伝統行動(淮:Le Fas de Fluscie、理:la desteko fon deln)とは、ヴェフィス共和国の政党の一つ。


党名

 ヴェフィス語の "Fluscie" もリパライン語の "deln" も本来は「黒」を意味する単語であり、直訳は「黒の行動」となるはずであるが、党の性質などを勘案し、本項では「伝統行動」と訳す。

概要

 2030年頃のユエスレオネ連邦シルミヤ政権の介入主義に影響され、共和国大公たるジア・ド・スキュリオーティエリパラオネ民族自決党の特別顧問であることから、大公に忠誠を誓う政治集団のうち一部が独立した。サルシア・ド・バローティエ(Celcia de Ballautie)率いるヴェフィス国立研究院大学(VIKK)の学生政治グループ「伝統行動」に発し、最終的に公然の政治団体として立ち上がった。
 ヴェフィス共和国の伝統的な政治対立構造(リネパリニア派とカーキア派)を既得権益層の対立と捉えて、新たなヴェフィスの姿として、リパラオネ保守主義とヴェフィス民族主義を両立し、国家と民族の誇りを取り戻すことを基盤的目標としている。このような立場には主体的統一の概念が影響しているのではないかという議論があるが、当主であるサルシア自身は否定している。

政策

フラッドシャー連合公国に対する負担金上昇

 東諸島共和国連合の負担金に関して、地上奪還の端緒になりうる大陸部防衛を担うリナエスト・オルス共和国は差し置くとして、膨大な軍事費を負担しているヴェフィス共和国に対して、見合う負担金をフラッドシャー連合公国は支払ってはいないと主張する。
最終更新:2025年02月08日 00:50