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ASKA THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT 昭和が見ていたクリスマス



概要


『ASKA THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT 昭和が見ていたクリスマス』は、ASKAが2009年12月に開催したクリスマス・スペシャルライブ。

2009年12月15日の名古屋国際会議場センチュリーホール公演から、12月21日のグランキューブ大阪公演まで、名古屋・東京・大阪の3都市で全4公演が行われた。

ASKAがクリスマスをテーマとするコンサートを開催するのは、1988年のCHAGE and ASKA『X'mas Special Concert』以来、約21年ぶりだった。

本公演では、ASKAにとって初めてとなる本格的なビッグバンド編成が採用された。世界的なスタンダードナンバー、ASKAが幼少期から親しんできた昭和歌謡、クリスマスソング、ASKAおよびCHAGE and ASKAのオリジナル曲を組み合わせた、通常のソロツアーとは異なるショー形式のステージとなった。

タイトルの「THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT」は、その夜に耳にした懐かしい旋律や、過去の記憶と結びついた音楽を表している。「昭和が見ていたクリスマス」という副題には、ASKAが昭和という時代に聴いて育った音楽と、クリスマスの華やかなイメージを同じステージで表現する意図が込められた。

公演のために選ばれた楽曲は、ASKA自身の作品だけに限定されていない。「Smile」「Fly Me to the Moon」「Stardust」「Over the Rainbow」などのスタンダードナンバー、「君は薔薇より美しい」「君をのせて」「生きがい」「夜空を仰いで」「見上げてごらん夜の星を」「廃墟の鳩」などの昭和歌謡が演奏された。

一方、「心に花の咲く方へ」「野いちごがゆれるように」「HANG UP THE PHONE」「僕はこの瞳で嘘をつく」「PRIDE」「UNI-VERSE」「YAH YAH YAH」など、ASKAの音楽活動を代表する楽曲もビッグバンド用のアレンジで披露された。



公演データ


項目 内容
公演名 ASKA THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT 昭和が見ていたクリスマス
出演 ASKA
公演期間 2009年12月15日~12月21日
開催都市 名古屋・東京・大阪
会場数 3会場
公演数 4公演
公演形態 クリスマス・スペシャルライブ
演奏形態 ビッグバンド編成
映像収録公演 東京国際フォーラム ホールA公演



開催日程


日程 会場 開場 開演
2009年12月15日(火) 名古屋国際会議場 センチュリーホール 17:30 18:30
2009年12月17日(木) 東京国際フォーラム ホールA 17:30 18:30
2009年12月18日(金) 東京国際フォーラム ホールA 17:30 18:30
2009年12月21日(月) グランキューブ大阪 17:30 18:30



セットリスト


2009年12月17日・18日 東京国際フォーラム ホールA(東京都)


  1. Smile
  2. Fly Me to the Moon
  3. Love Affair
  4. 君は薔薇より美しい
  5. 君をのせて
  6. 生きがい
  7. 夜空を仰いで
  8. Stardust
  9. お・や・す・み
  10. Over the Rainbow
  11. 心に花の咲く方へ
  12. Love Is Alive
  13. 野いちごがゆれるように
  14. シルバーパラダイス
  15. HANG UP THE PHONE
  16. 僕はこの瞳で嘘をつく
  17. The Christmas Song
  18. 世界にMerry X'mas
  19. PRIDE
  20. UNI-VERSE
  21. 見上げてごらん夜の星を
  22. YAH YAH YAH
  23. 廃墟の鳩
  24. Good Night

映像作品に収録された東京国際フォーラム ホールA公演の曲順を掲載している。

「Smile」「Fly Me to the Moon」「Stardust」「Over the Rainbow」「The Christmas Song」など、海外のスタンダードナンバーが多数取り上げられた。

「君は薔薇より美しい」「君をのせて」「生きがい」「夜空を仰いで」「見上げてごらん夜の星を」「廃墟の鳩」は、ASKAが幼少期から青年期にかけて親しんだ日本の楽曲として選曲された。

「シルバーパラダイス」と「世界にMerry X'mas」は、CHAGE and ASKAが1986年に発表したクリスマス・ミニアルバム『Snow Mail』に収録された楽曲。

公演の最後には「Good Night」が演奏され、クリスマスの夜を締めくくる構成となった。



21年ぶりのクリスマスコンサート


ASKAがクリスマスをテーマとする本格的なコンサートを行うのは、1988年のCHAGE and ASKA『X'mas Special Concert』以来、約21年ぶりだった。

1988年の公演では、クリスマス・ミニアルバム『Snow Mail』の楽曲などが披露されていた。

2009年の本公演でも、『Snow Mail』から「シルバーパラダイス」と「世界にMerry X'mas」が選曲され、過去のクリスマス公演とのつながりが示された。

ただし、本公演は1988年のステージを再現するものではなく、ASKAがその後に出会った音楽や、自身のルーツとなった昭和歌謡、海外のスタンダードナンバーを加えた新しいクリスマスショーとして制作された。



