翠子

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人間 四魂の玉の関係者 巫女 平安時代 登場人物 過去の人物 霊力

登場 10巻6話(94話)「玉の誕生」
退場 56巻9話(557話)「会いたい」
所属 四魂の玉の関係者
種族 人間
性別
年齢 享年10代(霊魂としての存続は1000年以上)
出身 平安時代の武蔵の国
血縁者 なし
職業 巫女
想い人 なし
装備
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 翠子(みどりこ)は、平安時代(現代から1000年前、作中の戦国時代から500年前)に活躍した巫女である。作中に登場する中で、特に巨大なを持つとされる傑物の一人。現在の妖怪退治屋の里を拠点に活動していた。作中では詳しい人物像に触れられていないが、桔梗を上回るほど孤高な人物だったとされる。彼女に比べれば桔梗も人間らしく生きていたと言われている事から、相当に使命を帯びた孤独な生活を送っていたと考えられている。絶大な力を誇る合体妖怪との七日七晩に渡る死闘の末に、四魂の玉を生み出した。その四魂の玉に囚われ、1000年もの長きに渡り合体妖怪と戦い続けている。

  • 常に後ろを向いていたりなびいた髪で素顔が隠れており、作者は「どのような容姿かは決めてない」とコメントしている。平安時代当時の巫女の正装として重厚な鎧を身につけている。その為、彼女の遺体を確認した弥勒は昔の武将ではないかと誤認した事がある。

  • 具体的な性格は不明だが、少なくとも彼女は奈落を倒す為ならば鋼牙琥珀といった善良な人間や妖怪を犠牲にする事も厭わなかった。一方で、全く聞く耳を持たない人物ではなく、桔梗が翠子の意志に反して琥珀を犠牲にする作戦を放棄した時点で、彼女もまた犬夜叉達に奈落との戦いを託し、現世への介入を放棄している。作者は1000年もの戦いに身を投じることになっても合体妖怪に敗北する事を選ばなかった彼女に対し、「翠子は負けず嫌いだった」とコメントしている。

【来歴】

  • 翠子の力を恐れた妖怪たちは、彼女に浅ましい欲望を抱いていた人間の男に取り付き、一体の強大な妖怪へと変貌した。巨大で邪悪な魂を形成した妖怪は翠子の霊力にも対抗する事ができたのである。翠子と妖怪の戦いは七日七晩に渡った。両者の力量は互角だったが、人間である翠子はとうとう力尽き、妖怪に魂を吸い取られそうになった。しかし、翠子は最期の力を振り絞り妖怪の魂を自分の魂に取り込むとそれを体の外へと弾き出した。魂が抜けた翠子と妖怪は死亡したが、その場に両者の魂の塊が残された。強大な霊力と強大な妖力が凝縮された魂の塊、それが四魂の玉である。肉体は退治屋の里の洞穴でミイラ化しているが、四魂の玉の中では魂の状態で両者の戦いが続いている。

  • 翠子は長らく過去の人物として認識されてきたが、白霊山において奈落が絶大な力を得ると、もはや翠子も奈落を看過できなくなった。翠子は奈落と戦っていた桔梗を導き、自らの死魂を桔梗と同化させた。その目的は奈落に四魂の玉を完成させる事にあった。奈落と玉が一体化した刹那、玉と共に奈落を浄化するのが翠子の計略だったのである。奈落を滅ぼすという目的とはいえ、四魂の玉の完成に手段を選ばない翠子は、中盤から終盤にかけて犬夜叉一行にとっては実質的に奈落にも並ぶ強敵となった。
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 【四魂の玉の完成を目指す翠子】
  • 彼女は桔梗を上回る結界を駆使して犬夜叉達を阻んだ。また、時には四魂のかけらに強い影響を与え、玉の完成のために琥珀鋼牙をも犠牲にするという冷徹な作戦を実行することもあった。しかし、桔梗は戦いの末に奈落の打倒よりも琥珀を生かす事を選択した。翠子の意志は同化したはずの桔梗に阻まれ、彼女は奈落との戦いを犬夜叉たちに託し、その後翠子の意志が犬夜叉たちを遮る事はなくなった。

  • やがて奈落が死亡すると、四魂の玉との最後の戦いが始まった。四魂の玉の内部に到達した犬夜叉は翠子と遭遇するが、翠子は妖怪との激戦を繰り広げ犬夜叉に気づく様子はなかった。最終的に四魂の玉の「正しい願い」を言い当てた日暮 かごめによって宿敵である合体妖怪と共に浄化され、長い戦いに終止符が打たれる事になった。


【能力】

  • 翠子は極めて強力な霊力の持ち主であり、その力は作者から「桔梗に匹敵するかそれ以上」と言われるほどである。彼女は魂を直接攻撃する術に長けており、相手の四魂を浄化し、妖怪を無力化するという極めて特殊な魂清めの術を心得ていた。この術を用いて10匹もの妖怪から同時に魂を取り出して浄化することができ、当時いかなる妖怪も翠子には敵わなかった。翠子の浄化の力は白心上人に次ぐほど強大なものであり、桔梗は自身を蝕む奈落の瘴気を翠子の死魂を取り込むことで一時的に抑え込んだ。

  • 武器としては剣を用いており、この剣から破魔の力を直接放って攻撃する事ができる。翠子は極めて高い精神力の持ち主だった。数百年に渡る魂の戦いの中で、彼女は妖怪と戦いながら自我を保ち続けていた。翠子は死してなお、現世にある程度干渉することができた。また、彼女は桔梗を上回る強度の結界を自由に操る事ができ、四魂のかけらを埋め込んだ人物をある程度自由にコントロールすることもできた。翠子は桔梗と同じ四魂のかけらを浄化する浄めの術を使う事もでき、この術によって浄化された鋼牙の四魂のかけらを取り込んだ奈落は著しい損傷を被った。

【技】

浄めの術
結界
魂清めの術

【戦闘録】

描写 相手 勝敗 決まり手
10巻6話(1000年前)~56巻9話 合体妖怪 引き分け(互角で戦いが終結) かごめの正しい願い

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最終更新:2024年12月11日 05:30