クラナ・リパライン語
lineparne klaned
発音 [lɪnə'parnə 'kɫanəd]
話される国 パンテガード
言語系統 シアン大語族
・リパラオネ語族
・クラナ語派
■■・クラナ理語
クラナ・リパライン語klana'd lineparine)は、リパラオネ語族のクラナ語派の言語のひとつ。
元はクラナ大陸に渡来したリパラオネ人の話していた言語であり、パンテガード王朝で用いられたことにより、クラナ大陸内で多大な影響を及ぼした。

歴史

フューメール・リパライン語

9世紀中ごろにリパラオネ系渡来人であるフューメール人が話していた言語をフューメール・リパライン語という。
フューメール・リパライン語は古典リパライン語やヴェフィス語の影響を受けた言語と言うことができ、クラナ・リパライン語はクラナ語派に分類されるが、古典リパライン語やヴェフィス語派系統の言語の影響を大きく受けており、ヴェフィス語派ペヌル・リパラオネ語派として分類すべきという意見も存在する。
リパラオネ語族の話者がクラナ大陸に定住し始めたのは、mp.????年ごろであるとみられており、クラナ・リパライン語の話者がクラナ大陸で定住を開始したのは、10世紀ごろであった。
この時代のリパライン語は、渡来した地域にいた原住民であるフェーヌ人の言語から語彙などの面で影響を受けた。
この時代のリパライン語には主格、対格、与格、属格のほかに向格があるが、後の時代には廃れていくこととなる。

古典クラナ・リパライン語

パンテガード成立の1020年以降に用いられたリパライン語を古典クラナ・リパライン語と呼び、多くの文献が残って最も研究が進んでいる時代の言語である。
また現代で一般的に指される「クラナ・リパライン語」とは、通常この古典クラナ・リパライン語をいう。
このリパライン語は文献に用いられる書き言葉であり、このころから話されていく民衆間の話し言葉は俗クラナ・リパライン語とされ、一般的にクラナ祖語と呼ぶのはこの話し言葉であり、これが現代のクラナ諸語へとつながった。

俗クラナ・リパライン語

 ※詳細は「クラナ祖語」を参照。
パンテガード王朝の全盛期に話されていた古典期が終わると、大きな領土を持ったパンテガードで話されるクラナ・リパライン語は変化を次第に顕著に見せるようになり、地方ごとの分化も大きくなっていった。
パンテガードの滅亡後には、それぞれ言語も完全に分化し、かつてパンテガードの版図で用いられたクラナ・リパライン語は一般大衆には使われず、置き換えられていった。
俗クラナ・リパライン語は話し言葉で文献には書かれず、それぞれ自由に話されて異なった民族にも伝わっており、クラナ諸語が地方によって大きな違いを見せるのはこれが原因だとされている。

文法

 ※「クラナ・リパライン語の文法」を参照。
クラナ・リパライン語は、古典リパライン語がもととなっているが、ヴェフィス語などの影響により語幹内の発音も変化する屈折語となった。
古典リパライン語で用いられた後置詞、前置詞もすべて前置詞となり、古典リパライン語とはかなり異なった文法となっている。
基本的な語順としてSVO型であるが、当時の言語的な状況によりこれ以外の語順も普通にみられる。
また、名詞の後に修飾語句をつけるNA型であった。
最終更新:2024年08月29日 01:10