ASKA初のビッグバンド公演


本公演では、ASKAにとって初めてとなるビッグバンド編成が採用された。

通常のASKAのソロコンサートでは、ドラム、ベース、ギター、キーボード、コーラスを中心とするバンド編成が基本となる。

本公演では、それらに加えて多数の管楽器奏者が参加し、トランペット、トロンボーン、サックスなどのホーンセクションを生かした華やかなサウンドが作られた。

ビッグバンドは、ジャズやスウィングを基礎としながら、大人数のホーンセクションによってダイナミックな音を生み出す編成である。

「Fly Me to the Moon」「Stardust」「The Christmas Song」などでは、スタンダードナンバーとビッグバンドの組み合わせが生かされた。

「HANG UP THE PHONE」「僕はこの瞳で嘘をつく」「YAH YAH YAH」などでは、原曲のリズムや勢いを保ちながら、ホーンセクションを前面へ出したアレンジが施された。

ASKAは2010年の会報で、本公演の4公演について、音楽によってぜいたくな時間を過ごせた喜びを感じているという趣旨で振り返っている。



昭和歌謡とASKAの音楽的ルーツ


本公演の大きな柱となったのが、ASKAが幼少期から聴いて育った昭和の楽曲だった。

「君は薔薇より美しい」は布施明、「君をのせて」は沢田研二、「生きがい」は由紀さおり、「夜空を仰いで」は加山雄三が歌唱した楽曲として知られている。

「見上げてごらん夜の星を」は坂本九、「廃墟の鳩」はザ・タイガースによって発表された楽曲。

これらの曲は、単なる懐メロとして選ばれたのではなく、ASKAの歌唱や作曲の感覚を形作った音楽として取り上げられた。

ASKAは、それぞれの原曲をそのまま模倣するのではなく、自身の歌声とビッグバンドによる新たなアレンジで披露した。

後年の映像作品紹介でも、世界的なスタンダードナンバーから昭和歌謡の名曲まで、ASKAが幼少期から聴いて育った曲が並ぶ公演として紹介されている。



海外スタンダードナンバー


公演は「Smile」で始まった。

「Smile」はチャールズ・チャップリンが映画『モダン・タイムス』のために作曲した旋律を基にした楽曲で、後に歌詞が付けられ、世界的なスタンダードナンバーとなった。

「Fly Me to the Moon」「Stardust」「Over the Rainbow」「The Christmas Song」も、長年にわたって多くの歌手に歌い継がれてきた楽曲である。

ASKAは、原曲の持つ古典的な雰囲気を尊重しながら、自身の声の強弱やフレージングによって楽曲を表現した。

海外のスタンダードナンバーと日本の昭和歌謡を同じ公演へ組み込むことで、ASKAが聴いて育った国内外の音楽がひとつのステージ上で結ばれた。



ASKAのオリジナル曲


本公演では、カバー曲だけではなく、ASKAおよびCHAGE and ASKAのオリジナル曲も数多く演奏された。

「心に花の咲く方へ」「野いちごがゆれるように」「UNI-VERSE」などは、ASKAのソロ活動を代表する楽曲。

「HANG UP THE PHONE」「僕はこの瞳で嘘をつく」「PRIDE」「YAH YAH YAH」は、CHAGE and ASKA名義で発表された楽曲を、ASKAのソロ歌唱によって披露したもの。

楽曲によっては、原曲のバンドアレンジから大きく変更され、ビッグバンドのホーンセクションやスウィング感を生かした構成となった。

昭和歌謡やスタンダードナンバーの間にASKAのオリジナル曲を配置することで、それぞれの曲がASKAの音楽的なルーツとどのようにつながっているかを感じさせる構成となった。



クリスマスソング


本公演では、「The Christmas Song」「世界にMerry X'mas」「シルバーパラダイス」など、クリスマスを直接題材とする楽曲が披露された。

「シルバーパラダイス」は、クリスマスの時期に街全体が華やかに見える感覚や、人々が普段よりも素直で温かい気持ちになれる様子を描いた楽曲。

ASKAは同曲について、街全体がパラダイスのように見えてくるクリスマスの気持ちを歌にしたという趣旨で、発表当時に説明している。

「世界にMerry X'mas」は、世界中の人々へクリスマスの祝福を届ける楽曲として、本公演後半に配置された。

海外の定番クリスマスソングと、ASKA自身が制作したクリスマス曲を並べることで、コンサートのテーマが明確に示された。



ショー形式のステージ


本公演は、通常のコンサートツアーのように、アルバムの楽曲を中心に構成されたものではない。

スタンダードナンバー、昭和歌謡、クリスマスソング、ASKAのオリジナル曲を、ビッグバンドによるひとつのショーとして見せる構成が採られた。

ステージ上には、ASKAとリズムセクションに加えて多数の管楽器奏者が並び、照明や衣装もクリスマスショーを意識した華やかなものとなった。

ASKA自身も、通常のツアーとは異なる楽曲やアレンジを楽しみながら歌唱していたと、後年の映像作品紹介で評されている。

この公演で得たビッグバンドとの経験は、翌2010年にASKAが出演したイベントや、2012年の『ASKA CONCERT 2012 昭和が見ていたクリスマス!? Prelude to The Bookend』にも引き継がれた。



