風穴

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カテゴリ
奈落 妖術 弥勒 弥勒の父 弥萢 風属性

初登場話 6巻5話
使用者 弥勒弥勒の父弥萢瑠璃*1饕餮*2
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 風穴(かざあな)とは、奈落が扱う妖術の一つである。弥勒の技の一つとしても使われる。奈落の妖術は、相手に風穴の呪いを穿つものである。手のひらほどの大きさに肉体を変化させ、そのまま敵の体を貫く。巨大な邪気の塊である奈落が通り抜けた場所は、全てを吸い込む風穴の呪いとなる。風穴の呪いは時間の経過によって大きくなり、やがては風穴の呪いを受けた本人を飲み込む。例え子を成そうとも呪いは代々受け継がれる。破魔の数珠によって風穴を封印する事はできるが、風穴の拡大は止める事ができない。術者である奈落の破滅によってのみ呪いは解ける。

  • 風穴を開きすぎなければ風穴に飲み込まれるまでの寿命は10数年~20数年とされ、子を成す程度の期間は残されている。これは、あえて子を成す機会を与える事でより絶望が深まるという理由であるという。しかし、奈落の陰険な思惑が弥勒の一族に風穴という強力な武器を与える事にもなった。風穴は敵を吸い込む術として利用する事もできたのである。敵を吸い込む射程距離は風の傷を凌ぐ100メートルに達し、重さも600~700kgまでは容易く吸い込むことができる。

  • 弥勒は比較的法力に熟達してはいないが、この風穴によって並みの僧侶を凌駕する実力を発揮していた。ただし、風穴を使えば使うほど風穴の拡大速度は上がっていき寿命は縮まる。また、吸い込んだ相手は風穴の持ち主の肉体に影響を与えるため、邪気を吸い込むと昏睡したり毒を吸い込めば相応のダメージを受ける。さらに、物理的に風穴を斬られるといった場合も風穴は拡大し寿命が縮まるため非常にリスクの高い技である。
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 【奈落が全身で相手の肉体を貫くと風穴は生まれる】

  • ~異伝・絵本草子~半妖の夜叉姫』では四凶の一人・饕餮が喉に風穴を持っている。饕餮は自らの意志で風穴の呪いを受けており、命を削ってでも敵を確実に葬る武器として風穴を活用している。饕餮がいつから風穴を所持しているかは不明だが、アニメ版と違って紀元前から生きているといった設定がないので饕餮が風穴による自らの短命を誇っている事に矛盾はない。なお、饕餮によれば風穴の呪いが使えるほど強力で邪悪な妖怪は世界でも数体しか存在せず、日本では奈落がその唯一の使い手だったとされている。


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最終更新:2023年11月26日 01:04

*1 劇場版第一作「時代を越える想い」オリジナルキャラクター

*2 アニメオリジナル作品『半妖の夜叉姫』のオリジナルキャラクター。ただし、アニメ版では風穴の使い手ではなく、コミカライズ版『~異伝・絵本草子~半妖の夜叉姫』での設定である。