放送内容 |
台北公演に関連するASKAのインタビュー |
ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK
| 項目 |
内容 |
| 放送日 |
2009年8月6日 |
| 放送時間 |
21:00~ |
| 放送局 |
WOWOW |
| 番組名 |
ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK |
| 収録公演 |
2009年6月28日 NHKホール SHOOTING LIVE |
| 放送内容 |
同名ツアーのライブ映像 |
放送曲
- Now
- HELLO
- 狂想曲(ラプソディ)
- どうってことないさ
- 僕はすっかり
- birth
- Girl
- Kicks Street
- 遊星
- good time
- あなたが泣くことはない
- 帰宅
- L&R
- RED HILL
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- 月が近づけば少しはましだろう
- けれど空は青~close friend~
- PRIDE
- UNI-VERSE
- 恋の季節
- ボヘミアン
- 夢はるか
映像作品
ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK
2009年6月28日のNHKホール公演を収録したライブ映像作品。
ASKAのソロ楽曲だけではなく、CHAGE and ASKA名義の楽曲、昭和歌謡のカバー、提供曲のセルフカバーまでを含むステージが収録されている。
DVD版
| 項目 |
内容 |
| タイトル |
ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK |
| 発売日 |
2009年11月25日 |
| 媒体 |
DVD |
| 品番 |
POBD-22007/22008 |
| 仕様 |
DVD2枚組 |
| 価格 |
6,090円(税込) |
| 収録公演 |
2009年6月28日 NHKホール |
DVD収録曲
- Now
- Hello
- ラプソディ
- どうってことないさ
- 僕はすっかり
- birth
- Girl
- Kicks Street
- 遊星
- good time
- あなたが泣くことはない
- 帰宅
- L&R
- RED HILL
- 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
- 月が近づけば少しはましだろう
- けれど空は青~close friend~
- PRIDE
- UNI-VERSE
- 恋の季節
- ボヘミアン
- 夢はるか
Blu-ray版
| 項目 |
内容 |
| タイトル |
ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK |
| 発売日 |
2012年 |
| 媒体 |
Blu-ray |
| 品番 |
POXS-22018 |
| 価格 |
6,090円(税込) |
| 音声 |
2chステレオ/5.1chサラウンド |
| 収録公演 |
2009年6月28日 NHKホール |
DVD版の映像をBlu-ray化した作品。
Blu-ray版では、ステージ上へ設置されたカメラによる近距離の映像、バンドメンバーの演奏、照明や会場全体の奥行きを、DVD版より高画質で確認できる。
DVD版とBlu-ray版の違い
| 作品 |
特徴 |
| DVD版 |
2009年発売。NHKホール公演をDVD2枚組で収録。 |
| Blu-ray版 |
2012年発売。DVD版の公演映像を高画質化し、2chステレオと5.1chサラウンド音声で収録。 |
備考
- 当初は2009年3月20日の横須賀芸術劇場公演を皮切りとする国内34公演として発表された。
- その後、NHKホール追加公演および台北公演が決定した。
- 2009年7月4日の台北公演をもって、全36公演が終了した。
- CHAGE and ASKAの活動休止発表後、ASKAが初めて行った本格的なソロツアーだった。
- セットリストには、ASKAのソロ楽曲とCHAGE and ASKA名義の楽曲が区別なく組み込まれた。
- 新曲「あなたが泣くことはない」と、カップリング曲「L&R」が演奏された。
- 「恋の季節」は、ピンキーとキラーズの楽曲のカバー。
- 「ボヘミアン」は、ASKAが作詞を手がけた提供曲のセルフカバー。
- 1998年以来、約11年ぶりとなる台湾でのソロ公演が実現した。
- 台北公演前には、ASKAが現地で記者会見を行い、多数の台湾メディアから取材を受けた。
- 2009年6月28日のNHKホール公演は、WOWOW放送と映像作品のためのシューティングライブだった。
- NHKホール公演では、通常のライブでは設置できない位置にもカメラやクレーンが配置された。
- 6月28日のライブ写真を使用した「メモカ」が販売された。
- ツアー会場では、期間限定の「WALK」デザイン名刺を作成できるサービスも展開された。
- ツアー終了後には、ステージで使用したピック、ポスター、台北公演のバッグタグ、台湾土産などが、ファンクラブ会員向けプレゼントに使用された。
- WOWOWでは2009年8月6日に放送された。
- DVDは2009年11月25日に発売された。
- Blu-ray版は2012年に発売された。
最終更新:2026年07月01日 23:38