テレビオンエア


ASKA LIVE 昭和が見ていたクリスマス


項目 内容
放送日 2009年12月25日
放送時間 23:00~25:00
放送局 TBSチャンネル
番組名 ASKA LIVE 昭和が見ていたクリスマス
収録公演 東京国際フォーラム ホールA公演
放送内容 同名クリスマス・スペシャルライブの模様

放送曲

  1. Smile
  2. Fly Me to the Moon
  3. Love Affair
  4. 君は薔薇より美しい
  5. 君をのせて
  6. 生きがい
  7. 夜空を仰いで
  8. Stardust
  9. お・や・す・み
  10. Over the Rainbow
  11. 心に花の咲く方へ
  12. Love Is Alive
  13. 野いちごがゆれるように
  14. シルバーパラダイス
  15. HANG UP THE PHONE
  16. 僕はこの瞳で嘘をつく
  17. The Christmas Song
  18. 世界にMerry X'mas
  19. PRIDE
  20. UNI-VERSE
  21. 見上げてごらん夜の星を
  22. YAH YAH YAH
  23. 廃墟の鳩
  24. Good Night



映像作品


ASKA THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT 昭和が見ていたクリスマス


東京国際フォーラム ホールA公演の模様を収録したライブ映像作品。

ASKAがビッグバンドと初めて本格的に共演し、スタンダードナンバー、昭和歌謡、クリスマスソング、オリジナル曲を披露した全24曲を収録している。

DVD版

項目 内容
タイトル ASKA THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT 昭和が見ていたクリスマス
発売年 2010年
媒体 DVD
品番 POBD-22011
価格 6,090円(税込)
収録公演 東京国際フォーラム ホールA公演
収録曲数 24曲

DVD収録曲

  1. Smile
  2. Fly Me to the Moon
  3. Love Affair
  4. 君は薔薇より美しい
  5. 君をのせて
  6. 生きがい
  7. 夜空を仰いで
  8. Stardust
  9. お・や・す・み
  10. Over the Rainbow
  11. 心に花の咲く方へ
  12. Love Is Alive
  13. 野いちごがゆれるように
  14. シルバーパラダイス
  15. HANG UP THE PHONE
  16. 僕はこの瞳で嘘をつく
  17. The Christmas Song
  18. 世界にMerry X'mas
  19. PRIDE
  20. UNI-VERSE
  21. 見上げてごらん夜の星を
  22. YAH YAH YAH
  23. 廃墟の鳩
  24. Good Night



Blu-ray版


項目 内容
タイトル ASKA THE MELODY YOU HEARD THAT NIGHT 昭和が見ていたクリスマス
発売日 2012年4月25日
媒体 Blu-ray
品番 POXS-22020
価格 6,090円(税込)
音声 2chステレオ/5.1chサラウンド
収録公演 東京国際フォーラム ホールA公演
収録曲数 24曲

DVD版の内容をBlu-ray化した作品。

ASKAの歌唱、ビッグバンドの演奏、ホーンセクションの配置、ステージ照明などを、DVD版より高画質・高音質で収録している。



DVD版とBlu-ray版の違い


作品 特徴
DVD版 2010年発売。東京国際フォーラム ホールA公演の全24曲を収録。
Blu-ray版 2012年発売。DVD版の内容を高画質化し、2chステレオと5.1chサラウンド音声を収録。



備考


  • 2009年12月15日から21日まで、名古屋・東京・大阪の3都市で全4公演が開催された。
  • ASKAがクリスマスコンサートを行うのは、1988年以来約21年ぶりだった。
  • ASKAにとって初めての本格的なビッグバンド公演となった。
  • 世界的なスタンダードナンバー、昭和歌謡、クリスマスソング、ASKAおよびCHAGE and ASKAのオリジナル曲で構成された。
  • 「君は薔薇より美しい」「君をのせて」「生きがい」「夜空を仰いで」「見上げてごらん夜の星を」「廃墟の鳩」など、ASKAが幼少期から親しんだ楽曲が選曲された。
  • 「シルバーパラダイス」と「世界にMerry X'mas」は、クリスマス・ミニアルバム『Snow Mail』の収録曲。
  • 「HANG UP THE PHONE」「僕はこの瞳で嘘をつく」「PRIDE」「YAH YAH YAH」は、CHAGE and ASKA名義の楽曲をASKAがソロで披露したもの。
  • 「Smile」「Fly Me to the Moon」「Stardust」「Over the Rainbow」「The Christmas Song」など、海外のスタンダードナンバーも演奏された。
  • 公演の模様は2009年12月25日にTBSチャンネルで放送された。
  • 映像作品には東京国際フォーラム ホールA公演が収録された。
  • DVD版は2010年に発売された。
  • Blu-ray版は2012年4月25日に発売された。
  • 本公演のビッグバンドによる演奏スタイルは、後のASKAのスペシャルライブにも受け継がれた。
最終更新:2026年07月01日 23:44