爆砕牙

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【概要】

  • 爆砕牙(ばくさいが)とは、殺生丸の体内に眠っていた妖刀である。斬り付けた相手が消滅するまで爆砕し続ける力を持つ。犬夜叉の父の形見ではなく、殺生丸自身の刀として製作された。爆砕牙が出現する条件は、殺生丸が真の大妖怪として一人立ちすることである。殺生丸は大妖怪としては半人前であり、とりわけ精神面では偉大な父の影を追い続けてきたが、それが父の形見である鉄砕牙への未練に繋がり、爆砕牙の封印をより強固なものにしてしまっていた。しかし、大妖怪を凌ぐ曲霊に追い詰められた事で、殺生丸は自分自身への誇りの為の戦いに目覚め、父が残した鉄砕牙への未練を捨て去る事に繋がった。未練を捨てた殺生丸は、犬夜叉によって失われた左腕を取り戻し、自身の妖刀・爆砕牙と父の形見・天生牙を使い分け、初めて真の大妖怪へと覚醒した。

  • 爆砕牙は風の傷の10倍以上の剣圧を誇る妖刀であり、斬られた相手を文字通り爆砕する刀である。その破壊力は千を超える妖怪を一撃で葬る域に達している。さらに、爆砕牙による破壊は伝導するため、雑魚妖怪を取り込んで肉体を再生する奈落曲霊にもダメージを与える事ができた。攻撃力と攻撃範囲は、犬夜叉が完成させた斬る冥道残月破には及ばなかったが、敵が倒れるまで攻撃が自動で継続するというのは、斬る冥道残月破にはない大きな利点である。壮絶な威力を誇るものの、あくまで直接敵を斬り付けなければ発動せず、風の傷のような遠距離攻撃ができないという妖刀としては明確なデメリットも抱えている。

  • 奈落は初見にもかかわらず爆砕牙の特性を見切っており、爆砕牙を受けた肉体を切り離す事で破壊の影響から逃れる対処法を編み出していた。爆砕牙の剣圧は、風の傷と同じで妖気によるものであるため、浄化の力で相殺する事ができる。最終決戦ではかごめの破魔の矢によって奈落の瘴気の玉ごとその破壊の影響は失われていた。四魂の玉が持つ「不滅の理」にも対抗できない。四魂の玉を直接斬っても傷一つ付けられず、四魂の玉と一体化した奈落も、爆砕牙で直接斬られたにもかかわらず即座に再生しており決定打にはならなかった。

【アニメ】



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最終更新:2024年12月10日 15:46