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へへへ、アテが外れたな…俺達はこんなことじゃ死なねえんだよ。
登場 |
24巻7話「凶骨」 |
退場 |
28巻3話「鼓動」 |
所属 |
奈落一派(七人隊) |
種族 |
人間 |
性別 |
男 |
年齢 |
20歳 |
出身 |
東国 |
職業 |
傭兵 |
血縁者 |
なし |
想い人 |
犬夜叉 |
装備 |
蛇骨刀、四魂のかけら |
CV |
折笠 愛 |
分類 |
原作/アニメ |
【概要】
- 蛇骨は、十数年前に東国で活躍した人間の傭兵である。当時、戦国最強を謳われた傭兵部隊・七人隊に所属していた。七人隊内の序列は第4位。七人隊の切り込み隊長を自負しており、特殊な仕込み刀「蛇骨刀」によって戦線を切り開く。接近戦の達人である睡骨とは戦術面では相性が良く、彼と共に七人隊において先陣を担当していた。
- 恋愛対象が男性であり、主に同年代である美男子を好んでいた。犬夜叉に対しては「可愛い」、弥勒に対しては「色っぽい」と評していたが、鋼牙や殺生丸については「好みじゃない」という評価(作中では「可愛げがある奴が好み」と語っている)。公式ガイドブック『奥義皆伝』では「殺生丸はその冷酷な態度、鋼牙は野性的なスタイルがそれぞれ好みから外れていた」と記述されている。作者の高橋留美子は「蛇骨なりに人を見る目があった」とコメントしており、初対面ながら相手の人格的欠損を見極める眼力を持っていたことが判明。
- 女物である着物を着用しており、着物の裾を腰帯で止めて片足を露出。髪には簪を装着し、口には紅を指し、髪の毛が非常に艶やかだった。これらは本来女性として登場させる予定だった名残り(後に作者が明かしている)。しかし、犬夜叉が人間の女の子を斬るという構図に疑問を抱いた作者は、蛇骨の性別だけを男性に変更して現在の姿になった。筋肉質な体格で描かれているが、高橋からは「華奢な体格」とコメントされている。
- 極めて強い加虐癖の持ち主であり、気に入った男を嬲り殺すことが生き甲斐。逆に女相手であれば「愉しむ気になれない」と評し、躊躇なく瞬殺する。アニメ版では、煉骨の指示により子供たちを始末しよう際に「あまり気が進まない」と評し、一定の価値観がある模様。
- 平常時には戦闘時の狂気は鳴りを潜め、快活な性格になった。彼は他の七人隊メンバーとも明るく会話し、特に七人隊の兄貴分である蛮骨と煉骨を慕っていた。七人隊は首領である蛮骨を「大兄貴」、副将である煉骨を「兄貴」と明確に呼び分けていたが、蛇骨だけは蛮骨と煉骨の両方を「兄貴」と呼んでいた。蛇骨にとって重要なのは自分の兄貴分が蛮骨と煉骨である、という単純な上下関係だった。そのため、蛇骨は二人の兄貴分を区別して呼び分けるといった行動を滅多に取らなかった。蛇骨は奔放な性格であり、単独行動をする事も多かったがその行動に他意はなく、珍しい武器を拾って煉骨に届けるのも蛇骨である事が多かった。蛇骨は感情の起伏が激しく、話題が次々に変化しては煉骨に軌道修正をされていた。しかしその分、裏表のない性格でもあり打算のない行動によって蛮骨からも信頼されていた。
- 四魂のかけらに対する執着は一切なく、睡骨の形見を迷いなく蛮骨に渡している。しかし、それはあくまで蛮骨が欲していたゆえの行動であり、蛮骨の「七人隊のかけら全ては自分に所有権がある」という考えまでは持っていなかった。現に霧骨が「かごめが持っている四魂のかけらを奪う」と言った際、その所有権は霧骨にあると考えていた。
【アニメ】
- 『犬夜叉 TVアニメ』
- 退場回である第120話に「さよなら蛇骨の鎮魂歌」というサブタイトルが採用されるなど、比較的優遇されている。ただし、サブタイトルに反して鎮魂歌要素はない。同じ回で煉骨と白心上人も退場する為、一人だけサブタイトルになっている蛇骨の厚待遇が際立っている。
- 殺生丸に対する評価が原作と異なる。原作における蛇骨の殺生丸評は「色男だが、好みじゃない。」である。しかし、アニメ版では「色男だな」という台詞に改変されており、「好みじゃない」という台詞がカットされた。文脈や状況的には、蛇骨の本意は殺生丸は好みではないという煽り文句であるはずなのだが、そこがカットされてしまい、単に殺生丸の外見を褒めただけの台詞になっている。改変の理由は明らかではないが、アニメ版は原作に存在する殺生丸の株を下げる発言を徹底的に排除する傾向にあり、今件もその一貫であると考えられる。
- 原作では犬夜叉の風の傷を受けた後は意識が朧げな状態に陥り、その状態で煉骨に四魂のかけらを奪われたが、アニメでは意識をはっきり保った状態で自分のかけらを狙う煉骨に笑みを浮かべた。
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『蛇骨役の折笠愛によるコメント』
【能力】
- 作者曰く「七人隊における強さの序列は第4位」。第5位の睡骨とはほぼ互角のようだが、リーチ差で勝る。人間として最高クラスの運動能力を備えており、腕力こそずば抜けてはいなかったが、その瞬発力は半妖である犬夜叉をも上回っていた。彼はほとんどの妖怪が避けきれない鋼牙の攻撃すらも、完全に見切って避ける事ができた。
- 煉骨から与えられた特殊な仕込み刀・蛇骨刀を武器としていた。鉄砕牙ですら容易に斬れない鉄を生み出す煉骨は、蛇骨刀もまた鉄砕牙と刃を交えても刃こぼれすらしないほどの強度に仕上げていた。蛇骨刀はその三日月上の形状によって、蛇のようにうねりながら敵を切り刻む極めて回避困難な刃となっていた。蛇骨は単身で鋼牙や珊瑚とも十二分に渡り合う戦闘力を誇り、白霊山付近で睡骨とコンビを組めば、殺生丸を追い詰める事さえ可能だった。
- 子どもっぽい気質と簡単な計算も間違うくらい数字に弱い点を加味している為、知力の値は低く評価されているが傭兵らしく戦場における判断力と分析力は非常に高い。情報がない上に霧骨を瞬殺する実力のある初見の殺生丸とは無理に交戦せず煉骨への報告を優先する、殺生丸との対戦時は睡骨と共に徹底的に自分達が有利な状況を組んだ上で殺生丸の挙動から状態や意図を分析しながら油断せず闘う、人間化した犬夜叉の反撃が悪あがきではなく首のかけら狙いの一撃である事を読むなど戦いにおける蛇骨の采配は冷静かつ的確である。また、奪還は不可能と判断したからか睡骨のかけらを奪う際にも一切躊躇いを見せなかった様にシビアな判断も迅速に下せる鋭さも蛇骨の強みである。
【戦闘録】
最終更新:2025年05月29日 07:02